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医療問題(その37)(執刀は研修医 ドナーは生きた女性…日本人男性患者(53)が目撃した“海外臓器移植ツーリズム”の恐怖「意識は戻りましたか?」「ついさっき死んだ」、《暴行動画流出》白衣の男が患者に蹴りを2発 さらに顔面にも…暴行看護師がはびこる「ふれあい沼津ホスピタル」の闇「犬のほうがよっぽどかわいい」と患者に暴言も、《深層スクープ》東京女子医大に“診療報酬の不正請求”疑惑!「ICU死亡事故で厚労省が“緊急調査”」 東京女子医大の闇#15) [生活]

医療問題については、昨年6月16日に取上げた。今日は、(その37)(執刀は研修医 ドナーは生きた女性…日本人男性患者(53)が目撃した“海外臓器移植ツーリズム”の恐怖「意識は戻りましたか?」「ついさっき死んだ」、《暴行動画流出》白衣の男が患者に蹴りを2発 さらに顔面にも…暴行看護師がはびこる「ふれあい沼津ホスピタル」の闇「犬のほうがよっぽどかわいい」と患者に暴言も、《深層スクープ》東京女子医大に“診療報酬の不正請求”疑惑!「ICU死亡事故で厚労省が“緊急調査”」 東京女子医大の闇#15)である。

先ずは、本年2月26日付け文春オンライン「執刀は研修医、ドナーは生きた女性…日本人男性患者(53)が目撃した“海外臓器移植ツーリズム”の恐怖「意識は戻りましたか?」「ついさっき死んだ」」を紹介しよう。
https://bunshun.jp/articles/-/60962
・『日本で初めて、臓器移植の斡旋の疑いで逮捕者が出ることになった、NPO法人「難民患者支援の会」をめぐる事件が医療業界を震撼させている。逮捕されたのは、「難病患者支援の会」理事の菊池仁達容疑者(62)。肝臓移植を希望する日本人男性をベラルーシへ渡航させ、無許可で移植手術を受けさせた疑いが持たれている。 都内にクリニックを持つ医師の紹介で腎臓の移植手術を受けるために小沢克年さん(53)がキルギスにたどり着いた時、そこで待っていたのも菊池容疑者だった――。(全4回の3回目/#1、#2、#4を読む) 小沢さんは2021年11月12日、医師に指定された口座に腎臓移植の手術費用2170万円を振り込み、12月1日に日本を出国した。 まず中央アジアのウズベキスタンに飛び、そこから移動してキルギスの国立病院で手術を受けるのだという。小沢さんの手術の手続きをした医師は、執刀外科医について「臓器移植の最高のドクターの1人です」と渡航前に説明している。また、小沢さんが受け取った資料にも、現地の医療体制を称賛する記載がある』、「指定された口座に腎臓移植の手術費用2170万円を振り込み」、かなり高いようだ。
・『「担当は『カタールの軍医』と名乗るエジプト人医師でした」  《経験豊富なインド人外科医(英国にて医学博士号取得)とトルコ人外科医(英国にて医学博士号取得)を中心にした移植チーム》 《私が信頼しているDr.Aに紹介状を出します。Dr.Aが現地移植チームと詳細を打合せします》 小沢さんはこうした記述を信じて渡航を決断したが、そんな“最高の移植チーム”は幻だったことが、現地に入りすぐに発覚する。小沢さんは憤りながら話す。 「執刀を担当するA医師本人が空港にピックアップにくると聞いていましたが、『OZAWA』と書いたプラカードを持っていたのが、見るからに少年の顔をしたヤツなんです。聞いてみると、現地医大に通う大学生でした。病院についても資料にあったインド人やトルコ人の医師はおらず、担当は『カタールの軍医』と名乗るエジプト人医師でした。ウズベキスタンでは検査などをすると言われたのですが、渡航前に言われていた国立病院ではなく、産婦人科メインの民間病院でした。しかも医療器具を運び込む時もエレベーターに蹴って無理に押し込むなど、滅茶苦茶でした」 手術の日程も、どんどん後ろに延びていく。 「手術日は当初12月10日と聞いていましたが、まず24日と後ろにずれこみました。エジプト人医師はクリスマスホリデーで帰国すると言っていましたし、術後のケアをちゃんとしてもらえるのか不安でした。結局、『安心だ』という医師の説明とは何もかも違っていたんです」) ウズベキスタンの時点で不信感を感じていたが、実際に手術を受けるキルギスに入国した小沢さんを待っていたのは、なんと「難病患者支援の会」の菊池容疑者だった。小沢さんは都内の医師が渡航手術の仲介をしてくれたと思っていたが、急なスケジュールで詳細を確認できていないこともあり、実際は「難病患者支援の会」の管轄であることに気づかなかったのだ。 「キルギスのホテルに到着して、翌朝の朝食会場に菊池がいたんです。菊池は『やっと会えたね、小沢さん!』と話しかけてきました。僕は驚きながら『あれ、菊池さんのところなんですか?』と聞くと、『ウチ以外できるわけないじゃん!』と彼は笑っていましたよ。『難病患者支援の会』にはいい印象がなかったので失敗したなぁと思いました」』、『難病患者支援の会』はいい加減なようだが、「手術費用2170万円」を既に支払ってしまったのであれば、やむを得ない。
・『「犬の餌にでもなってんじゃねえか?」  キルギスには小沢さん以外に、半年前から滞在して移植を待つ日本人患者が男女1人ずついた。別のホテルでは10人ほどのアラブ人も移植手術を待っていた。小沢さんは現地にいた日本人とともに、治療を受けながら手術を待つ日々を送ることになった。 「夕食は患者3人と菊池で毎日一緒に食べていました。菊池は高飛車で、飲むと饒舌になり、いつも患者に説教を始めるんです。『そんなでっかい身体だと治るもんも治らないよ。運動足りてないんじゃない?』と絡んでくるので、『ついこの間までグラウンドを走り回ってたんだ、俺は!』とキレてしまいました。菊池が酔っ払って『先月、別の団体で移植のためにパキスタンに渡った日本人2人が行方不明になった』と話したことがあります。『2人はどうなったんですか』と聞いたら、『今ごろ犬の餌にでもなってんじゃねえか?』と笑っていました。どういう心境だったんでしょう」 縁を切ったはずの「難病患者支援の会」のてのひらの中に意図せず入り込んでしまった小沢さんだが、すでにキルギスまで来ており引き返すこともできなかった。しかし、やはりこの手術ツアーが臓器売買である気配を感じたのも、到着から数日後だったという。 「いつものように外へみんなでご飯を食べに行くと、酔っ払った菊池が『今日心電図いったでしょ? そん時、待合室に女の人がいたでしょ?』と聞いてきました。そして『それが小沢さんのドナーだよ』と言われたんです」) 小沢さんは渡航前、仲介した都内にクリニックを持つ医師から「合法だ」と聞いていたため、死体からの移植だと思っていた。しかし生きている人からの移植となれば話は変わってくる。 「ホテルに帰って現地で世話をしてくれた難病患者支援の会の日本人の男性コーディネーターに確認すると、『モデルみたいな綺麗な人です』と言われて、全然話にならない。臓器売買みたいなことをしちゃったらサポートしてくれた仲間に顔向けできないと思い菊池に相談すると『大丈夫、ちゃんと死体からもらったように診断書は作るから安心して!』と言われ、唖然としました」 ウクライナで2017年、臓器売買で逮捕された50代のトルコ人ブローカーが、ウクライナ人の貧しいドナーをキルギスに連れてきて、菊池容疑者が『ドナー料』を払い紹介してもらう。ウクライナ人ドナーには、日本人名義の偽造パスポートが渡され、ドナーと患者は親族という建前で移植を行う。そんな流れを知ったのも後になってからのこと。難病患者支援の会のパンフレットでは「NPOとして現地ドナーとの接触は皆無であります」と否定しているが、裏ではブローカーと協力した売買が行われていたようなのだ。 小沢さんの心は揺れた。自分が臓器売買に関わるつもりはない。しかしすでに2000万円以上の大金を振り込み、息子も友人から「お父さん、募金詐欺師なの?」と不信感を向けられたことで引くに引けなくなっていた。そして何より、手術を受けなければ自分の余命がいくばくもないことが決断の邪魔をした。 それでも小沢さんは、最終的に手術を断念した。それは別の日本人患者の手術が、大失敗に終わったことがきっかけだった』、「死体からの移植だと思っていた。しかし生きている人からの移植となれば話は変わってくる」、「最終的に手術を断念した。それは別の日本人患者の手術が、大失敗に終わったことがきっかけ」、なるほど。
・『一緒に手術を待っていた2人が死亡、1人が意識不明に  「渡航から2週間ほどたった12月中旬、現地で半年待っていた50代の日本人女性と、アラブ人3人が第一陣で手術を受けることになったんです。その中の1人のアラブ人女性の夫に手術後にたまたま会うと『まだ妻の意識が戻らないんだ』と青ざめた顔をしていました。そして翌朝、『意識は戻りましたか?』と聞くと『ついさっき死んだ』と言われました……」 手術に失敗して命を失う。「次は自分の番」と感じ、小沢さんは言葉を失った。 「手術を受けた4人のうち、数日以内にアラブ人2人が死亡したんです。日本人女性もしばらく意識が戻らず、重苦しい空気が流れていました。その数日前にも日本人男性が部屋のトイレにうずくまっているのが見つかり、『うー』とうめきながらコーディネーターの腕に抱きかかえられて急死したばかりでしたから」 手術ミスの原因は、何だったのか。 「後にわかったミスの原因は、麻酔の過剰投与でした。そもそも、この病院は産婦人科などが専門で、腎臓手術の経験は全くなかったんです。日本人女性のオペに至っては、腎臓を移植しようとしたら、動脈の長さが足りず、太ももを20センチ切って動脈を取り、それで何とかつなげたというお粗末さ。担当した人はこともあろうか、研修医でした。小学生の図画工作じゃねえんだよと怒りがわいてきました」) 小沢さんの菊池容疑者らへの不信は募っていく。手術後には、難病患者支援の会のコーディネーターが「キルギスの現地警察が動き始めた。エジプト人医師との連絡もつかなくなった」と慌てだし、小沢さんら患者たち、難病患者支援の会のスタッフ一同は警察の目を逃れて一度ウズベキスタンに移動した。 そして年が明けた2022年1月、ついに小沢さんは移植を諦め、手術をした日本人女性らと共に帰国することを決めた。菊池容疑者は不安を募らせる患者たちをなだめようと、小沢さんには「日本人女性はあと2週間で良くなるから心配ない」と伝えていたが、現実は非情だった。 「女性は飛行機に乗る前から顔が土気色で歩くこともできませんでした。成田空港に着くと救急車で千葉の病院に運ばれ、結局、キルギスで移植した腎臓は摘出されることになりました。日本の医師は摘出後、『腎臓が溶けていた。あと1時間遅ければ死んでましたよ』と言ったそうです。そもそも女性は手術後に意識を取り戻したときも、『痛くて歩けない』と訴えていました。それに対して菊池は『本当に痛いの?』と信じず、『おしっこが出るようにするため』と無理矢理歩かせていたんです」』、「女性」は「成田空港に着くと救急車で千葉の病院に運ばれ、結局、キルギスで移植した腎臓は摘出されることになりました。日本の医師は摘出後、『腎臓が溶けていた。あと1時間遅ければ死んでましたよ』と言ったそうです」、悪質な手術詐欺だ。
・『「『生きられて5年』と言われた貴重な時間を浪費させられた…」  結局、キルギスへの“移植ツーリズム”では少なくとも日本人1人を含む3人が死亡したことになる。小沢さんは怒りに震えながらこう話す。 「『生きられて5年』と言われてから既に3年経ちました。その貴重な時間を悪質な業者に浪費させられたことに怒りが収まりません。募金だってラグビーの教え子や父兄だけでなく、『がんばれ小沢克年』『ラガーマン』と匿名でお金を振り込んでくれた人も含め、みんなの善意で集まったものなんです。だから絶対に金は取り返したいと思っています」 臓器移植の斡旋で逮捕されたのは国内で菊池容疑者が初めてだが、巨額のお金を仲介業者に払って手術のために海外へ渡航し、臓器売買に関わる患者は後を絶たない。自らの命の危険が迫る中で、グレーな方法に手を出さない確信がある人間などどれほどいるものだろう。こうした現状について小沢さんは今、何を思うのか。 「海外でのグレーな移植が横行しているのは事実ですが、国内では命が助からない患者が多くいるのも事実です。ドナーが増えてほしいとは思いますが、僕だって23歳の息子や20歳の娘たちが脳死状態になった時に、腹を開いてその臓器を『さあどうぞ』とできるかは自信がない。僕自身はそれを赤の他人に求めているというのに……。僕は自分が死んだら角膜でも肝臓でも何でも使ってくれと思うようになりましたが、それだって家族の同意がなければ認められない。だから本当にどうすればいいのかはわかりません」 小沢さんは現在は透析治療を続けつつ、次の一手を決めかねている。募金についてはひとまず、今後訴訟で取り返すための準備を進めているという。回復の道が見えない患者たちにとって、臓器移植は唯一の希望の灯といえるだろう。こうした患者らを食い物にしてきた菊池容疑者の犯行は、到底許されるものではない』、「募金についてはひとまず、今後訴訟で取り返すための準備を進めている」、既に海外での工作資金や謝礼などで支払われていて、取り戻すのは困難だろう。「回復の道が見えない患者たちにとって、臓器移植は唯一の希望の灯といえるだろう。こうした患者らを食い物にしてきた菊池容疑者の犯行は、到底許されるものではない」、確かに極めて悪質だ。

次に、3月1日付け文春オンライン「《暴行動画流出》白衣の男が患者に蹴りを2発、さらに顔面にも…暴行看護師がはびこる「ふれあい沼津ホスピタル」の闇「犬のほうがよっぽどかわいい」と患者に暴言も」を紹介しよう。
https://bunshun.jp/articles/-/61012
・『精神科病院の保護室という密室で、目を覆いたくなるような事件が起こっていた。 無抵抗の患者に白衣の男が近づいて蹴りを1発、続けてもう1発。壁際に追い詰めてさらに顔に1発――監視カメラが捉えたのは、男性看護師による患者への暴行の瞬間だ。看護師の表情はうかがえないが、暴力を振るわれた患者のおびえきった表情が痛ましい』、「精神科病院」ではこれまでも「患者」への「暴力」事件が起きていたが、今回のも悪質だ。
・『病院の謝罪会見では報道陣から事件の隠蔽を疑う声も  この監視カメラ映像は、静岡県沼津市にある「ふれあい沼津ホスピタル」で昨年9月に撮影されたものだ。問題の動画が病院の外部へと流出したのは昨年末。不祥事の発覚を受けた病院は、謝罪会見を開き、現在は県警による捜査や関係機関の調査が継続している状況だ。大手紙事件担当記者が言う。 「流出したのは、50代の准看護師Xによる40代の男性患者に対する2件の暴行動画でした。職員による患者への虐待はXのものだけではなく、40代の看護師Yが70代の男性患者を車椅子ごと転倒させてケガを負わせていた事実も、病院の会見で明らかになっています。本人たちは病院の聞き取りに対し、『食事を床に落として食べることが続き、暴行してしまった』(X)『患者が他の患者に危険な行為をしたのを止めるため』(Y)にやむなく手をあげてしまったと説明。両職員は10月末に自主退職したとのことです」 監視カメラの記録によると、患者への暴行があったのは9月。問題が公になったのはそれから約3カ月後の12月だった。この間に匿名の通報が行政に寄せられており、一部報道機関の取材も始まっていた。当事者である病院の対応は後手に回った。 「会見では報道陣から事件の隠蔽を疑う声も上がりました。病院の代理人弁護士は『事実関係の把握と職員の処分に時間がかかった』と説明し、病院の職員も『認識が甘かった』と謝罪しましたが、暴行を行った看護師らへの処分は10月にさっさと終えているので、納得した記者はいなかったのではないでしょうか。事件についての詳細を話すことにも消極的でしたし、不信感の残る会見でした」(民放事件担当記者)』、「暴行を行った看護師らへの処分は10月にさっさと終えている」が、「問題が公になったのは」、「12月」隠蔽体質は酷いようだ。
・『映像があるのに病院の説明はしどろもどろ  事実、謝罪会見では明かされなかった複数の疑惑がある。匿名を条件に取材に応じた「ふれあい沼津ホスピタル」の現役職員のAさんが明かす。 「おかしなことはたくさんあります。まずはYの暴行なのですが、記者会見で事務長が『机を押すなどの迷惑行為をする患者さんを制止するために、Yが机を押して倒し、それと同時に被害患者も車椅子ごとひっくり返り指に擦り傷を負った』と説明した後に、記者から『蹴りもあったのではないか』と問われると『蹴っていたかもしれない……』といった具合で、映像があるにもかかわらずしどろもどろになっていました。実際の映像には、はっきりと蹴るというか踏みつける様子が映っています』、「映像があるのに病院の説明はしどろもどろ」、ろくに準備もせずに臨んだためだろう。
・『Yの暴行は命にもかかわりかねないものだった  Yの過剰な暴力を記録した映像もあるという。 「Yは机を押したどころか、かなり強い力で投げ飛ばしており、机は患者さんの頭上を飛び越えるように飛んでいます。机は4人がけの四角い木製のもので成人男性でも一人で持つのはちょっとしんどいと感じるくらいの重さがあります。なので、一歩間違えれば命にもかかわりかねないとんでもない行為だったんです。しかも、車椅子で倒れた患者さんをYは乱暴にひきずって動かし、踏みつけるように蹴りをいれていました。『蹴ったかもしれない』なんてレベルではありません。病院幹部は、残された動画をしっかり確認しておきながら、きちんと説明していないんです。これは患者さんの家族に対しても同様で、会見では『被害届を出す意向がなかった』と家族の対応を明かしていますが、そもそも家族は詳しい暴行を知らされていなかった。単に手の傷を負ったとしか説明されていなかったようで、車椅子ごと転倒していたことも会見で初めて知ったくらいですから。こういう事情があるので病院上層部は隠蔽しようとしていたと確信しています」(Aさん) 穏当な表現で暴行の事実を覆い隠そうとしていたなら由々しき事態だ。Xに関するAさんの証言も重い』、「病院上層部が隠蔽しようとしていた」のは確かだろう。
・『表に出ていないだけで他にも数々の問題が  「病院上層部は、暴行は他にないと断言しましたが、彼の虐待行為は常習的でした。今回の被害者の他にも異常なほどXを恐れる患者さんが複数いるんです。50代の女性患者はXに腕を思い切り掴まれ暴力をふるわれた。『こんなの暴力じゃない、もっとひどいことをしてやろうか』などと言われたと訴えています。患者さんに対して『犬のほうがよっぽどかわいい』と暴言を吐くなど、振る舞いからして問題がありました」 看護職員のBさんは病院上層部の“隠蔽体質”を強く非難した。 「院長や看護部長らは会見で、Xの暴行が2件、Yの暴行が1件の計3件しか問題はなかったと話しています。表に出ていないだけで、Xが数々の問題を起こしていたことは多くの職員が知っています。XとYの2人だけじゃありません。例えば、患者さんが『バケツで殴られた』『何かで叩かれた』と訴えていたという記録が残っています。この患者さんの担当職員は女性で、別の職員が暴行をしていた証拠です。私自身は他の精神科病院での勤務の経験もありますが、ここまで職員の看護態様がひどい病院は他に知りません」』、「院長や看護部長らは会見で、Xの暴行が2件、Yの暴行が1件の計3件しか問題はなかったと話しています」、「表に出ていないだけで、Xが数々の問題を起こしていたことは多くの職員が知っています。XとYの2人だけじゃありません。例えば、患者さんが『バケツで殴られた』『何かで叩かれた』と訴えていたという記録が残っています。この患者さんの担当職員は女性」、「ここまで職員の看護態様がひどい病院は他に知りません」、なるほど。
・『全職員と患者へのアンケートを実施  病院は今回の事件を受け、全職員と患者をあわせた約480人を対象にしたアンケートを行った。Bさんによると、職員や患者の話から、XとYの他にも少なくない人数の職員の虐待行為を訴える声が集まっている可能性が高いという。 「明るみに出ていない問題が山積しているのに、病院上層部はその場しのぎで今回の問題を片付けようとしているのは明白です。平気で嘘もつく。例えば会見でYについて、問題発覚後に患者と関わらない看護部長付に異動させたと言っていましたが、外来で患者さんの相手を普通にしていましたよ。さらに、上層部は誰がXの暴行動画を流出させたのかという犯人捜しに躍起になっています。問題を矮小化しようとする上層部に愛想がつきたので、取材に応じることにしました。記者会見でもマスコミに指摘されていましたが、病院は間違いなく暴行、虐待を隠蔽しようとしていた。少なくとも現場の人間の多くはそう考えています」(Bさん)』、「病院は間違いなく暴行、虐待を隠蔽しようとしていた。少なくとも現場の人間の多くはそう考えています」、なるほど。
・『事件の背景に厳しい看護現場  別の職員Cさんはこうも話している。 「うちの病院は利益至上主義で、採用も抑えて職員の人数もギリギリなんです。まるで十分な人員がいるかのように対外的には振舞っていますが、実際はもっと少ない。多めにサバを読んでいるんです。患者に手を出したXやYの暴行は断じて許すことはできませんが、厳しい看護現場のある種の『被害者』であるとも言えるんです」 医療現場の過酷さはつとに知られ、精神科は患者への対応も難しく神経をすり減らす職場だ。人手の少なさ、膨大な仕事量は暴行・虐待の言いわけにはならないとCさんは重々分かっているが、あえて言う。 「Xの暴行は精神状態が特に悪い患者さんを隔離する保護室という密室で行われました。病院のルールでは保護室での対応は職員2人でやることになっている。しかし、実際に2人で看護をすることは人数の問題から不可能なんです。別の職員の目があればXもあんなことはできなかったでしょう。現場を全く理解していない加藤政利院長や石川洋二事務責任者、栗原えみ看護部長はしっかりと再発防止に向けて膿を出して欲しいです」 昨年末以降、「ふれあい沼津ホスピタル」は揺れに揺れている。患者家族に対して行われた説明会では、病院側の対応に一部家族が強く抗議して紛糾。院内の研修では現場職員と経営陣が激しく衝突したという。事件の全容解明に向け静岡県警の捜査も続く。 一連の職員からの告発について「ふれあい沼津ホスピタル」を取材したが、期限までになんら回答はなかった。 まさに内憂外患。病院自身が抱える病は、果たして治せるか。 文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい』、「ルールでは保護室での対応は職員2人でやることになっている。しかし、実際に2人で看護をすることは人数の問題から不可能なんです。別の職員の目があればXもあんなことはできなかったでしょう」、「院内の研修では現場職員と経営陣が激しく衝突したという。事件の全容解明に向け静岡県警の捜査も続く」、「静岡県警」は「病院」「経営陣」に忖度せずに、法的妥当性だけで判断してもらいたいものだ。

第三に、3月10日付け文春オンライン「《深層スクープ》東京女子医大に“診療報酬の不正請求”疑惑!「ICU死亡事故で厚労省が“緊急調査”」 東京女子医大の闇#15」を紹介しよう。
・『医療ミスで患者が死亡した、東京女子医科大学病院(東京・新宿区)のICUについて、「医師の勤務記録に不備がある」と、厚生労働省の立ち入り調査で指摘されたことが分かった。 “ICUの管理日誌に、医師が何時から勤務しているかの記載が抜けている”、“管理日誌がなかった日もある”など、定められた記録がなく、診療報酬の不正請求にあたる可能性が高いという。患者の命を守る“最後の砦”であるICUの杜撰な管理実態を追及する。 東京では珍しく氷点下まで冷え込んだ、1月30日の朝。女子医大病院・総合外来センターの正面玄関前に、地味なコート姿の男たちが次々と現れた。患者やその家族とは異なる、厳しい雰囲気を漂わせ、交わす言葉も少ない。5人ほど集まると、首に身分証をかけた病院職員が、正面玄関を避けるように裏手の通用門に彼らを誘導していく。すると、また同じような外見の5人が集まってきた。今度は女性の姿も混じっている。患者に対する配慮か、それとも取材を意識しているのか、分散して集合する手順だったらしい。 このようにして女子医大病院に入った約17人は、厚労省で医療機関の監査などを行う、関東信越厚生局の調査官だった。 去年12月、女子医大病院で発生した「ICUの死亡事故」(#10を読む)を、文春オンラインがスクープした1週間後、女子医大の岩本絹子理事長宛に、関東信越厚生局長から「個別指導」と「適時調査」を行う通告書が届いていたのである』、どういうことなのだろう。
・『「個別指導と適時調査が、同時に行われるのは異例」  個別指導とは、厚生局が指定した患者に関して、カルテや看護記録、処方箋、領収書などの記録を全て提出させて調べ、不備があったら指導を行う。今回は30人の患者が指定された。 一方、適時調査は、病院が施設基準として定められた“要件”を満たしているかを確認するものだ。 いずれも保険診療が適切に行われているか、厳しく調査するのが目的である。今回、厚生局の姿勢はこれまでとは明らかに違っていた、と女子医大関係者は話す。 「個別指導と適時調査が、同時に行われるのは異例です。過去20年間で記憶にありません。厚生局からの通知が届いたのが、文春オンラインでICU死亡事故が報道された1週間後ですから、当然、ICUが徹底的に厳しく調査されるだろうと予感しました」』、「厚生局からの通知が届いたのが、文春オンラインでICU死亡事故が報道された1週間後」、なるほど。
・『勤務記録がないICUの管理日誌  人工呼吸器やECMO(体外式膜型人工肺)などを使い、命の危機に瀕した患者を“24時間体制”で、集中治療医と看護師が治療や看護を行うのが、ICU(集中治療室)だ。新型コロナの重症患者を救い、多くの人がその存在を知るようになったが、高度な外科手術を受けた患者の管理などもICUの重要な役割であり、大学病院にとって「医療安全の砦」というべき重要な部門である。 去年8月時点で、女子医大病院のICUには10人の集中治療医が在籍し、ベッド数は全国トップクラスだったが、経営陣の不可解な懲戒処分を受けるなどして、同9月までに9人が退職に追い込まれた。 そして、その翌月、専門医不在のICUで、消化器外科医が60代の患者から胸水(胸膜腔に溜まった水)を抜く際、ミスをして死亡させる事故が起きたのである。(#14を読む) 女子医大病院を監督指導する立場にある関東信越厚生局としては、死亡事故が起きたICUについて厳しくチェックするのは必然だった。一体、どのような指導が行われたのか。担当の病院事務長が、2月10日の病院運営会議で教授たちにこう報告した。 「ICUの管理日誌に、誰が夜間に勤務しているのか、何時から勤務しているのか、という記載が抜けている、または日誌が無かった日もございました。ICUについては常時、医師が24時間いなくてはいけないという要件がありますが、(厚生局からは)ずっと医師がICUにいることが確認できない、という指摘がございました。最悪、要件を満たさないものに関しては、過去5年間調べて、(診療報酬の)返還という可能性もあります」(一部要約・抜粋)』、「ICUには10人の集中治療医が在籍」していたが、「経営陣の不可解な懲戒処分を受けるなどして、同9月までに9人が退職」、「専門医不在のICUで、消化器外科医が60代の患者から胸水(胸膜腔に溜まった水)を抜く際、ミスをして死亡させる事故が起きた」、「女子医大病院を監督指導する立場にある関東信越厚生局としては、死亡事故が起きたICUについて厳しくチェックするのは必然だった」、「ICUについては常時、医師が24時間いなくてはいけないという要件がありますが、(厚生局からは)ずっと医師がICUにいることが確認できない、という指摘がございました。最悪、要件を満たさないものに関しては、過去5年間調べて、(診療報酬の)返還という可能性もあります」、これは一大事だ。
・『診療報酬の不正請求になる可能性が高い  女子医大病院のICU管理日誌は、勤務時間帯ごとの医師の名前、入室患者数、病名などを、医師が入力したものをプリントアウトし、責任者の印を押して保存していたという。仮に、医師が24時間体制で勤務していなければ、診療報酬の不正請求になる可能性が高い。女子医大の関係者は、次のように証言した。 「厚生局の調査は、管理日誌と医師の出勤簿を突き合わせるなど徹底しているので、不備があれば、すぐに見抜かれてしまいます。まして、ICUの集中治療医10人中9人が退職したと報道されているわけですから、誰が考えても24時間体制を維持できるわけがありません。医療事務の感覚として無理だと判断しますので、“誰かの指示”を受けて診療報酬を請求したということです」 厚生局の調査によって“ICUに夜間勤務した医師の記録がない”、という杜撰な管理実態が明らかになったが、集中治療医の大半が辞めたのに、なぜICUの維持にこだわったのか? 考えられるのが、“高い診療報酬”である』、「集中治療医の大半が辞めたのに、なぜICUの維持にこだわったのか? 考えられるのが、“高い診療報酬”である」、酷い話だ。
・『一般病棟の入院管理料と比較すると約6倍の収益  去年9月以降、女子医大病院のICUは、「特定集中治療室管理料3」の診療報酬で請求されていた。これは、患者1日あたり、「96,970円」(*注1)になり、一般病棟の入院管理料「15,660円」と比較すると、約6倍の収益になる。 ただし、「管理料3」のICUは「専任の医師が常時、特定集中治療室内に勤務していること」という要件が定められており、実際に24時間体制で医師が勤務している“記録”が必要だ。 (*注1:特定集中治療室管理料3で、7日以内の期間の場合) 先に述べた通り、去年9月以降、女子医大のICUには、集中治療医が1人しかいなかった。そこで経営陣は、24時間体制のICUを維持する、苦肉の策を掲げたのである。 「外科手術などを行なった各診療科の医師が、ICUで患者の集中治療も行う」 「夜間のICUは、心臓血管外科の医師が責任者として担当する」 経営陣の方針によって、医師が24時間体制で勤務する「ICUの要件」は満たされた。ただし、大学病院においてICUが「医療安全の砦」とされるのは、高い専門性とスキルを兼ね備えた集中治療医の存在が前提条件だ。 ではなぜ、心臓血管外科の医師が夜間のICUを担当させられたのか。詳しい経緯を知る、元女子医大の医師が内情をこう明かす』、「ICU」は「一般病棟の入院管理料と比較すると約6倍の収益」、なので、「経営陣は、24時間体制のICUを維持する、苦肉の策を掲げた」、なるほど。
・『心臓血管外科のスタッフ「夜間責任者を引き受けられない」  「心臓血管外科に所属する友人の話によると、以前から心臓血管外科では手術した患者をフォローするため、夜間当直をICUに置いていました。それで集中治療医がいなくなった去年9月以降、ICUの夜間責任者を担当するように言われたそうです。 しかし、ICUには脳外科や消化器外科の患者もいますので、修羅場に慣れている心臓血管外科でも急変した時の対応は難しい。それで心臓血管外科のスタッフが『他の診療科の患者については、一切の責任を負わせない旨を文書でほしい』と病院長に要求したそうです」 そして、病院長から文書が渡されたが、要求した内容は反映されていなかった。 “問題が起きた場合は、当院全体で責任を負う。心臓血管外科や医師個人のみに責任を負わせることはしない”(医師の記憶に基づく病院長の文書要旨) この内容では、他の診療科の患者について、完全に免責されることにはならないため、心臓血管外科のスタッフは、改めてICUの夜間責任者は引き受けられないと病院長に伝えたが、聞き入れられなかった。 「その後、ICUの管理日誌に夜間の責任者として、心臓血管外科スタッフの名前が勝手に使われていたそうです。それを知った同科スタッフは、板橋(道朗)病院長に抗議の文書を送りつけ、改めてICUの夜間責任者は引き受けられない、と伝えたと聞きました。その後に、厚生局の調査が入ったのです」(同前) こうした経緯で、夜間のICUに医師が勤務していた記録がない、という状況が起きたという』、「病院長から文書が渡されたが、要求した内容は反映されていなかった。 “問題が起きた場合は、当院全体で責任を負う。心臓血管外科や医師個人のみに責任を負わせることはしない”(医師の記憶に基づく病院長の文書要旨) この内容では、他の診療科の患者について、完全に免責されることにはならないため、心臓血管外科のスタッフは、改めてICUの夜間責任者は引き受けられないと病院長に伝えたが、聞き入れられなかった」、「厚生局の調査が入ったのです」(同前) こうした経緯で、夜間のICUに医師が勤務していた記録がない、という状況が起きたという」、「責任問題」を「病院長」が明確にしないため、「心臓血管外科のスタッフは、改めてICUの夜間責任者は引き受けられないと病院長に伝えたが、聞き入れられなかった」、こんなトラブルが背景にあったとは、病院側の対応は本当にお粗末だ。
・『ICUでは、死亡事故以外にも問題が頻発。医師不足で対応できず。  さらに、別の関係者によると、9月以降のICUでは、死亡事故以外にも問題が頻発していた。集中治療医の不在をカバーするため、ICUの患者に異変が起きると、救命救急センターや麻酔科の医師が駆けつけることになっていたが、医師不足で対応できないケースがしばしば起きていたのだ。 こうした状況に対し、女子医大の40代医師は、医療安全体制の崩壊を引き起こしたのは、経営陣だと批判する。 「夜間のICUに専任の医師が不在なのに、『特定集中治療室管理料 3』を得ていたのなら、診療報酬の不正請求ですし、そもそも集中治療科の医師に、嫌がらせのようなこと(懲戒処分など)を繰り返して辞めさせたのは、現経営陣です。一貫性がなく、行き当たりばったりの経営が、現在の混乱した状況を引き起こしました」 振り返れば2001年に、女子医大病院で心臓手術を受けた、当時12歳の少女が死亡する事故が起きた。その遺族らが「診療報酬で不正請求をしているのではないか」として、厚労省に通報したという。その結果、カルテの改ざんや診療報酬の不正請求などが判明、女子医大病院は診療報酬の返還請求を受け、「特定機能病院」の承認を取り消された。 その後、2007年に再承認されたが、2014年にはICUで鎮静薬プロポフォールの過剰投与により、2歳男児を死亡させて、再び「特定機能病院」の承認は取り消しとなり、現在に至る』、「女子医大病院」「経営陣」の責任は重大だ。
・『現代の高度医療はICUと集中治療医がいてこそ成り立つ  特定機能病院とは、厚生労働大臣が承認した、高度医療の提供や開発などを担う医療機関を指す。診療報酬や補助金などで優遇され、医学部のある全国81の大学のうち、女子医大と新設校を除く全ての大学病院が、特定機能病院に承認されている。 女子医大の関係者によると、再び特定機能病院の承認を取るためには、医療安全体制の確立が絶対条件だと厚労省から示唆されていたという。 集中医療の最前線に立ってきた、帝京大学の福家伸夫名誉教授は、高度医療を行う大学病院のICUには、集中治療専門医の存在が必要不可欠と指摘する。 「ICUで管理する患者は生命の危機に瀕しているケースが多く、わずかな変化が致命的になるので、24時間体制で集中治療に専従する医師が必要です。人工呼吸器の管理技術も、集中治療専門医と非専門医では全然違います。現代の高度医療は、ICUと集中治療専門医がいてこそ成り立つ。女子医大病院が特定機能病院の再承認を目指すのであれば、診療体制を改善しICUを充実させる必要があります」 重大な医療事故を繰り返しながら、医療安全の要である、ICUの杜撰な実態が明らかになった女子医大病院。今後、厚労省から診療報酬の不正請求が認定された場合、岩本絹子理事長らの経営責任が問われることは必至だ』、「重大な医療事故を繰り返しながら、医療安全の要である、ICUの杜撰な実態が明らかになった女子医大病院」、「今後、厚労省から診療報酬の不正請求が認定された場合、岩本絹子理事長らの経営責任が問われることは必至だ」、今後の展開を注視したい。
タグ:(その37)(執刀は研修医 ドナーは生きた女性…日本人男性患者(53)が目撃した“海外臓器移植ツーリズム”の恐怖「意識は戻りましたか?」「ついさっき死んだ」、《暴行動画流出》白衣の男が患者に蹴りを2発 さらに顔面にも…暴行看護師がはびこる「ふれあい沼津ホスピタル」の闇「犬のほうがよっぽどかわいい」と患者に暴言も、《深層スクープ》東京女子医大に“診療報酬の不正請求”疑惑!「ICU死亡事故で厚労省が“緊急調査”」 東京女子医大の闇#15) 医療問題 文春オンライン「執刀は研修医、ドナーは生きた女性…日本人男性患者(53)が目撃した“海外臓器移植ツーリズム”の恐怖「意識は戻りましたか?」「ついさっき死んだ」」 「指定された口座に腎臓移植の手術費用2170万円を振り込み」、かなり高いようだ。 「死体からの移植だと思っていた。しかし生きている人からの移植となれば話は変わってくる」、「最終的に手術を断念した。それは別の日本人患者の手術が、大失敗に終わったことがきっかけ」、なるほど。 「女性」は「成田空港に着くと救急車で千葉の病院に運ばれ、結局、キルギスで移植した腎臓は摘出されることになりました。日本の医師は摘出後、『腎臓が溶けていた。あと1時間遅ければ死んでましたよ』と言ったそうです」、悪質な手術詐欺だ。 「募金についてはひとまず、今後訴訟で取り返すための準備を進めている」、既に海外での工作資金や謝礼などで支払われていて、取り戻すのは困難だろう。「回復の道が見えない患者たちにとって、臓器移植は唯一の希望の灯といえるだろう。こうした患者らを食い物にしてきた菊池容疑者の犯行は、到底許されるものではない」、確かに極めて悪質だ。 文春オンライン「《暴行動画流出》白衣の男が患者に蹴りを2発、さらに顔面にも…暴行看護師がはびこる「ふれあい沼津ホスピタル」の闇「犬のほうがよっぽどかわいい」と患者に暴言も」 「精神科病院」ではこれまでも「患者」への「暴力」事件が起きていたが、今回のも悪質だ。 「暴行を行った看護師らへの処分は10月にさっさと終えている」が、「問題が公になったのは」、「12月」隠蔽体質は酷いようだ。 「映像があるのに病院の説明はしどろもどろ」、ろくに準備もせずに臨んだためだろう。 「病院上層部が隠蔽しようとしていた」のは確かだろう。 「院長や看護部長らは会見で、Xの暴行が2件、Yの暴行が1件の計3件しか問題はなかったと話しています」、「表に出ていないだけで、Xが数々の問題を起こしていたことは多くの職員が知っています。XとYの2人だけじゃありません。例えば、患者さんが『バケツで殴られた』『何かで叩かれた』と訴えていたという記録が残っています。この患者さんの担当職員は女性」、「ここまで職員の看護態様がひどい病院は他に知りません」、なるほど。 「病院は間違いなく暴行、虐待を隠蔽しようとしていた。少なくとも現場の人間の多くはそう考えています」、なるほど。 「ルールでは保護室での対応は職員2人でやることになっている。しかし、実際に2人で看護をすることは人数の問題から不可能なんです。別の職員の目があればXもあんなことはできなかったでしょう」、「院内の研修では現場職員と経営陣が激しく衝突したという。事件の全容解明に向け静岡県警の捜査も続く」、「静岡県警」は「病院」「経営陣」に忖度せずに、法的妥当性だけで判断してもらいたいものだ。 文春オンライン「《深層スクープ》東京女子医大に“診療報酬の不正請求”疑惑!「ICU死亡事故で厚労省が“緊急調査”」 東京女子医大の闇#15」 どういうことなのだろう。 「厚生局からの通知が届いたのが、文春オンラインでICU死亡事故が報道された1週間後」、なるほど。 「ICUには10人の集中治療医が在籍」していたが、「経営陣の不可解な懲戒処分を受けるなどして、同9月までに9人が退職」、「専門医不在のICUで、消化器外科医が60代の患者から胸水(胸膜腔に溜まった水)を抜く際、ミスをして死亡させる事故が起きた」、「女子医大病院を監督指導する立場にある関東信越厚生局としては、死亡事故が起きたICUについて厳しくチェックするのは必然だった」、 「ICUについては常時、医師が24時間いなくてはいけないという要件がありますが、(厚生局からは)ずっと医師がICUにいることが確認できない、という指摘がございました。最悪、要件を満たさないものに関しては、過去5年間調べて、(診療報酬の)返還という可能性もあります」、これは一大事だ。 「集中治療医の大半が辞めたのに、なぜICUの維持にこだわったのか? 考えられるのが、“高い診療報酬”である」、酷い話だ。 「ICU」は「一般病棟の入院管理料と比較すると約6倍の収益」、なので、「経営陣は、24時間体制のICUを維持する、苦肉の策を掲げた」、なるほど。 「病院長から文書が渡されたが、要求した内容は反映されていなかった。 “問題が起きた場合は、当院全体で責任を負う。心臓血管外科や医師個人のみに責任を負わせることはしない”(医師の記憶に基づく病院長の文書要旨) この内容では、他の診療科の患者について、完全に免責されることにはならないため、心臓血管外科のスタッフは、改めてICUの夜間責任者は引き受けられないと病院長に伝えたが、聞き入れられなかった」、 「厚生局の調査が入ったのです」(同前) こうした経緯で、夜間のICUに医師が勤務していた記録がない、という状況が起きたという」、「責任問題」を「病院長」が明確にしないため、「心臓血管外科のスタッフは、改めてICUの夜間責任者は引き受けられないと病院長に伝えたが、聞き入れられなかった」、こんなトラブルが背景にあったとは、病院側の対応は本当にお粗末だ。 「女子医大病院」「経営陣」の責任は重大だ。 「重大な医療事故を繰り返しながら、医療安全の要である、ICUの杜撰な実態が明らかになった女子医大病院」、「今後、厚労省から診療報酬の不正請求が認定された場合、岩本絹子理事長らの経営責任が問われることは必至だ」、今後の展開を注視したい。
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