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子育て(その4)(「怒りっぽい子ども」が増加している悲しい事情 「義務教育を放棄する中学生」まで現れだす現状、「どうして泣き止まないの?」親が気づかない“子どもが癇癪を起こすワケ“、毒親育ち アダルトチルドレン…日本で急増する「生きづらさ」を感じる人の特徴) [人生]

子育てについては、3月27日に取上げた。今日は、(その4)(「怒りっぽい子ども」が増加している悲しい事情 「義務教育を放棄する中学生」まで現れだす現状、「どうして泣き止まないの?」親が気づかない“子どもが癇癪を起こすワケ“、毒親育ち アダルトチルドレン…日本で急増する「生きづらさ」を感じる人の特徴)である。

先ずは、4月19日付け東洋経済オンラインが掲載したフリーライターの我妻 弘崇氏による「「怒りっぽい子ども」が増加している悲しい事情 「義務教育を放棄する中学生」まで現れだす現状」を紹介しよう。
https://toyokeizai.net/articles/-/422447
・『コロナ禍によって、子どものフラストレーションがたまっている。 「国立成育医療研究センター」(世田谷区)による、0歳から高校3年生までの子ども・保護者を対象とした「コロナ×こどもアンケート」によると、15~30%の子どもに中等度以上の「うつ症状」の傾向がみられたという。 同調査は、コロナ禍以降4回にわたって行われ、直近の2020年11~12月に実施したアンケートでは、回答した小学4~6年生の15%、中学生の24%、高校生の30%に、中等度以上のうつ症状がある――ことに加え、その保護者の29%にも中等度以上のうつ症状がみられたと報告している』、「子ども」たちだけでなく、「その保護者」にも「中等度以上のうつ症状がみられた」とは驚きだ。
・『子どもの相談が「以前の4倍」に  「当院でも中高生の子どもの相談がとても増えています。ここ3ヵ月で、以前の4倍ほどの急増です」と語るのは、うつ病のカウンセリングや依存症の認知行動療法を専門とするライフサポートクリニック(豊島区)の山下悠毅氏。 同クリニックは、基本的に成人を対象としているのだが、依存症を専門に取り扱うため、保護者が「ゲーム依存症になっているのではないか?」などの不安を覚え、親子で来院するそうだ。切羽詰まっている、そんな保護者が少なくないという。 実は、昨年9月に実施された「新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスに関する調査」(厚生労働省)において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大前と比べた変化の項で、約2割が「ゲーム時間が増加した」と回答している。 男性15〜19歳にいたっては58.1%、女性15〜19歳も43.2%という数字が示すように、10代のゲーム時間の増加は著しい。言わずもがな、休校や外出自粛などにともなうイエナカ時間の増加に比例する形でゲーム時間も増加しているわけだが、どうやら話はもっと複雑のようだ。 「私も、当初は『イエナカ時間の増加によるゲーム依存』といったケースを想像したのですが、ふたを開けると『子どもがコロナを怖がり学校に行かない』『感染しても無症状と伝えても家から出ない』といった相談ばかりでした。そのため、『過度に不安が強いお子さんや、理解力がまだ不十分なお子さんなのかな』と思ったのですが、診察室でお子さんと二人きりで話してみると、不安を語る子どもは少なく、新型コロナウイルスへの理解も問題のない子ばかりだったのです」(山下氏、以下同)) いったいどういうことか。 「診察を重ねていくと、どうやらこのたびの不登校の子どもたちは、私が今まで相談に乗ってきた、いわゆる“学校に行きたいのに行けない”子どもではなく、“学校には行く必要がないから行かない”と考えている印象です。もちろん、前者のようなケースの相談もありますが、緊急事態宣言の発令で学校が急に休みとなり、登校が再開したかと思えば、異なるクラスや学年の感染により再び休校となる。しかし、家族や友人が誰もが健康であり、『コロナはただの風邪』なんて話す大人までいる。その結果、一部の子どもは『学校は休んでも問題がないのでは』と疑い始めているのです」 これまでであれば、親が「学校へ行きなさい!」としかりつけることに、一定の効果はあっただろう。しかし、コロナ禍を経て、「え? どうして行かないといけないの。だって、学校へ行かなくても何とかなっているよ」が、一つの回答として間違いではないことが示されてしまった。 ゲームに依存しているのではないかという不安は、入り口にすぎず、奥へと進むと子どもと保護者の関係性に関する悩みがほとんどだという。「義務教育という、ある種の洗脳が解けてしまった。学力が低下することを危惧する保護者もいます」と山下氏が指摘するように、コロナ以前では通用した親から子への教育のフォーマットも、ニューノーマルを迎えているというわけだ』、「一部の子どもは『学校は休んでも問題がないのでは』と疑い始めているのです」,「義務教育という、ある種の洗脳が解けてしまった。学力が低下することを危惧する保護者もいます」、困った現象だ。
・『どうすれば「子どもとの軋轢」を防げるのか?  保護者の戸惑いはイライラとなり、子どもにも伝わる。先の第4回「コロナ×こどもアンケート」では、「すぐにイライラするか?」という設問もあるのだが、小学生以上の子どもを持つ保護者の36%が該当すると答えている。さらに、子どもたち自身も、小学1~3年生32%、小学4~6年生37%、中学生42%、高校生27%が、「すぐにイライラする」と回答しているほどだ。いつ割れるともわからない巨大風船が膨らみ続けている。 こうした軋轢をどのように解決したらいいのか。山下氏に尋ねると、「我々としても初めてのケースなので、日々向き合っている最中」と前置きした上で、「親の価値観を見つめ直さないと、子どもを導くことは難しい」と説明する。 「私が、診察室で『どんな親だったら子どもは言うことを聞くと思いますか』と親御さんに尋ねると、多くの方が言葉に詰まってしまいます。『何と言えばいいか教えてください』と聞かれることもしばしばです。しかし、大切なことは“何を言うかではなく誰が言うか”です。『学校に行くのは当たり前。子どもの仕事は学校に行き勉強をすること』では、子どもは納得しないのです。この話は子どもに限った話ではなく、誰だって、尊敬や信頼できない人からのアドバイスに耳を傾けたいとは思わないですよね」 ライフサポートクリニックへ親とともに来院したある男子中学生は、「義務教育というのは子どもが学校へ行く義務ではなくて、親が子どもに教育を受けさせる義務であって、子どもの義務ではない」といった正論を展開したそうだ。感心してしまうほどの頭の良さ。だが、もし親である自分が言われたらと思うと頭が痛い。言い返す言葉がない……』、「子ども」から「「義務教育というのは子どもが学校へ行く義務ではなくて、親が子どもに教育を受けさせる義務であって、子どもの義務ではない」、などと「正論を展開」されたら、返す言葉に詰まってしまう。
・『大事なのは「親としての器」  「『社会で生きていくことは大変。お父さんもお母さんも、必死で仕事を頑張っている。だからお前も学校へ行け』なんてことを言いたくなる気持ちは、もちろんわかります。しかし、子どもにしてみたら『そんな人生がつらそうな親のアドバイスを聞いたなら、自分も将来、同じ目に遭いかねない』と意識下で感じ取るため逆効果です。 そうではなく繰り返しになりますが、人を導びくには、相手からの信頼や尊敬が不可欠。『ゲームの時間を守らせたいなら、親も帰宅したらスマホをいじらない』『家で勉強させたいなら、まずは親が読書や勉強をする』『早く寝かせたいなら、親も一緒に早く寝る』というように説得力をともなわなければいけません。もちろん、『子どもと親は別』もその通りです。しかし、私たちだって『遅刻するな』と口うるさい社長がいつも遅刻していたら、『社員と社長は別』であることを知っていながらも、その社長を信頼や尊敬することは困難なわけです」 経済力や職業といったスペックが大事なのではない。大切なのは、親としての器をどう作り上げていくかということ。 そして、言葉で説明する際は、抽象的な説明は避けることも控えたほうがいいとも。例えば、「遅刻はよくない」ことを伝える際も、「ダメなものはダメ」ではなく、なぜ遅刻がいけないのかを具体的に伝えなければ信頼を得ることは難しいとも。たしかに成人すれば、遅刻=デメリットだとイヤでもわかる。しかし、子どもの時分では、せいぜい先生から注意される程度。子どもには理解できないだろうから、親自身が想像力を働かせて、伝えることが肝要となる』、「『ゲームの時間を守らせたいなら、親も帰宅したらスマホをいじらない』『家で勉強させたいなら、まずは親が読書や勉強をする』『早く寝かせたいなら、親も一緒に早く寝る』というように説得力をともなわなければいけません」、「親」がまず行動で示すというのは言うは易く、実行は困難だ。
・『「心理学の世界に、“社会的結末を共有する”という考え方があります。遅刻を続ければ、いずれ保護者が先生に呼び出されて、子どもと一緒にしかられる。ところが、多くの親がそれを面倒くさがり嫌がるわけです。つまり、社会的結末を共有したがらない。ですが、それをやってあげることこそが親の愛情なのです」 診察では「先生の言いたこともわかるが、そもそも痛い目を見る前に行動を変えられる子どもにしたい」と補説する保護者もいるという。 「社会的結末を共有すれば、子どもは考えるきっかけを得ることができます。しかし、その共有もせずに親の言いつけを守らせたい気持ちは『親のコントロール願望』」と言えます。また、言われたことをむやみに実行する子どもは、将来、人から簡単に騙されかねないのです。子どもは子どものうちにたくさんの失敗をすることで、自分の頭で考える大切さを学び、人を見る目を養うのです」』、「「社会的結末を共有すれば、子どもは考えるきっかけを得ることができます。しかし、その共有もせずに親の言いつけを守らせたい気持ちは『親のコントロール願望』」と言えます」、手厳しい指摘だ。
・『特に大事なのは「良好な夫婦関係」 尊敬や信頼は、社会的結末を共有する際にも効果を発揮する。 「親子で先生に呼び出された際に、先に謝るのは子どもではなく保護者である場合が多いでしょう。なぜなら呼び出されて困るのは、子どもではなく親なわけですから。ただし、そうした場面でも子どもからの尊敬や信頼が強ければ強いほど、『親に迷惑がかかるから、同じ失敗は避けよう』と子どもは考えるのです。 最後に、私は夫婦そろって受診にいらしたケースでは、決まって良好な夫婦関係の再構築をお願いしています。言うまでもなく、子どもにとって両親はどちらも大切な存在です。そして、子どもはそんな二人が仲睦まじく生活する姿を通して、両親への尊敬や信頼を深めるからです」 コロナによって社会の様式やルールが刷新された。保護者自身、子どもとの向き合い方をバージョンアップする局面を迎えている』、本題とは離れるが、最近、シングル・マザーが子育てに苦労しているニュースをかなり目にする。「子ども」のためを考えたら、我慢してでも「夫婦関係」を続けてほしいものだ。

次に、6月19日付けYahooニュースが転載したPHPファミリー「「どうして泣き止まないの?」親が気づかない“子どもが癇癪を起こすワケ“」を紹介しよう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/528e12fce5b72e6c794c2ccc897d7e181f872376?page=1
・『小さいお子さんを持つ多くの親御さんの頭を悩ませるのが「子どもの癇癪」。声が嗄れるほど泣き叫ぶ我が子を見て、「わたしが泣きたいよ...」なんて思ってしまうこともあるでしょう。 しかし、子どもの癇癪についてあまり理解できていない親御さんも多いのではないでしょうか。 「癇癪を起している子どもはどのような状態なの?」「泣き止むまではほっといていいの?」「成長とともに癇癪は収まるものなの?」「ウチの子もしかして発達障がいなんじゃ...」 小学校・幼稚園で勤務し、公的ボランティアを通して多くの親子と関わった経験を活かして、現在は執筆や講演、個別指導などで幅広く活動する田宮由美氏が、多くの親御さんを悩ませる「子どもの癇癪」を丁寧に解説し、その疑問に答えます。※本稿は『PHPのびのび子育て』2021年6月号より転載したものです』、私も若い頃は「子どもの癇癪」に悩まされたものだ。
・『「子どもの癇癪」って?  声が嗄れるほど泣き叫ぶ。床に仰向けになって手足をバタつかせ、大声を出す。なかにはモノを投げたり、人や自分自身を傷つけたりするようなケースもある子どもの癇癪。 いったん気持ちが爆発すると、自分でコントロールができない状態になり、パニックに陥ったように泣く子どもに、親のほうが泣きたくなることもあるでしょう。 癇癪には個人差がありますが、概ね1歳を過ぎた頃から始まり、2~3歳がピークで、5歳くらいにはおさまると言われています。 2歳頃は第1次反抗期、いわゆるイヤイヤ期と重なり、本当に子育てが大変と感じる方が多いと思います』、いま思い出してもゾッとする。
・『「癇癪」は成長発達の一過程  癇癪を起こすのは「育て方が悪いから?」「愛情が不足しているのでは?」などと悩まれる親御さんもおられるかもしれませんが、これは自然な成長発達の一過程です。 ですので、親のほうがイライラして怒鳴りつけたり、子育てに自信を失くして落ち込んだりしないようにしましょう。正しく理解し、適切な対応法で上手に乗り切りましよう。 「望むモノが欲しい」「試してみたい」「かまってほしい」「今の情況が不快」などのとき、自分の思いどおりにしようとする気持ちから、癇癪は生じます。 幼い子どもは、身体機能や言語能力がじゅうぶんに発達していません。 そのため、やりたい行動が思うようにできなかったり、感情や伝えたいことをうまく表現できなかったりしてイライラし、怒りやストレスを抱えることがあります。 ですが、その怒りやストレスをどのように扱えばいいのか、どう対処すればよいのかが自分でも分からず、大声で泣いたり、モノに当たったりして表現している状態です。 そして、もう一つのポイントは、癇癪を起こしている子どもは、自分でも感情をコントロールできない状態であるということです。 生まれもった性格や環境などの影響もありますが、「思いどおりにならない」いら立ちからの爆発した感情を制御できない状態であることを理解しておきましょう』、その通りなのだろう。
・『年齢によってどう変わる?  赤ちゃんは「快・不快」の世界で生きていて、空腹やオムツが濡れて不快を感じれば、泣いて知らせ、親にお世話してもらうことで、「快」を得ます。同時に「安心」も感じることでしょう。 この「快」や「安心」は生きていくための本能で、それらが脅かされると必死で泣き叫びます。 やがて1歳頃から、身体機能が発達し行動範囲も広がり、自我が芽生え始めます。すると、さらに新しい世界への興味も湧き、見たい、触れたいという気持ちも高まってくることでしょう。 ですが、まだ危険の認識も浅く、親の「ダメ」という禁止の言葉に、「思いどおりにならない」という気持ちのいら立ちや、「親は自分を嫌いになったのでは?」という不安から癇癪を起こすことがあります。 2歳を過ぎると、簡単なコミュニケーションはとれるようになりますが、それらは未熟で、自分の要求や気持ちを思うように伝えられません。体も声も大きくなった2歳児の激しい癇癪も、5歳頃には徐々におさまってくると言われています』、なるほど。
・『手がつけられないときはどうする?  子どもが癇癪を起こすと、なかには親がその場を離れたくなることもあるかもしれませんね。 大声で泣き叫んでいる子どもには何を言っても聞こえないので、親が傍にいても同じ、「思う存分泣けば、いつかは泣き止むでしょう」と、子どもを放置するようなことはないでしょうか。 実は、この対応法はよくありません。子どもは幼い頃に、生きていくうえで心の基盤となる基本的信頼感(Basic trust)を構築しています。 泣き叫んでいるときの放置は、この妨げになったり、今後の人生にマイナスの影響を与える可能性があります。根気よく声をかけたり、しっかり抱きしめてください。 それでも、体を反らしたりし、手足をバタつかせ泣き叫ぶようでしたら、危険から回避させ、その場で見守るのもよいでしょう。 親のほうが疲弊するならば、少しの間は子どもから離れても大丈夫ですが、そのときは、たとえ聞こえなくとも「少し隣の部屋にいるね」など声をかけ、またすぐに戻ってくることを伝えてからにしましょう』、確かに「子どもを放置」すると、ますます泣き声が大きくなってしまったので、「放置」はしないことにした。
・『「発達障がい」ではないのか?  癇癪を起こす頻度が高い子どもに対し、発達障がいの可能性を疑う親御さんもおられるようですが、癇癪を何度も起こすことが、発達障がいとイコールで結びつくわけではありません。 しかし、発達障がいによって感情のコントロールが苦手な傾向にある場合、不満やストレスをどんどん蓄積させ、それが一気に爆発し癇癪を起こしやすくすることはあるでしょう。 また、言葉で伝えることがスムーズにいかなかったり、相手の気持ちや意図することを察知するのが苦手な傾向にあったりする場合も、コミュニケーションがうまくとれないことや、相手への誤解から自分のしようとすることを妨げられたと思い、癇癪を起こすことがあるでしょう。 このように、発達障がいの子どもによく表われる特徴が、癇癪を起こしやすくしていることはあると思います。ですので、親はこれらの要因や特徴、また子どもの日常の他の行動をよく観察し、不安がある場合は、専門医を訪ねられることをおすすめします』、私の「子育て」時代には「発達障がい」といった概念はなかった。
・『親からの言葉は積極的に届けてあげて  1歳くらいの場合、まずは子どもが不快だと感じる要因、たとえば排せつの有無や空腹、室温などをチェックし、原因を取り除きましょう。 それでもおさまらなければ、子どもを抱きかかえ、その場所から離れましょう。周囲の雰囲気が変わると、気持ちにも少し変化が現われることがあります。 そのとき、背中をトントンと叩き、気持ちを落ち着かせるように静かに語りかけ、「~したかったのね」「寂しかったのね」など、子どもの気持ちを代弁し、寄り添うような言葉をかけてみてください。 すると親の声が届くことがあります。そして必ず、「頑張って泣き止んだね」「お母さんの声が聞けたのね」など、気持ちを落ち着かせたことをほめてあげましょう。 2歳頃からは、癇癪も激しくなり、壁や床に体をぶつけるような行為もみられたりしますので、その場合は、クッションを挟む、危なくない場所に移動させるなど、身の安全を確保してから、落ち着かせる関わりをしてください。 言葉でコミュニケーションがとれるようになれば、癇癪を起こした原因についても話してみるとよいでしょう。危険が及ぶこと、人や自分に迷惑や危害を与えるようなことは、「絶対にしてはいけない」と伝えてください。 やってみたいことや欲しいものがある場合は、「次はあなたにお願いするね」「次のお誕生日に買おうね」など約束をするとよいでしょう。 また「お店のお菓子を全部買って」など無理難題を言う場合は、寂しさや親の関わりの希薄さが根底にあるかもしれません。日常生活を見直してみましょう』、「背中をトントンと叩き、気持ちを落ち着かせるように静かに語りかけ、「~したかったのね」「寂しかったのね」など、子どもの気持ちを代弁し、寄り添うような言葉をかけてみてください」、確かに効果がありそうだ。
・『癇癪を起こすのは親を信頼している証  癇癪を起こす子は、がまんできない子、躾がされていない子、というイメージをもたれる場合もありますが、 実はそうではなく、日頃から厳しすぎる躾や過度な期待で我慢を強要され続けたり、欲求を抑圧されている子どもがストレスを溜め込み、一気に爆発させたりするケースが多いでしょう。 癇癪は、いつまでも続くわけではありません。子どもが順調に成長していること、また親を信頼して感情をぶつけていることなどをポジティブに考え、できるだけおおらかな気持ちで乗り切りましょう』、「癇癪を起こすのは親を信頼している証」、「子育て」時代に知っていれば、気持ちが楽になったろう。

第三に、7月23日付けダイヤモンド・オンラインが掲載したWebディレクター兼ライターの浅野友美氏による「毒親育ち、アダルトチルドレン…日本で急増する「生きづらさ」を感じる人の特徴」を紹介しよう。
https://diamond.jp/articles/-/276176
・『「アダルトチルドレン」という言葉をご存じでしょうか。これは「子ども時代に、親との関係で何らかのトラウマを負ったと考えている成人」のことで、一定数居ます。その性格はさまざまで、「アダルトチルドレンはこう」と定義づけるのは難しいと言われています。やっかいなのは、ある程度の年齢にいたるまで「自分の家庭が普通じゃない」とは気付かないこと。アダルトチルドレンになる原因もさまざまですが、子どもの人生を支配し、子どもに害悪を及ぼす「毒親」が原因になるケースもあります。今回は、なんとなく生きづらさを抱えながら、気付けば大人になってしまった「アダルトチルドレン」「毒親育ち」についてご紹介します』、興味深そうだ。
・『アダルトチルドレンの6つのタイプ  「アダルトチルドレン」はもともと、アルコール依存症の親のもと、機能不全家族の中で育った人の事を指す言葉です。現在では広く、過保護やDVなど家庭環境の問題や親との関係の中でトラウマを抱え、大人なった人をアダルトチルドレンと呼ぶようになっています。 医学的な診断などはないと言われており、こういった家族における親を「毒親」と呼ぶこともありますが、「毒親育ち=アダルトチルドレン」とも言えません。加えて毒親と言っても目に見えてわかる虐待やネグレクトだけでなく、精神的な虐待や圧力、過保護や過干渉を行う親、子どもをコントロールするような親など家庭によってさまざまです。 アダルトチルドレンには「6つの役割(タイプ・性格)」があるとされており、幼い頃から自分を守ためにある一定の型にはめて自分を演じたり、自然とそうなったりというケースが多いようです。具体的には下記の6つとなりますが、実際にはさらに細分化することもあり、必ずしも下記のパターンに当てはまるとは限りません。 +ヒーロー(期待に応えたいという一心で頑張る) +スケープゴート(問題行動を起こし、家庭内の問題で居続ける) +ロスト・ワン(極力目立たず、一人で静かにすごす) +プラケーター(感情を殺し、家族のケアをする) +クラン(わざとおどけて、恐怖感や悪い雰囲気をごまかす) +イネイブラー(過剰に他人の世話を焼く) こういった特徴を持っていると、大人になった時に生きづらさを感じる局面に遭遇しやすいと言えます。しかし、そもそも「自分はこういうタイプだ」と理解して大人になるパターンは少なく、「なんだか生きづらい」と感じてから「もしかしたら家庭が原因かも…」と気付くことも多いでしょう』、私の場合、「アダルトチルドレン」ではないのかも知れないが、このなかでは「ヒーロー」が当てはまりそうだ。
・『アダルトチルドレン・毒親育ちが感じる「生きづらさ」の5つの特徴  では実際に毒親に育てられ、そのまま大人になるとどうなるのでしょうか。ここでは、自分はアダルトチルドレンなのかも?毒親育ちなのかも?と気付くきっかけとなるような、日々感じる生きづらさについてご紹介します。※あくまで一例で個人差がありますので、参考としてお読みください。 (1)「とりあえずやる」ができない完璧主義者(常に「正解」を親に決められてきたからか、自分道を決めて踏み出したり合っているかわからない道に進んだりするのが苦手です。「完璧でなければ」という意識が邪魔をして、何もできないまま時間がたってしまうことが頻繁にあります。例えば「資格をとるべきかそうでないか」と考えすぎて何年もたつ、「明日の飲み会に参加すべきかしないべきか」を考えすぎて一日中悩んでしまうなどです。 (2)常に何かに追われている気がして、何も楽しめない(「息抜き」や「無条件に楽しむ」ことが苦手なのも、アダルトチルドレンの特徴のひとつです。とにかく常に頭の中に「タスクをこなさなければ」「こんな事をしていていいのか」と考えが巡っていて、メリハリをつけるのが苦手なのです。例えばせっかくの休日にも仕事の事が気がかりで遊びに没頭出来ず、過剰に仕事に精神をむしばまれてしまうことなどがあります。何もできずに一日が終わった日などは、自身を勝手に責めて立ち直れなくなることもあるでしょう。 (3)他人が気になるあまり、何も出来ない(親の顔色をうかがって育ってきたからか、過剰に他人からの評価や顔色が気になることも「自分は他人と違うかも」と考えるきっかけになります。仕事中に過剰に周りの言動や行動が気になったり、大勢の前での発表の際に言いたい事が言えなかったりすることはありませんか?発言や行動に慎重になりすぎて空回りし、相手に理解されにくかったりすることや、自分の過去の発言に対して酷く後悔する事、悩みすぎて思うように行動ができないことも「生きづらさ」の特徴の一つです。 (4)本当の自分が何かわからない(前述の「周りが気になる」「何かに追われている気がする」ことも相まって、自分の意思や感情が自分でもわからなくなる時があります。ただ、ある程度この状況に慣れてくると「何がしたいの?」「何が好きなの?」と聞かれた時に答えられるよう、とりあえず暫定的に自分の意見を決めておく傾向も増えてきます。 しかしその「仮の気持ち・意見」を決めてしまうことにより、ますます心の底で自分が何を望んでいるかがよくわからなくなることも。すると、時によって考え方が変わり、自分が何を考えているのかがわからなくなってしまいます。例えば主体性・自己分析を求められる就活などでは、自分の考えや価値観を明確に判断出来ないため、非常に苦労する方もいるでしょう。 (5)過剰な自己嫌悪を繰り返す(“自分への期待度が高いわりに何もできていない”、と自己嫌悪に陥る頻度が非常に高いことも、特徴のひとつと言えるかもしれません。悩んでも仕方ないことでも、思うようにいかなかったことや頑張れなかったことについて考え始めると、いつまでも悩み続けてしまう傾向があります。 例えば、事前に立てた一日のスケジュールが遂行できなかった場合、翌日以降のスケジュールを夜通し立て直してしまうことなども。他には「自分はこうなれるはずだ」と高い目標を立てたものの、すぐに現実との差に気付いて落ち込むことも。ある意味、自身を過大評価しすぎていて、無駄に落ち込んでしまっているとも言えるでしょう』、私の場合、どちらかというと(1)と(5)のけがある。
・『自分や家庭の特徴を言語化し俯瞰して捉えてみよう  前述した「アダルトチルドレンかも」と気付くポイントや特徴は、人それぞれです。すべての人に当てはまるわけではありませんし、当てはまってもアダルトチルドレンとは限りません。加えて、毒親が原因かどうかも家庭によって異なります。 大抵はある程度の年齢になるまで自身の家庭が普通じゃないことや、自身がアダルトチルドレンかもしれないことには気付くことができません。なんとなく「生きづらさ」を抱えていても、とくに表立った虐待などを受けていない場合は我慢をし続けてしまい、「何がおかしいのか」に気付くのは難しいでしょう。 もし今生きづらさを抱えているのであれば、自身の育った環境を一度客観的に俯瞰(ふかん)して捉えて見ることが大切です。そこで新たな気付きがあり、「自分はアダルトチルドレンかも」「自分の親は毒親かも」と認識することで、心が少し落ち着いたり解決方法が見えてきたりする場合もあります。自分が悪い、周りのせいにしてはいけない、と考えすぎずに敢えて自分や家庭の特徴を言語化してみるのもいいでしょう。 今回は、「アダルトチルドレン」と「毒親育ち」についてご紹介しました。いずれも自然に知るのは難しいワードで、何らかのタイミングで気付いて調べなければ「自身の性格がおかしいのではないか」と考えて続けてしまう事も多いかもしれません。生きづらさの理由を知ることで、少しでも心が楽になる道筋を見つけていきましょう』、そのうち「自分や家庭の特徴を言語化し俯瞰して捉えてみよう」、を試してみるつもりだ。
タグ:子育て (その4)(「怒りっぽい子ども」が増加している悲しい事情 「義務教育を放棄する中学生」まで現れだす現状、「どうして泣き止まないの?」親が気づかない“子どもが癇癪を起こすワケ“、毒親育ち アダルトチルドレン…日本で急増する「生きづらさ」を感じる人の特徴) 東洋経済オンライン 我妻 弘崇 「「怒りっぽい子ども」が増加している悲しい事情 「義務教育を放棄する中学生」まで現れだす現状」 「子ども」たちだけでなく、「その保護者」にも「中等度以上のうつ症状がみられた」とは驚きだ。 「一部の子どもは『学校は休んでも問題がないのでは』と疑い始めているのです」,「義務教育という、ある種の洗脳が解けてしまった。学力が低下することを危惧する保護者もいます」、困った現象だ。 「子ども」から「「義務教育というのは子どもが学校へ行く義務ではなくて、親が子どもに教育を受けさせる義務であって、子どもの義務ではない」、などと「正論を展開」されたら、返す言葉に詰まってしまう。 「『ゲームの時間を守らせたいなら、親も帰宅したらスマホをいじらない』『家で勉強させたいなら、まずは親が読書や勉強をする』『早く寝かせたいなら、親も一緒に早く寝る』というように説得力をともなわなければいけません」、「親」がまず行動で示すというのは言うは易く、実行は困難だ。 「「社会的結末を共有すれば、子どもは考えるきっかけを得ることができます。しかし、その共有もせずに親の言いつけを守らせたい気持ちは『親のコントロール願望』」と言えます」、手厳しい指摘だ。 本題とは離れるが、最近、シングル・マザーが子育てに苦労しているニュースをかなり目にする。「子ども」のためを考えたら、我慢してでも「夫婦関係」を続けてほしいものだ。 yahooニュース PHPファミリー 「「どうして泣き止まないの?」親が気づかない“子どもが癇癪を起こすワケ“」 私も若い頃は「子どもの癇癪」に悩まされたものだ。 いま思い出してもゾッとする。 その通りなのだろう 確かに「子どもを放置」すると、ますます泣き声が大きくなってしまったので、「放置」はしないことにした。 私の「子育て」時代には「発達障がい」といった概念はなかった。 「背中をトントンと叩き、気持ちを落ち着かせるように静かに語りかけ、「~したかったのね」「寂しかったのね」など、子どもの気持ちを代弁し、寄り添うような言葉をかけてみてください」、確かに効果がありそうだ。 「癇癪を起こすのは親を信頼している証」、「子育て」時代に知っていれば、気持ちが楽になったろう。 ダイヤモンド・オンライン 浅野友美 「毒親育ち、アダルトチルドレン…日本で急増する「生きづらさ」を感じる人の特徴」 私の場合、「アダルトチルドレン」ではないのかも知れないが、このなかでは「ヒーロー」が当てはまりそうだ。 私の場合、どちらかというと(1)と(5)のけがある。 そのうち「自分や家庭の特徴を言語化し俯瞰して捉えてみよう」、を試してみるつもりだ。
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