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誇大広告(その2)(消費者庁が初の措置命令「健康食品」のウソを見抜く方法 教えます コラーゲンで「お肌ぷるぷる」にはなりません、健康食品を信じ込んでいる人の大いなる誤解 青汁・酵素・グルコサミン…危害情報も急増、“最先端”がん治療トラブル) [生活]

誇大広告については、昨年7月17日に取上げた。今日は、(その2)(消費者庁が初の措置命令「健康食品」のウソを見抜く方法 教えます コラーゲンで「お肌ぷるぷる」にはなりません、健康食品を信じ込んでいる人の大いなる誤解 青汁・酵素・グルコサミン…危害情報も急増、“最先端”がん治療トラブル)である。なお、関連する機能性表示食品については、昨年4月10日に取上げた。

先ずは、教育学者・栄養学者で群馬大学名誉教授の髙橋 久仁子氏が昨年11月8日付け現代ビジネスに寄稿した「消費者庁が初の措置命令「健康食品」のウソを見抜く方法、教えます コラーゲンで「お肌ぷるぷる」にはなりません」を紹介しよう(▽は小見出し)。
・2017年11月7日、消費者庁は「飲むだけで痩せられる」などと誤った印象を与える宣伝を繰り返していたとして、大手を含め「機能性表示食品」を扱う16社に対して、再発防止などを求める措置命令を出しました。
・「運動や食事制限なしで痩せられる」とうたっていたにもかかわらず、実際には試験を行った人々が普段以上に運動をしていたなど、科学的な知見とは異なる宣伝を行っていたというのです。
・2015年4月の制度開始以来、機能性表示食品に対する措置命令は初のこと。こうした健康に関する機能をうたった食品に潜む大げさすぎる、まぎらわしい「ウソ」を見抜く方法を、『「健康食品」ウソ・ホント』を上梓した髙橋久仁子氏が明かします。
▽コラーゲンファンには、残念なお知らせです
・「年齢とともに減少する軟骨成分・グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲン。毎日上手に補うことが大切です。快適な毎日をサポートします」とか「高麗人参で健康の悩みがゴッソリ解消!」等々、それを利用しさえすれば若さも元気も取り戻せるかのような広告文言をあちこちで見かけます。
・確かな根拠がないにもかかわらず、多くの人々に信じられている事柄を比喩的に”神話”とよびます。健康に関連する食の情報にもたくさんの”神話”が紛れ込んでいますが、意図的に”神話”をつくって広め、それを広告に使っているのではないかと疑われる事例が、食品の世界には少なからず存在します。
・その代表例の一つが「コラーゲン」です。〈「健康食品」の安全性・有効性情報〉(https://hfnet.nih.go.jp/)というウェブサイト内に「話題の食品・成分」のページがあり、その中に「コラーゲンって本当に効果があるの?」と題する記事が掲載されています(http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail2204.html)。
・そこには「コラーゲンは『皮膚』『骨・軟骨』を構成する物質として、なくてはならないタンパク質なので、『それを食べれば、皮膚や関節によいに違いない』と思うかもしれませんが、残念なことに、現時点での科学的知見では、コラーゲンを食べても『美肌』『関節』に期待する効果が出るかどうかは不明です」とあり、詳しい理由が記されています。
・ところが、ちまたには”コラーゲン神話”が蔓延しており、「コラーゲンでお肌ぷるぷる、しっとりつやつや」など、あたかも美肌効果があるかのような文言をよく見かけます。 私は以前、コラーゲン摂取に美肌効果があるかのように広告する企業に「コラーゲンを食べると肌の状態が改善されるのか」などの質問状を送ったことがあります(2011年)。 回答のあった2社(K社とI社)への質問と返事をご紹介しましょう。
・まずK社には、同社の広告文言に関して「『飲むたびにうるおいを』というのは具体的にどういうことでしょうか」と訊ねました。この質問に対する答えは、「文字通り、飲んでいただいて喉をうるおしてほしいという意味です」でした。
・続いてI社にも、やはり同社の広告文言について、「『おいしくうるおう』とありますが、なにがうるおうのでしょうか」と質問したところ、「止渇作用によって喉をうるおします」との回答がありました。
・いずれの回答もうるおうのは「喉」であり、「肌」にはひと言も触れていません。「うるおい」「うるおう」などの文言を配して広告していながら、このような答えが返ってくるのです。  なるほど、「肌がうるおう」は消費者側の勝手な解釈なのでしょうが、”コラーゲン神話”に便乗して販売しているととられても、仕方がないのではないでしょうか?
▽「効く・効かない」より「安全か」が重要
・コラーゲンに限らず、食品に関する派手な広告や情報に出会って、心動かされそうになったときはどうしたらいいのでしょうか? なによりも大切なのは、「すぐに飛びつかない」ことです。まずは「○○って、何? そんないいことあるの?」と疑ってみましょう。一呼吸置いても、絶対に損はしないのですから
・華々しい効果を謳う「健康食品」やその広告が気になったら、まずは、先ほどもご紹介した国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の国立健康・栄養研究所が公開している〈「健康食品」の安全性・有効性情報〉というウェブサイトを確認するようにしましょう。 同研究所は、「国民の健康の保持・増進及び栄養・食生活に関する調査・研究を行うことにより、公衆衛生の向上及び増進を図る公的機関」であり、信頼度の高い責任ある情報を発信しています。
・上のサイト上で、たくさんの種類の「健康食品」に関する情報を確認することができます。そこで情報をチェックすると、たいていの食品・食品成分の「有効性」に関して、ヒトにおけるきちんとしたデータがないだけでなく、むしろかなりの「危険情報」があることなどがわかります。
・販売企業に電話をして、直接訊ねてみるのも一つの方法です。「これは何に効くのか?」「私の不調が解消されるのか?」などの質問を、しつこいくらいぶつけてみてください。 ほとんどの企業が、明確に「効きます」とは答えないはずです。「効果があったとおっしゃるお客様がたくさんいらっしゃいます」とか「個人差があります」のように、答えをはぐらかすことが多いでしょう。
・企業の対応姿勢から、商品の質を見極めることができるのは、「健康食品」も他の商品と同様です。ただし、場合によっては執拗に勧められることもありえますので、すぐに購入してしまうことのないよう、問い合わせはくれぐれも慎重に行ってください。
・健康食品に関しては、「効く/効かない」がよく話題になりますが、それを論じる前に、「摂取して安全なのか?」をまず問う必要があります。 商品Aを摂取して「影響がなかった場合」には、「摂っても意味がない」と単純に理解できると思います。 では、「影響があった場合」はどうでしょうか。それが「悪い影響」であれば、「有害作用」としてすぐにやめる気になることでしょう。
・問題は、「期待していた影響があった場合」です。 たとえば糖尿病の人が、「これを飲むと血糖値が下がる」といわれてそれを利用したところ、確かに血糖値が下がったような場合です。「血糖値が低下した。だから効いている」と、素直に喜びたくなるのが人情です。しかし、「効いた」と感じたからといって、無条件に継続利用していいわけではありません
・「なぜ血糖値が低下したのか? どんな作用によるのか?」「ひょっとして違法に医薬品が添加されているんじゃないか?」「あるいは、体のどこかの機能を障害したから血糖値が低下したのかもしれない」といった疑問をきちんと検討してみる必要があります。
・医薬品の世界では、「効果が害(副作用)を上回る」なら医薬品として認めるという合意が成り立っています。「健康食品」に関しても、「少々の害があっても、利益があればそれでいいじゃないか」というきわめて乱暴な意見を耳にすることがあります。
・しかし、明白な疾病に対して治療の一環として服用する医薬品とは異なり、「健康食品」は”さらなる健康”を求めて利用するものであるはずです。 そのような目的で利用する商品に、「ここまでの有害作用は目をつぶろう」という”境界線”が存在しうるとは思えません。
▽自分の身は自分で守る
・健康を維持増進する三要素は、あくまでも「栄養・運動・休養」です。これ以外の「何か」が健康維持に必須であるかのように煽りたてて、「健康食品」の消費を増やすことを意図して、2015年に「機能性表示食品」制度が始まりました。
・この制度が誕生する契機となった、2013年6月5日公表の「規制改革に関する答申」の副題が「経済再生への突破口」であることを忘れてはいけません。 世の中に蔓延する「食品成分の機能性幻想」につけ込み、無益どころか有害かもしれない”余計なモノ”を摂取させることで、経済を活性化させようとする人たちにとって、国民の健康は「どうでもいい」ものなのでしょうか?
・コラーゲンにとどまらず、世の中には「本当に効果があるのか疑問」と思わざるを得ない健康食品、商品が多数あります。それらについて、私は『「健康食品」ウソ・ホント』という本にまとめました。ご興味、ご関心のある方に、一読いただければ幸いです。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53446

次に、1月9日付け東洋経済オンライン「健康食品を信じ込んでいる人の大いなる誤解 青汁・酵素・グルコサミン…危害情報も急増」を紹介しよう(▽は小見出し)。
・5600万人もの日本人が利用する健康食品・サプリメント。インテージの調べによれば、その市場規模は、年間で約1兆5600億円と巨大だ。2015年春に機能性表示食品制度が始まり、メーカーが科学的根拠を国に届ければ健康効果をパッケージに表示できるようになったことで、次々と新商品が登場。今後さらなる市場拡大が予想される。
・だが、その陰で有効性の根拠があやふやな商品が氾濫。さらには健康食品で体調を崩すなどした危害情報も急増している。1月9日発売の『週刊東洋経済』は「間違いだらけの健康常識」を特集。知らないと危ない健康ビジネスの裏側を徹底解剖した。
▽機能性表示食品は開始3年足らずで1200品目以上に
・一般的に健康食品は、「健康の保持・増進に資する食品として販売されるもの」を指す。その中で、「特定の成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の商品」をサプリメントと呼んでいる。 機能性表示食品の品目数は制度開始から3年足らずで1200を突破し、特定保健用食品(トクホ)を上回っている。「手元のピント調節力に」と表示したサプリや、「内臓脂肪を減らす」ヨーグルトなど健康機能をうたう商品が続々と登場している。
・日本通信販売協会の調べによると、健康食品のメーカーが取り扱う成分は青汁とコラーゲンが最も多く、それにグルコサミンが続く。ただ、こうした人気成分の大半は効果の根拠が不明だ。国立健康・栄養研究所のデータベースや、医療関係者も参照する『ナチュラルメディシン・データベース(NMCD)』(日本版の発売元は同文書院)によると、ほとんどの成分の有効性のデータが不十分となっている。
・たとえば、関節痛などの軽減効果をうたい、根強い人気のグルコサミン。同成分には2種類ある。このうちグルコサミン塩酸塩については「データが不十分」(NMCD)。グルコサミン硫酸塩は、「重篤で慢性的な骨関節炎の痛み緩和には効果がないことが示唆されている」(健康・栄養研)という。特集では約40種類の成分・素材を掲載しているが、コラーゲンや水素水、黒酢なども、データが十分でないようだ。
・実際に、健康食品の効果を明確に感じている人は利用者全体の1割程度にすぎない(インテージ調べ)。効果を感じたという人についても、「ほとんどの場合は、(効くと信じて摂取することによって得られる)プラセボ効果だろう」(東京都医師会の尾﨑治夫会長)という指摘がある。 それどころか、危害情報が相次ぐ健康食品もある。
▽青汁で下痢やじんましんなどの事故情報も
・消費者庁のデータバンクによると、便秘やダイエットによいとされる青汁は、下痢やじんましんなどの事故情報が2015年から3年間で300件以上報告されている。同庁消費者安全課の藤田佳代企画官は、「青汁の事故情報は注視しているが、何が原因か不明なため、現時点ではどのように注意喚起してよいかわからない」と頭を悩ませる。青汁の中には数十種類の原材料や成分を含む商品があり、「成分同士が相互作用して体調不良を引き起こす可能性もある」(尾﨑氏)。
・同じく多くの成分を含み、ダイエットや老化防止に効くとうたわれている酵素も、下痢などの危害情報が2015年度に190件あり、2016年度は534件に倍増した(国民生活センター調べ)。健康食品を摂取することで健康を害してしまっては元も子もない。
・こうした被害から身を守るためには、広告や表示の情報を見極めるリテラシーの向上が欠かせない。そもそも健康の大前提は規則正しい食生活と運動、そして睡眠の3要素であり、健康食品だけで健康になろうと考えるのは大間違いだ。
https://toyokeizai.net/articles/-/203612

第三に、6月5日のNHKNHKクローズアップ現代+「“最先端”がん治療トラブル」を紹介しよう(▽は小見出し、──は聞き手の質問)。
・“最先端”を掲げ、高額な料金がかかるがん治療で、トラブルが起きている。ネット上には “樹状細胞”“遺伝子治療”“NK細胞”など話題の医療用語をちりばめ、患者に期待を抱かせたり、事実と異なるウソや大げさな表現の広告が少なくない。ところが、そうした治療は大半が、有効性や安全性が十分に確認されておらず、保険も使えないものだという。わらにもすがる思いの患者たちは、玉石混交の「情報の海」でおぼれかけている。トラブルにあわないためにはどうすればいいのか?納得のいく治療法を選択するために必要なことを模索する。
・出演者 大野智さん (医師・大阪大学大学院准教授) 竹原慎二さん (元プロボクサー・がんサバイバー)  武田真一・田中泉 (キャスター)
▽“最先端”高額がん治療 トラブルの実態
・働き盛りの夫をがんで亡くした女性です。夫が受けたのは、“最先端”を掲げたがん治療でした。 夫をがんで亡くした女性 「あのとき、命を縮めたのかなって。本当に時が巻き戻せるなら。たぶん一生(悔いが)残ると思います。」
・こちらの女性は、がんの高額な治療法に多額の金をつぎ込み、貯金を取り崩したといいます。 「総額ではどれくらい?」 がん患者 「1,000万円近くいってる。家もなくなるかもしれません。」
・なぜ患者は、最先端を掲げた高額ながん治療に向かうのか。原因は、話題の医療用語をちりばめ、効果を期待させるインターネットの広告や、事実と異なる医師の説明だといいます。 医師 “人に投与できる用の遺伝子治療として、日本で第1号です。”
・。 厚生労働相 担当者 「『治療効果が期待できます』とか『副作用はありません』とか、こういった広告をなくしていきたい。」 がんの治療法を巡る情報の海の中、トラブルをなくすために何が必要なのか?徹底取材します。
・田中:がん治療のうち、国や学会が有効性・安全性を認めたものは「標準治療」と呼ばれ、手術、抗がん剤、放射線などがこれにあたります。この標準治療は「エビデンス」、つまり「科学的根拠」があり、今の時点で最良とされる治療で保険が適用されています(リンク先の図参照)。
・最近では、この青色の部分、最先端の治療法の研究も進み、免疫療法の一部は標準治療になっています。しかし、有効性・安全性が認められていない青の部分でも、効果が高いと期待させるような広告を出して治療を行う医療機関もあり、トラブルが起きています。
・4年前、52歳の夫をがんで亡くした女性です。 52歳の夫を亡くした女性 「これが主人が使っていたサーフボードなんですけど。」 医師から舌がんと診断を受けたとき、夫はステージ3でした。直ちに手術を受けたものの、がんは転移。主治医からは余命半年と告げられました。
・52歳の夫を亡くした女性 「言葉が出なかった。子ども3人いますし、今(夫を)失うわけにはいかない。」 ほかに有効な治療はないのか。頼ったのは、インターネットでした。当時、中学生だった息子が見つけたのは、がん遺伝子治療を掲げるクリニックのホームページ。「最先端の治療」という響きに期待を抱いた女性は、すぐにクリニックを訪れました。説明されたのは、点滴でがん抑制遺伝子を投与するという治療法。費用は、およそ550万円。クリニックの医師から標準治療をやめるよう勧められ、この治療に懸けることにしたといいます。
・52歳の夫を亡くした女性 「『本当によくたどり着きました、もう助かりますよ』という言葉をいただき、(夫は)これで本当に助かるんだという思いで。」
・ところが、期待に反し、がんの進行は止まりませんでした。疑念を抱いた家族は、医師に治療について改めて尋ねました。そのときの音声です。 夫“自分の感触だと、(がんは)小さくなっていないんじゃないかと。” 医師“小さくなっていない?” 夫の姉“よくなるんですかね?” 医師“前回まで順調に増殖を抑えてきているから。思い当たることはないですか?寝不足があったとか、強烈なスポーツをやったとか。” 夫“ないですね。” 
・さらに、点滴で投与しているという遺伝子の効果について、疑問を投げかけると…。 医師 “人に投与できる用の遺伝子治療として、国が初めて認めたのがここね。日本で第1号です。” 夫の姉“そうなんですか、ここが。” 
・しかし実際には、このクリニックの遺伝子治療が国に認められているという事実はありませんでした。まもなく夫は、余命といわれた半年を待たずに亡くなりました。女性と息子は、ネットの情報に頼ったことを今も悔やみ続けています。
・52歳の夫を亡くした女性 「本当に時が巻き戻しできるなら、『何やってんの、何信じてんの』と言いたい。たぶん一生(悔いが)残ると思う。」 女性は、事実と異なる説明により高額な代金を払わされたとして、クリニックを提訴。対するクリニックは、医師の説明が「不適切なものであった」と認めました。当時の治療をどう考えているのか、クリニックに直接問いました。
・患者に対して、効果が十分に証明されていない治療だと伝えたのか?」 電話:クリニック理事長“初めから言っていますからね。我々は最新医療だから、エビデンス(科学的根拠)はないですよと。『必ず治ります』なんていうことは、ひと言も言わないです。” 
・ならば、なぜ認めたのか尋ねると…。 電話:クリニック理事長“(裁判が)長引くほど、彼らは材料にして我々の悪宣伝を流しまくるので。戦う必要はないんで、別にそういう人にはお金を払えばいいことなんで。” 
・国は、標準治療でない高額な治療を巡るトラブルなどが相次いでいる事態を重くみて、医療法を改正。今月(6月)1日から、未承認の医薬品による治療の広告や、ネット上で虚偽や誇大な表現の広告を出すことを禁止しました。
・ゲスト大野智さん(大阪大学大学院 准教授) ゲスト竹原慎二さん(元プロボクサー)
── がんの治療に詳しい、医師の大野さん。有効性が十分には確かめられていない治療を多額の費用で行う、これは違法ではない?
・大野さん:そういった治療を行うこと自体は、医師の裁量権として認められてしまっています。ですので、結論から言えば「違法ではない」ということになります。ですが、今回のケースでも焦点にもなっておりますのが、標準治療などの正確な情報の説明が十分に行われていないケース、そういった説明が不十分なケース、その場合には罪に問われるケースがあるというふうにご理解いただけたらと思います。
── 広告の規制は始まったということだが、その治療内容そのものも適切に規制するということはできないのか?
・大野さん:最近になりまして、「免疫細胞療法」につきましては、再生医療法で厚生労働省も実態の把握というものに今、取り組んでおります。ですが一方で、今回例にありますような遺伝子治療などにつきましては、厚生労働省も実態すら把握できていないのが現状かと思います。
・田中:では現在、最先端の治療法はどこまで有効性が確認されているのでしょうか。まず、遺伝子治療で標準治療とされているものはありません。一方、免疫療法ですが、「オプジーボ」で知られる「免疫チェックポイント阻害剤」などは標準治療として推奨されているものもありますが、それ以外、例えば「樹状細胞ワクチン」や「NK細胞」を使った治療法は、十分に有効性が確認されていません。
・国立がん研究センターの若尾文彦さんは、「有効性・安全性について科学的根拠があり、現在利用できる最良の治療法が標準治療。高いお金を払ったから、よい効果を期待できるわけではない。医療はその点でほかのサービスとは違う」と話しています。
── これだけ最先端の治療が次々と出てくる中で、私たちは何を目安に治療法を選択すればよい?
・大野さん:3つあるかと思います。1つ目は、エビデンス(科学的根拠)が十分にあるかどうか。これは今出てきました若尾先生が作られている、国立がん研究センターのページを確認して、エビデンスがあるかどうか、それを確認するということが1つ。ない場合には少し怪しいと。もう1つは、費用の問題ですね。高額な費用がやはりかかるという場合には少し疑ってかかったほうがいいかなということ。最後に重要なポイントなんですけれども、標準治療を否定しているような場合、これはかなり危険なケースがあるのではないかと思います。
── そしてもう一方、元プロボクサーで、みずからもがんサバイバーでもある竹原さん。ご自身は標準治療に加えて、さまざまな治療法を試された?
・竹原さん:NK細胞の治療もやっておりましたけど、インターネットで調べて、女房がセミナー聞きに行ったんですよ。すごいよかったと。本も出してるから見てって言って、読んだんですよ。「やったらもう絶対に治るんじゃないか」と思うんですよ。それでやっちゃったんですけど。それとあと海藻エキスですか、1本3万するんですけど、24本(買って)。それも飲めば絶対治るんだと、単純なんでしょうね、僕、たぶん。
── でも、それを信じてしまうのは、なぜ?
・竹原さん:やっぱりインターネットを見たり、一番は、不安でしかたないんですよ。「治る」とかそういうのが書いてあれば確かめたくて、飲めば治るんだと信じてしまうんですよね。
── 標準治療は受けたうえで?
・竹原さん:僕の場合は標準治療を受けたあとで、それを確かめましたね。予防のために。
── やっぱり不安だという…。
・竹原さん:不安です。
▽がん代替療法 ネットにあふれる情報
── がんの治療としては、このほかにも健康食品や運動療法など、さまざまな情報が氾濫しているが、これはどう考えたらよい?
・大野さん:保険診療以外のさまざまな施術や療法につきましては、「補完代替療法」と呼ばれております。これら補完代替療法につきましては、残念ながら「がんが治る」というようなことについてのエビデンスがないのが現状です。ただ一方で、患者さんのさまざまな症状を和らげるという点については、エビデンスが最近、出つつあります。ただ、気をつけないといけない点としては、これらの施術や療法、ともすると体に優しいと思いがちなんですが、やはり副作用の問題であったり、今、受けている治療に影響を及ぼす場合もありますので、その点はよく主治医の先生と相談して決めていただけたらというふうに思います。
・田中:実際にこうした情報の海の中で、翻弄されたというがん患者もいます。 血液のがんと診断され、抗がん剤治療を続けている幡野広志さんです。ブログに闘病生活をつづったところ、がんを治す効果があるとうたう健康食品やサプリメントなど、さまざまな勧誘がSNSで送られてきました。中には「闘病ブログに書いてくれれば謝礼8万円を払う」というものもあったといいます。
・がん患者・写真家 幡野広志さん「こういう人たちが、がん患者を苦しめている元凶なんだと思いました。ふだんだったら『そんなわけないじゃん』てはねつけられるんですけど、気分が落ちている時というのは心が揺れますよね。」
── 竹原さんも同じような経験をされたのでは?
・竹原さん:ジムにたくさん物が届きましたね。「宣伝してくれ」、あとは「買ってくれ」とか、たくさん届きましたね。広島から、おふくろが、闘病中なんですけれども、風水の先生連れてきて、悪い所を見てもらって体も触ってもらって、「よし、治った」って。「手術すんなよ」と「手術したら死ぬぞ」って言われて。でも、うそとは(思いつつ)手術はしましたけど、落ち着くんですね、「もう治った」という言葉が。今までもう最悪なことばっかり言われたのに、その先生は「もう大丈夫だ」って言ってくれたんで、それがちょっとほっとするんですよね。本当に心は弱ってるんで、そういうので助かりますね。
── 取材を進めていく中で、その患者が標準治療以外の高額な治療に向かう背景には、医師とのコミュニケーションの問題があることも分かってきました。
▽総額1,000万円! なぜ高額がん治療に?
・卵巣がんの治療を続ける女性です。51歳のとき、がんと診断され、手術・抗がん剤・放射線と、勧められた標準治療はすべて受けました。それでも、がんは転移。主治医から「もう治療法はありません」と告げられました。
・卵巣がんの治療を続ける女性 「もう自分の人生は終わったかなっていう。頭の中真っ白ですね。こっちはわらにもすがるつもりで先生と向き合っていこうと思っていたのに、そんなの言われたときにはショックだったです。」
・女性は医師が自分を見放したと感じ、保険がきかない免疫療法など、最先端を掲げる治療に望みを懸けました。「総額ではどれくらい?」 卵巣がんの治療を続ける女性 「1,000万円近くいってる。家もなくなるかもしれません。」 大切な老後資金ですが、進行を止めたいという思いから、頼るしかないと考えています。
▽“最先端”高額がん治療 トラブルの実態
── 竹原さんも、医師とのやり取りの中でいろいろな体験があると?
・竹原さん:そうですね。心が弱ってるんですよ。そのときに高圧的にこられるんですよ。そうしたらもう、本当に「この人に逆らったら殺されるんじゃないか」っていう気持ちになっちゃうんですよね。もうその先生に質問してもちゃんと返してくれないし、とにかく不信感でいっぱいでしたね。
── やっぱり怖い?
・竹原さん:怖いです。まず病気、がんになったことも怖いし、その先生に逆らったらどうなるんだろうという怖さでいっぱいでしたね。
── なぜこういうことに?
・大野さん:今、プロボクサーのチャンピオンである竹原さんですら「医師が怖い」っていう話を伺って、やはり今の医療現場の中では、例えば患者と医師の力関係というのは、これは無視してはいけない、非常に大きな問題ではないかなというふうに思います。
・さらに医師のほうも、「インフォームド・コンセント」ということで、必要以上に患者さんに詳しく説明をしてしまっている。ともすると、抗がん剤の治療であれば、副作用の説明であったり、場合によっては、命に関わるかもしれない。さらに、その医療の不確実性というところを踏まえると、治るのか治らないかというところについてもやってみないと分からないというような形の説明に、ちょっとならざるをえないという、そういった現状が、やはり医師と患者との間のコミュニケーションがちょっと不十分になってしまってる原因になってるのじゃないかなと思います。
── 患者としては「大丈夫」と言ってもらいたいと思うが…。
・大野さん:今、お話にもありましたけれども、「大丈夫」っていう言葉が、今の医療現場ではほとんど医療者から口にされていないという、それがやはり不安を抱えて病院に来ている患者さんは、よけい不安になってしまっているという、そういった現状があるのではないかなというふうにも思います。
── どうすれば患者が納得して治療を選択できるのか。あふれる情報の中で、思い悩む患者をサポートするための仕組みを取材しました。
▽あふれるがん治療情報 納得して選ぶために
・30年以上にわたりがんの治療に取り組んできた、医師の寺嶋吉保さんです。患者が標準治療以外の高額な治療に向かう理由の1つは、医師が忙しくて患者に寄り添いきれていないからではないかと考えています。
・徳島県立中央病院 寺嶋吉保医師 「やりとりの中で、(患者は)聞きたくても聞けない。すごい不全感をもって(患者が)診察を受けている状況。」 せめて患者が医師や看護師などに悩みを相談できるようにと、週に1度、がん患者サロンを開いています。患者の多くが、新たな治療法が次々と出てくる中で戸惑いを感じていました。
・患者 「何を選んだらいいのか困ってしまう。」 患者 「エビデンス(科学的根拠)のある情報を流してほしい。」
・徳島県立中央病院 寺嶋吉保医師 「(ネットで)検索したら、国立がんセンターのホームページが真ん中に出ますよね。できたらそっちを先に見てください。」 しかし、サロンに参加しない患者も多く、一人一人へのフォローが十分にできないことが課題だといいます。
・そんな中、注目を集めているのが、「キャンサー・ナビゲーション」という制度です。アメリカのがん拠点病院で義務づけられています。国際医療経済学者のアキよしかわさんが、日本で紹介しています。
・国際医療経済学者 アキよしかわさん「どういうふうな治療法があって、どれが適切なのか、医療費はいくらかかるのか、そういうことを相談に乗る人、一緒に話をしてくれる人がナビゲーターの仕事。」 アキさんは3年前、ステージ3の大腸がんと診断され、手術。ハワイで抗がん剤治療を受ける際、ナビゲーターに出会いました。
・これは、病院専属のナビゲーターが、アキさんが海外から来ると知り、受診の前にくれたメールです。 アキさんがベストな状態で医師から最適な治療を受けられるよう希望に合わせてサポートするので、頼ってほしいと書かれていました。
・国際医療経済学者 アキよしかわさん「最初の外来診察の前に連絡が来たのは、すごいと思いました。こういうふうに相手からアプローチしてくれたら、ものすごく行きやすい。敷居が低くなって、気が楽になりました。」
・ナビゲーターは、実際どんなサポートをするのか。アキさんが治療を受けたハワイの病院を訪ねました。この病院では、7人のナビゲーターが常勤で働いています。半数は看護師で、半数はナビゲーターの訓練を受けた一般の人たちです。1人の患者を主に2人で担当。治療に関する情報から生活全般まで、忙しい医師ではフォローしきれない不安や悩みに対処します。
・キャンサー・ナビゲーター「今日は調子どう?」
・がん患者 ドワイト・カガワさん「いいよ。」
・こちらの患者は、肺がんの末期のステージ4。すでに脳にも転移がみられます。看護師のナビゲーターは、患者が医師の説明を理解し治療に納得しているか、丁寧に確認します。
・キャンサー・ナビゲーター「医師は何て?」
・がん患者 ドワイト・カガワさん「明日から使う抗がん剤は私の脳の腫瘍には効かないから、もしかしたら放射線もやるかもと言ってたよ。」
・キャンサー・ナビゲーター「そのとおりね。医師の言ったことをよく理解しているわね。」 そして、患者が抗がん剤の副作用への不安を抱えていることに気づきました。
・キャンサー・ナビゲーター「以前は別の薬と併用したから吐き気や疲れが出やすかったけれど、今回は1種類だけだからずっと楽なはずよ。きっと大丈夫。」 さらに、治療の説明が詳しい学会のサイトも紹介。このサイトはアプリもあるため、家で家族と見てはどうかと勧めました。
・がん患者 ドワイト・カガワさん「ナビゲーターは常に患者の側に立ち、何が起きているのか理解するのを助け、あらゆる手助けをしてくれて、全ての不安を取り除いてくれる存在なんです。」
── 日本でも、がん拠点病院などにがん相談支援センターの設置が義務づけられ、看護師などが常駐し、患者の相談に対応することになっているということだが、患者が納得して治療に向かえるようにするには、何が必要?
・大野さん:今お話がありました、がん相談支援センター、この存在をぜひ知っていただきたいということ。それ以外にも、がん診療拠点病院には「緩和ケアチーム」がございます。そちらも、決して終末期だけではなくて、診断されてからのサポートを受けられます。そのほか民間でも、例えば日本がん治療学会などが「認定がんナビゲーター」などの取り組みもスタートしてきております。
── どんな支援が必要? 
・竹原さん:孤独なんで、やっぱり相談できる場所ですよね。この間、「マギーズ東京」というところに行ったんですけど、本当に相談して、親身にアドバイスもしてくれるんで、そういう場所を見つけてもらいたいと。
── そういうサロンみたいなものが、病院の外にもあるわけですね。
・竹原さん:もう本当に、ああ、病気になる前に行けばよかったなと思いましたね。
── 語り合うということですね。 情報の海に途方に暮れるがん患者の皆さん。あらゆる治療が必ず治るというものではない中で、自分自身で命に関わる選択をしなくてはなりませんよね。患者が適切な情報にアクセスでき、納得いく選択をするための支援が、求められていると思います。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4141/index.html

第一の記事で、 『2017年11月7日、消費者庁は「飲むだけで痩せられる」などと誤った印象を与える宣伝を繰り返していたとして、大手を含め「機能性表示食品」を扱う16社に対して、再発防止などを求める措置命令を出しました』、というのは遅きに失したきらいがある。その後も、相変わらず、テレビでの派手なCMも続いているようだ。 『コラーゲンを食べると肌の状態が改善されるのか」などの質問状を送ったことがあります・・・いずれの回答もうるおうのは「喉」であり、「肌」にはひと言も触れていません。「うるおい」「うるおう」などの文言を配して広告していながら、このような答えが返ってくるのです。 なるほど、「肌がうるおう」は消費者側の勝手な解釈なのでしょうが、”コラーゲン神話”に便乗して販売しているととられても、仕方がないのではないでしょうか?』、『たいていの食品・食品成分の「有効性」に関して、ヒトにおけるきちんとしたデータがないだけでなく、むしろかなりの「危険情報」があることなどがわかります』、全く腹が立つ便乗商法だ。 『この制度が誕生する契機となった、2013年6月5日公表の「規制改革に関する答申」の副題が「経済再生への突破口」であることを忘れてはいけません。 世の中に蔓延する「食品成分の機能性幻想」につけ込み、無益どころか有害かもしれない”余計なモノ”を摂取させることで、経済を活性化させようとする人たちにとって、国民の健康は「どうでもいい」ものなのでしょうか?』、そもそも、体のなかで作られる成分を、直接、口などから摂取したところで、分解されてしまい、成分がきちんと作られる保証はない筈だ。こんないい加減な制度は、速やかに廃止してもらいたいものだ・・・無理だろうけど。
第二の記事で、 『機能性表示食品は開始3年足らずで1200品目以上に』、『青汁は、下痢やじんましんなどの事故情報が2015年から3年間で300件以上報告されている』、というのには驚かされた。青汁はどうも自然食品ではなく、青汁の粉に様々な薬品を添加してあるためだろう。『健康の大前提は規則正しい食生活と運動、そして睡眠の3要素であり、健康食品だけで健康になろうと考えるのは大間違いだ』、というのには強く同意したい。
第三の記事で、 『国は・・・医療法を改正。今月(6月)1日から、未承認の医薬品による治療の広告や、ネット上で虚偽や誇大な表現の広告を出すことを禁止しました』、というのも遅きに失したきらいがあるが、放置するよりはましだ。 まともな医者も、『「インフォームド・コンセント」ということで、必要以上に患者さんに詳しく説明をしてしまっている。ともすると、抗がん剤の治療であれば、副作用の説明であったり、場合によっては、命に関わるかもしれない。さらに、その医療の不確実性というところを踏まえると、治るのか治らないかというところについてもやってみないと分からないというような形の説明に、ちょっとならざるをえないという、そういった現状が、やはり医師と患者との間のコミュニケーションがちょっと不十分になってしまってる原因になってるのじゃないかなと思います』、というのはやむを得ない面がある。『「キャンサー・ナビゲーション」という制度』、は医師では出来ないような患者への親身のアドバイスが出来るだけに、なかなかいい制度だ。自分がガンで世話になる頃までには(すぐかも知れないが)、こうした制度がなるべく整ってほしいものだ。
タグ:東洋経済オンライン 誇大広告 現代ビジネス (その2)(消費者庁が初の措置命令「健康食品」のウソを見抜く方法 教えます コラーゲンで「お肌ぷるぷる」にはなりません、健康食品を信じ込んでいる人の大いなる誤解 青汁・酵素・グルコサミン…危害情報も急増、“最先端”がん治療トラブル) 髙橋 久仁子 「消費者庁が初の措置命令「健康食品」のウソを見抜く方法、教えます コラーゲンで「お肌ぷるぷる」にはなりません」 2017年11月7日、消費者庁は「飲むだけで痩せられる」などと誤った印象を与える宣伝を繰り返していたとして、大手を含め「機能性表示食品」を扱う16社に対して、再発防止などを求める措置命令を出しました ちまたには”コラーゲン神話”が蔓延しており、「コラーゲンでお肌ぷるぷる、しっとりつやつや」など、あたかも美肌効果があるかのような文言をよく見かけます いずれの回答もうるおうのは「喉」であり、「肌」にはひと言も触れていません。「うるおい」「うるおう」などの文言を配して広告していながら、このような答えが返ってくるのです。  なるほど、「肌がうるおう」は消費者側の勝手な解釈なのでしょうが、”コラーゲン神話”に便乗して販売しているととられても、仕方がないのではないでしょうか? 明白な疾病に対して治療の一環として服用する医薬品とは異なり、「健康食品」は”さらなる健康”を求めて利用するものであるはずです。 そのような目的で利用する商品に、「ここまでの有害作用は目をつぶろう」という”境界線”が存在しうるとは思えません 『「健康食品」ウソ・ホント』 「健康食品を信じ込んでいる人の大いなる誤解 青汁・酵素・グルコサミン…危害情報も急増」 機能性表示食品は開始3年足らずで1200品目以上に 効果を感じたという人についても、「ほとんどの場合は、(効くと信じて摂取することによって得られる)プラセボ効果だろう」(東京都医師会の尾﨑治夫会長) 青汁で下痢やじんましんなどの事故情報も そもそも健康の大前提は規則正しい食生活と運動、そして睡眠の3要素であり、健康食品だけで健康になろうと考えるのは大間違いだ NHKNHKクローズアップ現代+ +「“最先端”がん治療トラブル」 がん治療のうち、国や学会が有効性・安全性を認めたものは「標準治療」と呼ばれ、手術、抗がん剤、放射線などがこれにあたります。この標準治療は「エビデンス」、つまり「科学的根拠」があり、今の時点で最良とされる治療で保険が適用されています 女性は、事実と異なる説明により高額な代金を払わされたとして、クリニックを提訴 対するクリニックは、医師の説明が「不適切なものであった」と認めました 今月(6月)1日から、未承認の医薬品による治療の広告や、ネット上で虚偽や誇大な表現の広告を出すことを禁止 有効性・安全性について科学的根拠があり、現在利用できる最良の治療法が標準治療 高いお金を払ったから、よい効果を期待できるわけではない。医療はその点でほかのサービスとは違う 医師のほうも、「インフォームド・コンセント」ということで、必要以上に患者さんに詳しく説明をしてしまっている ともすると、抗がん剤の治療であれば、副作用の説明であったり、場合によっては、命に関わるかもしれない。さらに、その医療の不確実性というところを踏まえると、治るのか治らないかというところについてもやってみないと分からないというような形の説明に、ちょっとならざるをえないという、そういった現状が、やはり医師と患者との間のコミュニケーションがちょっと不十分になってしまってる原因になってるのじゃないかなと思います キャンサー・ナビゲーション 日本でも、がん拠点病院などにがん相談支援センターの設置が義務づけられ、看護師などが常駐し、患者の相談に対応することになっているということだが
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