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医薬品(製薬業)(その8)(偽薬でも効果「プラセボ効果」 脳では何が起こっている? 脳は暗示にかかりやすい 仕組みを生かせば気持ちも切り替えやすくなる、医薬品開発の大手 シミックとEPSの相次ぐ上場廃止で浮上する「2つの懸念」とは?、医薬品を不正製造した原薬メーカー「嘘なんですけど」と社内会議で笑い声…“隠蔽工作”の呆れた実態) [産業動向]

医薬品(製薬業)については、昨年5月26日に取上げた。今日は、(その8)(偽薬でも効果「プラセボ効果」 脳では何が起こっている? 脳は暗示にかかりやすい 仕組みを生かせば気持ちも切り替えやすくなる、医薬品開発の大手 シミックとEPSの相次ぐ上場廃止で浮上する「2つの懸念」とは?、医薬品を不正製造した原薬メーカー「嘘なんですけど」と社内会議で笑い声…“隠蔽工作”の呆れた実態)である。

先ずは、昨年8月14日付け日経ビジネスオンライン「偽薬でも効果「プラセボ効果」 脳では何が起こっている? 脳は暗示にかかりやすい。仕組みを生かせば気持ちも切り替えやすくなる」を紹介しよう。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00283/041400193/
・『偽物の薬を飲んでも効果が表れるという「プラセボ効果」。薬としての効果を持たないはずなのに効果が出るわけで、患者の期待効果などが影響しているといわれる。反対に、不信感があると有害な作用が出ることもある(これを「ノセボ効果」という)。これらの働きには「いい暗示」「悪い暗示」が関わっているという。さらに、この仕組みを上手に応用すれば、私たちは日常で気持ちを切り替えたり、健康になることにつなげられるかもしれない。公立諏訪東京理科大学工学部教授で脳科学者の篠原菊紀さんに、プラセボ効果と脳の関係について聞いた(Qは聞き手の質問)』、興味深そうだ。
・『「効く」と期待するときの“快”がドーパミンを活性化する  Q:本来、薬効がないにもかかわらず、効果が表れるというのは不思議ではありますが、実際、体調が悪いときなどに薬を飲むとそれだけで安心することがあります。「病は気から」ではないですが、精神的なものは体調にも影響するのだなと改めて思います。今回は、「プラセボ効果」について、脳科学の視点で教えていただきたいです。 篠原さん:「プラセボ効果」というのは、実際には薬効のない薬剤(本物の薬と同様の外見、味、重さをしているが有効成分は入っていない偽薬)でも本当に効果が表れることを言います。ちなみにプラセボとはラテン語で、「私は喜ばせる」を意味します。 反対に、薬や、担当医師などへの不信感があると、薬剤の効果が落ちてしまったり、有害な副作用が表れることもあります。これを「ノセボ効果」と言います。プラセボ効果もノセボ効果も、医療においてはその治療効果に影響を及ぼすため、これまでに、いろいろな研究が行われています。 脳の仕組みでいうと、例えばサプリメントなどを飲んで、「朝の目覚めがいい」とか「これを飲み始めてから元気になった気がする」、というような“快”を感じているときには、脳において報酬系の活動が高まっています。痛みが和らぐ、というときにも報酬系のドーパミンが活性化することによって痛みをマスキングしていると考えられています。2020年に掲載された論文では、プラセボ効果にはドーパミンの他、愛着と関わるオキシトシンやバソプレシンといったホルモンの放出も関わっているのではないかと考察されています(*1)。 Q:偽薬なのに痛みが改善する、というのは不思議なことに思えます。 篠原さん:イスラエルで片頭痛患者66人を対象にした実験があります。治療薬の名前を表示したプラセボ(偽薬)と、プラセボと表示された治療薬、いずれにおいても頭痛は軽減しました。面白いのは、プラセボと表示されたプラセボでも、何もしないよりは痛みが緩和したのです(グラフ)。 Q:プラセボを「本当の薬」と言われて飲むときにはこちらの期待度も高くなり、それが「快」の刺激となり効果が出やすくなるのはわかるような気がしますが、「本物かプラセボかわからない」状態でも、薬を飲むという行為だけで痛みが軽減されるとは! 篠原さん:ドーパミン神経は騙されやすいところがあるのです。「薬がうんと効くと思っている人は実際に効果も出やすい。あまり効かないと思っている人はあまり効かない。その期待レベルと脳のドーパミン活動も相関する」という研究もあります。思い込みが強い、信じる度合いの大きい人のほうが、プラセボ効果は表れやすいと言えそうです。 性格傾向で言うと、協調性の高い人、俗に言う“素直”な人ほど効きやすい、という報告もあります。 *1 N Engl J Med. 2020 Feb 6;382(6):554-561.』、「「プラセボ効果」というのは、実際には薬効のない薬剤・・・でも本当に効果が表れることを言います。ちなみにプラセボとはラテン語で、「私は喜ばせる」を意味します。 反対に、薬や、担当医師などへの不信感があると、薬剤の効果が落ちてしまったり、有害な副作用が表れることもあります。これを「ノセボ効果」と言います」、「ノセボ効果」は初めて知った。「プラセボを「本当の薬」と言われて飲むときにはこちらの期待度も高くなり、それが「快」の刺激となり効果が出やすくなるのはわかるような気がしますが、「本物かプラセボかわからない」状態でも、薬を飲むという行為だけで痛みが軽減されるとは!・・・ドーパミン神経は騙されやすいところがあるのです。「薬がうんと効くと思っている人は実際に効果も出やすい。あまり効かないと思っている人はあまり効かない。その期待レベルと脳のドーパミン活動も相関する」という研究もあります。思い込みが強い、信じる度合いの大きい人のほうが、プラセボ効果は表れやすいと言えそうです。 性格傾向で言うと、協調性の高い人、俗に言う“素直”な人ほど効きやすい、という報告もあります」、私は懐疑的なので、「プラセボ効果は表れ」難いのかも知れない。
・『「良くない暗示」が寿命や健康にも影響を与えることがある  Q:一方で、「ノセボ効果」も気になります。これは、むしろマイナスに引っ張られる反応ですよね。 篠原さん:ノセボ効果というのはプラセボ効果の逆で、嫌なことが起こるよ、と言うと本当に起こる、痛くなるよと言われると痛くなる、というものです。ノセボの場合、快楽系のドーパミン系ではなく、恐怖や怒り、不安などに関わる脳内神経伝達物質のノルアドレナリンが関わり、対象への注意水準が上がって嫌なことを拾いやすくなると言われています。 睡眠改善アプリを使って自分の状態の観察を熱心にし過ぎるとかえって不調を抱えやすくなる、という研究もあります。古い心理用語では「カリギュラ効果」というものがあり、見るな、と言われるほど見たくなるという心理現象もノセボの仕組みに少し似ています。 高齢者を対象にしたこんな研究があります。 年齢とともに、記憶した事柄を思い出す「記憶再生力」は低下しますが、覚えた事柄を含むリストを見せて正解を選ばせる「記憶再認テスト」のほうはあまり低下しない、と言われます。知っているという意識はあり、それを見せれば当てられる、というのは「あれ、これ、それ」が増えるけれど、候補を出せば正解がわかる、ということです。 ところが、高齢者に「加齢とともに認知機能は低下します」という講義を行い、その後に認知機能テストを行うと、「再認テスト」の成績が落ちてしまう、と報告されたのです。「高齢になると認知機能が落ちる」という、いわば良くない暗示をかけられると、実際に成績が落ちてしまうのです。 50代の健康な人を対象に、「年を取ることに否定的な考えを持つ群」「肯定的な考えを持つ群」で40年間追跡すると、否定的な群のほうが心血管障害が起きやすかった、逆に、肯定的な群は否定的な群に比べて長生きすることがわかったという報告もあります。もちろん、因果関係があるのかどうかはわかっていませんが、この手の報告は多いのです。 Q:加齢に対して悲観的であることが、病気の発症や寿命にも関わってくる可能性がある、と聞くと、ポジティブでいるほうが良いのだなと感じます。 篠原さん:ネガティブなことを考えていると脳の中にそのネットワークができる、そのネットワークがある種の影響を体にもたらしていく、という可能性は考えられます。 ノセボ効果とは直接つながりませんが、脳のネットワーク、という話では面白い研究があります。 ダーツのエキスパートが素人のダーツ操作を繰り返し見て、その動作結果(ダーツが命中する場所)を予測できるようになりました。しかし、その後、ダーツのエキスパートがダーツを行うと、的を外しやすくなり、ダーツ成績が悪くなってしまったのです(*2)。 実は、私たちは他者の動作を見るときに、脳(主に小脳)の内部モデルを使って観察しています。だから、ダーツの下手な人の動作を繰り返し見て、内部モデルを作り、下手な神経ネットワークができてしまうと、いざ自分が実践するときにもその内部モデルが使われてしまう、ということが起きる。イチロー選手が「自分のバッティングに影響するから下手な人のバッティングは見たくない」とかつて発言したといいますが、その理由をこの研究で説明できるのではないか、と研究者自身がコメントしています。 この研究とノセボ効果をつなげるとするなら、何かをする際には脳の中にそれに応じたネットワークができる。良くないことが起きる、という予測を続けると、その脳内ネットワークが行動レベルにまで影響してくる、ということが、先ほどの病気リスクや寿命という結果につながるのかもしれません。 *2 Sci Rep. 2014 Nov 11;4:6989.』、「ノセボの場合、快楽系のドーパミン系ではなく、恐怖や怒り、不安などに関わる脳内神経伝達物質のノルアドレナリンが関わり、対象への注意水準が上がって嫌なことを拾いやすくなると言われています」、人間の体は実によく出来ていると改めて感じる。「高齢者に「加齢とともに認知機能は低下します」という講義を行い、その後に認知機能テストを行うと、「再認テスト」の成績が落ちてしまう、と報告されたのです。「高齢になると認知機能が落ちる」という、いわば良くない暗示をかけられると、実際に成績が落ちてしまうのです」、免許更新時の認知症テストも影響を受けていそうだ。 
・『思い浮かぶイメージに「心地よさ」を貼り付けてみよう  Q:ダーツの話を伺って思い出すのは、子どもがコップに牛乳を盛って運んでいるとき「こぼすよ、こぼすよ」と言うと本当にこぼす、ということです。 篠原さん:そう言われたときの子どもの脳には、「こぼし方」の動作イメージが浮かぶはずです。こぼさないように、と教えたいときには、「こうやるとこぼしちゃうから、こうしようね」と修正した動作イメージを伝えるほうがいいでしょうね。 Q:ドーパミン神経は騙されやすい、ということですが、この仕組みを私たちが日常に生かすことはできるでしょうか。 篠原さん:結局、プラセボもノセボも「思えばそうなります」ということだと思うのです。例えばメンタルをもっと強くしたいのなら、自己イメージや未来の行動イメージに対して「心地よさ」を貼り付けておくほうが揺らぎにくくなるでしょう。例えば緊張するシーンでドキドキしてきたら「私は興奮している……」と肯定的に思ってみる。 以前「こじれた人間関係は『この質問』で突破! 原因探しはNG」でもお話しした、「ソリューションフォーカス」を思い出してください。 Q:「そんな大変な状況をどうやって乗り越えてきたの?」というサバイバル・クエスチョンや、「奇跡が起きてあなたの問題がすべて解決したとしたら、その奇跡が起こったことをどんなことから気づきますか?」というミラクル・クエスチョンですね。あれを伺ったときは、ぶっ飛んだ質問方法だなと思いました。 篠原さん:あれも、言ってみれば暗示狙いです。ミルトン・エリクソンという催眠療法の大家が、催眠をかけなくても誰でも使える形としてスキル化したのが、ソリューションフォーカスという手法で、“白昼の催眠”という言い方もされています。 すごくへこんでいるときに、「どうやってそんな状況を乗り越えてきたの?」と質問すると、「自分にはそんな力があったんだ」と、今の状況をプラスに塗り替えることができる。認知行動療法も、「あなたはこういう考え方をしてしまうから、この部分だけ動かしてみましょう」と、うまくいくことをイメージさせることが実は肝になっています。 脳は、シンプルに言えば報酬系か、注意・不安・恐怖系という2大対立で成り立っているのです。つまり、生き物が対象に近づくか、遠ざかるかの判断をするための仕組みであるとも言えます。日常生活が「二度と近づきたくない恐怖」ばかりになっているとけっこうきつい。それを報酬系と結びつくよううまく切り替えていく工夫をすると、なんとか気分を変える確率を高めることができます。脳を手なずけるために大脳新皮質、さらには言語があるとも言えるでしょう。 もちろん、「心地よさ」を貼り付けたからといって人生全てバラ色になんかなりっこないですが、何かしらうまくいくこともあります。そんなやり方もあるんだね、と気づくだけでも、気持ちはちょっと上向きになるものです』、「子どもがコップに牛乳を盛って運んでいるとき「こぼすよ、こぼすよ」と言うと本当にこぼす、ということです。 篠原さん:そう言われたときの子どもの脳には、「こぼし方」の動作イメージが浮かぶはずです。こぼさないように、と教えたいときには、「こうやるとこぼしちゃうから、こうしようね」と修正した動作イメージを伝えるほうがいいでしょうね」、確かにその通りだろう。「脳は、シンプルに言えば報酬系か、注意・不安・恐怖系という2大対立で成り立っているのです。つまり、生き物が対象に近づくか、遠ざかるかの判断をするための仕組みであるとも言えます。日常生活が「二度と近づきたくない恐怖」ばかりになっているとけっこうきつい。それを報酬系と結びつくよううまく切り替えていく工夫をすると、なんとか気分を変える確率を高めることができます。脳を手なずけるために大脳新皮質、さらには言語があるとも言えるでしょう。 もちろん、「心地よさ」を貼り付けたからといって人生全てバラ色になんかなりっこないですが、何かしらうまくいくこともあります。そんなやり方もあるんだね、と気づくだけでも、気持ちはちょっと上向きになるものです」、「そんなやり方もあるんだね、と気づくだけでも、気持ちはちょっと上向きになるものです」、なるほど。

次に、本年2月22日付けダイヤモンド・オンラインが転載した医薬経済ONLINE「医薬品開発の大手、シミックとEPSの相次ぐ上場廃止で浮上する「2つの懸念」とは?」を紹介しよう。
https://diamond.jp/articles/-/339234
・『経営陣による買収(MBO)の賽は投げられた──。治験の受託などを手掛ける医薬品開発支援機関(CRO)大手のシミックホールディングス(HD)は1月5日、昨年11月8日から行っていた株式公開買い付け(TOB)が終了したと発表した。これにより、シミックHD創業者の中村和男代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO、写真)がトップを務める企業が筆頭株主となるMBOが成立、上場廃止となる。 同じくCRO大手であるEPSHDも、21年にMBOによって上場を廃止している。内資系CROの草分けとして、国内市場の開拓・拡大に力を尽くしてきた両社がこれで株式市場から姿を消すこととなる。「相当ショックを受けている」(リニカル秦野和浩社長)との声に代表されるように、業界を中心に衝撃が広がっている。 市場では鎬を削っていた両社だが、興味深いことに非上場化を選択した理由は似通っている。ホームページ(HP)や報道などによると、今後、国内での治験の減少が見込まれるなど事業環境が大きく変わろうとするなか、「非上場化し、迅速に構造改革を行う」(シミックHD)、「これまで以上に機動的な経営体制とする」(EPSHD)ことが目的だとそれぞれ説明する。 依然創業者である中村会長、厳浩代表取締役がトップであることには変わりない。両社の投資家の声に左右されることなく、自らが掲げる理念、方針を貫こうとする狙いが透けて見える』、「医薬品開発支援機関(CRO)大手のシミックホールディングス」は、「創業者の中村和男代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO、写真)がトップを務める企業が筆頭株主となるMBOが成立、上場廃止となる」、「同じくCRO大手であるEPSHDも、21年にMBOによって上場を廃止」、「依然創業者である中村会長、厳浩代表取締役がトップであることには変わりない。両社の投資家の声に左右されることなく、自らが掲げる理念、方針を貫こうとする狙い」、なるほど。
・『事業変革に強い意欲  京都大学薬学部を卒業後、三共(現第一三共)で働いていた中村氏がシミックHDを創業したのは92年のことだ。ブロックバスターとなった高脂血症薬「メバロチン」の開発などに携わるなか、米国でCROが台頭してきたことなどを見て独立を決意した。インタビューなどでは「ジェネンテックのようなバイオベンチャーをつくってみたかった」とも答えているが、3人で立ち上げたシミックHDは、国内製薬会社でも治験業務の外部委託ニーズが高まってきた流れを捉え、急成長を遂げた。 中村氏が志向したのは、医薬品の開発から製造、営業活動まですべてをカバーできる企業体の創出だった。CROを起点に、製造受託(CMO)、営業支援(CSO)、さらには非臨床CROと業務を拡大。事業ごとに会社を設け、それをシミックHDが束ねる、さながら“帝国”のような体制を敷いた。大手製薬だけでなく、資本力や事業基盤に劣る国内外のバイオベンチャーからの各段階での外注ニーズに応えられるようにしたのが肝だ。さらには希少疾患薬の開発を手掛けるオーファンパシフィックをグループに立ち上げるなど、従来のCROの枠組みにとらわれない存在感を発揮している。 「製薬企業のバリューチェーンを全面的に支援する独自事業モデル『ファーマシューティカル・バリュー・クリエーター(PVC)』による総合力で勝負」(シミック幹部)してきたが、ここ数年の関心は、「ヘルスケア・レボリューション」(中村氏)に移っていた。ヘルスケア・レボリューションとは何か。中村氏の決算説明会での発言や同社のHPの記述などを総合すると、デジタル技術の利活用などによって予防から診断、治療、予後にいたるまでをカバーし、個人の健康維持・増進に貢献する取り組みをさすようだ。 創業30周年の22年を新たな創業元年に位置付け、ヘルスケア・レボリューションを担う企業になるのと軌を一にするように、PVCモデルからの転換も図った。その具体化の一歩が、CMO事業の切り出し。昨年4月、大日本印刷(DNP)との提携を発表し、CMO事業を担うシミックCMOを共同出資会社化することを発表した。DNPの出資比率は50.1%と過半を握る。実質的にシミックHD傘下から離れることになる。 しかし、ヘルスケア・レボリューションへの進化を謳う新路線は、その姿が見えにくいこともあり、市場を含めて戸惑う向きが多い。直近の決算ではCROなどで構成する「製薬ソリューション」の比率が売上高の7割近くを占めるなど、依然収益の柱だ。ヘルスケア・レボリューションなどで成り立つ「ヘルスケアソリューション」は3割強にとどまるうえ、電子お薬手帳「ハルモ」を使ったワクチン接種管理などに限られ具体的なテーマが見えにくいことも拍車をかける。 とはいえ、国内CRO市場は規模としては緩やかに拡大しているものの、値段の叩き合いに陥っている状況を踏まえると、シミックHDを次のステージに進めたいとする中村氏の危機感はわからないでもない。市場から距離を置き、したいことをしようというのが本意だろう。 他方、EPSHDについても、同様の傾向は見て取れる。MBOにいたった背景について、同社は機動的な経営体制とともに、「既存事業の枠を超え、患者・アカデミア・医療機関・製薬会社の皆さまに新しい価値を提供するため」(同社HP)としている。 中国からの国費留学生としてコンピューター科学を学ぶために来日していた厳氏だったが、東京大学大学院在学中にCROの可能性に着目、91年に今のEPSHDにいたる会社を創業した。01年にジャスダック(当時)に上場後、06年には東証一部(同)へと上場替えした。CROを祖業に事業拡大を遂げてきたが、厳氏が中国・江蘇省出身という強みを生かし、日本に進出したい中国系バイオ企業への支援、国内製薬企業やバイオベンチャーの中国への橋渡しに近年では力を入れている。主だった展示会で見かけるブースには、そうしたサービスを行っていることが前面に打ち出されている。実績も出つつあり、中国に拠点を構える健亜生物(ジェノヴァグループ)が、田辺三菱製薬が千歳市(北海道)に持っていた工場を取得した際にはEPSHDが橋渡ししたという。 シミックHD同様、CRO事業が頭打ちになるなかで、新規事業に集中するためには雑音から逃れるというのは妥当な判断だろう。もっとも、口の悪い業界関係者は「厳氏は大のメディア、アナリスト嫌い。非上場化することでそうした付き合いを減らしたかったのでは」と囁くのだが……』、「シミックHDは、国内製薬会社でも治験業務の外部委託ニーズが高まってきた流れを捉え、急成長を遂げた。 中村氏が志向したのは、医薬品の開発から製造、営業活動まですべてをカバーできる企業体の創出だった。CROを起点に、製造受託(CMO)、営業支援(CSO)、さらには非臨床CROと業務を拡大。事業ごとに会社を設け、それをシミックHDが束ねる、さながら“帝国”のような体制を敷いた。大手製薬だけでなく、資本力や事業基盤に劣る国内外のバイオベンチャーからの各段階での外注ニーズに応えられるようにしたのが肝だ・・・中国からの国費留学生としてコンピューター科学を学ぶために来日していた厳氏だったが、東京大学大学院在学中にCROの可能性に着目、91年に今のEPSHDにいたる会社を創業した。01年にジャスダック(当時)に上場後、06年には東証一部(同)へと上場替えした。CROを祖業に事業拡大を遂げてきたが、厳氏が中国・江蘇省出身という強みを生かし、日本に進出したい中国系バイオ企業への支援、国内製薬企業やバイオベンチャーの中国への橋渡しに近年では力を入れている」、なるほど。
・『次世代にどう引き継ぐ  両社ともに最適解を探ったうえでのMBOといえようが、しかし、国内CRO業界全体の観点に立てば決して良いことではないだろう。というのも、創業から30年以上が過ぎるが、ともに創業者が仕切る典型的なオーナー企業で、決算発表などを通じ、その割合はともかく外部の株主の目が入ることで働いていたけん制機能がなくなるからだ。専業の内資系CROに限ってみれば、両社の規模は大きく、日本市場に知悉し、リードしてきたことは否めない。非上場化することで、健全なガバナンスが維持できなくなれば、業界全体の先行きもおかしなことになりかねない。 もうひとつの懸念が、次のリーダーへのバトンタッチ。中村氏は70歳代後半、厳氏は60歳代半ばにそれぞれ差し掛かろうとする。後継者問題が俄然現実味を帯びてくる。シミックHDの場合、現社長は中村氏の妻である大石圭子氏だ。EPSHDも、取締役に輪番制を導入するなどするが、次の担い手は見えてこない。その規模感からCRO市場に与える影響も大きい以上、世代交代が円滑にできるのかも気になるところだ』、「創業から30年以上が過ぎるが、ともに創業者が仕切る典型的なオーナー企業で、決算発表などを通じ、その割合はともかく外部の株主の目が入ることで働いていたけん制機能がなくなるからだ。専業の内資系CROに限ってみれば、両社の規模は大きく、日本市場に知悉し、リードしてきたことは否めない。非上場化することで、健全なガバナンスが維持できなくなれば、業界全体の先行きもおかしなことになりかねない。 もうひとつの懸念が、次のリーダーへのバトンタッチ。中村氏は70歳代後半、厳氏は60歳代半ばにそれぞれ差し掛かろうとする。後継者問題が俄然現実味を帯びてくる」、なるほど。

第三に、3月28日付けダイヤモンド・オンラインが転載した医薬経済ONLINE「医薬品を不正製造した原薬メーカー「嘘なんですけど」と社内会議で笑い声…“隠蔽工作”の呆れた実態」を紹介しよう。
https://diamond.jp/articles/-/341201
・『まさか原薬の不正製造の査察で帳簿までひっくり返されるとは思っていなかったようだ。医療用医薬品の不正製造で2月に富山県から行政処分(業務改善命令)を受けたアクティブファーマ(東京都)が、査察後に行っていた「隠蔽工作」の実態が本誌取材で判明した。富山県は23年5月、同社の富山八尾工場(富山市)に1回目の無通告査察を実施。会社側は査察を受け、7月に製造管理・品質に関わる「GMP委員会」を開き、今後の対応策を検討した。しかし、この会議で出たのは反省の弁どころか、品質保証本部長による帳簿操作の指示だった』、「この会議で出たのは反省の弁どころか、品質保証本部長による帳簿操作の指示」、とんでもない話だ。
・『「嘘なんですけど」  アクティブファーマは医療用医薬品の原薬10品目を承認書と異なる方法で製造していたとし、業務改善命令を受けた。違反は工場を稼働した14年から続いていたというのだから、遵法意識はないに等しい。不正対象は「テルミサルタン」「オルメサルタン」など降圧剤の原薬や、睡眠薬の原薬「エスゾピクロン」で、これらは国内の製薬企業10社以上に供給していた。最近の後発品企業の品質問題は、遡ると原薬に起因していた疑いもあり、入手企業も慌てる事態となっている。 それでも行政処分が出たことで、会社側が積極的に改善に取り組む姿勢を示せば事態は収束に向かう。相次ぐ後発品の不正製造の問題では行政処分を受けた後、会社側が調査報告書を公表して改善策を示すとともに、しかるべき役職者を処分することで世間へのけじめをつけるというのが、最近の流れだ。 それでも小林化工や日医工のように、どうしようもなくなり経営が傾くこともあるが、アクティブファーマの場合、調査報告書を公表しないどころか、役員への処分もなし。しかも、不正を認識していた製造管理責任者を異動させるとしたが、実はこの役職は工場長との兼務で、工場長としての異動(2月時点)はない。これでは収まる事態も収まらない。どうも一部の身内に甘く、その体質は親会社の三谷産業と無関係ではないようだ。次期社長と囁かれる井村岳年常務は三谷出身者で、社内ではアクティブファーマ社長を差し置いて「天皇」と呼称されている。実際、工場長や品質保証本部長も彼を頼りにしているという。「不正や問題があると常務の指示で対策がなされていた」(アクティブファーマ関係者)とされ、不正製造も井村氏は知っていたとみられる。 組織ぐるみの不正であることは、富山県が査察に入った後の対応でもわかる。本誌が入手した査察後に開かれたGMP委員会の音声データによると、この査察で県の職員は製造指図書のほかに帳簿を確認。さらに帳簿と受け払い伝票まで照らし合わせ、原薬製造に使用する材料などの数量に差異がないか調べていた。 品質保証本部長が次のように語っている。 「(査察官が)製造実態のMF(マスターファイル)との齟齬を見つけようと思ったら帳簿を見る。通常の調査のときは帳簿まで見られない。だけど、いわくつきのところは帳簿を見られる。俺もうっかりしていたけど、無通告査察はまさにそれが目的で入って来る。帳簿と製造指図記録書の数量が違っているのは致命的になる」 そのうえでこのような指示を出している。 「今後やってほしいことは、やってしまったミスに関しては包み隠さず報告してもらわないと調整の仕方がない。生産管理のほうで帳簿の管理をしっかりしてほしい。実はね、俺、知っているんだけど、他の会社では二重帳簿を付けているところすらある」 「調整」「管理」という言葉こそ使っているが、つまりはミスがあれば辻褄が合うように帳簿を操作するという隠蔽工作にほかならない。さらに具体的な帳簿の操作についても、生々しいやり方をレクチャーしている。 「帳簿をちゃんと実態に合わせて。合わない場合は何か理由を付けて備考欄に今回みたいに『研究に渡しました』とか『製造途中でこぼしてしまいました』とか。そういう履歴をちゃんと実際に残してあれば、数字の違いに関しては一応認められる。何かあれば数字の違いは品証に言ってください。こちらも考えますので」 書類上の数字が合っていれば、査察官は怪しいと思っても認めやすい。しかし、逆に違っていれば査察官も突っ込まざるを得ないため、「数字の整合を確認してください」と念押しした。  実態に査察を受けたときに数字上の差異があったものの、「研究に渡しました」などの理由をでっちあげたという。「これは〇〇さんの嘘なんですけど」と、品質保証本部長が述べると会議で笑いが起こっていた。1回目の無通告査察後の会議で、まだ誤魔化せると思っていたようにしか聞こえない。「バレてしまったら会社の存続にかかわる。十分に注意してください」と話すと、再び笑い声が聞かれた。 富山八尾工場では、粉砕工程の条件設定でミスがあり規格外の粒度混入があっても、結晶をこぼしたことにして処理することがよくあったという。また、多く仕込んでしまった原料を、他の原料に按分して混ぜて製品化。虚偽の報告によって乗り切ってもきた。しかし、7月に再び無通告査察を受けると、誤魔化し切れず、社内調査を実施することになった。役員や本部長も焦りを隠せず、他の音声データには「対外的に大きな痛手を被る。できるだけ小さくしたい。誠心誠意の対応という姿勢を見せるほうが最終的に大きな痛手にならない」などと、対策を協議する会話が残されている。 誠心誠意どころか、経営陣の保身しか考えていない対応だ。不祥事が起きたときに対外的な説明を避け、内にこもる傾向は日医工に似ている。アクティブファーマは三谷産業と日医工が共同出資して09年に設立し、21年5月に三谷産業が完全子会社化した。三谷産業の三谷忠照社長は、日医工創業者の子・田村四郎氏の孫にあたる。日医工との関係が深く、原薬を供給するとともに人的交流もあり、23年も日医工の管理職がアクティブファーマに転籍しているという。日医工は再建途上だが、その裏で最も影の部分をアクティブファーマが引き継いだのではないか。 さらに改善点でよく指摘される組織風土だが、アクティブファーマの対応を見ると「責任役員と全社員とが定期的に面談を行い、法令遵守の重要性について対話する機会を設ける」とある。まずは責任役員が法令遵守を学ぶべきだ。) そんな社内体質だから、隠蔽工作以外でも問題が吹き出ている。労務問題やパワハラだ。23年8月、こんなことがあった。お盆休みを前に、製造本部を中心に飲み会が行われていた。不正調査などさまざまな対応に追われていたため、経営陣が社員とコミュニケーションを図りたい意図だった。そのなかに、帰省するためと、参加を断っていた社員がいた。しかし、参加要請を断り切れず、食事だけならと席に着いた。ここで悲劇が起こる。その社員は帰省途中の高速道路で事故に遭遇し死亡したのだ。因果関係は不明だが、決して風通しがよい職場でなかったことは疑いない。これも不正を生む遠因になっていたのかもしれない。 厚労省は後発品企業に改めて不正がないか自主点検を求める方針。だが、アクティブファーマのような腐った企業体質の企業に仮に自主点検を求めても期待などできないことは一目瞭然だろう』、「ミスがあれば辻褄が合うように帳簿を操作するという隠蔽工作にほかならない。さらに具体的な帳簿の操作についても、生々しいやり方をレクチャーしている。 「帳簿をちゃんと実態に合わせて。合わない場合は何か理由を付けて備考欄に今回みたいに『研究に渡しました』とか『製造途中でこぼしてしまいました』とか。そういう履歴をちゃんと実際に残してあれば、数字の違いに関しては一応認められる。何かあれば数字の違いは品証に言ってください。こちらも考えますので」・・・アクティブファーマの対応を見ると「責任役員と全社員とが定期的に面談を行い、法令遵守の重要性について対話する機会を設ける」とある。まずは責任役員が法令遵守を学ぶべきだ。) そんな社内体質だから、隠蔽工作以外でも問題が吹き出ている。労務問題やパワハラだ・・・帰省するためと、参加を断っていた社員がいた。しかし、参加要請を断り切れず、食事だけならと席に着いた。ここで悲劇が起こる。その社員は帰省途中の高速道路で事故に遭遇し死亡したのだ。因果関係は不明だが、決して風通しがよい職場でなかったことは疑いない。これも不正を生む遠因になっていたのかもしれない」、全く酷いものだ。命に係わる仕事をしている製薬企業の対応とはとても思えない。
タグ:医薬品(製薬業) (その8)(偽薬でも効果「プラセボ効果」 脳では何が起こっている? 脳は暗示にかかりやすい 仕組みを生かせば気持ちも切り替えやすくなる、医薬品開発の大手 シミックとEPSの相次ぐ上場廃止で浮上する「2つの懸念」とは?、医薬品を不正製造した原薬メーカー「嘘なんですけど」と社内会議で笑い声…“隠蔽工作”の呆れた実態) 日経ビジネスオンライン「偽薬でも効果「プラセボ効果」 脳では何が起こっている? 脳は暗示にかかりやすい。仕組みを生かせば気持ちも切り替えやすくなる」 「「プラセボ効果」というのは、実際には薬効のない薬剤・・・でも本当に効果が表れることを言います。ちなみにプラセボとはラテン語で、「私は喜ばせる」を意味します。 反対に、薬や、担当医師などへの不信感があると、薬剤の効果が落ちてしまったり、有害な副作用が表れることもあります。これを「ノセボ効果」と言います」、 「ノセボ効果」は初めて知った。「プラセボを「本当の薬」と言われて飲むときにはこちらの期待度も高くなり、それが「快」の刺激となり効果が出やすくなるのはわかるような気がしますが、「本物かプラセボかわからない」状態でも、薬を飲むという行為だけで痛みが軽減されるとは!・・・ドーパミン神経は騙されやすいところがあるのです。 「薬がうんと効くと思っている人は実際に効果も出やすい。あまり効かないと思っている人はあまり効かない。その期待レベルと脳のドーパミン活動も相関する」という研究もあります。思い込みが強い、信じる度合いの大きい人のほうが、プラセボ効果は表れやすいと言えそうです。 性格傾向で言うと、協調性の高い人、俗に言う“素直”な人ほど効きやすい、という報告もあります」、私は懐疑的なので、「プラセボ効果は表れ」難いのかも知れない。 「ノセボの場合、快楽系のドーパミン系ではなく、恐怖や怒り、不安などに関わる脳内神経伝達物質のノルアドレナリンが関わり、対象への注意水準が上がって嫌なことを拾いやすくなると言われています」、人間の体は実によく出来ていると改めて感じる。「高齢者に「加齢とともに認知機能は低下します」という講義を行い、その後に認知機能テストを行うと、「再認テスト」の成績が落ちてしまう、と報告されたのです。 「高齢になると認知機能が落ちる」という、いわば良くない暗示をかけられると、実際に成績が落ちてしまうのです」、免許更新時の認知症テストも影響を受けていそうだ。 「子どもがコップに牛乳を盛って運んでいるとき「こぼすよ、こぼすよ」と言うと本当にこぼす、ということです。 篠原さん:そう言われたときの子どもの脳には、「こぼし方」の動作イメージが浮かぶはずです。こぼさないように、と教えたいときには、「こうやるとこぼしちゃうから、こうしようね」と修正した動作イメージを伝えるほうがいいでしょうね」、確かにその通りだろう。 「脳は、シンプルに言えば報酬系か、注意・不安・恐怖系という2大対立で成り立っているのです。つまり、生き物が対象に近づくか、遠ざかるかの判断をするための仕組みであるとも言えます。日常生活が「二度と近づきたくない恐怖」ばかりになっているとけっこうきつい。それを報酬系と結びつくよううまく切り替えていく工夫をすると、なんとか気分を変える確率を高めることができます。脳を手なずけるために大脳新皮質、さらには言語があるとも言えるでしょう。 もちろん、「心地よさ」を貼り付けたからといって人生全てバラ色になんかなりっこない ですが、何かしらうまくいくこともあります。そんなやり方もあるんだね、と気づくだけでも、気持ちはちょっと上向きになるものです」、「そんなやり方もあるんだね、と気づくだけでも、気持ちはちょっと上向きになるものです」、なるほど。 ダイヤモンド・オンライン 医薬経済ONLINE「医薬品開発の大手、シミックとEPSの相次ぐ上場廃止で浮上する「2つの懸念」とは?」 「医薬品開発支援機関(CRO)大手のシミックホールディングス」は、「創業者の中村和男代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO、写真)がトップを務める企業が筆頭株主となるMBOが成立、上場廃止となる」、「同じくCRO大手であるEPSHDも、21年にMBOによって上場を廃止」、「依然創業者である中村会長、厳浩代表取締役がトップであることには変わりない。両社の投資家の声に左右されることなく、自らが掲げる理念、方針を貫こうとする狙い」、なるほど。 「シミックHDは、国内製薬会社でも治験業務の外部委託ニーズが高まってきた流れを捉え、急成長を遂げた。 中村氏が志向したのは、医薬品の開発から製造、営業活動まですべてをカバーできる企業体の創出だった。CROを起点に、製造受託(CMO)、営業支援(CSO)、さらには非臨床CROと業務を拡大。事業ごとに会社を設け、それをシミックHDが束ねる、さながら“帝国”のような体制を敷いた。大手製薬だけでなく、資本力や事業基盤に劣る国内外のバイオベンチャーからの各段階での外注ニーズに応えられるようにしたのが肝だ・・・ 中国からの国費留学生としてコンピューター科学を学ぶために来日していた厳氏だったが、東京大学大学院在学中にCROの可能性に着目、91年に今のEPSHDにいたる会社を創業した。01年にジャスダック(当時)に上場後、06年には東証一部(同)へと上場替えした。CROを祖業に事業拡大を遂げてきたが、厳氏が中国・江蘇省出身という強みを生かし、日本に進出したい中国系バイオ企業への支援、国内製薬企業やバイオベンチャーの中国への橋渡しに近年では力を入れている」、なるほど。 「創業から30年以上が過ぎるが、ともに創業者が仕切る典型的なオーナー企業で、決算発表などを通じ、その割合はともかく外部の株主の目が入ることで働いていたけん制機能がなくなるからだ。専業の内資系CROに限ってみれば、両社の規模は大きく、日本市場に知悉し、リードしてきたことは否めない。非上場化することで、健全なガバナンスが維持できなくなれば、業界全体の先行きもおかしなことになりかねない。 もうひとつの懸念が、次のリーダーへのバトンタッチ。中村氏は70歳代後半、厳氏は60歳代半ばにそれぞれ差し掛かろうとする。後継者問題が俄然現実味を帯びてくる」、なるほど。 医薬経済ONLINE「医薬品を不正製造した原薬メーカー「嘘なんですけど」と社内会議で笑い声…“隠蔽工作”の呆れた実態」 「この会議で出たのは反省の弁どころか、品質保証本部長による帳簿操作の指示」、とんでもない話だ。 「ミスがあれば辻褄が合うように帳簿を操作するという隠蔽工作にほかならない。さらに具体的な帳簿の操作についても、生々しいやり方をレクチャーしている。 「帳簿をちゃんと実態に合わせて。合わない場合は何か理由を付けて備考欄に今回みたいに『研究に渡しました』とか『製造途中でこぼしてしまいました』とか。そういう履歴をちゃんと実際に残してあれば、数字の違いに関しては一応認められる。何かあれば数字の違いは品証に言ってください。こちらも考えますので」・・・ アクティブファーマの対応を見ると「責任役員と全社員とが定期的に面談を行い、法令遵守の重要性について対話する機会を設ける」とある。まずは責任役員が法令遵守を学ぶべきだ。) そんな社内体質だから、隠蔽工作以外でも問題が吹き出ている。労務問題やパワハラだ・・・帰省するためと、参加を断っていた社員がいた。しかし、参加要請を断り切れず、食事だけならと席に着いた。ここで悲劇が起こる。その社員は帰省途中の高速道路で事故に遭遇し死亡したのだ。因果関係は不明だが、決して風通しがよい職場でなかったことは疑いない。これも不正を 生む遠因になっていたのかもしれない」、全く酷いものだ。命に係わる仕事をしている製薬企業の対応とはとても思えない。
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