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女性活躍(その4)(フランスに「女子力」という言葉は存在しない 「カワイイ!」は子どもへの褒め言葉だ、定年女子より真っ暗、「役職定年女子」の未来、“お茶くみは女性限定”の会社は潰れちゃうかも) [経済政策]

女性活躍については、2月9日に取上げたが、今日は、(その4)(フランスに「女子力」という言葉は存在しない 「カワイイ!」は子どもへの褒め言葉だ、定年女子より真っ暗、「役職定年女子」の未来、“お茶くみは女性限定”の会社は潰れちゃうかも) である。

先ずは、在仏の皮膚科専門医の岩本 麻奈氏が2月26日付け東洋経済オンラインに寄稿した「フランスに「女子力」という言葉は存在しない 「カワイイ!」は子どもへの褒め言葉だ」を紹介しよう(▽は小見出し)。
・“女子力?パワーオブウーマン?女性が社会でさらにガンガン活躍するってやつ?” ~スタイリスト クローデル  「女子力」という言葉が、日本ではよく使われます。でも、女子力ってなんのこと?
▽日本人が使う“女子力”っていったいなんのこと?
・思いつくままに挙げていくと、気が利く/愛想がいい/優しい/可愛いものが好き/メイク上手/ファッションセンスがいい/肌が綺麗でムダ毛がない/料理が上手である/掃除や整理整頓が得意/裁縫ができる/家事と称するもろもろを上手にこなす。ついでに、男性の視線を惹きつける、手のひらの上で男を転がすことができる、なんかも付け加えたら、男性にとっては嬉しいのかしら?
・大きくわけると、いわゆる「家庭的」な能力が高いこと、そして異性の目を惹き付ける「モテる力」があることの2つと言えそうです。
・さて、フランスではどうでしょう? パリマダムやムッシューに「女子力」について聞いてみました。すると、まず家事能力があることなどを「女子」の力と関連づけることはしていませんでした。あるムッシューは言います。「人として生きていくための最低限の義務労働みたいなものじゃないかな、家事って。歯を磨くのと同じくらいのマナー、というより習慣。男も女も同じように必要なことだよね」
・では、「モテる力」としての女子力についてはいかがでしょう。パリマダムは、男性に「モテるため」「愛されたいがため」に”Kawaii”女になろうとは致しません。Kawaiiは子どもへの褒め言葉。成熟していない“女子”に魅力を感じる国民性でもありません。男性に媚(こ)びたり阿(おもね)ったりするポーズは取らないし、また取りたいとも思っていないでしょう。
・もちろん、異性を意識しての視線や仕草はあり、粋なリップサービスをする人もいるけれど、それは個人の美意識――どういうスタイルで生きていくか――の違いから来るものです。 それを、好き勝手に――まるで豹のごとく――野生的かつ個性的に仕掛けます。愛想笑いも男性を喜ばす“さしすせそ”の呪文もありません(「フランス男女が『激しい口論』も辞さないワケ」)。
・「ありがとう」も滅多に言わない、愛想もない、なぜか自信満々で厚顔。パリジェンヌやパリマダムを見ていますと、「おくゆかしい」日本人が愛おしくなってくるほど。たおやかで細やかな挙措動作、静謐にしてよけいな言葉のない自己表現も、フランスのこの円熟した文化がもたらしたものに違いありません。
・だから、女子力をフランス語に直訳してもまったく意味が通じません。 モテるための女子力をあえてフランスに訳すとしたら、「エレガンス(優雅)の力」になるでしょうか。ワインと女性はメロウな方がいいに決まっている――それが熟成した文化の知恵なのでありましょう。
▽「女子力」の高い男がモテる時代になってきた?
・さて、日本の話に戻りましょう。女子力があるのなら、男子力とはどんなものでしょう? 重いものを持ってくれて「やっぱり男の子よね」と言うと、男性は照れ臭そうな顔をするかもしれませんが、それを「男子力がある」とは言いません。男性に特化したパワーといえば、スッポンとかマムシとかの動物名がつきます。言われて、必ずしも男性が喜ぶとは限らない、癖のある褒め言葉です。
・多くの人に慕われるような、人柄がいい男性は「人間力がある」と言われます。女性に対して人間力はあまり使われないような気がします。ちょっとヘンです。人間力とは(経済力・人脈・決断力などの)妻子を養うために必要な甲斐性のことなのでしょうか。なるほど、いま新大陸で予測不可能な活躍をなさっている彼も3妻5子を養ってこられたパワーをお持ちですよね。
・とはいえ、人間力が男性だけのものでよかったのは、せいぜい半世紀前までの話。現代はそう甘くはない。女性も働いて、家の半分を支えなくてはならないのです。それなのになぜ、女性から人間力を取り上げ、女子力を貼り付けようとするのか。なにかしらの陰謀があるとしか思えません。
・一方、最近「女子力が高い」は、男性にとっての褒め言葉にもなってきているようです。どうやら男性にとって女子力が高いことは、“モテる男の条件”としても最近人気急上昇中のようなのです。家事や育児をして、相手に共感でき、協調性が高ければ、そりゃあモテるのは当たり前です。会社の人間関係もうまくいくと思いますね。そういえば、女性への「男前だね」は褒め言葉として定着しています。
・ちなみに、日本では「優雅」と訳されるエレガンスは、女性だけに用いられる言葉であるように思われるでしょうが、フランスでは男性に対しても最高の褒め言葉の1つです。成熟した社会の気概を感じます。多様化した価値観を認め合うことこそ、人間としての成熟であることなのだ、と。
・センシュアリティ(注)の高さは、原理的には男であり女であることの特性からもたらされるものなのですが、それを表現する上では、男性であれば女性的、女性であれば男性的な部分を躊躇なくさらけ出すことだと私は思います。 すなわち、女性ならば勇気ある行動力、男性ならば、いわゆる「女子力」のことです。何人もの女性を泣かせ喜ばせた俳優・松方弘樹さんも亡くなりました。昭和の男もいよいよ絶滅した感じがいたします。いよいよ、パラダイムシフトが起こるのでしょう。
(注)センシュアリティとは、官能、肉感などのことをいい、センシュアリティな色香で、男たちを魅了してやまないセレブ女優などと使う(Fashion Blog)
・外見はともかくも、男女差は役割的にも文化的にもなくなりつつあります。そして脳科学や脳解剖学の研究でも、脳に男女差はないと言う人もいます。 ことさらに性差をフレームアップして潜在意識に埋め込む、女子力などという“洗脳学”は、個人にも社会にも有害無益の結果しか生み出さなかった、血液型性格診断レベルの似非科学なのです。
・人間力を養いましょう。でも、人間力とはなにを指すのでしょう? 「より速く・より高く・より強く(Citius・Altius・Fortius)」、そんなオリンピックのスローガンみたいなものではありません。 人間にしかできないもの。それは他者へのシンパシーと思いやりです。多様性や個性を尊重すれば、美しさはこの世に満ちます。女子力という束縛から解放されて、自由なあなたを取り戻してみましょうよ!
http://toyokeizai.net/articles/-/160259

次に、健康社会学者の河合薫氏が8月8日付け日経ビジネスオンラインに寄稿した「定年女子より真っ暗、「役職定年女子」の未来 残れず、生めず、決心も付かず…」を紹介しよう(▽は小見出し)。
・2020年まで、あと3年。いや、もう3年? いずれにせよ、3年後は「アッ」という間にくる。 といっても、東京オリンピックの話をしているわけではない。 なんと「日本人の女性の過半数が50歳以上」になってしまう……というのだ。
・『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』の著者、河合雅司氏が、合計特殊出生率を計算する際に「母親になり得る」とカウントされている49歳までの女性人口と、50歳以上の女性人口を比較した結果、 「2020年には、50歳以上の人口(3248万8000人)が、0~49歳人口(3193万7000人)を追い抜き、日本女性の過半数が出産期を終えた年齢になる」 ことがわかった(国立社会保障・人口問題研究所の推計に基づき算出)。
・「出産期を終えた年齢」……ですか。 ふむ。グサッとくる言葉だ(苦笑)。 今までも「産めや、増やせや、でもって、働けや!」と、戦時中並みの圧力をかけられている若い女性たちが気の毒で、「戦力外でホント、ごめんなさいね。いつの間にやらこんな年齢になってしまって…、個人的には“まだ”イケるかもと思っているのですが…(冷汗)」なんてことを冗談混じりに言っていたのだが、遂に「50歳以上」で一括りにされてしまうとは……。 兄と私を育てあげた77歳の母親と一緒のグループ。なんてこった。
▽この数字が胸にズシッと来た理由
・河合雅司氏が日本人の女性を「母親になり得る年齢」と「もうムリ!!」という年齢とに分け、比較した背景には、 「半数以上が50歳以上になって、どうやって少子化を解消するというんだ? ひとりで5人も6人も生んでくれってことなのか?」 といった、「政府の少子化対策の夢物語ぶり」を指弾する狙いがあった。 この数字を突きつけられた世間はおののき、“未来の日本”を案じたわけだが、リアル「50歳以上」の働く女性たちの心配は、ちょっとばかり異なる。
・“自分の未来”に、戦戦恐恐としたのである。 私自身も「3年後の2020年に大人(20歳以上)の“10人に8人”が40代以上。50代以上に絞っても“10人に6人”」と各所で公言してきたのだが、「女性」と限定されたことで、数字の持つ重さにズッシリとヤラレている。
・「女性には役職定年なんてない。アレはドラマの世界」――。 こう嘆くのは、某大手企業に勤める、夫なし、子なし、介護の母ありの“マンネン課長”。51歳の女性である。 というわけで、今回は「定年女子」ならぬ「役職定年女子」について、アレコレ考えてみようと思う。
・と、その前に簡単に補足しておきますと、「ドラマの世界」とは、今話題になっている「定年女子」のこと。大手商社に勤める53歳の主人公が(南果歩さん)、突然、役職定年を言い渡され、邪魔者扱いされ居場所を失い、会社を辞め、セカンドライフを模索するドラマだ。 プライベートでは、浮気が原因で離婚した夫の母親の介護まで“なぜか”任され、出産を控えた娘が浮気で出戻りとやらで、てんやわんや。 50代以上の女性たちに、人気を得ている、らしい。
・では「役職定年はリアルではありえない」とする、“マンネン課長女子”のお話からお聞きください。 「うちの会社では、55歳になると“3つ”から選ばなくてはなりません。 早期退職するか、給料半額で現場に戻るか、給料そのままで地方でも関連会社でもなんでもやります宣言するか……です。でも、現実的には“早期退職”するしかないんです」
・「御社は女性の多い会社としても有名ですよね?」(河合) 「はい。先輩たちの中には、現場に戻った人もいますし、関連会社に転籍した人もいます。 私たちより上の世代は、採用も少なかったし、辞めた人も多いので、残っている女性は少ない。だから3択が可能なんです。
・でも、私たちの世代はそうはいかない。女性も多く採用してるので、どう考えてもポストが足りません。もともとうちの会社は、男性と女性とではキャリアパスが違います。 男性は、いろいろな部署を経験しますが、女性は接客のある現場をずっと担当させられ、リーダーから課長になるというコースが一般的です。部長に昇進する人は滅多にいませんから、“マンネン課長”が最高地点なんです。
・取締役に先輩女性2人が抜擢されていますが、男性との割合から考えるとこれ以上増える見込みもない。  関連会社でも、女性を受け入れるポストは少ないし、転籍した先輩女子が65歳まで在籍したら私たちの受け入れ先は激減します」  少数のおばさんならいい会社でも、おばさんだらけだと…
・「でも、役職定年して現場に戻るという選択肢は残るんじゃないんですか?」(河合) 「ドラマでは、女性の“役職定年”が話題になっていますけど、実際はそんなかっこいいものではないですよ(苦笑)。部長になった一部の女性と、マンネン課長の私たちとでは、役職を退いたあとの待遇が全く違いますから。 そもそも……現場は歓迎しませんしね。
・オバさんが数名なら『女性を長期雇用するいい会社』というイメージアップになるかもしれませんが、オバさんだらけになったら『なんだよ、ババアかよ。こないだの若い人の方がいいな』とか、お客さんに言われてしまうのがオチ。 会社もできることなら、オバさんは奥に押し込めておきたいというのがホンネだと思いますよ」
・「ということは、早期退職という名のリストラを、暗黙裡に強要される確率が高いってことですね」(河合)  「ええ、そうです。たぶん会社もこんなに女性社員が残るとは、考えていなかったんじゃないでしょうか。まぁ、自分自身、こんなことになるだなんて、想像もしていませんでしたから……」 「早期退職しても、それなりにもらえるならアレですけど、もともとうちの会社は女性の基本給が低いんです。 50歳過ぎた女性を雇ってくれる会社なんてないし、家のローンも残ってる……。 先のこと考えると、不安だらけです。ホント、どうしたらいいんでしょう。 ただ、困った事に、あと数年で選択をしなければならないというリアリティが持てない自分もいて……。情けない話ですけど、不安から逃れるために先送りしている自分がいます。
・この先、女性の活用ってどうなるんでしょうか? 他の企業とかどうなっているんですか? 河合さん、知ってたら教えてください」 ……以上です。
・「今さら何を言ってるんだ。オレたち、みんなそうやって悩みながら生きてんだよ!」 と、男性たちは呆れているかもしれませんね。 はい、そのとおりなんですよ。
▽「いまさら何を」って、その通りなのですが
・でも……、そのなんといいますか、“男女雇用均等法世代”より下の私たち世代は、「私には若い頃から描いてきたキャリアデザインがあります。将来はこの会社を背負っていきます。その思いだけでキャリアを重ねてきました!」 と胸を張るような女性は極めて稀。 世間的には“バリキャリ”と思われている女性であっても、周囲が思っているほどにはキャリア志向は高くないのです。
・気がつけば、この年齢。気がつけば、オヤジ並みに働き、子なし夫なしの「親になり得ない群」のメンバーのひとりにカウントされ……。 かくいう私も「3年働いたら辞めて結婚し、双子を育てる予定」だったので、彼女の気持ちが痛いほどわかる。 仕事では、ロールモデルがいなくても困らなかったけど、人生は別。
・「自業自得」と思いつつも、子なし、夫なし、仕事なしの未来像が描けず、足がすくむ。“孤独死”なんて文字まで、頭を過る。 ひたすら時間だけが過ぎ、鏡に写る自分の顔の衰えに気が滅入り……、不安が募る一方で、「ひょっとしたらどうにかなるかも」という淡い期待が交錯し、金縛りになる。 人生とはありえぬことの連続だが、「今、ここで未来を案じている自分」も、想定外中の想定外で。ありえない、のである。
・「あのさ~、そんなの男だって一緒。すべてが想定外でしょ? だいたい男の方が大変だよ。家族もいるんだからさ」 はい、そのとおりです。 なのでこの先のことは、彼女自身がどうにかしなきゃいけなない問題であり、婚活するもよし、セカンドキャリアに向けて勉強するもよし、50歳以上の女性を雇ってくれる会社で必死で働くもよし、それこそ「背負うもの」が少ない分、踏ん張るしかない。
・と、このように、“役職定年女子問題”は、社会的な共感・理解を得ることが極めて難しいことは重々承知している。 が、その一方で、私は別の思いを持ったのもまた事実。 「女性活躍って、何なのだろう?」と。
・「女性活躍」=リーダーを増やす 管理職を増やす という凝り固まった考え方にこれまでにも異論を唱えてきたけど、「リーダーになり得ない(=会社に残り得ない)&親にもなり得ない)群のリアル」を理解し、解決していくことが真の女性活躍につながっていくのではないだろうか。 だって彼女のあとには、さらに大量採用された、50歳以上の働く女性は確実に増えるわけで。雇う側も「こんなに残るとは想定外」などと言っている場合ではないのである。
・男女差に関する、興味深い「数字」がある。 経済協力開発機構(OECD)の「国際成人力調査(Program for the International Assessment of Adult Competencies : PIAAC)」の結果で、日本の「労働者の質」は世界トップレベルであることは、以前書いた(“東京の夜景”の被害者を二度と出さないために)。 この調査は、読解力、数的思考力、ITを活用した問題解決能力の3分野のスキルの調査に加え、「学歴ミスマッチ」なるものの分析も行っている。
・学歴ミスマッチには、「オーバー・クオリフィケーション(オーバー・エデュケーション)」と、「アンダー・クオリフィケーション(アンダー・エデュケーション)」があり、前者は「現在の仕事に必要な学歴(学歴要件)よりも高い学歴を取得している場合」で、後者はその逆のこと。 PIAACの分析では、日本のオーバー・クオリフィケーションの割合は31%、アンダー・クオリフィケーションは8%で、OECD加盟国の中でオーバー・クオリフィケーションの割合がもっとも高い国であることがわかっているのだ。
▽ギャップが持続する日本
・とりわけ大卒労働者が、大卒から想定されるよりも低いレべルの能力が求められる仕事に従事している割合が日本は高く、就職6カ月後と5年後の追跡調査でも、その状態が解消されないことが示されている。 他の先進国の場合、たとえ入社時にオーバー・クオリフィケーションであっても、その後の社内異動などで解消されるケースが多いにも関わらず、だ(D.Varhaest and R. der Velden .“Cross-country differences in graduate evereducation and its persistence ”)。
・例えば、就職時のオーバー・クオリフィケーションが、日本の次に高いオーストラリアと比較すると……
 +就職時―― 日本(31%) オーストラリア(27.8%)
 +就職半年後―― 日本(30%) オーストラリア(24%)
 +就職5年後―― 日本(25%) オーストラリア(14%)
 +持続率―― 日本(66%) オーストラリア(39%)  ※持続率とは半年後のオーバー・クオリフィケーションが解消されない人の割合 ちなみに、持続率が7割近いのは、先進国では日本特有の現象である。
・つまり、「日本って、せっかく大学とか大学院まで行っても、意味ないじゃん。だって、企業はさ~、大卒者の能力を活かしきれてないし~、労働力の質の高さを生産性に反映できてないのかもね~」ってこと。 しかも、学歴ミスマッチを男女に分けて比較した国内外のいくつかの調査からは、
 +日本の女性は就職時にマッチした職を得ても、その後、オーバー・クオリフィケーションに陥りやすい。
 +オーバー・クオリフィケーションはマッチした人に比べ低賃金になるが、その差は若年層よりも中高年層で、男性よりも女性で大きい。
 +オーバー・クオリフィケーションの解消には、日本では転職よりも内部異動の効果が大きいが、内部異動で効果があるのは男性のみ。
 +女性は転職でオーバー・クオリフィケーションの解消が期待できるが、無期雇用の場合、転職でオーバー・クオリフィケーションに陥りやすい。
・などなど、日本の女性の教育レベルは世界的に誇る高さにも関わらず、その潜在能力を活かされていない可能性が示されているのである。 ……さて、これらの結果をアナタは、どう受け止めますか?
▽上を伸ばすだけでは活躍意識は高まらない
・「じゃあ、女性のキャリア意識をあげろ!」 「じゃあ、転勤とか出張とか文句言うなよ!」 「じゃあ、リーダーになりたいってもっと主張しろよ!」 といった、厳しい意見をいう人も多いかもしれない。 しかしながら、「内部異動で効果があるのは男性のみ」という結果を踏まえると、問題は女性が置かれる環境、すなわち「人事」にあるという解釈もできる。
・「女性の方が優秀なんだよね~」 という意見を耳にすることは度々あるけど、その“優秀さ”は適性配置されているのだろうか。 だいたい“デキる女性”のお決まりのコースといえば、「広報部長」や「ダイバーシティ部長」というのも、妙だ。
・「企業の生産性を高めよ!」を合い言葉に、AIやらなんやらに躍起になるのもいいけど、男性であれ女性であれ、50過ぎであれ、組織内のありとあらゆる階層・階級で、潜在能力を引き出す人材の配置を模索しないと、企業は膨大な「割増退職金」を払い続けることになる。 だって、あと3年で「大人(20歳以上)の“10人に8人”が40代以上」、「女性の過半数が“出産期を終えた年齢”」になるという現実は“ありえる事実”として存在しているのだ。
・会社内の階層・階級の“上”の方ばかりを「活躍」の場と意識してしまうと、女性の「活躍したい」という意識はむしろ下がるかもしれない。それはもちろん、男性を対象にしても言えることなんですけどね。
・……最後に……。あの~「女性は若いほどいい」という価値観もどうにかなりませんかね? 今も飛んでいるスッチー時代の同期によれば、 「最近のお客さんは恐くなった。二言目には『どう責任とってくれるんだ』って、自分の思い通り(お客さんの)にならなかったことの責任を押し付けられるし、……『ババアかよ』って、わざと聞こえるように言われた事も何度もあるよ~」 と、顔で笑い、心で泣いておりました。
・これからは50代のオジさんたちを癒すのは、同じ悩みを抱えている「出産期を終えた年齢」の女性じゃないでしょうか。彼女たちは案外、オジさんたちにはかなり優しいと思いますよ。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/200475/080700117/?P=1

第三に、同じ河合氏が9月5日付け日経ビジネスオンラインに寄稿した「“お茶くみは女性限定”の会社は潰れちゃうかも 炎上必至でも話さずにいられない重大事実」を紹介しよう(▽は小見出し)。
・今回は「小さいことかもしれないけれど……」というテーマでアレコレ考えてみようと思う。  と、なんだかまどろっこしいテーマ設定になってしまったのだが、実は先日、アラサーの女性たちと座談会をさせていただく機会があった。そこで「ナマの声はすごい!」と改めて感動するとともに、「こ、これは! 上司たちに伝えなきゃ」というか「これは知っておくべき衝撃の事実だ!」ということがあり、それをテーマにしようと思った次第だ。
・ただ、“衝撃の事実”であることは間違いなのだが、おそらく多くの人たちが 「そんな小さなことで騒ぎまくるのか?」 と呆れ、「おまえはいつも女性差別、女性差別って騒ぎ立てやがって!」 と、総攻撃を受けそうなことでして。ええ、かなりの確率で。いや、ほぼ確実に、です。
・しかしながら、これからお話することは「一事が万事」的問題だと、個人的には確信している。 なので、なるだけ「ナマの声」を正確に伝えつつ、その問題点を普遍的なカタチで考えてみようと思うので、おつき合いいただければ幸いです。
・エクスキューズはこれくらいにして、まずは座談会の説明からしておきましょう。 参加者は4人。一般企業に正社員として勤める30代で、全員未婚の女性である。 私が連載をしている日経ウーマンオンライン主催で、「女性の賞味期限」というちょっとばかり意味深なテーマで、自由に普段感じているモヤモヤをざっくばらんに語り合う目的で集まってもらったのだ。
▽「賞味期限」は何を意味するの?
・なぜ、「女性の賞味期限」というテーマ設定で、座談会を実施したのか? ウーマンオンラインでは、読者から毎週相談を募り、それについて私とニケ(私の分身です)が一緒に考えていくという体裁をとっているのだが、2年間にわたる連載の中でもっとも読まれた記事が、「悲鳴をあげる体と『女の賞味期限』」という記事だった。 30代がボリュームゾーンのウーマンオンラインで、なぜ「賞味期限」というタイトルの記事が読まれたのか? その謎を探ろうと座談会参加者を募り、アラサー女性たちのナマの声を2時間びっちり聞かせてもらったというわけ。
・結論からいうと、彼女たちにとっての「賞味期限」とは、「このままでいいのか? いいわけない」というモヤモヤの“記号”だった。 賞味期限を感じている問題は、大きくわけると3つ。
 +結婚できない・しない私と「女の賞味期限」
 +一般職30代、迫るキャリアの「賞味期限」どうすれば
 +働き続けたい…「体の賞味期限」どう折り合い付ける?
・「結婚・出産」「仕事・キャリア」「体・美容」……、どの内容も「うんうん、私もそうだったよ」というものだった。 そう。かくいう私の30代も“モヤモヤのるつぼ”で。 「どこかおかしいのかも」と自分で自分が心配になるほど、不安とモヤモヤに翻弄され続けた。 この年になってみると、それが「一人の女性」である自分と、「一人の働き手」としての自分の狭間での迷いであり、すべてが自信のなさと、職業アイデンティティを確立できていない歯痒さだったことに気付く。
・結婚や出産に積極的になれない自分と、キャリアにもバリバリになれない自分……。 少しでも認められたくて精一杯がんばっている一方で、「努力が足りないんじゃないのか? これでいいのか? このままでいいのか?」と変化を求め、自己嫌悪する。 何一つ解決できないないまま時間だけが経っていくことに、感情が割れてしまうのだ。
・なので座談会に参加した女性たちの話を聞きながら、「時代は変わっても、人の心というのは変わらない」ということを改めて痛感した。 と同時に、“寿退社”が死語と化し、同僚や後輩が“出産ラッシュ”という話をナマで聞くと、職場の変化が手に取るように感じられた。もちろん育休復帰後の働き方・働かせ方は、予想どおり問題山積だったが、それでも「女性たちが働き続けられる環境になりつつある」と確信できた。
・ところが、である。 ひとつだけ「ええっ? ま、マジ?? いまだにそんな会社があるのか??」と衝撃を受けたことがあった。 それがまさしく今回「男性上司に伝えねば!」と思ったこと。
▽その一言で堤防決壊!
・きっかけはひとりの参加者の次の言葉だった。 「女性限定の仕事ってありますよね~」――。 女性限定というキーワードが出た途端、「あるある!」と女性たちが日頃のうっぷんを、まるで堤防が決壊したかのごとく口にしはじめたのである。
・「雑用は必然的に女性がやることになる。男性は見てみないふりをする」 「女性だけでローテーションを組まされ、お茶出しをさせられる」 「女性は社員に毎日配られるおやつの買い出しに行かされ、3時になると各階にもっていかなくてはならない」 ゴミ捨ては女性の仕事」 「男性はどんなにゴミがたまっても、絶対にゴミ捨てにいかない」 「今の会社に5年間いるけど、一度も男性がゴミを捨てたとことを見たことがない」 etc.etc。
・以前、男女雇用均等法世代の先輩女性たちをインタビューしたときに、 「総合職で入ったのに、上司から『キミの仕事リスト作っておいたよ』と渡されたメモに、一日三回のお茶くみ、朝の机の掃除、夕方のゴミ出しと書かれていて、がっかりした」 と嘆いていたのと全く同じ。 つまり、20年以上前、いや40年以上前の“ザ・昭和の総合職の女性”が憤っていた問題と同じ問題に、4人中3人の“平成”のアラサー女性たちが苦悩し、「それが当たり前になっている」と断言したのだ。
・いわく、 「同僚の男性たちが、そういうときだけオジさんたちの仲間になる。年配の管理職の女性も『自分たちのときはもっと大変だった』というだけ」 だと。 「20代のときは、本来の仕事自体が下っ端の仕事だったから仕方がないと思っていました。 でも、今はキャリアアップしたいと思っているのに、なぜ、当たり前のように女性限定の仕事になっているのか。私だって、3時に会議をしたいときがあります。外回りしたいときだってある。自分の仕事をもっとしたいです」 こう憤慨していたのである。
・「そんなの上に言えばいいじゃないか」って? はい、そのとおりです。 私も同じように彼女たちの話を聞いていて思ったし、彼女たち自身が先頭にたって“女性限定の仕事”を“みんなの仕事”にすればいいのでは? とも思った。
・だがあの場で、私はどうしても言えなかった。その一言を放った途端、それまでせっかくホンネをぶちまけてくれていた彼女たちの心の扉が一気に閉じてしまいそうで、言えなかった。 彼女たちがただ単に文句をいってるわけではなく、自分でどうにかしたいと必死でもがいていることはそれまでの話からも明らかだったし、何よりも彼女たち自身が“そんな小さなこと”に不満を抱く自分に自己嫌悪していたのだ。 「こんなことに不満を感じてしまう自分は、心が狭いんじゃないか」 「こんな小さなことすら変えられない自分は、ダメな人間なんじゃないか」 誰にだって「抱きたくない感情」がある。 その抱きたくないネガティブな感情に打ち勝てない自身への嫌悪感に苛まれている彼女たちに、刃となる言葉は言いたくなかったし言えなかったのである。
・お茶出しも、お菓子配りも、ゴミ出しも、物理的には5分程度しかかからない“小さな仕事”だ。 たった5分。たかが5分。されど5分……。その“たった5分”がとてつもなく大きな負担となる。 寝る前に5分で書く日記を続けるのがいかに難しいか? 朝の5分のストレッチがめんどくさいのはなぜか? 自分のためのたった5分でも、ルーティンにするのは極めて難しい。 まして、それが暗黙裡に「やらなくてはならない」と押し付けられる“5分”だったら? その負担感が半端ないことは容易に想像がつくことだろう。
▽Twitterでも大きな話題に
・「でも、それってたまたま座談会に参加した人の会社の話でしょ?」 いやいや、そうでもないから問題なのだ。 座談会の翌日。参加者のひとりからメールがきて、数か月前にTwitterで話題になっていたことを教えてくれた(こちら)。 記事によれば、 「パート先のエラい人に『20年くらい前まではね、毎日10時と3時に女性職員がお茶やコーヒーを入れて全員に配ってたんですよ』と話しかけられたので、面倒くさいやつキタ!と身構えたら『だから僕はね、本当はコーヒーに砂糖とミルク入れたいのに恥ずかしくて言えなかったんです』と。」 とあるTwitterユーザーが呟いたところ、6000件以上リツイートされ、 「いまだに私は朝・昼・夕の3回お茶くみしてます」 「就職して20年以上になるが、未だにお茶を入れている」 「20年前と変わったのはお茶は要らないという人が増えただけで、いまだにお茶くみは今も女性の業務であることが暗黙の了解となっている」 という反応があったというのだ。
・また、20歳~59歳の女性2000名を対象に行った「働く女性のホンネについての調査」(こちら)でも、25.6%が「雑用(コピー取りやお茶くみなど)を任されやすい」と回答。 さらに、厚労省の男女雇用均等法のQ&A にも、お茶くみに関することが掲載されていたのである。 Q.男性社員は忙しいので、お茶くみや掃除等の雑用は女性社員に任せていますが、何か問題はあるでしょうか? A.男性労働者は通常の業務のみに従事させ、女性労働者についてのみ通常の業務に加えてお茶くみ・掃除等を行わせることは均等法に違反します (※出典はこちら) なんとも……。
・要するに、わざわざ厚労省が「男女雇用均等法」のHPに載せなければならないほど、いまだに“女性限定の仕事”が存在し、わざわざ「それは法律違反です!」と指摘しないと止めようとしない時代錯誤の会社が存在しているのだ。
・男性の家事の代名詞といえば「ゴミ出し」で。家庭でできて、職場ではできないのはいったいなぜ? 家では女房が恐いからやるけど、会社では「女房(=女性)がやればいい」ってことなのだろうか。 それとも家庭ではゴミ捨てをすれば、とりあえずは妻から評価されるが、職場でゴミ出ししても誰も評価しない。だからやらないってこと? なるほど。そういうことか。
▽性差別の問題じゃなくて、マネジメントの問題だ
・いずれせよ、私はこれは「性差別」という問題ではなく、「マネジメント」の問題だと考えている。 マネジメント層が機能していないだけじゃないのか? と。 だって、たった一言、課長なり部長が「お茶が飲みたい人は自分で飲む。ゴミ出しは、週代わりで全員で担当。部長の私もやります」といえば即クリアだ。
・だいたいこの20年で、
 +FAXはメールになり
 +固定電話は携帯になり
 +扇風機は冷房になり、
 +受付嬢は電話受付になった。
 +24時間連絡が可能になったし、
 +出来ちゃった婚はおめでた婚になったし、
 +社内結婚してもやめる必要がなくなった
・あげたらきりがないほど、私たちの社会や職場は変わり、さまざまな当たり前が、新しい当たり前に変化した。 なのに、なぜかいまだに20年前と同じように、「お茶くみやゴミ捨てを女性がやって当たり前」とする会社が存在する。 おそらくそういう会社は、早かれ遅かれ淘汰されて行くのだと思う。 だって、全ては一事が万事。上司のたった一言で変えられることさえ変えられない職場は、他にもさまざまな時代遅れが横行し、おびただしい変化に対応できず、やがて果てる。
・実際、座談会でも“女性限定の仕事がある”と不満をもらした女性たちは、上司に不満を抱えていた。「何を評価されているのか? 評価基準がなんなのか?」と、上司にかけあっても納得ゆく答えが得られずにモヤモヤを募らせていた。 そもそも管理職とは、何を管理するのが仕事なのか? 私は管理職の真の役目とは、“環境を管理する”ことだと考えている。
・例えば部下のメンタルを、どんなに上司が「言動がおかしくないか? 顔色がおかしくないか?」と見張ったところで、何一つ解決しない。 部下のメンタルが低下しないような環境になっているか? 元気に働ける職場になっているか? と、人ではなく、環境を管理する。
・件のお茶くみや女性たちは、 「ウツではない」し、 「過重労働にもなっていない」し、 「仕事を予定通りこなしている」かもしれない。 でも、職場環境を見渡せば 「お茶くみを女性だけがやっている職場」であり、「ゴミ捨てを女性だけがやっている職場」という景色が広がっている。
▽気持ちは変えられないが、環境は変えられる
・上司たちは例外なく部下のモチベーションをあげたい、やる気を引き出したいと願う。 だが、自分の気持ちだってなかなかコントロールできないのに、他人の気持ちなど、コントロールできるわけがない。 しかし、環境なら変えられる。そして、環境が変われば、人間は必ず変わる動物なのだ。
・もし、“アナタ”の部下たちに“女性限定の仕事”があるなら、“アナタ自身のマネジメント能力”を疑った方がいい。 そして、トップの方は、“わか者”社員たちに「職場の意味不明」を聞いてほしい。 当たり前に染まっている人には見えないことが、わか者、ばか者、よそ者にはよ~く見える。人は見えるものを見るのではなく、見たいものだけを見る。だからこそダイバーシティの重要性が叫ばれてるんですけど、ね。
・とにもかくにも職場崩壊は外からではなく、内から起きるもの。 「ああ、やっぱりあの会社つぶれたんだ。今だに女性がお茶出してたもんね~」なんてことにならないように、お気をつけください。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/200475/090400120/?P=1

第一の記事で、 『パリマダムは、男性に「モテるため」「愛されたいがため」に”Kawaii”女になろうとは致しません。Kawaiiは子どもへの褒め言葉。成熟していない“女子”に魅力を感じる国民性でもありません。男性に媚(こ)びたり阿(おもね)ったりするポーズは取らないし、また取りたいとも思っていないでしょう』、 『モテるための女子力をあえてフランスに訳すとしたら、「エレガンス(優雅)の力」になるでしょうか。ワインと女性はメロウな方がいいに決まっている――それが熟成した文化の知恵なのでありましょう』、などの指摘はなるほどである。
第二の記事で、2020年には 『「日本人の女性の過半数が50歳以上」になってしまう』、 『少数のおばさんならいい会社でも、おばさんだらけだと…』、などの指摘は、我々、男性にとっても、街歩きをする興味が減退してしまう鬱陶しい話だ。 『これからは50代のオジさんたちを癒すのは、同じ悩みを抱えている「出産期を終えた年齢」の女性じゃないでしょうか。彼女たちは案外、オジさんたちにはかなり優しいと思いますよ』、との救いのフレーズを最後に入れた河合氏はさすがだ。「熟女」ブームもこうしたことの反映なのかも知れない。
第三の記事で、お茶くみ、ゴミ出しは、 『性差別の問題じゃなくて、マネジメントの問題だ』、 『気持ちは変えられないが、環境は変えられる』、 などの指摘は言われてみればその通りだ。河合氏には、「女性活躍」を阻んでいる身近な問題点を、これからも指摘してもらいたいものだ。
タグ:気持ちは変えられないが、環境は変えられる いまだに20年前と同じように、「お茶くみやゴミ捨てを女性がやって当たり前」とする会社が存在 私たちの社会や職場は変わり、さまざまな当たり前が、新しい当たり前に変化した 課長なり部長が「お茶が飲みたい人は自分で飲む。ゴミ出しは、週代わりで全員で担当。部長の私もやります」といえば即クリアだ 性差別の問題じゃなくて、マネジメントの問題だ Q&A 厚労省が「男女雇用均等法」のHP 夕方のゴミ出し 朝の机の掃除 お茶くみ 女性限定 働き続けたい…「体の賞味期限」どう折り合い付ける? 一般職30代、迫るキャリアの「賞味期限」どうすれば 結婚できない・しない私と「女の賞味期限」 女性の賞味期限 日経ウーマンオンライン 「“お茶くみは女性限定”の会社は潰れちゃうかも 炎上必至でも話さずにいられない重大事実」 これからは50代のオジさんたちを癒すのは、同じ悩みを抱えている「出産期を終えた年齢」の女性じゃないでしょうか。彼女たちは案外、オジさんたちにはかなり優しいと思いますよ 女性は転職でオーバー・クオリフィケーションの解消が期待できるが、無期雇用の場合、転職でオーバー・クオリフィケーションに陥りやすい オーバー・クオリフィケーションの解消には、日本では転職よりも内部異動の効果が大きいが、内部異動で効果があるのは男性のみ オーバー・クオリフィケーションはマッチした人に比べ低賃金になるが、その差は若年層よりも中高年層で、男性よりも女性で大きい 日本の女性は就職時にマッチした職を得ても、その後、オーバー・クオリフィケーションに陥りやすい 仕事では、ロールモデルがいなくても困らなかったけど、人生は別 少数のおばさんならいい会社でも、おばさんだらけだと… マンネン課長 現実的には“早期退職”するしかないんです 給料そのままで地方でも関連会社でもなんでもやります宣言するか 給料半額で現場に戻るか 早期退職するか 役職定年女子 出産期を終えた年齢 50歳以上 「日本人の女性の過半数が50歳以上」になってしまう 2020年 定年女子より真っ暗、「役職定年女子」の未来 残れず、生めず、決心も付かず… 日経ビジネスオンライン 河合薫 モテるための女子力をあえてフランスに訳すとしたら、「エレガンス(優雅)の力」になるでしょうか。ワインと女性はメロウな方がいいに決まっている――それが熟成した文化の知恵なのでありましょう 。パリマダムは、男性に「モテるため」「愛されたいがため」に”Kawaii”女になろうとは致しません。Kawaiiは子どもへの褒め言葉。成熟していない“女子”に魅力を感じる国民性でもありません。男性に媚(こ)びたり阿(おもね)ったりするポーズは取らないし、また取りたいとも思っていないでしょう 家事能力があることなどを「女子」の力と関連づけることはしていませんでした 異性の目を惹き付ける「モテる力」があること 「家庭的」な能力が高いこと “女子力 フランスに「女子力」という言葉は存在しない 「カワイイ!」は子どもへの褒め言葉だ 東洋経済オンライン 岩本 麻奈 (その4)(フランスに「女子力」という言葉は存在しない 「カワイイ!」は子どもへの褒め言葉だ、定年女子より真っ暗、「役職定年女子」の未来、“お茶くみは女性限定”の会社は潰れちゃうかも) 女性活躍
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