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金融関連の詐欺的事件(その11)(追跡!あなたを狙う“闇バイト”、金融のプロもだまされた 「スゴ腕詐欺師」の正体、解約できない!マンション「サブリース」の罠 「サブリース新法」施行後も残された課題とは) [金融]

金融関連の詐欺的事件については、2019年12月17日に取上げた。今日は、(その11)(追跡!あなたを狙う“闇バイト”、金融のプロもだまされた 「スゴ腕詐欺師」の正体、解約できない!マンション「サブリース」の罠 「サブリース新法」施行後も残された課題とは)である。

先ずは、昨年11月26日付けNHKクローズアップ現代+「追跡!あなたを狙う“闇バイト”」を紹介しよう。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4488/index.html
・『全国で相次ぐ「持続化給付金」の不正受給や、詐欺、強盗・・・。今“手軽に稼げる”ことをうたう“闇バイト”に「つい手を出す」若者が急増している。取材班は若者たちや、闇バイトを斡旋する人物を追跡。すると、SNSを通じて簡単に“仕事”が紹介される“スピード感”が、コロナ禍で困窮する若者をひきつけていく実態が見えてきた。「金に困る若者は狙い目」と語り、若者たちを取り込んでいく“ネット犯罪の最前線”は、何を投げかけているのか? 出演者 高橋暁子さん (ITジャーナリスト) NHK記者 武田真一 (キャスター)』、興味深そうだ。
・『19歳 コロナ禍で仕事失い…“受け子”に  私たちはまず、犯罪と知りながら闇バイトに手を出し、逮捕された若者に話を聞くことにしました。 闇バイトをして逮捕された少年 「“高単価バイト担当になります”“おいくつで、どちらにお住まいでしょうか?”って。」 19歳の少年です。4月、新型コロナウイルスの影響で建設現場の仕事を失いました。大好きなバイクを買った際に借りた、15万円の返済のめどが突如、立たなくなりました。友人から闇バイトの存在を聞き、SNSで探したといいます。 少年「『闇バイトをやってみたら?』『もうやるしかないんちゃう、お金返されへんのやったら』って。“闇バイト”で調べて、特に何も怖いなとは思わず、わりと軽い気持ちで。面接とかなしで身分証を出して、やるかやらないかだけ言えば、あした、あさってからなので、むしろいいんじゃないかなって。」 紹介されたのは、高齢者からキャッシュカードをだまし取る“受け子”の闇バイトでした。報酬は30万円。十分に借金を返済できる額です。最初は疑ったものの、説明を聞くうちに引き受けることにしたといいます。 少年「(相手は)『全然大丈夫です、簡単です』って、『絶対捕まらない、リスクほぼゼロです』『捕まった人はいません』みたいな感じで連絡来るので。とにかく今、お金がないと追い込まれている状況だったんで、わかってても、みたいな。リスクは背負いたくないですけど、もうやるしかないかな、みたいな感じで。」 言われるがままに銀行員になりすまし、指定された家を目指した少年。ところが、玄関口でだまそうとした相手に詐欺だと見抜かれ、自首するよう説得されました。その日のうちに少年は逮捕されました。 少年「相手もうすうす気付いている感じで、『交番行こうや』って感じで言われて、もう無理かなってなったんで。そのとき冷静に判断をしていたら、大丈夫だったのかもしれないですけど、冷静な判断ができていないんで簡単に信じ込んで…。そのまま捕まった感じですね。」』、「玄関口でだまそうとした相手に詐欺だと見抜かれ、自首するよう説得」、未遂だったので、刑は軽くなるが、何ともお手軽な犯罪だ。「銀行員」らしい髪型にしたのだろうか。
・『“給付金不正受給” 大学生に忍び寄る誘い  今、SNSを通じて大学生が違法に金を稼ぐ犯罪に手を出し、逮捕される事件が相次いでいます 9月に都内で起きた強盗傷害事件。大学生らが消防機器の点検を装って住宅に押し入り、現金などを奪おうとしました。供述によると、きっかけはSNSでの募集でした。 さらに、新型コロナの感染拡大を受けて広がる、持続化給付金の不正受給。全国各地で大学生の逮捕が相次いでいます。 取材からは、SNSを使ったことば巧みな勧誘が、学生に及んでいる実態が見えてきました。 不正受給に手を染めようとした、沖縄の大学生の男性です。突然、見ず知らずの相手からメッセージが届きました。 “学生でも最大で100万円もらえます。” 相手はそれと引き換えに、高額の手数料を要求してきました。当初、男性は警戒したといいます。 給付金不正受給に誘われた大学生「ちょっと怪しいのかなと思いましたし、やっぱり学生という身なので、これで通るのか、お金がもらえるのか疑問に思いました。」 男性は勧誘を無視していましたが、1か月後、再びSNSで申請書の記入例とメッセージが送られてきました。男性は、やり取りを重ねるうちに、犯罪なのではという疑念が薄れていったといいます。 大学生「質問しても『みんながやってるから大丈夫』とか、『税理士がついているので心配しなくていい』という形で。生活、引っ越しとかいろいろあったので、そのタイミングが重なって、やっぱりお金が必要だなと思って、そこで給付金をもらおうかなという形で。」 男性は相手を信用し、申告書にうその収入や職業などを書いて、申請に必要な手続きを済ませました。しかし、その後みずからの行為が犯罪に当たる可能性があると気付き、受給の一歩手前で、申請を取り下げることにしたのです。 大学生「対面も何もしていないので、このLINE上だけでことが進んで、結果的に詐欺になってしまうという形だったので。誰でも被害にあう確率はあると思う。」』、「持続化給付金の不正受給」では、確かに「全国各地で大学生の逮捕が相次いでいます」。
・『「メッセージが消える」あるツールが犯罪に…  さらに、若者たちが犯罪に関わる敷居を下げる、“あるツール”の存在も浮かび上がってきました。岡山県内の少年院。闇バイトの経験がある少年たちが「使用した」と口々に語ったのはあるアプリの名でした。 19歳の少年「犯罪は全部『テレグラム』だった。」 17歳の少年「警察も『テレグラム』の存在は知っているけど、お手上げって感じでした。」 19歳の少年「こっちが送ったメッセージが消えるっていう仕組みがあって。」 ロシアで開発された通信アプリ「テレグラム」。プライバシーが守られる安全なコミュニケーションツールとして開発され、世界で4億人が使用しているといいます。 その機密性の高さから、香港の民主化運動では、デモに参加する若者たちの連絡手段として使われました。特殊詐欺に関わって逮捕された19歳のこの少年は、犯罪手口のやり取りに「テレグラム」を使っていました。 少年の元には「テレグラム」を通じて、詐欺や強盗に入る住所など、具体的な指示が伝えられていました。 このアプリには時間を設定しておけば、それまでのやり取りが自動で消去される機能がついています。消えたメッセージは復元できず、サーバーにも痕跡が残りません。 この少年は「テレグラム」でのやり取りは、警察に追跡されるおそれがほとんどないため、リスクを感じずに犯罪に加担したといいます。 19歳の少年「電話もできますし、普通に文章も送れる、みたいな。LINEと大差ないっちゃないですけど、“身内”は全員、電話もテレグラムで電話。メッセージ送ってくるのも、全部テレグラムで送ってくるみたいな形でした。無理なんです、警察は。だから全部かたい意味で、テレグラムで連絡を取り合おうってしてました。」』、「テレグラム」は「消えたメッセージは復元できず、サーバーにも痕跡が残りません」、犯罪集団にとっては格好のツールのようだ。
・『“スピード”“手軽さ”巧妙な手口とは?  実際、若者たちを闇バイトにどう引き込んでいくのか。その手口をさらに取材することにしました。 「高収入とか」 ツイッターで闇バイトと検索すると、募集は分刻みで投稿されていました。目を引く高級車や高級腕時計。札束の写真。中には、思わぬキーワードも。 「『鬼滅の刃』がついに上映開始ですね。」ハッシュタグには「鬼滅の刃」など、闇バイトとは無関係なことば。はやりの検索ワードをあえて載せることで、より多くの若者を闇バイトに導くねらいがあるとみられます。 「仕事に興味がある」とメッセージを送り、闇バイトをあっせんする人物にコンタクトを取ることにしました。 林雄大記者(NHK名古屋)「返信がすぐきましたね。『あしたからの勤務可能でございます。内容は“受け出し”になります。』、“テレグラム”を相手が指定してきました。」 私たちは、仕事の内容を聞き出すことにしました。 記者「さっきツイッターで連絡した者なんですけれど。」 (電話)闇バイトの指示役「よろしくお願いします。さっそくなんですけど、こういったお仕事のご経験とかってありますか?」 記者「いや、こういうの初めてで。」 指示役「全然、初めてでも特に問題ないんで。」 未経験だと知ると、相手は具体的な内容を話し始めました。 指示役「簡単に言いますと、スーツ着て銀行員を装っていただくんです。簡単に、ピンポン押して、お客様が出てきて、2分くらいで終わっちゃう作業なんですけど、こちらのほうで『キャッシュカードの確認に行く』ってお話してるんですね。お客さんっていくのは、信じているんで。本当に銀行員だって信じているんで、そういう人は残高とか暗証番号を全部言うんですね。そのままコンビニに行って(お金を)おろしてもらう。」 終始丁寧な口調。まるで、普通のアルバイト説明のような語り口で、話し続けます。 指示役「週に何回とか、どれくらい希望してますかね?」 記者「どれくらいやれるんですか?」 指示役「基本的には平日は週5、毎日埋まってますし、土曜日もやってるんですよ。今、場所とか決まって、あした10時に着けますかね?」 最初に連絡を取ってから、わずか4時間余り。翌日の仕事が伝えられました。それでも不安だと告げてみると…。 指示役「全然大丈夫です。何回も何回も教えますので、覚えるまでは。じゃあ、今すぐテレグラムで送るので、よろしくお願いします。」 電話を切って10分後。 記者「やりとりの台本が送られてきました。」 送られてきたのは詐欺の受け子のマニュアルでした。誰でも簡単にできるよう玄関先でのやり取りが分かりやすく書かれています。このスピード感と手軽さが若者の警戒心を解いているとみられます』、「スピード感と手軽さが若者の警戒心を解いている」、とは困ったことだ。
・『「抜け出せない」増殖する“組織”  さらに私たちは、若者を犯罪へといざなう人物たちの実態に迫ろうとしました。 記者「実は私、NHKの記者をしていまして、それで直接、話を聞けないかなと。」 (電話)「ちょっと無理ですね。」 記者「これまで(テレグラム)でやりとりをしていた、メッセージの内容が消されてしまいました。」 複数の相手に交渉を続けると、「T」と名乗る36歳の男が「テレグラム」でのやり取りを条件に、取材に応じました。 記者「何でSNSで募集するんですか?」 指示役『T』「1番、手っとり早いからじゃないですか。簡単だし、全国的にもできるし、身バレする心配も無いじゃないですか。労働者をとりあえず、今、集めているという段階ですかね。現場に出る人間というのは、数いればいるだけ、いいことはいいので。」 「T」によると、所属しているのは半グレや暴力団をトップとする、ピラミッド構造の組織。みずからは若者などの実行役を取りまとめる、指示役だといいます。実行役が奪った現金は、指示役を経由してトップに流れ、みずからの月収は手取りで200万円だといいます。 記者「逮捕された人って、どれくらいいるんですか?」 指示役『T』「現場に出る子たちが捕まるというのは、頻繁に情報として上がってきますけど、我々(指示役)の立ち位置で捕まったというのは、聞いたことないですね。」 記者「若い人たちというのは、使い捨てみたいになっているという一面がある?」 指示役『T』「『使い捨てみたいな感じ』というか、ぶっちゃけ正直、最初から『使い捨て』ですよ。」 一度、組織にとらわれると、若者たちが抜け出すのは困難であることも分かってきました。少年院で取材した19歳の少年。闇バイトでミスしたことがきっかけで、組織から抜け出せなくなった仲間を、目の当たりにしていました。 19歳の少年「けじめつけないとあかん。『お前はこれ(失敗を)やったから100万払えよ』って。でも100万払う能力がないってなったら、『俺がこれ(失敗の)面倒見てやるから』、例えば“かけ子”やったり、詐欺のリクルーターやったり、っていうのをやらされるパターン。もうずっと抜け出されへん。」 冒頭で紹介した、コロナ禍で仕事を失い、闇バイトに手を出して逮捕された少年です。実は1度だけ、指示役に闇バイトを辞めたいと告げたことがありました。しかし、みずから運転免許証の写真を渡していたことで、かなわなかったといいます。 闇バイトで逮捕された少年「やめたいんですけどって言ったら、『いや、もう無理やから』みたいな。身分証も持ってるから、勝手に連絡切るようなことしたら、『家まで行くで』って、脅しって感じで逃げられない。『1件だけ成功したら、やめていいから』って言われて、最悪でも絶対1回はやることになる。確実に、絶対捕まる。どれだけお金に困っていても、それだけには手を出さないでほしい。」 さらに、組織を抜け出せない若者たちが、次々と新たな若者を引き込んでいく実態も見えてきました。指示役「T」は、「若者を集めてきた者が、昇給する仕組みがある」と明かしました。 記者「応募する人を集めてきたら出世できる?」 指示役『T』「集めただけではダメなんですけど、実際、集めた方たちが定期的に出てくれて、ちゃんと仕事もしっかりこなすというのをある程度の期間やれば、昇給のほうはどんどんしていく形にはなっています。」 「T」によると、抜け出せなくなった若者は、捕まるリスクの少ない指示役に回ることを目指すといいます。新たな若者たちが勧誘され、組織はおのずと増殖を続けているといいます。 指示役『T』「完璧に1個の三角形じゃなくて、三角形が2個も3個もあるような感じですかね。請負業者みたいな形ですかね。」 記者「今、コロナで若い人たちがお金に困っていたりしますけど。」 指示役『T』「結構、狙い目ではあります。基本的に、お金に困っている子が多いんで。」 私たちは、「T」の行為を改めて問いただしました。 記者「受け子とか出し子とか、10代とかもいると思うが、その点は?」 指示役『T』「どう思っているかというと、正直、特に何も思っていないです。」 記者「だましたお金じゃないですか?」 指示役『T』「正直、最初は罪悪感がありますよ。ただ、こういう仕事していると、マヒしてきますよね。」 記者「やめるつもりはない?」 指示役『T』「表でまじめにやってる人と、裏でずっと生きている人の違いなんじゃないですか。自分でいうのもあれですけど、たぶん感情壊れているはずなんで、誰かをおとしめるという面に関しては、特に罪悪感とか持っていないので。」 通話を終えたその瞬間、テレグラムのやり取りはすべて消えました。 SNSに広がる闇バイトに簡単に引き込まれる若者たち。それは社会に何を投げかけているのでしょうか』、「指示役」クラスでも「月収は手取りで200万円」、とは儲かるようだ。
・・『手を出さない 身を守るために  武田:罪悪感もない、使い捨てとまで言い切る指示役のことばに、憤りを感じます。ほかにも若者たちを闇バイトに誘う、巧みな手口があるそうですね。 林雄大記者(NHK名古屋):そうなんです。私が感じたのは、とにかく徹底的に若者の警戒心を解こうとしてくるというところです。 例えば私が詐欺の指示役にコンタクトをとった際に、「犬が苦手だ」と伝えてみたんですが、相手はすぐに「犬がいる家には派遣しない」と答えました。終始、こちらが何を不安に思っているのかを探りながら、警戒心を解こうとしているように感じました。さらにこちらの境遇も周到に探ってきます。彼らはさまざまな犯罪を用意していて、「なぜ困っているのか?」とか、「いくら欲しいのか?」など、さまざまなことを探ってきて、場合によっては“たたき”と呼ばれるような、強盗のような仕事を勧められるようなこともありました。 武田:なぜ若者が引き込まれてしまうのか。ITジャーナリストの高橋さんが考えるキーワード、まずは「困ったときにすぐそばにいる」。そして若者は「顔が見えなくても信用」してしまう。こんなことがあるそうです。 さらに今、コロナで家にいる時間が長くなったことで、「SNSを見る時間が増えた」という人が3割に上っていることも影響しているということなんですが、どういうことなんでしょうか? ゲスト高橋暁子さん (ITジャーナリスト)高橋さん:若者は、ふだん使いなれているSNSで、どんなことも検索してしまうんです。また、スマホでお小遣い稼ぎをすることも当たり前ですので、このような、もうけ話に乗ることも抵抗がないのかなと思います。また若者世代は、ネットのみでの、会ったことのないお友達が多い世代なんです。ネットでやり取りをしたときに、親切だったり丁寧だったりすると、それだけで相手のことを信用してしまう傾向にあります。またこのような投稿を多数見ることによって、「エコーチェンバー現象化」して、それによってこのようなことが、当たり前だとか大丈夫と思い込んでしまう傾向にあると思います。 武田:「エコーチェンバー」というのは、自分たちだけの世界で完結してしまうというふうなことですね? 高橋さん:そうです。このようなものが当たり前、そういうものばかりが耳に入って、それが当たり前と感じてしまう傾向のことです。また、情報をSNSのみでとる若者が非常に多く、ニュースサイトなどを見ません。このようなことで逮捕されるというようなことが耳に入っていないので、警戒しない傾向にあることも拍車をかけているかと思います。 武田:そして、「考える間もない」とありますが、高橋さんも実際に経験されたそうですね? 高橋さん:このようなものに応募してみたんですけれども、返事がすぐに返ってきました。若者の好む「スピード感」でもあるんですが、これは同時に考えさせないことによって警戒させない、また人に相談させない。すぐに犯罪に加担させてしまうということにつなげているのだと思います。 武田:組織を抜け出せないようにするということもありました。これ極めて悪質だと思いましたけれども、どんな実態があるんでしょうか。 林記者:私がコンタクトをとった相手は一様に、まず運転免許証などの証明書と自分の顔を一緒に並べたものを撮影して、写真を提出するように求めてきました。闇バイトを拒んだ場合にはおどされて、その写真がネット上にばらまかれるケースもあるようです。丁寧な勧誘で引き込まれていくうちに、いつの間にか相手に弱みを握られて身動きが取れない状態になっているんです。 武田:さらにコロナ禍の影響で、こうした闇バイトに引き込まれる若者が、今後増えていくおそれがあるというんです。 中京大学の大内裕和教授によりますと、コロナ禍で親の失業などによって、学費を学生自身が急きょ支払うことになってしまったという相談が続いているそうです。学生にとって、短期間に数十万円の学費をアルバイトで賄うことは不可能に近い。このことが、闇バイトに結びつく一つの要因になっているという見方もあります。 この闇バイトが若者たちを引き込んでいる実態を見てきましたが、どうすれば防ぐことができるんでしょうか? 高橋さん:このような災害時は、不安感につけ込むような募集が非常に増える傾向にあります。弱っているときには手を出したくなるんですけれども、手を出しても収入は得られないですし、逮捕されて終わってしまいます。このようなときに、もし心が引かれても、必ず周囲の信頼できる大人に相談したり、また信頼できるニュースサイトや検索サービスなどでしっかり検索をして、このような闇バイトに手を出したらどうなるのかということをしっかり調べた上で、引っ掛からない対策をしっかりしていただけたらと思っています。 武田:もし、そのニュースサイトなどを検索すれば…。 高橋さん:事件になった、逮捕されたという情報が得られると思います。 武田:なんとか、その一歩手前で踏みとどまる。 高橋さん:踏みとどまってしっかり情報を得て、相談してその先に行かないということが大事ですね。 林記者:指示役への取材からは、詐欺で銀行員などのふりをさせるために、見た目にも普通の若者を引き込もうとしていることが感じられました。 闇バイトを巡っては、きのう(25日)もガス点検を装って川崎市の住宅に押し入ったとして、25歳の男が逮捕されるなど、若者が手を染めるケースがあとを絶ちません。そして、闇バイトに引き込まれる若者が増えれば増えるほど、さらに多くの高齢者などが、詐欺や強盗などの被害に遭うことになります。闇バイトへの入り口は、私たちのすぐそばにあります。しかしこれは犯罪ですので絶対に手を出してはいけません。 武田:とにかく、何か心引かれたら、一歩手前で踏みとどまってください』、「若者の好む「スピード感」でもあるんですが、これは同時に考えさせないことによって警戒させない、また人に相談させない。すぐに犯罪に加担させてしまうということにつなげているのだと思います」、闇組織にとっては好都合なようだ。当面、徹底した取り締まりの強化で、抑え込んでいく他ないのかも知れない。

次に、12月30日付けダイヤモンド・オンラインが掲載した東京経済東京支社情報部の井出豪彦氏による「金融のプロもだまされた、「スゴ腕詐欺師」の正体」を紹介しよう。
https://diamond.jp/articles/-/258310
・『12月3日、ファクタリング会社(債権買い取り会社)に架空債権3億円を買い取らせた詐欺容疑で「INI」(東京都台東区)というイベント企画会社社長の色川渡容疑者(45)が警視庁捜査2課に逮捕される事件があった。ちょうど東京地検特捜部がドン・キホーテ前社長を金融商品取引法違反(取引推奨)容疑で逮捕したのと同じ日だったため、新聞紙面の扱いはやや割を食った感があるが、ファクタリング会社という金融のプロをだます、いわば「超プロ詐欺師」の存在が垣間見えたという意味で信用情報の業界は決してスルーできない重要な事件といえる。果たしてその手口とはどういうものだったのか』、「超プロ詐欺師」とは興味深そうだ。
・『金融のプロをだます超プロ詐欺師を逮捕  だまされたファクタリング会社は「H.I.F.」(東京都新宿区)という。2017年11月に「H.I.S. Impact Finance」の社名で設立され、今年2月に社名を変更した。 代表の東小薗光輝氏は、旅行大手HISの創業者、澤田秀雄会長兼社長が主宰する「澤田経営道場」の2期生で、澤田氏から才覚を認められ、オフィスをHISの本社がある西新宿の「住友不動産新宿オークタワー」内に置いて事業を開始した。18年3月と19年6月にHISなどから合計4億2500万円の出資を受け、同年7月からHISの金融事業の連結子会社となった。今年2月にはMBOで独立し、IPO(新規株式公開)を目指していた。MBO後もHISは約30%の出資比率をキープしていたようだ。 昨年6月の増資時には伊藤忠商事系の信用保証大手「イー・ギャランティ」(東証1部)と資本提携し、5000万円の払い込みを受けていたほか、「GMOあおぞらネット銀行」も株主に加わった。さかのぼって同年3月にH.I.F.は同行を所属銀行とする銀行代理業の許可を関東財務局から取得したほか、同年5月にはHISを含めた3社で金融業務に係る包括的業務提携に向けた覚書を締結していた。 さらに今年1月にはGMOあおぞらネット銀の親銀行である、あおぞら銀行と上限50億円の融資枠を契約し、機動的に債権を買い取れる資金力を備えたほか、3月には「帝国データバンク」とも企業与信管理分野で業務提携。帝国データはイー・ギャランティの大株主でもある。このように業界の専門家が集結し、ファクタリング事業を拡大する準備は万端かにみえた』、一流どころの役者は揃った感じだ。
・『被害額は十数億円で債務超過に陥る恐れ  ところが今回、色川容疑者の逮捕を報じた記事によれば、INIは19年以降、複数の有名企業に100件以上の債権があるように装ってH.I.F.への売却を繰り返し、約45億円を詐取したという。 色川容疑者はH.I.F.に売掛債権の売却話を持ち込む際、実在する大手企業への請求書などを偽造して取引があるかのように見せかけ、H.I.F.がその大手企業(債務者)に債権回収のため連絡すると自らが債務者の社員になりすまして対応。H.I.F.から詐取した金を支払いに充てる一方、H.I.F.に架空債権を売り続けるという、「ポンジ・スキーム」と呼ばれる詐欺に似た自転車操業の手口を行ってきた。 詐欺が発覚した時点で、詐取した約45億円のうち約30億円はH.I.F.に還流させていたが、差額の十数億円についてH.I.F.は回収不能となる見通しだ。新型コロナウイルスの感染拡大でINIの資金繰り悪化に拍車がかかりポンジ・スキームが行き詰まったとされる。イー・ギャランティが5000万円の出資金を全額特損計上すると発表したのは今年7月30日なので、そのタイミングではすでに詐欺被害を認識し、警察に相談していたのだろう。 H.I.F.の昨年9月期末の純資産は5億円余り。十数億円の損失を今年9月期決算で認識すればこれまで払い込まれた資本は全て溶け、債務超過に陥る可能性がある。同期中の増資は行われていない。IPO計画も仕切り直しだろう。 代表の東小薗氏は経済的に苦しい母子家庭で育ち、大学進学を断念し、陸上自衛隊を経てHISに入社した。「自分と同じような家庭環境の子供が、金銭的な理由で夢や目標を諦める事がないような世の中を作りたい」(ホームページより)との志をもって起業したという。実際、今年3月には母子・父子家庭30世帯に月額1万円を支給する「H.I.F.ベーシックインカム」という制度を作るなど理想社会の実現に向けて動きだしていた。 その理想とファクタリングがどう関係するのかと思われるかもしれないが、中小企業やその経営者家族が取引先の倒産で焦げ付き、奈落の底に落ちるような思いをさせたくないということだろう。ホームページには自社のサービスについて「顧客の請求業務を格安で代行することにより、請求業務にかかる人件費などコスト削減に寄与する他、売掛債権の保証を行うことで、債権回収リスクのない、安全な取引を実現いたします」との説明がある。 善意に満ちたこの若者を奈落の底に突き落とした詐欺師には怒りを禁じえないが、筆者のようにこの業界に長くいる身には既視感がある光景ともいえる。詐欺師は常に「志が高く(≒ナイーブで)、気前のいい」金融会社を物色しているのだ』、「H.I.F.がその大手企業(債務者)に債権回収のため連絡すると自らが債務者の社員になりすまして対応」、そんな不自然な細工は、せいぜい2,3回程度しか続かず、やがて発覚する筈だが・・・。
・『金融機関の新規開業時は詐欺師の標的になりやすい  石原慎太郎東京都知事(当時)が選挙公約に基づき「新銀行東京」を開業したのは05年だった。石原氏には、既存の銀行は「経営基盤が弱い中小企業へ貸し渋りを行っている」、「担保のないベンチャー企業は有望な技術があっても相手にしない」などの問題意識があり、その解決のために都が自ら1000億円を出資して新銀行を立ち上げた。 結果は悲惨だった。その1000億円を目がけて有象無象が群がり、あっという間に新銀行は資本不足に陥り08年には400億円の追加出資と大幅な事業縮小による再建計画の策定に追い込まれた。その年には元暴力団組員が新銀行東京の元行員らと共謀して、決算書の偽造で融資金を詐取したとして逮捕される事件も起きた。ちなみにその後、新銀行東京は東京都民銀行、八千代銀行との経営統合に合流し、現在は「きらぼし銀行」として生まれ変わっている。 この一件は重要な教訓を残した。 不謹慎なたとえかもしれないが、もしあなたが強盗ならば、もっとも「ハイリスクハイリターン」のミッションは銀行強盗であることは異論がないだろう。カネが大量にあるのは間違いないが、その分防御態勢も半端ない。 それと同じで、もしあなたが詐欺師ならば、金融機関をハメるのがもっとも「ハイリスクハイリターン」のミッションだ。金融機関はカネを出すのが仕事。特殊詐欺でこまごまとしたカネを集めるよりはるかに効率よく大金をゲットできる。 ただし、その分金融機関は審査もしっかりしており、平時ではなかなかうまくいかない。ところが抜け道がある。新規開業時だ。新規開業した銀行やノンバンクが顧客を創造しようとすれば、どうしても他社では借りられないゾーンにアプローチする必要がある。しかも経営者はたいがい「困っている人に金融サービスを提供する」というナイーブな理念を掲げていることもハメやすい理由だ。 INIの設立は15年2月。小社のデータベースでは16年1月の時点で、とあるファクタリング会社に買い取りを打診し否決されている。その後もあちこちのファクタリング会社を渡り歩きながらしのいできたようだが、昨年春ごろに転機が訪れる。事情通によれば、今年IR汚職の証人買収事件で起訴されたことでも注目された松浦大助氏率いる「新橋グループ」に出入りする人物がINIの資金調達の相談に乗り、別のやり手の金融フィクサーも経営に介入をしていたとされる。 「早く事業を軌道に乗せてIPOを実現したい、恵まれない家庭へのベーシックインカムも拡大したい」。東小薗氏のはやる気持ちを連中が逆手に取ったことは容易に想像がつく。このフィクサーは決算書の粉飾はお手の物。どうすれば金融機関の審査が通るのか知り尽くしている。しかも自分の手は汚さず、逮捕されるのは代表だけ。INIは他のファクタリング会社への申し込みに際し20億円程度の年商があるという決算書を出していたようだが、ほとんどのファクタリング会社が怪しいとみていた。 筆者は12月21日にINIの本社を訪問してみた。都営大江戸線とつくばエクスプレスの新御徒町駅出口の真上のビルの5階にまだ入居しているようだった。当然インターフォンに反応はなく、ハイリスクハイリターンの大仕事を終えた「空箱」だけが残っていた』、「金融機関は審査もしっかりしており、平時ではなかなかうまくいかない。ところが抜け道がある。新規開業時だ。新規開業した銀行やノンバンクが顧客を創造しようとすれば、どうしても他社では借りられないゾーンにアプローチする必要」、確かに「新規開業時」は審査が甘くなりがちだ。それにしても、「澤田秀雄」氏には直接の責任はないとはいえ、間接的には責任がありそうだ。どうするのだろう。

第三に、1月25日付け東洋経済オンライン「解約できない!マンション「サブリース」の罠 「サブリース新法」施行後も残された課題とは」を紹介しよう。
https://toyokeizai.net/articles/-/406695
・『トラブルが後を絶たなかった「サブリース」にメスが入った。国土交通省は2020年12月、「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」のうち、サブリースに関連する規制を先行して施行した(通称:サブリース新法)。サブリースに関する不当な勧誘や誇大広告の禁止、契約前の賃料減額などのリスク説明を義務づけた。 マンションやアパートなどに投資する場合、ほとんどのオーナーは購入後の管理を業者に任せている。1つは入居者からの家賃徴収を一任する「集金代行」だ。清掃・修繕の手配や入居者からのクレーム処理など付帯サービスが付く場合も多い。 もう1つが渦中の「サブリース」だ。業者がオーナーから部屋を借り上げ(マスターリース)、別の入居者に転貸する(サブリース)。万が一転貸先の入居者が決まらなくとも、業者が毎月家賃を支払うためオーナーの収入は安定する』、なるほど。
・『トラブルの多いサブリース  サブリースをめぐっては、業者とオーナーとの間でトラブルが相次いでいた。 「家賃を2000円ほど下げます」。都内に住む男性は5年前、業者から送られてきた手紙の内容を見て困惑した。 男性は東京・渋谷区内にマンション1戸を保有している。手紙の差出人は、男性のマンションを借り上げて別の入居者に転貸する「サブリース」を請け負っていた業者だった。いわく、周辺相場の下落を理由に、男性に支払う家賃を月約9万5000円から9万3000円へと引き下げるという。 「相場は本当に下がっているのか?」。周辺の似たようなマンションの募集家賃を調べても、自分より高い金額で貸している部屋はたくさんある。不審に思った男性は、業者とのサブリース契約の解約を申し出た。業者は抵抗したものの、契約書の不備を指摘し解約をもぎ取った。 一般的なサブリース手数料は家賃の1割が相場だが、業者は男性から月9万5000円で借り上げたのち、入居者に11万5000円で転貸していたことが判明した。家賃減額の根拠としていた周辺相場の下落についても、「業者は割安な部屋を意図的に抽出していただけで、そのような事実はなかった」と男性は憤る。 この男性のように、空室時にも業者が家賃を支払うと謳ったにもかかわらず、保証したはずの家賃を一方的に減額されたり、家賃そのものが支払われなかったりするトラブルが後を絶たない。全国の消費生活センターに寄せられたサブリースに関する相談件数は、年間450件を超えている。サブリース新法の制定にはこうした背景がある。 では、サブリース新法によって問題はすべて解決したのか。新法で規制されたのは、サブリース業者と契約を結ぶいわば「入口」の部分。だが、サブリースを解約しようとする「出口」でのトラブルは、積み残されたままだ。 とくに家賃収入が中心のアパートとは異なり、ローン返済途中でも頻繁に売却がなされるマンションにおいて、売却時にサブリースが解約できないことが問題となっている。 サブリース付きの物件は売却時の評価が低い。一般的に物件価格は年間の賃料を期待利回りで除した収益還元法で決まる。家賃が月10万円で期待利回りが5%なら、年間家賃収入120万円を5%で割った2400万円が目安となる。問題は、10万円で賃貸できる部屋をサブリース業者が9万円で借り上げている場合だ。オーナーの手取り家賃は9万円のため、収益還元法で割り戻した価格は2160万円と、家賃同様1割減になる。 サブリース付きの物件が割安になる背景には、金融機関のサブリースに対する評価が芳しくないこともある。業者は転貸先の入居者属性や家賃水準を開示しないため、部屋を反社会的勢力に貸し出されたり、突然家賃を減額されキャッシュフローが悪化し、収益還元法の前提が狂ったりするリスクがくすぶる。融資否決や減額要因になりかねず、物件の流動性(売りやすさ)に響く。こうした理由から、売却時にサブリースを解約しようとするオーナーは少なくない』、「新法で規制されたのは、サブリース業者と契約を結ぶいわば「入口」の部分。だが、サブリースを解約しようとする「出口」でのトラブルは、積み残されたままだ」、過度な期待は禁物のようだ。「サブリース付きの物件は売却時の評価が低い」、オーナーは「サブリース」のデメリットにも目を向けるべきだ。
・『解約を渋る業者たち  ところが、サブリースの解約は極めて難しいのが実態だ。「家賃保証の売り文句につられて契約したものの、後で後悔するオーナーは少なくない。再販業者も購入に慎重で、市場で売れ残っているのはサブリース付きの物件ばかりだ」と、都内で投資用マンションの売買を行う業者は打ち明ける。 ある業者のサブリース契約書には、解約条件として「6ヵ月前までに書面で解約を通告すること」を設けている。別の業者の契約書には「違約金として賃料の半年分を支払えばすぐに解約できる」とある。一見容易に解約ができそうだが、落とし穴が潜んでいる。「契約書に記載がなくとも、解約には『正当事由』が必要だ」(投資用マンションの販売業者)。 サブリースの解約を拒む業者は、2003年に下された最高裁判所の判例を盾にする。裁判の争点はサブリースの解約ではなく保証家賃減額だったが、最高裁が「サブリース業者は借地借家法で保護される」と認めたことで、正当事由が無い限りサブリース業者を追い出すことができなくなった。冒頭の男性のように、サブリースの解約をもぎとった例は少ない。 正当事由が認められるハードルは高く、単に「高く売りたいから」「業者の対応が気に入らないから」というだけでは認められない。別の投資用マンション販売業者の担当者は、サブリースを解約したいオーナーとともに「奇策」に出た。オーナーと担当者が夫婦役を演じ、「貸しているマンションに自分たちで住みたい」とサブリース業者に打診。さすがの業者も折れて解約に応じた』、「最高裁判所の判例」により「正当事由が無い限りサブリース業者を追い出すことができなくなった」、とは困ったことだ。
・『消費者庁も注意喚起  むろん、業者側にもおいそれと解約に応じられない事情がある。サブリース業者は転貸先の入居者から受け取る家賃と、オーナーに支払う家賃の差額が収入となるが、「それだけでは到底赤字だ」と業者は口をそろえる。彼らの本丸は清掃や原状回復工事の受注、礼金の受領といった入退去に付随する収入だ。サブリースを解約されると、転貸の利ざやのみならず周辺の収益機会まで丸ごと失うことになる。 「10年前ならすんなりと解約できた。業者がサブリースの解約を渋るようになったのは、この5年間くらい」と、前出の投資用マンション販売業者は語る。近年は不動産価格の上昇に伴い、含み益を実現するべく物件を売却するオーナーが増えている。売買によってオーナーが変われば、集金代行やサブリースを担う業者も変えられてしまうことが多い。サブリースの解約に抵抗する業者が出現した裏には、売買の増加によって管理物件が奪い合いとなっている実情がある。 サブリースの解約については消費者庁などが注意喚起を行うものの、サブリース新法の規制対象とはなっていない。国土交通省は「サブリースの解約に関するトラブルが発生していることは認識しているが、解約を認めるには借地借家法自体を変える必要がある」とし、現状では規制が難しいとする。 サブリース新法は契約前のリスク説明を業者に義務づけるものであり、サブリースそのものを禁じてはいない。規制が難しい現状、オーナー側も入居者管理の手間と空室リスクから解放されるメリットばかりに気を取られず、家賃の減額や売却時の評価が下がるデメリットにも目を向けたい』、「サブリース新法」でカバーされるのはごく一部、殆どの問題は残る以上、オーナーも安易に依存すべきではない。
タグ:金融関連の詐欺的事件 (その11)(追跡!あなたを狙う“闇バイト”、金融のプロもだまされた 「スゴ腕詐欺師」の正体、解約できない!マンション「サブリース」の罠 「サブリース新法」施行後も残された課題とは) NHKクローズアップ現代+ 「追跡!あなたを狙う“闇バイト”」 「持続化給付金」の不正受給 SNSを通じて簡単に“仕事”が紹介される“スピード感”が、コロナ禍で困窮する若者をひきつけていく実態 19歳 コロナ禍で仕事失い…“受け子”に 「玄関口でだまそうとした相手に詐欺だと見抜かれ、自首するよう説得」、未遂だったので、刑は軽くなるが、何ともお手軽な犯罪だ。「銀行員」らしい髪型にしたのだろうか “給付金不正受給” 大学生に忍び寄る誘い 持続化給付金の不正受給」では、確かに「全国各地で大学生の逮捕が相次いでいます」 「メッセージが消える」あるツールが犯罪に 「テレグラム」は「消えたメッセージは復元できず、サーバーにも痕跡が残りません」、犯罪集団にとっては格好のツールのようだ “スピード”“手軽さ”巧妙な手口とは? 「スピード感と手軽さが若者の警戒心を解いている」、とは困ったことだ 「抜け出せない」増殖する“組織” 「指示役」クラスでも「月収は手取りで200万円」、とは儲かるようだ 手を出さない 身を守るために 「若者の好む「スピード感」でもあるんですが、これは同時に考えさせないことによって警戒させない、また人に相談させない。すぐに犯罪に加担させてしまうということにつなげているのだと思います」 闇組織にとっては好都合なようだ。当面、徹底した取り締まりの強化で、抑え込んでいく他ないのかも知れない ダイヤモンド・オンライン 井出豪彦 「金融のプロもだまされた、「スゴ腕詐欺師」の正体」 ファクタリング会社(債権買い取り会社)に架空債権3億円を買い取らせた詐欺容疑 「超プロ詐欺師」 金融のプロをだます超プロ詐欺師を逮捕 被害額は十数億円で債務超過に陥る恐れ 「H.I.F.がその大手企業(債務者)に債権回収のため連絡すると自らが債務者の社員になりすまして対応」、そんな不自然な細工は、せいぜい2,3回程度しか続かず、やがて発覚する筈だが・・・ 金融機関の新規開業時は詐欺師の標的になりやすい 「金融機関は審査もしっかりしており、平時ではなかなかうまくいかない。ところが抜け道がある。新規開業時だ。新規開業した銀行やノンバンクが顧客を創造しようとすれば、どうしても他社では借りられないゾーンにアプローチする必要」 「澤田秀雄」氏には直接の責任はないとはいえ、間接的には責任がありそうだ。どうするのだろう
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