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民主主義(その8)(千葉県知事選の「奇抜な候補者たち」を振り返る 選挙はこれでいいのか、「国の未来を国民投票で決めるとヤバい」大混乱が続く英国政治の教訓 「人気取り政治家」が悲劇を招いた) [政治]

民主主義については、3月10日に取上げた。今日は、(その8)(千葉県知事選の「奇抜な候補者たち」を振り返る 選挙はこれでいいのか、「国の未来を国民投票で決めるとヤバい」大混乱が続く英国政治の教訓 「人気取り政治家」が悲劇を招いた)である。

先ずは、3月27日付けダイヤモンド・オンラインが掲載したフリーライターの武藤弘樹氏による「千葉県知事選の「奇抜な候補者たち」を振り返る、選挙はこれでいいのか」を紹介しよう。
https://diamond.jp/articles/-/266728
・『コロナ禍、しかも雨の中での投票となったものの、終わってみれば前回を7.81ポイント上回る38.99%の投票率となった千葉県知事選挙。ネット上では検索予測に「千葉県知事選 ヤバい」と出る、異例の話題ぶりだった。千葉県民の筆者が振り返る』、「森田」前知事の顔を見ないで済むようになっただけでも、有難い。
・『ネットを賑わした千葉県知事選 放送事故級の政見放送に賛否  2021年3月21日に千葉県知事選挙の投開票が行われた。3期を務めた森田健作知事が任期満了で4月に退任するため、12年ぶりの新知事を決める戦いである。結果は前千葉市長の熊谷俊人氏の圧勝となった。 今回の千葉県知事選挙についてはネットなどで話題になったのでご存じの方も多いかもしれない。過去最多の新人8人による立候補、熊谷氏が更新した過去最多となる140万超えの得票数などいくつかの話題性があったが、やはりもっとも注目されたのは怪しげな候補者が多かった点であろう。それら候補者による政見放送は「放送事故」としてネットを大いに賑わした。 話題となったのは、いわゆる独立系の候補者5人である。彼らの略歴と主張を、現在千葉県在住である筆者の個人的な感想を添えつつ、おさらいしておきたい』、どんな「主張」をしているのだろう。
・『本気で真剣な3候補者 それぞれが思い描く千葉県  ● 医師で、「千葉のバイデン」を目指すという真面目そうな見た目の男性である。政見放送では冒頭から戦争などによる危機に備えることを強く訴え、「危機意識の高い人なのかな」と思って見ていたら、「少子化対策として20歳以上の希望者の精子と卵子を冷凍保存する。これにより70歳になっても子どもが作れる」と主張し、視聴者に最初の違和感を抱かせた。 そして終盤、「現在の夢は千葉県知事に当選し、小池百合子氏と結婚すること」と宣言。ネタなのかと思わされたが、もう一度「知事に当選して小池氏と結婚できますよう、県民の皆様の温かいご支援を」と念を押していたので、おそらくその熱意は本物である』、「当選し、小池百合子氏と結婚すること」、こんな個人的なことまで「政見」に盛り込むとは驚かされた。
・『●平塚正幸氏(39歳・国民主権党) 社会活動家、およびYouTuberで、昨年話題になった、マスク非着用による「クラスターフェス」を主催した人物である。今回の県知事選での露出でも一貫してコロナワクチンとマスク着用の危険性を訴えることに終始した。政見放送時の紹介を聞き取ったところによると「国民主権党党首」「マスクを外そうの会会長」「PCR検査・ワクチンは健康な人を病気にする。受けてはいけないの会会長」などいくつかの肩書を持つようだ。社会の大勢から外れた主張ではあるが、おそらく本人の熱意はこれもまた本物である。 なお、「ワクチン危険」と大書された氏の選挙ポスターについては、選挙管理委員会に苦情が殺到したそうである』、コメントする気にもならない。
・『●皆川真一郎氏(66歳・無所属)(高校の校長や大学の参事を歴任した教育関係者である。温和そうな見た目で、掲げる政策も人々の生活に寄り添ったものが多い。その中の「犬・猫殺処分ゼロ」は個人的にもろ手を挙げて支持したいところだったが、ポスターおよび選挙公報でなんといっても目を引いたのが「房 bou」という札だ。これは氏が構想している県独自の通貨で、「1円=1房」の価値があるとされていた。新通貨ということで耳なじみがないせいかどこか不気味な響きがあるが、この「房」で県民の生活を支援していく狙いがあったようである。ポスターに表示されている「房」は100万房札で、デザインは千葉県の全体図と落花生、そして氏の似顔絵があしらわれたものに仕上がっている』、あえて地域通貨を出す理由は何なのだろう。
・『隣人に見る人物の類型 奇抜な3候補に親近感を抱く可能性  3月18日にはニュースサイト「選挙ドットコム」に、政治ライターのひがしみすず氏が今回の選挙候補者8人に電話取材を申し込み、回答をもらうという趣旨の記事が掲載された(参照:『千葉県知事選挙2021の候補者がヤバい!?全員に直接電凸して将来の千葉県民が質問してみた』)。 非常に興味深い視点で、面白く拝読したのだが、氏は電話取材を通して候補者に対する印象が大きく変わった(特に皆川氏については良い意味で変わったとのこと)という旨のことを書かれていて、ハッとさせられた。 投票する側のわれわれは、特に新人の候補者の人となりはその人の選挙活動を通してしか知ることができない。だから掲げている政策や主張が怪しげであればその人物の全てが怪しげに思えてくるのだが、選挙活動はその人のただの一部、氷山の一角である。普段は極めて常識的な人物だが、政治的主張だけがとんがっている可能性は多分にある。 良識ある隣人が、その人の哲学や思想をよくよく聞いてみると実はぶっ飛んでいる人だったと判明することはわれわれの日常の中にもたまに起こり得る。ということは、奇抜な主張の候補者はものすごく奇抜に映るが、実はその人の一部分だけが奇抜なだけで他の部分は常識的なのかもしれない。一部がとんがっているような人物の類型はちまたに珍しくなく、その中で並々ならぬ熱意を持った人が候補者に名乗りを上げたというケースもままあったのかもしれない。 つまり、宇宙人のように思えていた候補者は、出会いが違えば愛すべき隣人になっていたのかもしれない…これは新鮮な気づきであった(といって、この気づきによって投票先が変わることもなさそうではあるが)』、「宇宙人のように思えていた候補者は、出会いが違えば愛すべき隣人になっていたのかもしれない」、その通りなのかも知れない。
・『エンターテインメント的だった人の候補者  さて、ここまで独立系候補者3人を紹介し、残るところはあと2人である。この5人の候補者は奇抜な主張を展開したという点で共通しているが、まだ紹介していない残りの2人はさらに一線を画す。この2人は先述の3人が醸す、彼岸の彼方から発せられるような真剣さによるすごみこそないが、話題作りへの姿勢は真剣そのものであった。 ●後藤輝樹氏(38歳・ベーシックインカム党)(政治団体代表、およびYouTuberである。2016年の東京都知事選の政見放送でほぼ全裸になり、ひわいな言葉を連呼するなどして一躍注目を集め、界隈の有名人となった。今回の千葉県知事選挙の政見放送(NHK)では「ちなつさん、大好きです」と切り出し、時間いっぱいを使って交際相手に向けての公開プロポーズを行った。 おそらくご本人に逆張りを好むあまのじゃく的気質があるらしく、コロナ禍によって交際相手と親密さが増したとして「コロナさん、ありがとう」と発言していた。過去の政見放送を見返しても感じられたが、人が不快に感じるラインの2、3歩越えたところを攻め続けるスタイルの人物である(その姿勢が面白がられているともいえる)。 東京新聞の記事によれば「コロナ禍でも、人との出会いの大切さや幸せになれるといったメッセージを込めた」(参照:東京新聞)らしく、なるほどと思わされたが、それでもやはりコロナ禍で悲劇を味わわされた人もたくさんいるわけで、「ありがとう」は、そうした人たちに向けての配慮が十分であるとは言い難い。とはいえ、もし一部の熱狂的な支持を獲得しているなら、それは氏の思惑はある程度成功しているわけで、非常にアングラ的な活動方針であるといえる。 ●河合悠祐氏(40歳・千葉県全体を夢と魔法の国にする党)  YouTuber、および会社経営者で、映画『ジョーカー』の主人公を模した衣装に白塗りメイクで登場し、「千葉県全体をディズニーランドにする」などの独特な政策を掲げた。政見放送は全編笑いを取りにいっていた』、確かに変わった人のようだ。
・『売名に利用される選挙のあり方が問われる  千葉県民歴2年弱の筆者は、引っ越してきてからできた知り合いの面々に今回の知事選について感想を聞いて回ったが、「ふざけすぎていて他の都道府県に恥ずかしい」「面白かった。もっとやってほしい」などの声が聞かれた。すでに他のメディアでも同様の声が伝えられているので、県民の思いは概ね共通しているようである。 今回の千葉県知事選挙の候補者の活動(広報、政見放送など)には当然ながら賛否が寄せられた。「これをきっかけに選挙に興味を持つ人が増えるといい」という積極的賛成論や、「消去法でも投票先が絞り込めるなら有意義である」という消極的賛成論があった。 一方、否定派は「まじめにやれ」「税金の無駄遣い」などと主張した。そんな否定派に対して「彼ら(奇抜な候補者ら)はルールに則って戦った」「奇抜な政策を切り捨てるなど、マジョリティーの常識やマナーを押し付ける行為は民主主義にとって危険」などの反論があり、ややこしい議論になっている。 2016年の東京都知事選挙のときから問題視されつつあるのが、「近年、選挙活動を通した売名行為が増えてきている」ということ。現代は知名度をそのまま収入に換金できる(YouTuberとして動画の再生数を伸ばして収益を得るなど)時代であるから、それも必然的な流れであるといえよう。何しろ選挙は広告宣伝費のコスパがいい。立候補に伴う供託金300万円さえ支払えば選挙を通して自分自身の宣伝が行える。 今回の立候補者たちは奇抜といえ、そして、確かに主張こそ奇抜を極めたが、憲法や法律に抵触することは何一つ行っていなかった。正々堂々ルールに則って世間を賑わし、売名を達成したのである。だからそのやり方は(決して品はよくなかったが)賢かったといえる。 しかし、「当選が至上目的ではないし、落選しても売名できればお得」と考える立候補者が乱立する選挙がはたして健全であるかは今一度考えられる必要がある。 問題は立候補のシステムを利用した個人にあるのではなく、システムそのものにある(被選挙権や言論の自由などによって個人に咎〈とが〉を認定することはできない)。選挙のあり方の現状が強く問題視されるのであれば、「供託金の額を引き上げ(あるいは引き下げ)」といった具体的な形でシステムの方に変更が施されるであろう。これに関しては世論の動向を見守るばかりである』、「選挙は広告宣伝費のコスパがいい。立候補に伴う供託金300万円さえ支払えば選挙を通して自分自身の宣伝が行える」、やはり、「供託金の額を引き上げ(あるいは引き下げ)」が必要なようだ。

次に、5月15日付けPRESIDENT Onlineが掲載した三菱UFJリサーチ&コンサルティング 調査部 副主任研究員の土田 陽介氏による「「国の未来を国民投票で決めるとヤバい」大混乱が続く英国政治の教訓 「人気取り政治家」が悲劇を招いた」を紹介しよう。
https://president.jp/articles/-/46040
・『「スコットランドで独立運動が再燃」総選挙で支持派が過半数に  5月6日、英国を構成するスコットランドで議会選(定数129)が実施され、スタージョン行政府首相が率いる与党スコットランド民族党(SNP)が獲得した議席は64にとどまり、単独過半数に1議席届かなかった。しかし環境政党である緑の党の8議席と合わせて、英国からの独立を支持する勢力が議会の過半数を得ることになった。 スタージョン行政府首相は選挙結果を受けて、喫緊の課題は新型コロナウイルス対応にあるとしながらも、スコットランド独立の是非を問う2回目の住民投票を実施する用意があることを表明した。他方で英国のジョンソン首相は住民投票の実施を認めないという姿勢を改めて示し、スタージョン行政府首相に対して牽制した。 英国がいくらそれを阻もうと、スコットランドが民意を確認したうえで独立を宣言すること自体は可能だ。しかしながら、スコットランドを第三国が独立国家として容認するかどうかはまた別問題となる。例えば2008年にセルビアの反対を押し切って独立したコソボの場合、日本をはじめとする第三国が承認したからこそ、独立国家になり得た。 2016年6月の国民投票で離脱派が僅差で勝利したことを受けて、英国は2020年1月にEUから離脱した。そのEU離脱を主導したジョンソン首相が、今度は同様に住民投票での意思を確認したうえで英国から離脱しようとするスコットランドの指導者を批判する。なんとも皮肉めいた状況に陥っているのが、今の英国の実情である。 ▽独自通貨を導入する必要性(現実的には、スコットランドが独立するうえでの障壁はさまざまある。そのうち経済の観点からは、とりわけ独自通貨の導入が大きな論点となる。現在スコットランドで使われている通貨は英国のポンドであり、スコットランド銀行、RBS(ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド)、クライズデール銀行という三大民間銀行によって発行されている。) しかしスコットランドが英国から独立すれば、おのずと独自の通貨を持つ必要に迫られる。そのため発券機能を持つスコットランド独自の中央銀行を設立しなければならない。そして新設された中銀は、スコットランド政府の信用力に基づき、通貨を発行することになる。ここで意味するスコットランド政府の信用力とは、財政の健全性にほかならない。 コロナ禍で英国の公的債務は国内総生産(GDP)の規模を60年ぶりに上回ったが、スコットランドは独立に当たり、最終的にはその経済規模に応じた公的債務を引き継ぐ必要がある。それに英国は経常赤字、つまり貯蓄不足の国であるが、スコットランドもまた同様だ。保守的な財政運営に努めないと、新たに発行する国債の買い手など見つからない。 それにスコットランドは人口わずか500万人強にすぎず、内需も厚みに欠ける。つまり需給の両面で、スコットランド経済は成長の余力に乏しい。よほどタイトな財政運営をしない限り、外国人投資家がスコットランド国債を好んで買うことは考えにくい。そうした状況では、中銀が新たに発行する独自通貨も投資家の信認を得ることができない』、北海油田での産油が活発だった頃は、魅力があったろうが、現在ではそんな売り物もない。
・『EU再加盟への道のりは極めて長い  それにスコットランドが独自通貨を導入しても、当面は交換性に乏しい状態が続く。つまりスコットランドで独自通貨を米ドルなど外貨に交換できても、外国ではそうした交換が成り立たない。皮肉なことに、スコットランド人が資産防衛のために独自通貨を国内で外貨にどんどん交換するため、固定相場制を導入したとしても維持できないだろう。 そうなると、スコットランドの独自通貨は早晩、通貨危機に陥ることになる。そうなれば、これまでスコットランド人が積み上げてきた金融資産の価値が大幅に目減りする。とりわけ年金受給者は悲惨であり、生活が貧しくなることは目に見えている。欧州債務危機の際にギリシャがユーロから離脱しなかった(できなかった)理由と同じだ。 またSNPは、スコットランドが独立したらEUに再加盟する方針を堅持している。英国は元々EUに加盟していたわけだから、EU加盟基準(コペンハーゲン基準)のうち政治的基準(民主主義、基本的人権の尊重など)や法的基準(国内法とEU法との整合)はほとんどクリアしているが、経済的基準となると、やはり話は変わってくる。 経済的基準とは、物価や金利などを中心に要するに安定したマクロ経済環境を維持することを意味する。物価や金利などを安定化させるためには、どうしても保守的な財政運営が欠かせない。スコットランドが独立した場合、少なくとも数年、マクロ経済は混乱を余儀なくされる。経済的基準を満たすためには最低でも10年はかかるだろう』、「経済的基準を満たすためには最低でも10年はかかる」、そんなに長く持ちこたえられるだろうか。
・『他のEU加盟国が歓迎しない恐れ  先に述べたコソボの場合、アルバニア系住民の実効支配が続いており、セルビアとの関係が長らく緊張していたことなどから、EU各国はコソボを独立させた方が地域の安定に貢献すると判断し、その独立を容認した経緯がある。復興支援の観点からEUはコソボでのユーロ利用を黙認したため、コソボは独自通貨発行の問題を回避できた。 コソボの人口は200万人に満たず、また所得水準も4000米ドルを超える程度と低い。そして何より、セルビアがEUにまだ加盟しておらず、コソボの独立もEUにとってはある意味で対岸の火事であった。しかしながらスコットランドの場合、袂を分けたとはいえ近しい関係を維持したい英国との兼ね合いもあり、コソボのようにはいかない。 それにEU各国の中には、英国と同様に地方の独立問題を抱えている国が少なくない。非常に有名な例としてはスペインのカタルーニャ州があるが、スコットランドの独立がそうしたEUの中でくすぶる地域ナショナリズムを刺激する恐れは非常に大きい。つまり、スコットランドの独立を、EU各国は歓迎するどころか、忌避する恐れがある。 こうしたことを最も良く分かっているのは、実はSNPだろう。それだけに、スタージョン行政府首相らSNP指導部がいたずらに独立に向けた動きを仕掛けてくるとは、まず考えられない。今後は民意の動向を見極めつつ、スタージョン行政府首相は英国のジョンソン首相に対して、高度に政治的な駆け引きを展開することになるはずだ』、「スコットランドの独立を、EU各国は歓迎するどころか、忌避する恐れがある」、確かにその通りだろう。そうだとすると、「英国のジョンソン首相に対」する交渉力も弱くならざるを得ないだろう。
・『国民投票が悲劇的な結果をもたらす教訓  しかしながら、われわれはすでに英国のEU離脱というショックを経験している。それは政治が国民投票という手段で民意を利用しようとした結果、その制御を放棄した末の悲劇ともいえる。経済的には極めて非合理な決断がスコットランドでなされたとすれば、それは英国、特に民意をもてあそんだ責任政党である保守党にとり、皮肉以外の何でもない。 なお日本では5月11日、国民投票法案が衆議院で可決された。国民の声が政治決定に反映され易くなると期待される一方で、政治がそれをもてあそぶような事態が生じる危険性もはらんでいる。国民投票や住民投票が悲劇的な結果をもたらす可能性があることについて、英国やスコットランドの動きからわれわれが学ぶことは多いといえよう』、「英国のEU離脱」など複雑な問題は「国民投票」に向いていないと指摘する学者も多い。
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