SSブログ

子育て(その5)(「親の愛着が足りない子」が示す3つの問題行動 親の愛情が一貫していない子に見られる兆候は、【てぃ先生X精神科医Tomyが教える】子育てのイライラを解決するアドバイス、日仏の「夏休みの差」に愕然…フランスは宿題・部活なし 経済援助まで) [生活]

子育てについては、昨年10月3日に取上げた。今日は、(その5)(「親の愛着が足りない子」が示す3つの問題行動 親の愛情が一貫していない子に見られる兆候は、【てぃ先生X精神科医Tomyが教える】子育てのイライラを解決するアドバイス、日仏の「夏休みの差」に愕然…フランスは宿題・部活なし 経済援助まで)である。

先ずは、本年6月15日付け東洋経済オンラインが掲載したUCLA医科大学精神科臨床教授のダニエル・J・シーゲル氏と 児童青年心理療法士の ティナ・ペイン・ブライソン氏による「「親の愛着が足りない子」が示す3つの問題行動 親の愛情が一貫していない子に見られる兆候は」を紹介しよう。
https://toyokeizai.net/articles/-/596465
・『今、世界の教育界で最も注目されている「愛着」。子どもの自己肯定感を育むには、親からの揺るぎない愛着が必要だというものだ。本稿では、『自己肯定感を高める子育て』の著者で、UCLA医科大学精神科教授ダニエル・J・シーゲルと全米で人気の心理セラピスト、ティナ・ペイン・ブライソンの新著『生き抜く力をはぐくむ愛着の子育て』より、親からの愛着を受けている子と、適切に受けていない子の違い、そしてそうした子たちに現れる特徴について解説する』、興味深そうだ。
・『スキルや能力よりも大切な「土台」  「子どもがこの不安定な世界を生き抜くために、親としてできるいちばん重要なことは、なんですか?」 世界中の親たちは、子どもに必要なスキルや能力を育むチャンスを自分は与えていないのではないかといつも不安だ。でも安心してほしい。子どもに育んであげたいスキルや能力よりも、親であるあなたが、親子関係にどう取り組むかに焦点を当てることのほうが大切だ。 親と確かな愛着で結ばれている子どもは、学校で、人間関係で、そして人生で成功する可能性がはるかに高くなる。 では、子どものなかに確かな愛着を育むにはどうすればいいのか?ただ、寄り添えばいい。科学研究が繰り返し示しているとおり、子どもがどう育つかを予測するうえで最もよい判断材料となるのは、少なくとも1人の大人(必ずしも親でなくてもいい)が感情面で支えになり、そばにいたかどうかだ。 子どもにすくすくと健全に育つ最上の機会を与えたいなら、ただ安全で、見守られ、なだめられ、安心できると、感じさせてあげればいい。そしてそのためには、ただそばにいてあげればいい。つまり、その子をありのままに受け入れ、安心させてやることなのだ。 (愛着に必要な4つのSの図はリンク先参照)) 確かな愛着によって良好な結果が生まれるのには、いくつか大きな理由がある。 まず、あなたが寄り添っていると、子どもは生活全般で自分が安全だという安心感をいだく。世界を「自分の居場所」と感じながら生きているので、たとえ思いどおりにいかないことがあっても自分は大丈夫だと思える。 子どもが障害や挫折にぶつかったとき、確かな愛着が緩衝材のような働きをすると考えるとわかりやすい。確かな愛着があっても、ネガティブな状況や感情から子どもを遠ざけることはできない。それが人生というものだ。子どもは苦痛だけでなく、失望や、いら立ち、不満なども感じるだろう』、「あなたが寄り添っていると、子どもは生活全般で自分が安全だという安心感をいだく。世界を「自分の居場所」と感じながら生きているので、たとえ思いどおりにいかないことがあっても自分は大丈夫だと思える。 子どもが障害や挫折にぶつかったとき、確かな愛着が緩衝材のような働きをすると考えるとわかりやすい」、なるほど。
・『挫折や失敗を経験させないようにするより大事なこと  親としてのあなたの仕事は、挫折や失敗を経験させないようにすることではなく、人生の嵐を乗り切るのに必要なツールと情緒面での立ち直る力を与え、その嵐のなかをいっしょに歩いてやることだ。 そのとき、確かな愛着は、スケートボードをするときのヘルメットと同じ、気持ちの防具のように働く。ヘルメットをかぶっていても事故は防げないが、転んだときのダメージは大きく変わってくるだろう。 あたり前だが、確かな愛着を養った子どもでも、成長に伴うたくさんの苦痛やショックを回避できるわけではない。友だちの誕生日パーティーに呼ばれなければ、やはり仲間外れにされたような気分になるだろう。初めての恋に傷つくこともあるだろう。 しかし、そういう難題にぶつかっても、うまく立ち直るためのヘルメットがあるから、しっかりした自我を失うことなく、つらい胸の痛みを乗り越えられる。 確かな愛着があれば、特に、大きなショックを伴う人生経験や、環境からのストレス、発達上あるいは医療上、遺伝上の障害、学習困難など、特別な問題に向き合っている子どもも生きやすくなる。 ほかの子たちより生きていくのに苦労する子もいる。そういう子たちは、つねに急な坂で自転車をこいでいるようなものだろう。あなたは重力を取り除いたり、坂を平らにしたりはできないかもしれない。しかしつねに寄り添って確かな愛着を育めば、少なくとも坂の勾配を変えて、それほど骨を折らずにペダルを踏めるようにはしてやれる』、「つねに寄り添って確かな愛着を育めば、少なくとも坂の勾配を変えて、それほど骨を折らずにペダルを踏めるようにはしてやれる」、なるほど。
・『母親との関係が如実に現れる実験  1960年代、科学者たちは、1歳の誕生日を迎えた子どもとその保護者を対象とする、興味深い実験を行った。 まず、子どもが生まれて最初の1年間、訓練を積んだ観察者が家庭訪問して、一定の評価尺度で母親と乳児の関係を評価した。次に、その年の終わりに、それぞれの親子が約20分間の実験のため、ある部屋に入れられた。〝ストレンジ・シチュエーション法〟と呼ばれる実験だ。 赤ちゃんが母親と引き離されて、〝慣れない状況(ストレンジ・シチュエーション)〟つまり知らない人たちと一緒か、1人きりでなじみのない部屋に残されたとき、何が起こるかに注目する。 部屋を出ていく母親を目にするストレスに1歳の子がどう対処するか、特に母親が戻ってきたときにどう反応するかを観察すれば、赤ちゃんの愛着のシステム――赤ちゃんがどのように親とつながり、その関係を〝確かな土台〟として使っているか――についてさまざまなことが学べる。 こういう実験が何千回も繰り返された結果、関係性を解くカギは、「母と子の再会の段階にあること」がわかってきた。つまり、戻ってきた母親を子どもがどう迎えるか、どのくらいで落ち着くか、どのくらいすばやくおもちゃ遊びに戻るか(のちに同じ実験が父親でも行われ、全般的に同様の結果が得られたので、母親だけでなく保護者と子どもの関係の評価と言っていいだろう)。 確かな愛着を育まれた赤ちゃんは、母親が部屋を出ていくと、はっきりと寂しそうな様子を見せ、戻ってくるとうれしそうに迎えてから、すぐに落ち着いて、おもちゃ遊びやその他の活動に戻る。) 安定した愛着を育まれた子どもの場合、家庭訪問による観察では、つながりを求める赤ちゃんの気持ちに母親が敏感に反応して赤ちゃんの合図を読み取り、いつも要求に応じていることがわかった。 言い換えれば、親は子どもの合図を受け取ると、子どもの内面――子どもの行動に隠れた心――で、その合図が何を意味しているかを理解してから、タイミングよく敏感に、普段どおりの効果的なやりかたで対応している。 安定した愛着を育まれた子はどのくらいいるのだろう? この実験をした研究者によると、約3分の2の子どもは親とのあいだに安定した愛着を築いている。そういう子たちには完璧な親(それがどういう意味であれ)がいるわけではないが、必要なときには常に寄り添ってくれる親がいる。それが安定した愛着を育んでいるのだ』、「確かな愛着を育まれた赤ちゃんは、母親が部屋を出ていくと、はっきりと寂しそうな様子を見せ、戻ってくるとうれしそうに迎えてから、すぐに落ち着いて、おもちゃ遊びやその他の活動に戻る」、「親は子どもの合図を受け取ると、子どもの内面――子どもの行動に隠れた心――で、その合図が何を意味しているかを理解してから、タイミングよく敏感に、普段どおりの効果的なやりかたで対応している」、我が子のうち1人はカンが強かったので、「母親が部屋を出ていくと」、大泣きして、「戻って」きても泣きやまない筈だ。
・『不安定な愛着を受けた子の3つの特徴  残り3分の1の子どもたちは、保護者とのあいだに「不安定型愛着」を形成していて、それは3つのグループに分けられる。以下の説明を読むとき、1つ心に留めておいてほしいことがある。この分類は、親子関係と、その関係に子どもがどう適応しているかを表すもので、子ども自体を評価した結果ではない。 不安定型?親を無視する「回避型愛着」の子ども(実験で観察したとき、「不安定型愛着」を示す子どもの第1グループは、「回避型愛着」を見せる。母親が立ち去って1人で残されると、そういう子は部屋のおもちゃにひたすら熱中する。それどころか、母親がいなくなってもほとんど悲しい様子や動揺したそぶりを見せず、母親が戻っても無視したり、避けたりすることさえある。 ご推察のとおり、回避型愛着を示す子どもを家庭で観察したところ、親は子どもの合図や要求に無関心で鈍感だった。そういう親たちは、子どもの身体面の要求には応じ、おもちゃや遊びを与えているが、感情面の要求を無視している。 結果として子どもは、内面で苦痛を感じていても、外面に表すべき愛着の要求を最小限にするスキルを学んでしまう。子どもの内面の状態をなだめてもらう必要が〝地下に潜って〟しまうらしい。 つまり、その赤ちゃんは、基本的な人間関係のなかでの要求が満たされないことに順応している。「回避型愛着」を形成した子どもの場合、苦痛の合図さえ親に無視されるので、子どもは自分の苦しみには関心を向けてもらえないのだと考え、騒いで不満をあらわにしないほうがよい対応をしてもらえると察するようになる。 こういう子は〝行動回避〟によって、親との関係に順応する。母親が部屋にいてもいなくてもかまわないと伝えることによって、親の無関心に対処しているのだ。 ところで、念のために言っておくと、こういう「愛着戦略」は、特定の親とのやりとりの歴史を対象にしているので、別の保護者について評価すればまったく別の結果になることもある。子どもは一方の親とは回避型愛着を築いているかもしれないが、別の保護者とは安定型愛着で結ばれて、その恩恵を受けている場合もある』、なるほど。
・『どんな状況でも落ち着かない  不安定型②いつも心が落ち着かない「葛藤型愛着」の子ども(不安定型愛着を示す子どもの第2グループは、「葛藤型愛着」に分類される。こういう子の親は、一貫して細やかな愛情を注ぐわけでもなければ、一貫して無関心で鈍感なわけでもない。問題なのは、親の一貫性のなさだ。 親は、細やかで敏感な反応をすることもあれば、しないこともある。結果としてこの愛着関係は、親を信頼できるかどうかについて、子どもの心に大きな不安と葛藤を引き起こす。 たとえば、この実験では、葛藤型愛着を示す乳児は、母親が出ていったときも戻ってきたときも、なかなか落ち着かせることができない。安定型愛着を示す子のようにおもちゃ遊びに戻ることもなく、心配そうに、あるいは必死に親にしがみつく。そこには、愛情深い世話や慰めから生まれる信頼が欠けているように見え、母親と身体的に触れ合っても子どもは安心感をいだけない。 一貫性のない対応をしてきたせいで、子どもの内面は混乱している。そこへ親が戻ってくると、不安定な気持ちになるようだ。葛藤型愛着を示す子は、自分が目を離すと母親が立ち去ってしまうかもしれないと思い、その注意をそらすことを恐れる。そういう形で、愛着システムが最大限に活性化されている』、「一貫性のない対応をしてきたせいで、子どもの内面は混乱している。そこへ親が戻ってくると、不安定な気持ちになるようだ。葛藤型愛着を示す子は、自分が目を離すと母親が立ち去ってしまうかもしれないと思い、その注意をそらすことを恐れる」、なるほど。
・『混乱、動揺、支離滅裂な行動を示す子  不安定型?親にどう反応すればいいのかわからない「混乱型愛着」の子ども(不安型愛着を示す子どものなかで最も大きな苦痛を抱えている第3グループは「混乱型愛着」に分類される。こういう子は、母親が部屋に戻ったとき、どう反応すればいいのかをうまく決められず、結果として混乱し動揺、あるいは、支離滅裂な行動を示す。 たとえば、怖がっているようなそぶりを見せたあと、母親に近づき、また身を引いたかと思うと、床に倒れこんで泣き、今度は身を固くする。場合によっては、母親にしがみつきながら、同時に身をそらすこともある。 子どもが「混乱型愛着」を示すようになるのは、親がおびえさせる存在だったり、親自身がおびえていたりするせいで、子どもが「極度の愛情不足」を感じている場合だ。 安定型だろうと不安定型だろうと、細やかな親、あるいは無関心な親、一貫性のない親に対応して一定のパターンの愛着を形成した子たちと違って、こういう子は、いつ親に怖い目に遭わされるかわからないので、一貫した効果的な対処法を思いつけない』、「こういう子は、いつ親に怖い目に遭わされるかわからないので、一貫した効果的な対処法を思いつけない」、こうしてみると、「親」の「愛着」如何で、「子どもが」、「回避型愛着」、「葛藤型愛着」、「混乱型愛着」など が生まれるとすれば、「親」も罪深い。

次に、6月25日付けダイヤモンド・オンラインが掲載した精神科医 Tomy氏による「【てぃ先生X精神科医Tomyが教える】子育てのイライラを解決するアドバイス」を紹介しよう。
https://diamond.jp/articles/-/304744
・『関東の保育園に勤務するかたわら、園児たちの日常をつぶやくTwitterが55万フォロワー超えと大人気のカリスマ保育士・てぃ先生。子育てや保育に関するお役立ち情報を発信するYouTubeチャンネルも登録者数65万を超え、今やテレビやラジオなどのメディアでも引っ張りだこ。『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』『子どもが伸びるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育て〇×図鑑』といった著書も軒並みベストセラーとなっている。 一方の精神科医Tomy先生は、Twitterで日々悩める人々の心を救い、30万フォロワー突破。『精神科医Tomyが教える1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』をはじめシリーズ27万部突破と大ヒット中。自身初の感動小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』も増刷を重ねて乗りに乗っている。 普段から子育て中の親世代と接している2人は、何かと相談を持ちかけられることが多い。また、SNSでは悩みに答える発信を得意とするインフルエンサーでもある。よくある親の悩みにどう答えるか、子どものメンタルの問題への向き合い方、SNSで発信する際に心がけていることなど、2人が語り合った内容をお届けする』、興味深そうだ。なお、「Tomy先生」は日本人である。
・『朝、子どもが園に行きたがらない理由とは?  Tomy:てぃ先生の本を読ませていただいて、ものすごく勉強されているというのを感じました。心理学など、けっこう専門的なことを学んでいらっしゃいますね。 てぃ先生:そうですね。こういう話をすると「冷めてる」と言われることもあるんですけど、僕はあまり感情論みたいなものには興味がなくて、1+1がどうして2なのかをちゃんと理屈で納得したいタイプなんです。だから、専門書なんかも読んで、理屈の部分を学ぶことも多いんです。 Tomy:どういう情報源を活用されているんですか? てぃ先生:「子育て」とか「保育」に関わる本は、基本的にAmazonなどの新着順で上から全部買って読んでいます。あと、最近は論文を読めるサイトもいっぱいあるので、そういったものに登録して読むことも多いです。 Tomy:保育士としてお仕事されているときに、お母さんやお父さんから直接子育ての悩みを持ちかけられることって、あるんですか? てぃ先生:てぃ先生としての活動の中ではもちろん、保育園の中でも相談を受ける機会はたくさんあります。 Tomy:アテクシも、子育てに悩むお母さんから困りごとを聞く機会があるんです。自分自身が結婚もしていなければ、子どももいないので、想像で「こうしてみれば、いかがですか?」とアドバイスするしかないんです。実はトンチンカンなことを言っているんじゃないかな、といつも不安に思っています。特によく聞くのが朝の悩みです。「朝、幼稚園や保育園に送っていこうとすると、子どもが嫌がってギャーギャー泣いてしまう。どうしていいかわからない」と訴えるお母さんが多いんです。でも、「まあ、そういう日もありますよね」くらいしか言えなくて……。 てぃ先生は、「子どもが朝泣きわめいて保育園に行きたがらない」という悩みにどうお答えになりますか』、「てぃ先生:「子育て」とか「保育」に関わる本は、基本的にAmazonなどの新着順で上から全部買って読んでいます。あと、最近は論文を読めるサイトもいっぱいあるので、そういったものに登録して読むことも多いです」、勉強熱心なのには驚かされた。
・『親のイライラの原因は、子どもじゃない  てぃ先生:この場合、親は子どもにイライラしているんじゃなくて、時間に対してイライラしていると思うんです。例えば、「家を出るまでに、あと5分しかない」という中で、子どもが着替えない、靴を履きたくないと言い始めたら、誰でも困るし、イライラすると思います。でも、「あと2時間あります」という状況だったら、誰もイライラしないんですよね。 子どもが行動しないことに対して怒っているとか、子どものことが嫌だから怒っているんじゃなくて、ほとんどは時間の問題なんです。だから、「最近子どもが自発的に動いてくれない」と悩んでいる人は、子どもにどう行動させるかを考える前に、「どうしたら子どもが納得しながら着替えなどを進められる時間を確保できるか」を考えたほうがいいと思うんです。 たとえば、今まで朝から掃除をしていたとか、手間のかかる朝ご飯を作っていたというのであれば、別に朝から掃除をしなくてもいいですし、手間をかけた朝ご飯でなくてもいいわけです。手放してもいいものは手放し、効率化できることはどんどん効率化していき、とにかく時間をつくることが大事じゃないかと思います。 Tomy:なるほど。「時間の余裕を作ってください」とアドバイスをすれば、気持ちがラクになれるかもしれないですね。 てぃ先生:もちろん、ご家庭によっては、これ以上時間を切り詰めることができない場合もあります。その場合は、「外に出たくないのか」「着替えたくないのか」「靴を履きたくないのか」といった、それぞれの事例に合わせてアドバイスを送るようにしています』、「「最近子どもが自発的に動いてくれない」と悩んでいる人は、子どもにどう行動させるかを考える前に、「どうしたら子どもが納得しながら着替えなどを進められる時間を確保できるか」を考えたほうがいいと思うんです。 たとえば、今まで朝から掃除をしていたとか、手間のかかる朝ご飯を作っていたというのであれば、別に朝から掃除をしなくてもいいですし、手間をかけた朝ご飯でなくてもいいわけです。手放してもいいものは手放し、効率化できることはどんどん効率化していき、とにかく時間をつくることが大事じゃないかと思います」、合理的・冷静な判断で説得力がある。

第三に、7月25日付けダイヤモンド・オンラインが掲載したNagata Global Partners代表パートナーでINALCO(フランス国立東洋言語文化大学)非常勤講師の永田公彦氏による「日仏の「夏休みの差」に愕然…フランスは宿題・部活なし、経済援助まで」を紹介しよう。
https://diamond.jp/articles/-/306880
・『バカンスシーズン真っただ中のフランスですが、子どもたちも2カ月の夏休みの折り返し点に差し掛かります。彼らには、夏休みの宿題や部活はありません。理由は文字通り「夏休み」だからです。その代わり、どの家庭環境の子ども達も普段できない活動をします。一方、中高生を中心に、日本の多くの子どもたちは正反対です。夏休み返上で、先生や親から課された学期中の延長線上の活動に励みます。宿題、部活、補習、塾の夏期講習などです。偏差値と受験に偏重した時代錯誤の教育システムに組み込まれ、夏休みに休まない日本の子どもたちの将来は一体どうなるのでしょうか?』、「夏休みの宿題や部活はありません。理由は文字通り「夏休み」だからです」、さすが「バカンス」本場の「フランス」だ
・『フランスの子どもたちの夏休みの過ごし方  子どもたちにとり夏休みは、学校を忘れ、普段できないことをする絶好の機会です。初めて出会う子どもたちと一緒に文化活動、スポーツ、地域活動をする、家族でキャンプや旅行に行く、遠方に住む祖父母と過ごす、田舎や国外で生活体験するなどです。 子どもたちは、こうした新しい非日常的な活動を通じ、新しい世界を知り、新しい友達をつくり、家族を再発見します。そして、想像力、思考力、社交性、情操、好奇心などを育み自らを大きく成長させます。またバカンスは、人に満足感を与え、ポジティブな気分を生み出し、幸福感を高めるとの研究もあります 。 こうした認識のもと、フランスの子どもたち(3~17歳)の7~8割が、バカンス(自宅以外で4泊以上連続で過ごす)に出かけます(出所:国民教育・青少年省他)。また、自宅近くでさまざまなアクティビティーができる施設で過ごします(以下、夏休みの過ごし方の典型例)。 子どもたちの夏休み2カ月の過ごし方(典型例、都市部一般中流家庭の3~15歳) 2週間:祖父母や親戚・家族の家で過ごすか、彼らと旅行 2週間:自宅近くの余暇教育センター(Centre de loisirs educatif )で、文化、芸術、スポーツ、自然体験などの活動 1週間:ホリデーキャンプ(Colonies de vacances)で、文化、芸術、語学、スポーツ、キャンプ、田舎生活体験などの活動 2週間:親とバカンス 1週間:新学年スタート前準備』、「フランスの子どもたち(3~17歳)の7~8割が、バカンス(自宅以外で4泊以上連続で過ごす)に出かけます」、なるほど。
・『ジレンマを抱える日本の親たち  日本でも、我が子が夏休みを楽しく伸び伸びと過ごし、新しい体験を通じ成長してほしいと願う親御さんは多いはずです。 例えば、菓子メーカーのクラシエフーズが、昨年5月に3歳から9歳までの子どもがいる母親を対象に実施した意識調査では、そのことが如実に表れています。 「夏休みを迎えるにあたって、子育てにおいて楽しみなことは?」との問いに対し、上位3項目は、1位:家族で思い出を作ること(48.5%)、2位:子どもに新たな体験をさせてあげられること(37.5%)、3位:非日常の体験を一緒にすること(36.3%)となっています。 また「夏休みに子どもに体験させたいことは?」との問いに対し、上位5項目は、1位:自然に触れさせたい(56.0%)、ストレスを発散させたい(48.3%)、旅行に連れていきたい(32.5%)、新しいことに挑戦させたい(28.5%)、個性を伸ばしたい(24.0%)となっています。 他方、日本の子どもたちは大忙しで、ゆとりがありません。宿題、自由研究、補習に加え、部活や塾で大忙しです。日本の中高生の85%が部活に励みますが、夏休み中も、体育系の4割がほぼ毎日(3割が週3~5日)、文化系の2割がほぼ毎日(2割が週3~5日)と、お盆休みを除く大半の時間を部活に割いています(出所:ベネッセ2016年)。また全国平均の通塾率は、公立小学校の子どもの4割近く、公立中学校の子どもの7割近くと学校以外でも勉強に追われています(出所:文部科学省「子どもの学習費調査2018年」)。 このように、我が子が伸び伸びと夏休みを楽しく過ごし、新しい体験を通じ成長してもらいたいが、(1)周りと同じように勉強や部活を怠ることはできない、(2)自分たちも休みが短く子どもの面倒を見る時間も限られている、(3)旅行やキャンプに連れてゆくまたは送り込みたいが、どのプログラムも高く、公的支援も期待できず経済的に限界がある…こうしたジレンマを抱えている親御さんが多いのではないでしょうか』、「日本の子どもたちは大忙しで、ゆとりがありません。宿題、自由研究、補習に加え、部活や塾で大忙しです。日本の中高生の85%が部活に励みますが、夏休み中も、体育系の4割がほぼ毎日(3割が週3~5日)、文化系の2割がほぼ毎日(2割が週3~5日)と、お盆休みを除く大半の時間を部活に割いています」、「日本の子どもたちは大忙しで、ゆとりがありません。宿題、自由研究、補習に加え、部活や塾で大忙しです」、なるほど。
・『夏休み格差を縮めるために社会全体で親子を支えるフランス  皆さんの中には、前述したフランスの子どもたちの過ごし方の典型例を見て「これでは金がいくらあっても足りない」と感じる方が多いかもしれません。ところが、実際にはやり方によりかなり節約できます。 その最大の理由は、歴史的にフランスでは、子どもたちの夏休み格差を縮め、より多くの子どもたちが有意義に過ごせるようにしようとの社会的コンセンサスがあるからです。そのため、国、地方自治体、企業の従業員委員会、家族手当基金、共済団体、社会支援NGOなど、社会全体で財政支援も含め支えています。 このように大人が子どもたちの夏休みを大事にする背景には、次の二つの要因があります。 一つは歴史的な経緯です。170年前にナポレオン3世が初めて有給休暇10日を上級公務員に与え、1936年にはそれが大衆化し、バカンス文化が国民全体に浸透します。従って、今の子どもたちの両親や祖父母はもとよりご先祖様も、自らのバカンスを通じてその素晴らしさを体感しているからです。 二つ目は、フランス革命で生まれた平等と友愛というフランス共和国の標語です。皆が平等にバカンスを有意義に過ごす権利を持つ。その実現に向け皆で支え合おうということです。 法的にもこの二つの精神が反映されています。1946年憲法は「すべての人、特に子ども、母親、高齢の労働者に休息と余暇を保障する(前文11項)」としています。また、1998年7月制定の「排除との戦いに関する法律」は、「文化、スポーツ、休日、レジャーを生涯にわたり全ての人が平等に活用できることは、国の目標であり、有効な市民権行使の保障を可能にする(第140条)」と休日を過ごす権利を国家目標として規定しています』、「170年前にナポレオン3世が初めて有給休暇10日を上級公務員に与え、1936年にはそれが大衆化し、バカンス文化が国民全体に浸透」、「平等と友愛というフランス共和国の標語です。皆が平等にバカンスを有意義に過ごす権利を持つ。その実現に向け皆で支え合おう」、「1946年憲法は「すべての人、特に子ども、母親、高齢の労働者に休息と余暇を保障する(前文11項)」としています」、さすが「バカンス」発祥国だけある。
・『夏休みの数カ月前から親は子どもの預け先を準備  フランス人は、平均2週間の夏のバカンスに出かけます(主に7~8月)。従って、一般的に子どもも親と2週間のバカンスを過ごしますが、残りの6週間は親とは別に何かの活動をする必要があります。親の7割がフルタイムの夫婦共働きのため、その間、子どもの面倒を見るのが困難だからです。 そこで親としては、この間に我が子(特に小学生以下)を預かり成長につながることを、1円でも安く提供してくれる人や団体がいると助かるわけです。そのため、夏休みが始まる数カ月前からさまざまな準備をします。 まず、家族親戚を頼りにできそうな人は、祖父母や叔父叔母などと相談します。彼らが、近所に住んでいるのか遠方なのか、別荘を持つか否か、旅行に連れて行ってくれるか否かにより過ごし方は異なるものの、何らかの形で数日でも預かってくれると親は助かります。 しかし家族とはいえ、そう長く世話になる訳にはいきません。また、我が子を預けられる家族親戚がいない夫婦もいます。 そこで多くの親たちが世話になるのが、余暇教育センター(Centre de loisirs educatif )とホリデーキャンプ(Colonies de vacances)の二つを筆頭に、国、地方自治体、企業の従業員委員会、家族手当基金、共済団体、社会支援系NGOなどが財政も含め支援する各種プログラムです』、「余暇教育センター」と「ホリデーキャンプ」など「財政も含め支援する各種プログラム」が充実しているようだ。
・『フランスの親子を支援するさまざまなプログラム  余暇教育センターは、学期中でも学校のない水曜日や夏休みなどに、自宅近くにある学校や公共施設で、文化、芸術、スポーツ、自然体験等の活動をするものです。 全国で年間285万人の子どもたち(5~19歳)が利用しています(出所:Ovlej、2022年6月)。半日または1日のさまざまなプログラムが用意され、国が認定するインストラクター資格を持つお兄さんお姉さんが、子どもの数に応じ複数で対応します。利用費は自治体が一部を補填し、親の収入により数段階に分けられています。例えばパリ市は10段階で、1日昼食付きプログラムで、0.94ユーロ(約130円)から52.6ユーロ(約7360円)の幅になります(2022年度)。 ホリデーキャンプ(仏語ではコロニー・ド・バカンス)は、1876年にスイスのチューリッヒで牧師が恵まれない子どもたち向けに行い、その後、フランスでも1883年に開始されています。基本理念は、休みの間、さまざまな家庭環境の子どもたちが共に自然の中で文化・レクレーション・スポーツ、共同生活をすることで社会性と創造性を養うというものです。 フランス国内で、年間約140万人の子どもたち(5~19歳)が夏場を中心に参加しています。2518の主催団体(NGO、自治体、企業など)が、全国2518の市町村にある3900カ所の施設で1泊2日から2週間までさまざまなプログラムを展開しています(出所:国民教育・青少年省、2021年2月) 。近年は、インストラクター不足や参加費用の高騰などで、参加人数は減少傾向にあるものの、今でも8割の国民から親しみをもたれている国民的プログラムです。 以上の二つの仕組みが、最も多くのフランスの子どもたちが利用するものですが、他にもさまざまな支援制度があります。 企業により従業員委員会が一部費用を補填し、社員に前述のホリデーキャンプなどを割引料金で提供したり、バカンス小切手(Go To トラベルキャンペーンのクーポンのようなもの)を支給する制度があります。 また国が、新型コロナの影響で学習が遅れた主に低所得者層の子どもたち向けに2020年夏から導入した「学びのバカンス(vacances apprenantes)」があります。5億ユーロ(約700億円)の予算をかけ(2020~22年)、無償で100万人の子どもたちが、自宅近くの学校や全国の宿泊付き施設を利用し、補習・文化活動・スポーツを組み合わせた各種のプログラムに参加できる仕組みです』、「余暇教育センター」「全国で年間285万人の子どもたちが利用」、「ホリデーキャンプ」、「年間約140万人の子どもたちが夏場を中心に参加」、いろいろ充実しているようだ。
・『日本の子どもの幸福に必要な大人の価値転換  ご存じの通り、日本人の幸福度は世界54位で、他の先進国と比べるとかなり低い状況です(出所:国連・世界幸福度調査2022年度)。また、自分自身への満足度、職場や学校生活への満足度 自国社会への満足度も、先進7カ国の若者比較調査では最低です(出所:内閣府、平成30年「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」) これまでお伝えしたように、子どもにとって夏休みは非日常的な環境に身を置き成長する絶好の機会です。それがわかっていても、多くの親子がそれを実現できません。 その根本的な原因は、多くの大人たちが、今や時代錯誤でガラパゴス的なキャリア観や教育観を持ち続けていることです。その前提にあるのは、人を肩書で判断や評価する肩書信仰です。どの学校に行ったか、どの職業に就くか、どの会社に勤めているか、どの役職についているか、正社員か非正規社員か、どのエリアに住んでいるかなどです。その結果、学校の成績や偏差値を重視した受験教育システムは、いまだに脈々と生き続けています。 世界に目を転じると、VUCA(先行き不透明で、将来の予測が困難な状態)が進行する中、サステナブル社会への転換、そのための既存の社会・経済・政治システムの創造的破壊が進みつつあります。 従って、大人たちの役割は、子どもたちをこうした潮流の中で強く生きられるようにしてあげることです。戦後の高度成長期から続く古びたレールに乗せることではありません。欧米を中心に世界では既にそうですが、日本でもこれからは、「どの学校を出たか」という学歴の意味は薄れてきます。逆に重要なのは、「何を勉強して何が得意になったか」です。また、時代が激しく変化しようとも、それに柔軟に対応し「自分は世界のどこでもやっていける」という能力を生涯磨き続けることです。 まずは、問題の本質であるこの大人の価値観転換が起きずして、夏休みに休めない日本の子どもたちという状況が変わることはありません。逆に、これが起きれば、子どもたちが豊かに伸び伸びと夏休みを過ごすために必要な、経済、財政、制度的な環境も整うはずです。その結果、子どもたちは、幸福度のみならず、職場や学校生活への満足度、自国社会への満足度も高い大人へと成長することでしょう』、「日本でもこれからは、「どの学校を出たか」という学歴の意味は薄れてきます。逆に重要なのは、「何を勉強して何が得意になったか」です。また、時代が激しく変化しようとも、それに柔軟に対応し「自分は世界のどこでもやっていける」という能力を生涯磨き続けることです。 まずは、問題の本質であるこの大人の価値観転換が起きずして、夏休みに休めない日本の子どもたちという状況が変わることはありません。逆に、これが起きれば、子どもたちが豊かに伸び伸びと夏休みを過ごすために必要な、経済、財政、制度的な環境も整うはずです。その結果、子どもたちは、幸福度のみならず、職場や学校生活への満足度、自国社会への満足度も高い大人へと成長することでしょう」、「バカンス」の問題が「大人の価値観転換」など大きく広がったが、同感である。
タグ:子育て (その5)(「親の愛着が足りない子」が示す3つの問題行動 親の愛情が一貫していない子に見られる兆候は、【てぃ先生X精神科医Tomyが教える】子育てのイライラを解決するアドバイス、日仏の「夏休みの差」に愕然…フランスは宿題・部活なし 経済援助まで) 東洋経済オンライン ダニエル・J・シーゲル氏 ティナ・ペイン・ブライソン氏 「「親の愛着が足りない子」が示す3つの問題行動 親の愛情が一貫していない子に見られる兆候は」 スキルや能力よりも大切な「土台」 「あなたが寄り添っていると、子どもは生活全般で自分が安全だという安心感をいだく。世界を「自分の居場所」と感じながら生きているので、たとえ思いどおりにいかないことがあっても自分は大丈夫だと思える。 子どもが障害や挫折にぶつかったとき、確かな愛着が緩衝材のような働きをすると考えるとわかりやすい」、なるほど。 「つねに寄り添って確かな愛着を育めば、少なくとも坂の勾配を変えて、それほど骨を折らずにペダルを踏めるようにはしてやれる」、なるほど。 「確かな愛着を育まれた赤ちゃんは、母親が部屋を出ていくと、はっきりと寂しそうな様子を見せ、戻ってくるとうれしそうに迎えてから、すぐに落ち着いて、おもちゃ遊びやその他の活動に戻る」、「親は子どもの合図を受け取ると、子どもの内面――子どもの行動に隠れた心――で、その合図が何を意味しているかを理解してから、タイミングよく敏感に、普段どおりの効果的なやりかたで対応している」、我が子のうち1人はカンが強かったので、「母親が部屋を出ていくと」、大泣きして、「戻って」きても泣きやまない筈だ。 「一貫性のない対応をしてきたせいで、子どもの内面は混乱している。そこへ親が戻ってくると、不安定な気持ちになるようだ。葛藤型愛着を示す子は、自分が目を離すと母親が立ち去ってしまうかもしれないと思い、その注意をそらすことを恐れる」、なるほど。 「こういう子は、いつ親に怖い目に遭わされるかわからないので、一貫した効果的な対処法を思いつけない」、こうしてみると、「親」の「愛着」如何で、「子どもが」、「回避型愛着」、「葛藤型愛着」、「混乱型愛着」など が生まれるとすれば、「親」も罪深い。 ダイヤモンド・オンライン Tomy氏による「【てぃ先生X精神科医Tomyが教える】子育てのイライラを解決するアドバイス」 興味深そうだ。なお、「Tomy先生」は日本人である。 「てぃ先生:「子育て」とか「保育」に関わる本は、基本的にAmazonなどの新着順で上から全部買って読んでいます。あと、最近は論文を読めるサイトもいっぱいあるので、そういったものに登録して読むことも多いです」、勉強熱心なのには驚かされた。 「「最近子どもが自発的に動いてくれない」と悩んでいる人は、子どもにどう行動させるかを考える前に、「どうしたら子どもが納得しながら着替えなどを進められる時間を確保できるか」を考えたほうがいいと思うんです。 たとえば、今まで朝から掃除をしていたとか、手間のかかる朝ご飯を作っていたというのであれば、別に朝から掃除をしなくてもいいですし、手間をかけた朝ご飯でなくてもいいわけです。手放してもいいものは手放し、効率化できることはどんどん効率化していき、とにかく時間をつくることが大事じゃないかと思います」、合理的・冷静 永田公彦氏による「日仏の「夏休みの差」に愕然…フランスは宿題・部活なし、経済援助まで」 「夏休みの宿題や部活はありません。理由は文字通り「夏休み」だからです」、さすが「バカンス」本場の「フランス」だ 「日本の子どもたちは大忙しで、ゆとりがありません。宿題、自由研究、補習に加え、部活や塾で大忙しです。日本の中高生の85%が部活に励みますが、夏休み中も、体育系の4割がほぼ毎日(3割が週3~5日)、文化系の2割がほぼ毎日(2割が週3~5日)と、お盆休みを除く大半の時間を部活に割いています」、「日本の子どもたちは大忙しで、ゆとりがありません。宿題、自由研究、補習に加え、部活や塾で大忙しです」、なるほど。 「170年前にナポレオン3世が初めて有給休暇10日を上級公務員に与え、1936年にはそれが大衆化し、バカンス文化が国民全体に浸透」、「平等と友愛というフランス共和国の標語です。皆が平等にバカンスを有意義に過ごす権利を持つ。その実現に向け皆で支え合おう」、「1946年憲法は「すべての人、特に子ども、母親、高齢の労働者に休息と余暇を保障する(前文11項)」としています」、さすが「バカンス」発祥国だけある。 「余暇教育センター」と「ホリデーキャンプ」など「財政も含め支援する各種プログラム」が充実しているようだ。 「余暇教育センター」「全国で年間285万人の子どもたちが利用」、「ホリデーキャンプ」、「年間約140万人の子どもたちが夏場を中心に参加」、いろいろ充実しているようだ。 「日本でもこれからは、「どの学校を出たか」という学歴の意味は薄れてきます。逆に重要なのは、「何を勉強して何が得意になったか」です。また、時代が激しく変化しようとも、それに柔軟に対応し「自分は世界のどこでもやっていける」という能力を生涯磨き続けることです。 まずは、問題の本質であるこの大人の価値観転換が起きずして、夏休みに休めない日本の子どもたちという状況が変わることはありません。逆に、これが起きれば、子どもたちが豊かに伸び伸びと夏休みを過ごすために必要な、経済、財政、制度的な環境も整うはずです。その結果、
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。