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リニア新幹線(その7)(「JR東海のフィクサー」が安倍晋三と密談して「3兆円」を引っ張るまで すべてはリニアのために、安倍晋三が余命5年だった「JR東海のフィクサー」の“最後の野望”に3兆円を注ぎ込む…政権内部で暗躍した政治家の名前、リニアを「絶対必要」と信じるJR東海のヤバさ 人口減少下で東海道新幹線と併存させる不思議) [産業動向]

リニア新幹線については、昨年4月25日に取上げた。今日は、(その7)(「JR東海のフィクサー」が安倍晋三と密談して「3兆円」を引っ張るまで すべてはリニアのために、安倍晋三が余命5年だった「JR東海のフィクサー」の“最後の野望”に3兆円を注ぎ込む…政権内部で暗躍した政治家の名前、リニアを「絶対必要」と信じるJR東海のヤバさ 人口減少下で東海道新幹線と併存させる不思議)である。

先ずは、本年3月1日付け現代ビジネスが掲載したジャーナリストの森 功氏による「「JR東海のフィクサー」が安倍晋三と密談して「3兆円」を引っ張るまで すべてはリニアのために」を紹介しよう。
https://gendai.media/articles/-/106289
・『安倍・菅政権の「フィクサー」として政界を牛耳っていたJR東海名誉会長の葛西敬之。ついにはリニア中央新幹線のために、財政投融資3兆円が注ぎ込まれることになる。融資なので返済するとはいえ、市場金利より安く抑えられていることを思えば、金利分の国家のカネがJR東海につぎ込まれた、と見ることもできる。 『国商 最後のフィクサー葛西敬之』では、安倍と葛西によって「3兆円財投」が決まるまでの政権内部の動きが、生々しく明かされている。硬派のジャーナリスト森功氏が、葛西の知られざる素顔に迫った連載をリバイバルでお届けする』、「安倍と葛西によって「3兆円財投」が決まるまでの政権内部の動き」、とは興味深そうだ。
・『ブレーンは財務省の事務次官ライン  葛西は数多くの政府審議会の委員となり、霞が関の高級官僚たちと政策勉強会を兼ねた懇親会を開いてきた。なかでも葛西の大事にしてきた省庁が財務省であり、財務官僚には葛西を取り巻くブレーンが少なくない。ざっとあげれば、元国税庁長官の牧野治郎にはじまり、勝(かつ)栄二郎や香川俊介、岡本薫明(しげあき)といった事務次官ラインが葛西と懇親を深めてきた。 1980(昭和55)年6月から82年6月まで2年間、防衛庁に出向して経理局会計課に勤めた牧野は思想的に葛西と近く、主計局総務課時代に公共事業担当として旧国鉄の窓口となる。その後、牧野は97年7月に主計局総務課長に就任し、24兆円にのぼる旧国鉄の債務処理を担った。 JR東日本社長の松田昌士やJR西日本社長の井手正敬は、政府の主張したJRの債務負担法案に反対した。彼らは、株式を上場している民間企業が旧国鉄時代の債務を背負うのは株主に対して理屈が立たない、と主張した』、「霞が関の高級官僚たちと政策勉強会を兼ねた懇親会を開いてきた。なかでも葛西の大事にしてきた省庁が財務省であり、財務官僚には葛西を取り巻くブレーンが少なくない」、さすがだ。
・『葛西の歯に衣着せぬ過激な発言  ちなみにJR本州3社の株式上場は、JR東日本が93年10月、JR西日本が96年10月、JR東海が97年10月という順番だ。その3社のなかで最後に上場したJR東海の葛西だけが、政府案に賛成した。JRによる債務負担は、国の財政をあずかる財務省にとっても好都合だ。結果、JR側の負担は政府案の半額にあたる1800億円で決着した。 また75年大蔵省入省の勝は小泉純一郎政権時代、2年先輩の牧野に葛西を紹介され、国鉄改革を進めた自民党代議士の野呂田芳成(ほうせい)とも知り合いだったことから葛西と親しくなっていく。 勝は民主党の菅直人内閣や野田佳彦内閣で財務事務次官となり、後輩次官となる香川を葛西に引き合わせ、さらに岡本へと省内の葛西人脈が引き継がれていった。 勝は民主党政権で活動を止めていた「財政制度等審議会」(財政審)復活の声が高まったことを受け、事務次官退官の置き土産として復活後の財政審入りを葛西に働きかけた。 財政審は政府予算や決算をはじめとする国の財政全般の審議をする財務大臣の諮問機関だ。勝から香川、岡本と葛西人脈が引き継がれていった財務省では、岡本が第二次安倍政権で財政審担当の主計局次長となる。 葛西はその財政審で歯に衣着せぬ過激な発言をして政府に対する影響力を増していった。岡本は葛西が催した朝食会や夜の会合に呼ばれ、付き合いを深めていった。) リニア新幹線に対する財投投入は、その岡本が官房長のときに決まる。むろんそれは関西出身の国会議員に迫られたからではない。第二次安倍政権時代のある官邸関係者が打ち明けてくれた。 「早くから関西の自民党議員たちが、『リニアは大阪まで一気通貫で早く造るべきだ』と言い出してきたのはたしかです。しかしそれは前々からあった話でした。JR東海の副社長だった金子慎(しん)さんが自民党の集まりに呼ばれ、『財投は受け入れられません』と弁明していた記憶があります。大阪の早期開業についてJR東海は自民党議員に押し切られたわけではなく、むしろその逆。のらりくらりとかわしていました」』、「リニア新幹線に対する財投投入は、その岡本が官房長のときに決まる」、長年の財務省官僚との付き合いが結実したようだ。

次に、3月1日付け現代ビジネスが掲載したジャーナリストの森 功氏による「安倍晋三が余命5年だった「JR東海のフィクサー」の“最後の野望”に3兆円を注ぎ込む…政権内部で暗躍した政治家の名前」を紹介しよう。
https://gendai.media/articles/-/106293?imp=0
・『安倍・菅政権の「フィクサー」として政界を牛耳っていたJR東海名誉会長の葛西敬之。ついにはリニア中央新幹線のために、財政投融資3兆円が注ぎ込まれることになる。融資なので返済するとはいえ、市場金利より安く抑えられていることを思えば、金利分の国家のカネがJR東海につぎ込まれた、と見ることもできる。 『国商 最後のフィクサー葛西敬之』では、安倍と葛西によって「3兆円財投」が決まるまでの政権内部の動きが、生々しく明かされている。硬派のジャーナリスト森功氏が、葛西の知られざる素顔に迫った連載をリバイバルでお届けする 前編記事【「JR東海のフィクサー」が安倍晋三と密談して「3兆円」を引っ張るまで】 前編に引き続き、第二次安倍政権時代のある官邸関係者の証言をみていく』、興味深そうだ。
・『官邸の介入  情勢が変わったのは、やはり官邸が介入してからだ、とこう続けた。 ある日、安倍首相自身が、『経済政策の大きな目玉としてリニアの大阪延伸を早めてほしい』と自民党の稲田(朋美)政調会長を訪ね、依頼したのです。安倍首相が葛西さんに直接伝えればいいようにも感じましたが、その前の根回しのつもりなのかもしれないし、あるいはまず葛西さんの意向を確かめたかったのかもしれません。それで、稲田さんが早期大阪延伸案を葛西さんに投げた。といっても稲田さんには葛西さんとのパイプがなく、経産官僚があいだをつないだと聞いています。葛西さんは宇宙開発に関心があり、宇宙政策委員会という内閣府の審議会にも参加していて、窓口になってきた片瀬(裕文元経産審議官)という親しい経産官僚がいるんです」』、「稲田さん(政調会長)には葛西さんとのパイプがなく、経産官僚があいだをつないだと聞いています」、直接の「パイプ」がない場合には、「経産官僚があいだをつないだ」、ということもあるようだ。
・『3兆円を捻り出す「3つのやり方」  ここから官邸や自民党は、大阪までの工事を一挙に進めるために3兆円が必要になる、と試算した。むろん財務省としては想定外の“予算”であり、決して乗り気ではなかった。実のところ、当初財務省で3兆円を捻り出す方法は、財投の活用だけではなく、3通り検討されたという。 一つは「整備新幹線並みの公共事業予算に組み入れる方法」、もう一つが「税制上の特別な措置」、そして「財投」だ。本来、鉄道の建設事業認可は国交省所管のはずだが、3兆円の捻出方法を説明するため、財務省の官房長だった岡本が葛西のいる品川のJR東海東京本社を何度も訪ねた。 「リニア計画を予算化するには、国会で審議しなければなりません」 「税制の優遇措置をするにも、税法の改正案を国会へ提出しなければなりません」 岡本は葛西にそう説明した。財投以外の2案はどちらも国会審議を経なければならないため、注目を浴びて批判の矛先がJR東海に向かいかねない。残るは財投しかない。官邸関係者は財投決定までの内幕を明かした。 「そこにも課題はあります。かつての財投は使い道がないので無理やり貸し付けてきましたが、今はなぜ必要かという説明責任が政府にあります。本来は、現状のまま名古屋までの開通を先行させてJR東海にやってもらったほうがいい。でも、この問題については官邸がらみで稲田政調会長まで介入してきている。国交省は何も口を出さない。それで、気心の知れている財務省の岡本さんが葛西さんのところへ説明に通ったのです。葛西さんに選択肢を与え、向こうに決めてもらうという形になった。その答えは財務省経由ではなく、稲田政調会長を通して安倍総理に直接返ってきたと聞いています」』、「3兆円の捻出方法を説明するため、財務省の官房長だった岡本が葛西のいる品川のJR東海東京本社を何度も訪ねた」、信じられないような徹底サービスだ。「「税制の優遇措置をするにも、税法の改正案を国会へ提出しなければなりません」 岡本は葛西にそう説明した。財投以外の2案はどちらも国会審議を経なければならないため、注目を浴びて批判の矛先がJR東海に向かいかねない。残るは財投しかない。官邸関係者は財投決定までの内幕を明かした」、なるほど。
・『「稲田政調会長が一所懸命やってくださった」  そうして葛西は財投しか方法がないと決めたのだという。その真意は、安倍政権の経済政策をバックアップするためだったのだろうか。あるいは首相のメンツを重んじた結果だろうか。 財投の投入に関しては、国鉄改革の取材の流れで、初代JR東海社長の須田寛にも尋ねたことがある。須田は苦笑いしながら、現在の3兆円の財投投入について評価した。 「無利子ではありませんが、昔の8%と比べたら平均0・8%なんてないようなものです。JRはコロナで大減収になっていますけど、財投を活用した借入金を使用して工事を進めることができるので、工事を止めずに済んだ。そういう意味でも非常に意味があったのです。稲田政調会長が一所懸命やってくださったというのは聞きました」 もっとも、葛西が財投を受け入れた背景は資金繰りの事情だけではない。財投を使った3兆円の融資を申請した16年の春、葛西は病魔に襲われた。命を奪った間質性肺炎である。あまり知られていないが、難病指定されているこの病気は、実は国鉄の動労委員長だった仇敵の松崎明からも命を奪っている。) そんな恐ろしい病気にかかって余命5年を宣告された時期が、まさに財投申請の半年ほど前の出来事なのである。自らの余命を知らされた葛西は、焦り始めていたのではないだろうか。 一方、リニア中央新幹線の終点となる大阪では、日本維新の会が2025年の大阪・関西万博とカジノIRの同時オープンをぶち上げてきた。結果的にカジノ計画はうしろにずれ込んだが、安倍は政権発足以来ずっと維新の会の政策を後押ししてきた。リニア計画の前倒しとともに大阪の政策は、行き詰まりを見せ始めたアベノミクスの起爆剤とも位置付けられた。 財投受け入れは、支援してきた首相を助ける有効な一手――。限られた命を告げられた葛西敬之には、そう映ったのではないだろうか』、「初代JR東海社長の須田寛にも尋ねたことがある。須田は苦笑いしながら、現在の3兆円の財投投入について評価した。 「無利子ではありませんが、昔の8%と比べたら平均0・8%なんてないようなものです。JRはコロナで大減収になっていますけど、財投を活用した借入金を使用して工事を進めることができるので、工事を止めずに済んだ。そういう意味でも非常に意味があったのです」、「そんな恐ろしい病気(間質性肺炎)にかかって余命5年を宣告された時期が、まさに財投申請の半年ほど前の出来事なのである。自らの余命を知らされた葛西は、焦り始めていたのではないだろうか」、「リニア計画の前倒しとともに大阪の政策は、行き詰まりを見せ始めたアベノミクスの起爆剤とも位置付けられた。 財投受け入れは、支援してきた首相を助ける有効な一手――。限られた命を告げられた葛西敬之には、そう映ったのではないだろうか」、大いにありそうな話だ。

第三に、4月22日付け東洋経済オンラインが掲載した作家・ジャーナリストの金田 信一郎氏による「リニアを「絶対必要」と信じるJR東海のヤバさ 人口減少下で東海道新幹線と併存させる不思議」を紹介しよう。
https://toyokeizai.net/articles/-/666250
・『リニア新幹線計画に疑念を持っている。 時速500キロメートルで東京─大阪間を1時間で結ぶと言われても、「それが、どうしたの?」という感じである。そもそも、大阪まで開通するのは早くても14年後だ。そんなことに、10兆円もかけるのはいかがなものだろうか。 どうやら私だけではなく、鉄ちゃん(鉄道マニア)もリニアにはあまり興味がないと聞く。9割近くはトンネル内を走るため、撮影することも難しい。乗ったところで旅情はまったくない。 数年前、山梨の実験線に試乗した。半世紀以上もかけて開発してきただけに、走行は安定している。騒音も思ったよりは少ない。だが、車内は狭いし、窓の景色は暗闇ばかり。言ってみれば、高速の地下鉄といったところか。 やっぱ、いらないんじゃね。 ところがJR東海の経営陣や社員は、口をそろえて「絶対に必要だ」と言い張る。いわく、「東海道新幹線だけでは心もとない」「地震などの災害時に、リニアがあれば輸送に使えるので安心である」と。 本当だろうか?』、「JR東海」の必要論には無理がありそうだ。
・『リニアにまつわる不安  今現在、東海道新幹線を利用していて、「遅くて使いものにならない」とか、「もっと速いダイヤが組めないのか」と思っている人はどれほどいるのだろうか。 リニアが完成したら東海道新幹線を廃止するならば、まだ少しは理解できる。だが、併存するというのだから意味がわからない。人口が減っていく中で、東京─大阪間の需要が2倍になるとでも思っているのだろうか。 地震が起きた際に、緊急輸送に使えるという理屈は、まったくもってナンセンスだ。そもそも、リニアに貨物車両は存在しない。また、南アルプスの地下を走ることになるが、そこには活断層がいくつも走っている。大震災が起きれば、断層のズレでトンネルが損傷するリスクも想定される。輸送どころか、復旧自体に相当の時間を要する可能性すらある。 JR東日本の元社長、松田昌士氏は「俺はリニアには乗らない」と断言していた。「だって、地下の深いところで事故に遭ってみなよ。死骸も出てこないわな」。 こうした不安の声に、JR東海側が真摯に向き合ってきたとは言いがたい。住民説明会に出たことがあるが、質問は1人3つまで。そこでマイクが取り上げられて、あとは壇上の社員が「慎重に進めてまいります」などと具体性を欠く回答をするばかりだった。会場からヤジと怒号が飛ぶ中、司会役の社員が途中で会を打ち切った。 工事への不安は、年々高まっている。3年ほど前、東京・調布の住宅街で道路が陥没したのは、外環道のトンネル工事の影響だったとわかった。同じシールド工法を採用しているリニアは大丈夫なのか──。そんな不安が、計画地の住民の間に広がっている。ちなみに、リニアは東京や神奈川、愛知の都心部や住宅街の地下を掘り進める計画で、田園調布といった高級住宅街の直下も通過する。 「どこまで工事が進んでいるのか、まったく見えてこない」。リニア新駅が設置される神奈川・相模原の住民は、不安を隠せない。 反対住民は、各地で土地を共同登記するなど、「立ち退き」を迫るJR東海と全面対立する構えだ。 リニアのパートナー企業も、腰が引けている』、「JR東日本の元社長、松田昌士氏は「俺はリニアには乗らない」と断言していた。「だって、地下の深いところで事故に遭ってみなよ。死骸も出てこないわな」。「松田昌士氏」が反対しているとは初めて知った。「同じシールド工法」を採用している」外環道のトンネル工事」で「道路が陥没し」、「リニアは大丈夫なのか──。そんな不安が、計画地の住民の間に広がっている」、「シールド工法」の安全性を立証しない限り、致命的なダメージだ。
・『後に引けないリニア計画  ゼネコン大手4社がリニア談合事件で起訴されたのは2018年のこと。入札額を調整するために、ゼネコン側が事前に打ち合わせをしていたとされる。この構図だけを見ると、JR東海は「被害者」ということになる。 だが、そうした伝統的な談合の構図は、このケースには当てはまらないだろう。なぜなら、リニアの地下深くに造る新駅やトンネルは、超難工事となるため、事前に特定のゼネコンと打ち合わせて、工法や機械の開発を進める。その費用はゼネコンが負担している。それなのに、いざ発注となった段階でほかのゼネコンにも入札をさせれば、準備コストをかけていない会社が安値を提示できる。 「リニア工事は割に合わない」 ゼネコンの経営陣からは、そんな声が聞こえる。 早々に撤退した会社もある。 三菱重工業はリニアの車体開発に航空機の技術を持ち込み、現在の実験線を実現させた立役者といえる。ところが、受注金額をめぐって大きなズレが生じ、すでに手を引いている。 そこまでしてパートナー企業を値切っても、予算額がジリジリと膨張してきている。2年前に1兆5000億円ほど膨らんで、ついに10兆円の大台に乗った。 リニア計画を推進してきたJR東海の元会長、葛西敬之氏が昨年、亡くなっている。これを機に、いったん計画を見直してもいいのではないか? だって、このまま進めて14年後に完成したとしても、リニアの負債がJR東海の経営を崖っぷちに追い込んでしまう危険があるのだから。 「すでに公的資金を3兆円も投入しているんだから、今さら止められない」 そんな声が聞こえてくる。 でも、27年の東京─名古屋間の開業予定も延期され、総工費はさらに膨らむだろう。こんなプロジェクトに、今後も巨額の公金を注ぎ続けるのだろうか。 「お前は暇だから、そんな戯言(ざれごと)が言えるんだ」 うむ、そうかもしれない。 だが、そんなに時間を節約したいのなら、ネット会議のほうが効率はいいのではないか。 私は鉄道の将来を考えるとき、頭に浮かぶ風景がある。千葉の市街地から、外房に向かって山間部まで39キロメートルを走る小湊鉄道。その石川晋平社長がこう話していた。 「新幹線はどんどん速度を上げていくけど、こっちはそうはいかない。悔しいから速度を落としてやろうと思っているんですよ」 そう笑っていた石川社長は、本当に実現してしまった。しかも、車両の壁を取り払ったトロッコ列車を造って、時速20キロメートル程度で走らせる。列車がやってくると、地元の人が手を振って応える。乗客と地域がぐっと近づいた。そして、閑古鳥が鳴いていた山間の駅は、乗降客が2倍に増えた。 「鉄道会社って、引っ越しができないんですよ。だから、地域とともにやっていくしかない」と、石川社長は言う。 それでいいのだと思う。未来の交通機関は、大型ドローンになるのかもしれないし、イーロン・マスク氏が提唱する真空チューブ交通システムになるのかもしれない。 いずれにしても、今の交通機関とはまったく違った発想から生まれてくるのだろう。少なくとも、半世紀以上前に開発された、新幹線のリニア(直線的)な延長線上の乗り物ではないはずだ』、「「すでに公的資金を3兆円も投入しているんだから、今さら止められない」 そんな声が聞こえてくる」、そんなへ理屈で強行していけば、損失はもっと飛躍的に拡大する恐れがある。「未来の交通機関は、大型ドローンになるのかもしれないし、イーロン・マスク氏が提唱する真空チューブ交通システムになるのかもしれない。 いずれにしても、今の交通機関とはまったく違った発想から生まれてくるのだろう。少なくとも、半世紀以上前に開発された、新幹線のリニア(直線的)な延長線上の乗り物ではないはずだ」、同感である。止めるにしても一刻も早く止めるべきだ。
タグ:「未来の交通機関は、大型ドローンになるのかもしれないし、イーロン・マスク氏が提唱する真空チューブ交通システムになるのかもしれない。 いずれにしても、今の交通機関とはまったく違った発想から生まれてくるのだろう。少なくとも、半世紀以上前に開発された、新幹線のリニア(直線的)な延長線上の乗り物ではないはずだ」、同感である。止めるにしても一刻も早く止めるべきだ。 「「すでに公的資金を3兆円も投入しているんだから、今さら止められない」 そんな声が聞こえてくる」、そんなへ理屈で強行していけば、損失はもっと飛躍的に拡大する恐れがある。 「JR東日本の元社長、松田昌士氏は「俺はリニアには乗らない」と断言していた。「だって、地下の深いところで事故に遭ってみなよ。死骸も出てこないわな」。「松田昌士氏」が反対しているとは初めて知った。「同じシールド工法」を採用している」外環道のトンネル工事」で「道路が陥没し」、「リニアは大丈夫なのか──。そんな不安が、計画地の住民の間に広がっている」、「シールド工法」の安全性を立証しない限り、致命的なダメージだ。 「JR東海」の必要論には無理がありそうだ。 金田 信一郎氏による「リニアを「絶対必要」と信じるJR東海のヤバさ 人口減少下で東海道新幹線と併存させる不思議」 東洋経済オンライン 「そんな恐ろしい病気(間質性肺炎)にかかって余命5年を宣告された時期が、まさに財投申請の半年ほど前の出来事なのである。自らの余命を知らされた葛西は、焦り始めていたのではないだろうか」、「リニア計画の前倒しとともに大阪の政策は、行き詰まりを見せ始めたアベノミクスの起爆剤とも位置付けられた。 財投受け入れは、支援してきた首相を助ける有効な一手――。限られた命を告げられた葛西敬之には、そう映ったのではないだろうか」、大いにありそうな話だ。 「初代JR東海社長の須田寛にも尋ねたことがある。須田は苦笑いしながら、現在の3兆円の財投投入について評価した。 「無利子ではありませんが、昔の8%と比べたら平均0・8%なんてないようなものです。JRはコロナで大減収になっていますけど、財投を活用した借入金を使用して工事を進めることができるので、工事を止めずに済んだ。そういう意味でも非常に意味があったのです」、 「3兆円の捻出方法を説明するため、財務省の官房長だった岡本が葛西のいる品川のJR東海東京本社を何度も訪ねた」、信じられないような徹底サービスだ。「「税制の優遇措置をするにも、税法の改正案を国会へ提出しなければなりません」 岡本は葛西にそう説明した。財投以外の2案はどちらも国会審議を経なければならないため、注目を浴びて批判の矛先がJR東海に向かいかねない。残るは財投しかない。官邸関係者は財投決定までの内幕を明かした」、なるほど。 「稲田さん(政調会長)には葛西さんとのパイプがなく、経産官僚があいだをつないだと聞いています」、直接の「パイプ」がない場合には、「経産官僚があいだをつないだ」、ということもあるようだ。 『国商 最後のフィクサー葛西敬之』 森 功氏による「安倍晋三が余命5年だった「JR東海のフィクサー」の“最後の野望”に3兆円を注ぎ込む…政権内部で暗躍した政治家の名前」 「リニア新幹線に対する財投投入は、その岡本が官房長のときに決まる」、長年の財務省官僚との付き合いが結実したようだ。 (その7)(「JR東海のフィクサー」が安倍晋三と密談して「3兆円」を引っ張るまで すべてはリニアのために、安倍晋三が余命5年だった「JR東海のフィクサー」の“最後の野望”に3兆円を注ぎ込む…政権内部で暗躍した政治家の名前、リニアを「絶対必要」と信じるJR東海のヤバさ 人口減少下で東海道新幹線と併存させる不思議) リニア新幹線 「霞が関の高級官僚たちと政策勉強会を兼ねた懇親会を開いてきた。なかでも葛西の大事にしてきた省庁が財務省であり、財務官僚には葛西を取り巻くブレーンが少なくない」、さすがだ。 「安倍と葛西によって「3兆円財投」が決まるまでの政権内部の動き」、とは興味深そうだ。 森 功氏による「「JR東海のフィクサー」が安倍晋三と密談して「3兆円」を引っ張るまで すべてはリニアのために」 現代ビジネス
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