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健康(その3)(食事や運動より○○の見直しで 健康寿命はカンタンに延びる!、達成感を支えに働く人の「突然死」リスク 頑張りすぎに気が付かない「隠れ疲労」の恐怖、「睡眠負債」が招きかねない4つの致命的ミス あなたの仕事、恋愛、婚活は大丈夫?) [社会]

健康については、昨年10月7日に取上げた。今日は、(その3)(食事や運動より○○の見直しで 健康寿命はカンタンに延びる!、達成感を支えに働く人の「突然死」リスク 頑張りすぎに気が付かない「隠れ疲労」の恐怖、「睡眠負債」が招きかねない4つの致命的ミス あなたの仕事、恋愛、婚活は大丈夫?)である。

先ずは、早稲田大学スポーツ科学学術院教授の岡浩一朗氏が昨年10月9日付けダイヤモンド・オンラインに寄稿した「食事や運動より○○の見直しで、健康寿命はカンタンに延びる!」を紹介しよう(▽は小見出し)。
・いま、国内外のメディアが盛んに取り上げる「座りすぎ」の問題。前回は、世界中で注目を集めるに値するほど、座りすぎが健康に与える影響が深刻なことをお伝えした。毎日の習慣化してしまった座りすぎが、糖尿病、高血圧、心血管疾患、そしてガンといった死に直結する大病を招いていることに衝撃を受けた人もいるでしょう。
・でも、この問題を最も申告に受け止めるべきは日本人です。なぜなら日本人は世界一座っている時間が長い国民だからです。 それでも、「私は営業職で座る時間は少ない」と思っている人もいるかもしれません。しかし、多くの日本人は正確に計測すると起きている時間の半分以上を座ってすごしていることが多いようです。はたして、あなたはどれくらい座りすぎているのか?
・座りすぎ研究の日本における第一人者、岡浩一朗(早稲田大学スポーツ科学学術院教授)著、『長生きしたければ座りすぎをやめなさい』から、日本人の座りすぎる実態と、それが招く死や病について紹介します。
▽30分以上ですでに「座りすぎ」 知らず知らずに万病を招く恐怖!
・世界中のメディアがさかんに取り上げ、「現代人特有の命を縮める要因」として脚光を浴びている「座りすぎ」は老若男女、すべての人にかかわる問題です。 座ったまま何時間も過ごすことは現代人にとって日常で、テレビやパソコンの前に座っていると30分や1時間などあっという間です。作業に夢中で、あるいはテレビのスポーツ中継に夢中になって、気がついたら何時間も座ったまま……そんな経験があなたにもあるはずです。
・他にも、車や電車での移動、スマホ、会議、食事やだんらん、授業や映画鑑賞など長く座る機会はいくらでもあります。 そんなごくあたりまえの「座る」という行動様式が、タバコやアルコールを凌ぐほど危険で、WHO(世界保健機関)でさえ「世界で年間約200万人の死因になる」と警告するのだから、ただ事ではありません。
▽「1時間座ると22分余命が縮む」 衝撃の研究結果を意識しよう
・「座りすぎが死因になるとは、思ってもみなかった」 「まさか! テレビやパソコンの前にただ座っているだけで寿命が短くなるなんて……!」 初めは、そう思うかもしれません。座りすぎの健康被害が取り沙汰されるようになったのは、ごく最近のことなので、ほとんどの方は座りすぎの弊害をまだ知らないか、最近のテレビ番組やネット記事などで初めて知ったのではないでしょうか。
・誤解してはいけないのは座ること自体は問題ではなく、「座りすぎ」と「座り続ける」ことが問題なのです。でも、甘くみてはいけないのは、座りすぎというのは数時間というレベルではないのです。30分以上続けて座れば、それだけで血流や代謝は悪化して健康リスクが高まるのです。「1時間座り続けると22分、残りの命が削られる」という世界に衝撃を与えた研究結果を、われわれはもっと意識するべきでしょう。
▽日本人の座っている時間は世界一長かった!
・ではあなたは1日にどれくらい、何時間くらい座っていますか? 実際に「自分が座っている時間」を冷静に調べてみると、想像していた以上に長い時間座っていませんか? まずは座りすぎに気づくことこそ、対策の第一歩です。
・「座る時間」の自己診断のやり方ですが、あなたの平均的な1日を振り返って、
 1.仕事で座っている時間は、何時間くらいか?
 2.移動中に(電車や自動車などで)座っている時間は?
 3.テレビやスマホの利用、食事など、余暇や団らん時に座っている時間は?
・この3つの場面で、座っている時間をざっくり割り出すのがいちばん簡単です。すると、多くの方は、自分が思っていた以上に座っていたことに気づくでしょう。「1日10時間以上も座っていた」ということも珍しくありません。
・それでも、「私は営業職で座る時間は少ない」などと思って甘く見ている人もいるでしょう。本当にそうでしょうか? 私が解説者として出演したテレビ番組で紹介された男性Aさんの例です。Aさんは自ら経営する工場と事務所を行ったり来たりする日が多いことに加え、健康のために徒歩通勤までしていました。  Aさんは一般のデスクワークの人に比べ座っている時間は少ない印象ですが、自己申告ではなく加速度計を装着して1日の座っている時間を調べてみると、なんと1日に約10時間も座っていたことが判明しました。 午前中の事務作業や営業車を運転している間は座っていますし、帰宅後は食事やテレビの前などでほとんどの時間は座って過ごしていたからです。  同様に加速度計などを使ったこれまでの調査で、日本人の成人の大多数は、起きている時間の約6割を座って過ごすことがわかっています。
・1日の平均的な座っている時間は8~9時間程度ですが、統計からみて1日8時間以上座る人は、「糖尿病や心臓病にかかるリスクが高まる」とされているので、多くの日本人は、日常的に危険水域、いわゆるデッドラインを超えていることになります。 
・さらに、驚くべき事実。日本人は、世界の中でも座る時間が飛び抜けて長いのです。 これはシドニー大学の研究者らが世界20カ国の成人を対象に行った「平日の座位時間」の調査によるものです。この調査によると、日本人は座る時間が最も長いことがわかりました。つまり、私たちは「世界一座りすぎる国民」だったのです。座りすぎは、もはや国民病なのです。
▽スマホにリモコン、掃除ロボット…立ち上がるのを忘れた現代人の悲劇
・昨今は職場や家庭でパソコンやスマホの利用時間が増えて動く機会は減る一方です。それだけではありません。リモコンのおかげで座ったままテレビやエアコン、照明も操作できますし、最近は掃除もロボットがやってくれます。通販で外出せずに、重い荷物も持たずに買い物もできます。 こうして生活が便利になりすぎた結果、立って動く機会がどんどん失われ、座りすぎで体を壊す人が続出しているのだから皮肉なものです。これこそ、現代人の悲劇です。
・仕事が長時間のデスクワークで移動は車、帰宅後もテレビやパソコンの前で過ごす生活が日常なら、座っている時間は平均をはるかに上回り、10時間以上も座る可能性があります。 しかも、長く座っていると立ち上がるのが面倒になり、ますます動かなくなって不健康になるという悪循環を招きがちです。
・「座る時間が1日11時間を超えると、座る時間が4時間未満の人より死亡リスクが40%高まる」。これは、前回も紹介したオーストラリアの研究機関が公表した研究データです。非常にショッキングな内容ですが、座れば座るほど私たちは死に急ぐごとになるのです。
・じっと座っているとき、全身の約7割を占める足の筋肉はほぼ動かず、30分も座っていると血流がみるみる悪化して、代謝機能も低下します。血液中には余分な糖や脂肪があふれ出し、やがて、糖尿病、高血圧、脳梗塞、心疾患、がん、メタボリックシンドロームなどさまざまな病を呼び寄せてしまいます。いわゆる「血液ドロドロ」状態と言えばイメージしやすいでしょうか。血流の悪化は万病のもとです。
・残業続きのデスクワーカー、座ったままテレビやスマホに没頭している人は要注意。毎日、寿命を縮める行為をしているようなもの、極端にいえば自殺行為です。 その座る時間が最も長いのが日本人なのです。あなたは大丈夫でしょうか?
・健康で長生きしたいなら、食事や運動ばかりに気を使うのではなく、ついつい座り続けてしまう「間違った座り習慣」の見直しも忘れずにしたいものです。「座りすぎない」、たったこれだけで健康寿命は延ばせるのですから。
http://diamond.jp/articles/-/145036

次に、12月25日付け東洋経済オンライン「達成感を支えに働く人の「突然死」リスク 頑張りすぎに気が付かない「隠れ疲労」の恐怖」を紹介しよう(▽は小見出し、Qは聞き手の質問、Aは梶本氏の回答。+は回答内の段落)。
・歳末前の繁忙期、ちゃんと寝たのに朝からグッタリ。そんな読者も多いだろう。しかし本当に怖いのは「隠れ疲労」だと、東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身氏院長は話す。
Q:まず、隠れ疲労とは。
A:疲れがたまっているのにそれを認識できない、疲労感なき疲労です。その先に潜む最悪のケースが過労死や突然死です。 皆さん運動とか体を使ったときの疲れは自覚しやすいけど、たとえばデスクワークしているだけだと疲れたという感覚を持たないことが多い。大きなプロジェクトを成し遂げたとか、成果を出して昇級したとかで意欲や達成感が高まり、興奮状態、幸福感や高揚感に包まれていると、脳は体からの警告を無視して疲れを疲労感に変換しないことがある。前頭葉が容易に疲労感を消してしまうんですね。
▽すべての疲れは自律神経に負担がかかって発生する
Q:「疲労感のマスキング」と呼ばれる、隠れ疲労の正体ですね。
A:脳の眼窩(がんか)前頭野という部分が送って来た疲労データが前頭葉に届く際、快感物質や興奮物質が分泌されているとそれらの警告をかき消してしまう。自分の健康に自信を持っていて、かつ仕事が好きでバリバリこなすタイプの人ほど危険ですね。老化が最も激しいのが自律神経。自律神経の働きを示す「パワー値」(体力)は、10代を100とすると60代は25まで落ちます。30代ガムシャラにやって成功体験を持つ人が、50代、60代で同じつもりでいたらいずれ破綻し、過労死や突然死の危険が生じる。
Q:やりがいや達成感を支えに働く人に、むしろリスクが高い。
A:疲労には、体における疲れと頭を使った際の疲れ、人間関係や仕事での精神的な疲れの、大きく3つの疲れがある。そのどれもすべて脳にある自律神経の中枢の疲れです。ここが全身を制御している。内臓、筋肉、呼吸、心拍、血圧、血管の拡張・収縮、体温調節などの司令塔なんですね。 つまり体、目、頭、精神すべての疲れは自律神経に負担がかかって発生する。それらの疲れは足し算で増えていきます。その合計がその人の1日の疲れを示す。ところが隠れ疲労のように自分で疲れを自覚できないと、うまく足し算できない。それが実は危険なことなんです。
Q:足が疲れた、目が疲れたと個別に疲れが生じるのではなくて、すべて脳の自律神経の疲れだと。
A:そう、だからきちんと足し算すべきなんです。ただ、根を詰めて仕事した、すごく頑張ったなど、テンションが高いときは、疲労感のマスキングで低めに見積もってしまう。そんな調子で会社帰りにリフレッシュしようとジムに寄るとか皇居の周りを一周走るなんて自殺行為です。サウナに行くのも激しい体温調節で自律神経を頑張らせてしまう。「飲んで疲れを吹き飛ばそう!」というのも肝臓に負担をかけ、新たな疲れを加えるだけの行為です。
▽疲労は質のよい睡眠でしか回復しない
Q:疲れの足し算とは具体的にどうすればいいんですか?
A:主観でいいので偏差値的な考え方で普段を50としたとき、今日はいつもより頑張ったから60とか、上司に詰問されストレスを感じたから70とかイメージしてみる。会議で自分がプレゼンしている最中はテンションが高まっていて疲労を感じなくても、終了後は疲れているはずなんです。そうしたときは自律神経の負担を気遣って早く寝ようとか心掛けてもらいたい。
+疲労を自覚していなくても、実際は疲労が起こっているはずだという感覚を持つことが大事です。疲労は質のよい睡眠でしか回復しない。肉体はもちろん、精神的なストレスが加わっているときほど自律神経を休めてあげてください。
Q:疲労は発熱、痛みとともに体からの「3大生体アラーム」だと。発熱や痛みには対処しても、疲労については軽視しがちですね。
A:そうですね。日本には「お疲れさま」という文化があって、疲れることを美徳化するフシがある。疲れないと仕事をしたことにならないとか、評価しないような風潮がありますよね。それがお疲れさまという言葉に表れている。今日はよく頑張ったなと疲れた自分を褒めたりするでしょ。海外にはお疲れさま文化などない。疲れたことを評価などしないでしょ。アメリカでは60%の力で働き70%の成果を出すよう求める。実際そのほうが効率的で、「グッドジョブ!」と結果を評価する文化ですよね。
Q:日本人が称賛する集中力神話も、隠れ疲労を招くリスクと。
A:1日のスパンで見たとき、作業効率を上げたいなら1つの物事に集中するのは逆効果。集中力は本来1時間から1時間半しか持続しません。その後の5〜6時間はパフォーマンスが極端に低下する。ではどうするか。1つのことに集中して脳の特定部位だけを酷使せず、脳全体をバランスよく使い負担を分担することです。オンとオフのバランス、上手な手抜きが脳の疲れを軽減する仕事術です。
+今日やる仕事を書き出し、重要度のタグ付けをする。体調や疲れ具合に応じて、優先順位の低いものは明日に回す。1つの仕事に飽きたら、脳の違う場所を使う種類の仕事に移る。“飽きる”という感情自体が脳の疲労サインなのです。
▽疲労を自覚していなくても
Q:まずは疲れをため込まない習慣づけが必要ですね。
A:隠れ疲労の現象として最初に起きるのが体のだるさと眠気です。それと普段楽しめていたことに飽きやすくなる。これは、これ以上同じ箇所に負荷をかけないでくれ、という脳からの信号です。電車に乗ってすぐ眠り込んでしまったら、それは脳が本来備える公共の場での警戒を捨て、「今すぐ休息を」と強制的に意識をシャットダウンした状態。普段歩くところを今日はタクシーに乗ってしまおうか、とふと思ったりする。こうしたことは隠れ疲労の氷山の一角として出てくる症状です。疲労を自覚していなくても、自分の行動の中で、何かしら出てくるところは逃さないようにしてもらいたい。
Q:直感や衝動に耳を傾ける。
A:はい。疲れを自覚する前に何かで現れてくることが結構あります。疲れを自覚するのは意識に上ってくることだけど、衝動というのは意識に上っていないデータを整理したもの。だから衝動は、もっと膨大な情報を処理した結果出てくる情報なんです。その情報のほうが実は貴重だったりする。衝動を無視するのではなく、どうしてそんな衝動が生じたのかにちょっと意識を持っていくと、もしかしたら自分は疲れているんじゃないか、と気づけるのではないでしょうか。
http://toyokeizai.net/articles/-/201470

第三に、睡眠改善インストラクター、昭和西川株式会社 常務取締役の西川 ユカコ氏が1月5日付け東洋経済オンラインに寄稿した「「睡眠負債」が招きかねない4つの致命的ミス あなたの仕事、恋愛、婚活は大丈夫?」を紹介しよう(▽は小見出し)。
・昨年の流行語大賞にもノミネートされた「睡眠負債」。これは日本社会に「睡眠が足りていない」という実感のある人が相当数いて、「睡眠不足が体に悪いかも」という危機意識が出てきていることの表れです。 ちなみに睡眠負債とは、寝不足が借金のように少しずつ蓄積した状態のこと。体質など個人差はありますが、成人が健康に過ごすために「最適な睡眠時間は7時間前後」というのが日本の睡眠研究者の共通認識です。ところが、厚生労働省「国民健康・栄養調査(2015年)」によると、日本人の平均睡眠時間は「6時間未満」が4割。また10人に1人は「5時間未満」の睡眠時間で生活をしています。
・学校や仕事の始業時間などの関係で毎日の起床時刻はある程度決まってくるので、平日の夜に自分の時間を持とうとすると、どうしても睡眠を削ることになりますよね。だから「5時間睡眠」「6時間睡眠」というと、たいして短くないように感じるかもしれません。
▽誰もが「睡眠負債者」の予備軍
・けれど仮に1日「7時間」の睡眠が必要な人が「5時間」睡眠を毎日続けると、1日に2時間ずつ睡眠負債がたまっていきます。この生活を2週間続けると、2時間×14日で、なんと28時間連続で起きている時と同じ脳の状態になるといいます。これは「1日の睡眠不足(時間)×日数=連続で起きている時間数(時間)」という、睡眠不足による脳のダメージを「連続で起きている時間数」で表す計算式に当てはめたものです。
・またこのように1日2時間の睡眠不足が14日間続くと、弱度酩酊状態といって、お酒を飲んで「ほろ酔い」の時の血中アルコール濃度とほぼ同じ脳の働きになるという実験結果が出ています。 ほろ酔いの時は気分がいいのでハッピーでしょうが、睡眠負債の場合には意識が朦朧としていることに加え、体がだるくて重いし、眠いし、精神的にも不安定になりやすく、思考もネガティブになりがちなので、高いパフォーマンスを上げるには決していい状態とはいえません。
・ちなみに1晩程度の徹夜や寝不足ですと逆にハイテンションになりやすい(逆に寝すぎだと鬱っぽくなりやすい)ので、1~2日の徹夜や睡眠不足は「勢い」で何とか乗り切れてしまうことも多いでしょう。そして実は1晩徹夜するよりも、1日1~2時間など少しずつ負債をためていくほうが、より心身にダメージが大きいことがわかっています。
▽日常を蝕む「前頭葉の働き」の低下
・いま睡眠負債について盛んにいわれているのは、高血圧、糖尿病、認知症やガンになるリスクが高まるということ。けれど実は、治療が必要になるようなこれらの病気になる前に、睡眠負債はあなたにピッタリと寄り添って悪さをしています。なぜなら、脳は「十分」な睡眠なしには「十分」に働かないようにできているからです。
・睡眠不足で、最初に低下する脳の機能の1つが「全身の司令塔」ともいえる前頭葉です。今回は前頭葉の働きが低下した際に起こる、睡眠負債の日常的な弊害について説明します。 
1.仕事のミス
・前頭葉は「脳内の記憶を引き出す」「論理的に考える」「クリエイティブな発想をする」「適切な判断をする」「注意力を維持する」など、「賢い人」として働いてくれます。それは仕事をするうえで、どの職種の人にも必要な機能。きちんと睡眠をとっている場合に比べて(他人との比較ではなく、「自分の中での比較」で)、睡眠不足の場合は前頭葉の働きが低下して上記のスキルが低くなった結果、たくさんの「トホホ」が。
+たとえば、注意力、集中力が落ちてケアレスミスが増えるのもその1つ。上司や部下からの不意の質問にうまく答えられなかったり、もしくは自分の考えをまとめるのにいつも以上に時間がかかってしまったり。いいアイディアが思い浮かばない、資料作りに異常に時間がかかる、会議や商談など勝負の場で頭がぼんやりして的外れもしくは十分に練れていない発言をしてしまったりと、自己嫌悪に陥ってしまいそうな事態が起こりやすくなります。
+1~2日の睡眠不足なら勢いで何とか乗り切れますが、それが毎日だとしたらおそろしく生産性が低くなりますし、頭が冴えて絶好調な時に比べてずいぶん「能力ダウン」な仕事内容になるでしょう。さらに、睡眠負債がたまっていくと、冴えている日があまりなくなってくるので、冴えない日の自分がスタンダードになってしまう危険性もあります。
2.日常生活のミス
・睡眠不足が蓄積し前頭葉の働きが低下して、判断力が鈍るという観点では、仕事以外のシーンでも、トホホのワナがたくさんあります。 たとえば、節約しているのに、眠気を感じながらダラダラとネットサーフィンをして必要のない物を買ってしまったり、ダイエットしているのに、1日の後半にラーメンやお菓子などを食べてしまったり。 女性の場合は、たいして誠実な男ではない予感がしているのに、押しの強さに流されて勢いで付き合っちゃったり。男性の場合は、最高の彼女なのに、一生の伴侶にする決断ができず愛想を尽かされて逃げられちゃったり。
▽情緒不安定になり、自己肯定感も低下
+前頭葉の働きが鈍った状態では、相手の本質を見抜けないまま、相手にコントロールされ、流されてお付き合いや結婚なんてことや、逆に判断力が鈍っているために最愛の人を失うなんてことにも。ちなみに「流される」ことと、「勢い」は別物です。流されることは、自分の人生を運に任せること。勢いは「それでいいか」と自分できちんと判断して納得したうえで、実現に向けてスピードを上げて進むことです。
+振り返ってみて、自分が欲しい未来に対して「理性が働いていなかった」「流されてなんとなく」「思考停止になっていた」などで、「ダメなほうを選んでいた」ことが多い場合は、睡眠時間を見直すのも1つの手かもしれません。
3.婚活のミス
・寝不足が続くと、やけにイライラしたり落ち込んだりすることはありませんか? 前頭葉の働きが鈍ると、情緒が不安定になったり、自己肯定感を持てなくなることが報告されています。これは、婚活をしている人には、悪影響を及ぼしかねません。 婚活は自分が相手を選ぶ要素はもちろん、大勢の中から選ばれないといけない要素もあるので、情緒が不安定で自分に自信のない状態では辛いですし、逆にその不安定さにつけ込む人が出てきてしまうかもしれません。
+前頭葉が満足に働いていない場合、正しい判断力を持つことがどうしても難しくなるので、特に「『婚活』は睡眠負債を返済してから(少なくとも返済しながら)」をスローガンにしたいところです。
▽寝不足カップルはケンカしやすくなる?
4.パートナーシップのミス
・また前頭葉の働きが鈍っている時は、考え方もネガティブになりやすくなるので、付き合っている相手に対して「本当に自分のことを好きか」疑ったり、浮気を疑ってしまう、なんてことも考えられます。また、相手の気持ちを慮る力や、共感力が減るうえ、自分の感情をコントロールする力も弱くなるので、寝不足のカップルはケンカしやすくなるというデータもあります。
+睡眠負債は、私達の能力を自分史上最高に「バッドコンディション」に導き、仕事、人間関係など日々の大切な場でのパフォーマンスを落としてしまいます。ここまでこの記事を読んでくれた読者に、筆者が伝えたいことはただ1つです。
+十分に寝ると、脳がよく働いてくれて「思いもよらない良いこと」が本当にたくさんあります。その「思いもよらない良いこと」を手に入れるためにも、休日に平日よりも2時間以上長く寝る人、毎日眠い人、日ごろ睡眠不足を感じている人は、2018年は、だまされたと思って10分でも20分でも長く寝ましょう!
http://toyokeizai.net/articles/-/203006

第一の記事で、 『30分以上ですでに「座りすぎ」 知らず知らずに万病を招く恐怖!』、という危険性を私も知っていた。私も通算での座っている時間は極めて長いが、座り続けずに、頻繁に立ち上がって歩いたりするようにしている。ただ、記事ではそうした行動が予防につながるのかどうか、について触れられてないのが「玉にきず」だが、テレビの健康番組では推奨していたと記憶する。
第二の記事で、 『隠れ疲労とは・・・疲れがたまっているのにそれを認識できない、疲労感なき疲労です。その先に潜む最悪のケースが過労死や突然死です』、というのは、恐ろしい話だ。現役時代は、隠れ疲労にドップリ浸かっていた。 『根を詰めて仕事した、すごく頑張ったなど、テンションが高いときは、疲労感のマスキングで低めに見積もってしまう。そんな調子で会社帰りにリフレッシュしようと・・「飲んで疲れを吹き飛ばそう!」というのも肝臓に負担をかけ、新たな疲れを加えるだけの行為です』、というのも、思い当たるフシが多いだけに、よくぞ無事だったと思う。 『オンとオフのバランス、上手な手抜きが脳の疲れを軽減する仕事術です』、というのは、同僚や部下、女性たちと他愛のない冗談を交わしていたのが、救いになっていたのかも知れない。ここでの隠れ疲労は、おそらく第三の記事でいう「睡眠負債」と近い概念だと思う。
第三の記事での「睡眠負債」については、昨年5月18日付けのNHKスペシャル「睡眠負債が危ない~“ちょっと寝不足”が命を縮める~ 」 を既に観ていただけに、馴染みがある概念だった。ただ、睡眠負債の危険性については、この記事は表面的なことしか触れてないが、番組の方がより深く分析しているので、次回に取上げたいと思う。
タグ:睡眠負債 「「睡眠負債」が招きかねない4つの致命的ミス あなたの仕事、恋愛、婚活は大丈夫?」 西川 ユカコ 30分以上ですでに「座りすぎ」 知らず知らずに万病を招く恐怖! 直感や衝動に耳を傾ける 日本人は世界一座っている時間が長い国民 日本人が称賛する集中力神話も、隠れ疲労を招くリスク パートナーシップのミス .婚活のミス 毎日の習慣化してしまった座りすぎが、糖尿病、高血圧、心血管疾患、そしてガンといった死に直結する大病を招いている 「食事や運動より○○の見直しで、健康寿命はカンタンに延びる!」 日常生活のミス 仕事のミス 日常を蝕む「前頭葉の働き」の低下 ダイヤモンド・オンライン 岡浩一朗 1晩徹夜するよりも、1日1~2時間など少しずつ負債をためていくほうが、より心身にダメージが大きいことがわかっています 日2時間の睡眠不足が14日間続くと、弱度酩酊状態といって、お酒を飲んで「ほろ酔い」の時の血中アルコール濃度とほぼ同じ脳の働きになるという (その3)(食事や運動より○○の見直しで 健康寿命はカンタンに延びる!、達成感を支えに働く人の「突然死」リスク 頑張りすぎに気が付かない「隠れ疲労」の恐怖、「睡眠負債」が招きかねない4つの致命的ミス あなたの仕事、恋愛、婚活は大丈夫?) 誰もが「睡眠負債者」の予備軍 健康 海外にはお疲れさま文化などない。疲れたことを評価などしないでしょ 日本人の平均睡眠時間は「6時間未満」が4割。また10人に1人は「5時間未満」の睡眠時間で生活をしています 日本には「お疲れさま」という文化があって、疲れることを美徳化するフシがある 成人が健康に過ごすために「最適な睡眠時間は7時間前後」というのが日本の睡眠研究者の共通認識 疲労は質のよい睡眠でしか回復しない そんな調子で会社帰りにリフレッシュしようとジムに寄るとか皇居の周りを一周走るなんて自殺行為です。サウナに行くのも激しい体温調節で自律神経を頑張らせてしまう。「飲んで疲れを吹き飛ばそう!」というのも肝臓に負担をかけ、新たな疲れを加えるだけの行為です 根を詰めて仕事した、すごく頑張ったなど、テンションが高いときは、疲労感のマスキングで低めに見積もってしまう 1時間座ると22分余命が縮む」 衝撃の研究結果を意識しよう 意欲や達成感が高まり、興奮状態、幸福感や高揚感に包まれていると、脳は体からの警告を無視して疲れを疲労感に変換しないことがある。前頭葉が容易に疲労感を消してしまうんですね 疲れがたまっているのにそれを認識できない、疲労感なき疲労です。その先に潜む最悪のケースが過労死や突然死です 隠れ疲労 「達成感を支えに働く人の「突然死」リスク 頑張りすぎに気が付かない「隠れ疲労」の恐怖」 東洋経済オンライン 。「座りすぎない」、たったこれだけで健康寿命は延ばせるのですから。 じっと座っているとき、全身の約7割を占める足の筋肉はほぼ動かず、30分も座っていると血流がみるみる悪化して、代謝機能も低下します。血液中には余分な糖や脂肪があふれ出し、やがて、糖尿病、高血圧、脳梗塞、心疾患、がん、メタボリックシンドロームなどさまざまな病を呼び寄せてしまいます こうして生活が便利になりすぎた結果、立って動く機会がどんどん失われ、座りすぎで体を壊す人が続出しているのだから皮肉なものです。これこそ、現代人の悲劇です
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