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少年・少女が中心となる事件の頻発 [社会]

今日は、一昨日の「いじめ問題」に関連して、少年・少女が中心となる事件の頻発を取上げたい。

元三菱総合研究所理事の高橋乗宣氏が、24日付け日刊ゲンダイに寄稿した「政権が注力すべきは教育の「存立危機事態」」のポイントを紹介しよう。
・相変わらず少年・少女がコトの中心となるニュースが多発
・愛知・日進市の高3男子は「ストレスがたまっていた」という理由で強盗殺人に及び、岩手の中2男子は2カ月前からいじめ被害を担任の教師に訴えていたのに、周囲は自殺を防げなかった。名古屋市の専修学校では2年男子の耳たぶに無理やり画びょうを刺したとして、同級生5人が逮捕。福島・郡山市の中2女子が3週間も行方不明になった末、1人で出頭して保護された事件も謎めいている
・今年2月に川崎市の河川敷で中1男子が凄惨を極める集団リンチで殺害されて以降、少年・少女を巡る事件は後を絶たない。まるで常態化している印象さえ受けるのは非常に気がかりだ
・専門家は「学校のケアが大事」と声を揃えるが、まさしくその通り。問題はそのケアが上っ面だけで、生徒一人一人にキメ細かな教育指導が行き届いていないことだ
・背景に大きく横たわるのは、やはり少子化だ。どの学校も生徒集めに一苦労で、「なるべく悪い評判が地域に立たないように」という圧力が、生徒たちと本気で向き合い、気合を入れた指導を施しにくい環境を生み出している
・さらに日本の教師は想像以上に忙しい。事務作業に追われて休む暇なしの状況は、OECD加盟34カ国のうち最も多忙を極める。過酷な労働環境の下、担任の教師1人だけにクラス内の個々のいじめにしっかり対応し、しかるべき指導を求めるのは酷
・高校生のスマホ普及率は8割を超え、「女子高生の1日平均利用時間は7時間」という実態調査の結果もあるほど。「友人」と言っても、スマホを通じた結びつきだけ。いじめもスマホをきっかけに始まる時代だ。生徒たちの実態を把握するのは、従来以上に困難に
・教育現場の諸問題をいかにして立て直すべきか。その解決は難しいが、現政権は手をこまねいている場合ではない。10年後には、いわゆる「団塊の世代」が皆、後期高齢者となる。この「2025年問題」を迎える頃に社会の担い手となっているのが、現在の中高生たちである
・今以上に厳しい時代を任せるのにふさわしい人材を育成しなければ、この国の未来は真っ暗闇だ。文科相の仕事は新国立競技場の見直し問題だけではないはずだ。安倍政権は、今こそ教育の「存立危機事態」に注力すべきである
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162024

この問題は根が深く、難しいだけに、高橋乗宣氏といえども、残念ながら問題提起だけに終わっている。安部政権も教育改革には熱心だが、方向性は専ら愛国心の寛容や実学重視に向けられ、こうした「少年・少女が中心となる事件の頻発」には目が向けられてないのは、誠に残念だ。
タグ:岩手の中2男子 3週間も行方不明になった末、1人で出頭して保護 川崎市の河川敷で中1男子が凄惨を極める集団リンチで殺害 教師は想像以上に忙しい 少子化 生徒たちと本気で向き合い、気合を入れた指導を施しにくい環境 生徒一人一人にキメ細かな教育指導が行き届いていない 福島・郡山市の中2女子 ケアが上っ面だけで 悪い評判が地域に立たないように」 周囲は自殺を防げなかった 高校生のスマホ普及率は8割を超え 名古屋市の専修学校 学校のケアが大事 常態化している印象 少年・少女を巡る事件は後を絶たない いじめ被害を担任の教師に訴えていたのに 耳たぶに無理やり画びょうを刺した 生徒集めに一苦労 「ストレスがたまっていた」という理由で強盗殺人 愛知・日進市の高3男子 政権が注力すべきは教育の「存立危機事態」 高橋乗宣 日刊ゲンダイ いじめ問題 社会の担い手となっているのが、現在の中高生たち 2025年問題 10年後には、いわゆる「団塊の世代」が皆、後期高齢者 安倍政権は、今こそ教育の「存立危機事態」に注力すべき 実態を把握するのは、従来以上に困難に 文科相の仕事は新国立競技場の見直し問題だけではないはずだ いじめもスマホをきっかけに始まる時代 この国の未来は真っ暗闇 「友人」と言っても、スマホを通じた結びつきだけ 今以上に厳しい時代を任せるのにふさわしい人材を育成しなければ 少年・少女が中心となる事件の頻発
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