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日本のスポーツ界(その30)(益子直美が語る「バレーボール界の暴力」の現実 大山加奈さんと考える「熱血指導と主体性」、選手村でコンドーム配布、なのに瀬戸大也を処分の怪 「配偶者以外との性交渉」が問題なら 選手村の実態はどうする?、スペインの超名門サッカークラブが選手の親に必ず守らせる2つのルール 強豪国に「お父さんコーチ」はいない、「日本サッカーの非常識」1日も休まない日本より 2カ月休むスペインのほうがなぜ強いのか 日本人は不安解消のために練習する) [社会]

日本のスポーツ界については、7月29日に取上げた。今日は、(その30)(益子直美が語る「バレーボール界の暴力」の現実 大山加奈さんと考える「熱血指導と主体性」、選手村でコンドーム配布、なのに瀬戸大也を処分の怪 「配偶者以外との性交渉」が問題なら 選手村の実態はどうする?、スペインの超名門サッカークラブが選手の親に必ず守らせる2つのルール 強豪国に「お父さんコーチ」はいない、「日本サッカーの非常識」1日も休まない日本より 2カ月休むスペインのほうがなぜ強いのか 日本人は不安解消のために練習する)である。

先ずは、9月2日付け東洋経済オンラインが掲載したフリーライターの島沢 優子氏による「益子直美が語る「バレーボール界の暴力」の現実 大山加奈さんと考える「熱血指導と主体性」」を紹介しよう。
https://toyokeizai.net/articles/-/371823
・『ノーベル平和賞を共同受賞した実績を持つ国際人権NGО「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(HRW/本部ニューヨーク)が、日本のスポーツ現場における子どもの虐待やハラスメントを調査。25歳未満のアンケート回答者381人のうち、約2割が指導者などから暴力を受けているといった実態を7月下旬に発表した。時を同じくして、2018年に岩手の県立高校で男子バレーボール部員だった新谷翼さん(当時17)が自殺したのは、顧問の不適切な指導が一因だったと第三者委員会で認定された。 ほかにも、コロナ禍の闇部活や、部員への暴力が原因で監督の座を追われるといった不祥事が相次ぐバレー界で、この状況を本気で変えようと尽力する元日本代表選手たちがいる。 6年連続で「子どもを怒ってはいけない」小学生のバレーボール大会を主催する益子直美さん(54)と、小中高の全年代で全国制覇を経験し、2004年アテネ五輪に出場しながらも、講演などで「バレーを楽しもう」と呼びかける大山加奈さん(36)だ。2人が思い描く日本バレーの未来とは(Qは聞き手の質問)、興味深そうだ。
・『暴力や暴言の経験は引退後の今も引きずっている  Q:まずは益子さんのお話から。暴力や暴言を受けた経験は? 益子直美(以下、益子):私は中高で経験があります。たたかれるのは嫌だけど、私は暴力以上に暴言が嫌でした。一発ぶたれるほうがまだスッキリするんですよ。後を引くというか、言われた言葉がずっと今でも残っていますね。 大山加奈(以下、大山):今でも? 益子:「お前は本当デカいだけだ」とか、「大事なときに決めないと、真のエースではない」とか。それ自体は事実だろうけど、それって指導なのかな。(亡くなった)新谷君も、暴力ではなく暴言で追い込まれたと報道されてるよね。彼の気持ちが私にはよくわかる。 大山:そうですね。暴言も言葉の暴力ですよね。 益子:今でも夢を見るの。全日本時代から1年に1回とか、引退してからもずっと。橋の上から自殺をする夢とか。チーム全員で死んでお詫びを、みたいな。それで私だけ飛び降りられない。うわーって飛び起きちゃいますね。スパイク決められなかった責任とか、自己否定をずっとずっと積み重ねてきた結果だと思うんだよね。「私、本当にダメだな」っていう劣等感を、ずっとずっと引きずっています。 大山:驚きます……。私は小学生のころはきつかったですが、中学、高校は違う指導なので、そこまで追い詰められてはいません。) Q:今でも夢でうなされる。完全にPTSD(心的外傷後ストレス障害)ですね。益子さんと大山さんは18歳違いなので、多少違いがありますね。 益子:中学も高校も、当時はそういう指導が本当にポピュラーというか、それしかなかった時代だった。大人気だったアニメの「アタックNo.1」の主人公に憧れてバレーを始めて。(主題歌のサビである)「苦しくったって、悲しくったって、コートの中では平気なの」でしょ? それが私が見てきたバレーボールで、それが普通だと思っていたので、何ら不満もなかった。怒られて、ぶたれてるときはすごくつらかったんですけど、それはしょうがないと思って、ずっとやって、引退までやってきたんだよね。 大山:私も小学校の6年間は、それが普通で。逆に、自分たちはほかのチームの子たちに比べたら全然マシだと仲間と言ってました。ほかはもっとひどかった。 Q:以前、スポーツは苦しくて悲しいもの、コーチにたたかれても当然という認識でした。暴力指導のマイナス面についてどう感じていますか? 益子:心が育たないっていうことですね。振り返ると、まったくチャレンジしていなかった。ミスすると怒られるから。ミスはいけないものだと思ってたので。とにかくぶたれないように、ずっと無難な感じでプレーをしてきた。ギリギリのところを狙ってとか、相手の裏をかくとか、そういったトライができなかった。 大山:わかります。怒られるのが怖くて委縮して、それでミスする。悪循環ですよね』、「益子」さんですら、「今でも夢を見るの。全日本時代から1年に1回とか、引退してからもずっと。橋の上から自殺をする夢とか。チーム全員で死んでお詫びを、みたいな。それで私だけ飛び降りられない。うわーって飛び起きちゃいますね・・・「私、本当にダメだな」っていう劣等感を、ずっとずっと引きずっています」、との告白には心底驚かされた。やはりPTSD(心的外傷後ストレス障害)なのだろう。
・『怒られないって、実はしんどい  Q:練習や試合でやらないと、強気で攻める姿勢は身に付きませんよね。それなのに、試合で「なんで強気にいけないんだ」と怒鳴られる。 益子:そう。結局、私はネガティブで自信がないまま。今もそれを引きずっていますね。ただ、スポーツでよく言われる「心技体」でいうところの技術は、中高で教えてもらったと感謝しています。チームが勝つためだったら、Aクイックとか、いろんな技術を教えるはずなのに、高いトスを打ち込ませたり、フェイントはやるなとか、将来を見越して基本をたたき込まれました。 大山:私は、中高で少し違う経験をしています。とくに成徳学園高校(現・下北沢成徳)は、選手が自ら考えて取り組むことを求められました。でも、(顧問に)怒られないって、実はしんどいんです。自主性をもって自分を律して高みを目指すって、すごい大変なことで。それを高校生がやっていくって本当に大変で。「先生怒ってよ、怒ってくれたほうが楽だよ」って思うことも結構ありました。 益子:そうだよね。当時、私は引退していてスポーツキャスターとして加奈ちゃんたちを取材したけれど、ほかの高校と空気感がまったく違ってた。「やらされている感」がまったくなくて。 大山:私はキャプテンとして仲間に厳しいことを言わなきゃいけなかったりしたので、いろいろと難しかったですね。誰から見ても「チームでいちばんあの人は頑張ってるって思ってもらわなきゃいけない」と思って苦しかった。 益子:それなのに、周囲は「成徳は(顧問が)すごく甘い」って思われていたよね。「成徳に勝たせるものか」っていう雰囲気があった。 大山:みんな甘い甘いって言うけど、甘くないよ!って思ってました(笑)。皆さんが思っている「甘さ」って、休みがいっぱいあることや、怒られないこと。携帯を持っていてもよかったし、いろんなことが選手に任されていて自由でした。だから、成徳は甘いから勝てない、あんな甘いチームが勝てるわけないと言われていました。 益子:だから余計に燃えたよね。それで全国制覇しちゃった。 大山:もう絶対、(顧問の)小川(良樹)先生を勝たせてあげたい、やってやるって思ってましたね(笑)』、「大山」さんの「成徳学園高校」は、日本では珍しい「自主性」重視の練習だったようだ。
・『支配された指導法からいきなり解放されると…  Q:小川先生が怒らないのは自主性を引き出したいからで、休みが多いのはきちんとコンディションを整えているからですよね?科学な根拠にのっとって指導されていますね。益子さんはどう思いますか? 益子:いや、もう、私と加奈ちゃんとはある意味、正反対の経験をしていますね。私は中学高校で支配されるような、そんな指導方法を受けてきたんです。ところが、実業団のイトーヨーカドーに入ったら、いきなり自主性とか主体性が大切だとか、バレーを楽しめって言われるわけですよ。 大山:ああ、本当ですね。私と道のりが逆かも。 益子:トレーナーの永田さんっていうアメリカで活動されていた方がイトーヨーカドーに入ってきて。そのあたりからガラリと変わったんです。例えば、メンタルトレーニングを始めたり、練習休みなんか月に半日か1日あればいいぐらいだったのが、3勤1休、4勤半休ぐらいになった。 でも、自主性とか主体性とか、そういう、やったことがないので、自分でどうやってモチベーションを上げればいいのかとか、自分が何を目標に、そこまでたどり着くためにどうやって設計していくかとか、そういうことがまったくわからなかった。 大山:高校を卒業してから、初めて自由になったみたいな。 益子:そう。初めて。学生時代までは答えを100%与えられて、やれと言われたことをこなしてたから、もう、めちゃくちゃきついわけ。「益子はもっとバレー楽しめ」って言われても、「楽しむって何?この間まで練習中に歯を見せただけで怒られたのに、どういうこと?」ってわからなくて。 大山:混乱したんですね。 益子:そう。めちゃくちゃ苦労した。でも、もう時遅し、だったね。なかなか昭和の考えが抜けないまま、バレーを楽しめないまま引退した感じ。 益子:だから、さっき加奈ちゃんが「怒ってもらったほうが楽」って言ったとき、私、本当はラクしてたんだなって。たたかれたり、怒鳴られたりするのは嫌だったけど、一方で自分で考えることしないまま、ここまで大人になっちゃったんだなあって思った。 だから、加奈ちゃんが以前別のインタビューで「小川先生は、バレーをずっと好きでいさせてくれた」って発言しているのを聞いて、すごくうらやましいな、って。 大山:そういうすばらしい指導者に中高で出会って、私は本当に恵まれていたと思います。あのとき違う道を歩んでいたら、私はもう本当に今ここにいない。中学高校でバレーをやめていただろうなって思うんです』、「益子」さんが、「トレーナーの永田さんっていうアメリカで活動されていた方がイトーヨーカドーに入ってきて。そのあたりからガラリと変わったんです」、合理的な練習方法はやはりアメリカ流のようだ。
・『新たな指導スタイルの未来  Q:その点でいうと、大山さんは高校卒業後は熱血指導的な方に出会ったのでは?ギャップを感じませんでしたか? 大山:少なからずギャップはありましたね。ただ周りの選手たちは小中高とそういう環境で、当たり前のように育ってきたので、あまり違和感を感じていないようでした。 益子:ほかの選手は私みたいな感じだと思うよ。だから、みんなフィットしてたんだね。 大山:そうですね。だからやはり苦しかったです。ミスしたら怒られるので、ミスしないようにしなきゃとか、怒られないようにしなきゃとか、メンバーから外されないようにしなきゃというマインドでずっとプレーしてました。それまでは「うまくなりたい、強くなりたい、夢をかなえたい」っていうプラスのエネルギーで頑張ってきたのに。すべてが後ろ向きな、マイナスな考え方になってしまいました。 益子:そうなんだね……。何というか申し訳ない気持ちですね。私、1996年のアトランタ五輪をキャスターとして取材したとき、選手が「楽しみたい」と発言するのを聞いて「もっと真剣にやってよ」って正直思っていて。まだ昭和を引きずってました。それに、イトーヨーカドーのトレーナーが「バレーを楽しもう」っていう機運をアメリカから持ち帰ってくれたのに、それも後進につなげられなかった。 スポーツの新しい価値観や、選手を自立させる指導スタイルへの転換を図るチャンスは、益子さんの言うように過去にもあった。だが、バレーだけでなく日本スポーツ界全体が、それをまだ果たせていない。 益子さん、大山さんが言うように、選手の自主性に任せるのが指導者としての厳しさであるはずなのに、怒鳴ったり指示命令して選手を刺激することを「厳しさ」と思い込んでいる指導者は多い。 この記事の後編では、バレー界が変わるため、2人ができることを模索する』、「益子」さんでも、「アトランタ五輪をキャスターとして取材したとき、選手が「楽しみたい」と発言するのを聞いて「もっと真剣にやってよ」って正直思っていて。まだ昭和を引きずってました。それに、イトーヨーカドーのトレーナーが「バレーを楽しもう」っていう機運をアメリカから持ち帰ってくれたのに、それも後進につなげられなかった」、と反省せざるを得ないほど、古いスタイルは身に染み付いてしまったようだ。日本ではいまだにスポーツ根性ものが人気なのも、考えさせられる。

次に、10月15日付けJBPressが掲載したジャーナリストの青沼 陽一郎氏による「選手村でコンドーム配布、なのに瀬戸大也を処分の怪 「配偶者以外との性交渉」が問題なら、選手村の実態はどうする?」を紹介しよう。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/62515
・『競泳で唯一、東京オリンピック代表が内定していた瀬戸大也の不倫問題で、日本水泳連盟は処分を下した。13日に臨時の常務理事会を開き決定している。 年内の活動停止――。スポーツマンシップに反したこと、日本水連など関係団体の名誉を著しく傷つけたことが、「競技者資格規則」に違反したとされた。 これで年内の日本水泳連盟の公式大会への出場、強化合宿、海外遠征への参加ができなくなる。出場を検討していたとされる10〜11月の競泳国際リーグ(ブダペスト)、12月の日本選手権は出場できない。 また、スポーツ振興基金助成金の今年下半期の推薦も停止。日本水泳連盟と日本オリンピック委員会(JOC)の教育プログラムを受講する』、「競技者資格規則」に倫理的なことまで書いてあるとは常識的には信じられないが・・・。
・『国際競技の現場では選手に大量のコンドームが配られているのだが  瀬戸は、平日の昼下がり、都内の自宅から高級外車で近くのコンビニエンスストアまで移動すると、そこで女性と合流。そのままラブホテルに直行してふたりで過ごすと、またもとのコンビニで別れて帰宅。すぐに国産車に乗り換えると、ふたりの子どもを迎えに保育園に向かった。その一部始終が写真付きで先月、週刊誌で報じられていた。瀬戸は2017年に飛び込み選手だったいまの夫人と結婚している。ホテルに入ったのは、それとは別の女性だ。 これがきっかけで、ANAの所属契約が解除。夫婦で出演していた「味の素」の広告出演契約も解除された。 サポート企業は、何よりも選手や対象者のイメージを重視する。その対応は当然だろう。だが、騒動の余波はそれだけでは済まなかった。瀬戸自身から日本オリンピック委員会「シンボルアスリート」と、東京五輪競泳日本代表主将の辞退を申し入れ、了承されている。 それでも、今回の処分でも、昨夏の世界選手権で金メダルを獲得して内定した、東京オリンピック代表は維持された。 とはいえ、この時期の活動停止の処分や経済的な損失の痛手は大きい。無論、練習は続けられるが、その場所を確保できるのかも疑問だ。肉体的にも、精神的にも、来年に延期された東京オリンピックで金メダルを期待できるだけのコンディションを維持できるのだろうか。艶めかしい不倫現場を報じられて、裸で競技する選手に応援が集まるだろうか。 かく言う私も、高校時代には水泳で全国高校総体や国民体育大会の出場経験がある。まったく競泳と疎遠でもない。それだけに残念だ。 いや、それ以上に、今回の日本水泳連盟の処分には、奇妙な違和感を覚える。逆に言えば、国際競技の実態に照らして、どうしても相容れない事情がひとつ浮かんでくる。 オリンピック、パラリンピックでは毎回、あるいは大きな国際競技大会では、コンドームが無料で、それも大量に配布されていることだ』、「サポート企業は、何よりも選手や対象者のイメージを重視する」「広告出演契約も解除」は当然だろう。しかし、「活動停止の処分や経済的な損失の痛手」を与えるのはやり過ぎだ。
・『リオでは45万個、平昌では11万個  瀬戸も出場した前回のリオデジャネイロ大会では、約45万個が配られている。新種目による選手の増員で、東京大会ではそれ以上の数が必要になるとも予測されていた。そこに期待を寄せる国産メーカーもある。 もともとは、HIV感染予防が目的で1988年のソウル大会からはじまった。当時は約8500個だったが、2000年のシドニーでは12万個、08年の北京でも10万個が配られた。12年のロンドンも10万個。前回大会は現地でのジカ熱の流行もあって大幅に増えた。 日本で開催された1998年の長野冬季オリンピックでも配布されている。この時、国内業界トップのオカモトは3〜5万個を寄付。業界2位の相模ゴム工業は2万個を提供。この時に登場したのが「サガミオリジナル」と呼ばれるポリウレタン製の今までにない薄型のもので、日本独自の技術が結集したものだった。 2年前の平昌大会では、選手村や競技会場のトイレ、洗面所、医務室、プレスセンターなどで箱やかごに入れられて、冬季大会史上最多の11万個が配布されていたという。 一応は「性感染症予防のプロモーション」という建前があるのだが、それにしては数が多すぎる。つまりそれだけの需要があるということなのだ。お土産に持ち帰ることもあるとしても、その場で必要のないものをわざわざ置いておくこともない。 海外メディアでは、あちらこちらで行為に及んでいるとするオリンピック選手の証言を披露しているものもある。若くて血気盛んな世界のトップアスリートたちの集まる場所では、それだけ性交渉も活発になる。だったら、それが犯罪でもない限り、選手や関係者同士が欲情をコントロールできないことを前提に、感染症予防対策を優先してあらかじめコンドームを置いておく、という考え方が基本にある』、スポーツ選手を神格化せず、1人の大人との割り切りも必要だ。
・『瀬戸に課せられるのはどんな教育プログラムなのか  独身同士ならいいだろう、といっても節操がない。伴侶を持つ選手はわきまえているとも言い切れない。そんなことをいちいちチェックはできなし、それよりも感染症予防を念頭においた対策で、構ってはいられない。日本の貞操観念なんてぶっ飛んでいると言っても過言ではない。そこで日本のアスリートたちも闘っている。 それがオリンピックの実態だ。新型コロナウイルスで延期がなければ、東京オリンピックでも同じ措置がとられたはずだ。 そこへきて日本の競技団体の説く「スポーツマンシップ」とはなにを指すのだろうか。JOCの「教育プログラム」とは、なにを教えるのだろうか。 瀬戸が問題視された一番の原因が不倫だったとしても、一方でオリンピック施設にコンドームを大量配布し、実質的に“解放区”のようにしていることに疑問を差し挟む余地はないのだろうか。 筋を通すのだとしたら、せめて東京オリンピックの関連施設には「不倫絶対禁止」の張り紙ぐらいすべきだろう。それを破れば、日本の週刊誌が写真付きで暴露を狙っていることも言い含めて』、最後の部分は嫌味なのだろう。「日本水泳連盟」などが国際的常識に沿った判断に切り替えるよう求めたい。

第三に、11月1日付けPRESIDENT Onlineが掲載したサッカー指導者の稲若 健志氏による「スペインの超名門サッカークラブが選手の親に必ず守らせる2つのルール 強豪国に「お父さんコーチ」はいない」を紹介しよう。
https://president.jp/articles/-/40015
・『「1年生には雑用」という日本だけに残る異常な文化  スペインのクラブは7歳、8歳からカテゴリーが1年毎に分かれています。7歳から始まり、日本で高校3年生に当たるフベニールAにいくまで12カテゴリーあります。 日本では、サッカーも学校と同じシステムを採用し、6年、3年、3年。一度チームに加入してしまえばクビになることは、3年間はありません。 しかし、その3年間で問題点が浮き彫りになります。それは、中学1年生や高校1年生のときに、サッカー選手として一番大事な時間を走りや雑用などで過ごさなくてはならないということです。1年生は苦労しないといけない、というこの国の文化的なルールが未だに存在します。このシステムは絶対に見直す必要があると思います。 1年生のときにやっている雑用は世界では当たり前ではなく、日本だけに残る異常な文化です。ましてや、その子どもや大人をフォローしてくれるスタッフも当然ながらいません』、「「1年生には雑用」という日本だけに残る異常な文化」、同感である。
・『親を喜ばせるためにサッカーをやるように変わってしまう  これは一例ですが、レアル・マドリードの場合、クラブに心理カウンセラーが3人います。日本のお父さん、お母さんは息子に対してアドバイスも多々していると思いますが、カウンセラーは必ず親に二つアドバイスをします。 ①まず家に帰ってからサッカーの話をしてはいけない。 ②サッカーは親が教えてはいけない。 これはレアル・マドリードなどトップクラブに限った話になりますが、親が子どもに対してどう関わればいいのか、ということを詳細に伝えます。親は子どもにどう声をかけたらいいのか、どうすればプレッシャーを与えずに子どもが育つのか。子どもが迷子になってしまうことが多々あるからです。 これは例え話ですが、親が子どもにあれこれ聞き過ぎるとどうなるか。 親「今日はどうだった?」 子ども「今日は活躍した」 親「良かったね」 次の日にまた、 親「どうだった?」 子ども「今日は点を決めたよ」 親「良かったね」 それを繰り返すことによって、子どもが自分のサッカーへの喜びではなく、親を喜ばせるためにサッカーをやるように変わってしまうのです』、「レアル・マドリード」の「クラブに心理カウンセラー」が「①まず家に帰ってからサッカーの話をしてはいけない。 ②サッカーは親が教えてはいけない」、というのは、よく考えられた「アドバイス」だ。
・『サッカー強豪国には「お父さんコーチ」はいない  親は基本的に子どもに対してサッカーの話をしてはいけないし、教えてはいけません。海外ではその点で区別されていることが多く、指導者はサッカーを教える人、親は子どもを見守る人。子どもに無用なプレッシャーを与えないために、あまり話をしないのが暗黙の了解になっています。 そこまで根掘り葉掘り聞かないということです。たとえば、ああしたほうがいい、という親がいますよね。そこまで介入するのはよくありません。指導者がいて、教わっている人がいるのなら、その人を信頼して親は見守ってあげてほしいです。 日本の小学生年代のサッカーでは、昔から少年団が溢れています。その少年団では、指導者の数が足りておらず、お父さんがボランティアコーチとしてチームの指導に関わるケースがほとんどです。お父さんコーチの中にも、サッカーを経験している方もいれば、サッカーを経験したことのない方もいます。一方、他国では指導者は指導者という明確な括りがあります。アマチュアだろうがプロだろうが指導者は指導者。ライセンスを持っているし、しっかり教えられる人が教えています。 日本の欠点は指導者に競争力がないことです。サッカーを教える人がそれほどいないので現場にすぐ入れてしまう現実があります。日本の指導者の70%は未だにボランティアコーチという数字もあるほどです』、「日本」でも「サッカー」
「指導者」に科学的指導法の研修を受けさせ、資格を取らせるのも一案だ。
・『試合では「がんばれよ!」という抽象的な言葉が野放し  一方、サッカー強豪国は指導者が余っているほどなので、指導力のある指導者がどんどん下のカテゴリーまで落ちてくる状況があります。そうなると底辺まで質のある指導者たちで埋まっていきます。 日本でお父さんコーチが子どもたちに適当にリフティングをさせて、シュートをどんどん打たせて、試合では「がんばれよ!」などという抽象的な言葉の数々が野放しになっている状況は海外にはありません。 今は日本にもスクールがたくさんありますが、スクールでさえも若いコーチが指導していて、楽しむことがメインになっていることがほとんどでしょう。結果として、子どもたちにはサッカーを学ぶところがありません。その後、中学校、高校で学校の先生にサッカーを習い、やがてサッカーを辞めていくのです。 この流れをどこかで断ち切らない限り、日本は変わらない気がします。もちろん正解はわからないのですが……』、「日本でお父さんコーチが子どもたちに適当にリフティングをさせて、シュートをどんどん打たせて、試合では「がんばれよ!」などという抽象的な言葉の数々が野放しになっている状況」、これでは殆ど何も教えてないに等しい。
・『プロの指導者は「大人が偉い、子どもは従え」とは考えない  少年団のお父さんコーチたちを見ていてよく感じるのは、子どもに言い過ぎてしまうコーチが多いことです。 やたらと「俺は指導者なんだぞ!」という雰囲気を出し過ぎてしまうのです。仕事は対大人ですが、サッカーは対子どもなので、そこは考えなければいけない部分だと思います。 プロの指導者は「大人が偉い、子どもは従え」という考えはありません。子どもに対してもリスペクトを持って指導に当たります。 子どもたちはあまりにも言われ過ぎると、だんだんと「この人の言っていることは正しい」と思いながらサッカーをするようになります。しかし、それが本当に正しいかはわかりません。一つ言えることは、子どもに対してリスペクトを持たない関係などあり得ないということです。 さらに、この少年団制度の欠点として言えることは、選手の移籍が非常にしにくく、引き抜きがほとんどないことです。海外のクラブでは「あいつはいいぞ」という噂が回りに回り、必ずどこかのチームが引き抜きます。子どもからすれば、どこにいても活躍すれば上に行けるので頑張れるというわけです。 しかし、日本の場合は、どんなに少年団で頑張っても、いきなりJリーグのクラブから「君、うちのクラブに入らないか?」という声が届くことはまずありません。Jクラブと当該クラブの関係性、親との関係性、移籍をするに当たり乗り越えないといけないハードルがあるからです』、「選手の移籍」に拘る障害は極力小さくしていくべきだ。
・『「このチームで優勝するんだ!」が美学になるのはおかしい  本来であれば、力のある子どもは移籍を繰り返しながらステップアップしていくのがベストです。「あの子は良い選手だから移籍したんだよ」「だからみんなも頑張ろうね」、そんな会話がそこかしこで生まれるような、いい流れをつくるべきだと思います。 それから、親同士がしがらみを捨てることです。親同士が色々と噂をする中で移籍の障壁となってしまうというのは、いったい誰のためでしょうか。 実力のある子どものためにも移籍させなければいけません。子どもが成長するために「この指導者が必要だ」と思ったときには移籍するべきです。そこにしがらみは関係ありません。 夢を実現するためには、それまでの周りとの関係は捨てるしかないのです。海外では友達に夢があるのであれば「お前、行けよ!」と送り出すのが当たり前です。日本のように「このチームで優勝するんだ!」というのが美学として語られるとしたら、それはおかしなことです。サッカー選手になりたいのならば、自分が上を目指せない環境にいつまでもいることは、一日一日を捨てていると思ったほうがいいかもしれません。それくらい、その場に留まることは意味を成しません』、同感である。

第四に、11月2日付けPRESIDENT Onlineが掲載した上記と同じ稲若 健志氏による「「日本サッカーの非常識」1日も休まない日本より、2カ月休むスペインのほうがなぜ強いのか 日本人は不安解消のために練習する」を紹介しよう。
https://president.jp/articles/-/40038
・『世界で活躍する、世界を変えるサッカー選手を育成するにはどうすればいいのか。強豪国の事情に詳しいサッカー指導者の稲若健志さんは「日本の選手は1年中フルに動き回っているが、強豪国ではあり得ない。もっとも練習をしている国なのに、もっとも結果が出ていない」という――。 ※本稿は、稲若健志『世界を変えてやれ! プロサッカー選手を夢見る子どもたちのために僕ができること』(東洋館出版社)の一部を再編集したものです』、こうした国際比較の視点は重要だ。
・『サッカー強豪国の練習は例外なく「量よりも質」  海外の国と比較したとき、やはり日本だけが1月から12月までフルに動き回っています。スペインでは6月20日から8月20日までは絶対に休みを取ります。アルゼンチンも12月と1月の2カ月間は休みです。つまり、1年間のうちの60日間はどんな選手も活動していません。トップチームの選手たちも活動しないオフの期間が1カ月はあります。 でも、日本人には美学があり、練習をしている自分に安心し、落ち着くのです。これは指導者にも同じことが言えます。子どもを指導していないと指導者が不安になってしまうので、練習をせざる得ないのです。 たとえば、カズ(三浦知良)がシーズンオフ中にグアムでトレーニングをスタートさせたとなると「カズさんがやっているのなら俺たちもやらないとダメだ」と若手が動き始めて、あっちこっちが動き出すのです。そして結果として悪循環が生まれます。焦ってしまい、結果として故障をするなど、長いシーズンがもたない選手が多くなるのです。これは日本人の悪い文化だと思います。日本人は量の中で生きているのです。 しかし、サッカー強豪国はどの国も量より質です。1日3時間も4時間も練習をしないし、とにかく質にこだわっています。 加えて、自由な時間をもっています。公園でサッカーをしたり、遊ぶ時間だったりを大切にしています。そして、家族と過ごす時間も大切にしています。 それなのに、日本だけが指導者の言うことがすべて正しいとされているのです。チームの練習があったら必ず行きなさい、という強制だとしても正しいとされる。この文化は世界と比べたら異常ですね。もっとも練習をしている国なのに、もっとも結果が出ていないのですから』、「日本人」には「若手が動き始めて、あっちこっちが動き出すのです。そして結果として悪循環が生まれます。焦ってしまい、結果として故障をするなど、長いシーズンがもたない選手が多くなる」、「サッカー強豪国はどの国も量より質です。1日3時間も4時間も練習をしないし、とにかく質にこだわっています。 加えて、自由な時間をもっています。公園でサッカーをしたり、遊ぶ時間だったりを大切にしています。そして、家族と過ごす時間も大切にしています」、「日本人」も「量」より「質」重視に切り替えるべきだろう。
・『週に一回だけある試合に全選手を集中させて競争力を維持する  日本では、体と体のぶつかり合いを避ける綺麗なサッカーが是とされています。小学生でも、中学生でも、高校生でも、あまり試合が止まりません。でも、ヨーロッパや南米の同年代の試合はかなり止まります。特に、体と体のぶつけ合いを厭わず、まさにサッカー代理戦争と言われる所以を目一杯に体現します。 彼らはまだ小さい頃からリーグ戦が常に行われています。試合は週1回。そこにすべての力を注がせて戦いに挑ませ、集中させるのです。 一番わかりやすい例としては紅白戦です。日本のピッチでビブス(注)を引っ張ったらどうなりますか? 審判は止めますよね。これがアルゼンチンの場合、それでも紅白戦では笛を吹きません。止めないでプレーオン。そうすると両者が熱くなります。それでもプレーオン、続行です。ファウルの基準もしかり、互いに戦っているのだからある程度は見守ろう、という精神なのです。審判の奥深さについても考えさせられると思います。 一方、日本では練習試合を1日5試合やることがざらにあるでしょう。常にリーグ戦があるわけではないので、だらだらと試合をこなしてしまうのです。量をこなせばうまくなる、という謎の理論があるのでやらせてしまうのです。量をこなせばうまくなるのであれば、今頃日本は世界一になっています』、「サッカー強豪国」では「試合は週1回。そこにすべての力を注がせて戦いに挑ませ、集中させる」、「日本では練習試合を1日5試合やることがざらにあるでしょう・・・だらだらと試合をこなしてしまうのです。量をこなせばうまくなる、という謎の理論があるのでやらせてしまうのです」、手厳しい指摘だ。
(注)ビブス:着る人の役割や所属を一目で伝えられるカラーゼッケン。
・『スペインの高校生は週5回活動で完全オフが週2日  大事なことは、“コンペディティーボ”があることです。つまり、競争力があるということです。スペインの子どもたちは練習試合や公式戦をやるにしても、多いときでも水曜日に練習試合を1回入れる程度です。それも、ほとんどの選手は45分1本しか出場しません。 日曜日にリーグ戦があるので、それを踏まえて45分の出場に留めるのです。南米もほぼ同じです。紅白戦は水曜日と木曜日だけ実施し、公式戦が日曜日だけ。それがみんなわかっているから、競争力を維持しながら全員の焦点が一つに集中するのです。この点は日本と大きく異なりますね。スペインを例に挙げて話をします。練習は9歳までは週に2回、試合が週に1回です。12歳までが週3回の練習と週1回の試合。これは南米もヨーロッパも一緒です。13歳以降は週4回の練習と週1回の試合。高校生ぐらいから週5回の活動があります。完全オフの日が週2回。だから、週6回活動するということはありません』、短時間での集中力に日本ももっと学ぶべきだろう。
・『「走れ!」が正しいなら、日本は世界一強い国になっているはず  練習時間は1日1時間半以上はやりません。 スタートから終わりまで、話を含めて1時間半が最大です。その代わり、練習中のレスト(休憩)の時間は非常に短いです。日本の練習風景のようにダラダラしません。 なぜなら時間が決まっているから、ドリンクを走って飲みに行き、走って戻ってくるのです。練習中に足が止まらないようにしているので、1時間半の練習でもみんなクタクタになって帰っていきます。 日本でも練習は1時間半、その時間にすべてを注ごうとする強度の高い練習を取り入れるようになるなど少しずつ良くなってきていると思いますが、昔が酷すぎた面はあると思います。ひと昔は根性論で「走れ! 走れ!」というものでしたが、それが間違っていたことが科学的にもわかってきています。もしそれが正しかったら、日本は世界一強い国になっているはずです。しかし、現実は何も変わっていません。 さきほどの練習量の話と非常に似ているのですが、子どもが親に流され過ぎて、練習のし過ぎ、教えられ過ぎになっていることがしばしばです。それでも小学生まではいいかもしれませんが、その上の年代に進んだときに、もう身体の中に入る隙間が残っておらず、小さいときほど伸びていかない場合があります。 一番の問題は、やりたいサッカーが、やらされるサッカーに変わってしまい、楽しさを失ってしまうことです』、「一番の問題は、やりたいサッカーが、やらされるサッカーに変わってしまい、楽しさを失ってしまうことです」、その通りだ。
・『メッシ、ネイマール、ロナウジーニョなどが伸びた理由  メッシ、ネイマール、ロナウジーニョなどは、自由な環境でサッカーをやってきたので、あれだけ伸びたのですが、日本の子どもたちは普段からしっかりと練習するので、隙間がなくなり、自由もなくなります。そこから自分を伸ばしていく方法がわからない。自分で自分の伸ばし方がわからないので、そこで止まってしまうのです。 自由の中の量であればまた話が違ってくるのです。ストリートで日が暮れるまでサッカーする子どもはやらされているわけではありません。自由の中で育ってきた選手は想像力で伸びていきます。たとえば、自分はこうやって伸びてきたので、こうやってやろうとか、自分の形やフォーマットができているのです。 練習はもちろん大事ですが、やればやるほどうまくなるという考え方は一旦置いておいて、ゴミ箱に捨てておきましょう(笑)。 練習で大切なのは、バランス、そして質です』、「日本の子どもたちは普段からしっかりと練習するので、隙間がなくなり、自由もなくなります。そこから自分を伸ばしていく方法がわからない。自分で自分の伸ばし方がわからないので、そこで止まってしまうのです」、日本式のやり方はやはり非効率だ。
・『スペイン語で練習は“JUGAR”=遊ぶ  小学生年代では、どのようなシチュエーションでサッカーに向き合っているかが大事になります。死ぬほど厳しくされて今の自分があるのか、自由の中で育ってきた先に今の自分があるのか。前者で育ってきた子どもは、中学生や高校生になり、自分の理性がある程度出てきたときに苦しみます。 逆に、後者は自分をよく理解できているので、壁に当たっても自分で乗り越える術を知っているからさらに伸びていきます。だからこそ、あまりにも厳しく練習をやらされ、親がプレッシャーをかけ過ぎると、子どもは早熟になり、成長が無くなってしまうことが多々あります。 本来、サッカーは自由に楽しむスポーツです。南米でよく見るのは、ストリートでサッカーがうまくなって伸びていく光景です。でも、日本の子どもたちはサッカーをやる場所がないから誰かに習うことになります。習うことで自分で考えるのではなく、言われたことがサッカーなのだと思い込んでやり続け、ある程度のレベルまで到達します。 しかし、やはりプロになるには人から教えられることだけではなれません。結局は、自分自身がある程度考えながらサッカーができないと伸びていきません。だからこそ、子どものときは楽しさと自由さがないといけないのです。 スペイン語で練習は“JUGAR”です。遊ぶという意味の言葉です。でも、日本の練習は“Entrenamiento”(トレーニングの意味)と言います。レジェンドクリニックで来日したロベール・ピレス(元フランス代表)が「もっと練習しよう」と言ったのは“JUGAR”という意味における練習です。もっとサッカーで遊びなさい、ということです』、日本の少年サッカーについての、こうした辛口の見方がもっと広がり、欧米流の合理的なものに近づいていくことを期待する。
タグ:支配された指導法からいきなり解放されると… 稲若 健志 PRESIDENT ONLINE 怒られないって、実はしんどい 島沢 優子 日本のスポーツ界 東洋経済オンライン 暴力や暴言の経験は引退後の今も引きずっている 大山加奈 益子直美 「益子直美が語る「バレーボール界の暴力」の現実 大山加奈さんと考える「熱血指導と主体性」」 (その30)(益子直美が語る「バレーボール界の暴力」の現実 大山加奈さんと考える「熱血指導と主体性」、選手村でコンドーム配布、なのに瀬戸大也を処分の怪 「配偶者以外との性交渉」が問題なら 選手村の実態はどうする?、スペインの超名門サッカークラブが選手の親に必ず守らせる2つのルール 強豪国に「お父さんコーチ」はいない、「日本サッカーの非常識」1日も休まない日本より 2カ月休むスペインのほうがなぜ強いのか 日本人は不安解消のために練習する) 瀬戸に課せられるのはどんな教育プログラムなのか リオでは45万個、平昌では11万個 サポート企業は、何よりも選手や対象者のイメージを重視する」「広告出演契約も解除」は当然だろう。しかし、「活動停止の処分や経済的な損失の痛手」を与えるのはやり過ぎ 国際競技の現場では選手に大量のコンドームが配られているのだが 競技者資格規則 「選手村でコンドーム配布、なのに瀬戸大也を処分の怪 「配偶者以外との性交渉」が問題なら、選手村の実態はどうする?」 青沼 陽一郎 JBPRESS 「益子」さんでも、「アトランタ五輪をキャスターとして取材したとき、選手が「楽しみたい」と発言するのを聞いて「もっと真剣にやってよ」って正直思っていて。まだ昭和を引きずってました。それに、イトーヨーカドーのトレーナーが「バレーを楽しもう」っていう機運をアメリカから持ち帰ってくれたのに、それも後進につなげられなかった」、と反省せざるを得ないほど、古いスタイルは身に染み付いてしまったようだ 新たな指導スタイルの未来 スペイン語で練習は“JUGAR”=遊ぶ 日本の子どもたちは普段からしっかりと練習するので、隙間がなくなり、自由もなくなります。そこから自分を伸ばしていく方法がわからない。自分で自分の伸ばし方がわからないので、そこで止まってしまうのです メッシ、ネイマール、ロナウジーニョなどが伸びた理由 一番の問題は、やりたいサッカーが、やらされるサッカーに変わってしまい、楽しさを失ってしまうことです 「走れ!」が正しいなら、日本は世界一強い国になっているはず 短時間での集中力に日本ももっと学ぶべき スペインの高校生は週5回活動で完全オフが週2日 日本では練習試合を1日5試合やることがざらにあるでしょう・・・だらだらと試合をこなしてしまうのです。量をこなせばうまくなる、という謎の理論があるのでやらせてしまうのです サッカー強豪国」では「試合は週1回。そこにすべての力を注がせて戦いに挑ませ、集中させる」 週に一回だけある試合に全選手を集中させて競争力を維持する サッカー強豪国の練習は例外なく「量よりも質」 「「日本サッカーの非常識」1日も休まない日本より、2カ月休むスペインのほうがなぜ強いのか 日本人は不安解消のために練習する」 「このチームで優勝するんだ!」が美学になるのはおかしい プロの指導者は「大人が偉い、子どもは従え」とは考えない 試合では「がんばれよ!」という抽象的な言葉が野放し サッカー強豪国には「お父さんコーチ」はいない カウンセラーは必ず親に二つアドバイスをします。 ①まず家に帰ってからサッカーの話をしてはいけない。 ②サッカーは親が教えてはいけない レアル・マドリードの場合、クラブに心理カウンセラー 親を喜ばせるためにサッカーをやるように変わってしまう 「1年生には雑用」という日本だけに残る異常な文化 「スペインの超名門サッカークラブが選手の親に必ず守らせる2つのルール 強豪国に「お父さんコーチ」はいない」
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