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司法の歪み(その16)(法律に弱い人が修羅場で役に立たない納得理由 最新情報を集め 学び 法務を味方につけよう、裁判制度を悪用した新手詐欺が横行 「知らぬ間敗訴」と「少額訴訟」に要注意!、刑事裁判の傍聴にはまった中学生が最年少で司法試験に合格するまで…推しの勉強法を聞いてみた刑事裁判の傍聴にはまった中学生が最年少で司法試験に合格するまで…推しの勉強法を聞いてみた刑事裁判の傍聴にはまった中学生が最年少で司法試験に合格するまで…推しの勉強法を聞いてみた) [社会]

司法の歪みについては、2月19日に取上げた。今日は、(その16)(法律に弱い人が修羅場で役に立たない納得理由 最新情報を集め 学び 法務を味方につけよう、裁判制度を悪用した新手詐欺が横行 「知らぬ間敗訴」と「少額訴訟」に要注意!、刑事裁判の傍聴にはまった中学生が最年少で司法試験に合格するまで…推しの勉強法を聞いてみた)である。

先ずは、3月1日付け東洋経済オンラインが掲載した経営共創基盤(IGPI) ディレクター・IGPI弁護士法人代表弁護士の宮下 和氏による「法律に弱い人が修羅場で役に立たない納得理由 最新情報を集め、学び、法務を味方につけよう」を紹介しよう。
https://toyokeizai.net/articles/-/414048
・『大企業で先行して導入された「同一労働同一賃金」のルールが2021年4月から中小企業にも導入される。また、「改正高年齢者雇用安定法」により70歳までの就業機会を確保することが企業の努力義務となる。 昨今の法改正ラッシュの背景にあるのは、社会・経済の激しい変化だ。働き方改革や経済のデジタル化の進展によって、新しいルールの必要性が高まっている。そしてその新ルールを知るべきなのは、実務担当者だけではない。 『週刊東洋経済』3月6日号は、「働き方と仕事の法律」を特集している。仕事で失敗しないために一般のビジネスパーソンも法律に関して最低限の情報は頭に入れておいたほうがいいだろう。今号では1年前に施行された改正民法も含め、新ルールのエッセンスを法律家にわかりやすく解説してもらった。 ここでは特集記事の中から、経営共創基盤ディレクターで弁護士の宮下和昌氏による「ビジネスパーソンのための法律の独学・情報収集術」、「職場の法律問題への対応」をお届けしたい』、興味深そうだ。
・『ビジネスパーソンが法律を学ぶ必要性とは  いわゆるSWOT分析(強み:Strength、弱み:Weakness、機会:Opportunity、脅威:Threat の分析フレームワーク)において、法制度は「脅威」に分類されることが多いが、実は、ビジネス上の「機会」でもあることを知ってほしい。 当局によって電子署名に関する新たな法解釈が公表されたことにより、電子契約ビジネスが大きく前進したというのは近時の好例だ。こうした機会を逃さず大企業で先行して導入された「同一労働同一賃金」のルールが2021年4月から中小企業にも導入される。また、「改正高年齢者雇用安定法」により70歳までの就業機会を確保することが企業の努力義務となる。 昨今の法改正ラッシュの背景にあるのは、社会・経済の激しい変化だ。働き方改革や経済のデジタル化の進展によって、新しいルールの必要性が高まっている。そしてその新ルールを知るべきなのは、実務担当者だけではない。 『週刊東洋経済』3月6日号は、「働き方と仕事の法律」を特集している。仕事で失敗しないために一般のビジネスパーソンも法律に関して最低限の情報は頭に入れておいたほうがいいだろう。今号では1年前に施行された改正民法も含め、新ルールのエッセンスを法律家にわかりやすく解説してもらった。 ここでは特集記事の中から、経営共創基盤ディレクターで弁護士の宮下和昌氏による「ビジネスパーソンのための法律の独学・情報収集術」、「職場の法律問題への対応」をお届けしたい』、「法律の独学・情報収集術」、「職場の法律問題への対応」とは役立ちそうだ。
・『ビジネスパーソンが法律を学ぶ必要性とは  いわゆるSWOT分析(強み:Strength、弱み:Weakness、機会:Opportunity、脅威:Threat の分析フレームワーク)において、法制度は「脅威」に分類されることが多いが、実は、ビジネス上の「機会」でもあることを知ってほしい。 当局によって電子署名に関する新たな法解釈が公表されたことにより、電子契約ビジネスが大きく前進したというのは近時の好例だ。こうした機会を逃さず、自身の関わる事業の法的なリスクと機会を正しく認識したい。 では、何をしたらいいか。ここでは、多忙なビジネスパーソンにオススメの情報収集や独学の方法、そしてそのポイントを紹介したい。 まずは、情報収集だ。必ずしも法律を専門にしないビジネスパーソンにとっては、法律情報が向こうから自動的に飛び込んでくるような「PULL型の情報収集」の仕組みづくりが重要となる。例えばツイッターのようなSNS(交流サイト)で、弁護士や法務に携わる人たちの情報発信に触れてみてはどうか。フォローするだけで、今話題の法律トピックに関する情報が入ってくる。法律事務所が顧客向けに無料で発行しているニュースレターを読むのもいいだろう。自分の業界に関する情報を配信してもらえるよう、メールアドレス登録をしておくだけだ。 また、所管省庁による関連資料や研究会の報告書について、RSS(新着情報配信)を設定しておくと最新情報のチェックに便利だ。これらは、一度フォロー、登録、設定するだけで情報が自動的に入ってくる「仕組み」だ。今の生活スタイルを変えず、気軽に始められる。自身の関わる事業の法的なリスクと機会を正しく認識したい。 法律雑誌も、1年に1度、総目次くらいは見ておくといい。総目次には、今年どんなトピックが取り扱われたかが網羅される。毎月読むのは現実的ではないが、1年分をざっと眺めてみるこの1回の作業で、自分の仕事に関係する法律の改正や裁判例が見つかるかもしれない。新しい法律の施行が新規事業のヒントになる可能性もある。 次は、法律を勉強する際に、何を優先的に学ぶかであるが、その答えは「民法」(契約法)だ。 どんな複雑なITを使おうと、AIやロボットがビジネスの主役を飾ろうと、最後は人と人との間の権利義務の関係に行き着く。人間がどんなツールを使おうと、社会生活を営むうえでの問題は、最後は必ず民法に帰着するのだ。私自身、クライアントのDX(デジタルトランスフォーメーション)プロジェクトに長く関わっているが、そこで実際に使う法律知識の大宗を占めるのは民法なのである。 テキストは、まずは薄い本で分野の全体感をつかむのがよい。最初の時点で、木を見て森を見ず、にならないことが重要だ。 また、法律は具体的な事例に結び付けながら学習しなければならない。法律はあらゆる事象に対応する普遍的ルールとしての性質上、非常に抽象的に作られている。しかし、学習する際は具体的な事例に結び付けながら帰納的にルールを理解していく必要がある。したがってテキストは、具体的な事例が多く載ったものを選ぶのが望ましい。 「ビジネス実務法務検定試験2級」といった検定試験を利用して勉強するのもいい。時間をかけず短期集中で一気呵成に学習するのがポイントだ。公式テキストは非常によくできている。日々のビジネス実務に生かせる知識がコンパクトにまとまっており、集中して一度勉強すれば長く役立つだろう』、銀行員では、入港して数年間は、民法・手形小切手法、商法などの通信教育で徹底的にしごかれ、その後役立った記憶がある。
・『社内の法務部をどう頼るか  仕事をする中で、法律上の問題に直面する機会は少なくない。その際にまず頼る先が、社内の法務部門だ。このとき、ビジネス現場にいる側から何を尋ね、法務部にはどのような仕事をしてもらえばよいか。そのポイントを押さえよう。 法務部の機能は「予防系」と「臨床系」に大別される。予防系とは、事前の法律相談や契約書審査といった、問題発生を未然に防ぐための機能だ。これに対し、臨床系とは、事後対応機能。訴訟対応といった紛争の有利解決機能がこれに該当する。 まずは、予防系について。実は、「この案件、リスクはありますか?」というのは愚問だ。リスクのない施策などない。いってみれば、明日、隕石が降ってくる可能性だってリスクなのだ。この聞き方では、有益な回答は望めない。) 有効なのは、「これはどの程度のリスクか、そしてそれは踏めるリスクかどうか、踏めない場合の代案は何か?」だ。ここでリスクを算定する際の前提として、「法的リスク=影響の大きさ×発生確率×ダメージコントロールの失敗可能性」という公式を覚えておきたい。リスクは多くの要素の掛け合わせで、濃淡もある。 その濃度と施策のメリットとを比較考量して実行するか否かを決めるのはビジネス部門の役目で、その作戦参謀が法務部だ。よって、法務部からは、ある施策に対して質の高い判断をするための材料、すなわち「リスクの可視化」と「対案」を引き出すことが重要なのだ。 リスクの可視化に当たっては、「他社事例はどうなっているのか」「検挙例が実際にあるのか」など具体例を聞く。「厳密には法に触れる」ことと、実際に検挙されるのかどうかには、意外と大きな隔たりがある。また究極的には、そのリスクが最悪、金で解決できるものであるかという点も重要だ』、「法的リスク=影響の大きさ×発生確率×ダメージコントロールの失敗可能性」との公式は有名だ。顧問弁護士も「法務部」と同様に使い方如何で薬にも毒にもなる。
・『「やらないほうがいい」と言われたら?  そのうえで、「このビジネスはやらないほうがいい」と法務部に言われたらどうするか。そこで終わりにはせず、「一緒に対案を考えてください」と求めてほしい。これは、社内に強い法務部を育てることにもつながる。法的にダメだ、と言うのは簡単だが、対案まで考えられて初めて、企業価値向上を担う作戦参謀としての法務部といえるのだ。 なお、法務担当者や弁護士は、担っている職責上、記録が残るものについては保守的な回答をせざるをえない。書面やメールでの保守的な回答を額面どおりに受け止めてしまうのは、仕事の仕方としてはいまひとつ。本当のリスク感を知りたければ、記録に残るものとは別に、あえて口頭で「実際のところ、どんな感じですか」などと聞いてみるのもいいだろう。 臨床系の案件を相談する際は、すでに起こったことをわかりやすく伝える必要がある。法務部に相談する前に、事前準備として「関係図」と「時系列表」を作成し、事実関係を整理しておきたい。 「関係図」とは、事案の登場人物(法的主体)をプロットし、これらを線でつなげて、誰が誰に対して何をしたのかを一覧化したものだ。「時系列表」とは事実関係を時系列で整理したもので、これを作ることによって事実関係の抜け・漏れや関係者の主張の矛盾を明らかにできる。 法務部門の役割をビジネスにブレーキをかけることのみと捉えているなら、間違いだ。それは法務部門の使い方を誤っている。法務部門をビジネスの作戦参謀として使いこなす力、それもビジネスパーソンに求められる重要な能力なのだ。(構成:山本 舞衣/週刊東洋経済編集部)』、「関係図」を基に相談するというのは、法務部門にとっても理解し易く時間短縮になる。

次に、9月3日付けダイヤモンド・オンラインが掲載した事件ジャーナリストの戸田一法氏による「裁判制度を悪用した新手詐欺が横行、「知らぬ間敗訴」と「少額訴訟」に要注意!」を紹介しよう。
https://diamond.jp/articles/-/281116
・『存在しない債務をでっち上げてメールや郵便物、電話などで支払いを求める架空請求詐欺が一時流行し、一般的に無視を決め込めば問題ないと認知されてきたが、それを逆手に取って実際に裁判所に民事訴訟を起こし、法的に債権を得て預金口座を差し押さえる手口などが散発している。少額訴訟や相手に訴訟があったこと自体を気付かれないようにする「知らぬ間敗訴」など、手口はさまざま。裁判所は訴訟手続きの申請があれば事務的に処理するため、詐欺と見破るのは不可能で、内容証明などが届いたら確認するよう呼び掛けている』、恐ろしく悪質な「詐欺」が流行っているとは困ったことだ。
・『未払い賃金があるとして相手に知られないように提訴  8月25日。大分県警は国から新型コロナウイルス対策の持続化給付金をだまし取ったとして、詐欺容疑で住所不定、職業不詳の男(38)を逮捕した。逮捕容疑は昨年8月、個人事業主を装って新型コロナの影響で大幅に減収したとする虚偽の確定申告書などを提出し、給付金100万円をだまし取った疑いだ。 全国紙デスクによると、実はこの男、九州の裁判所関係者や詐欺を担当する捜査員の間では知らない者はいないほどの有名人だった。複数の飲食店でアルバイトをしては短期間で辞め、未払い賃金があるとして経営者を相手に提訴を繰り返し、「勝訴」で経営者の口座を差し押さえていたのだ。 手口はこうだ。男は飲食店に未払い賃金があるとして各地の裁判所に提訴。ここがポイントだが、訴状には被告(今回の場合は被害者)の住所を記載する必要があるのに、無関係の場所を記載するのだ。 提訴を受けて裁判所は被告に訴状を郵送するも、当然、受取人はいない。裁判所は原告(提訴した男)に問い合わせるのだが「夜は電気がつき、住んでいると思われる」などと回答。こうした場合、裁判所は書留で「付郵便」を送達する。この手続きにより、たとえ受取人が存在していなくても、内容がでっち上げであろうとも、訴訟手続きは成立してしまうのだ。 被告が訴訟の存在さえ知らないまま、裁判所は口頭弁論の期日を設定。ここがもう一つのポイントだが、答弁書(訴状に対する反論など)の提出も弁論への出廷もなければ、法的には訴えを全面的に認めたことになる。こうして裁判所は男の請求を全面的に認め、何も知らないまま被告は賠償を命じられ、控訴期限を過ぎて法的に判決は確定したのだ』、「被告・・・の住所」がデタラメでも「訴訟手続きが成立」とは制度上の欠陥だ。
・『法的知識はあるが明らかにヤバイ橋  福岡県久留米市の被害者は、口座の通帳に「サシオサエ」の記載で、約134万円が引き出されていて被害に気付いた。久留米簡裁の裁判記録では「未払い賃金請求事件」の名称で、訴えは賃金をまったく受け取っていないという内容だった。 被害者は当然、賃金は支払っているし、言い掛かりでしかない。事実確認をして判決の取り消しを求め、提訴した。もちろん、訴えそのものがでっち上げだし、住所の虚偽記載などもあるから、判決は取り消された。久留米簡裁以外にも熊本簡裁、大分地裁などでも同じ手口を繰り返していたことが判明している。 この事態を受け、最高裁は全国の裁判所に内容を通達。大分の被害者も訴訟記録を偽造した私文書偽造容疑で県警に刑事告発し、受理されたが、事の本質が詐欺であることは言うまでもない。 大分県警が逮捕したのはあくまで給付金詐欺なので、この私文書偽造容疑での再逮捕は先の話で、どこまで踏み込むのか不明だ。さらに詐欺罪は親告罪なので、被害者が告訴しないと事件にはならない。被害者も判決取り消しで被害が消えれば「面倒くさい」と考えるかも知れず、詐欺罪では立件されない可能性もある。 この男が逮捕された「本件」は給付金詐欺だから、自分で確定申告書を作成できる、そうした手続きを知る人物だろうと推察される。この手口を思いついたということは、法的知識も相当なものだろう。ただ、訴状で原告として素性を明らかにして詐欺行為をするのは捕まる危険性が高い「もろ刃の剣」なので、不可解さは感じる』、なるほど。
・『少額訴訟制度を悪用し架空請求の手口も  これはレアケースなので詳しく紹介させていただいたが、一般的にあり得る例で警戒していただきたいのは、むしろ少額訴訟手続きを悪用した架空請求詐欺である。 少額訴訟手続きとは、金銭を巡る少額のトラブルで解決に至らず訴訟になった場合、長期を要しないように、その日のうちに即断即決する制度だ。バイトの賃金不払いや個人間の金銭貸借、アパートの敷金問題などに適用される。 1998(平成10)年に設けられ、当初は30万円以下に限定していたが、利用が多かったことから現在は60万円以下に枠を拡大している。詐欺師たちはこれに目を付けたわけだ。 多いのは、アダルトサイトや出会い系サイトなどの運営会社が、過去の利用者などを相手に60万円以下の金額を支払うよう、提訴する手口だ。 裁判所から提訴された旨の連絡である内容証明が自宅に届き、慌てふためいて各方面に問い合わせて、詐欺であることに気付くケースもあるが、詐欺と見抜いて放置したことで結局は被害に遭ってしまうのだ。 前述したが、自宅に内容証明が届いたということは、詐欺師は氏名・住所を含む個人情報を握っているということだ。そして、放置することで判決が確定してしまう。さらに怖いことには、詐欺師たちはこうした個人情報を融通し合っているという点だ。 実際にある男性が「出会い系サイト」を利用したと架空請求の少額訴訟を起こされ、内容証明が届いたため応訴したケースがある。男性は「身に覚えがない」と争う姿勢を示したため、詐欺師側は訴訟を取り下げた。 詐欺師側の誤算だったのは、男性側が訴訟取り下げを認諾せず、訴訟継続を求めたことだ。さらに男性側は、架空・不当請求であるとして損害賠償と慰謝料を求め反訴した。裁判所も裁判制度を悪用した詐欺の疑いがあるとして、見過ごせなかったのだろう。扱いを簡易裁判所から地方裁判所に移送。少額訴訟ではなく実際に弁論を開くよう期日を指定した。 まさか、詐欺師側もこの事態は想定していなかっただろう。一切の証拠を提出せず、弁論にも出席しなかった。つまり、逃げたわけだ。裁判所は判決で、当たり前に業者側の訴訟自体を棄却。争点の男性がサイトを利用していないと証言したこと、使った証拠がないことにより「(業者側の訴えは)詐欺行為に該当する可能性が高い」と踏み込んだ。 さらに男性の慰謝料請求についても、業者側にプライバシーの侵害、支払いの通告書送付などは恐喝行為だったと認定した(ただし、未遂のため減額)。しかし、業者側はトンズラし、支払いはなされなかったとみられる。ただ、判決は、民事訴訟で業者側の詐欺未遂と恐喝未遂の「犯罪」を認めたわけだ。 この訴訟では、20人近い弁護団が組まれた。弁護団にも「たとえ少額でも、裁判制度を悪用した詐欺を許すわけにいかない」という意図があったのだろう。 「自分はだまされない」と思っている方も、はめられる可能性がある。筆者は架空請求を受けた「気弱な被害者」を演じて、電話したことがある。法的なやりとりをしたので気付いたのか、「テメェ、素人じゃねぇだろ。何が目的だ!」とすごまれた後に電話を切られたが、相手はなかなか法的な知識があった。 「詐欺だな。放っておこう」ではなく、こうしたケースにはくれぐれもご注意いただきたい』、「男性側が訴訟取り下げを認諾せず、訴訟継続を求めたことだ。さらに男性側は、架空・不当請求であるとして損害賠償と慰謝料を求め反訴」、「業者側はトンズラし、支払いはなされなかった」とはいえ痛快だ。「自宅に内容証明が届いた」のに、「放置することで判決が確定」、とは大いに気をつけたい。

第三に、10月4日付けYahooニュースが転載した読売新聞「刑事裁判の傍聴にはまった中学生が最年少で司法試験に合格するまで…推しの勉強法を聞いてみた」を紹介しよう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/985c511a189cac13c663f51ee886b87d26809380?page=1
・『18歳が今年の司法試験に合格――。9月に報じられた驚きのニュースの主役は、 大槻凜(おおつきりん) さん(18)という慶応大法学部の1年生だった。気になる「挑戦のきっかけ」や「勉強のコツ」、そして「合格後も大学で学ぶ意義」とは。さらに、好きな「法律の条文」から「芸能人」に至るまで、100分間、丁寧に答えてくれた。(読売中高生新聞)(Qは聞き手の質問、Aは大槻さんの回答)』、すごい学生がいたものだ。
・『「目の前で裁かれている」刑事裁判のリアル  司法試験を受けるには「法科大学院を修了」「予備試験に合格」の2ルートがある  Q:満18歳3か月(受験時)での司法試験合格は、少なくとも、法科大学院修了生の受験が始まった2006年以降、最年少です。いつ、どんなきっかけで勉強を始めたんですか。 A:司法試験の勉強を始めたのは高校1年の2月ですが、そもそもは、中学1年の秋に東京地裁で刑事裁判の傍聴をしたことがきっかけです。 Q:中1で裁判の傍聴ですか。 A:はい。中学校(慶応義塾普通部)で毎年、卒業生を招いた特別授業がありました。その一環で弁護士の先生が20人くらいの同級生と一緒に傍聴へ連れて行ってくれました。 覚醒剤取締法違反の事件でした。特別な事件ではなかったんですけど、裁判を見るのは初めてで、すごく衝撃を受けました。 「これはフィクションではない。本当に起きた事件が、目の前で裁かれているんだ」と気づいて。一人の人間が法によって裁かれている現場を目の当たりにしたというか。その時に、司法の最前線を見たような気がしたんです。 Q:どこに衝撃を? A:なんというか、リアルさと言いますか……。法廷で被告人の生い立ちが語られ、「この人はどんな人生をたどったんだろう」などと色々考えてしまいました。被告人も発言していて、30歳代ぐらいの男性だったんです。「こんな普通の人が犯罪、覚醒剤をやるのか」という点もショックでした。 とにかく、本当に実在する人間が、目の前で裁かれていると強く感じました。「裁判ってこういうものなのか」と関心を持ったことが大きなきっかけです。 Q:その後も傍聴を続けたんですか。 A:そうです。裁判は平日しかやっていないので、学校の授業がない夏休みや春休みなどに通うようになりました。 朝に一人で行き、昼になったら裁判所地下のフードコートのような大きな食堂でご飯を食べて。今はお店が少なくなりましたが。そして午後にまた傍聴して、夕方に帰る…というようなことをしていました。 毎日ではなく、裁判員裁判や気になった刑事裁判を見つけて、ちょっと通ってみるという程度です。傍聴記録をつけ、法廷イラストを描くこともありました。逆転無罪判決や死刑判決の言い渡しも聞きましたし、逆送された少年事件も傍聴しました。 中学校では年に1回、数学でも美術でもなんでもいいから自分の興味、関心を追求して、作品として発表する「労作展」という展覧会がありました。中2で「裁判・司法を考える 実際に裁判員裁判を傍聴して」というリポートを作り、中3では今思えば大それた題名ですが、「刑法解釈を考える 実際の傍聴によるケーススタディー」を発表しました』、慶応高校の「特別授業」の「一環で弁護士の先生が20人くらいの同級生と一緒に傍聴へ連れて行ってくれました」、さすが「慶応高校」だが、刺激を与えるにはいい試みだ。
・『勉強は講座の「早聞き再生」で週18時間  Q:そうした裁判や法律への関心から、司法試験の勉強を? A:そうです。「いま何の話をしているのかな?」と法律的なやり取りがわからないことが傍聴中にありましたが、高校(慶応義塾高)1年になると、そこにだんだん歯がゆさを覚えてきて。中学でリポートを作成した時にも刑法の入門書を読みましたが、「もっと勉強したいな」と思いました。 そして「司法に参画したい」「将来は法律家になりたい」という自分の気持ちにも気づき、受験しようと決めました。 Q:どんな勉強をどれくらいしましたか。 高1の(2019年)2月から、司法試験の受験指導校「伊藤塾」で学び始めました。収録されたものを自宅で好きな時間、自由に巻き戻せるウェブ講義です。“早聞き再生”で自分の部屋のパソコンで受講しました。 友だちにも「1日何時間勉強した?」と聞かれましたが、その日によってバラバラで。高校の授業で疲れて帰ってきて寝ちゃうような時もあれば、休日は一日中勉強することもありました。それに受験の直前期は朝起きてから寝るまでずっと……みたいな感じでもありました。「1日何時間」というのは難しいんです。 ただ、目安として、伊藤塾の講義は1回3時間、それが週3日あって計9時間。それと同じ時間をかけて復習したので、1週間で合計18時間か、やや多いくらいの時間をやっていた気がします』、「高1の・・・2月から、司法試験の受験指導校「伊藤塾」で学び始めました」、「1週間で合計18時間か、やや多いくらいの時間をやっていた」、通常の勉強もした上で、やるのは大したものだ。
・『学校優先、部活は生徒会の「幽霊部員」  Q:学校との両立は大変だったのでは? 大槻さんには通常の大学入試がなかったとはいえ、慶応の法学部への内部進学には、上位の成績が求められるはずです。 A:高校の授業との両立は、やっぱり難しかったです。 平日は朝から午後3時ぐらいまで、化学、物理、世界史……と法律と全然関係ない授業を受けますし。いきなりリポートや英語のエッセーを書く課題が出ることもありました。 選択を縛られたくなくて全学部に行けるように対策をしていたので、(高3で合格した予備試験の)直前期は別ですけど、基本的には学校優先でした。 Q:司法試験の勉強法は? コツをぜひ教えてください。 A:整理すると三つあって、一つは〈セルフレクチャー〉というやり方です。声を出して自分に講義することで復習する勉強法です。 テキストを開き、「今日は△△という単元を進めよう」「この言葉の定義は○○だ」「□□という判例があって」などと、ぶつぶつ言いながらやります。 自分が本当に理解しているかどうかがよくわかり、文章の読み飛ばしもなくなります。それに、「なぜこういう結論になるのか」みたいなことも同時に思考できる方法です。僕はポケット六法で条文を確認しつつ、考えながらセルフレクチャーをしていました。 Q:他には? A:二つめは〈寝る前5分間は暗記の時間〉と決めて、毎晩必ずやりました。もう一つは〈スキマ時間の活用〉で、電車通学の片道20分に○×形式の正誤問題をこなしました。 Q:いずれも「驚くべき勉強法!」というわけではなさそうです……。 A:そうですね(笑)。どれも(伊藤塾の)伊藤真塾長が最初の講義で教えてくれたやり方なんですが、その時に「たぶん今日、セルフレクチャーも寝る前の5分の暗記も、ほぼ全員がやるでしょう。1週間後にやってくれる人は半分ぐらいかな。1年続く人は1割もいないです」と言われました。 おそらく毎年、受講者に伝えているんでしょうね。さらに続けて、「でも、こういうことを真面目に続けた人が受かる試験です」と。そこで自分は変に意地になって「絶対1割に入ってやる」と思い、やり続けました。 Q:それらの方法は、学校の勉強にも役立ちましたか? A:学校の勉強では、セルフレクチャーはあまり使いませんでした。ただ、役に立ったといえば、話が少し変わりますが、論文式試験では、法律的な知識も大事ですが、それ以前に論理的な文章を書く力、わかりやすい文章を書く力が大切です。 そういう点は高校、大学問わず役に立っていると感じます。やっぱりリポートなどを書く時に、司法試験で学習した論理的な思考、論理の展開は使えていると思っています。 それと、自分が昨年高3で(合格率4%の)予備試験を突破し、今年大学1年で(同41・5%の)司法試験に合格できたのは、新型コロナの影響だと思っています。 Q:コロナの影響? A:もともと去年(2020年)の予備試験は、短答式5月、論文式7月、口述10月の予定でした。それが、コロナ禍の影響で3か月ずつ延期されて8月、10月、翌年1月になりました。当初のスケジュールでは、勉強が間に合わなくて落ちていたと思います。 それに高校も4~6月頃は休校になったので時間ができ、集中して勉強できました。それで予備試験に合格できたと思っています。受講のペースもそれまでは遅れ気味でしたし』、「伊藤真塾長が最初の講義で教えてくれたやり方なんですが、その時に「たぶん今日、セルフレクチャーも寝る前の5分の暗記も、ほぼ全員がやるでしょう。1週間後にやってくれる人は半分ぐらいかな。1年続く人は1割もいないです」と言われました」、「そこで自分は変に意地になって「絶対1割に入ってやる」と思い、やり続けました」、大したものだ。自分ブツブツ言うのが「セルフレクチャー」というのは初めて知った。
・『大学飛ばして司法修習に行く?  Q:そして今年(2021年)、司法試験に合格しました。「もう大学卒業を待たずに司法修習に行こうかな」と思ったことはありませんか? A:たしかに「法律の勉強」という点だけを見れば、司法試験の勉強も今の法学部での勉強も、それほど変わらないかもしれません。 ただ、両者は目的が違うんですよね。つまり、司法試験は「難しい」とは言われますが、合格というわかりやすいゴールがあります。一方で、大学というのは学問や真理の探究の場であり、そこにゴールはありません。 なので、今まで試験勉強として見てきた法律を、大学の場でまた別の視点から勉強するのは、意義があることだと思っています。「大学は真理の探究の場」という部分は、これも伊藤塾長の受け売りです(笑)。 Q:大学では教養科目も学べますね。 A:はい。やっぱり教養って大事だと思います。極端な話、いま大学を中退して、司法修習を受けて、弁護士になりました、ということも理論上は可能です。けれど「こんな若いやつに相談や依頼をしたいですか?」と聞かれたら、頼みたくないと思うんですよ。 法律家は、法律の知識だけで仕事をしているわけじゃないと思うので。教養という面で考えても、やっぱり大学に通う意味はある。よりよい法律家になれるんだろうなと考えています。 そして、これから勉強に限らず、幅広く社会経験も積みたいです。今まであまりしてこなかったので、いろんなことに手を出したいです。その一つとして、留学があると思いますし、英語もそうですし。法律と全然関係のないアルバイトもしたいです。 Q:裁判官、検察官、弁護士の法曹三者、どれになりますか? A:今はいずれを目指すか、まだ決められていません。けれど、もともと法廷でのリアルなやり取りに衝撃を受けてこの道を目指しました。なので、目(の前にいる被告人や当事者、依頼人と心から向き合うことを忘れない。そんな法律家になりたいと思っています』、「法律家は、法律の知識だけで仕事をしているわけじゃないと思うので。教養という面で考えても、やっぱり大学に通う意味はある」、健全な考え方だ。
・『好きな条文、推しの裁判官は…  Q:ここからは「好きな○○」などを聞かせてください。まず好きな条文は? A:そういう質問があるかもと思って、考えてきました(笑)。憲法なら23条が好きです。「学問の自由は、これを保障する」という、ただそれだけの条文です。 声に出すと五七五になっていて、音がきれいだなというのもあります。それに、たった17音の条文に、判例が積み重なり、ここから派生した原理、解釈がたくさんあり、学問的にも蓄積している。それがかっこいいなと思って。あまり多くを語らない態度が、かっこいいと思っています。 Q:民法にも五七五があったような。 A:「相続は、死亡によって開始する」(882条)ですね。 Q:さすがの即答ですね。 A:五七五だったから、たまたまです。六法全書をすべて覚えるわけではないです。ドラマでもそういう設定の弁護士がいますけど、現実にはその必要はありません。 Q:では、好きな食べ物は? A:ゆでたホタルイカを酢みそにつけて食べるのが好きです。中高生新聞でホタルイカというのも変かな……。たまに家で出るんですけど、最近食べてないです。 Q:苦手な食べ物は? A:ブロッコリーですかね。 Q:特技は? A:特技を聞かれてうまく答えられないことに困って、高校生の時にルービックキューブを練習しました(笑)。一定のコツがあって、しっかり学べば、誰でもできるようになるんです。 頑張って2分間でそろえられるようになったんですが、それ以上早くすることはできませんでした。 Q:こういう話題もホッとするので…。 A:わかります。ゆるい話題もあったほうがいいですよね。堅い選挙報道でも、候補者のゆるいプロフィル情報が面白いです。 Q:ありがとうございます。憧れている人、尊敬する人は? 芸能人など。 A:芸能人なら、長澤まさみさんのファンです。主演の「コンフィデンスマンJP」は、ドラマも映画も全部見ました。犯罪のドラマですけど……司法試験に受かった人間が犯罪のドラマが好きというのもまずいですか(笑)。 映画版の「プリンセス編」は、予備試験の短答式が終わった記念にすぐ見ました。論文の試験に向けて気合を入れるためにも。 それと、ちょっとマニアックになるかもしれませんが、 合田悦三(ごうだよしみつ) さんという裁判官がいたんです。東京高裁で傍聴していた時に、その人柄が好きだなと思いました。 高等裁判所のいわゆる「エリート裁判官」なのに、すごくおおらかな方で、被告人ともざっくばらんに会話して、たまには笑ったりしていました。「この裁判官、いいな」と思ったんです。でも直後に転勤してしまって。 札幌高裁の長官まで務めて、8月に定年退官を迎えられました。 Q:人事までフォローしているんですね。 A:裁判傍聴が好きになると、最後は裁判官人事にまで関心を持つようになるんです(笑)。最終形態というのかな。 Q:推しは合田裁判官。 A:推しでしたね(笑)。訴訟指揮が好きでした。先ほど話した「逆転無罪判決」も、合田裁判長の法廷でのことでした。 Q:好きな裁判官まで教えてくださり、ありがとうございました。最後に、ここまで読んでくれた読売中高生新聞の読者にメッセージを。 上から目線な言い方になってしまいますが、やっぱり、自分が興味のあることを突き進めてほしいなと思います。僕の場合は裁判でした。それを突き進めた結果、司法試験を目指しました。 Q:興味があって楽しいから、好きだからこそ、苦しいことがあっても突破できると? A:そうですね。司法試験の世界でも、「自分は弁護士にならないといけないんだ」みたいな義務感だけでやると、たぶんつらくなってしまうと思います。 僕の場合は、幸せなことに純粋な興味、関心として追求できました。それが、この結果に結びついたのかと思っています。(聞き手・森田啓文)文)』、「司法試験」に何回となく挑戦している方には、頭に来るほどのクールさだ。今後が楽しみだ。
タグ:読売新聞 「男性側が訴訟取り下げを認諾せず、訴訟継続を求めたことだ。さらに男性側は、架空・不当請求であるとして損害賠償と慰謝料を求め反訴」、「業者側はトンズラし、支払いはなされなかった」とはいえ痛快だ。「自宅に内容証明が届いた」のに、「放置することで判決が確定」、とは大いに気をつけたい。 慶応高校の「特別授業」の「一環で弁護士の先生が20人くらいの同級生と一緒に傍聴へ連れて行ってくれました」、さすが「慶応高校」だが、刺激を与えるにはいい試みだ。 「裁判制度を悪用した新手詐欺が横行、「知らぬ間敗訴」と「少額訴訟」に要注意!」 「刑事裁判の傍聴にはまった中学生が最年少で司法試験に合格するまで…推しの勉強法を聞いてみた」 すごい学生がいたものだ。 恐ろしく悪質な「詐欺」が流行っているとは困ったことだ。 「被告・・・の住所」がデタラメでも「訴訟手続きが成立」とは制度上の欠陥だ。 yahooニュース 「法的リスク=影響の大きさ×発生確率×ダメージコントロールの失敗可能性」との公式は有名だ。 「法的リスク=影響の大きさ×発生確率×ダメージコントロールの失敗可能性」との公式は有名だ。顧問弁護士も「法務部」と同様に使い方如何で薬にも毒にもなる。 銀行員では、入港して数年間は、民法・手形小切手法、商法などの通信教育で徹底的にしごかれ、その後役立った記憶がある。 「関係図」を基に相談するというのは、法務部門にとっても理解し易く時間短縮になる。 ダイヤモンド・オンライン 戸田一法 「高1の・・・2月から、司法試験の受験指導校「伊藤塾」で学び始めました」、「1週間で合計18時間か、やや多いくらいの時間をやっていた」、通常の勉強もした上で、やるのは大したものだ。 「伊藤真塾長が最初の講義で教えてくれたやり方なんですが、その時に「たぶん今日、セルフレクチャーも寝る前の5分の暗記も、ほぼ全員がやるでしょう。1週間後にやってくれる人は半分ぐらいかな。1年続く人は1割もいないです」と言われました」、「そこで自分は変に意地になって「絶対1割に入ってやる」と思い、やり続けました」、大したものだ。自分ブツブツ言うのが「セルフレクチャー」というのは初めて知った。 「法律家は、法律の知識だけで仕事をしているわけじゃないと思うので。教養という面で考えても、やっぱり大学に通う意味はある」、健全な考え方だ。 「司法試験」に何回となく挑戦している方には、頭に来るほどのクールさだ。今後が楽しみだ。 「法律の独学・情報収集術」、「職場の法律問題への対応」とは役立ちそうだ。 宮下 和 「法律に弱い人が修羅場で役に立たない納得理由 最新情報を集め、学び、法務を味方につけよう」 東洋経済オンライン 司法の歪み (その16)(法律に弱い人が修羅場で役に立たない納得理由 最新情報を集め 学び 法務を味方につけよう、裁判制度を悪用した新手詐欺が横行 「知らぬ間敗訴」と「少額訴訟」に要注意!、刑事裁判の傍聴にはまった中学生が最年少で司法試験に合格するまで…推しの勉強法を聞いてみた刑事裁判の傍聴にはまった中学生が最年少で司法試験に合格するまで…推しの勉強法を聞いてみた刑事裁判の傍聴にはまった中学生が最年少で司法試験に合格するまで…推しの勉強法を聞いてみた)
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