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欧州(その2)(オランダ選挙結果) [世界情勢]

欧州については、3月7日に取上げた。今日は、(その2)(オランダ選挙結果) である。

先ずは、在英ジャーナリストの小林 恭子氏が3月17日付け現代ビジネスに寄稿した「オランダ選挙、反移民「極右政党」の伸び悩みをどう見るか ポピュリズム旋風に歯止め!? 」を紹介しよう(▽は小見出し)。
▽オランダ総選挙で何が起きたのか
・「国の価値観に合わない人は、出て行け」 どっきりするようなメッセージが入った新聞広告がオランダ各紙に掲載されたのは、今年1月のことだ。 旧植民地、中東、北アフリカ、東欧などから多くの移民を受け入れてきた、多文化主義の国オランダのルッテ首相がこんな発言をするほど、「寛容の国」とも言われた国で移民社会への厳しい視線が表面化している。
・3月15日に行われたオランダの下院選挙では、ルッテ首相の中道右派の自由民主党(VVD)が最大議席数を獲得し、第1党の座を維持したものの、ヘイトスピーチで有罪となった人物が党首となる反移民・反イスラム教の自由党(PVV)は選挙前の第3党から第2党に浮上した。
・オランダで何が起きたのか。 16日朝、95%の票が数えられた結果によると、下院の総議席数150のうち、連立政権の与党VVDが33議席を獲得し、第1党を維持。前回より8議席の下落だ。第2党はウィルダース氏の自由党(PVV)で20議席(5議席増)。 これに続くのが中道右派のキリスト教民主党(CDA) とリベラル系の「D66」で両者ともに19議席を獲得した。 大躍進となったのが親欧州、親移民のグリーン・レフト(GoenLinks)党だ。前回から10議席を増やし、14議席を獲得した。PVVとともに連立政権を構成していた労働党(PvdA)は9議席で、29議席の下落という大きな損失となった。
・投票率は約80%。過去30年間で最も高い。親欧州とリベラル勢力の議席増加に貢献したと言われている。 比例代表制を取るオランダの選挙では、一つの政党が過半数(76議席)を獲得することはほとんどなく、例年、複数の政党による連立政権となっている。 これから、VVDを中心にどの政党が政権に参加するかの長い交渉が始まる。英BBCの調査によると、連立成立までの交渉期間は平均で約100日となっている。
▽誰も捨てきれなかった「まさか」の可能性
・今回の選挙は国内外から大きく注目され、人口約1700万人の国に海外メディアが大挙した。理由は、反移民・反イスラム教の「極右」政治家ウィルダース氏の政党が初期の世論調査では「第1党になる」という結果が出たからだ。 ウィルダース氏は徹底した反移民、反EU、反イスラム教の姿勢で知られる。世界の主要宗教の1つイスラム教のコーランをヒットラーの『我が闘争』と同一視し、オランダ国内で発禁処分にするべき、という。イスラム教の国からの移民流入を停止し、新たなモスクの建設も禁止するよう訴えている。 もしウィルダース氏のPVVが30〜35議席を獲得して第1党となれば、いわゆる「ポピュリスト」旋風が、ドミノ現象のようにフランスの大統領選、ドイツの連邦議会選挙でも発生するのではないか、という危惧が起きた。
・ブレグジットもトランプ米大統領の誕生も、多くの知識人の予想を裏切る「まさか」の出来事だった。オランダでも「まさか」が再来するのではという可能性を誰しもが捨てきれなかった。 しかし、選挙の直前になって複数の世論調査がPVVは第1党にはなれないという予想を出してきた。第1党どころか「第5党になる」と予測した調査もあった。議席数は30議席どころか、26ぐらい、あるいは最低20ぐらいではないか、と。 最終的に、PVVは20議席を獲得。第1党にはなれなかった。2010年の総選挙では24議席を獲得しており、当時よりも低い議席数だ。
・しかし、ウィルダース氏はツイートで「ルッテ氏はまだ自分の最後を見ていない」と宣言。まだまだ消えないぞ、という意味を込めた。「前は第3党だった。今は第2党。今度は第1党になるぞ!」とも。
▽第1党維持に貢献? トルコとの外交衝突
・ルッテ氏のVVDは第1党を維持し、ポピュリスト旋風を止めたことで勝利宣言をしたものの、前回の41議席から8議席低い数字だった。 ウィルダース党首の支持率に陰りが見えてきた投票日直前、ある事件がVVD支持に貢献した。トルコとの外交衝突である。 
・オランダは1960年代以降、労働量不足解消のため、これまでに歴史的つながりがなかったトルコやモロッコから「ゲスト労働者」を呼んだ。 やってきた移民は仕事が終われば帰国するはずだったが、その大部分がオランダに住み続けることを選択した。家族を呼び寄せ、トルコ系、モロッコ系移民としてオランダ社会の一員となった。
・2重国籍を認めるオランダでは、トルコ系住民はオランダ国民とトルコの在外国民という2つの面を持つ。  これを利用しようとしているのが、トルコのエルドアン大統領だ。 トルコでは、4月16日、大統領の権限を強化する憲法改正案について国民投票が行われる。欧州に住む約500万人に上るトルコ市民からの支援にエルドアン氏は期待をかけている。 そこで、トルコ政府は、欧州各国のトルコ移民が多く住む地域で賛成投票を増やすための集会を開催しようとした。
・ところが、オランダの第2の都市ロッテルダムの集会に出るはずだったトルコの閣僚らの演説をオランダ政府が治安上の懸念を理由に禁止。そのうちの一人については、ドイツ国境まで移動させた。 こうした流れを機に、12日、ロッテルダムのトルコ総領事館前ではトルコ系市民による抗議デモが発生した。 エルドアン氏はオランダ人を「ナチスのファシスト」に例え謝罪を要求すると、ルッテ氏は「容認できない」と強く反発。その後もエルドアン氏による暴言が続き、エスカレートしてゆく。
・ルッテ氏は「議論をエスカレートさせないことが肝要だ」と述べながら、トルコ政府の対応を牽制した。 イスラム教徒が住むトルコのエルドアン大統領の一連の暴言でウィルダース氏のPVVが支持を拡大するかと思われたが、逆だった。 政権に参加していないウィルダース氏の発言は実行力を持たない。オランダ国民は、ルッテ氏の毅然とした対応に「いざという時に頼りになれる存在」を改めて確認することとなった。
▽次の政権は「中道右派・リベラル・親EU」
・反移民・反イスラム教の政治姿勢をオランダで明確に出したのは、ロッテルダムの大学教授ピム・フォルタイン氏だった。移民人口が増え、多様な価値観の存在を重視するオランダで、移民の存在に疑問を投げかけるのはタブーだった。 しかし、2002年、フォルタイン氏は、その政策に反対する動物愛護家に殺害されてしまう。総選挙の直前だった。同氏が率いた政党は第2党(26議席獲得)になり、連立政権の一翼を担った。
・ウィルダース氏はフォルタイン氏の流れをくむ政治家と言える。 ルッテ氏がいうように、一言で言えば、今回の選挙は(英米から始まった)「ポピュリズム旋風を止めた」といえよう。  海外メディアが初期の世論調査から判断したような、「反移民の極右政党がオランダを席巻する」事態は発生しなかった。
・今回の選挙で大きく票を伸ばしたのが30歳の党首ヤッセ・クレイバー氏が率いるグリーン・レフト党だ。そのモットーは「緑」、「社会主義」、「寛容」である。欧州に押し寄せた難民を「助けるべき対象」として見る。親EUでもある。 クレイバー氏は母が英領インドネシア人、父がモロッコからの移民だ。ワイルダー氏とは正反対の立場におり、オバマ元米大統領のモットー、「Yes, We Can」(やればできる)を口にする。
・オランダの次の政権では、現在のところルッテ氏が第3期目の首相に就任することは確実だ。あと3党ほどが参加する見込みで、19議席を獲得し、政権参加の可能性が高いのがキリスト教民主党(CDA) とリベラル系の「D66」。いずれも親EUだ。グリーンレフトのクレイバー氏も閣僚職を得ると言われている。 中道右派、リベラル、親EUが次の政権の中心思想となりそうだ。
・こうした流れの一方で、ウィルダース支持の国民の声も無視はできない。ルッテ氏が今回勝利したのは、ウィルダース氏を思わせるような、移民に厳しい姿勢を表明したからというのがもっぱらの見方だ。 1月、新聞に掲載された意見広告の中で、ルッテ氏はオランダの価値観に合わない人は「出て行け」と表明しているからだ。誰がこれに該当するのかは示されていなかったが、イスラム教徒の移民出身者を指しているのは明らかだった。
・何世紀も前から宗教的迫害者を受け入れ、第2次大戦後は積極的な移民政策を実施してきたオランダの政治家の発言とはにわかには信じられないほど、きついメッセージだった。 オランダの有権者の大部分が、今回は反移民・反イスラム教を前面に出したPVV以外の政党を選択した。
・しかし、英国のブレグジットや米大統領戦で見られたように、グローバル化の負の影響を受ける国民は少なくなく、近年のパリ、ブリュッセル、ベルリンでのイスラム系テロも記憶に残る。難民・移民への不安感、違和感は簡単には消えそうにない。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51243

次に、3月23日付けのJBPressが新潮社フォーサイトの「「主役は極右」だったオランダ総選挙 ポピュリズムか否か」を転載したので、紹介しよう(▽は小見出し)。
・欧州の試練は続く:欧州の小国オランダの選挙が、これほど国際的注目を集めたのは初めてだ。米国発の「トランプ旋風」は欧州でも吹き荒れるのか。その試金石となった。ヘルト・ウィルダース党首が率いる極右「自由党(PVV)」は第2党にとどまったが、終始選挙戦の主役だった。はっきりしたのは、「ポピュリズム(大衆迎合主義)か否か」が政治の新機軸となったことだ。左右両翼が政権を争った欧州政治は崩壊に向かっている。
▽ポピュリズムは止めたが・・・
・マルク・ルッテ首相は「オランダが“誤ったポピュリズム”を止めた」と大喜びだった。自身が率いる中道右派の自由民主党(VVD)が首位となり、「英国の欧州連合(EU)離脱、トランプ米政権の誕生」という悪い流れを断ち切ったというのだ。とはいえVVDは議席を41から33に大きく減らし、信任を得たとは言い難い。ルッテ首相には、ポピュリズムのドミノを止めるのが唯一の目標になっていたのだ。
・オランダ政治は戦後、VVDとキリスト教民主勢力、中道左派・労働党の3大政党が「親EU・民主主義」の枠を作ってきた。1998年の総選挙では、定数150のうち3大政党の合計は112議席にのぼった。それが徐々に減り、今回は計61。過半数にも届かない。特に労働党は退潮が著しい。2012年総選挙で獲得した38議席は9議席に減り、少数政党に転落した。極右勝利を回避したとはいえ、米英両国と同様、エスタブリッシュメント(支配階層)への反乱が起きているのは明らかだ。
・アムステルダム大のハイス・シューマッハー准教授は「今回はPVVか、反PVVかを問う選挙だった」とした上で、「連立交渉はPVV抜きで進むが、小党連立の不安定政権になるだろう。各党はアンチPVVだけが共通点だった」と指摘する。ルッテ首相の続投には、少なくとも4党の連立が必要だ。
▽「緊縮」への抗議表明
・ウィルダース氏は選挙を自分自身に対する国民投票に変えてしまった。彼は何者か。 オールバックの髪をブロンドに染めているものの、母は旧植民地のインドネシア系で、生粋の白人ではない。イスラム嫌悪発言はトランプ氏以上に直情的で、「コーランはテロの源泉。禁書にする」「国境を閉めろ! イスラム過激派が来るぞ」と公言する。国際テロ組織アル・カーイダがインターネット上に出した標的リストに名前があがり、「生命の危険がある」として選挙戦では24時間警備がついた。
・党の公約は、A4判の紙1枚に書かれた11項目だけ。「オランダの脱イスラム化を進める」「EU離脱を問う国民投票を行う」以外、これといった政策もない。財源を示さないまま「年金支給年齢を65歳に戻す」「所得減税」を掲げ、左派票獲得を狙った。
・世界の注目は、「EUの優等生オランダで、なぜ極右なのか」に集中した。経済成長は毎年2%前後と堅調で、失業率は5%。緑と運河で覆われた国土はどこもインフラが整備され、トランプ政権を生んだ米中西部の「ラストベルト」とは大違い。欧州福祉大国の代表で、グローバル化の恩恵を受けてきた貿易国家でもある。
・オランダ人ジャーナリストはそんな優等生国家に「裏側」があるとし、昨年大ヒットしたテレビのドキュメンタリー番組を勧めてくれた。アムステルダム郊外での貧困層の暮らしを追った「罪」という題名の作品。「平等の社会」と自負する国の底辺で、格差が広がる実態を浮き彫りにした。番組で紹介された借金苦の男性には、「助けてあげて」と寄付金が4万ユーロも集まった。
・番組制作者のエステル・グールド氏に電話すると、「ウィルダースへの投票は、緊縮を進めた政府への抗議表明ですよ。特に労働党に対しては、貧困層の間で『裏切られた』という思いが強い。自分の声が政治に届いていない、という不満が強い」と話した。 格差はユーロ危機後にひどくなったという。政府が補助金を削減したためだ。政府が省力化に努めた反動で、手当申請はすべてコンピュータ化され、高齢者や貧困層には手に負えないほど複雑化した。
▽「イスラム嫌悪」の原因
・今世紀に入ってから、オランダでは「イスラム嫌悪」につながる2つの衝撃的事件があった。 2002年の選挙直前、コラムニストのピム・フォルタウィン氏が暗殺された。「イスラム移民流入を止める」と公約して新党を結成した人物で、同性愛者であることを公言していた。銃撃犯は白人青年だったが、彼の死は「政治的殉死」と見なされた。
・第2の事件は2004年に起きた。大画家の弟の子孫で映画監督のテオドール・ファン・ゴッホ氏がモロッコ系青年に銃撃された上、のどを切り裂かれ、惨殺された。イスラム社会の女性に対する暴力を告発する短編映画を作った直後だ。表現の自由や男女平等を尊ぶオランダの価値観を「イスラム教徒が脅かす」という恐れが、殺人事件により現実のものとなった。
・オランダのイスラム教徒は現在、約85万人。人口の約5%を占める。多くは1960~70年代、政府が労働力として招いたモロッコやトルコからの移民とその子孫だ。 オランダは多文化主義を誇り、学校でのイスラム教教育も容認してきた。「他人に迷惑をかけない限り、自由を尊重する」が国是で、安楽死や同性結婚、売春を法で認める国である。だからこそ、立場が違うという理由で殺人を犯す人や集団は、「国を揺るがす存在」と映る。 ポピュリズムを止めたルッテ首相も、選挙戦中の新聞広告で「この国のルールに従わない者は出ていけ」と主張し、イスラム移民の犯罪に厳しい姿勢をとった。
▽「ルペン大統領」誕生の可能性
・オランダ総選挙でウィルダース氏の勢いを止めたとはいえ、求心力低下に悩むEUにとってはほんの息継ぎでしかない。今年は4~5月にフランスで大統領選があり、9月にはドイツ総選挙が控える。イタリアも年内の総選挙実施が濃厚だ。 中でもフランスでは、極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首の当選が現実味を帯びてきた。大統領選の争点はオランダ以上に、「極右か否か」に集中する。
・しかも、ここで止め役が期待されるのは、39歳のエマニュエル・マクロン前経済相だ。オランド大統領ら仏社会のエリートを輩出した名門「国立行政学院」出身で、選挙は今回が初めて。社会党の予備選にさえ出たことがない。公約といえば、どう見てもオランド政権の焼き直し。このシロウト政治家に、EUの中核を担うフランスの未来を託さざるを得ないのである。 そうなったのも、フランスはオランダ以上に左右両翼の崩壊が著しいためだ。
・ドゴールの流れを汲む中道右派・共和党候補のフランソワ・フィヨン元首相は、妻と娘、息子の家族3人を自分の秘書にして、給与として約1億円も支払った。今や公金横領の容疑で、捜査を受ける身だ。社会党候補は、党内左派のブノワ・アモン前教育相。予備選を勝ち抜いたものの、「国民全員に月750ユーロ(約9万円)の最低所得を保証」「雇用を奪うロボット生産に対する課税」という浮世離れした公約で支持が伸びない。それどころか、オランド政権を支えた党内中道派が相次いで不支持を表明し、党は分裂寸前だ。
・フランスは2回投票制で、第1回投票の上位2人が決選投票に進む。目下の世論調査では、左右2大政党の公認候補が上位2人に残れず、ルペン対マクロンの一騎打ちになりそう。マクロン氏に「極右阻止」の期待がかかるのは、このためだ。これまでは極右アレルギーがあるため、「ルペン氏は決選投票で敗退する」と見られてきたが、そんな仏政治の常識は今回に限って通用しそうにない。
▽なぜ福祉大国で?
・それにしても、欧州で「反イスラム」を声高に掲げるポピュリズム政党が台頭するのは、オランダやフランス、ドイツのほか、デンマークやフィンランド、スウェーデンなど日本がお手本としてきた福祉大国ばかり。同じポピュリズム政党でも、イタリアの「五つ星運動」やスペインの「ポデモス」は緊縮反対を掲げながら、イスラム移民排斥やEU離脱にはあまり熱心ではない。中東からの難民流入の最前線なのに、である。
・アムステルダム大のシューマッハー准教授は「豊かな人ほど、変化を恐れる。自国の福祉や文化に満足しているからこそ、人権や個人の自由を尊ぶ欧州の価値観がイスラム台頭で脅かされている、という不安が強いのだろう」と指摘する。
・オランダ総選挙は、ポピュリズム政党の勢いが、主要政党が総力を挙げて対抗しなければ止められないほど強いことを示した。既成政党は生き残りのため、ポピュリストに負けないほど強く「国益優先」を打ち出し、厳しい移民政策をとるようになるだろう。欧州政治や外交は当面、ポピュリズムという大きな流れの中で動くしかない。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49489

第一の記事にあるように、今回の選挙では、ウィルダース氏のポピュリスト旋風を止めたとはいえ、『多文化主義の国オランダのルッテ首相』が、『「国の価値観に合わない人は、出て行け」 ・・・こんな発言をするほど、「寛容の国」とも言われた国で移民社会への厳しい視線が表面化している』、しかも、『トルコとの外交衝突』に助けられた面もあるようだ。驚いたのはトルコのずうずうしさだ。おくらオランダが二重国籍を認めているとはいえ、 『トルコ政府は、欧州各国のトルコ移民が多く住む地域で賛成投票を増やすための集会を開催しようとした・・・ロッテルダムの集会に出るはずだったトルコの閣僚らの演説をオランダ政府が治安上の懸念を理由に禁止』、それにクレームをつけるトルコは身勝手すぎるのではなかろうか。
第二の記事で、『フランスはオランダ以上に左右両翼の崩壊が著しい』、 『既成政党は生き残りのため、ポピュリストに負けないほど強く「国益優先」を打ち出し、厳しい移民政策をとるようになるだろう。欧州政治や外交は当面、ポピュリズムという大きな流れの中で動くしかない』、などと指摘しているが、と指摘しているが、そうする他ないとはいえ、困った流れだ。
タグ:ウィルダース支持の国民の声も無視はできない。ルッテ氏が今回勝利したのは、ウィルダース氏を思わせるような、移民に厳しい姿勢を表明したからというのがもっぱらの見方だ 難民を「助けるべき対象」として見る。親EU 大きく票を伸ばしたのが30歳の党首ヤッセ・クレイバー氏が率いるグリーン・レフト党 欧州で「反イスラム」を声高に掲げるポピュリズム政党が台頭するのは、オランダやフランス、ドイツのほか、デンマークやフィンランド、スウェーデンなど日本がお手本としてきた福祉大国ばかり 「緊縮」への抗議表明 ・ウィルダース氏はフォルタイン氏の流れをくむ政治家と言える 同氏が率いた政党は第2党(26議席獲得)になり、連立政権の一翼を担った 移民人口が増え、多様な価値観の存在を重視するオランダで、移民の存在に疑問を投げかけるのはタブーだった。 しかし、2002年、フォルタイン氏は、その政策に反対する動物愛護家に殺害されてしまう 反移民・反イスラム教の政治姿勢をオランダで明確に出したのは、ロッテルダムの大学教授ピム・フォルタイン氏 エルドアン氏はオランダ人を「ナチスのファシスト」に例え謝罪を要求すると、ルッテ氏は「容認できない」と強く反発。その後もエルドアン氏による暴言が続き、エスカレートしてゆく 極右勝利を回避したとはいえ、米英両国と同様、エスタブリッシュメント(支配階層)への反乱が起きているのは明らかだ ロッテルダムの集会に出るはずだったトルコの閣僚らの演説をオランダ政府が治安上の懸念を理由に禁止 イタリアも年内の総選挙実施が濃厚 ・オランダのイスラム教徒は現在、約85万人。人口の約5% 「イスラム嫌悪」につながる2つの衝撃的事件 ・マルク・ルッテ首相は「オランダが“誤ったポピュリズム”を止めた」と大喜びだった 憲法改正案について国民投票が行われる。欧州に住む約500万人に上るトルコ市民からの支援にエルドアン氏は期待をかけている。 そこで、トルコ政府は、欧州各国のトルコ移民が多く住む地域で賛成投票を増やすための集会を開催しようとした 世界の注目は、「EUの優等生オランダで、なぜ極右なのか」に集中 既成政党は生き残りのため、ポピュリストに負けないほど強く「国益優先」を打ち出し、厳しい移民政策をとるようになるだろう。欧州政治や外交は当面、ポピュリズムという大きな流れの中で動くしかない 「「主役は極右」だったオランダ総選挙 ポピュリズムか否か イスラム嫌悪発言はトランプ氏以上に直情的で 欧州 トルコのエルドアン大統領 2重国籍 第1党維持に貢献? トルコとの外交衝突 4~5月にフランスで大統領選があり、9月にはドイツ総選挙 ウィルダース氏 イスラム教の国からの移民流入を停止し、新たなモスクの建設も禁止するよう訴えている ウィルダース氏は徹底した反移民、反EU、反イスラム教の姿勢 誰も捨てきれなかった「まさか」の可能性 反移民・反イスラム教の自由党(PVV)は選挙前の第3党から第2党に浮上 最大議席数 新潮社フォーサイト 中道右派の自由民主党 多文化主義の国オランダのルッテ首相がこんな発言をするほど、「寛容の国」とも言われた国で移民社会への厳しい視線が表面化 JBPRESS ・オランダ総選挙は、ポピュリズム政党の勢いが、主要政党が総力を挙げて対抗しなければ止められないほど強いことを示した 同じポピュリズム政党でも、イタリアの「五つ星運動」やスペインの「ポデモス」は緊縮反対を掲げながら、イスラム移民排斥やEU離脱にはあまり熱心ではない 母は旧植民地のインドネシア系で、生粋の白人ではない 新聞広告 国の価値観に合わない人は、出て行け オランダ選挙、反移民「極右政党」の伸び悩みをどう見るか ポピュリズム旋風に歯止め!? 現代ビジネス 小林 恭子 (その2)(オランダ選挙結果)
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