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鳩山由紀夫元首相のクリミア訪問問題 [外交]

今日は、鳩山由紀夫元首相のクリミア訪問問題に絞って取り上げる。ニコニコ動画で3月17日に、この問題が、鳩山由紀夫氏、孫崎亨氏、訪問に同行したジャーナリスト、高野孟氏の対談形式で放映された。日本でのマスコミ報道は、鳩山氏の狙い等を解説するよりも、これまでの「人物破壊」路線(昨日のブログ参照)の延長線上でバッシング一色だったこともあり、私自身も「なんて馬鹿なことをするのか」と思わされてきた。しかし、この番組をみて、鳩山氏の狙いが理解でき、同氏を改めて再評価した。番組を他の作業をしながら視聴していたので、正確性を欠くきらいはあるが、私の印象に残ったポイントをあえて列挙すれば以下の通り(冒頭の()内は発言者)。
・(鳩山)カーター元大統領は2度にわたり、北朝鮮を訪問することで米外交に広がりを持たせた。
・(高野)米国に追随するだけの現在の日本は一枚底外交。外交にはもっと厚み、広がりが必要(言葉は不正確)。
・(孫崎)ウクライナの反政府運動には米国ネオコン(筆者注:新保守主義に立脚した産軍複合体グループ)から資金。デモの死者は実は味方により殺された。ヤヌコビッチ政権を倒したメイダン革命の当初は、ウクライナ語を話せないロシア系住民は第二国民扱い。こうしたウクライナ化政策に対抗して、クリミアで住民投票、93%がロシア支持。仏、独は一時はロシアは敵ではないとNATOを解体しようとしたので、米ネオコンがウクライナ問題でロシアとの関係悪化を図った。ネオコン勢力は、オバマ大統領に代ってからも、国防省だけでなく、国務省も重要ポストを押さえている。レーガンを含め80年代までの米国は、ソ連との紛争を避けるのが外交の主軸だったのが、大きく転換。東ウクライナ問題合意は、米国抜きで独、仏、ウクライナ、ロシアで決めた。現実の国際政治は米中心だけではないが、ネオコンの中心人物であるヌーランド国務次官補は合意を認めず。メルケルは言論の自由の重要性をわざわざ発言。

番組のリンクは以下の通りだが、放送終了後の視聴には有料会員になる必要があるので、あくまでご参考。

http://live.nicovideo.jp/watch/lv214143882?ref=grel



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小野寺 昭夫

ブログの開設を祝し、敬意を表します。
頑張って下さい。但し、無理はしないように。
当方も、ささやかでありますが、少しでも地域社会のお役に立てるよう、技術関係の活動に参加しています。

by 小野寺 昭夫 (2015-03-23 09:13) 

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