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安倍首相訪米問題 [外交]

今日の日経新聞朝刊は、トップで「関税下げ協定、輸出底上げ 部品産業も恩恵 TPP妥結なら利用加速」と題して、経済連携協定(EPA)の利用が広がりつつあるとして、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉を側面支援する記事を掲載した。また、同紙は昨日の「風見鶏」欄で、「米での演説を生かそう」と題して、日本の首相として初の米議会演説について、「演説への期待度はとても高い」(同関係者)と報じた。
ただ、元外務省高官の天木直人氏は、4月15日付けのブログで「ここまで米国に相手にされていない安倍首相はピエロだ」と題して、保守派ジャーナリストの日高義樹氏が、リベラルタイム5月号の「ブッシュ陣営が懸念する『安倍外交』」という記事で、『共和党ブッシュ派の政治家や評論家たちは、みな安倍首相の戦略のなさを嘆いているとして、・・・「このところの安倍首相の人気は、『日本が世界で一番素晴らしい』という日本のマスコミの自己陶酔がつくりだした、日本国内だけのもののようだ」』と指摘。また、選択4月号に掲載されたカーネギー国際平和財団副所長ダグラス・パール氏の「日米同盟『形骸化』は止まらない」という記事を驚きをもって紹介。『今回の安倍晋三首相の訪米について米国では誰も関心を払っていないし、興味もない。私自身は、安倍首相が米議会で演説することについて戸惑っている。戦後70年間の平和の歩みについて語り、日米同盟の果たした役割を強調するというが、そんなことに一体どんな価値があるのか。少なくとも米国のメディアはなんらニュース価値を見いだせないだろう・・・』。
http://www.amakiblog.com/archives/2015/04/15/
無論、米議会演説への期待度などといったものは、誰に聞くかで大きく違うし、演説の内容、さらには現在のTPP交渉が左右する面も大きいことも事実。ただ、28日の日米首脳会談、29日の米議会演説などの訪米の成果を狙うのあまり、大詰めを迎えたTPPに向けての米国との二国間交渉で過度に妥協するなどといったことにならないよう祈るばかりだ。
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