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新元号問題(その3)(国家が国民に平和を命ずる「令和」は明らかにファッショだ、国民はファシストを望むのか 令和で民主主義は消滅の危機、安倍首相が皇太子に新元号案を事前説明 学者は違憲と批判、改元を1億総慶祝 令和で安倍首相の疑惑も恩赦になるのか) [国内政治]

新元号問題については、4月4日に取上げた。令和に変わった初日の今日は、(その3)(国家が国民に平和を命ずる「令和」は明らかにファッショだ、国民はファシストを望むのか 令和で民主主義は消滅の危機、安倍首相が皇太子に新元号案を事前説明 学者は違憲と批判、改元を1億総慶祝 令和で安倍首相の疑惑も恩赦になるのか)である。

先ずは、作曲家の三枝成彰氏が4月6日付け日刊ゲンダイのインタビューに応じた「国家が国民に平和を命ずる「令和」は明らかにファッショだ」を紹介しよう。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/251275
・『新元号が「令和」と発表されたのを見て、真っ先に感じたのは「危ういなあ」だった。新聞の世論調査だと6割以上が賛成していて、内閣支持率まで跳ね上がったというが、僕は違う。今回初めて採用された「令」という文字が、どうにも引っかかるからだ。 その意味を手元にある「広辞苑」(第6版)で調べると、①命ずること。いいつけ②おきて。のり③長官④他人の家族などを尊敬して言う語――となっている。テレビや新聞は、このうち④の意味で使われる令夫人などの言葉を紹介し、「よいという意味がある」と持ち上げているが、より一般的なのは①だ。新元号は「平和を命ずる」と解釈すべきだろう。国家が国民に「仲良くしろ」と命令するわけだ。 僕に言わせれば、これはファッショにほかならない。目指すところが何であれ、みんなを同じ方向に向くように強制するものだ』、全く同感だ。
・『これだけでも気分が悪いが、その翌日、政府は閣議で「自衛官をシナイ半島に派遣する」と決めた。エジプトとイスラエルの停戦監視活動をする多国籍軍の司令部で連絡調整業務をこなすという。2016年の安保関連法の施行前はやれなかった任務。自衛隊に「世界平和のために働くよう命じた」のだ。元号発表の次の日というのが、何ともあからさまに思えてしまう。 「平和のため」は、軍隊を送り込む際の常套句だ。日本の満州出兵もそうだった。米軍がイラクに侵攻したのも、平和のためといわれた。しかし、それが不幸な結果を招くことはハッキリしている。海外の紛争地への出兵は、自国のためにも他国のためにもならない。かえって混乱を長引かせるだけだ。 「令和」は「明治」「大正」「昭和」「平成」といった近年の元号とは違って、怖い意味を含んでいるように思えてならない。安倍さんは、そんな含みがあることなど百も承知で、この文字を選んだのだろう。 「令」は、血が通っていないような寒々しさも感じさせる。「冷」の字を連想させるからだろうが、温かみがないところは安倍さんの政治スタンスや政策の方向性と通じるところだ。 新元号について世間は歓迎ムードのようだが、たとえ違和感を覚えても、それを口にできない人が多いのかもしれない。ファッショは静かに社会に浸透しているようだ』、日本はもともと同調圧力が強い社会だ。一般のマスコミも改元に関する異論は無視して、改元ムードの盛り上げに躍起になっている。「ファッショは静かに社会に浸透しているようだ」との指摘はその通りだ。

次に、4月28日付け日刊ゲンダイ「国民はファシストを望むのか 令和で民主主義は消滅の危機」を紹介しよう。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/252958
・『平成が終わり、令和を迎える。果たしてどんな時代になるのか。せめて、マトモな政治に期待したいが、絶望的な気分になってくる。平成という時代をひと言で振り返れば、最後の最後になって、民主主義が徹底的に破壊され尽くされた時代ではなかったか。選挙は行われるが、形だけ。実際は1党独裁、安倍様ファシズムの時代ではないか。ファシズム研究の第一人者、慶大教授の片山杜秀氏は3月30日付の東京新聞、<考える広場 我が内なるファシズム>でこう書いていたほどだ。〈現実主義の自民党と理想主義の社会党が対立した五五年体制が崩壊し、現実主義の政党ばかりになった。似たような価値観の政党ばかり。その中では、経験豊富な自民党が選ばれやすい〉〈「政治主導」の名の下に内閣人事局が設置され、内閣に官僚は抵抗できなくなった。今の内閣は各官庁の情報を吸い上げて力が肥大化し、戦前・戦中にはなかった強力なファシズム体制を実現させたと思います〉』、「今の内閣は各官庁の情報を吸い上げて力が肥大化し、戦前・戦中にはなかった強力なファシズム体制を実現させた」というのは、確かにその通りで背筋が凍るような気がする。
・『似たような政党ばかりだから、「それならば、一日の長で自民党を選ぼう」となる。何度やっても安倍自民党が勝つものだから、人事権を押さえられている官僚も逆らえず、言いなりになる。内閣に不利な情報は隠蔽、改ざんされ、忖度が横行し、ますます1強政権がのさばる。片山氏が指摘する通り、安倍政権はすでに「強力なファシズム体制を実現させた」ということだ。しかも、それが「政党に差異がない以上、経験豊富な自民党」という選挙民の意思によるものなのだから、絶望的になってくる。元外務省国際情報局長の孫崎享氏も嘆くひとりだ。「例えば、米国の民主党は世論調査をもとに国民目線に立った政策を訴え、共和党のトランプ政権を本気で倒そうとしている。しかし、日本の野党は国民が何を望み、どんな政策を訴えれば支持が得られるのかを勉強していない。ハッキリ言って努力不足なのです」 日本では、米国のサンダースのような候補者がてんで出てこないのだから、どうしようもない。選挙民は選択肢のない絶望から、安倍ファシズムを選んでしまう。令和になってそれが変わるのか。ますます、こうした傾向が強まるのではないか。令和で民主主義は「消滅危機」と言ってもいいのである』、「令和で民主主義は「消滅危機」」というのは言い得て妙だ。
・『現代の民主主義の死は「選挙」から始まる  ともにハーバード大教授のスティーブン・レビツキー、ダニエル・ジブラット両氏の共著「民主主義の死に方~二極化する政治が招く独裁への道~」(邦訳・新潮社)によると、かつての民主主義は革命やクーデターによって死んだが、現代の民主主義の死は「選挙」から始まる、という。 「選挙」というプロセスを経た強権的なリーダーが、異論を唱える政敵やメディアを公然と批判して二極化を促す。そして、司法機関などを支配して対立相手を恣意的に罰し、選挙制度や憲法を変えて独裁体制を確立させるというのだ。この指摘には背中が寒くなるではないか。 少数野党の意見に全く耳を貸さず、アリバイ的に審議時間だけを重ねて強行採決を繰り返す「アベ政治」。こんな政治が常態化したのも、選挙を経て衆院で3分の2超という圧倒的多数の議席を確保したからだ。安倍首相が特定メディアを名指しで批判している姿も同じ。そうやってケンカを仕掛け、二極化を促す。そういえば、イタリアのムソリーニやドイツのヒトラーも選挙の大勝によって、「ファシズム」を完成させた。「ファシズム」とは、ある日突然、ファシストが登場して、国民の権利を制限するのではなく、選挙民が強大な権力を与えた結果、暴走するものなのである。 当時のイタリアもドイツも国民の間には経済的な不満が渦巻いていた。独裁者はそれを利用し、巧みなプロパガンダで民衆を洗脳した。当時と今はそっくりだし、問題は、この傾向が日本だけではないことだ』、「現代の民主主義の死は「選挙」から始まる」、「「ファシズム」とは、ある日突然、ファシストが登場して、国民の権利を制限するのではなく、選挙民が強大な権力を与えた結果、暴走するものなのである」、などの鋭い指摘には、改めて民主主義の脆さを再認識させられた。
・『経済のグローバル化で格差拡大、右傾化が加速  9日に投開票されたイスラエル総選挙では、ネタニヤフ首相率いる右派政党リクードが勝利。昨年は、ハンガリーで反移民政策を掲げたオルバン首相率いる右派フィデス・ハンガリー市民連盟が圧勝した。 ロシアのプーチン大統領やトルコのエルドアン大統領ら、ファシズム化が懸念される政権を挙げればキリがない。 これらの政権に共通しているのが、「危機」や「脅威」を訴えて自分の政権運営を正当化し、反対勢力を封じ込めて民主主義を「破壊」するやり方だ。例えば、エルドアン大統領は一部の国軍クーデター未遂を理由に世論不安を煽り、多数の兵士や公務員、記者を拘束した揚げ句、大統領に権限を集中させる憲法改正を実施。プーチン大統領も、チェチェン共和国の「独立派によるテロ」を口実に「垂直の権力」と呼ばれる体制を構築した。 人権監視団体「フリーダムハウス」が2月に公表した「世界の自由度調査」によると、世界の自由度は13年連続で低下。今や世界中で「民主主義」は後退する一方だ』、これら諸国の「強権政治」で「共通しているのが、「危機」や「脅威」を訴えて自分の政権運営を正当化し、反対勢力を封じ込めて民主主義を「破壊」するやり方」、確かにその通りだ。日本の場合は北朝鮮や中国の脅威がそれに当たるのだろう。
・『右派政治家は大衆の不満を煽って支持を集める  埼玉学園大学経済学部教授の相沢幸悦氏は「巨大な資本主義による経済のグローバル化が世界中で富裕層と貧困層の格差拡大を招き、右傾化の動きを加速させた」と言い、こう続けた。 先進国、途上国に限らず、今やどの国でも人々の不満が高まっており、その怒りの矛先が外国人や移民に向けられつつあります。米国第一主義を掲げる米トランプ大統領が象徴的ですが、EU加盟国で起きている移民排斥の運動もその流れでしょう。日本を含む右派思想と呼ばれる政治家はその大衆の不満を煽り、支持を集めているのです。世界経済の減速が叫ばれる中、こうした動きはさらに強まるでしょう」 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)は「選挙という民主的な手続きを経て権力を集中させた上で、やりたい放題を正当化するのが現代の『ファシズム』。選挙制度、主権者教育など、あらゆることを見直さないといけない」と言った。 「令和」は戦前に逆戻りなのだろうか』、人々の不満の「矛先が外国人や移民に向けられつつあります」、というのもその通りだが、唯一、日本の場合は深刻化する人手不足で、事実上の「移民」促進策が採られているようだ。「選挙制度、主権者教育など、あらゆることを見直さないといけない」、というのはその通りだ。

第三に、4月30日付け日刊ゲンダイ「安倍首相が皇太子に新元号案を事前説明 学者は違憲と批判」を紹介しよう。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/252988
・『安倍首相が新元号発表を3日後に控えた3月29日、皇太子と1対1で面会し、「令和」を含む6つの原案を提示していたことが判明した。30日の朝日新聞が特報した。憲法4条は天皇の国政関与を禁じており、安倍の行為は「新天皇が元号の選定過程に関与したのでは」という違憲の疑いを招きかねない。 「令和」の典拠の万葉集は皇族から農民まで幅広い層の歌を収めたとされる。安倍は「1億総活躍」のイメージを重ねて気に入り、3月28日の官邸幹部らによる協議で「令和」を本命に6案を原案とする方針を決定。4月1日に有識者懇談会、衆参両院正副議長への意見聴取、全閣僚会議など国民代表の意見を聴取して新元号を決める前に、安倍は新天皇に元号案を説明したことになる。 皇太子への事前説明は日本会議など保守派が求めたもので、自らの支持基盤への政治的配慮。憲法4条は政治の側が天皇の権威を利用することも禁じている。特定の政権支持層を意識した安倍の行為は「新天皇の政治利用」にあたりかねず、憲法学者からも「違憲の疑いがある」との批判が上がっている』、「皇太子への事前説明は日本会議など保守派が求めたもので、自らの支持基盤への政治的配慮」、とはいえ、違憲の疑いがあってもここまで露骨に強行するとは、憲法順守など一切念頭にない安倍首相らしいやり方だ。

第四に、5月1日付け日刊ゲンダイ「改元を1億総慶祝 令和で安倍首相の疑惑も恩赦になるのか」を紹介しよう。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/252976
・『いよいよ、30日、平成の時代が幕を閉じる。元号が変わる時代の節目に主役気取りの安倍首相には強烈な違和感を覚える。 新天皇即位後の大嘗祭など「身の丈にあった儀式」を望む皇族の意向を顧みず、安倍は皇位継承のいずれの儀式も「国事行為」に指定。 30日夕の「退位礼正殿の儀」で天皇に国民代表として感謝の辞を述べ、あす昼前の「即位後朝見の儀」でも再び国民代表としてあいさつ。2日連続でしゃしゃり出て、代替わりセレモニーを自ら主導している感を見せつける。 そもそも改元の日程さえ、安倍は“自己都合”を優先させたフシがある。2017年10月に朝日新聞が「4月1日に新天皇即位」と1面トップで伝えると、朝日嫌いの安倍は「朝日は恥をかくことになる」と周囲に怒りをあらわにしたと複数の週刊誌が報じた。 背景には即位を巡る官邸と宮内庁の主導権争いがあったというが、同年12月に自ら議長を務める皇室会議で「5月即位」を決めた。 安倍が朝日に恥をかかせた結果、年末でも年度末でもなく、暦の上では不自然な4月30日退位、5月1日即位を決めたのなら、恐れ知らずの不敬なヤカラだ。揚げ句に即位の日を祝日にして史上初の10連休まで出現させ参院選前の人気取りに役立てるのは、宮中行事の政治利用ではないのか』、「大嘗祭など「身の丈にあった儀式」を望む皇族の意向を顧みず、安倍は皇位継承のいずれの儀式も「国事行為」に指定」して、自分の出番を増やすだけでなく、「安倍が朝日に恥をかかせた結果、年末でも年度末でもなく、暦の上では不自然な4月30日退位、5月1日即位を決めた」に至っては、酷い政治利用ぶりに開いた口が塞がらない。
・『新元号発表で総理談話ゴリ押し後にTV行脚、まだ5年も先の新紙幣発表と続いて、5月4日には10月26日の予定だった新天皇即位後初の一般参賀を前倒し。5月25日から訪日するトランプ米大統領を国賓として新天皇に引き合わせ、即位後初の国賓との会見を演出――。安倍は改元に乗じて新時代到来ムードをあおり、あたかも平成に犯した悪事をチャラにする気マンマンである。 「元号は災厄や大きな不幸があった際、天皇が時間の支配者として時代の空気を一変させるのに使われてきました。安倍首相も時間の支配者気分で、改元でモリカケ問題に安倍・麻生道路など積み上がった国政私物化の疑惑をご破算にしたいのでしょう。民主主義の世に時代錯誤も甚だしい発想です。時の主権者は国民であることを忘れてはいけません」(法大名誉教授・五十嵐仁氏) 皇位継承に合わせた「恩赦」の実施で、安倍の大罪まで無罪放免なんて絶対に許されない』、「安倍首相も時間の支配者気分で、改元でモリカケ問題に安倍・麻生道路など積み上がった国政私物化の疑惑をご破算にしたいのでしょう」、飛んでもない話だ。
・『令和以降も忘れてはいけない無数の大罪  平成最後の6年余り、安倍の所業を並べ立てるだけで、それこそ「斬奸状」になり得るくらいだ。 アベノミクスの失敗をゴマカすため、虎の子の年金基金や日銀マネーなどを鉄火場相場に大量投下し、株高を演出。働き方改革と称した労働規制の破壊で、働く人々に定額使い放題の残業地獄を押しつけ、事実上の移民解禁で外国の安い労働力と競わせ、さらなる賃下げ圧力を加える。 公約違反のTPP発効で農家は自由貿易の巨大な波にのみ込まれ、水道法改正と種子法廃止で命の源の水と食まで外資に献上。特定秘密保護法や共謀罪で国民監視を強化する半面、子飼い議員の差別発言は野放しだ。 内閣人事局を通じて霞が関幹部を牛耳り、歯向かえば報復人事の憂き目に遭わせる。おかげでヒラメ役人の忖度がはびこり、森友文書の改ざんを筆頭に隠蔽、捏造のオンパレード。数の力に頼る採決強行乱発で国会を軽視し、安倍の答弁も攻撃的な物言いで野党を非難し、はぐらかす。息を吐くような嘘も100回繰り返せば怒る気力も失せ、国民の諦めが何回吹っ飛んでもおかしくない内閣の延命を許す。 あろうことか首相に近い人物のレイプ事件のもみ消し疑惑もくすぶり、今や三権はボロボロだ。メディアも官邸の難クセに屈し、ちょっとでも政権に意見するコメンテーターは総パージ。完全に権力の飼い犬に成り下がってしまった。 「『地方創生』『1億総活躍』『人づくり革命』など次々ブチ上げたスローガンの成果はゼロ。“お友だち”への恩恵や五輪、カジノ、万博など目先の利益を優先させ、国家百年の大計をかなぐり捨てる。安倍首相は国民の目をくらますだけで長期政権を築き上げた稀有な政治家です」(政治評論家・森田実氏) 応援団メディアに「外交のアベ」とおだてられながら、ロシアとの北方領土交渉は頓挫、北朝鮮との拉致交渉は1ミリも動かず、対韓関係は史上最悪レベルに達した。それでいて米国には隷従し、解釈改憲で集団的自衛権行使に踏み切り、土地やカネに加えて自衛隊というヒトまで差し出す。 米国製の高額兵器を爆買いするため、社会保障費の自然増分を総額2兆円近くも削減。大体、熊本地震から3年、東日本大震災から8年経っても、計約1万8000人もの被災者が仮設暮らしを強いられているのに、国のトップが改元に浮かれている場合なのか。 「天皇大権の威を借りて破滅戦争に突入した戦前の軍部と政府が代表例ですが、いつの世も天皇は時の為政者のハク付けに利用された苦い経験がある。そうした負の歴史を知っていれば、改元の政治利用は論外。違憲の疑いもある天皇の国事行為による『7条解散』を繰り返すのも問題です。安倍首相には、象徴としてのあり方に苦心する天皇の気持ちが理解できないのでしょう。首相の大きな欠点は歴史を知らず、心がないことです」(森田実氏=前出) 4月30日、5月1日にかけ改元特番をタレ流し、安倍の薄汚い魂胆に全面協力するTV局も同罪だ。1億総慶祝を扇動する同調圧力に、10連休中の国民は屈してはいけない』、『7条解散』の問題点については、2017年9月26日付け現代ビジネス「衆院解散、やっぱり無視できない「憲法上の疑義」木村草太が説く」を参考にされたい。https://gendai.ismedia.jp/articles/-/52964
「改元特番をタレ流し、安倍の薄汚い魂胆に全面協力するTV局も同罪だ。1億総慶祝を扇動する同調圧力に、10連休中の国民は屈してはいけない」との指摘には全面的に賛成だ。
タグ:違憲の疑いもある天皇の国事行為による『7条解散』を繰り返すのも問題 皇太子への事前説明は日本会議など保守派が求めたもので、自らの支持基盤への政治的配慮 選挙という民主的な手続きを経て権力を集中させた上で、やりたい放題を正当化するのが現代の『ファシズム』 皇太子と1対1で面会し、「令和」を含む6つの原案を提示 内閣に官僚は抵抗できなくなった。今の内閣は各官庁の情報を吸い上げて力が肥大化し、戦前・戦中にはなかった強力なファシズム体制を実現させた 片山杜秀 実際は1党独裁、安倍様ファシズムの時代 新天皇即位後の大嘗祭など「身の丈にあった儀式」を望む皇族の意向を顧みず、安倍は皇位継承のいずれの儀式も「国事行為」に指定。 EU加盟国で起きている移民排斥の運動 経済のグローバル化で格差拡大、右傾化が加速 三枝成彰 (その3)(国家が国民に平和を命ずる「令和」は明らかにファッショだ、国民はファシストを望むのか 令和で民主主義は消滅の危機、安倍首相が皇太子に新元号案を事前説明 学者は違憲と批判、改元を1億総慶祝 令和で安倍首相の疑惑も恩赦になるのか) 「民主主義の死に方~二極化する政治が招く独裁への道~」 「選挙」というプロセスを経た強権的なリーダーが、異論を唱える政敵やメディアを公然と批判して二極化を促す。そして、司法機関などを支配して対立相手を恣意的に罰し、選挙制度や憲法を変えて独裁体制を確立させる “お友だち”への恩恵や五輪、カジノ、万博など目先の利益を優先させ、国家百年の大計をかなぐり捨てる こんな政治が常態化したのも、選挙を経て衆院で3分の2超という圧倒的多数の議席を確保したからだ 安倍の行為は「新天皇の政治利用」にあたりかねず、憲法学者からも「違憲の疑いがある」との批判 選挙制度、主権者教育など、あらゆることを見直さないといけない 「安倍首相が皇太子に新元号案を事前説明 学者は違憲と批判」 ハンガリーで反移民政策を掲げたオルバン首相 息を吐くような嘘も100回繰り返せば怒る気力も失せ、国民の諦めが何回吹っ飛んでもおかしくない内閣の延命を許す 「国家が国民に平和を命ずる「令和」は明らかにファッショだ」 朝日新聞が「4月1日に新天皇即位」と1面トップで伝えると、朝日嫌いの安倍は「朝日は恥をかくことになる」と周囲に怒りをあらわにした 安倍は改元に乗じて新時代到来ムードをあおり、あたかも平成に犯した悪事をチャラにする気マンマン 内閣人事局を通じて霞が関幹部を牛耳り、歯向かえば報復人事の憂き目に遭わせる。おかげでヒラメ役人の忖度がはびこり、森友文書の改ざんを筆頭に隠蔽、捏造のオンパレード 公約違反のTPP発効で農家は自由貿易の巨大な波にのみ込まれ、水道法改正と種子法廃止で命の源の水と食まで外資に献上。特定秘密保護法や共謀罪で国民監視を強化する半面、子飼い議員の差別発言は野放しだ 「改元を1億総慶祝 令和で安倍首相の疑惑も恩赦になるのか」 2日連続でしゃしゃり出て、代替わりセレモニーを自ら主導している感を見せつける 1億総慶祝を扇動する同調圧力に、10連休中の国民は屈してはいけない 改元特番をタレ流し、安倍の薄汚い魂胆に全面協力するTV局も同罪だ 首相に近い人物のレイプ事件のもみ消し疑惑もくすぶり、今や三権はボロボロだ 改元の政治利用は論外 5年も先の新紙幣発表 右派政治家は大衆の不満を煽って支持を集める 世界の自由度は13年連続で低下。今や世界中で「民主主義」は後退する一方だ 「世界の自由度調査」 トルコのエルドアン大統領 ロシアのプーチン大統領 「ファシズム」とは、ある日突然、ファシストが登場して、国民の権利を制限するのではなく、選挙民が強大な権力を与えた結果、暴走するものなのである イタリアのムソリーニやドイツのヒトラーも選挙の大勝によって、「ファシズム」を完成させた 新天皇即位後初の一般参賀を前倒し。5月25日から訪日するトランプ米大統領を国賓として新天皇に引き合わせ、即位後初の国賓との会見を演出 安倍が朝日に恥をかかせた結果、年末でも年度末でもなく、暦の上では不自然な4月30日退位、5月1日即位を決めたのなら、恐れ知らずの不敬なヤカラだ 令和以降も忘れてはいけない無数の大罪 スティーブン・レビツキー、ダニエル・ジブラット両氏の共著 現代の民主主義の死は「選挙」から始まる 令和で民主主義は「消滅危機」 安倍首相も時間の支配者気分で、改元でモリカケ問題に安倍・麻生道路など積み上がった国政私物化の疑惑をご破算にしたいのでしょう 揚げ句に即位の日を祝日にして史上初の10連休まで出現させ参院選前の人気取りに役立てるのは、宮中行事の政治利用 アベノミクスの失敗をゴマカすため、虎の子の年金基金や日銀マネーなどを鉄火場相場に大量投下し、株高を演出 メディアも官邸の難クセに屈し、ちょっとでも政権に意見するコメンテーターは総パージ。完全に権力の飼い犬に成り下がってしまった 日本の野党は国民が何を望み、どんな政策を訴えれば支持が得られるのかを勉強していない これらの政権に共通しているのが、「危機」や「脅威」を訴えて自分の政権運営を正当化し、反対勢力を封じ込めて民主主義を「破壊」するやり方だ 孫崎享 すでに「強力なファシズム体制を実現させた」 内閣に不利な情報は隠蔽、改ざんされ、忖度が横行し、ますます1強政権がのさばる 平成という時代をひと言で振り返れば、最後の最後になって、民主主義が徹底的に破壊され尽くされた時代 働き方改革と称した労働規制の破壊で、働く人々に定額使い放題の残業地獄を押しつけ、事実上の移民解禁で外国の安い労働力と競わせ、さらなる賃下げ圧力を加える 「国民はファシストを望むのか 令和で民主主義は消滅の危機」 新元号は「平和を命ずる」と解釈すべき 国家が国民に「仲良くしろ」と命令するわけだ。 僕に言わせれば、これはファッショにほかならない ファッショは静かに社会に浸透しているようだ 新元号について世間は歓迎ムードのようだが、たとえ違和感を覚えても、それを口にできない人が多いのかもしれない 「平和のため」は、軍隊を送り込む際の常套句 政府は閣議で「自衛官をシナイ半島に派遣する」と決めた 巨大な資本主義による経済のグローバル化が世界中で富裕層と貧困層の格差拡大を招き、右傾化の動きを加速させた 日刊ゲンダイ 新元号問題 トランプ大統領
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