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教育(その22)(毎年5000人が心を病む「教員」の過酷すぎる実態 疲労やストレスをためこんで心身が疲弊する、英国の超名門校トップが語る「日本の学校では創造性が育たないたった一つの理由」 「私たちとは教え方が根本的に違う」、ハーバードで世界の教育を学んで分かった「好奇心」を伸ばす2つの秘訣) [社会]

教育については、11月11日に取上げた。今日は、(その22)(毎年5000人が心を病む「教員」の過酷すぎる実態 疲労やストレスをためこんで心身が疲弊する、英国の超名門校トップが語る「日本の学校では創造性が育たないたった一つの理由」 「私たちとは教え方が根本的に違う」、ハーバードで世界の教育を学んで分かった「好奇心」を伸ばす2つの秘訣)である。

先ずは、11月27日付け東洋経済オンラインが掲載した教育ライター の朝比奈 なを氏による「毎年5000人が心を病む「教員」の過酷すぎる実態 疲労やストレスをためこんで心身が疲弊する」を紹介しよう。
https://toyokeizai.net/articles/-/390826
・『業務負担が過大な日本の教員。加えて教員同士の人間関係のストレスや新型コロナの対応などで、心身ともに限界の教員が増加し、かつての聖職は今や「ブラック化」している。 「日本の教員があまりに疲弊せざるをえない事情」(2020年11月20日配信)に続いて、教育ジャーナリストの朝比奈なを氏の著書『教員という仕事なぜブラック化したのか』より、知られざる「職員室」の現状を紹介する』、「かつての聖職は今や「ブラック化」している」、とはどういうことなのだろう。
・『精神的ストレスが引き起こす大量の休職  厳しい環境の中で働いていれば、当然のことながら心身の健康を損ねる教員が多くなる。現時点で特に深刻なのが、精神疾患による休職者の増加だ。 下記の図表は、病気による休職者数の推移を表したものである。2002年に精神疾患による病休者が全病休者の過半数に達し現在まで続いている。実数では2008年に精神疾患による病休者は5000人を超え、途中若干前年を下回る年はあったものの、10年以上5000名前後で高止まりしている。教員全体数が減少している中においてである。(外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください) 文部科学省もこの状況を問題視し、2013年3月に教職員のメンタルヘルス対策検討会議が出した「教職員のメンタルヘルス対策について(最終まとめ)」では、2011年度時点の調査結果を基に対策の検討が行われている。 この時点では所属校勤務2年以内の発病者が約半数であること、40、50代の発病者が多いこと、新任でいわゆる研修期間内の病休者の9割が精神疾患であることなどが判明した。増加の背景には業務量増加と業務の質の困難化があるとし予防的対策を始め多くの対策が挙げられたが、改善はほとんど進んでいない。 2018年度の文科省「公立学校教職員の人事行政状況調査」結果から最近の病休者の特徴を見ると、学校種別では小学校、中学校、特別支援学校に多く、いわゆる「ヒラ」教諭に多いこと、病休者が多いのは30代以上だが、精神疾患が占める割合は20代に多いことなどがわかる。 精神疾患を含め病休者の中には回復せず、やむなく退職する者も少なくない。最悪の場合には自死を選ぶ可能性もあるが、このようなケースでの退職者数は明確ではない。本人や家族が事実を公にし、訴訟を起こした場合に社会的関心を集めるだけである。 教員経験の短い発病者は、予想していた教員の仕事と現実とのギャップに悩むことが原因だろう。一方、経験を積んだ教員はこれとは異なる原因が推測される。 学校という場は各学校で職場環境が大きく異なる。比較的落ち着いた学校に赴任した直後、それ以前の疲労やストレスが一気に噴き出すことが、仕事熱心な教員に多く見られるのだ』、「2002年に精神疾患による病休者が全病休者の過半数に達し現在まで続いている」、この表現は甘く、むしろ比重は着実に上昇している、とすべきだろう。「教員経験の短い発病者は、予想していた教員の仕事と現実とのギャップに悩むことが原因だろう」、なるほど。「比較的落ち着いた学校に赴任した直後、それ以前の疲労やストレスが一気に噴き出すことが、仕事熱心な教員に多く見られる」、ちょっと常識では考え難いようなことも起きているようだ。
・『激務の末、命を落としていった教員  筆者の同僚だった40代の女性教員がいた。彼女は、生徒指導が大変な高校で中心的な存在だった。当時の彼女は自らの家庭を顧みずに長時間労働をし、男性教員顔負けの気迫で生徒に臨んでいた。7年後、彼女は中堅進学校に異動になる。 しかし、4月の初めに数回勤務した後に病休に入り、生徒の顔を見ることもなく数カ月後に亡くなった。がんが全身に転移し手遅れだったのである。体調不良に気づかない、気づいても後回しにしてしまう心境になっていたのだろう。 同じく、同僚だった男性教員は定年を機に発病した。真面目で教科指導も部活動指導も熱心だった彼は比較的落ち着いた学校での勤務が長かったが、50代になってから生徒指導が大変な学校に異動し進路指導主任となった。 進路指導は進学や就職の実績が毎年公表され生徒募集にも直結するシビアな校務分掌である。指導に従わない生徒たちを前に、長時間勤務し神経をすり減らす毎日が続いた。数年間の勤務の後、彼は定年を迎え、再任用として進学校で常勤講師を務めることになる。 4月の初め、勤務校でパソコンに向かっていた時、ふと、何も考えられず、何もできなくなったと生前の彼から聞いた。わずかに働いた理性が「これはうつ病だ」と判断し、即入院となった。自分の症状を判断できたのは、彼の周囲に同病の人がいたからである。数カ月の入院を経て、一旦は学校現場に戻ったが完全な回復はならずに数年後に亡くなった。 病気休職を取る教員がその後どうなるのか楽観視はできない。自らの状態に気づいて休職できる人だけでも毎年5000人も生んでいるのが教員という仕事である』、「自らの状態に気づいて休職できる人だけでも毎年5000人も生んでいるのが教員という仕事である」、確かに教職の「ブラック化」は放置できない段階にあるようだ。さらなる実態調査が必要だろう。

次に、11月21日付けPRESIDENT Onlineが掲載したリトルエンジェルス・インターナショナルスクール 理事長の宇野 令一郎氏による「英国の超名門校トップが語る「日本の学校では創造性が育たないたった一つの理由」 「私たちとは教え方が根本的に違う」」を紹介しよう。
https://president.jp/articles/-/40686
・『イギリスのパブリックスクール「ハロウスクール」は、450年の歴史を持ち、ウィンストン・チャーチルをはじめ過去7人の首相を輩出した超名門だ。2022年8月には、岩手県安比高原に日本校を開く。なぜいま日本で開校するのか。ハロウスクールトップのマイケル・ファリー氏に聞いた(Qは質問)』、「全寮制」なので、「安比高原」を選んだのだろう。
・『2022年夏、安比高原に日本校を開校  Q:2022年8月に岩手県の安比高原にハロウインターナショナルスクール安比ジャパン(以下、ハロウ安比校)が開校します。開校の経緯を教えてください。 【マイケル氏】これまでハロウインターナショナルスクールは、1998年に設立したタイのバンコクに始まり、香港、上海、北京に開校してきました。これらアジアの国々は、かねて国際教育への関心が大変高く、それに応える形で学校をつくってきたのです。今回、安比高原に開校するハロウインターナショナルスクールは、初めての日本校になります。 今回、日本に開校するようになった理由は、岩手県安比高原という最高の教育ができるロケーションの土地を確保できたからです。岩手県と岩手ホテルアンドリゾートというパートナーに恵まれ、安比高原スキー場に隣接する場所に全寮制の寄宿学校が建てられることになりました。 英国ハロウスクールは、ヒースロー空港から車で30分程離れたロンドン郊外の丘の上にあります。豊かな自然の中でコミュニティをつくり、さまざまな経験をさせて、リーダーを育ててきた歴史があります。私たちはこの環境こそが「ゴールドストーン(宝)」だと考えていて、ハロウ安比校は、都市部に建てられたアジアのどの校舎よりも英国ハロウスクールに近いものとなっています。実際、ハロウインターナショナルスクールの教員の多くが、ハロウ安比校の素晴らしい環境を知って、異動を希望しているくらい(笑)。生徒も中国や香港、台湾、韓国、インド、シンガポールなど、アジア全域を中心に、そしてヨーロッパ、北アメリカからも募集する予定です』、既にアジアに4か所も出来ていたとは初めて知った。
・『リーダーシップやレジリエンスが育つ  Q:ハロウ安比校では、どんな教育が行われるのでしょうか? 【マイケル氏】基本的には英国ハロウスクールと同じです。11歳(小学校6年生)〜18歳(高校3年生)の7年間の教育課程を計画しています。共学で、生徒全員が寄宿舎に住むフル・ボーディングスクール(※)です。 カリキュラムはイギリス式で、高1終了時に英国義務教育終了資格である国際標準試験「International General Certificate of Secondary Education(IGCSE)」を、高校最終学年ではイギリスの大学入学資格にあたる「General Certificate of Education Advanced Level(Aレベル)」を受験し、世界のトップ大学への進学を目指します。 英国ハロウスクールでは卒業生の多くがケンブリッジ大学やオックスフォード大学などに進学しています。しかし、特筆すべきは学業成績だけではありません。大学入学時にはリーダーシップやレジリエンス(注)、協働力、コミュニケーションスキルなど、社会で必要とされている力を身に付けている点が評価されています。高校卒業時点で、すでに社会に貢献できる人材が育っているのです。 その秘密は、寄宿生活にあります。長期休暇を除き、生徒は仲間とともに学校とハウス(寮)を行き来します。ハウスでは自分の選択したスポーツ競技やボランティア活動に従事するほか、教員は授業後もハウスで個別の宿題をサポートします。 さらに、個別化されたパストラルケア(学習面・精神面・健康面を始めとした多面的・総合的サポート)も、教員と寮のハウスマスターによってなされます。ハウスマスターは、思春期の心身の悩みなどもサポートできるプロフェッショナルです。全寮制という制度のもと、教員・ハウスマスター・同じ寮の仲間が一体となって一人ひとりの学力と心身の発達をサポートし、生徒一人ひとりの最大限の可能性を引き出す仕組みがあるのです。 ※フル・ボーディングとは、通学を認めない全寮制寄宿学校のこと。通学と寄宿の両方があるボーディングスクールは、ハーフ・ボーディングと言ったりする』、「ハウスマスターは、思春期の心身の悩みなどもサポートできるプロフェッショナルです」、まさにスーパーマンだ。
(注)レジリエンス:自発的治癒力、精神的回復力、抵抗力、復元力、耐久力(Wikipedia)。
・『課題授業で忙しい生徒の一日  Q:学校生活をイメージするために、生徒の1日の過ごし方を教えてください。 【マイケル氏】一言で言うと、なかなか忙しいです。 まず生徒たちは、早朝からクラブ活動の練習などで1日をスタートします。その後ハウスで一緒に朝食をとり、1時限目のクラスに向かいます。昼食の時間も、生徒が自主的にアクティビティーを行ったり、教員に授業の質問に行ったりと、忙しいことが多いです。 放課後もさまざまな部活動、ゲストスピーカーを招いたイベント、ボランティアなどが用意されており、生徒はいくつかの活動に参加し、夕方に寮に戻ります。 夕食後は、宿題や予習などハウスマスターにサポートしてもらう勉強の時間があります。勉強については、新型コロナウイルス感染症の影響でオンラインを使ったレクチャーや課題提出の仕組みが整いました』、「ハウスマスター」はやはりスーパーマンだ。
・『座学だけではリーダーは育たない  Q:課外授業が非常に充実していますが、これにはどのような意図がありますか。 【マイケル氏】課外授業活動を通じてさまざまな経験を積むことは、リーダーになるために必要不可欠だからです。人生は常に順調とは限りません。良い教育とは、生徒が困難に直面しても、生き抜くことができる教育だと考えています。そのためには挑戦や失敗をする経験が不可欠で、座学だけでは良きリーダーは育めないと考えています。 ひとつの例として、ボランティア活動を通じた「リーダーシップサービスプログラム」の話をしたいと思います。 ハロウインターナショナルスクールバンコク校のある女子生徒は、観光客が多く訪れるタイでは有名な山にもかかわらず、観光客が立ち止まる施設もなければ、電気などの設備も不十分で、夜は子供たちが焚火の煙の中で勉強するような環境のため、村以外の人を引き付けることができていなかった、ある村のためにプロジェクトを始めました。 自分たちが普段知っているものとは全く異なる環境に置かれたからこそ、生徒が考えた方法は大変クリエーティブで、かつ、サステイナブルな方法でした。山から草木を切る、土を集め自分たちで踏んで混ぜて粘土を作るところから始めたのです。村の人たちと協働し、関係性を築き、2つの建物を建てていきました。 3年後、建物は完成し、鍵を村長にプレゼントしました。その後、これまで立ち止まりもしなかった観光客がその建物を中心に立ち寄るようになり、村に新たな収入が生まれ、雇用も創出できたのです。 ハロウスクールは約450年前に、もともとエリートや富裕層のための学校としてではなく、若い青年たちが、郊外の自然豊かな環境で精神的にも身体的にも健康に成長し、リーダーとしての教養と精神を身に付け、コミュニティへ貢献できる人材を育てるための学校として生まれました。その精神は今も生きているのです』、「良い教育とは、生徒が困難に直面しても、生き抜くことができる教育だと考えています。そのためには挑戦や失敗をする経験が不可欠で、座学だけでは良きリーダーは育めないと考えています」、なかなかいい考えだ。
・『日本には創造性の教育が足りない  Q:日本では2020年に学習指導要領を変更し、生徒中心のアクティブな学びを増やしていこうとしています。しかし、まだまだ座学が中心で、ハロウのような課外授業も不足しているように感じます。日本の教育については、どのように思われていますか? 【マイケル氏】私は2003年から6年ほど日本にいたので、日本の教育者と交流があり、日本の教育の素晴らしい点も知っています。たとえば、実用的な知識を授けることにはたけています。 ただ、創造性や、ゼロから物を作り出すマインドセットを育てる仕組みは足りないと感じます』、「日本の教育」は、「創造性や、ゼロから物を作り出すマインドセットを育てる仕組みは足りないと感じます」、同感だ。
・『知識ではなく学びのプロセスを教える  Q:創造性を育てるには、どのような教育が必要でしょうか? 【マイケル氏】ハロウで行われているように、生徒それぞれの興味、関心にあわせた活動をサポートする必要があるので、一斉授業中心から、一人ひとりの個別化を重視した授業に切り替えていく必要があると思います。しかし、これは大改革になるので政府が動かないと難しいでしょう。 授業で教える内容も、ハロウの教育とは根本的に違っていると感じています。知識を教えることは確かに大切ですが、ハロウ校では学び方のプロセスを教えることを重視しています。たとえば、生徒が問題を見つけ出し、リサーチ方法を組み立て、テストしてデータを集め、結果を導き出す。こういった学び方のプロセスを教えていくことを大切にしています。 そして、さまざまな活動を通じて、挑戦する機会を与えます。失敗しても、それが学びの機会であることを教えていきます。こうすることで、フレキシブルで創造的で、失敗を恐れないマインドセットを持つ人材が育っていきます。 日本の教員のトレーニングも必要でしょう。ハロウ安比校ができれば、国際教育の新しい基準を創り出すだけでなく、カリキュラムデザインや学生の評価方法などの指導でもお手伝いができるかもしれません。日本の教育改革の促進剤になれればとも思っています。私はできると信じています』、「一斉授業中心から、一人ひとりの個別化を重視した授業に切り替えていく必要がある」、「ハロウ校では学び方のプロセスを教えることを重視しています。たとえば、生徒が問題を見つけ出し、リサーチ方法を組み立て、テストしてデータを集め、結果を導き出す。こういった学び方のプロセスを教えていくことを大切にしています・・・こうすることで、フレキシブルで創造的で、失敗を恐れないマインドセットを持つ人材が育っていきます」、現在の日本式よりもはるかに手間がかかりそうだが、取り組む必要はある。

第三に、11月27日付けダイヤモンド・オンラインが掲載した日本財団子どもサポートチーム兼人材開発チーム チームリーダーの本山勝寛氏による「ハーバードで世界の教育を学んで分かった「好奇心」を伸ばす2つの秘訣」を紹介しよう。
https://diamond.jp/articles/-/254870
・『これからの不確実な社会を生き抜いていくために「教育」に求められることはどんなことなのでしょうか。ハーバードで世界の教育を研究した本山勝寛氏は、これからの日本の教育では「好奇心」を育てることが重要だと言います。なぜ「好奇心」を伸ばす教育が重要なのか、解説します』、同感だ。
・『時代が変わったのに 変わりきれていない「日本の教育」  いきなりですが、質問から入ります。 日本の教育はこのままで大丈夫だと思いますか?  大丈夫だ、と自信をもって言える人は少ないのではないでしょうか。 親の立場からしたら学校だけでは心配なので、塾や習い事に通わせ、小さいうちから何かをさせないと不安になってしまいます。先生の立場からは、家庭の環境も理解度も異なるたくさんの生徒たちを、学習指導要領に沿って一斉に教えなければならないうえに、英語教育、プログラミング教育、道徳教育、オリパラ教育、キャリア教育、いじめ対策とやらなければならないことがあり過ぎて、毎日がそれらに忙殺されています。 日本の教育は何を目指し、どんな人に育てたいと考えて教育制度が設計されているのでしょうか? もちろん、「生きる力」といった言葉が文部科学省から示されてはいますが、実態としては、少しでも偏差値の高い大学に合格することが教育のゴールで、そのゴールに向かって幼少期からの子どもの教育が設計されたままになっているように思います。 少しでも偏差値の高い大学に行くことを目指して、まずは少しでも偏差値の高い私立中高一貫校に合格できるよう、子どもの動機とは別に、周りがそうしているから、親が不安だからという理由で、子どもの発達の早い段階から塾に通わせる。子どもたちは決められたカリキュラムの工場に流し込まれたように、正解をより速く選ぶマニュアルをたたき込まれます。 欧米諸国に追いつけ追い越せを目指していた高度経済成長期は、それでもよかったのかもしれません。吸収すべき知識と正解があって、それをより速く正確に解答することが求められる人材像であったからです。急スピードで経済成長した日本の底力となった教育も、1980年代までは世界から注目されていました。 では、先頭集団に既に追いつき、自分たちが新たなものを創造し、開拓すべき時代を迎えた今日はいかがでしょうか?社会に出たら決まった正解のないものばかりです。自らが問題を発見し、複雑な問題を解決するために自分の頭で考えて行動し、トライアンドエラーを繰り返していかなければなりません。学び続けること、成長し続けること、挑戦し続けることが求められるのです。 時代は変わったのに、教育は変わりきれていない。それが日本の現状なのかもしれません』、「社会に出たら決まった正解のないものばかりです。自らが問題を発見し、複雑な問題を解決するために自分の頭で考えて行動し、トライアンドエラーを繰り返していかなければなりません。学び続けること、成長し続けること、挑戦し続けることが求められるのです」、「時代は変わったのに、教育は変わりきれていない。それが日本の現状なのかもしれません」、その通りだ。
・『これから最も求められる力は「好奇心」である  教育のゴールが大学受験のテストでより速く正解を出すことになっているため、学びの成長曲線が受験期でピークアウトしてしまい、大学生や社会人になると多くの人が学びをストップさせてしまっています。本来は、大学生や社会人になってからこそが、高校までの基礎力を応用して各自の学びを開花させる時期であるはずなのに、実にもったいない状況です。 日本は国際学力調査でも初等中等教育まではトップレベルなのに、大学生、社会人になると、国際社会におけるレベルは低い状況に陥ってしまっています。それでも国民全体の平均的な基礎力は高いのですが、時代を切り拓くような創造性や生産性は低いレベルにとどまっているのです。 では、日本の教育は何を目指し、どんな人を育てていくべきなのでしょうか? 私がハーバードで世界の教育を研究し、実際に5児の子どもの父親になってみて痛感しているのは、これからの時代において最も求められる力は「好奇心」だということです。そしてこの「好奇心」を養うことは、日本のこれまでの教育で最も足りていない部分だと思います。 世界的ベストセラーになった『フラット化する世界』でトーマス・フリードマンは、「フラットな世界では、仕事、成功、学科の分野、趣味ですら、好奇心と熱意がさらに重要になる。なぜならフラットな世界には、好奇心とそれを抱く人間の奥行きや幅をどんどん広げるツールが山ほどあるからだ。フラットな世界ではIQ(知能指数)も重要だが、CQ(好奇心指数)とPQ(情熱指数)がもっと大きな意味を持つ」と語っています。 今や世界を席巻しているグーグル(Alphabet社)やアマゾンも、社員の採用において好奇心を重視しています。グーグルの人材開発部長は『未来のイノベーターはどう育つのか』(トニー・ワグナー著)のなかで以下のように述べています。 「もちろん賢いことは重要だ。でも知的好奇心のほうがもっと重要だ。グーグルで成功する人は、すぐに行動を起こしたがる傾向がある。壊れている物を見つけたらすぐに直すような性格だ。問題を見つける能力も重要だが、見つけた問題について不満を並べたり、誰かがそれを解決してくれるのを待っていないこと。『どうすればもっとよくできるだろう』と自問すること。それからすべてにおいてコラボレーションが必要不可欠だ。周囲に多様な専門性を持つ人がいることに気がつき、彼らから学ぶ能力のある人物を私たちは高く評価する。」(トニー・ワグナー著/藤原朝子訳『未来のイノベーターはどう育つのか』(英治出版)より) 高い好奇心を持っていれば、親や先生から勉強するように強制されなくても自ら主体的に学び、学校を卒業して社会人になってからも常に新しいことを学び続け、上司から指示されなくても仕事を改善し、新たな価値を創り出します』、「高い好奇心を持っていれば、親や先生から勉強するように強制されなくても自ら主体的に学び、学校を卒業して社会人になってからも常に新しいことを学び続け、上司から指示されなくても仕事を改善し、新たな価値を創り出します」、まさに理想的だ。
・『子どもの好奇心を伸ばす2つのポイント  では、どうすれば子どもの好奇心を伸ばすことができるのでしょうか? 私は「没頭」と「アウトプット」がポイントになると考えています。 まずはどんなことでもよいので、好きなことに時間を忘れるくらい集中して没頭する体験をたくさん積むことです。マンガにハマること、ブロックで作品をつくること、昆虫採集で自然を探索すること、好きな絵を描くこと。なんでもよいので子どもが好きなことをとことんやらせて、大人の事情で遮らずに、背中を後押ししてあげます。 そして、自ら何かを生み出すようなアウトプットの機会をつくるとよいです。たとえば、昆虫採集であれば、観察絵日記を書いて、それを一冊の本にまとめて形にする。絵が好きであれば、オリジナルの絵本作品をつくってみる、といった具合です。 わが家ではハムスターを飼っていますが、オスとメスのペアを育てていたところ、赤ちゃんが生まれました。子どもたちは大騒ぎで、毎日ハムスターと赤ちゃんたちのお世話をしています。どんなエサなら食べるのか、どんなおもちゃだと喜ぶのか、理科の実験のように、一つ一つ試しながら一喜一憂しています。また、マンガ『ハムスターの研究レポート』にはまったり、図鑑やハムスターの飼い方に関する本をじっくり読んで学んだり、自分でハムスターのオリジナルキャラクターを考え、オリジナル絵本を描いてつくったりしています。 ハムスターに関する知識そのものが将来何かに役立つことはほとんどないかもしれませんが、何かにはまって心から楽しみ、自ら探求し学んだ経験や、自分で考えて作品を創造した経験こそが、「学ぶことは楽しい」ということを理屈抜きに心身に刻み、好奇心を伸ばすことにつながるのだと思います。 わが家の5人の子どもたちは、自分が幼少期そうだったように、学習塾に通うことはしていません。それよりも、一人一人が与えられた個性をその子と一緒になって探して、見つけ出すこと。そして、好きなものが見つかったら、それをとことんやって没頭できるようにすること。何らかのアウトプットを創り出せるよう、子どもの背中を後押しすること。また、親自身が子どもと一緒になって学びを楽しみたい、そんなふうに考えながら、子育てを楽しんでいます。 子どもたちも、親たちも、そして先生たちも、もっともっと学びを楽しんでいい。そうすれば育まれた好奇心が原動力となって、だめと言われても自ら学び続けるものです。それが日本の教育が良くなる秘訣だと思います』、「一人一人が与えられた個性をその子と一緒になって探して、見つけ出すこと。そして、好きなものが見つかったら、それをとことんやって没頭できるようにすること。何らかのアウトプットを創り出せるよう、子どもの背中を後押しすること。また、親自身が子どもと一緒になって学びを楽しみたい、そんなふうに考えながら、子育てを楽しんでいます」、自分が忍耐強くなければいけないので、私にはどうも無理なようだ。
タグ:教育 東洋経済オンライン 日本の教育 PRESIDENT ONLINE 朝比奈 なを イヤモンド・オンライン 本山勝寛 (その22)(毎年5000人が心を病む「教員」の過酷すぎる実態 疲労やストレスをためこんで心身が疲弊する、英国の超名門校トップが語る「日本の学校では創造性が育たないたった一つの理由」 「私たちとは教え方が根本的に違う」、ハーバードで世界の教育を学んで分かった「好奇心」を伸ばす2つの秘訣) 毎年5000人が心を病む「教員」の過酷すぎる実態 疲労やストレスをためこんで心身が疲弊する」 『教員という仕事なぜブラック化したのか』 かつての聖職は今や「ブラック化」 精神的ストレスが引き起こす大量の休職 「2002年に精神疾患による病休者が全病休者の過半数に達し現在まで続いている」、この表現は甘く、むしろ比重は着実に上昇している、とすべきだろう 「比較的落ち着いた学校に赴任した直後、それ以前の疲労やストレスが一気に噴き出すことが、仕事熱心な教員に多く見られる」、ちょっと常識では考え難いようなことも起きているようだ 激務の末、命を落としていった教員 自らの状態に気づいて休職できる人だけでも毎年5000人も生んでいるのが教員という仕事である 教職の「ブラック化」は放置できない段階にあるようだ。さらなる実態調査が必要 宇野 令一郎 「英国の超名門校トップが語る「日本の学校では創造性が育たないたった一つの理由」 「私たちとは教え方が根本的に違う」」 パブリックスクール「ハロウスクール」 岩手県安比高原に日本校を開く 2022年夏、安比高原に日本校を開校 ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン(以下、ハロウ安比校) リーダーシップやレジリエンスが育つ フル・ボーディングスクール カリキュラムはイギリス式 秘密は、寄宿生活にあります ハウスマスターは、思春期の心身の悩みなどもサポートできるプロフェッショナル 課題授業で忙しい生徒の一日 座学だけではリーダーは育たない 課外授業活動を通じてさまざまな経験を積むことは、リーダーになるために必要不可欠 良い教育とは、生徒が困難に直面しても、生き抜くことができる教育だと考えています。そのためには挑戦や失敗をする経験が不可欠で、座学だけでは良きリーダーは育めないと考えています 日本には創造性の教育が足りない 創造性や、ゼロから物を作り出すマインドセットを育てる仕組みは足りないと感じます 知識ではなく学びのプロセスを教える 一斉授業中心から、一人ひとりの個別化を重視した授業に切り替えていく必要がある ハロウ校では学び方のプロセスを教えることを重視しています。たとえば、生徒が問題を見つけ出し、リサーチ方法を組み立て、テストしてデータを集め、結果を導き出す。こういった学び方のプロセスを教えていくことを大切にしています こうすることで、フレキシブルで創造的で、失敗を恐れないマインドセットを持つ人材が育っていきます 「ハーバードで世界の教育を学んで分かった「好奇心」を伸ばす2つの秘訣」 これからの日本の教育では「好奇心」を育てることが重要 時代が変わったのに 変わりきれていない「日本の教育」 会に出たら決まった正解のないものばかりです。自らが問題を発見し、複雑な問題を解決するために自分の頭で考えて行動し、トライアンドエラーを繰り返していかなければなりません。学び続けること、成長し続けること、挑戦し続けることが求められるのです 時代は変わったのに、教育は変わりきれていない。それが日本の現状なのかもしれません これから最も求められる力は「好奇心」である 高い好奇心を持っていれば、親や先生から勉強するように強制されなくても自ら主体的に学び、学校を卒業して社会人になってからも常に新しいことを学び続け、上司から指示されなくても仕事を改善し、新たな価値を創り出します 子どもの好奇心を伸ばす2つのポイント 「没頭」と「アウトプット」がポイント 一人一人が与えられた個性をその子と一緒になって探して、見つけ出すこと。そして、好きなものが見つかったら、それをとことんやって没頭できるようにすること。何らかのアウトプットを創り出せるよう、子どもの背中を後押しすること。また、親自身が子どもと一緒になって学びを楽しみたい、そんなふうに考えながら、子育てを楽しんでいます
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