災害(その14)(「成城、田園調布、自由が丘まで」高級住宅街が次々と壊滅…?最新理論が警告する東京「大地震で消滅する町」マップ、「世田谷、目黒、杉並区も危ない!」最新指標が警告する「東京の住みたい街ランキング上位」でも危険な街の名前、「史上最大の南海トラフ地震・宝永地震」と「富士山の宝永大噴火」の発生はわずか49日差だった…そして今観測され始めたヤバすぎる「富士山大噴火の予兆」、「明日来てもおかしくない大災厄」《南海トラフ地震と富士山大噴火のダブルパンチ》の被害規模がヤバすぎる…「想定死者数34万人 30 [社会]
災害については、本年3月27日に取上げた。今日は、(その14)(「成城、田園調布、自由が丘まで」高級住宅街が次々と壊滅…?最新理論が警告する東京「大地震で消滅する町」マップ、「世田谷、目黒、杉並区も危ない!」最新指標が警告する「東京の住みたい街ランキング上位」でも危険な街の名前、「史上最大の南海トラフ地震・宝永地震」と「富士山の宝永大噴火」の発生はわずか49日差だった…そして今観測され始めたヤバすぎる「富士山大噴火の予兆」、「明日来てもおかしくない大災厄」《南海トラフ地震と富士山大噴火のダブルパンチ》の被害規模がヤバすぎる…「想定死者数34万人 30mの津波 長期大規模停電…」)である。
先ずは、5月6日付け現代ビジネス「「成城、田園調布、自由が丘まで」高級住宅街が次々と壊滅…?最新理論が警告する東京「大地震で消滅する町」マップ」を紹介しよう。
https://gendai.media/articles/-/109799?imp=0
・『「東京都を襲ひて一瞬の間に之を粉砕し尽したり」。100年前の未曽有の地震を、当時の新聞はこう報じた。来る天災に備え、少しでも生き残る確率を上げたい―東京に安心できる場所はあるのか。 ▽住んでいる町のリスクを知ろう(1923年9月1日11時58分、東京を壊滅的な状況に追い込んだ関東大震災から今年で100年の節目を迎える。そして今、我々は再び大地震の危機に頻している。「今後30年以内の発生確率が70%」といわれる首都直下地震だ。 '22年に東京都が10年ぶりに見直した被害想定によれば、起こりうる最大クラスの「都心南部直下地震」(M7.3)では、約20万棟の建物が全壊・全焼、約6100人が死亡すると試算されている。 もちろん、この数字はあくまで想定値にすぎない。東京での大地震という「国難」の前では、より多くの人命が失われる可能性もある。 まずは「自分の住んでいる町はどれだけ危険なのか?」を知ることが、準備となる。そこで今回、だいち災害リスク研究所の所長であり、地盤災害のプロフェッショナルである横山芳春氏に、地震の最新理論に基づき、東京の中で被害が大きくなる可能性が高い町を分析してもらった。 「よく参考にされるのが、都が公表している『地震に関する地域危険度測定調査』です。これは、大地震が発生した際のリスクに関して、5年に一度、行政上の区画である町丁目をすべて調べ上げ、危険度の順位付けをしたものです」』、『地震に関する地域危険度測定調査』は確かに見やすい。https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/bosai/chousa_6/home.htm
・『「山の手」も危ない 実際に'22年に公表された、最新の「地震に関する地域危険度測定調査」を調べてみた。危険度が高い上位5つの町丁目は以下の通りだ。 1位/荒川区荒川6丁目 2位/荒川区町屋4丁目 3位/足立区柳原2丁目 4位/足立区千住柳町 5位/墨田区京島2丁目 こうして見ると、荒川区、足立区、墨田区と、「下町」エリアが上位に来ていると分かる。危険とされている理由のひとつは、その軟弱な地盤だ。 「東京都は東西に長く、西ほど標高が高い地形となっています。詳しく見ると、西から関東山地、多摩丘陵、武蔵野台地、東京低地と分類できます。 山地は数百万年以上、丘陵地は100万年などと長い時間をかけて自然の地層の重みで締め固められているため、硬く揺れにくいことが多い。しかし、いわゆる下町は、東京湾が内陸に入り組んでいた頃の泥と砂の堆積物でできた低地に属します。地層の歴史は長くても5000年ほどと浅く、緩い地盤で揺れやすいわけです」 下町は危ない。これは紛れもない事実のようだ。では、武蔵野台地の東端にあたる「山の手」はどうだろうか。 「高台は地盤が強い」というのは定説であり、住宅を買う上での目安とする人も少なくないはずだ。だが、横山氏の解説では、そんな常識が覆る。 「確かに数万年以上前に作られた武蔵野台地は、概ね固い地盤です。しかし、ここ最近の研究で、台地の地盤の地下に、厚い泥の層からなる緩い地盤がある場所がいくつも見つかっています。こうした場所は低地と同等か、それ以上に揺れやすく、地震に弱いのです」』、「台地の地盤の地下に、厚い泥の層からなる緩い地盤がある場所がいくつも見つかっています。こうした場所は低地と同等か、それ以上に揺れやすく、地震に弱いのです」、そんな場所があるとは初めて知った。
・『高級住宅地が次々全滅 では、そんな「隠れ揺れスポット」ともいえる町を探すにはどうすればいいのか。横山氏が注目するのが「表層地盤増幅率」という数値だ。 「表層地盤増幅率の数値が大きい場所ほど、地盤は弱く、地震の揺れも大きくなります。例えば増幅率1.0の町と2.0の町とでは、揺れ幅の大きさは2倍になり、震度の階級も1~2級変わるのです。目安としては1.6~1.8程度で注意が必要となり、2.0以上になると特に揺れやすい危険な場所と考えたほうがいいでしょう」 各地の表層地盤増幅率は、国立研究開発法人防災科学技術研究所が運営するウェブサイト「地震ハザードステーション」内にあるJ-SHIS Map(https://www.j-shis.bosai.go.jp/map/)で確認できる。それをまとめたハザードマップが上の通りである。さっそく東京の町々を見ていこう。 先述の通り、都の調査で危険度が判明した下町エリアは総じて「地盤が弱い危険地域」と再確認できた。東京の「住みたい街ランキング」上位に名を連ねる北千住が2.66、赤羽が2.09と、いずれも2以上を示した。 「下町と同じく、2以上の増幅率が密集しているのが湾岸エリアです。2.31の豊洲など、埋め立て地は基本的に地盤が非常に弱い場所が多いと考えるべきです」 後編記事『「世田谷、目黒、杉並区も危ない…」最新指標《表層地盤増幅率》が警告する「東京の住みたい街ランキング上位」で危険な街はどこなのか』に続く』、「後編記事」を見てみよう。
次に、5月6日付け現代ビジネス「「世田谷、目黒、杉並区も危ない!」最新指標が警告する「東京の住みたい街ランキング上位」でも危険な街の名前」を紹介しよう。
https://gendai.media/articles/-/109802?imp=0
・『「東京都を襲ひて一瞬の間に之を粉砕し尽したり」。100年前の未曽有の地震を、当時の新聞はこう報じた。来る天災に備え、少しでも生き残る確率を上げたい―東京に安心できる場所はあるのか。 前編記事『「成城、田園調布、自由が丘まで…」高級住宅街が次々と壊滅…?【関東大震災から100年目の検証】最新理論が警告する東京「大地震で消滅する町」マップ』から続く』、興味深そうだ。
・『人気住宅地も危険 新興住宅地として栄える湾岸エリアに対して、昔から高級住宅地が集まっている世田谷区はどうか。同区は、武蔵野台地の南縁部に位置し、地理的には、ほぼ全域が高台にあるといえる。だが、実は多くの隠れ揺れスポットが眠るエリアだ。 「地盤の面で安心といわれてきた世田谷区の高級住宅街ですが、成城が1.80、田園調布が1.93と、表層地盤増幅率が高い町が潜んでいます。逆に、区の南側、多摩川に面した氾濫平野で知られる二子玉川は1.58ほど。砂利が運ばれる川沿いのほうが、かえって地盤が強い傾向にあることが分かっています」 「住みたい街ランキング」第1位に輝く、若者に人気の町、三軒茶屋も1.72と、注意が必要。また、区の中でも商店街が賑わいを見せるなど、比較的庶民的といわれている千歳烏山に至っては2.04となっている。 世田谷区と並び、落ち着きのある住宅地が多い目黒区の場合、代表的な中目黒は1.52と、比較的地盤が固くなっている。だが、そこから南西に進んでいくと、危険度は一気に跳ね上がる。 「要注意なのは、区内でも人気の高い自由が丘で、増幅率は1.95もあります。この付近は、台地が河川によって削られた谷底低地であり、特に自由が丘は古地図で調べると、『西谷畑』という名前の田んぼだったと分かります。つまり、地盤の下に多くの水を含んでおり、大変緩いのです」 目黒区は今でこそほとんどが暗渠化されているが、かつては谷あいにいくつもの川が流れており、多くの谷底低地が生まれた。閑静な住宅地である碑文谷、武蔵小山の増幅率が、2.37、2.23と、きわめて高いのがその証左だ。 同じ谷底低地では、中央線沿線の町々も危ない。三軒茶屋に次ぐ人気を誇る高円寺の1.78を始め、荻窪は2.01にも達する。 「武蔵野台地の中央部に位置する杉並区は、高円寺~荻窪間のエリアがちょうど北の妙正寺川、南の善福寺川に挟まれており、その分、谷底低地も散在しています。また、このエリアは、古い木造住宅が密集しています。地震による火災時に燃え広がる危険度が高い点から、より注意が必要です」』、「「地盤の面で安心といわれてきた世田谷区の高級住宅街ですが、成城が1.80、田園調布が1.93と、表層地盤増幅率が高い町が潜んでいます。逆に、区の南側、多摩川に面した氾濫平野で知られる二子玉川は1.58ほど。砂利が運ばれる川沿いのほうが、かえって地盤が強い傾向にあることが分かっています」、「目黒区の場合、代表的な中目黒は1.52と、比較的地盤が固くなっている。だが、そこから南西に進んでいくと、危険度は一気に跳ね上がる。 「要注意なのは、区内でも人気の高い自由が丘で、増幅率は1.95もあります。この付近は、台地が河川によって削られた谷底低地であり、特に自由が丘は古地図で調べると、『西谷畑』という名前の田んぼだったと分かります。つまり、地盤の下に多くの水を含んでおり、大変緩いのです」 目黒区は今でこそほとんどが暗渠化されているが、かつては谷あいにいくつもの川が流れており、多くの谷底低地が生まれた。閑静な住宅地である碑文谷、武蔵小山の増幅率が、2.37、2.23と、きわめて高いのがその証左だ」、かなり細かくみていく必要がありそうだ。
・『皇居周辺なら安全か? ここまで、大地震で消滅する危険性のある町々を見てきた。では逆に、首都直下クラスの地震が起きても安全といえる場所はあるだろうか。 「揺れやすさの観点では、最も安全なのは千代田区の中心部でしょうか。皇居は1.20、永田町の国会議事堂は1.16と、地盤の強さが見て取れます」 このエリアはかつて江戸城があった。江戸城は防衛上の理由から台地に建てられたのは当然のこと、当時すでに地盤固めの作業も施されていたという。そのため、江戸城付近とその西側にある町は今でも都内屈指の地震に強い傾向にある。 だが、例外がないわけではない。 「江戸城周りの町でも、揺れやすい場所はあります。関東大震災の震度を評価した研究では、皇居は震度5弱の揺れと判定されていますが、すぐ北に位置する竹橋は震度7と判定されています。現在も、増幅率は1.91で、近隣とは一線を画す大きさであり、やはり細かく見ていく必要があります」 かつて大名屋敷があった文京区小石川。その中でも春日駅付近のエリアはタワマン建設が進んでいるが、増幅率は1.93を示す危険な場所だ。ここは古くから台地より水が流れ込む、水はけの悪い場所で知られており、その溜まり水が地盤の弱さへとつながっている』、「最も安全なのは千代田区の中心部でしょうか。皇居は1.20、永田町の国会議事堂は1.16と、地盤の強さが見て取れます」、「関東大震災の震度を評価した研究では、皇居は震度5弱の揺れと判定されていますが、すぐ北に位置する竹橋は震度7と判定されています。現在も、増幅率は1.91で、近隣とは一線を画す大きさであり、やはり細かく見ていく必要があります」、なるほど。
・『家一軒ごとに地盤は異なる また、今年7月に虎ノ門ヒルズ ステーションタワーが竣工を控えるなど再開発が進む港区虎ノ門も2.06と高い。ここにはかつて江戸城の外堀と溜池があったことで知られる。 J-SHIS Mapを使えば、誰でも簡単に250m四方ごとの表層地盤増幅率を確認し、自分の住んでいる町が地震で揺れやすい地域かどうか分かる。その上で、横山氏は「さらに地震対策をするなら」と前置きして、こう語る。 「私は'16年の熊本地震などの被災地を実地調査してきましたが、わずか数軒隣り、道路一本隔てただけでも、家屋の被害状況が大きく違う様子を目にしてきました。家一軒ごとに地盤の状況は異なり、揺れやすさも変わることを知ってほしい。 今は表層地盤増幅率を宅地ごとに計測できる『微動探査』という調査技術が進歩し、民間でも調べてくれる会社があります。もし緩い地盤と判明したら、家の耐震性を強化するなどの対策をとりましょう」 自分の住まいが置かれている状況を今一度確認し、「その日」に備えたい』、「熊本地震などの被災地を実地調査してきましたが、わずか数軒隣り、道路一本隔てただけでも、家屋の被害状況が大きく違う様子を目にしてきました。家一軒ごとに地盤の状況は異なり、揺れやすさも変わることを知ってほしい」、「家一軒ごとに地盤の状況は異なり、揺れやすさも変わる」、きめ細かくみていく必要がありそうだ。
第三に、6月6日付け現代ビジネス「「史上最大の南海トラフ地震・宝永地震」と「富士山の宝永大噴火」の発生はわずか49日差だった…そして今観測され始めたヤバすぎる「富士山大噴火の予兆」」を紹介しよう。
https://gendai.media/articles/-/110961?imp=0
:長きにわたり眠りについていた山がついに目を覚ます。様々な事象で無理やり叩き起こされ、ストレスは最高潮。溜まりに溜まったエネルギーが噴出し、地上に降り注げば、人間などひとたまりもない』、「富士山大噴火」とは不気味だ。
・『巨大地震の前触れか 「また地震か……」 日本中の誰もがそう感じたに違いない。5月22日、伊豆諸島の新島・神津島近海でM5.3、最大震度5弱の地震が発生した。 5月に入り、震度5以上の地震が立て続けに発生しているのは周知の通りだ。GW終盤の5日に発生した石川県能登地方の地震を皮切りに、11日に千葉県南部、13日には鹿児島県のトカラ列島近海でも観測されている。 ここへきて不気味な活動を見せる日本列島―、危惧されるのは、今後30年以内に70~80%の確率で発生するとされる「南海トラフ地震」への影響だ。武蔵野学院大学特任教授で地震学者の島村英紀氏はこう語る。 「南海トラフ地震のような海溝型の巨大地震の前には、内陸直下型の地震が活発化する例が、過去いくつもあります。昭和の東南海地震('44年)、南海地震('46年)の前には、1000人以上の死者を出した鳥取地震('43年)がありました。今、頻発している内陸直下型地震が南海トラフ地震の『前兆』である可能性は十分にあります」 そうなると気がかりなのが、南海トラフ地震発生のXデー。専門家の間で警戒されているのが「2035年」だ。これは文部科学省の特別機関・地震調査研究推進本部も利用する「高知県室戸岬を使った時間予測」に基づいている。 室戸岬近くの室津港は南海トラフの巨大地震の前に沈降し、後に隆起するといった関係性があると見られている。これまでの発生サイクルは90~265年であり、前回の南海地震に最短の90年を当てはめると、2035年頃になる、というわけだ』、「「南海トラフ地震のような海溝型の巨大地震の前には、内陸直下型の地震が活発化する例が、過去いくつもあります・・・今、頻発している内陸直下型地震が南海トラフ地震の『前兆』である可能性は十分にあります」 そうなると気がかりなのが、南海トラフ地震発生のXデー。専門家の間で警戒されているのが「2035年」だ。これは文部科学省の特別機関・地震調査研究推進本部も利用する「高知県室戸岬を使った時間予測」に基づいている」、「2035年」とはもうじきだ。
・『南海トラフ地震で富士山噴火の可能性 しかし、島村氏はこの予測に疑問を呈す。 「予測の根拠とされた室津港ですが、実は江戸期に工事されており、地盤隆起のデータの信憑性が揺らいでいます。私は想定より早く、2020年代中に南海トラフ地震が起こるかもしれないと考えています」 南海トラフ地震のタイムリミットは迫る。だが、怖いのは地震だけだろうか。本当に恐ろしいのは、その先に待つ”大災厄”だ。島村氏が続ける。 「地震と連動して起きる富士山噴火を無視することはできません。富士山が最後に大噴火したのは、1707年のことです。この宝永大噴火の49日前に、南海トラフ史上最大の地震と呼ばれる宝永地震(推定M8.6)が起きています。次の南海トラフ地震で再び富士山噴火が誘発される可能性は非常に高い」 歴史は繰り返す。事実、富士山がいつ噴火してもおかしくないといえる「6つの前兆現象」が存在する。さっそく見ていこう』、「次の南海トラフ地震で再び富士山噴火が誘発される可能性は非常に高い」、大変だ。
・『今すぐ噴火しても不思議ではない 現時点で、富士山は約300年もの間、火山活動を休んでいる状態だ。しかし、油断はできない。というのも、富士山は歴史的に見て頻繁に噴火してきた活火山だからだ。 山梨県富士山科学研究所富士山火山防災研究センター長の吉本充宏氏が語る。 「特に大規模とされた『三大噴火』として、宝永噴火以外に延暦噴火(800~802年)と貞観噴火(864~866年)があります。間隔がわずか約60年しかないように、西暦1000年くらいまで富士山は頻繁に噴火する活火山だったのです」 富士山火山防災対策協議会の資料によれば、5600年前まで遡って富士山の地層を調査したところ、180層の堆積物が確認されたことから、平均して約30年に一度の頻度で噴火してきたという見解もある。歴史を鑑みれば、今すぐに噴火しても不思議ではない。 富士山の地下で不気味な動きが起こっている。火山活動が活発化すると多く発生することから、噴火の前触れといわれる「深部低周波地震」の急増だ。吉本氏が続ける。 「火山で起こる深部低周波地震とは、火山の非常に深い部分、マグマ溜まりの上部で起こる、人体では感知できないほどの小さな地震を指します。これは休眠中だったマグマの活動が始まった時に起きますが、富士山でも'00年秋頃から急増し、今も常時起こっている状態です」 気象庁による富士山の観測データを見ても明らかだ。'21年に88回だった深部低周波地震は、'22年に141回と、実に1.5倍以上になっている。 「週刊現代」2023年6月3・10日号より 後編記事『「明日来てもおかしくない大災厄」《南海トラフ地震と富士山大噴火のダブルパンチ》の被害規模がヤバすぎる…「想定死者数34万人、30mの津波、溶岩流、長期大規模停電…」』に続く』、「平均して約30年に一度の頻度で噴火してきたという見解もある。歴史を鑑みれば、今すぐに噴火しても不思議ではない。 富士山の地下で不気味な動きが起こっている。火山活動が活発化すると多く発生することから、噴火の前触れといわれる「深部低周波地震」の急増だ。吉本氏が続ける・・・富士山でも'00年秋頃から急増し、今も常時起こっている状態です」 気象庁による富士山の観測データを見ても明らかだ。'21年に88回だった深部低周波地震は、'22年に141回と、実に1.5倍以上になっている」、「今すぐに噴火しても不思議ではない」とは不気味だ。
第四に、6月6日付け現代ビジネス「「明日来てもおかしくない大災厄」《南海トラフ地震と富士山大噴火のダブルパンチ》の被害規模がヤバすぎる…「想定死者数34万人、30mの津波、長期大規模停電…」」を紹介しよう。
https://gendai.media/articles/-/110962?imp=0
・『長きにわたり眠りについていた山がついに目を覚ます。様々な事象で無理やり叩き起こされ、ストレスは最高潮。溜まりに溜まったエネルギーが噴出し、地上に降り注げば、人間などひとたまりもない。 前編記事『「史上最大の南海トラフ地震・宝永地震」と「富士山の宝永大噴火」の発生はわずか49日差だった…そして今観測され始めたヤバすぎる「富士山大噴火の予兆」』より続く』、興味深そうだ。
・『地下はマグマでパンパン マグマの動きが活発になれば、やがて地表にも影響が現れる。前出の島村氏は富士山近辺で地殻変動が起きていると指摘する。 「異常が起き始めたのは数年前からです。河口湖の水が減少したり、静岡県富士宮市で地下水が溢れてきたりといった報告が出ています。2年前には富士山の登山道の一つである滝沢林道に割れ目が走る現象も起きています」 すでに地下はマグマでパンパンの状態。そこに追い打ちをかけるように地震のエネルギーによる圧力がかかれば、いよいよ噴火は秒読みとなる。 実は'11年に一度、「富士山噴火は回避できない」といわれるほどの危険水域に至ったことがある。東日本大震災の4日後、静岡県東部でM6.4の大地震が起きた時だ。富士宮市では震度6強が観測されたが、この時、富士山直下の断層が約1mも上下に動いたことが観測された。 「断層が大きく動いたことで、富士山のマグマ溜まりの天井部分が割れたと見られています。そのためマグマがこの割れ目から噴出すると予想されました。奇跡的に噴火こそ免れましたが、10年以上経った今も、東日本大震災による圧力がかかっている状況には変わりありません」(島村氏)』、「すでに地下はマグマでパンパンの状態。そこに追い打ちをかけるように地震のエネルギーによる圧力がかかれば、いよいよ噴火は秒読みとなる」、「東日本大震災の4日後、静岡県東部でM6.4の大地震が起きた時だ。富士宮市では震度6強が観測されたが、この時、富士山直下の断層が約1mも上下に動いたことが観測された。 「断層が大きく動いたことで、富士山のマグマ溜まりの天井部分が割れたと見られています。そのためマグマがこの割れ目から噴出すると予想されました。奇跡的に噴火こそ免れましたが、10年以上経った今も、東日本大震災による圧力がかかっている状況には変わりありません」、微妙なバランス下にあるようだ。
・『連動する2つの地震 そして今年5月に入り、前述した群発地震は、南海トラフだけでなく、富士山にも影響を及ぼしている。それが新島・神津島の地震との連動だ。 富士山と新島・神津島は、海を隔てて直線距離にして約100kmしか離れていない。両者は共に「富士火山帯」に属しているのだ。 「富士火山帯は伊豆諸島から箱根、そして富士山にまで及びます。同じ火山帯の線上にある場所は連動して、火山性地震や噴火を引き起こしやすい。当然、富士山噴火との関連も疑われます」(島村氏) 富士山との連動が予期される直近の「異変」は日本だけにとどまらない。5月19日に起きた、南太平洋にあるニューカレドニアのローヤリティー諸島付近での巨大地震(M7.7)がそうだ。 なぜ連動するのか。それは震源であるローヤリティー諸島は、日本列島も属する「環太平洋造山帯」に含まれているからだ。この環太平洋造山帯、その名の通り、太平洋を囲むように形成されているが、その特徴に造山帯内で大地震と大規模な火山噴火が連動して起きるというものがある。そのため、造山帯は別名「炎の輪」とも呼ばれている。 '16年の熊本地震が良い例だ。本震が発生した同年4月16日、エクアドルでもM7・8の大地震が発生した。すると翌日、同じ環太平洋造山帯上にあるアメリカ・クリーブランド山、メキシコ・コリマ山、チリ・ビジャリカ山が3つ同時に噴火したのだ。 ローヤリティー諸島の地震が引き金になって富士山に”着火”する。その可能性も否定できない』、「富士山との連動が予期される直近の「異変」は日本だけにとどまらない。5月19日に起きた、南太平洋にあるニューカレドニアのローヤリティー諸島付近での巨大地震(M7.7)がそうだ。 なぜ連動するのか。それは震源であるローヤリティー諸島は、日本列島も属する「環太平洋造山帯」に含まれているからだ」、「ローヤリティー諸島の地震が引き金になって富士山に”着火”する。その可能性も否定できない」、そんなに遠くの火山が連動しているとは、初めて知った。
・『富士山噴火が及ぼす甚大な影響 では、南海トラフ地震などと連動する形で富士山が噴火するという最悪なケースが起きた場合、どれほどの被害に見舞われるのか。それを示したのが左頁の図だ。 プレート境界を震源にM9級の超巨大地震が発生。愛知県名古屋市、静岡県浜松市、四国全域など153市町村を震度7の揺れが襲う。その後、30m超の大津波が九州から関東の沿岸部に到達する。この間、最短で3分だ。さらに本震の1~2ヵ月以内に、宝永噴火の時と同じように、富士山が噴火する。まず危険なのは溶岩流だ。前出の吉本氏が解説する。 「火口のできる場所によっては、富士山麓の市街地に2時間で到達します。規模が大きくなると神奈川県にまで届く場合もあります。主要交通網にも届き、寸断を余儀なくされるでしょう」 周辺自治体だけでなく、遠く離れた首都圏にも影響が及ぶ。火山灰だ。吉本氏が続ける。 噴火の規模や風向きによって首都圏で数cmから10cmもの火山灰が積もる恐れがあります。何より心配なのが交通網への影響です。灰が道路に積もると車両の走行が困難になります。また、湿った灰が碍子(送電するのに必要な器具)に付着すると、絶縁破壊が起こり、大規模な停電を引き起こすことも考えられます」 停電によって、あらゆるコンピュータが機能不全に陥れば、首都機能は麻痺。加えて舞い上がる火山灰が原因で気管支喘息や角膜剥離を引き起こす人も続出する。 政府の試算に基づけば、南海トラフ地震、富士山噴火による想定死者数の合算値は約34万人。その1人にならないためにも、と吉本氏はこう警告する。 「300年間噴火していない富士山ですが、実はその理由すら研究者の間でも分かっていません。それほど未知の火山であることを今一度、理解してもらいたいです」 明日、噴火してもおかしくない。それくらいの心構えが求められている』、「南海トラフ地震などと連動する形で富士山が噴火するという最悪なケースが起きた場合、どれほどの被害に見舞われるのか・・・プレート境界を震源にM9級の超巨大地震が発生。愛知県名古屋市、静岡県浜松市、四国全域など153市町村を震度7の揺れが襲う。その後、30m超の大津波が九州から関東の沿岸部に到達する。この間、最短で3分だ。さらに本震の1~2ヵ月以内に、宝永噴火の時と同じように、富士山が噴火する。まず危険なのは溶岩流だ・・・「火口のできる場所によっては、富士山麓の市街地に2時間で到達します。規模が大きくなると神奈川県にまで届く場合もあります。主要交通網にも届き、寸断を余儀なくされるでしょう」 周辺自治体だけでなく、遠く離れた首都圏にも影響が及ぶ。火山灰だ。吉本氏が続ける。 噴火の規模や風向きによって首都圏で数cmから10cmもの火山灰が積もる恐れがあります」、「湿った灰が碍子・・・に付着すると、絶縁破壊が起こり、大規模な停電を引き起こすことも考えられます」 停電によって、あらゆるコンピュータが機能不全に陥れば、首都機能は麻痺。加えて舞い上がる火山灰が原因で気管支喘息や角膜剥離を引き起こす人も続出する。 政府の試算に基づけば、南海トラフ地震、富士山噴火による想定死者数の合算値は約34万人」、「「300年間噴火していない富士山ですが、実はその理由すら研究者の間でも分かっていません。それほど未知の火山であることを今一度、理解してもらいたいです」、さらに私が最も懸念するのは、原発が火山灰で運転できなくなり、冷却不能に追い込まれ、福島原発と同様の事故を起こすことだ。原発を抱える中での、大地震、大噴火の影響は、被害をさらに深刻にさせる懸念が強い。
先ずは、5月6日付け現代ビジネス「「成城、田園調布、自由が丘まで」高級住宅街が次々と壊滅…?最新理論が警告する東京「大地震で消滅する町」マップ」を紹介しよう。
https://gendai.media/articles/-/109799?imp=0
・『「東京都を襲ひて一瞬の間に之を粉砕し尽したり」。100年前の未曽有の地震を、当時の新聞はこう報じた。来る天災に備え、少しでも生き残る確率を上げたい―東京に安心できる場所はあるのか。 ▽住んでいる町のリスクを知ろう(1923年9月1日11時58分、東京を壊滅的な状況に追い込んだ関東大震災から今年で100年の節目を迎える。そして今、我々は再び大地震の危機に頻している。「今後30年以内の発生確率が70%」といわれる首都直下地震だ。 '22年に東京都が10年ぶりに見直した被害想定によれば、起こりうる最大クラスの「都心南部直下地震」(M7.3)では、約20万棟の建物が全壊・全焼、約6100人が死亡すると試算されている。 もちろん、この数字はあくまで想定値にすぎない。東京での大地震という「国難」の前では、より多くの人命が失われる可能性もある。 まずは「自分の住んでいる町はどれだけ危険なのか?」を知ることが、準備となる。そこで今回、だいち災害リスク研究所の所長であり、地盤災害のプロフェッショナルである横山芳春氏に、地震の最新理論に基づき、東京の中で被害が大きくなる可能性が高い町を分析してもらった。 「よく参考にされるのが、都が公表している『地震に関する地域危険度測定調査』です。これは、大地震が発生した際のリスクに関して、5年に一度、行政上の区画である町丁目をすべて調べ上げ、危険度の順位付けをしたものです」』、『地震に関する地域危険度測定調査』は確かに見やすい。https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/bosai/chousa_6/home.htm
・『「山の手」も危ない 実際に'22年に公表された、最新の「地震に関する地域危険度測定調査」を調べてみた。危険度が高い上位5つの町丁目は以下の通りだ。 1位/荒川区荒川6丁目 2位/荒川区町屋4丁目 3位/足立区柳原2丁目 4位/足立区千住柳町 5位/墨田区京島2丁目 こうして見ると、荒川区、足立区、墨田区と、「下町」エリアが上位に来ていると分かる。危険とされている理由のひとつは、その軟弱な地盤だ。 「東京都は東西に長く、西ほど標高が高い地形となっています。詳しく見ると、西から関東山地、多摩丘陵、武蔵野台地、東京低地と分類できます。 山地は数百万年以上、丘陵地は100万年などと長い時間をかけて自然の地層の重みで締め固められているため、硬く揺れにくいことが多い。しかし、いわゆる下町は、東京湾が内陸に入り組んでいた頃の泥と砂の堆積物でできた低地に属します。地層の歴史は長くても5000年ほどと浅く、緩い地盤で揺れやすいわけです」 下町は危ない。これは紛れもない事実のようだ。では、武蔵野台地の東端にあたる「山の手」はどうだろうか。 「高台は地盤が強い」というのは定説であり、住宅を買う上での目安とする人も少なくないはずだ。だが、横山氏の解説では、そんな常識が覆る。 「確かに数万年以上前に作られた武蔵野台地は、概ね固い地盤です。しかし、ここ最近の研究で、台地の地盤の地下に、厚い泥の層からなる緩い地盤がある場所がいくつも見つかっています。こうした場所は低地と同等か、それ以上に揺れやすく、地震に弱いのです」』、「台地の地盤の地下に、厚い泥の層からなる緩い地盤がある場所がいくつも見つかっています。こうした場所は低地と同等か、それ以上に揺れやすく、地震に弱いのです」、そんな場所があるとは初めて知った。
・『高級住宅地が次々全滅 では、そんな「隠れ揺れスポット」ともいえる町を探すにはどうすればいいのか。横山氏が注目するのが「表層地盤増幅率」という数値だ。 「表層地盤増幅率の数値が大きい場所ほど、地盤は弱く、地震の揺れも大きくなります。例えば増幅率1.0の町と2.0の町とでは、揺れ幅の大きさは2倍になり、震度の階級も1~2級変わるのです。目安としては1.6~1.8程度で注意が必要となり、2.0以上になると特に揺れやすい危険な場所と考えたほうがいいでしょう」 各地の表層地盤増幅率は、国立研究開発法人防災科学技術研究所が運営するウェブサイト「地震ハザードステーション」内にあるJ-SHIS Map(https://www.j-shis.bosai.go.jp/map/)で確認できる。それをまとめたハザードマップが上の通りである。さっそく東京の町々を見ていこう。 先述の通り、都の調査で危険度が判明した下町エリアは総じて「地盤が弱い危険地域」と再確認できた。東京の「住みたい街ランキング」上位に名を連ねる北千住が2.66、赤羽が2.09と、いずれも2以上を示した。 「下町と同じく、2以上の増幅率が密集しているのが湾岸エリアです。2.31の豊洲など、埋め立て地は基本的に地盤が非常に弱い場所が多いと考えるべきです」 後編記事『「世田谷、目黒、杉並区も危ない…」最新指標《表層地盤増幅率》が警告する「東京の住みたい街ランキング上位」で危険な街はどこなのか』に続く』、「後編記事」を見てみよう。
次に、5月6日付け現代ビジネス「「世田谷、目黒、杉並区も危ない!」最新指標が警告する「東京の住みたい街ランキング上位」でも危険な街の名前」を紹介しよう。
https://gendai.media/articles/-/109802?imp=0
・『「東京都を襲ひて一瞬の間に之を粉砕し尽したり」。100年前の未曽有の地震を、当時の新聞はこう報じた。来る天災に備え、少しでも生き残る確率を上げたい―東京に安心できる場所はあるのか。 前編記事『「成城、田園調布、自由が丘まで…」高級住宅街が次々と壊滅…?【関東大震災から100年目の検証】最新理論が警告する東京「大地震で消滅する町」マップ』から続く』、興味深そうだ。
・『人気住宅地も危険 新興住宅地として栄える湾岸エリアに対して、昔から高級住宅地が集まっている世田谷区はどうか。同区は、武蔵野台地の南縁部に位置し、地理的には、ほぼ全域が高台にあるといえる。だが、実は多くの隠れ揺れスポットが眠るエリアだ。 「地盤の面で安心といわれてきた世田谷区の高級住宅街ですが、成城が1.80、田園調布が1.93と、表層地盤増幅率が高い町が潜んでいます。逆に、区の南側、多摩川に面した氾濫平野で知られる二子玉川は1.58ほど。砂利が運ばれる川沿いのほうが、かえって地盤が強い傾向にあることが分かっています」 「住みたい街ランキング」第1位に輝く、若者に人気の町、三軒茶屋も1.72と、注意が必要。また、区の中でも商店街が賑わいを見せるなど、比較的庶民的といわれている千歳烏山に至っては2.04となっている。 世田谷区と並び、落ち着きのある住宅地が多い目黒区の場合、代表的な中目黒は1.52と、比較的地盤が固くなっている。だが、そこから南西に進んでいくと、危険度は一気に跳ね上がる。 「要注意なのは、区内でも人気の高い自由が丘で、増幅率は1.95もあります。この付近は、台地が河川によって削られた谷底低地であり、特に自由が丘は古地図で調べると、『西谷畑』という名前の田んぼだったと分かります。つまり、地盤の下に多くの水を含んでおり、大変緩いのです」 目黒区は今でこそほとんどが暗渠化されているが、かつては谷あいにいくつもの川が流れており、多くの谷底低地が生まれた。閑静な住宅地である碑文谷、武蔵小山の増幅率が、2.37、2.23と、きわめて高いのがその証左だ。 同じ谷底低地では、中央線沿線の町々も危ない。三軒茶屋に次ぐ人気を誇る高円寺の1.78を始め、荻窪は2.01にも達する。 「武蔵野台地の中央部に位置する杉並区は、高円寺~荻窪間のエリアがちょうど北の妙正寺川、南の善福寺川に挟まれており、その分、谷底低地も散在しています。また、このエリアは、古い木造住宅が密集しています。地震による火災時に燃え広がる危険度が高い点から、より注意が必要です」』、「「地盤の面で安心といわれてきた世田谷区の高級住宅街ですが、成城が1.80、田園調布が1.93と、表層地盤増幅率が高い町が潜んでいます。逆に、区の南側、多摩川に面した氾濫平野で知られる二子玉川は1.58ほど。砂利が運ばれる川沿いのほうが、かえって地盤が強い傾向にあることが分かっています」、「目黒区の場合、代表的な中目黒は1.52と、比較的地盤が固くなっている。だが、そこから南西に進んでいくと、危険度は一気に跳ね上がる。 「要注意なのは、区内でも人気の高い自由が丘で、増幅率は1.95もあります。この付近は、台地が河川によって削られた谷底低地であり、特に自由が丘は古地図で調べると、『西谷畑』という名前の田んぼだったと分かります。つまり、地盤の下に多くの水を含んでおり、大変緩いのです」 目黒区は今でこそほとんどが暗渠化されているが、かつては谷あいにいくつもの川が流れており、多くの谷底低地が生まれた。閑静な住宅地である碑文谷、武蔵小山の増幅率が、2.37、2.23と、きわめて高いのがその証左だ」、かなり細かくみていく必要がありそうだ。
・『皇居周辺なら安全か? ここまで、大地震で消滅する危険性のある町々を見てきた。では逆に、首都直下クラスの地震が起きても安全といえる場所はあるだろうか。 「揺れやすさの観点では、最も安全なのは千代田区の中心部でしょうか。皇居は1.20、永田町の国会議事堂は1.16と、地盤の強さが見て取れます」 このエリアはかつて江戸城があった。江戸城は防衛上の理由から台地に建てられたのは当然のこと、当時すでに地盤固めの作業も施されていたという。そのため、江戸城付近とその西側にある町は今でも都内屈指の地震に強い傾向にある。 だが、例外がないわけではない。 「江戸城周りの町でも、揺れやすい場所はあります。関東大震災の震度を評価した研究では、皇居は震度5弱の揺れと判定されていますが、すぐ北に位置する竹橋は震度7と判定されています。現在も、増幅率は1.91で、近隣とは一線を画す大きさであり、やはり細かく見ていく必要があります」 かつて大名屋敷があった文京区小石川。その中でも春日駅付近のエリアはタワマン建設が進んでいるが、増幅率は1.93を示す危険な場所だ。ここは古くから台地より水が流れ込む、水はけの悪い場所で知られており、その溜まり水が地盤の弱さへとつながっている』、「最も安全なのは千代田区の中心部でしょうか。皇居は1.20、永田町の国会議事堂は1.16と、地盤の強さが見て取れます」、「関東大震災の震度を評価した研究では、皇居は震度5弱の揺れと判定されていますが、すぐ北に位置する竹橋は震度7と判定されています。現在も、増幅率は1.91で、近隣とは一線を画す大きさであり、やはり細かく見ていく必要があります」、なるほど。
・『家一軒ごとに地盤は異なる また、今年7月に虎ノ門ヒルズ ステーションタワーが竣工を控えるなど再開発が進む港区虎ノ門も2.06と高い。ここにはかつて江戸城の外堀と溜池があったことで知られる。 J-SHIS Mapを使えば、誰でも簡単に250m四方ごとの表層地盤増幅率を確認し、自分の住んでいる町が地震で揺れやすい地域かどうか分かる。その上で、横山氏は「さらに地震対策をするなら」と前置きして、こう語る。 「私は'16年の熊本地震などの被災地を実地調査してきましたが、わずか数軒隣り、道路一本隔てただけでも、家屋の被害状況が大きく違う様子を目にしてきました。家一軒ごとに地盤の状況は異なり、揺れやすさも変わることを知ってほしい。 今は表層地盤増幅率を宅地ごとに計測できる『微動探査』という調査技術が進歩し、民間でも調べてくれる会社があります。もし緩い地盤と判明したら、家の耐震性を強化するなどの対策をとりましょう」 自分の住まいが置かれている状況を今一度確認し、「その日」に備えたい』、「熊本地震などの被災地を実地調査してきましたが、わずか数軒隣り、道路一本隔てただけでも、家屋の被害状況が大きく違う様子を目にしてきました。家一軒ごとに地盤の状況は異なり、揺れやすさも変わることを知ってほしい」、「家一軒ごとに地盤の状況は異なり、揺れやすさも変わる」、きめ細かくみていく必要がありそうだ。
第三に、6月6日付け現代ビジネス「「史上最大の南海トラフ地震・宝永地震」と「富士山の宝永大噴火」の発生はわずか49日差だった…そして今観測され始めたヤバすぎる「富士山大噴火の予兆」」を紹介しよう。
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:長きにわたり眠りについていた山がついに目を覚ます。様々な事象で無理やり叩き起こされ、ストレスは最高潮。溜まりに溜まったエネルギーが噴出し、地上に降り注げば、人間などひとたまりもない』、「富士山大噴火」とは不気味だ。
・『巨大地震の前触れか 「また地震か……」 日本中の誰もがそう感じたに違いない。5月22日、伊豆諸島の新島・神津島近海でM5.3、最大震度5弱の地震が発生した。 5月に入り、震度5以上の地震が立て続けに発生しているのは周知の通りだ。GW終盤の5日に発生した石川県能登地方の地震を皮切りに、11日に千葉県南部、13日には鹿児島県のトカラ列島近海でも観測されている。 ここへきて不気味な活動を見せる日本列島―、危惧されるのは、今後30年以内に70~80%の確率で発生するとされる「南海トラフ地震」への影響だ。武蔵野学院大学特任教授で地震学者の島村英紀氏はこう語る。 「南海トラフ地震のような海溝型の巨大地震の前には、内陸直下型の地震が活発化する例が、過去いくつもあります。昭和の東南海地震('44年)、南海地震('46年)の前には、1000人以上の死者を出した鳥取地震('43年)がありました。今、頻発している内陸直下型地震が南海トラフ地震の『前兆』である可能性は十分にあります」 そうなると気がかりなのが、南海トラフ地震発生のXデー。専門家の間で警戒されているのが「2035年」だ。これは文部科学省の特別機関・地震調査研究推進本部も利用する「高知県室戸岬を使った時間予測」に基づいている。 室戸岬近くの室津港は南海トラフの巨大地震の前に沈降し、後に隆起するといった関係性があると見られている。これまでの発生サイクルは90~265年であり、前回の南海地震に最短の90年を当てはめると、2035年頃になる、というわけだ』、「「南海トラフ地震のような海溝型の巨大地震の前には、内陸直下型の地震が活発化する例が、過去いくつもあります・・・今、頻発している内陸直下型地震が南海トラフ地震の『前兆』である可能性は十分にあります」 そうなると気がかりなのが、南海トラフ地震発生のXデー。専門家の間で警戒されているのが「2035年」だ。これは文部科学省の特別機関・地震調査研究推進本部も利用する「高知県室戸岬を使った時間予測」に基づいている」、「2035年」とはもうじきだ。
・『南海トラフ地震で富士山噴火の可能性 しかし、島村氏はこの予測に疑問を呈す。 「予測の根拠とされた室津港ですが、実は江戸期に工事されており、地盤隆起のデータの信憑性が揺らいでいます。私は想定より早く、2020年代中に南海トラフ地震が起こるかもしれないと考えています」 南海トラフ地震のタイムリミットは迫る。だが、怖いのは地震だけだろうか。本当に恐ろしいのは、その先に待つ”大災厄”だ。島村氏が続ける。 「地震と連動して起きる富士山噴火を無視することはできません。富士山が最後に大噴火したのは、1707年のことです。この宝永大噴火の49日前に、南海トラフ史上最大の地震と呼ばれる宝永地震(推定M8.6)が起きています。次の南海トラフ地震で再び富士山噴火が誘発される可能性は非常に高い」 歴史は繰り返す。事実、富士山がいつ噴火してもおかしくないといえる「6つの前兆現象」が存在する。さっそく見ていこう』、「次の南海トラフ地震で再び富士山噴火が誘発される可能性は非常に高い」、大変だ。
・『今すぐ噴火しても不思議ではない 現時点で、富士山は約300年もの間、火山活動を休んでいる状態だ。しかし、油断はできない。というのも、富士山は歴史的に見て頻繁に噴火してきた活火山だからだ。 山梨県富士山科学研究所富士山火山防災研究センター長の吉本充宏氏が語る。 「特に大規模とされた『三大噴火』として、宝永噴火以外に延暦噴火(800~802年)と貞観噴火(864~866年)があります。間隔がわずか約60年しかないように、西暦1000年くらいまで富士山は頻繁に噴火する活火山だったのです」 富士山火山防災対策協議会の資料によれば、5600年前まで遡って富士山の地層を調査したところ、180層の堆積物が確認されたことから、平均して約30年に一度の頻度で噴火してきたという見解もある。歴史を鑑みれば、今すぐに噴火しても不思議ではない。 富士山の地下で不気味な動きが起こっている。火山活動が活発化すると多く発生することから、噴火の前触れといわれる「深部低周波地震」の急増だ。吉本氏が続ける。 「火山で起こる深部低周波地震とは、火山の非常に深い部分、マグマ溜まりの上部で起こる、人体では感知できないほどの小さな地震を指します。これは休眠中だったマグマの活動が始まった時に起きますが、富士山でも'00年秋頃から急増し、今も常時起こっている状態です」 気象庁による富士山の観測データを見ても明らかだ。'21年に88回だった深部低周波地震は、'22年に141回と、実に1.5倍以上になっている。 「週刊現代」2023年6月3・10日号より 後編記事『「明日来てもおかしくない大災厄」《南海トラフ地震と富士山大噴火のダブルパンチ》の被害規模がヤバすぎる…「想定死者数34万人、30mの津波、溶岩流、長期大規模停電…」』に続く』、「平均して約30年に一度の頻度で噴火してきたという見解もある。歴史を鑑みれば、今すぐに噴火しても不思議ではない。 富士山の地下で不気味な動きが起こっている。火山活動が活発化すると多く発生することから、噴火の前触れといわれる「深部低周波地震」の急増だ。吉本氏が続ける・・・富士山でも'00年秋頃から急増し、今も常時起こっている状態です」 気象庁による富士山の観測データを見ても明らかだ。'21年に88回だった深部低周波地震は、'22年に141回と、実に1.5倍以上になっている」、「今すぐに噴火しても不思議ではない」とは不気味だ。
第四に、6月6日付け現代ビジネス「「明日来てもおかしくない大災厄」《南海トラフ地震と富士山大噴火のダブルパンチ》の被害規模がヤバすぎる…「想定死者数34万人、30mの津波、長期大規模停電…」」を紹介しよう。
https://gendai.media/articles/-/110962?imp=0
・『長きにわたり眠りについていた山がついに目を覚ます。様々な事象で無理やり叩き起こされ、ストレスは最高潮。溜まりに溜まったエネルギーが噴出し、地上に降り注げば、人間などひとたまりもない。 前編記事『「史上最大の南海トラフ地震・宝永地震」と「富士山の宝永大噴火」の発生はわずか49日差だった…そして今観測され始めたヤバすぎる「富士山大噴火の予兆」』より続く』、興味深そうだ。
・『地下はマグマでパンパン マグマの動きが活発になれば、やがて地表にも影響が現れる。前出の島村氏は富士山近辺で地殻変動が起きていると指摘する。 「異常が起き始めたのは数年前からです。河口湖の水が減少したり、静岡県富士宮市で地下水が溢れてきたりといった報告が出ています。2年前には富士山の登山道の一つである滝沢林道に割れ目が走る現象も起きています」 すでに地下はマグマでパンパンの状態。そこに追い打ちをかけるように地震のエネルギーによる圧力がかかれば、いよいよ噴火は秒読みとなる。 実は'11年に一度、「富士山噴火は回避できない」といわれるほどの危険水域に至ったことがある。東日本大震災の4日後、静岡県東部でM6.4の大地震が起きた時だ。富士宮市では震度6強が観測されたが、この時、富士山直下の断層が約1mも上下に動いたことが観測された。 「断層が大きく動いたことで、富士山のマグマ溜まりの天井部分が割れたと見られています。そのためマグマがこの割れ目から噴出すると予想されました。奇跡的に噴火こそ免れましたが、10年以上経った今も、東日本大震災による圧力がかかっている状況には変わりありません」(島村氏)』、「すでに地下はマグマでパンパンの状態。そこに追い打ちをかけるように地震のエネルギーによる圧力がかかれば、いよいよ噴火は秒読みとなる」、「東日本大震災の4日後、静岡県東部でM6.4の大地震が起きた時だ。富士宮市では震度6強が観測されたが、この時、富士山直下の断層が約1mも上下に動いたことが観測された。 「断層が大きく動いたことで、富士山のマグマ溜まりの天井部分が割れたと見られています。そのためマグマがこの割れ目から噴出すると予想されました。奇跡的に噴火こそ免れましたが、10年以上経った今も、東日本大震災による圧力がかかっている状況には変わりありません」、微妙なバランス下にあるようだ。
・『連動する2つの地震 そして今年5月に入り、前述した群発地震は、南海トラフだけでなく、富士山にも影響を及ぼしている。それが新島・神津島の地震との連動だ。 富士山と新島・神津島は、海を隔てて直線距離にして約100kmしか離れていない。両者は共に「富士火山帯」に属しているのだ。 「富士火山帯は伊豆諸島から箱根、そして富士山にまで及びます。同じ火山帯の線上にある場所は連動して、火山性地震や噴火を引き起こしやすい。当然、富士山噴火との関連も疑われます」(島村氏) 富士山との連動が予期される直近の「異変」は日本だけにとどまらない。5月19日に起きた、南太平洋にあるニューカレドニアのローヤリティー諸島付近での巨大地震(M7.7)がそうだ。 なぜ連動するのか。それは震源であるローヤリティー諸島は、日本列島も属する「環太平洋造山帯」に含まれているからだ。この環太平洋造山帯、その名の通り、太平洋を囲むように形成されているが、その特徴に造山帯内で大地震と大規模な火山噴火が連動して起きるというものがある。そのため、造山帯は別名「炎の輪」とも呼ばれている。 '16年の熊本地震が良い例だ。本震が発生した同年4月16日、エクアドルでもM7・8の大地震が発生した。すると翌日、同じ環太平洋造山帯上にあるアメリカ・クリーブランド山、メキシコ・コリマ山、チリ・ビジャリカ山が3つ同時に噴火したのだ。 ローヤリティー諸島の地震が引き金になって富士山に”着火”する。その可能性も否定できない』、「富士山との連動が予期される直近の「異変」は日本だけにとどまらない。5月19日に起きた、南太平洋にあるニューカレドニアのローヤリティー諸島付近での巨大地震(M7.7)がそうだ。 なぜ連動するのか。それは震源であるローヤリティー諸島は、日本列島も属する「環太平洋造山帯」に含まれているからだ」、「ローヤリティー諸島の地震が引き金になって富士山に”着火”する。その可能性も否定できない」、そんなに遠くの火山が連動しているとは、初めて知った。
・『富士山噴火が及ぼす甚大な影響 では、南海トラフ地震などと連動する形で富士山が噴火するという最悪なケースが起きた場合、どれほどの被害に見舞われるのか。それを示したのが左頁の図だ。 プレート境界を震源にM9級の超巨大地震が発生。愛知県名古屋市、静岡県浜松市、四国全域など153市町村を震度7の揺れが襲う。その後、30m超の大津波が九州から関東の沿岸部に到達する。この間、最短で3分だ。さらに本震の1~2ヵ月以内に、宝永噴火の時と同じように、富士山が噴火する。まず危険なのは溶岩流だ。前出の吉本氏が解説する。 「火口のできる場所によっては、富士山麓の市街地に2時間で到達します。規模が大きくなると神奈川県にまで届く場合もあります。主要交通網にも届き、寸断を余儀なくされるでしょう」 周辺自治体だけでなく、遠く離れた首都圏にも影響が及ぶ。火山灰だ。吉本氏が続ける。 噴火の規模や風向きによって首都圏で数cmから10cmもの火山灰が積もる恐れがあります。何より心配なのが交通網への影響です。灰が道路に積もると車両の走行が困難になります。また、湿った灰が碍子(送電するのに必要な器具)に付着すると、絶縁破壊が起こり、大規模な停電を引き起こすことも考えられます」 停電によって、あらゆるコンピュータが機能不全に陥れば、首都機能は麻痺。加えて舞い上がる火山灰が原因で気管支喘息や角膜剥離を引き起こす人も続出する。 政府の試算に基づけば、南海トラフ地震、富士山噴火による想定死者数の合算値は約34万人。その1人にならないためにも、と吉本氏はこう警告する。 「300年間噴火していない富士山ですが、実はその理由すら研究者の間でも分かっていません。それほど未知の火山であることを今一度、理解してもらいたいです」 明日、噴火してもおかしくない。それくらいの心構えが求められている』、「南海トラフ地震などと連動する形で富士山が噴火するという最悪なケースが起きた場合、どれほどの被害に見舞われるのか・・・プレート境界を震源にM9級の超巨大地震が発生。愛知県名古屋市、静岡県浜松市、四国全域など153市町村を震度7の揺れが襲う。その後、30m超の大津波が九州から関東の沿岸部に到達する。この間、最短で3分だ。さらに本震の1~2ヵ月以内に、宝永噴火の時と同じように、富士山が噴火する。まず危険なのは溶岩流だ・・・「火口のできる場所によっては、富士山麓の市街地に2時間で到達します。規模が大きくなると神奈川県にまで届く場合もあります。主要交通網にも届き、寸断を余儀なくされるでしょう」 周辺自治体だけでなく、遠く離れた首都圏にも影響が及ぶ。火山灰だ。吉本氏が続ける。 噴火の規模や風向きによって首都圏で数cmから10cmもの火山灰が積もる恐れがあります」、「湿った灰が碍子・・・に付着すると、絶縁破壊が起こり、大規模な停電を引き起こすことも考えられます」 停電によって、あらゆるコンピュータが機能不全に陥れば、首都機能は麻痺。加えて舞い上がる火山灰が原因で気管支喘息や角膜剥離を引き起こす人も続出する。 政府の試算に基づけば、南海トラフ地震、富士山噴火による想定死者数の合算値は約34万人」、「「300年間噴火していない富士山ですが、実はその理由すら研究者の間でも分かっていません。それほど未知の火山であることを今一度、理解してもらいたいです」、さらに私が最も懸念するのは、原発が火山灰で運転できなくなり、冷却不能に追い込まれ、福島原発と同様の事故を起こすことだ。原発を抱える中での、大地震、大噴火の影響は、被害をさらに深刻にさせる懸念が強い。
タグ:「「南海トラフ地震のような海溝型の巨大地震の前には、内陸直下型の地震が活発化する例が、過去いくつもあります・・・今、頻発している内陸直下型地震が南海トラフ地震の『前兆』である可能性は十分にあります」 そうなると気がかりなのが、南海トラフ地震発生のXデー。専門家の間で警戒されているのが「2035年」だ。これは文部科学省の特別機関・地震調査研究推進本部も利用する「高知県室戸岬を使った時間予測」に基づいている」、「2035年」とはもうじきだ。 「富士山大噴火」とは不気味だ。 現代ビジネス「「史上最大の南海トラフ地震・宝永地震」と「富士山の宝永大噴火」の発生はわずか49日差だった…そして今観測され始めたヤバすぎる「富士山大噴火の予兆」」 「熊本地震などの被災地を実地調査してきましたが、わずか数軒隣り、道路一本隔てただけでも、家屋の被害状況が大きく違う様子を目にしてきました。家一軒ごとに地盤の状況は異なり、揺れやすさも変わることを知ってほしい」、「家一軒ごとに地盤の状況は異なり、揺れやすさも変わる」、きめ細かくみていく必要がありそうだ。 「最も安全なのは千代田区の中心部でしょうか。皇居は1.20、永田町の国会議事堂は1.16と、地盤の強さが見て取れます」、「関東大震災の震度を評価した研究では、皇居は震度5弱の揺れと判定されていますが、すぐ北に位置する竹橋は震度7と判定されています。現在も、増幅率は1.91で、近隣とは一線を画す大きさであり、やはり細かく見ていく必要があります」、なるほど。 (その14)(「成城、田園調布、自由が丘まで」高級住宅街が次々と壊滅…?最新理論が警告する東京「大地震で消滅する町」マップ、「世田谷、目黒、杉並区も危ない!」最新指標が警告する「東京の住みたい街ランキング上位」でも危険な街の名前、「史上最大の南海トラフ地震・宝永地震」と「富士山の宝永大噴火」の発生はわずか49日差だった…そして今観測され始めたヤバすぎる「富士山大噴火の予兆」、「明日来てもおかしくない大災厄」《南海トラフ地震と富士山大噴火のダブルパンチ》の被害規模がヤバすぎる…「想定死者数34万人 30 災害 政府の試算に基づけば、南海トラフ地震、富士山噴火による想定死者数の合算値は約34万人」、「「300年間噴火していない富士山ですが、実はその理由すら研究者の間でも分かっていません。それほど未知の火山であることを今一度、理解してもらいたいです」、さらに私が最も懸念するのは、原発が火山灰で運転できなくなり、冷却不能に追い込まれ、福島原発と同様の事故を起こすことだ。原発を抱える中での、大地震、大噴火の影響は、被害をさらに深刻にさせる懸念が強い。 奈川県にまで届く場合もあります。主要交通網にも届き、寸断を余儀なくされるでしょう」 周辺自治体だけでなく、遠く離れた首都圏にも影響が及ぶ。火山灰だ。吉本氏が続ける。 噴火の規模や風向きによって首都圏で数cmから10cmもの火山灰が積もる恐れがあります」、「湿った灰が碍子・・・に付着すると、絶縁破壊が起こり、大規模な停電を引き起こすことも考えられます」 停電によって、あらゆるコンピュータが機能不全に陥れば、首都機能は麻痺。加えて舞い上がる火山灰が原因で気管支喘息や角膜剥離を引き起こす人も続出する。 「南海トラフ地震などと連動する形で富士山が噴火するという最悪なケースが起きた場合、どれほどの被害に見舞われるのか・・・プレート境界を震源にM9級の超巨大地震が発生。愛知県名古屋市、静岡県浜松市、四国全域など153市町村を震度7の揺れが襲う。その後、30m超の大津波が九州から関東の沿岸部に到達する。この間、最短で3分だ。さらに本震の1~2ヵ月以内に、宝永噴火の時と同じように、富士山が噴火する。まず危険なのは溶岩流だ・・・「火口のできる場所によっては、富士山麓の市街地に2時間で到達します。規模が大きくなると神 「富士山との連動が予期される直近の「異変」は日本だけにとどまらない。5月19日に起きた、南太平洋にあるニューカレドニアのローヤリティー諸島付近での巨大地震(M7.7)がそうだ。 なぜ連動するのか。それは震源であるローヤリティー諸島は、日本列島も属する「環太平洋造山帯」に含まれているからだ」、「ローヤリティー諸島の地震が引き金になって富士山に”着火”する。その可能性も否定できない」、そんなに遠くの火山が連動しているとは、初めて知った。 「断層が大きく動いたことで、富士山のマグマ溜まりの天井部分が割れたと見られています。そのためマグマがこの割れ目から噴出すると予想されました。奇跡的に噴火こそ免れましたが、10年以上経った今も、東日本大震災による圧力がかかっている状況には変わりありません」、微妙なバランス下にあるようだ。 「すでに地下はマグマでパンパンの状態。そこに追い打ちをかけるように地震のエネルギーによる圧力がかかれば、いよいよ噴火は秒読みとなる」、「東日本大震災の4日後、静岡県東部でM6.4の大地震が起きた時だ。富士宮市では震度6強が観測されたが、この時、富士山直下の断層が約1mも上下に動いたことが観測された。 現代ビジネス「「明日来てもおかしくない大災厄」《南海トラフ地震と富士山大噴火のダブルパンチ》の被害規模がヤバすぎる…「想定死者数34万人、30mの津波、長期大規模停電…」」 気象庁による富士山の観測データを見ても明らかだ。'21年に88回だった深部低周波地震は、'22年に141回と、実に1.5倍以上になっている」、「今すぐに噴火しても不思議ではない」とは不気味だ。 「平均して約30年に一度の頻度で噴火してきたという見解もある。歴史を鑑みれば、今すぐに噴火しても不思議ではない。 富士山の地下で不気味な動きが起こっている。火山活動が活発化すると多く発生することから、噴火の前触れといわれる「深部低周波地震」の急増だ。吉本氏が続ける・・・富士山でも'00年秋頃から急増し、今も常時起こっている状態です」 「次の南海トラフ地震で再び富士山噴火が誘発される可能性は非常に高い」、大変だ。 うだ。 「要注意なのは、区内でも人気の高い自由が丘で、増幅率は1.95もあります。この付近は、台地が河川によって削られた谷底低地であり、特に自由が丘は古地図で調べると、『西谷畑』という名前の田んぼだったと分かります。つまり、地盤の下に多くの水を含んでおり、大変緩いのです」 目黒区は今でこそほとんどが暗渠化されているが、かつては谷あいにいくつもの川が流れており、多くの谷底低地が生まれた。閑静な住宅地である碑文谷、武蔵小山の増幅率が、2.37、2.23と、きわめて高いのがその証左だ」、かなり細かくみていく必要がありそ 「「地盤の面で安心といわれてきた世田谷区の高級住宅街ですが、成城が1.80、田園調布が1.93と、表層地盤増幅率が高い町が潜んでいます。逆に、区の南側、多摩川に面した氾濫平野で知られる二子玉川は1.58ほど。砂利が運ばれる川沿いのほうが、かえって地盤が強い傾向にあることが分かっています」、「目黒区の場合、代表的な中目黒は1.52と、比較的地盤が固くなっている。だが、そこから南西に進んでいくと、危険度は一気に跳ね上がる。 現代ビジネス「「世田谷、目黒、杉並区も危ない!」最新指標が警告する「東京の住みたい街ランキング上位」でも危険な街の名前」 「後編記事」を見てみよう。 「台地の地盤の地下に、厚い泥の層からなる緩い地盤がある場所がいくつも見つかっています。こうした場所は低地と同等か、それ以上に揺れやすく、地震に弱いのです」、そんな場所があるとは初めて知った。 『地震に関する地域危険度測定調査』は確かに見やすい。https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/bosai/chousa_6/home.htm 現代ビジネス「「成城、田園調布、自由が丘まで」高級住宅街が次々と壊滅…?最新理論が警告する東京「大地震で消滅する町」マップ」
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