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日本の政治情勢(その28)(政策失敗でネタ切れ 鳴り潜めた安倍政権のスローガン政治、官房長官補佐官が突然の退任発表…背後に“怪文書”騒動か、「私は森羅万象を担当している」安倍首相の“神宣言”は無教養なだけじゃない! 東条英機と同じ“肥大化した万能感”) [国内政治]

日本の政治情勢については、昨年9月29日に取上げた。今日は、(その28)(政策失敗でネタ切れ 鳴り潜めた安倍政権のスローガン政治、官房長官補佐官が突然の退任発表…背後に“怪文書”騒動か、「私は森羅万象を担当している」安倍首相の“神宣言”は無教養なだけじゃない! 東条英機と同じ“肥大化した万能感”)である。

先ずは、慶応義塾大学経済学部教授の金子勝氏が昨年10月31日付け日刊ゲンダイに掲載した「政策失敗でネタ切れ 鳴り潜めた安倍政権のスローガン政治」を紹介しよう。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240603
・『ようやく臨時国会が始まったが、安倍首相は所信表明演説からコケている。“やってる感”を演出してきたスローガン政治が、“ネタ切れ感”に変わったからだ。世論の半数超が反対する改憲案の国会提出をわめく前に、掲げた政策の大半が失敗していることを反省するのが先だ。 国土強靱化を掲げて公共工事を増やしても、西日本豪雨で愛媛の肱川は氾濫。農林水産業を活性化させると言いながら、TPP11や日欧EPAで農産物関税は大幅引き下げ。いくらTAGだと言いつくろっても、日米FTA交渉ではそれ以上を求められるのは必至だ。全世代型社会保障もメチャクチャ。待機児童は3年連続で増加する一方で、株式運用で公的年金はヨタヨタ。支給開始年齢を70歳に引き上げて帳尻合わせ。これでは死ぬまで働けと迫っているも同然だ。 “デフレ脱却”のアベノミクスはついに口にしなくなり、女性活躍の“目玉”の片山さつき地方創生相に口利きワイロ疑惑が浮上。1億総活躍社会の裏で官公庁では障害者水増し雇用が横行する。「生産性革命」は残業代ゼロで働かせ放題の高度プロフェッショナル制度の導入だ』、「政策失敗でネタ切れ」とは最近の安倍政治を的確に表現している。
・『モリカケ問題から逃げ回る安倍の下、「全員野球内閣」の本領発揮とばかりに閣僚らの不祥事が噴出している。「政治とカネ」の問題は片山にとどまらず、宮腰沖縄北方担当相、渡辺復興相、柴山文科相、平井科学技術担当相、工藤国交政務官と、まさに「全員野球」で不正疑惑だ。この内閣には腐臭が漂っている。 野党は安倍政権が掲げた政策を一つ一つキッチリ検証し、安倍がいかにフェイクな印象操作に終始しているかを暴くことが不可欠だ。公文書やデータを改ざんしてもおとがめナシ。失言や暴言を吐き散らしても責任を問われない。日本の社会を根底から破壊するありさまを徹底的に追及し、白日の下にさらしてもらいたい。 安倍は改憲と同時に愛国心を育てる教育改革にも固執している。世論の反発が強い道徳の教科化は小学校で今年度から始まり、中学校は来年度からだ。まさか首相になれば「嘘をついても大丈夫」「約束は守らなくていい」「困ったら公文書を改ざんする」と教えるのではないでしょうね』、野党はこれだけ追求の材料がありながら、野党同士の「内ゲバ」に明け暮れ、肝心の安倍政権追求には真剣味を欠いているのは、残念でならない。

次に、11月2日付け日刊ゲンダイ「官房長官補佐官が突然の退任発表…背後に“怪文書”騒動か」を紹介しよう。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240742
・『菅官房長官の“懐刀”を自任する大臣補佐官が近く退任するという。今国会での成立が見込まれている水道法改正案など、公共サービス改革の旗振り役を務めてきた人物だが、突然の退任発表は、「なぜ、このタイミングで?」と臆測を呼んでいる。実は、官房長官を後ろ盾に権勢をほしいままにしてきた補佐官を巡っては、怪文書も出回る騒動が起きていた。 「菅義偉官房長官の大臣補佐官を務める福田隆之氏が近く退任することが30日、分かった。関係者が明らかにした」――。31日の深夜1時に産経ニュースが配信した小さな記事が、政界では大きな話題になっている。 福田氏は1979年生まれの39歳。早大教育学部卒業後、野村総合研究所の主任研究員を経て、2012年から新日本有限責任監査法人エグゼクティブディレクター・インフラPPP支援室長を務めていた。その時に菅長官の知遇を得て、16年1月から官房長官補佐官に就任した。民間からの登用は菅長官の一本釣りだったといわれている。 起用の理由について、菅長官は当時の記者会見で「民間資金の活用による公共施設の整備運営(PFI)に広範な識見、経験を有しており、公共サービス改革に関わる重要事項を担当してもらう」と説明していた。 「福田氏が手掛けていたのは、主に水道事業や港湾のPFIです。役所との折衝では官房長官の威光を振りかざし、ゴリ押ししてくることで有名だった。口癖は『菅長官が言っている』。『官房長官の意向なのだから、つべこべ言わずにやれ』という高圧的な態度で、陰では“黒い補佐官”と呼ばれていました」(国交省関係者) 加計学園問題で、官邸の補佐官や秘書官が「総理のご意向」を振りかざしたのと同じ構図だ』、新日本からの「天上り」になるが、安倍政権では2015年で164名の「天上り」がいるようだ。情報セキュリティなどの技術的知識を活かすためならいざ知らず、PFIのようんなビジネス上の利害が絡む分野にもいたとは驚きだ。しかも、「官房長官の威光を振りかざし、ゴリ押ししてくる」のでは、陰口が出てくるのも当然だ。
・『書かれている内容の真偽は分からないが、永田町では、臨時国会直前から福田氏に関する怪文書が出回っていたという。 「怪文書に書かれていたのは、PFIに関連したリベート疑惑などです。民間業者の選定に介入して見返りを要求しているとか、パリ出張の際にフランスの水道業者から接待を受けていたという内容でしたね。福田氏のバックには竹中平蔵氏がいて、民間運営の市場形成で利権を独占しようとしているとか……。それらが事実ならば、水道法改正案の成立も危うくなりかねない。報道では、担当していた仕事に区切りがついた福田氏が自ら退任を申し出たとされていますが、焦った官邸側が“切った”のが実情でしょう」(自民党議員秘書) いやはや、日刊ゲンダイが入手した“怪文書”には、「補佐官室にポテトチップスを常備」「蕎麦の薬味のネギにも手をつけないほどの野菜嫌い」「自宅用の土産は和菓子が喜ばれる」など、役所内部の人間しか知り得ないような情報も書かれている。 「官邸が絶対的な力を持っていれば、内部情報がポロポロと漏れ出てくることは考えられません。政権中枢を直撃する怪文書騒動や補佐官の退官は、政権の力がなくなり、官邸のグリップが利かなくなっていることの証しでしょう。霞が関全体が、3選でレームダック化した安倍政権と距離を取り始めているように感じます」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏) こういう綻びから一気に崩壊まで行くケースもある。安倍政権もそろそろ先が見えてきた』、「パリ出張の際にフランスの水道業者から接待」についてはともかく、大いにあり得る話だが、リベート疑惑は大問題だ。辞任させることで闇に葬ったのだろう。「政権の力がなくなり、官邸のグリップが利かなくなっていることの証し」であればいいのだが・・・。

第三に、2月9日付けLITERA「「私は森羅万象を担当している」安倍首相の“神宣言”は無教養なだけじゃない! 東条英機と同じ“肥大化した万能感”」を紹介しよう。
https://lite-ra.com/2019/02/post-4537.html
・『「私は総理大臣ですから、森羅万象すべて担当しておりますので」 安倍首相が国会で言い放ったこの発言が、大きな話題を呼んでいる。Twitterでは「森羅万象」がトレンド入り、「#森羅万象担当大臣」や「#森羅万象内閣」などのハッシュタグとともに、こんな投稿が相次いでいるのだ。〈ついにゴッド宣言〉〈現人神、平成にもいたんだねぇ〉〈安倍総理がついに地震や台風など森羅万象を司る神であらせられることを自白される〉〈森羅万象を司る神なら四島返還など簡単なはずなのにねえ〉〈移植云々サンゴマンになったり森羅万象ゼウスマンになったり、結局安倍さんはどうなりたいのですかね。てか、森羅万象を司っているのに何で嘘つくの?〉 森羅万象とは「宇宙間に存在する数限りない一切のものごと」(『広辞苑』第7版)の意。それを「担当している」と自称するのだから、「すわ全知全能の神にでもなったつもりか!」と突っ込まれるのも当然だろう』、もう正常心を失っているとしか思えない。
・『いったい安倍首相はどういう意図で、こんな「神宣言」とも言えるような発言を行ったのか。改めて振り返ってみよう。 発言があったのは2月6日の参院予算員会でのこと。国民民主党の足立信也議員が、厚労省の毎月勤労統計不正調査問題をめぐって、安倍首相に特別監察委員会の報告書を読んだのか質した。安倍首相が「そのものは読んではおりません。私は概要について秘書官から報告を受けている」と一切悪びれずに答弁した。 そこで、足立議員が「やっぱりこれだけ大事なことなのに、報告書も読まれていない」「総理としては、報告書を読まれていないので残念なのですが、これは第三者委員会とは認めないという認識でいいですね?」と追及すると、安倍首相はまたもや平然とこう答えたのだった。 「あの、総理大臣でございますから、森羅万象すべて担当しておりますので、あの、報告書をですね、まあ様々な、これ日々様々な報告書がございますが、それを全て精読する時間はとてもない、わけでございますし、世界中から、で起こっている、まあ電報等もあるわけでございます。ということはご理解いただきたい、とこう思います」 つまり、“自分は森羅万象(宇宙のすべて)を「担当している」が忙しいので第三者委員会の報告書は読めませんでした”、と言い訳しているわけである。どうしてこの文脈で「森羅万象」という単語が出てくるのか意味がわからないが、実は、安倍首相が国会で「森羅万象」という言葉を口にするのはこれが初めてではない。 たとえば昨年には、政府の裁量労働制データ改ざん問題を追及されて「私の場合は、もちろんこの予算について、森羅万象全てのことについてお答えをしなければならない立場ではありますが、全てのことについては、しかし、それは全て私が詳細を把握しているわけではありません」(2018年2月20日衆院予算員会)と居直り。その前年にも、森友・加計学園問題に関して「丁寧な説明」がされていないと詰められて「政府が取り扱っている森羅万象全てを私が説明できるわけでは当然ないわけでございますから」(2017年11月28日衆院予算委員会)などとのたまっていた。 ようするに、安倍首相はどうも「森羅万象」という言葉を“いっぱいやることがあるからチェックしきれないんだよ、許してね、テヘッ”という文脈で使っているらしいのだ。 安倍首相といえば、「云々」を「でんでん」、「背後」を「せご」と読むなど、日本語の基礎知識がないことで有名だが、しかし、この“森羅万象担当発言”はたんなる無教養という問題だけではなく、安倍首相の傲慢な姿勢が漏れ出たものではないのか』、「森羅万象」を軽々しく多用する癖があるようだが、四字熟語を使えば相手がひるんで、ごまかせるとでも思っているのだろうか。「安倍首相の傲慢な姿勢が漏れ出たもの」との指摘は、その通りだろう。
・『安保国会では「私は総理大臣なんだから正しい」発言も  事実、安倍首相は“思い上がり”というレベルをはるかに超えた、自分を絶対的な権力者だと勘違いしているとしか思えない発言を連発してきた。 たとえば2016年、2018年など数回にわたって国会で「私は立法府、立法府の長であります」と宣言。総理大臣は行政府の長であり、まさかの三権分立ガン無視発言を何度指摘されても繰り返している。2017年の防衛大学卒業式では「警戒監視や情報収集に当たる部隊は、私の目であり耳であります」「諸君のなかから最高指揮官たる内閣総理大臣の片腕となって〜」などと訓示して、明治天皇が軍に下した「軍人勅諭」さながらの言い回しで話題になった。 なにより忘れてはならないのは、2015年安保国会での党首討論で言い放った「我々が提出する法律についての説明はまったく正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから」だろう。言うまでもなく、安保法制は多数の憲法学者から違憲という指摘がなされ、法案の中身もめちゃくちゃな代物だった。ところが、そうした批判に対し安倍首相は「総理大臣なんだから正しい」と断言、まさしく“俺こそが法だ”という法治主義の根幹を揺るがす発言だった。 ほかにも、安倍首相はことあるごとに「私が最高責任者」と繰り返すが、昭和史研究の第一人者である作家・保阪正康は、この安倍首相の口癖を、日本を狂気の戦争に駆り立てた東条英機と同じものだと分析している。 「安倍さんは国会の答弁でよく“私が責任者ですから”と言うでしょう? あれは東条の言い方と同じなんですよ。政治権力の頂点にいる者が威張り散らすときの言葉で、東条は“俺に逆らうな”という恫喝の意味を込めてよく使いました。あんな言葉、普通の政治家は使いませんよ」(日刊ゲンダイ2016年2月19日付) こうした安倍首相の迷言の数々を振り返ってみると、いま、ネット上で話題になっている「森羅万象を担当している」なる発言も、これらとまったく同じ“天皇気取りの独裁者気質”“肥大化した万能感”からきていることがよくわかるだろう。そして、この安倍首相の歪んだ意識こそが、国会を軽視し、言論を平気で弾圧する“民主主義の破壊者”というしかない暴挙を生み出している。 そういう意味でも、わたしたちはこの発言を笑うだけですましてはならない。この政治家を一刻も早く総理大臣の椅子から引き摺り下ろし、「森羅万象を担当している」ということが勘違いであることを知らしめる必要があるだろう』、「独裁者気質”“肥大化した万能感”」とは言い得て妙だ。「“私が責任者ですから”と言うでしょう? あれは東条の言い方と同じなんですよ。政治権力の頂点にいる者が威張り散らすときの言葉で、東条は“俺に逆らうな”という恫喝の意味を込めてよく使いました」というのは恐ろしいと同時に、滑稽でもある。「安倍首相の歪んだ意識こそが、国会を軽視し、言論を平気で弾圧する“民主主義の破壊者”というしかない暴挙を生み出している」というのも的確な指摘だ。ただ、世論調査では内閣支持率が高水準を維持しているのは、解せないが、マスコミの安倍政権への忖度が1つの要因であることは確かなようだ。やれやれ・・・。
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