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恋愛・結婚(その6)(:過熱化する不倫報道「書き放題」の残酷すぎる現実 脳科学者・中野信子×国際政治学者・三浦瑠麗、若者のデート離れを加速させる「ゼロリスク志向」 若者の自信のなさが恋愛にも影響する時代に、「若者の恋愛離れ」というインチキ話を政府・マスコミが蒸し返し続けるワケ) [人生]

恋愛・結婚については、3月15日に取上げた。今日は、(その6)(:過熱化する不倫報道「書き放題」の残酷すぎる現実 脳科学者・中野信子×国際政治学者・三浦瑠麗、若者のデート離れを加速させる「ゼロリスク志向」 若者の自信のなさが恋愛にも影響する時代に、「若者の恋愛離れ」というインチキ話を政府・マスコミが蒸し返し続けるワケ)である。

先ずは、4月30日付け東洋経済オンラインが掲載した脳科学者の中野 信子氏と国際政治学者の 三浦 瑠麗氏による対談「過熱化する不倫報道「書き放題」の残酷すぎる現実 脳科学者・中野信子×国際政治学者・三浦瑠麗」を紹介しよう。
https://toyokeizai.net/articles/-/581947
:芸能人やアスリートなど著名人の不倫報道やバッシングが近年かなり過熱化しています。なぜ不倫を報じ、不倫した人の社会的地位を失うまで叩くのでしょうか。『不倫と正義』から一部抜粋し再構成のうえ、脳科学者の中野信子さんと国際政治学者の三浦瑠麗さんが不倫報道について思うことを語り合います』、興味深そうだ。
・『なぜ「不倫」はこんなにも注目されるのか  中野:ここ10年くらいですかね。不倫が原因でそれまで活躍していた世界を去ることになったり、謝罪会見をすることになったり、いわゆる「世間」から指弾されて社会的制裁を受ける有名人が増えた気がするんですよね。 三浦:そうですね。 中野:それってなんでなんだろう?というのが私にはずっとあって。不倫はもちろん、配偶者から訴えられれば法的な問題になりますけど、姦通罪があった昔とは違って今は違法行為ではないですよね。 コンプライアンス意識が強くなったとか、ネット社会で相互監視が厳しくなったから見つかりやすくなったとか、いろいろな要素があるとは思うのだけれど、なぜそんなに不倫が注目されるんだろうと思ってたんです。 三浦:一方で、不倫をしている「有名人でない人」はけっこう多そうですが。 中野:あはは。そうね。昔ながらの既婚男性と若い未婚女性という組み合わせもあれば、W不倫もあれば、既婚女性と若い男性の組み合わせもある。職場内不倫もあれば、かつての同級生や恋人との焼けぼっくい不倫もあれば、出会い系での不倫に幼稚園や保育園の送迎から親同士や先生と発展する不倫なんてのもあるらしい。 パパ活、ママ活といった金銭を伴う関係までを不倫と言っていいのかわからないですけど、出会いの数だけ不倫があると言ってもいいくらいに思いますし、「実際にはすごく多いんじゃない?」というのが実感なんですよね。それなのに、有名人となると社会的地位を失うまでに叩かれる。 三浦:2020年の「ジェクス」ジャパン・セックスサーベイによれば、現在パートナー(恋人や結婚相手)以外の人とセックスをしている割合は、セックス経験者のうち男性の41.1%、女性の31.4%にのぼったそうです。すべてがいわゆる「不倫」というわけではありませんが、想像より多い数字ですよね。 20~30代が高いので、付き合っているカップルの状態での「浮気」が多いんでしょうけれども。一方で、パートナー以外としたことがないと答えた人は60代女性が最多で70.2%。年代もありますよね。私たち以下の世代で不倫したことがある人の比率は実はこの数字とそんなに変わらないんじゃないかと思います。) 中野:ですよね。だからなおさら思うんですよ。なんだろうこのギャップはと。私は脳科学者ですから、脳科学的に考えれば不倫しやすい人がいたり、実際にしてしまう脳の仕組みがあること、あるいは人が人を非難するときになぜ快感を覚えるかといったことも理解できる。 でも、実際にしている人が多い割に、非難の声があまりに大きいように思えるんですよ。そのギャップが気になっていて、これは瑠麗さんとお話ししてみたいなと思ったんですよ。私とは別の角度から人間社会を俯瞰して見てる国際政治学者の瑠麗さんなら、社会的、文化的側面から解説してくれるんじゃないかって思って。 三浦:いやいや、恐縮です。私はよく「不倫を擁護するな」って叩かれるんですけど、違法行為でもなし、擁護も否定もする気はないんですよね。かといって、ロマンチックな見方を持っているかというと、そうでもない。 そもそもそれ以前に、なぜひと様の家庭に口を突っ込むんだ?と思って報道に不快感を示すコメントをしたりします。でもそういうことを口にすると「不倫を擁護するのか」「お前も旦那に不倫されてみろ」などと言われる(笑)』、「現在パートナー(恋人や結婚相手)以外の人とセックスをしている割合は、セックス経験者のうち男性の41.1%、女性の31.4%に」、想像以上の多いようだ。「実際にしている人が多い割に、非難の声があまりに大きいように思える」、同感である。
・『不倫は増加している?  中野:そういう人って瑠麗さんが不倫する可能性は考えないんですかね? 三浦:そうねえ。不倫は男がするものだっていう社会通念があるんでしょう。ただ、興味深いのは、それぞれはどこまで正確な数字かわからないですけれど、働いている既婚女性のほうが専業主婦よりも不倫している率が高いという各種アンケート結果があること。不倫する女性の圧倒的多数は「働く女性」だということですよね。 中野:そういうことになりますね。 三浦:最近言われている不倫の増加は、女性の社会進出と密接に関係があるんではないかと私は思っているんですね。女性の地位が上がって、ある程度男女が経済的に対等になったり、場合によっては格差が逆転したりということにも関係があるんではないかなと。 専業主婦は望むと望まざるとにかかわらず、夫の収入に依存せざるをえません。一方で、結婚したら専業主婦という道も選べる、という経済的に余裕のある男性と結婚できる人の割合はどんどん少なくなってきています。働く女性に自由度が生まれたというだけでなく、結婚にオールインできるという楽観もそこなわれた可能性がありますね。 既婚男性が浮気をしても、妻は養われながら貞淑に家庭を守る、というモデルは成立しにくくなっている。私たちがなんとなく「最近、女性の不倫が増えてない?」と思っているのはあながち的外れでもないんではないかと思います。) 中野:その一方で、「不倫騒動」は相変わらず多いですよね。あえて名前は挙げませんが、何かというと報道されている。 三浦:多少の知名度があれば、本来プライバシーにあたるものが報じられてしまうのが今のメディアですよね。週刊誌報道の内容に多少脚色や不正確な部分があっても、褒められた行為ではないがゆえに反論すればするほど傷口が広がる。したがってほとんどの人がプライバシー侵害で訴えずに泣き寝入りしています。まあ、ある意味「書き放題」ですよね』、「最近言われている不倫の増加は、女性の社会進出と密接に関係があるんではないかと私は思っているんですね。女性の地位が上がって、ある程度男女が経済的に対等になったり、場合によっては格差が逆転したりということにも関係があるんではないかなと」、「週刊誌報道の内容に多少脚色や不正確な部分があっても、褒められた行為ではないがゆえに反論すればするほど傷口が広がる。したがってほとんどの人がプライバシー侵害で訴えずに泣き寝入りしています」、なるほど。
・『「世間」と「有名人」で受ける反応が非対称  中野:イメージダウンして仕事は外され収入は減る、CMは降ろされて違約金は払わねばならない、出演していた番組は放送中止になって関係各所に迷惑がかかる……ミュージシャンならコンサートに出られなくなるし、俳優が映画に出ていれば下手すればその映画はお蔵入り、というそこまでの社会的、金銭的制裁を受けながら、あげく復帰もできないという人もいるわけですよね。あまりに「世間」と「有名人」で受ける反応が非対称です。 三浦:職場不倫がバレれば、会社に懲戒解雇はされないにせよ、配置転換されてしまうことはありうるでしょう。でもそこまでの「社会的制裁」は受けない気がしますね。もちろん、パートナーから離婚されたり、慰謝料を請求されたり、さまざまな人間関係がおかしくなるということはあるでしょうけど、それはあくまで「私」の部分ですよね。 中野:もちろん、イメージを売ることで報酬を得ている芸能人の場合、不倫に代償が生じるのはやむをえないんでしょう。夫婦円満、家庭的なイメージでCMに出演している俳優さんとかね。CMを降ろされても仕方がないかもしれない。 だけど政治家だったら政治、ミュージシャンだったら音楽、お笑い芸人だったらお笑い、みたいな本業にまで差し障りが出るとなると、それはどうなんだろうとは思います。 三浦:芸人さんがスキャンダルを起こした場合、「笑えないなあ」というのはあるかもしれないですけど、でも「あいつが番組に出てると不快だから出すな」とかとなるとね、ちょっとヒステリックすぎないかなと思いますよね。 昔の“不倫スキャンダル”は夫の浮気を妻が「芸の肥やし」として認めるパターンもありましたけど、今ではちょっと考えられない。仮に平穏を守るために奥さんが我慢するという選択肢をとりたくとも、世間にバッシングされるので婚姻関係が壊れてしまう事例だってありえます。) 中野:歌舞伎役者なんかずーっと歴史的にそういうことが許容されてきた土壌があったと思うんですけど……現代はどうも、ちょっと、芸能を生業とする人には大変だなと思いますね。噺家さんとかもすごくもったいないなと思う。いろんな女性とおつきあいしたほうが芸のためにはいいこともあるでしょう?そういうチャンスを奪われているとも言えるし。 三浦:不倫の善しあしは脇に置いて、短期的な関係の積み重ねをストレスに感じず、それを肥やしにするタイプの人たちも世の中にはいるわけですよね。だけど社会的には、そういう人々はノーマルからの逸脱として罰を受けやすい状況になっているという感じはしますね』、「昔の“不倫スキャンダル”は夫の浮気を妻が「芸の肥やし」として認めるパターンもありました。今ではちょっと考えられない」、「社会的には、そういう人々はノーマルからの逸脱として罰を受けやすい状況になっているという感じはしますね」、なるほど。
・『「調子に乗ると人は不倫するのか?」  中野:そもそも芸能をやる人はノーマルから逸脱してるもんなんじゃないのかって思うところもあるんですけどねえ。 ちょっと前に話題になったオリンピアンの不倫報道でも気になったことがあって。 三浦:どんなことですか。 中野:いくつか情報番組で「順風満帆な人生すぎて調子に乗って不倫をしたのではないか」といった指摘があったんです。でも私が思ったのは、「そもそも、調子に乗ると人は不倫するのか?」という疑問で。 三浦:人間、そのとき調子に乗っているかどうかで不倫するものなのかと。 中野:別の不倫報道でもやっぱり、「調子に乗っていた」みたいな言われ方をしていたんですよね。あるいは、「あんなにできた奥さんなのになんで?」と。 それを聞くと女からしてみると「なのに」ってなによ?って思いません?(笑)。じゃあ「できた奥さんじゃなければ不倫してもいい」ということになるのか?とかね。世間の反応は私にしてみたら疑問だらけなんですよ』、「世間の反応は私にしてみたら疑問だらけなんですよ」、との「中野」氏の述懐は理解できる。

次に、6月28日付け東洋経済オンラインが掲載した金沢大学融合研究域融合科学系教授・東京大学未来ビジョン研究センター客員教授の金間 大介氏による「若者のデート離れを加速させる「ゼロリスク志向」 若者の自信のなさが恋愛にも影響する時代に」を紹介しよう。
https://toyokeizai.net/articles/-/598230
・『「20代独身男性の4割がデート経験なし」「30代は4人に1人が結婚願望なし」「婚姻は戦後最少」――。6月14日に公表された内閣府『令和4年版男女共同参画白書』は大きな話題を読んだ。 新著『先生、どうか皆の前でほめないで下さい――いい子症候群の若者たち』が話題の金間大介氏は、「デートしないのは、自分に自信がないから」だと指摘する。「彼らにとって恋愛は、メンタルを不安定にするリスク要因そのもの。自分で決められないという性向も、恋愛には不向き」とも。その背景には、恐怖心にも似た、人の感情に対する強い心理が関係しているというのだが――。 20代男性の65.8%は妻や恋人がおらず、39.8%はデートした人数0人。20代女性も似た傾向にあり、51.4%に夫や恋人がおらず、25.1%がデート未経験――。6月14日に公表された内閣府の『令和4年版男女共同参画白書』が大きな話題を呼んでいる。 なぜ、今の若者はデートや恋愛に対し、ここまで消極的なのか。 白書の公表以降、各種メディアでなされてきた議論は、次の4点にまとめられる。①経済力の低迷(特に男性の)、②恋愛や結婚に興味のない人の増加、③ひとり時間の充実、④出会いの減少、だ。 私は、これらの解釈にはある程度同意しつつも、やや表面的と感じる。むしろその根底に、今の若者における「変なこと言って空気を乱したらどうしよう」「ズレた提案をして後で自分のせいにされたらどうしよう」という、人の感情に対する強い恐怖心が作用しているのではないかと思う』、興味深い説だ。
・『失敗すると思い込み、最初から「デートしない」  今の若者の多くは、目立ちたくない、100人のうちの1人でいたい、自分で決めたくない、誰かが決めたことに従っていたい、(自分に対する)人の気持ち・感情が怖い、といった心理的特徴を有していて、私は彼らを「いい子症候群」と称し、その深層心理の可視化に努めてきた。) なぜ、彼らはそこまで自分に向けられた他人の感情を怖がり、空気に従おうとするのか。 それは、自分に自信がないからだ。自分に自信がないから、自分に向けられた人の気持ちに過敏になり、それをちょっとでも想像しただけで強い緊張が走る。 自分に自信がないから、100人の中の1人として埋もれていたいと願い、自分に自信がないから、ひたすらメンタルの安定を求め、微細なリスクすらも取らないゼロリスク志向へと突き進む……』、「自分に自信がない」のは若者特有の特徴なのではなかろうか。
・『自分が提案したお店へご飯を食べに行ったとしたら…  そんな心理状態では、デートどころではない。いい子症候群の若者たちにとって、デートや恋愛は、メンタルを不安定にするリスクの塊そのものだ。たとえば、仮に自分が提案したお店へご飯を食べに行ったとしよう。万が一、そのお店の雰囲気が悪かったら、もう気まずくて息もできない。ご飯の味より申し訳なさで頭がいっぱいだ。さらにそんなとき、相手が「別にいつも行く○○(チェーン店)でいいよ」なんて言ってくれようものなら、そんな神レベルの素敵な人が自分のことを好きになるはずはないので、もうデート失敗確定。今後、100年間は異性と食事には行きません。 あるいは、レンタカーを借りてドライブでも行ってみようか。でも万が一、行き場所が定まらず、「ここさっきも通ったな……」とか思われたら、もうそんな空気の中じゃ息もできない。何とか窒息死だけは免れたとしても、その心の声がトラウマすぎて、やはりデート失敗確定。今後100年間、自分からドライブには誘いません。 と、たしかにこんな心理状態では、デートどころではない。もはやその場の空気に対処することに精いっぱいで、相手のことは目に入っていない。デート後も疲労感でいっぱいだ。そして何より、そんな自分を容易に想像できるから、最初からデートしようとは思わない。) 実際、どのくらい今の日本の若者が自分に自信がないかを示すデータは枚挙に暇がない。例えば、2019年の日本財団の若者に対する調査によると、「自分で国や社会を変えられると思う」にYesと回答した割合は18.3%(アメリカ65.7%、中国65.6%)だ。 また2019年の国立青少年教育振興機構の調査によると、「自分はダメな人間だと思うことがある」に「よくあてはまる」「まあまああてはまる」と答えた割合はなんと80.8%(アメリカ61.2%、中国40.0%)だ。この値は2015年には72.5%だったから、日本の若者のダメ人間思考はさらに強まっていることになる。 もっと身近で、かつ本稿の主題に沿うところで見てみよう。私の研究室が2020年に行った大学生・大学院生281名に対するアンケート調査では、自分の見た目に自信があるかという問いに対して「ある」「少しある」が17.4%、「ない」「あまりない」が45.6%であった。同時に、自分のセンスに自信があるかという問いに対し「ある」「少しある」と回答した割合は26.7%、逆に「ない」「あまりない」とした割合は40.0%となる。 このような自己肯定感の低さが積み重なった結果、今の若者は次のような傾向を示す。 ・「有名な大学や学校に通ったほうが有利になる」→そう思う:70%(過去最高) ・「ものごとを判断するときに世間体を気にしてしまう」→そう思う:69%(過去最高) ・「人生をよりよくするためには実力よりもコネが大事」「対外的に自分の立場を説明するためには役職や肩書が重要」「資格が生きる仕事に就きたい」と考える(いずれも国際比較調査で日本は高い数値を計上) ・就職する際、「働きがいのある会社」より「安定している会社」を選択する若者がおよそ3.3倍』、「自己肯定感の低さ」は日本の若者固有の現象で、昔からあったのではなかろうか。
・『分岐点は2010~2012年頃か  あきれを通り越して、恐ろしい状況になりつつあるが、そもそもいつからこのような心理的特徴が強まってきたのか。 私は、2010~2012年頃だと思っている。根拠となるデータはやはり枚挙に暇がない。たとえば、大学生が就職先を選ぶ理由として「自分のやりたい仕事ができる会社」が低下し始め、その代わり「安定している会社」が上昇し始めたのも(マイナビ 2022年卒大学生就職意識調査)、新入社員にとって「仕事が面白い」かどうかは重要ではなくなったのも(日本生産性本部 平成31年度 新入社員「働くことの意識」調査)この頃からだ。 2010年代以降に20代を迎えた彼らは、児童・生徒のときに教育環境の変化も経験している。いわゆるゆとり教育の導入だ。このとき改訂された学習指導要領は、1993年から2010年にかけて小学校へ入学した児童に適用されており、この世代がちょうど今、20代を丸ごと形成している』、「分岐点は2010~2012年頃か」、同じ調査項目での時系列比較ができないのは残念だ。「ゆとり教育」の「世代がちょうど今、20代を丸ごと形成している」、なるほど。
・『「いい子症候群」的気質が恋愛や結婚に影響を与えている  恋愛に関しても、時期が符合するデータがある。たとえば、日本性教育協会が6年ごとに調査している「青少年の性行動調査」によると、2005年調査までは性交経験率は上昇していたが、2011年調査から男女とも低下傾向に転じている。 むろん、これらのデータを構成する要因は多様で複雑だ。ただ、ここまで多くのデータが歩調を合わせたようにタイミングを同期させていることを鑑みると、「いい子症候群」的気質が恋愛や結婚にも強い影響を与えていると考えざるをえない。 ここまで読んだ方は、今後この傾向はどうなるのか、も気になるだろう。私が主に研究対象としているのは大学生から20代であるため、現在、10代の性向をよく知る人たち、つまり中学校・高校の教諭や教育関係者との対話を精力的に進めている。 ただ、今のところ、子供たちの主体性を重んじた教育方針を強めているにもかかわらず、いい子症候群的気質が変わる兆しはなく、むしろ強化されている状況も見られる。今なんとかしなければ、今後しばらくは「いい子」を装った指示待ち人材が大量に産業界へ送り出され、若者の婚姻率は下がり続けることになるかもしれない』、「今なんとかしなければ、今後しばらくは「いい子」を装った指示待ち人材が大量に産業界へ送り出され、若者の婚姻率は下がり続けることになるかもしれない」、前述の通り実証分析に甘さはあるが、大筋はその通りなのだろう。

第三に、6月16日付けダイヤモンド・オンラインが掲載したノンフィクションライターの窪田順生氏による「「若者の恋愛離れ」というインチキ話を政府・マスコミが蒸し返し続けるワケ」を紹介しよう。
https://diamond.jp/articles/-/304857
・『マスコミが「若者の○○離れ」と言いたがる理由  20代男性のおよそ7割が配偶者や恋人がおらず、およそ4割にいたっては「デートの経験がない」――。内閣府のそんな調査データを受けて、マスコミが「若者の恋愛離れ」だと騒いでいる。 例えば、あるワイドショーでは、「若い男性の“恋愛離れ”が進行しています」と巨大パネルを用いて解説した。スマホゲームやら1人で楽しめる娯楽が増え、恋愛が面倒になっているのではないかとか、人間関係が希薄になって異性との交際を恐れるようになっているのではないか、なんていう専門家らの指摘を紹介していた。 また、別の番組ではコメンテーターの男性が、「私も若い頃は恋愛をたくさんして、すごくいい人生勉強になりましたからこういう結果は残念です」なんておっしゃっていた。「恋愛離れ」によって人として成長できない、と苦言を呈しているようにも聞こえてしまう。 なぜこんなにも「若者の恋愛離れ」に執着するのかというと、マスコミにとって「若者の○○離れ」は大好物だからだ。 自動車が売れないのは、若者が「自動車離れ」をしているから。酒が売れないのは、若者が「アルコール離れ」をしているから。最近ではテレビの視聴率がガタ落ちしているのも、若者が「テレビ離れ」をしていることが原因だと説明されている。 なぜあらゆることを若者のせいにするのか不思議になるだろうが、これはマスコミにとって主たる読者・視聴者である高齢者の共感を得やすいからだ。 新型コロナウイルス感染症の新規感染者が増えるたび、渋谷スクランブル交差点を中継して、「ごらんください!あんなにたくさん若者が出歩いてます!」とレポーターが大はしゃぎして紹介していたことを思い出していただきたい。「まったく、最近の若者は…」「オレが若い頃は…」と高齢者に顔をしかめさせるようなニュースほど数字が稼げるという現実があるのだ。 ただ、そういうビジネス的な事情を考慮しても、「若者の恋愛離れ」をあおるマスコミの姿勢はいただけない。 「20代独身男性の4割がデート未経験」なんて話は昨日今日にはじまったことではなく、今のおじさんたちが“ナウなヤング”だった35年前から存在していた。つまり、時代に関係なく、「若い男性というのはもともとそういうもの」である可能性が高いのだ』、「なぜあらゆることを若者のせいにするのか不思議になるだろうが、これはマスコミにとって主たる読者・視聴者である高齢者の共感を得やすいからだ」、「「まったく、最近の若者は…」「オレが若い頃は…」と高齢者に顔をしかめさせるようなニュースほど数字が稼げるという現実があるのだ」、「「20代独身男性の4割がデート未経験」なんて話は昨日今日にはじまったことではなく、今のおじさんたちが“ナウなヤング”だった35年前から存在していた。つまり、時代に関係なく、「若い男性というのはもともとそういうもの」である可能性が高いのだ」、それにしても、「高齢者に顔をしかめさせるようなニュースほど数字が稼げるという現実がある」、こうしたことで、報道内容が歪められるとは困ったことだ。
・『1980年代後半から「恋愛できない症候群」というネーミング  1987年の厚生省人口問題研究所の「独身調査」によれば、20〜24歳の男性で交際している恋人・婚約者がいると回答したのは26.8%しかない。25〜29歳の男性でも25.6%だ。つまり、20代独身男性の7割が配偶者や恋人がいないという今回の内閣府データとあまり変わらない結果だ。 この恋人・婚約者のいない男性たちの中には当然、デート経験のない人もかなり含まれている。当時の調査では「デート経験」については明らかにされていないが、3〜4割くらいはいたのではないかと推察できる。 それがうかがえるのが、「性体験の有無」だ。当時の調査では、20〜24歳の男性では43%、25〜29歳では30%が「性体験がない」と回答している。もちろん、「性体験がなくてもデートまでは経験がある」という男性もそれなりにいるはずだが、「性体験がない」という男性の中には、そもそも女性と二人っきりになったことがないという人もかなりいるはずなので、「デート経験なし」も近い割合になるのではないかと思う。 3割くらいは恋愛に積極的でガツガツしているが、7割くらいは恋人や配偶者がいない。さらに3〜4割くらいはデートすらしたことがない人も存在している――つまり、2022年も1987年も、若い男性の恋愛の傾向それほど大きな違いはないということだろう。 それはマスコミの報道を見てもわかる。 実は日本では30年以上前から、さまざまな調査によって、女性との交際に積極的ではない男性たちの存在が浮かび上がり、「シングル」という言葉も普及して、今とほぼ変わらない論調が出来上がっている。 例えば、1988年の「読売新聞」では、「独身男が増えている」という連載がスタート。その第1回である『「価値ある」と進んで選択 “30代未婚”10年で倍 女性含めネットワーク』には、今の「若者の恋愛離れ」を紹介した記事の中にあっても違和感のない記述が並ぶ。 <一人で生きる男性が増えてきた。「配偶者に恵まれない」という人もいるが、「自分の世界を大切にしたいから」という人もまた、少なくない>(読売新聞1988年5月31日) さらに翌年になると、「朝日新聞」が恋愛に後ろ向きな人々に、こんなキャッチーなネーミングをする。 <恋愛したけれど相手がいない、異性とどうやって付き合えばいいわからないという「恋愛できない症候群」の若者が、都会を中心に増えている>(朝日新聞1989年7月13日) いかがだろう。この時代から「若者の恋愛離れ」という話は何も変わっておらず、それを紹介するマスコミの論調も変わっていない。厳しい言い方をすれば、なんの進歩もしていないのだ。 人はどうしても「自分が生きている今の時代は特別」と思い込みたい生き物だ。「今はスマホや多様性など、いろんな社会の変化が起きている。だから、人の行動も劇的に変わっているに違いない…」そんな先入観に縛られているので、マスコミの「若者の恋愛離れが進行しています」なんて話にコロッとだまされてしまう。 たかが35年ぽっちで、人々の意識はそれほど劇的に変わらないのだ』、「「今はスマホや多様性など、いろんな社会の変化が起きている。だから、人の行動も劇的に変わっているに違いない…」そんな先入観に縛られているので、マスコミの「若者の恋愛離れが進行しています」なんて話にコロッとだまされてしまう。 たかが35年ぽっちで、人々の意識はそれほど劇的に変わらないのだ」、同感である。
・『政府の失策を「若者の恋愛離れ」のせいにして責任転嫁  さて、そこで次に気になるのは、なぜマスコミは「若者の恋愛離れ」などという与太話をでっちあげてきたのかということだ。 ひとつには、先ほど申し上げたように「若者の○○離れ」が数字の稼げるキラーコンテンだからということもあるが、もうひとつ大きいのは、マスコミの大切な情報源である「政府」に吹き込まれたということが大きい。 <政府関係者は未婚や晩婚化、少子化に拍車をかけることにつながりかねないとして危機感をあらわにしています>(テレ朝news 6月14日) この言葉からもわかるように、日本政府は、「若者の恋愛離れ」は晩婚化や少子化の背中を押す、非常にやっかいな問題であるというスタンスだ。マスコミはその主張をノーチェックで、右から左で流している。 これは見ようによっては「悪質な情報操作」である。少子化という問題を「恋愛に興味を抱かなくなった若者が悪い」ということにして、これまでの政府の失策をウヤムヤにしようとしているからだ。 実は世間的にはあまり知られていないが、少子化というのは、「日本の無策」を象徴する問題だ。50年以上も前からこうなることはわかっていたが、政治が何も有効な手を打つことなく放置してきたからだ。 例えば、1967年4月27日の「ふえる老人 減る子供 人口問題をどうする 厚相、審議会に意見きく」という読売新聞の記事では、以下のような厚生省人口問題研究所の推計が掲載されている。  <総人口は約500万人ずつ増加しているが、これも昭和80年(1億2169万人)をピークとして減少に転じる。(中略)昭和90年には幼少17%、成人63%となり、老齢人口が20%を占めるという> 実際のところ、昭和80年にあたる2005年の人口は1億2777万人で試算よりも増えたが、昭和90年にあたる2015年の15歳未満は12.6%、65歳以上は26.6%となり試算よりも深刻なことになった。このようにある程度のバラつきはあるが、実は日本は50年以上前から現在の「危機」をある程度、正確に予見していたのである。 しかし、何もしてこなかった』、「日本政府は、「若者の恋愛離れ」は晩婚化や少子化の背中を押す、非常にやっかいな問題であるというスタンスだ。マスコミはその主張をノーチェックで、右から左で流している。 これは見ようによっては「悪質な情報操作」である。少子化という問題を「恋愛に興味を抱かなくなった若者が悪い」ということにして、これまでの政府の失策をウヤムヤにしようとしているからだ。 実は世間的にはあまり知られていないが、少子化というのは、「日本の無策」を象徴する問題だ。50年以上も前からこうなることはわかっていたが、政治が何も有効な手を打つことなく放置してきたからだ」、その通りだ。
・『50年前に予測された通りのシナリオが進行  国は、独身者への調査を繰り返すだけで、「恋愛離れだ!」「結婚に価値を見出していない」なんて「若者の意識」のせいにして、諸外国がやっているような対策をサボってきた。 例えば、少子化対策で有名なのは、「子どもへの支出」だ。OECD Family Databaseによれば、子どもに対して社会がどれだけお金を出しているのかという「家族関係社会支出」の割合が高い国であればあるほど、出生率も上がっていく傾向がある。意外に思うかもしれないが、子どもに対して社会全体で手厚いサポートがあれば、「私も親になりたい」と思う人も増えていくことがわかっているのだ。 また、「賃上げ」もそうだ。ご存じのように、日本はこの30年ほとんど賃金が上がっておらず、先進国の中でも際立って低く、韓国にまで平均年収で抜かれている。最低賃金も諸外国の中で低く、若者の貧困化も進んでいる。  「若者が結婚しないのは経済的理由だけではない」みたいなことを主張する経済評論家も多いが、結婚以前に恋愛というのは「見栄」を張る部分もあるので、ファッション、デート、プレゼントなど出費がかさむものだ。日本の常軌を逸した低賃金によって、「恋愛できない」「結婚できない」という若者もかなりいるはずなのだ。 こういう問題を政府が50年放置してきたことで、日本の少子化は拍車がかかってしまった。何もしなかったので、50年前に予測された通りのシナリオが進行しているのだ。もちろん、政府としてはそういう話になることは避けたい。結果が伴っていないのは動かし難い事実なのだが、国は少子化対策をずっと力を注いで一生懸命やってきた、としたい。 となると、誰かを「スケープゴート」にしなくてはいけない。ここまで言えばもうお分かりだろう。そう、それが「若者の恋愛離れ」である』、「こういう問題を政府が50年放置してきたことで、日本の少子化は拍車がかかってしまった。何もしなかったので、50年前に予測された通りのシナリオが進行しているのだ」、「となると、誰かを「スケープゴート」にしなくてはいけない。ここまで言えばもうお分かりだろう。そう、それが「若者の恋愛離れ」である」、「若者の恋愛離れ」を「スケープゴート」にしたとはあり得る話だ。
・『「恋愛をしない独身の若者」は格好のスケープゴート  国は少子化対策に力を入れてきたが、それ以上に足を引っ張っているのが、若い男性たちだ。彼らが恋愛に後ろ向きになってしまったことが最大の問題ということにしてしまえば、すべて解決だ。国は無策の責任を取らなくていいし、「若者の恋愛をサポートします」なんて上っ面の話をしていれば、賃上げや子ども対策という面倒な話に着手しなくて済む。 実はこれは日本という国がよくやる“お家芸”でもある。『医療危機に「国民のがんばり」で立ち向かう、戦時中と変わらぬ日本の姿』の中で詳しく紹介したが、日本は、政府が社会システムの根本から変えなくてはいけないような問題にに直面した時に、国民の責任に話をすり替えて、「個人のがんばり」で乗り切ろうとする悪い癖がある。 最近でわかりやすいのは、コロナ対策だ。他の先進国ではほとんど起きていない「医療崩壊」を2年間も大騒ぎしたのは、日本の医療供給システムに根本的な欠陥があるからであることは明白だが、そこには手をつけず、ひたすら個人のせいにした。 「ルールを守らない飲食店が悪い」「渋谷で遊んでいる若者が悪い」という感じで、医療崩壊という国のシステムエラーから国民の目をそらして、ひたすら「この非常時に協力しない身勝手な人間のせい」にして、医療提供体制の見直しなどの根本的な議論は先送りされている。 「若者の恋愛離れ」にも同じ匂いが漂う。 これから人口減少はさらに拍車がかかる。1年で鳥取県と同じ人口が消えていくので国内経済も加速度的に縮小していく。尻に火がついた時、「こんな状況になるまで放っておいたのは誰だ!」と犯人探しが始まる。 その時、「恋愛をしない独身の若者」は何度でも格好のスケープゴートにされるだろう。 「日本が衰退したのは、ゲームやアニメばかりを楽しんでデートもしない自分勝手な男が増えたからだ!」「最近の若者は何事にも臆病でダメだ!我々が若い時は女性には当たって砕けろだった!」なんて感じで、おじさんたちも怒りをぶつけやすい。政治家も選挙で叫びやすい。若者はそもそも投票に来ないので、いくらディスっても痛くない。 「若者の恋愛離れ」というインチキ話は、そう遠くない未来に始まる「若者ヘイト」の序章なのかもしれない』、「「若者の恋愛離れ」というインチキ話は、そう遠くない未来に始まる「若者ヘイト」の序章なのかもしれない」、政府・マスコミへの痛烈な批判だ。 
タグ:恋愛・結婚 (その6)(:過熱化する不倫報道「書き放題」の残酷すぎる現実 脳科学者・中野信子×国際政治学者・三浦瑠麗、若者のデート離れを加速させる「ゼロリスク志向」 若者の自信のなさが恋愛にも影響する時代に、「若者の恋愛離れ」というインチキ話を政府・マスコミが蒸し返し続けるワケ) 東洋経済オンライン 中野 信子氏 三浦 瑠麗氏 対談「過熱化する不倫報道「書き放題」の残酷すぎる現実 脳科学者・中野信子×国際政治学者・三浦瑠麗」 「現在パートナー(恋人や結婚相手)以外の人とセックスをしている割合は、セックス経験者のうち男性の41.1%、女性の31.4%に」、想像以上の多いようだ。「実際にしている人が多い割に、非難の声があまりに大きいように思える」、同感である。 「最近言われている不倫の増加は、女性の社会進出と密接に関係があるんではないかと私は思っているんですね。女性の地位が上がって、ある程度男女が経済的に対等になったり、場合によっては格差が逆転したりということにも関係があるんではないかなと」、「週刊誌報道の内容に多少脚色や不正確な部分があっても、褒められた行為ではないがゆえに反論すればするほど傷口が広がる。したがってほとんどの人がプライバシー侵害で訴えずに泣き寝入りしています」、なるほど。 「昔の“不倫スキャンダル”は夫の浮気を妻が「芸の肥やし」として認めるパターンもありました。今ではちょっと考えられない」、「社会的には、そういう人々はノーマルからの逸脱として罰を受けやすい状況になっているという感じはしますね」、なるほど。 「世間の反応は私にしてみたら疑問だらけなんですよ」、との「中野」氏の述懐は理解できる。 金間 大介氏による「若者のデート離れを加速させる「ゼロリスク志向」 若者の自信のなさが恋愛にも影響する時代に」 興味深い説だ。 「自分に自信がない」のは若者特有の特徴なのではなかろうか。 「自己肯定感の低さ」は日本の若者固有の現象で、昔からあったのではなかろうか。 「分岐点は2010~2012年頃か」、同じ調査項目での時系列比較ができないのは残念だ。「ゆとり教育」の「世代がちょうど今、20代を丸ごと形成している」、なるほど。 「今なんとかしなければ、今後しばらくは「いい子」を装った指示待ち人材が大量に産業界へ送り出され、若者の婚姻率は下がり続けることになるかもしれない」、前述の通り実証分析に甘さはあるが、大筋はその通りなのだろう。 ダイヤモンド・オンライン 窪田順生氏による「「若者の恋愛離れ」というインチキ話を政府・マスコミが蒸し返し続けるワケ」 「なぜあらゆることを若者のせいにするのか不思議になるだろうが、これはマスコミにとって主たる読者・視聴者である高齢者の共感を得やすいからだ」、「「まったく、最近の若者は…」「オレが若い頃は…」と高齢者に顔をしかめさせるようなニュースほど数字が稼げるという現実があるのだ」、「「20代独身男性の4割がデート未経験」なんて話は昨日今日にはじまったことではなく、今のおじさんたちが“ナウなヤング”だった35年前から存在していた。つまり、時代に関係なく、「若い男性というのはもともとそういうもの」である可能性が高いのだ」 「「今はスマホや多様性など、いろんな社会の変化が起きている。だから、人の行動も劇的に変わっているに違いない…」そんな先入観に縛られているので、マスコミの「若者の恋愛離れが進行しています」なんて話にコロッとだまされてしまう。 たかが35年ぽっちで、人々の意識はそれほど劇的に変わらないのだ」、同感である。 「日本政府は、「若者の恋愛離れ」は晩婚化や少子化の背中を押す、非常にやっかいな問題であるというスタンスだ。マスコミはその主張をノーチェックで、右から左で流している。 これは見ようによっては「悪質な情報操作」である。少子化という問題を「恋愛に興味を抱かなくなった若者が悪い」ということにして、これまでの政府の失策をウヤムヤにしようとしているからだ。 実は世間的にはあまり知られていないが、少子化というのは、「日本の無策」を象徴する問題だ。50年以上も前からこうなることはわかっていたが、政治が何も有効な手を打つこ 「こういう問題を政府が50年放置してきたことで、日本の少子化は拍車がかかってしまった。何もしなかったので、50年前に予測された通りのシナリオが進行しているのだ」、「となると、誰かを「スケープゴート」にしなくてはいけない。ここまで言えばもうお分かりだろう。そう、それが「若者の恋愛離れ」である」、「若者の恋愛離れ」を「スケープゴート」にしたとはあり得る話だ。 「「若者の恋愛離れ」というインチキ話は、そう遠くない未来に始まる「若者ヘイト」の序章なのかもしれない」、政府・マスコミへの痛烈な批判だ。
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