高齢化社会(その26)(「長生き至上主義」をやめれば楽になる、男性の更年期障害と勃起不全におさらば!人気看護師YouTuberが教える「元気」になる方法、「うつ病は“心のがん”」早期治療で老人性うつは6~7割の人が改善する理由~精神科医・和田秀樹) [社会]
高齢化社会については、本年2月2日に取上げた。今日は、(その26)(「長生き至上主義」をやめれば楽になる、男性の更年期障害と勃起不全におさらば!人気看護師YouTuberが教える「元気」になる方法、「うつ病は“心のがん”」早期治療で老人性うつは6~7割の人が改善する理由~精神科医・和田秀樹)である。
先ずは、本年3月7日付け日刊ゲンダイが掲載した精神科医の和田秀樹氏による「「長生き至上主義」をやめれば楽になる」を紹介しよう。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/337137
・『団塊の世代が生まれたのは1947年で、人気マンガ「サザエさん」は46年に新聞連載でスタートしました。その父・波平さんは54歳、母フネさんは諸説あって50歳前後という設定です。 80年が過ぎ、日本人の平均寿命は男性は80歳を超え、女性は90歳近くなっています。いま波平さん夫婦の姿を見返すと、2人の姿がまるで老人のように映りますが、それくらい日本人は年を重ねても元気になったことを示しているのかもしれません。 長寿化の背景にはさまざまな要因があり、医学の進歩もそうですが、もっと大きな要素は栄養状態の改善でしょう。それまで炭水化物中心の食生活でしたが、肉を積極的に食べるようになり、タンパク質の摂取が増えました。 その結果免疫力が飛躍的に向上し、昭和25年まで死因のトップだった結核の死亡者数が激減します。その後、脳卒中の患者数が減少していくことも、肉から摂取されたタンパク質やコレステロールによって血管が強化されたことが大きいでしょう。 健康状態の改善で長く元気でいられることはすばらしいことですが、その影響で日常生活から死が少しずつ遠くなっていったのも事実だと思います。しかし、医学や健康状態などいろいろ条件が改善し、どんなに寿命が延びようとも、人は死を免れません。致死率は100%です。 いまの日本では、死の事実にはなるべく触れないようにして、どんどん長生きできるような雰囲気に包まれていると思いませんか。少なくとも長生きをよしとする考えの人は少なくありません。日本に広がっているのは「長生き至上主義」といえます。 生き方や死生観は人それぞれですから、それを否定することはできませんが、「長生き至上主義」が定着した要因には医療もあるでしょう。 米国の大規模調査によると、高血圧の人が降圧剤を服用しないと5年後に8%が脳卒中を発症する一方、薬を服用すれば発症率を5%に抑えられるといいます。この調査を裏返すと、薬を服用しなくても9割以上は脳卒中を発症せず、薬を飲んでも5%は脳卒中を発症している事実です。 その降圧剤は、決して脳卒中をゼロにしているわけではありません。統計学的に有意な結果とはいえ、劇的な効果とはいえないでしょう。 薬による効果はほんのちょっとしたことなのに、医療現場では「薬を飲んでいれば大丈夫」といったようなことで薬が処方され続けています。そういうことも、日本人の死生観を歪ませる原因のひとつでしょう。「長生き至上主義」は、やめた方が楽に生きられると思います』、「長寿化の背景にはさまざまな要因があり、医学の進歩もそうですが、もっと大きな要素は栄養状態の改善でしょう。それまで炭水化物中心の食生活でしたが、肉を積極的に食べるようになり、タンパク質の摂取が増えました。 その結果免疫力が飛躍的に向上し、昭和25年まで死因のトップだった結核の死亡者数が激減します。その後、脳卒中の患者数が減少していくことも、肉から摂取されたタンパク質やコレステロールによって血管が強化されたことが大きいでしょう」・・・米国の大規模調査によると、高血圧の人が降圧剤を服用しないと5年後に8%が脳卒中を発症する一方、薬を服用すれば発症率を5%に抑えられるといいます。この調査を裏返すと、薬を服用しなくても9割以上は脳卒中を発症せず、薬を飲んでも5%は脳卒中を発症している事実です。 その降圧剤は、決して脳卒中をゼロにしているわけではありません。統計学的に有意な結果とはいえ、劇的な効果とはいえないでしょう。 薬による効果はほんのちょっとしたことなのに、医療現場では「薬を飲んでいれば大丈夫」といったようなことで薬が処方され続けています。そういうことも、日本人の死生観を歪ませる原因のひとつでしょう。「長生き至上主義」は、やめた方が楽に生きられると思います」、「降圧剤」の効果も「薬を服用しなくても9割以上は脳卒中を発症せず、薬を飲んでも5%は脳卒中を発症している」と客観的に示すことで、患者の判断を仰げば、止めておこうという人も出て、医療費も節減できる筈だ。
次に、5月31日付けダイヤモンド・オンラインが掲載した看護師でYouTuber、性教育講師のマッキー氏による「男性の更年期障害と勃起不全におさらば!人気看護師YouTuberが教える「元気」になる方法」を紹介しよう。
https://diamond.jp/articles/-/344345
・『心も体も陰茎も生涯現役でいるために、男性更年期障害を予防しよう。そのために重要になってくるのが、男性ホルモン「テストステロン」を増やす方法だ。メンズヘルスについて発信する人気YouTuberである看護師マッキーが、指南する。※本稿は、看護師マッキー『メンズヘルスナースがこっそり教える 教養としての射精-下着のナカのヤバい真実-』(ライフサイエンス出版)の一部を抜粋・編集したものです』、興味深そうだ。
・『テストステロンが減れば若年層でも男性更年期障害に 看護師マッキーに寄せられたリアルなお悩み(Q男性更年期障害とは何ですか? 看護師マッキーの回答(A男性の体内のテストステロン濃度の低下が引き起こす諸症状を言います。 「64歳男性。男性更年期障害の症状はあいまいで分かりにくい」「54歳男性。男性更年期障害はどこに相談に行けばいいのでしょうか?」という相談をよく受けます。ある調査によると、「50代男性の1割ほどが更年期特有の症状を経験している」ことが分かっています。 ちなみに、男性更年期障害が対象とする症状について尋ねたところ、ED、うつなどの回答が多くありました。確かに、これらは男性更年期障害の症状の一つではありますが、医療現場ではもっと広い概念としてとらえています。 では、男性更年期障害のメカニズムや症状について見ていきましょう。みなさんは女性の更年期障害について耳にしたことがあるのではないかと思います。女性の更年期障害は女性ホルモンであるエストロゲンが減少する閉経前後の45歳から55歳の10年間に起こり、閉経後は徐々に症状が和らいでいきます。 一方、男性の更年期障害はテストステロンが中高年以降緩やかに減少していくことで生じます。ちなみにテストステロンは20歳以降徐々に低下することが分かっています。 したがって、テストステロンが減れば、若年層でも男性更年期障害を発症する可能性があり、しかもその症状は生涯にわたって続くことさえあるのです。 もし、みなさんのお小遣い(テストステロン)が毎年年貢のように勘定奉行から減らされるとしたら(想像するだけでも真っ青になりますね……)、おかみの機嫌を損なわないようにしようと手をモミモミするのではないでしょうか?』、「女性の更年期障害は女性ホルモンであるエストロゲンが減少する閉経前後の45歳から55歳の10年間に起こり、閉経後は徐々に症状が和らいでいきます。 一方、男性の更年期障害はテストステロンが中高年以降緩やかに減少していくことで生じます。ちなみにテストステロンは20歳以降徐々に低下することが分かっています。 したがって、テストステロンが減れば、若年層でも男性更年期障害を発症する可能性があり、しかもその症状は生涯にわたって続くことさえあるのです」、なるほど。
・『テストステロン濃度が高い人ほど2型糖尿病や死亡のリスクも低い ちなみに、男性更年期障害の症状の範囲は広く、身体的なものとしては、ED、性欲低下、フレイル・サルコペニア、肥満などがあり、精神的なものとしては、うつ、睡眠障害などがあります。 また、テストステロンの減少は糖尿病をはじめとする生活習慣病などと関連することも分かっています。「テストステロン濃度が高い人は2型糖尿病のリスクが15%近く低い」ことなどが報告されています。「テストステロン濃度が高い人ほど全般的な日常生活機能レベルが高く、死亡リスクも低かった」ことも分かっており、テストステロンは男性の健康を維持するために必須の要素だと言えるでしょう。) もし、これらの症状に該当するようであれば、一度泌尿器科に相談することをおすすめします。男性更年期障害は、食事や運動などの生活習慣を見直すことで症状が改善することが多いですが、テストステロン濃度が非常に低い場合は、テストステロンを注射する補充療法が行われることもあります』、「「テストステロン濃度が高い人ほど全般的な日常生活機能レベルが高く、死亡リスクも低かった」ことも分かっており、テストステロンは男性の健康を維持するために必須の要素だと言えるでしょう」、なるほど。
・『泌尿器に行く前にまずセルフチェックしよう 看護師マッキーに寄せられたリアルなお悩み(Q男性更年期障害をチェックするにはどうしたらいいですか? 看護師マッキーの回答:A男性更年期障害は簡単にセルフチェックすることができます。「57歳男性。体調不良の原因が分からず、後に男性更年期障害だと分かった」「50歳男性。男性更年期障害ではないかと思うことがあるが、なかなか確信できない」など、コメントを見ると、泌尿器科受診のタイミングを判断するのがなかなか難しいことが分かります。 こうしたコメントを見るたびに、私はみなさんが泌尿器科に相談し、健康になるせっかくのチャンスを逃してしまっているのではないかと残念な気持ちになります。 そこで紹介したいのが、堀江重郎先生(日本メンズヘルス医学会理事長)作成の「もしかしたら更年期障害?セルフチェック」です』、「もしかしたら更年期障害?セルフチェック」は役立ちそうだ。
・『もしかしたら更年期障害?セルフチェック 10項目の質問のうち、「1.性欲が低下した」「7.勃起力が弱くなった」の両方に該当する、もしくは10項目のうち3つ以上に該当する場合は、男性更年期障害の可能性があると考えられます。結果はどうだったでしょうか? ただし、男性更年期障害に該当しなかった場合でも、いつ発症してもおかしくないのがこの病気の厄介なところです』、「男性更年期障害に該当しなかった場合でも、いつ発症してもおかしくないのがこの病気の厄介なところです」、確かに厄介だ。
・『男性更年期障害にならず女性を幸せにするために 看護師マッキーに寄せられたリアルなお悩み(Q男性更年期障害を予防する方法を教えてください。 看護師マッキーの回答(A仕事やスポーツなどで周囲から評価されるように努めてください。お気に入りの「居場所」を見つけるのもよいでしょう。 「54歳男性。娘のためにも健康でい続けたい」「57歳男性。結婚を考えている女性のためにも性生活をがんばりたい」など、意外にも周囲の人のために健康でいたいというコメントが多くてとても驚きました。 これらのコメントを見て私はメンズヘルスを意識することは、家族をはじめとする身の回りの人々を幸せにするのではないかと確信しました。そこで、みな男性更年期障害を予防する方法を紹介します』、「男性更年期障害を予防する方法」とは興味深そうだ。
・『仕事や趣味に打ち込むだけでもテストステロン濃度は上がる 男性更年期障害の原因はテストステロン濃度の低下です。時間がないみなさんのために職場や仕事帰りに実践できるおすすめのテストステロンの増やし方を紹介したいと思います。 実は、テストステロンは競争心理に関係することが分かっています。「競争の勝者は敗者に比べてテストステロン濃度が高かった」ことが報告されていますし、「社会的行動やその結果がテストステロンに影響を与える」ことも分かっています。 『メンズヘルスナースがこっそり教える 教養としての射精-下着のナカのヤバい真実-』(ライフサイエンス出版) 看護師マッキー 著 つまり、仕事やスポーツ、芸術などによって周囲の評価を得て自分のポジションをつくることが体内のテストステロン濃度の上昇につながるのです。仕事や趣味に打ち込むだけでもテストステロンを上げることはできるのです。 また、職場で自分の定位置を確保するのもおすすめです。アンケート上でも「9割近くの方が自分の席で仕事をするとはかどる」と回答しましたし、「縄張りをつくることでテストステロンが上昇する」ことが分かっています。したがって、帰宅の際に立ち寄れるお忍びの飲食店を見つけてみるのもよいでしょう。 ちなみに「女性の気を引こうとするとテストステロンを高める」ので、懐ぐあいと奥様やパートナーが許す範囲内でお姉さんがお酌をしてくれるお店に行ってみるのもよいかもしれません。もし、許しが得られない場合は、私のYouTubeチャンネルを訪れ、チャット上で話し掛けてみてください』、「仕事や趣味に打ち込むだけでもテストステロンを上げることはできるのです・・・懐ぐあいと奥様やパートナーが許す範囲内でお姉さんがお酌をしてくれるお店に行ってみるのもよいかもしれません」、私には後者の方がよさそうだ。
第三に、6月1日付けダイヤモンド・オンラインが転載したAERAdot.「「うつ病は“心のがん”」早期治療で老人性うつは6~7割の人が改善する理由~精神科医・和田秀樹」を紹介しよう。
・『高齢になるとさまざまな不調が出やすくなる。気をつけたいのが“心のがん”と呼ばれる「うつ病」だ。若い人とのうつ病との違いは何か。発症要因や治療法は。精神科医に聞いた。AERA 2024年6月3日号より』、「うつ病」が“「心のがん”」とは言い得て妙だ。
・『「うつ病は“心のがん”なんです」 『80歳の壁』『うつの壁』『ぼけの壁』ほか多くの著書がある精神科医の和田秀樹さん(63)は、そう強く言う。 「生きていることがつらくなる。うつ病になって、一生を終えるのが、人生最大級の悲劇だと私は思います」 高齢になると、いろいろな身体的不調が出やすくなる。疲れやすい、眠れない、足腰も弱り、節々が痛む……といったものだ。やがて外に出るのもおっくうになり、家に引きこもる。これまで仕事に趣味にと活動的だった人が、引きこもり、自分が大切にしてきた対象を失えば、心理的に不安定になる。これが「老人性うつ」の最大の発症要因だ。 そしてひとたび高齢者がうつ病を発症すれば、「39度の熱を出したぐらい体がだるくなり、それが来る日も来る日も続く」 と和田さんは言う。 「体はだるいし、重い。そして自責の念にかられる。家族と同居している人であれば、家族に迷惑をかけていることを申し訳なく思い、自分を責め続けてしまう。生きていることがつらくなる。老人性うつは自殺を招きやすいので要注意です」』、「これまで仕事に趣味にと活動的だった人が、引きこもり、自分が大切にしてきた対象を失えば、心理的に不安定になる。これが「老人性うつ」の最大の発症要因だ・・・老人性うつは自殺を招きやすいので要注意です」、「自殺を招きやすい」とは厄介だ。
・『早期発見・治療が鍵 自殺に至らないにしても、うつ病になれば、免疫の機能も低下し、いろいろな意味で命を縮めてしまうという。 「長期的に見ても、緩やかに死へ向かう病気とも言えるでしょう」(和田さん) 一方で、高齢者のうつ病は、早期治療が有効だ。うつ病は、脳のハードとソフトの両面が故障して起きる病気だ。脳内の神経伝達物質のセロトニン不足が影響している。 「うつ病を放置して悪化してしまえば、脳の神経細胞が元に戻らず、治りにくくなります。だからこそ早期発見・早期治療が鍵。早期に治療すれば90%は寛解します」(同)) うつ病になると、やる気が起きず部屋に引きこもる→日光を浴びなくなりセロトニンの生成が阻害される→うつ病がさらに悪化→ますます引きこもる――といった悪循環から抜け出せなくなってしまう。 「早期治療が有効の理由として、若い人のうつ病と違い、老人性うつはセロトニン不足がベースにあるために、薬が効きやすいという点にあります。セロトニンの量を増やす薬を投与すれば、1カ月ほどで6~7割の人は症状が改善します」(同) (ライター、介護福祉士・大崎百紀) ※AERA 2024年6月3日号より抜粋 ※AERA dot.より転載 うつ病になると、やる気が起きず部屋に引きこもる→日光を浴びなくなりセロトニンの生成が阻害される→うつ病がさらに悪化→ますます引きこもる――といった悪循環から抜け出せなくなってしまう。 「早期治療が有効の理由として、若い人のうつ病と違い、老人性うつはセロトニン不足がベースにあるために、薬が効きやすいという点にあります。セロトニンの量を増やす薬を投与すれば、1カ月ほどで6~7割の人は症状が改善します」(同) (ライター、介護福祉士・大崎百紀) ※AERA 2024年6月3日号より抜粋 ※AERA dot.より転載 』、「若い人のうつ病と違い、老人性うつはセロトニン不足がベースにあるために、薬が効きやすいという点にあります。セロトニンの量を増やす薬を投与すれば、1カ月ほどで6~7割の人は症状が改善します」、「薬が効きやすい」のであれば、「治療」は比較的楽だ。確かに「早期発見・治療が鍵」のようだ。
先ずは、本年3月7日付け日刊ゲンダイが掲載した精神科医の和田秀樹氏による「「長生き至上主義」をやめれば楽になる」を紹介しよう。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/337137
・『団塊の世代が生まれたのは1947年で、人気マンガ「サザエさん」は46年に新聞連載でスタートしました。その父・波平さんは54歳、母フネさんは諸説あって50歳前後という設定です。 80年が過ぎ、日本人の平均寿命は男性は80歳を超え、女性は90歳近くなっています。いま波平さん夫婦の姿を見返すと、2人の姿がまるで老人のように映りますが、それくらい日本人は年を重ねても元気になったことを示しているのかもしれません。 長寿化の背景にはさまざまな要因があり、医学の進歩もそうですが、もっと大きな要素は栄養状態の改善でしょう。それまで炭水化物中心の食生活でしたが、肉を積極的に食べるようになり、タンパク質の摂取が増えました。 その結果免疫力が飛躍的に向上し、昭和25年まで死因のトップだった結核の死亡者数が激減します。その後、脳卒中の患者数が減少していくことも、肉から摂取されたタンパク質やコレステロールによって血管が強化されたことが大きいでしょう。 健康状態の改善で長く元気でいられることはすばらしいことですが、その影響で日常生活から死が少しずつ遠くなっていったのも事実だと思います。しかし、医学や健康状態などいろいろ条件が改善し、どんなに寿命が延びようとも、人は死を免れません。致死率は100%です。 いまの日本では、死の事実にはなるべく触れないようにして、どんどん長生きできるような雰囲気に包まれていると思いませんか。少なくとも長生きをよしとする考えの人は少なくありません。日本に広がっているのは「長生き至上主義」といえます。 生き方や死生観は人それぞれですから、それを否定することはできませんが、「長生き至上主義」が定着した要因には医療もあるでしょう。 米国の大規模調査によると、高血圧の人が降圧剤を服用しないと5年後に8%が脳卒中を発症する一方、薬を服用すれば発症率を5%に抑えられるといいます。この調査を裏返すと、薬を服用しなくても9割以上は脳卒中を発症せず、薬を飲んでも5%は脳卒中を発症している事実です。 その降圧剤は、決して脳卒中をゼロにしているわけではありません。統計学的に有意な結果とはいえ、劇的な効果とはいえないでしょう。 薬による効果はほんのちょっとしたことなのに、医療現場では「薬を飲んでいれば大丈夫」といったようなことで薬が処方され続けています。そういうことも、日本人の死生観を歪ませる原因のひとつでしょう。「長生き至上主義」は、やめた方が楽に生きられると思います』、「長寿化の背景にはさまざまな要因があり、医学の進歩もそうですが、もっと大きな要素は栄養状態の改善でしょう。それまで炭水化物中心の食生活でしたが、肉を積極的に食べるようになり、タンパク質の摂取が増えました。 その結果免疫力が飛躍的に向上し、昭和25年まで死因のトップだった結核の死亡者数が激減します。その後、脳卒中の患者数が減少していくことも、肉から摂取されたタンパク質やコレステロールによって血管が強化されたことが大きいでしょう」・・・米国の大規模調査によると、高血圧の人が降圧剤を服用しないと5年後に8%が脳卒中を発症する一方、薬を服用すれば発症率を5%に抑えられるといいます。この調査を裏返すと、薬を服用しなくても9割以上は脳卒中を発症せず、薬を飲んでも5%は脳卒中を発症している事実です。 その降圧剤は、決して脳卒中をゼロにしているわけではありません。統計学的に有意な結果とはいえ、劇的な効果とはいえないでしょう。 薬による効果はほんのちょっとしたことなのに、医療現場では「薬を飲んでいれば大丈夫」といったようなことで薬が処方され続けています。そういうことも、日本人の死生観を歪ませる原因のひとつでしょう。「長生き至上主義」は、やめた方が楽に生きられると思います」、「降圧剤」の効果も「薬を服用しなくても9割以上は脳卒中を発症せず、薬を飲んでも5%は脳卒中を発症している」と客観的に示すことで、患者の判断を仰げば、止めておこうという人も出て、医療費も節減できる筈だ。
次に、5月31日付けダイヤモンド・オンラインが掲載した看護師でYouTuber、性教育講師のマッキー氏による「男性の更年期障害と勃起不全におさらば!人気看護師YouTuberが教える「元気」になる方法」を紹介しよう。
https://diamond.jp/articles/-/344345
・『心も体も陰茎も生涯現役でいるために、男性更年期障害を予防しよう。そのために重要になってくるのが、男性ホルモン「テストステロン」を増やす方法だ。メンズヘルスについて発信する人気YouTuberである看護師マッキーが、指南する。※本稿は、看護師マッキー『メンズヘルスナースがこっそり教える 教養としての射精-下着のナカのヤバい真実-』(ライフサイエンス出版)の一部を抜粋・編集したものです』、興味深そうだ。
・『テストステロンが減れば若年層でも男性更年期障害に 看護師マッキーに寄せられたリアルなお悩み(Q男性更年期障害とは何ですか? 看護師マッキーの回答(A男性の体内のテストステロン濃度の低下が引き起こす諸症状を言います。 「64歳男性。男性更年期障害の症状はあいまいで分かりにくい」「54歳男性。男性更年期障害はどこに相談に行けばいいのでしょうか?」という相談をよく受けます。ある調査によると、「50代男性の1割ほどが更年期特有の症状を経験している」ことが分かっています。 ちなみに、男性更年期障害が対象とする症状について尋ねたところ、ED、うつなどの回答が多くありました。確かに、これらは男性更年期障害の症状の一つではありますが、医療現場ではもっと広い概念としてとらえています。 では、男性更年期障害のメカニズムや症状について見ていきましょう。みなさんは女性の更年期障害について耳にしたことがあるのではないかと思います。女性の更年期障害は女性ホルモンであるエストロゲンが減少する閉経前後の45歳から55歳の10年間に起こり、閉経後は徐々に症状が和らいでいきます。 一方、男性の更年期障害はテストステロンが中高年以降緩やかに減少していくことで生じます。ちなみにテストステロンは20歳以降徐々に低下することが分かっています。 したがって、テストステロンが減れば、若年層でも男性更年期障害を発症する可能性があり、しかもその症状は生涯にわたって続くことさえあるのです。 もし、みなさんのお小遣い(テストステロン)が毎年年貢のように勘定奉行から減らされるとしたら(想像するだけでも真っ青になりますね……)、おかみの機嫌を損なわないようにしようと手をモミモミするのではないでしょうか?』、「女性の更年期障害は女性ホルモンであるエストロゲンが減少する閉経前後の45歳から55歳の10年間に起こり、閉経後は徐々に症状が和らいでいきます。 一方、男性の更年期障害はテストステロンが中高年以降緩やかに減少していくことで生じます。ちなみにテストステロンは20歳以降徐々に低下することが分かっています。 したがって、テストステロンが減れば、若年層でも男性更年期障害を発症する可能性があり、しかもその症状は生涯にわたって続くことさえあるのです」、なるほど。
・『テストステロン濃度が高い人ほど2型糖尿病や死亡のリスクも低い ちなみに、男性更年期障害の症状の範囲は広く、身体的なものとしては、ED、性欲低下、フレイル・サルコペニア、肥満などがあり、精神的なものとしては、うつ、睡眠障害などがあります。 また、テストステロンの減少は糖尿病をはじめとする生活習慣病などと関連することも分かっています。「テストステロン濃度が高い人は2型糖尿病のリスクが15%近く低い」ことなどが報告されています。「テストステロン濃度が高い人ほど全般的な日常生活機能レベルが高く、死亡リスクも低かった」ことも分かっており、テストステロンは男性の健康を維持するために必須の要素だと言えるでしょう。) もし、これらの症状に該当するようであれば、一度泌尿器科に相談することをおすすめします。男性更年期障害は、食事や運動などの生活習慣を見直すことで症状が改善することが多いですが、テストステロン濃度が非常に低い場合は、テストステロンを注射する補充療法が行われることもあります』、「「テストステロン濃度が高い人ほど全般的な日常生活機能レベルが高く、死亡リスクも低かった」ことも分かっており、テストステロンは男性の健康を維持するために必須の要素だと言えるでしょう」、なるほど。
・『泌尿器に行く前にまずセルフチェックしよう 看護師マッキーに寄せられたリアルなお悩み(Q男性更年期障害をチェックするにはどうしたらいいですか? 看護師マッキーの回答:A男性更年期障害は簡単にセルフチェックすることができます。「57歳男性。体調不良の原因が分からず、後に男性更年期障害だと分かった」「50歳男性。男性更年期障害ではないかと思うことがあるが、なかなか確信できない」など、コメントを見ると、泌尿器科受診のタイミングを判断するのがなかなか難しいことが分かります。 こうしたコメントを見るたびに、私はみなさんが泌尿器科に相談し、健康になるせっかくのチャンスを逃してしまっているのではないかと残念な気持ちになります。 そこで紹介したいのが、堀江重郎先生(日本メンズヘルス医学会理事長)作成の「もしかしたら更年期障害?セルフチェック」です』、「もしかしたら更年期障害?セルフチェック」は役立ちそうだ。
・『もしかしたら更年期障害?セルフチェック 10項目の質問のうち、「1.性欲が低下した」「7.勃起力が弱くなった」の両方に該当する、もしくは10項目のうち3つ以上に該当する場合は、男性更年期障害の可能性があると考えられます。結果はどうだったでしょうか? ただし、男性更年期障害に該当しなかった場合でも、いつ発症してもおかしくないのがこの病気の厄介なところです』、「男性更年期障害に該当しなかった場合でも、いつ発症してもおかしくないのがこの病気の厄介なところです」、確かに厄介だ。
・『男性更年期障害にならず女性を幸せにするために 看護師マッキーに寄せられたリアルなお悩み(Q男性更年期障害を予防する方法を教えてください。 看護師マッキーの回答(A仕事やスポーツなどで周囲から評価されるように努めてください。お気に入りの「居場所」を見つけるのもよいでしょう。 「54歳男性。娘のためにも健康でい続けたい」「57歳男性。結婚を考えている女性のためにも性生活をがんばりたい」など、意外にも周囲の人のために健康でいたいというコメントが多くてとても驚きました。 これらのコメントを見て私はメンズヘルスを意識することは、家族をはじめとする身の回りの人々を幸せにするのではないかと確信しました。そこで、みな男性更年期障害を予防する方法を紹介します』、「男性更年期障害を予防する方法」とは興味深そうだ。
・『仕事や趣味に打ち込むだけでもテストステロン濃度は上がる 男性更年期障害の原因はテストステロン濃度の低下です。時間がないみなさんのために職場や仕事帰りに実践できるおすすめのテストステロンの増やし方を紹介したいと思います。 実は、テストステロンは競争心理に関係することが分かっています。「競争の勝者は敗者に比べてテストステロン濃度が高かった」ことが報告されていますし、「社会的行動やその結果がテストステロンに影響を与える」ことも分かっています。 『メンズヘルスナースがこっそり教える 教養としての射精-下着のナカのヤバい真実-』(ライフサイエンス出版) 看護師マッキー 著 つまり、仕事やスポーツ、芸術などによって周囲の評価を得て自分のポジションをつくることが体内のテストステロン濃度の上昇につながるのです。仕事や趣味に打ち込むだけでもテストステロンを上げることはできるのです。 また、職場で自分の定位置を確保するのもおすすめです。アンケート上でも「9割近くの方が自分の席で仕事をするとはかどる」と回答しましたし、「縄張りをつくることでテストステロンが上昇する」ことが分かっています。したがって、帰宅の際に立ち寄れるお忍びの飲食店を見つけてみるのもよいでしょう。 ちなみに「女性の気を引こうとするとテストステロンを高める」ので、懐ぐあいと奥様やパートナーが許す範囲内でお姉さんがお酌をしてくれるお店に行ってみるのもよいかもしれません。もし、許しが得られない場合は、私のYouTubeチャンネルを訪れ、チャット上で話し掛けてみてください』、「仕事や趣味に打ち込むだけでもテストステロンを上げることはできるのです・・・懐ぐあいと奥様やパートナーが許す範囲内でお姉さんがお酌をしてくれるお店に行ってみるのもよいかもしれません」、私には後者の方がよさそうだ。
第三に、6月1日付けダイヤモンド・オンラインが転載したAERAdot.「「うつ病は“心のがん”」早期治療で老人性うつは6~7割の人が改善する理由~精神科医・和田秀樹」を紹介しよう。
・『高齢になるとさまざまな不調が出やすくなる。気をつけたいのが“心のがん”と呼ばれる「うつ病」だ。若い人とのうつ病との違いは何か。発症要因や治療法は。精神科医に聞いた。AERA 2024年6月3日号より』、「うつ病」が“「心のがん”」とは言い得て妙だ。
・『「うつ病は“心のがん”なんです」 『80歳の壁』『うつの壁』『ぼけの壁』ほか多くの著書がある精神科医の和田秀樹さん(63)は、そう強く言う。 「生きていることがつらくなる。うつ病になって、一生を終えるのが、人生最大級の悲劇だと私は思います」 高齢になると、いろいろな身体的不調が出やすくなる。疲れやすい、眠れない、足腰も弱り、節々が痛む……といったものだ。やがて外に出るのもおっくうになり、家に引きこもる。これまで仕事に趣味にと活動的だった人が、引きこもり、自分が大切にしてきた対象を失えば、心理的に不安定になる。これが「老人性うつ」の最大の発症要因だ。 そしてひとたび高齢者がうつ病を発症すれば、「39度の熱を出したぐらい体がだるくなり、それが来る日も来る日も続く」 と和田さんは言う。 「体はだるいし、重い。そして自責の念にかられる。家族と同居している人であれば、家族に迷惑をかけていることを申し訳なく思い、自分を責め続けてしまう。生きていることがつらくなる。老人性うつは自殺を招きやすいので要注意です」』、「これまで仕事に趣味にと活動的だった人が、引きこもり、自分が大切にしてきた対象を失えば、心理的に不安定になる。これが「老人性うつ」の最大の発症要因だ・・・老人性うつは自殺を招きやすいので要注意です」、「自殺を招きやすい」とは厄介だ。
・『早期発見・治療が鍵 自殺に至らないにしても、うつ病になれば、免疫の機能も低下し、いろいろな意味で命を縮めてしまうという。 「長期的に見ても、緩やかに死へ向かう病気とも言えるでしょう」(和田さん) 一方で、高齢者のうつ病は、早期治療が有効だ。うつ病は、脳のハードとソフトの両面が故障して起きる病気だ。脳内の神経伝達物質のセロトニン不足が影響している。 「うつ病を放置して悪化してしまえば、脳の神経細胞が元に戻らず、治りにくくなります。だからこそ早期発見・早期治療が鍵。早期に治療すれば90%は寛解します」(同)) うつ病になると、やる気が起きず部屋に引きこもる→日光を浴びなくなりセロトニンの生成が阻害される→うつ病がさらに悪化→ますます引きこもる――といった悪循環から抜け出せなくなってしまう。 「早期治療が有効の理由として、若い人のうつ病と違い、老人性うつはセロトニン不足がベースにあるために、薬が効きやすいという点にあります。セロトニンの量を増やす薬を投与すれば、1カ月ほどで6~7割の人は症状が改善します」(同) (ライター、介護福祉士・大崎百紀) ※AERA 2024年6月3日号より抜粋 ※AERA dot.より転載 うつ病になると、やる気が起きず部屋に引きこもる→日光を浴びなくなりセロトニンの生成が阻害される→うつ病がさらに悪化→ますます引きこもる――といった悪循環から抜け出せなくなってしまう。 「早期治療が有効の理由として、若い人のうつ病と違い、老人性うつはセロトニン不足がベースにあるために、薬が効きやすいという点にあります。セロトニンの量を増やす薬を投与すれば、1カ月ほどで6~7割の人は症状が改善します」(同) (ライター、介護福祉士・大崎百紀) ※AERA 2024年6月3日号より抜粋 ※AERA dot.より転載 』、「若い人のうつ病と違い、老人性うつはセロトニン不足がベースにあるために、薬が効きやすいという点にあります。セロトニンの量を増やす薬を投与すれば、1カ月ほどで6~7割の人は症状が改善します」、「薬が効きやすい」のであれば、「治療」は比較的楽だ。確かに「早期発見・治療が鍵」のようだ。
タグ:(その26)(「長生き至上主義」をやめれば楽になる、男性の更年期障害と勃起不全におさらば!人気看護師YouTuberが教える「元気」になる方法、「うつ病は“心のがん”」早期治療で老人性うつは6~7割の人が改善する理由~精神科医・和田秀樹) 高齢化社会 日刊ゲンダイ 和田秀樹氏による「「長生き至上主義」をやめれば楽になる」 「長寿化の背景にはさまざまな要因があり、医学の進歩もそうですが、もっと大きな要素は栄養状態の改善でしょう。それまで炭水化物中心の食生活でしたが、肉を積極的に食べるようになり、タンパク質の摂取が増えました。 その結果免疫力が飛躍的に向上し、昭和25年まで死因のトップだった結核の死亡者数が激減します。その後、脳卒中の患者数が減少していくことも、肉から摂取されたタンパク質やコレステロールによって血管が強化されたことが大きいでしょう」・・・ 米国の大規模調査によると、高血圧の人が降圧剤を服用しないと5年後に8%が脳卒中を発症する一方、薬を服用すれば発症率を5%に抑えられるといいます。この調査を裏返すと、薬を服用しなくても9割以上は脳卒中を発症せず、薬を飲んでも5%は脳卒中を発症している事実です。 その降圧剤は、決して脳卒中をゼロにしているわけではありません。統計学的に有意な結果とはいえ、劇的な効果とはいえないでしょう。 薬による効果はほんのちょっとしたことなのに、医療現場では「薬を飲んでいれば大丈夫」といったようなことで薬が処方され続けています。そういうことも、日本人の死生観を歪ませる原因のひとつでしょう。「長生き至上主義」は、やめた方が楽に生きられると思います」、「降圧剤」の効果も「薬を服用しなくても9割以上は脳卒中を発症せず、薬を飲んでも5%は脳卒中を発症している」と客観的に示すことで、患者の判断を仰げば、止めておこうという人も出て、医療費も節減できる筈だ。 ダイヤモンド・オンライン マッキー氏による「男性の更年期障害と勃起不全におさらば!人気看護師YouTuberが教える「元気」になる方法」 看護師マッキー『メンズヘルスナースがこっそり教える 教養としての射精-下着のナカのヤバい真実-』(ライフサイエンス出版) 「女性の更年期障害は女性ホルモンであるエストロゲンが減少する閉経前後の45歳から55歳の10年間に起こり、閉経後は徐々に症状が和らいでいきます。 一方、男性の更年期障害はテストステロンが中高年以降緩やかに減少していくことで生じます。ちなみにテストステロンは20歳以降徐々に低下することが分かっています。 したがって、テストステロンが減れば、若年層でも男性更年期障害を発症する可能性があり、しかもその症状は生涯にわたって続くことさえあるのです」、なるほど。 「「テストステロン濃度が高い人ほど全般的な日常生活機能レベルが高く、死亡リスクも低かった」ことも分かっており、テストステロンは男性の健康を維持するために必須の要素だと言えるでしょう」、なるほど。 「もしかしたら更年期障害?セルフチェック」は役立ちそうだ。 「男性更年期障害に該当しなかった場合でも、いつ発症してもおかしくないのがこの病気の厄介なところです」、確かに厄介だ。 「男性更年期障害を予防する方法」とは興味深そうだ。 「仕事や趣味に打ち込むだけでもテストステロンを上げることはできるのです・・・懐ぐあいと奥様やパートナーが許す範囲内でお姉さんがお酌をしてくれるお店に行ってみるのもよいかもしれません」、私には後者の方がよさそうだ。 AERAdot.「「うつ病は“心のがん”」早期治療で老人性うつは6~7割の人が改善する理由~精神科医・和田秀樹」 「うつ病」が“「心のがん”」とは言い得て妙だ。 「これまで仕事に趣味にと活動的だった人が、引きこもり、自分が大切にしてきた対象を失えば、心理的に不安定になる。これが「老人性うつ」の最大の発症要因だ・・・老人性うつは自殺を招きやすいので要注意です」、「自殺を招きやすい」とは厄介だ。 「若い人のうつ病と違い、老人性うつはセロトニン不足がベースにあるために、薬が効きやすいという点にあります。セロトニンの量を増やす薬を投与すれば、1カ月ほどで6~7割の人は症状が改善します」、「薬が効きやすい」のであれば、「治療」は比較的楽だ。確かに「早期発見・治療が鍵」のようだ。