SSブログ

日本の政治情勢(その66)(前代未聞のことが起きた日本共産党 志位和夫も不破哲三も反論できず打つ手なしの大ピンチ、「日本一の子育て政策」「暴言、毒舌」で知られた明石市長・泉房穂氏がいま「本音」で話すこと…「『人から嫌われたくない』なんて思ったことはない」、「立憲民主党が野党第一党ではムリ!だとしたら…」明石市で革命を起こした泉房穂がリアルに見つめる「政権交代へのロードマップ」、昭恵夫人に5億円「晋三記念館」計画の仰天…政治資金を使えば国民からの批判は必至) [国内政治]

日本の政治情勢については、5月29日に取上げた。今日は、(その66)(前代未聞のことが起きた日本共産党 志位和夫も不破哲三も反論できず打つ手なしの大ピンチ、「日本一の子育て政策」「暴言、毒舌」で知られた明石市長・泉房穂氏がいま「本音」で話すこと…「『人から嫌われたくない』なんて思ったことはない」、「立憲民主党が野党第一党ではムリ!だとしたら…」明石市で革命を起こした泉房穂がリアルに見つめる「政権交代へのロードマップ」、昭恵夫人に5億円「晋三記念館」計画の仰天…政治資金を使えば国民からの批判は必至)である。

先ずは、5月29日付けデイリー新潮「前代未聞のことが起きた日本共産党 志位和夫も不破哲三も反論できず打つ手なしの大ピンチ」を紹介しよう。
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/05290601/?all=1
・『日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」(電子版)は5月13日、「8中総の日程延期」との記事を配信した。8中総とは「第8回中央委員会総会」を指す。元参議院議員で共産党の政策委員長を務め、2005年に離党した筆坂秀世氏は「中総の延期など一度も聞いたことがなく、まさに前代未聞です」と驚く。 筆坂氏は1966年、18歳で共産党に入党し、1995年の参議院選挙で初当選。2003年に議員を辞職している。 約40年の党員歴を持ち、離党しても共産党の動向を注視してきた。そんな筆坂氏でも中央委員会総会(以下、中総)の延期は初めて聞いたという。 それではまず、共産党にとって中総がどのような意味を持つのか、筆坂氏の解説を聞こう。 「日本共産党の意思決定プロセスにおいて最も重要なのは『日本共産党大会』です。ところが、党大会は重要であるが故に準備も大変で、全党員のエネルギーを結集する必要があります。党大会が開かれるのは2年から3年に1回ですが、それくらいの間隔を空けないと党員が疲弊してしまうのです」 数年に1度の党大会で意思決定を行うというのでは、あまりに非効率的だろう。そこで党幹部が中総を開き、様々な方針を決めるのだ。 これまで開催された党大会は計28回。今回延期された中総が第8回となっていることに疑問を覚える人もいるかもしれないが、これは党大会が開催されるたびに第1回に戻して数えなおすからだ。 「党大会は2年後とか3年後の予定を組むため、直前の政治情勢を受けて延期されるのは珍しいことではありません。今年1月に党大会が開かれる予定でしたが、4月に統一地方選が行われるため、来年1月に延期されています。一方、中総は党大会に比べて小回りが利くからこそ、様々なタイミングを捉えてスピーディーに開催してきたわけです。そのため中総の延期は、極めて異例の事態と言えます」(同・筆坂氏)』、「党大会が開かれるのは2年から3年に1回ですが、それくらいの間隔を空けないと党員が疲弊してしまうのです」、「そこで党幹部が中総(中央委員会総会)を開き、様々な方針を決める」、なるほど。
・『原因はサミット?  冒頭で紹介した赤旗の記事を読むと、一応は延期の理由が書かれている。わずか2文という短い記事なので全部を引用しよう。 《日本共産党中央委員会書記局は12日、5月21、22両日に招集していた第8回中央委員会総会について、国会日程との関係で開催が困難となったことから、日程を延期することを発表しました》 《延期の時期は、主要7カ国首脳会議後の政治情勢の展開も見極めて、6月中旬以降の適切な時期に再度招集します》 筆坂氏は「延期の理由として国会日程と広島でのG7サミットを挙げていますが、これはとても変です」と首を傾げる。 「政界で突発事態が発生したのなら延期も分かります。しかし政変など起きていません。広島サミットに至っては、昨年から決まっていました。党執行部が本気で『国会とサミットが原因で延期します』と主張するのなら、党員でさえ『あまりに先見性がなさすぎる。来年の予定を立てることもできないのか』と納得しない人はいるでしょう」』、「「延期の理由として国会日程と広島でのG7サミットを挙げていますが、これはとても変です」と首を傾げる・・・広島サミットに至っては、昨年から決まっていました。党執行部が本気で『国会とサミットが原因で延期します』と主張するのなら、党員でさえ『あまりに先見性がなさすぎる。来年の予定を立てることもできないのか』と納得しない人はいるでしょう」、その通りだ。
・『除名への批判  要するに、国会とサミットは口実に過ぎない。では、本当の理由は何なのだろう。担当記者が言う。 「関係者の間で指摘されているのは、5月10日に発売された月刊誌『文藝春秋』6月号に掲載されたインタビュー記事です。『志位和夫は習近平以下だ』というタイトルで、元日本共産党京都府委常任委員の鈴木元氏が取材に応じ、党の問題点を洗いざらい指摘しました。叩き上げの運動家が赤裸々に語ったのですから、記事の迫真性は相当なものがあり、多くの関係者が衝撃を受けているのです」 鈴木氏は1944年生まれの78歳。立命館大学の経済学部に進学し、62年に共産党に入党した。京都に強固な共産党支持層を作り上げ、その手腕から「京都に鈴木あり」と畏敬の念を持つ保守層もいたという。 2023年1月、鈴木氏は著書『志位和夫委員長への手紙』(かもがわ出版)を上梓。すると共産党は3月、鈴木氏を除名処分とした。この著書で鈴木氏が志位和夫委員長(68)の辞任を求めたことが原因とする指摘もある。 同じく1月、ベテラン党員の松竹伸幸氏が『シン・日本共産党宣言』(文春新書)を上梓。こちらも党首公選制を主張したことなどが問題視され、共産党は2月、松竹氏を除名した。 相次いでベテランの党員を除名した共産党に、“異論を許さないのか”との批判が殺到した。反共の立場を表明することが多い産経新聞だけでなく、共産党の主張に一定の理解を示すこともあった朝日新聞や毎日新聞さえ記事や社説で批判した。「統一地方選で共産党が敗北した原因」と指摘する識者もいるほどだ』、「元日本共産党京都府委常任委員の鈴木元氏が取材に応じ、党の問題点を洗いざらい指摘しました。叩き上げの運動家が赤裸々に語ったのですから、記事の迫真性は相当なものがあり、多くの関係者が衝撃を受けているのです」・・・鈴木氏は著書『志位和夫委員長への手紙』(かもがわ出版)を上梓。すると共産党は3月、鈴木氏を除名処分とした」、「ベテラン党員の松竹伸幸氏が『シン・日本共産党宣言』(文春新書)を上梓。こちらも党首公選制を主張したことなどが問題視され、共産党は2月、松竹氏を除名」、「相次いでベテランの党員を除名した共産党に、“異論を許さないのか”との批判が殺到した」、「党大会延期」の真の理由になり得るようだ。
・『共産党の弱点  「共産党の委員長は志位さんが務めていますが、前任者の不破哲三さん(93)が現在も常任幹部会のメンバーであることなどから、依然として院政を敷いているという指摘は根強いものがあります。今回の延期問題も、不破さんが志位さんに『インタビュー記事の片が付くまで、8中総は延期だ』と命令したという話が流れています」(同・記者) 筆坂氏は「私も鈴木さんのインタビュー記事は読みました。インパクトは充分で、8中総が延期された理由として挙げられるのも無理はありません」と言う。 「取り上げたテーマは広範で、共産党の抱える様々な問題点を丁寧に論じています。その中で私が注目するのは、党勢が衰退し、赤旗の購読者が減少していることを痛烈に指摘したくだりです。近年、共産党の党勢は常に右肩下がりだったというのは事実で、志位さんは反論できないはずです。鈴木さんは党の弱点を見事に突いたのです」 少し長くなるが、インタビュー記事から当該部分を引用しよう。数字の表記はデイリー新潮のスタイルに改めた。 《党員数は50万人(1990年)から27万人(2020年)と半分近くになりました。1980年に355万部あった赤旗の部数は3分の1以下の90万部にまで低迷。さらに決定的なのは、一昨年の総選挙で衆議院は12議席を10議席に、昨年の参議院選挙は改選6議席を4議席にまで減らした。かつて49人(2000年)いた国会議員数は、今や、21人です》 《統一地方選挙は道府県議選、政令市議選だけでもそれぞれ5分の1を減らす大敗北でしたが、小池晃書記局長は前半戦の翌日、「前進したところもある」と強弁。また、常任幹部会は声明で昨年の参院選の数字の一部を持ち出し「得票数や得票率が上がった」と取り繕っています》 《子ども騙しのような論法で敗北を認めないから、改革のメスも入れられない。これこそが、共産党の最大の問題です》』、確かに、選挙戦の総括を捻じ曲げるようでは、「改革のメスも入れられない」、これでは「共産党の最大の問題です」というのも納得できる。
・『遠い改革  記事には《私が「個人独裁的運営」と呼ぶのは、志位体制の「続投ありき」の案が、「満場一致で決まる」という形式を繰り返しているからです》とのくだりもある。 鈴木氏の口調は冷静だが、志位氏を断罪していると言っても過言ではない。8中総を延期してでも対処しようと志位氏が考えるのも不思議ではないが、実際のところ打つ手などあるのだろうか? 打つ手など何もないでしょう。志位さんは反論さえできず、真っ青になっていると思います。いまだに党執行部は党員と赤旗の購読者数を増やせとハッパをかけています。しかし、私が入党した時から40年間、全く同じ指示が繰り返され、党員は奔走に奔走を重ねてきました。にもかかわらず、党員も購読者数も減る一方です。実現性の乏しい拡大路線ばかり指示する中央委員会は、無責任で無能な集団だと批判されても仕方ありません」(同・筆坂氏) もし志位氏が陣頭指揮を執り、党員と赤旗の読者を増やし、国政選挙でも議員を増やしたとしたら、鈴木氏は兜を脱がざるを得ない。だが、そんなことはあり得ない。 「鈴木さんの指摘のほうが正しく、志位さんだって手の打ちようがないことは分かっているはずです。党員は新規党員や購読者の獲得に忙殺され、肝心の選挙に力を注げず、敗北を許すという悪循環に陥っています。共産党に残る最後の宝は地方議員と支援者で、その象徴が鈴木さんでした。しかし、党は鈴木さんを排除しました。あれだけ重要な人を蔑ろにしたのですから、統一地方選の惨敗は当たり前でしょう。志位さんが反省し、鈴木さんの除名を取り消せば、改革の一歩を踏み出したことになりますが、もちろんそんなことが実現するはずもありません」(同・筆坂氏)』、「党員は新規党員や購読者の獲得に忙殺され、肝心の選挙に力を注げず、敗北を許すという悪循環に陥っています。共産党に残る最後の宝は地方議員と支援者で、その象徴が鈴木さんでした。しかし、党は鈴木さんを排除しました。あれだけ重要な人を蔑ろにしたのですから、統一地方選の惨敗は当たり前でしょう。志位さんが反省し、鈴木さんの除名を取り消せば、改革の一歩を踏み出したことになりますが、もちろんそんなことが実現するはずもありません」、硬直化した「共産党」の体制はどうなるのだろう。

次に、4月24日付け現代ビジネスが掲載した前明石市長の泉 房穂氏とジャーナリストの鮫島 浩氏の対談「「日本一の子育て政策」「暴言、毒舌」で知られた明石市長・泉房穂氏がいま「本音」で話すこと…「『人から嫌われたくない』なんて思ったことはない」」を紹介しよう。
https://gendai.media/articles/-/109370?imp=0
・『昨日(4月23日)に投開票された統一地方選後半戦で、兵庫県明石市に新しい女性市長が誕生した。中央政界にとっては大きな出来事と捉えられていないが、「これは政界におけるバタフライエフェクト(遠く離れた場所の小さな出来事が世界に大きな影響を及ぼす)になる」と言われている。 明石市は泉房穂氏が3期12年にわたって市長を務めてきた。全国に先駆けて「異次元の子ども施策」を実行し、市の出生数のみならず人口、税収も飛躍的に伸ばして「明石モデル」と称賛された。今回はその名物市長が、これまたお馴染みとなった「暴言」を理由に辞職(政治家引退)したために、後継市長が誕生したわけだ。 泉氏の市長任期はこの4月いっぱい。市長退任翌日の5月1日に出版される泉氏の著書『政治はケンカだ! 明石市長の12年』がいま、話題を呼んでいる。市長在任中にはけっして口に出来なかった、改革に抵抗する勢力との闘いの内幕を明らかにしているからだ。聞き手を『朝日新聞政治部』の著者で気鋭の政治ジャーナリスト・鮫島浩氏が務めている。市議会、政党、宗教団体、マスコミ、市役所職員……。泉氏が「四面楚歌」の状態でいかに闘争してきたか、同書にはすべて記されている。発売に先駆け、泉氏が書いた「まえがき」を特別に公開する』、興味深そうだ。
・『四面楚歌」とか「絶体絶命」という言葉が好きだ  「人から嫌われたくない」なんて思ったことはない。 誰もが納得する方針転換などないのだから、市長が改革を進めたらハレーションが起こり、反発する層が出てくることは当然だ。嫌われても、恨まれても、市民のために結果を出すことが政治家としての私のミッションだったから、そして多くの市民が私を信じてくれたから、ブレることなく走り切ることができた。 元々、「四面楚歌」とか「絶体絶命」という言葉が好きで、四方を囲まれたら終わり、とは思わない。地上が無理なら空にジャンプするか、地面を潜って逃げるか、と体中の細胞が活性化して状況を打開するアイデアが次々に浮かぶ。 そんな私のやり方は、乱暴だと思われたかもしれないが、私のまちづくりの理念を真っ先に理解し、いちばん近くで応援してくれたのが市民だった。街を歩くと、「私たちはわかってるから」「マスコミに負けないで!」と口々に声をかけてくれた。 市長への意見箱には、「こんなことを言ってもだめかもしれないけど、泉市長だから言います」とさまざまな意見が届いた。私を身近に感じ、まちづくりの仲間だと思ってくれているからだ、と思い、できる限り対応した』、「元々、「四面楚歌」とか「絶体絶命」という言葉が好きで、四方を囲まれたら終わり、とは思わない。地上が無理なら空にジャンプするか、地面を潜って逃げるか、と体中の細胞が活性化して状況を打開するアイデアが次々に浮かぶ。 そんな私のやり方は、乱暴だと思われたかもしれないが、私のまちづくりの理念を真っ先に理解し、いちばん近くで応援してくれたのが市民だった」、「市民」が「理解し」、「いちばん近くで応援してくれた」、とは幸せだ。
・『市長の仕事は駅伝の走者に似ている  一生明石市長でいたい、と思ったこともあったが、もちろんそんなことはできない。 市長は駅伝の走者に似ている。ひとりでできることには限りがあり、自分でゴールを切ることはできない。歴代の市長がタスキをつなぎながらまちづくりを進めるものだ。 私も中間走者として、苦しい登り坂が続く区間を精一杯走り切った。悔いはない。苦しい区間を伴走してくれた市民が、これからも明石のまちを支えてくれる、もう私が市長でなくても大丈夫、という自信がある。 まちづくりは、選挙で選ばれた者だけが担うのではなく、市民が選挙で選ばれた首長と一緒にやるものというのが持論だ。市長でなくなったからといって、まちづくりや政治と無関係になるわけではない。これからは私もひとりの市民となり、タスキをつないだ新しい市長とともに走る側にまわるだけだ。 私は当たり前のことをやったにすぎない 市長として、やさしい社会を「明石から始める」については、ある程度結果を残せたと思う。 明石市の人口が増えたことがその答えだが、誤解して欲しくない。人口増を目指したのではない。誰でも自分に冷たいまちで暮らしたいとは思わない。「数が少ないから」と切り捨てず、一人ひとりに光をあてた政策をすれば、「ここに住み続けたい」と思う人が増えるのはあたりまえのことだ。 そしてそれができるのが「市長」なのだ。市長にだけはその権限がある。一人ひとりの市民が暮らしやすいまちづくりをしたら、「明石に住みたい」「明石に住み続けたい」と思う人が増えただけのこと。 あたりまえのことなのに、珍しい市長のように言われるなんて、不思議なことだ。 明石市は子ども施策だけに力を入れたと思われがちだが、そうではない。「困ったとき」は誰にでも、突然訪れる。そのときに必要な支援を届けるのが行政の役割だ。少数の困りごとを切り捨てず、寄り添い解決することが多数の人々のセーフティネットになるという思いで、様々な施策を「条例」にして、残してきた。 「手話言語・障害者コミュニケーション条例」 「障害者配慮条例」 「犯罪被害者支援条例」 「更生支援・再犯防止条例」 「優生保護法被害者支援条例」 「インクルーシブ条例」 「子どもの養育費条例」 それぞれの対象者は多数派ではないが、市民の理解を得て制定してきた』、「「数が少ないから」と切り捨てず、一人ひとりに光をあてた政策をすれば、「ここに住み続けたい」と思う人が増えるのはあたりまえのことだ。 そしてそれができるのが「市長」なのだ。市長にだけはその権限がある。一人ひとりの市民が暮らしやすいまちづくりをしたら、「明石に住みたい」「明石に住み続けたい」と思う人が増えただけのこと。 あたりまえのことなのに、珍しい市長のように言われるなんて、不思議なことだ」、「「困ったとき」は誰にでも、突然訪れる。そのときに必要な支援を届けるのが行政の役割だ。少数の困りごとを切り捨てず、寄り添い解決することが多数の人々のセーフティネットになるという思いで、様々な施策を「条例」にして、残してきた。 「手話言語・障害者コミュニケーション条例」 「障害者配慮条例」 「犯罪被害者支援条例」 「更生支援・再犯防止条例」 「優生保護法被害者支援条例」 「インクルーシブ条例」 「子どもの養育費条例」 それぞれの対象者は多数派ではないが、市民の理解を得て制定してきた」、凄いことだ。
・『誰ひとり取り残さないやさしいまちづくりを目指して  なかでも特に思い入れが強かったのは「優生保護法被害者支援条例」。私が政治家をめざした原点でもある悪法「優生保護法」によって、強制的に不妊手術や人工妊娠中絶を受けさせられた被害者に寄り添い、優生思想を許さないことを誓う条例である。本書でも語るが、この条例制定には、議会多数派の強烈な反対があった。 それに対して、市民からは多くの賛成と応援の意見が届いた。「困ったときはお互いさま」「誰ひとり排除しない」よく使われる言葉だが、明石市民には、この言葉の本当の意味が浸透していると実感し、感慨深かった。 明石市のまちづくりの根幹である「誰ひとり取り残さないやさしいまちづくり」の理念をカタチにしたのが「インクルーシブ条例」である。条例づくりの過程もインクルーシブを意識して進めた。制定時ほとんど話題にもならず、報道もされなかったが、「すべての人が自分らしく生きられる」ことを目的としたこの条例こそが真骨頂だと思っている。 明石市長としての12年を終えた今、とても清々しい気持ちだ。名残惜しい気持ちや、やり残した感はなく、次のステージに行くぞ、とやる気が満ちてくる。 やさしい社会を「明石から広げる」のがこれからの私の役割だ。「明石市でできたことは他の自治体でもできる。まして国なら簡単にできる」と言い続けてきたことを、さらに発信し、実現していく。 こんな冷たい社会のままで死にたくない、自分の手でやさしい社会に変える、と子どもの頃に誓った気持ちは今も変わらない。 在任中、毒舌、暴言と言われた私だが、これでも市長の任期中は慎重に言葉を選び、奥歯にモノが挟まったような言い方しかできなかった。市長退任翌日に出る私の新刊『政治はケンカだ!明石市長の12年』では、市長としての12年間を、聞き手を務めてくれた鮫島浩さんに本音で語った。 政治についての本音トークは少々刺激が強いかもしれないが、多くの方に現場のリアルを感じていただき、それでも諦めることなく声をあげてほしい、という思いだ。 一人ひとりが声をあげなければ、社会を変えることはできないのだから』、「「優生保護法被害者支援条例」。私が政治家をめざした原点でもある悪法「優生保護法」によって、強制的に不妊手術や人工妊娠中絶を受けさせられた被害者に寄り添い、優生思想を許さないことを誓う条例である。本書でも語るが、この条例制定には、議会多数派の強烈な反対があった。 それに対して、市民からは多くの賛成と応援の意見が届いた。「困ったときはお互いさま」「誰ひとり排除しない」よく使われる言葉だが、明石市民には、この言葉の本当の意味が浸透していると実感し、感慨深かった」、「明石市のまちづくりの根幹である「誰ひとり取り残さないやさしいまちづくり」の理念をカタチにしたのが「インクルーシブ条例」である。条例づくりの過程もインクルーシブを意識して進めた。制定時ほとんど話題にもならず、報道もされなかったが、「すべての人が自分らしく生きられる」ことを目的としたこの条例こそが真骨頂だと思っている」、なるほど。

第三に、6月5日付け現代ビジネスが掲載した前明石市長の泉 房穂氏とジャーナリストの鮫島 浩氏の対談「立憲民主党が野党第一党ではムリ!だとしたら…」明石市で革命を起こした泉房穂がリアルに見つめる「政権交代へのロードマップ」」を紹介しよう。
https://gendai.media/articles/-/111180
・『「暴言王」だけど市民には大人気で、その発言が中央政界にまで影響力を持っていた泉房穂前明石市長が、市長を辞めてこれからどんな動きをするのかに注目が集まっている。その実績とリーダーシップから、「総理大臣になってほしい!」と切望する国民もいる。国政の複雑なシステムを考えるとそれは不可能だと思いがちだが、実はそうではない。小選挙区制の特徴は、「変わるときは一気に変わる」こと。強烈な風が吹けば、泉房穂総理の誕生は、けっして夢物語ではない。 たとえば、橋下徹氏と泉氏の連携が実現したら……自民党執行部がいまいちばん恐れているのは、それかもしれない。話題の新刊『政治はケンカだ!明石市長の12年』より抜粋してお届けする連載第9回。 連載『政治はケンカだ!』第9回後編 前回記事【日本は「お上主義」が強すぎる…泉房穂前明石市長がぶち上げる「新・日本改造計画」の中身】』、興味深そうだ。
・『政権交代は次の次、と言う野党第一党はいらない  鮫島 今日は政権交代への道筋を考えましょう。野党が知事や市長として成果を上げた人を総理大臣候補に担いで総選挙を戦うことはできます。当選回数や大臣経験よりも、自治体のトップとして何を成し遂げたのか、たとえば人口を増やして税収を伸ばしたという実績を掲げて「この街の人々をこれだけ豊かに、幸せにしたこの政治家に、国の舵取りを任せてみましょう。これが私たち野党の提案です」と有権者に向かって訴えれば、実現できるかどうかよくわからない公約を並べるよりも、はるかに説得力が増すでしょう。 知事や市長の経験者を総理大臣候補に担ぐのは、そのリーダーの実績や能力を可視化してリアリズムを高めるという点で、今の選挙制度の中で野党が取りうる最も効果的な選挙戦略ではないでしょうか。 泉 大いにあり得る話じゃないでしょうか。 首長が国会議員と違う点は、有権者を向いていること。もちろん、国会議員も選挙で選ばれるわけですが、実際に彼らが見ているのは派閥の動向だったり、業界団体だったりして、国民のことを見ているようで見ていません。 でも、市長や知事は市民・県民を見るのが仕事ですし、自然と市民・県民を気にして仕事せざるを得ない。かつ、最終決定権を持っていますから、リスクも含めて自分が決断して権限を行使するしかない。それで実績を上げたのならば、一定のふるいにかけられているわけです。有能な首長経験者は、総理大臣の適性があると言えるでしょう。 大阪府知事だって所得制限の撤廃を主張し始めてるし、東京都知事も子育て支援の方向に舵を切っている。「えっ」とみんなが驚くような方針転換も、できてしまうのが首長です。そりゃあ、全員が賛成な政策などないから「ばら撒き」と批判されることもあるし、「財源どうするんだ?」と追及されることもあるけど、なんとかするんです。どこかに嫌われたり怒られたりしても、やりきる。それが政治です。 個人的な好き嫌いは置いておいて、権限を使って方針転換を示す首長が出てきたことは嬉しいし、少なくとも、ずっと永田町にいる国会議員よりは、国のリーダーとしてふさわしいでしょう。だって、リスクを伴う決断を下した経験があるわけですから。 そういう意味で、与党と野党が首長経験者を担いで選挙を戦うというのは、理にかなっていると言えます。 鮫島 この新しい選挙の提案は、与党である自民党からは絶対に出てきません。新しい政治文化をもたらすのは、いつだって挑戦者たる野党なんです。 政治が停滞しきっているいまこそ、実は野党にとってチャンス。水と油の野党が共闘するための唯一の方法は、誰にとっても説得力のある強力な総理候補を立てること。みんなを納得させられるその総理候補の条件は「実績」のみです。どこでもいいのですが、とにかくどこかの自治体で行政手腕を発揮して結果を残した人物。「私たち野党が目指すモデルがここにある。この人の行政手腕を国政の場で発揮させてみましょう」と、有権者を説得できる人物です。 これが可能になれば、色んな違いを乗り越えて野党が手を組むことができる。党首ではなく、その時に一番実績を上げている自治体の首長を担ぐ。「今回の選挙は、この人を総理大臣にするために手を結びます」と。そういう形の与野党一騎打ちこそ、二大政党政治が用意した、これからの闘争のあり方なのではないかと考えます。 だって、「政権交代を目指すのは次の次」とか言ってる野党第一党の党首なんか担いだって、絶対に勝てません。もともと「やって見せることができない」のが野党の弱みなんだから、自治体の首長経験者を担ぐことは、その弱みをカバーすることにもなる。 だからこそ、「明石市でやって見せた泉さんに国政の舵取りを任せてみたい」と、泉さんへの期待が高まっているんです。 泉 自分のことはちょっと喋りにくいのですが。 鮫島 やっぱり政治は結果だから。どんなに小さな自治体であっても、そこで責任を背負いながら首長として結果を出した人間は、それだけで評価に価する。なぜなら、実績や結果は嘘をつけませんから。やったことのない人がいくら「やります」と言ったところで、リアリティは薄い。 泉 それはそうですね』、「「政権交代を目指すのは次の次」とか言ってる野党第一党の党首なんか担いだって、絶対に勝てません。もともと「やって見せることができない」のが野党の弱みなんだから、自治体の首長経験者を担ぐことは、その弱みをカバーすることにもなる」、その通りだ。
・『政権交代のためにマスコミが果たすべき役割  鮫島 マスコミにも責任がある。日本のマスコミは印象報道ばかりで、きちんと政治家の実績を評価してこなかった。 泉 たしかに、政治家を実績で評価する文化が、日本ではほとんど見受けられません。選挙の際に政治家が掲げた公約がきちんと守られたか、チェックすらしませんからね。 長く付き合わせてもらってる元三重県知事の北川正恭さんは、マニフェスト(公約)を大事にされている方でして、「マニフェストは地方で生きている」と主張した上で、公約に掲げていない防衛増税や原発の運転期間の延長を決める首相を批判されています。 たとえば、ある政治家が初めて、市長に立候補して当選したとしますよね。彼には実績がないわけですので、掲げた公約がきちんと果たされたかどうかで、その手腕を評価するしかない。彼自身も、果たされなかったなら、なぜ果たされなかったのかをきちんと検証しないことには、引き続き公約実現に向けて動くべきか、それとも転換を図るのか、方針を決定することができない。 公約の中身と、公約実現に向けての実行力。この両輪が大事なんです。マスコミは選挙になったら公約ばかり報道しますが、マスコミ自身が「公約なんてどうせ実現しない」と思っているかのように、当選後に公約実現に向けてどう動いたのか、という点に関してはほとんど追及しない。ホンマ適当なんですわ。公約がどうせ実現しない、どうでもいい代物なら、そもそも選挙する意味がない。 公約は市民との約束なんですよ。当然、守らなくてはならない。少なくとも、守るためにベストを尽くさないといけません。 鮫島 これもやっぱり、2009年に誕生した民主党政権の罪が大きい。あの時、みんな民主党に期待しました。革新的なマニフェストもありました。でも、そこになかった消費増税が実施された。あれがもたらした政治不信がいまにつながっているわけですから、公約中心に政治を変えようと言ったところで、国民はもうついてこないでしょう。 民主党に絶望して自民党しか選べないんだけど、自民党も全然ダメで、嘘ばっかりつくし景気も悪いままだし、格差は広がる一方。どちらにも期待 抱けず「これどうするの?」と真っ暗闇な状況のなかで、明石市に代表されるような、実績を上げた自治体が唯一の光なんです』、「2009年に誕生した民主党政権の罪が大きい。あの時、みんな民主党に期待しました。革新的なマニフェストもありました。でも、そこになかった消費増税が実施された。あれがもたらした政治不信がいまにつながっているわけですから、公約中心に政治を変えようと言ったところで、国民はもうついてこないでしょう」、「マニュフェスト」のいい加減さの代表例になっているとは、みっともない限りだ。
・『「非自民の総理候補者」の実名を挙げるとすると  鮫島 「実績」「結果」を評価軸にした場合、日本には数多の政治家がいますけど、国民の期待を引き寄せられる総理候補はそういない。何度も言っているように、泉さんがその一人であることは間違いないのですが、総理候補の有資格者は本当に限られています。思い当たる人います? 泉 難しい質問ですね。 鮫島 まだまだ粗削りですが、れいわ新選組の山本太郎さんなんかは、傑出したリーダーの一人だと思います。たった一人でゼロから立ち上げて国政政党にまで育て、思い切った政策を提案し、政治的影響力を行使できることを証明したわけですから。しかし、やっぱり実績がない。 泉 そこが弱いところですね。その点維新が強いのは、大阪で一定の勢力となり、実際に政治行政を担っていること。賛否両論はありますが、維新を支持している大阪府民は、生活のリアリティに基づいて支持しているわけだから、そこは強い。 鮫島 山本太郎さんが東京都知事を狙った戦略は正しかったと思います。つまり、れいわ新選組という弱小政党が、やって見せるには自治体の長を取るしかないと。負けちゃったけど、戦略としては正しかった。維新とは政策的立場は真逆ですが、政治的戦略は維新に倣ったといえるでしょう。 そう考えるとやって見せたことのある人って本当に少ない。小池百合子さんも東京で維新に倣って都民ファーストをつくりましたが、維新ほど地域政党として機能せず、今のところ「東京が変わった」という実績も示していません。今なお「期待」を引き寄せる政治手法から抜け出していない。希望の党があっけなく頓挫した一つの理由はそこにあると思います。 大阪維新の会の橋下徹さんや松井一郎さんは、やって見せた。政策転換の方向性について評価は割れていますが、「大阪は変わった」という実感を府民や市民が持ったからこそ、維新は10年以上にわたって強い支持を維持しているのだと思います。松井さんは政界引退を表明し、橋下さんはすでに引退してますけど、この二人はやって見せたという意味で、一種の政治的影響力を残している。 同じように、泉さんも政治家引退を表明されましたけど、やって見せたわけですから、政治的影響力を残しました。そういう影響力を残したと言える政治家は、ほとんど見当たらないんですよ。今後の泉さんの、国政に対する役割は非常に重要。むしろ、これからのほうが重要と言えるかもしれない。 泉 自分も市長になった後に、実績ある首長のやり方を勉強しながら参考にしました。市民の声を聞き、空気を感じながら、真似していった経緯がある』、「「大阪は変わった」という実感を府民や市民が持ったからこそ、維新は10年以上にわたって強い支持を維持しているのだと思います」、私自身は関西のマスコミの抱き込み方が上手かっただけとの考えだ。
・『泉房穂の「これからの闘い」  鮫島 他の自治体や首長を応援していきたいとおっしゃっていましたが、今後は具体的にどんな活動が中心になっていきますか? 泉 市長という公職の制約が無くなり、明石だけでなく、他のまちのこともできる立場になりますから、明石市の範囲を超えて、より広域での活動にシフトしていくつもりです。 実際に、冷たい社会は変えることができるんです。私は、明石のまちだけが良くなればいいなんて、思ったことはありません。だからツイッターでも、明石市ですでにできたことは「他の自治体でも、国でもできる」と、ずっと声を大にして言い続けています。これまでは控え目な発言しかできなかったけど、市長職を離れたら、ようやく遠慮することなくハッキリ物言うこともできる(笑)。明石から「始める」段階から、本格的に全国各地へ「広げる」活動へ、さらにギアを上げてガンガンいきますよ。 思えば私の市長時代は、総スカンの6年から、周囲の目が変わった3年、認識が広がった3年と続きました。次のステージへ向けた今の心意気は、かつて小中高の12年を終え、地元明石から上京した頃のように、やる気に満ち満ちています。さあ、やるぞ! って(笑)。 子どもの頃に強く誓った「冷たい社会を変える」という思いは、今もしっかり胸に刻まれています。心ある首長を応援しながら、一緒に優しいまちへ、次々と変えていきます。 鮫島 議会や役所と戦って孤立しながら、12年間、改革市長をやり続けた泉さんの経験が何よりのアドバイスになるでしょう。 泉 当面の見立てとしては、次の総選挙でがらりと変わると期待しています。2025年7月に衆参ダブル選挙になると睨んでいまして、兵庫県の場合は知事選も重なってトリプル選挙になる。ここが一つの山場でしょう。何度も言ってますが、変わる時は一気に変わるから。それこそ、ずずずっと地球の地盤が動くようなイメージかな。 いま、国民は苦しんでいます。私が増税批判のツイートをすると、共感が溢れかえる。それだけキツキツの生活をしてるわけです。その結果、人生が変わっちゃってる人もたくさんいます。「これ以上税金上がるなら、子どもは一人でやめておこう」とか。 にもかかわらず、国の政治家は「子どもが少ないのは、女性が早く結婚しないから」なんてズレたことをいう。 「何言うてるねん! あんたら、私らのこと全然わかってへんな!」 という国民の不満が、マグマのように溜まっているのが、今の状況です。国民の根っこのところにある不満に対して、どこの既成政党も新たな道を示せていない。そこが示せる政党なり政治家が出てくると、状況は一気に変わるでしょう。 私、こう見えて選挙が大好きでね。自分が出なくても選挙そのものが好き。だって、私みたいなモンでも出れますやん。 鮫島 2011年、「どうかしてる泉」が突然市長選に出馬したように。 泉 そうそう。出ると言ったら、誰も止められないわけよ。おまけに、全員に等しく一票が与えられている。どんな有名人も有力者も、全く名前の知られてない人も、みんな一人一票なの。等しい一票を、等しく行使できる。選挙というものは、やっぱり可能性の宝庫なんです。どんなに期待の持てない状況でも、そこを諦めてはいけません。 そのために、私にできることがある。市長という看板は下ろしますが、政治に携わることはやめません。「冷たい社会を優しくする」闘いは、これからも一生、続きます』、「「何言うてるねん! あんたら、私らのこと全然わかってへんな!」 という国民の不満が、マグマのように溜まっているのが、今の状況です。国民の根っこのところにある不満に対して、どこの既成政党も新たな道を示せていない。そこが示せる政党なり政治家が出てくると、状況は一気に変わるでしょう」、「選挙というものは、やっぱり可能性の宝庫なんです。どんなに期待の持てない状況でも、そこを諦めてはいけません。 そのために、私にできることがある。市長という看板は下ろしますが、政治に携わることはやめません。「冷たい社会を優しくする」闘いは、これからも一生、続きます」、どんな形で「政治に携わる」のだろうか。

第四に、7月11日付け日刊ゲンダイ「昭恵夫人に5億円「晋三記念館」計画の仰天…政治資金を使えば国民からの批判は必至」を紹介しよう。
・『これは問題になるのではないか。亡くなった安倍晋三元首相の昭恵夫人が、多額の資金をかけて「晋三記念館」を建てる計画を持っているという。 ニュースサイト「マネーポストWEB」が、<安倍昭恵さん「晋ちゃんが生きた証を残したい」と遺産5億円を注ぎ込み「晋三記念館」建設構想、地元からは懸念の声>とのタイトルで報じている。 記事によると、安倍元首相が亡くなった直後から、昭恵さんは<『彼が政治の世界で残した功績をみんなの目に触れる形でまとめたい』と、周囲に『晋三記念館』建設の夢を語っていました>という。 さらに、地元関係者の証言をこう伝えている。<昭恵さんが安倍さんから相続した遺産は、少なく見積もっても3億円はあるのではと試算されています。また、安倍さんの政治団体にも約2億5000万円のお金が残っていると報じられました> 相続した3億円の遺産と、引き継いだ政治資金2億5000万円──の計5億円を使って記念館を建てる構想が持ち上がっているということらしい。) ただ、地元関係者は<いまはまだ経済的に余裕があるにせよ、いずれ安倍さんの財産を食い潰してしまわないか、本当に心配です>と、記念館構想を懸念しているという。 実際、ネット上でも記念館建設について、<残念ながら開館しても長からず閉館になると思う><次第に来館者の足取りも遠退くのは目に見えている>などと指摘されている。 問題となりそうなのは、引き継いだ「政治資金」を使って記念館を建設する構想だ。 昭恵さんは、2022年7月8日付で、安倍元首相が代表者だった資金管理団体「晋和会」と「自民党山口県第4選挙区支部」の代表に就任。「晋和会」には約5200万円、「選挙区支部」には約1億9200万円の残金があった。昭恵さんは、計2億4400万円の政治資金を引き継いでいる。 総務省によると、「政治資金の使途については、原則として特段の制限はない」(政治資金課)という。「晋三記念館」を建設しても、違法ではないということだ。 しかし、「選挙区支部」に残っていた1億9200万円のうち、約2400万円は政党助成金である。税金を使って記念館を建設したら批判が噴出するのではないか。) 「そもそも、一私人である昭恵夫人が、政党の支部代表を引き継ぐのは、おかしいと思う。政治家を目指さないのなら、昭恵夫人は、引き継いだ政治資金を国庫に返上するか、慈善団体に寄付すべきでしょう。記念館を建設するより生きたカネになるし、昭恵夫人の評価も上がりますよ」(政治評論家・本澤二郎氏) どうするのか』、「「晋和会」には約5200万円、「選挙区支部」には約1億9200万円の残金があった。昭恵さんは、計2億4400万円の政治資金を引き継いでいる。 総務省によると、「政治資金の使途については、原則として特段の制限はない」(政治資金課)という。「晋三記念館」を建設しても、違法ではないということだ。 しかし、「選挙区支部」に残っていた1億9200万円のうち、約2400万円は政党助成金である。税金を使って記念館を建設したら批判が噴出するのではないか」、なるほど。「そもそも、一私人である昭恵夫人が、政党の支部代表を引き継ぐのは、おかしいと思う。政治家を目指さないのなら、昭恵夫人は、引き継いだ政治資金を国庫に返上するか、慈善団体に寄付すべきでしょう」、その通りだ。
タグ:デイリー新潮「前代未聞のことが起きた日本共産党 志位和夫も不破哲三も反論できず打つ手なしの大ピンチ」 日本の政治情勢 (その66)(前代未聞のことが起きた日本共産党 志位和夫も不破哲三も反論できず打つ手なしの大ピンチ、「日本一の子育て政策」「暴言、毒舌」で知られた明石市長・泉房穂氏がいま「本音」で話すこと…「『人から嫌われたくない』なんて思ったことはない」、「立憲民主党が野党第一党ではムリ!だとしたら…」明石市で革命を起こした泉房穂がリアルに見つめる「政権交代へのロードマップ」、昭恵夫人に5億円「晋三記念館」計画の仰天…政治資金を使えば国民からの批判は必至) 「党大会が開かれるのは2年から3年に1回ですが、それくらいの間隔を空けないと党員が疲弊してしまうのです」、「そこで党幹部が中総(中央委員会総会)を開き、様々な方針を決める」、なるほど。 「「延期の理由として国会日程と広島でのG7サミットを挙げていますが、これはとても変です」と首を傾げる・・・広島サミットに至っては、昨年から決まっていました。党執行部が本気で『国会とサミットが原因で延期します』と主張するのなら、党員でさえ『あまりに先見性がなさすぎる。来年の予定を立てることもできないのか』と納得しない人はいるでしょう」、その通りだ。 「元日本共産党京都府委常任委員の鈴木元氏が取材に応じ、党の問題点を洗いざらい指摘しました。叩き上げの運動家が赤裸々に語ったのですから、記事の迫真性は相当なものがあり、多くの関係者が衝撃を受けているのです」・・・鈴木氏は著書『志位和夫委員長への手紙』(かもがわ出版)を上梓。すると共産党は3月、鈴木氏を除名処分とした」、 「ベテラン党員の松竹伸幸氏が『シン・日本共産党宣言』(文春新書)を上梓。こちらも党首公選制を主張したことなどが問題視され、共産党は2月、松竹氏を除名」、「相次いでベテランの党員を除名した共産党に、“異論を許さないのか”との批判が殺到した」、「党大会延期」の真の理由になり得るようだ。 確かに、選挙戦の総括を捻じ曲げるようでは、「改革のメスも入れられない」、これでは「共産党の最大の問題です」というのも納得できる。 「党員は新規党員や購読者の獲得に忙殺され、肝心の選挙に力を注げず、敗北を許すという悪循環に陥っています。共産党に残る最後の宝は地方議員と支援者で、その象徴が鈴木さんでした。しかし、党は鈴木さんを排除しました。あれだけ重要な人を蔑ろにしたのですから、統一地方選の惨敗は当たり前でしょう。志位さんが反省し、鈴木さんの除名を取り消せば、改革の一歩を踏み出したことになりますが、もちろんそんなことが実現するはずもありません」、硬直化した「共産党」の体制はどうなるのだろう。 現代ビジネス 泉 房穂氏 鮫島 浩氏の対談「「日本一の子育て政策」「暴言、毒舌」で知られた明石市長・泉房穂氏がいま「本音」で話すこと…「『人から嫌われたくない』なんて思ったことはない」」 泉氏の著書『政治はケンカだ! 明石市長の12年』 「元々、「四面楚歌」とか「絶体絶命」という言葉が好きで、四方を囲まれたら終わり、とは思わない。地上が無理なら空にジャンプするか、地面を潜って逃げるか、と体中の細胞が活性化して状況を打開するアイデアが次々に浮かぶ。 そんな私のやり方は、乱暴だと思われたかもしれないが、私のまちづくりの理念を真っ先に理解し、いちばん近くで応援してくれたのが市民だった」、「市民」が「理解し」、「いちばん近くで応援してくれた」、とは幸せだ。 「「数が少ないから」と切り捨てず、一人ひとりに光をあてた政策をすれば、「ここに住み続けたい」と思う人が増えるのはあたりまえのことだ。 そしてそれができるのが「市長」なのだ。市長にだけはその権限がある。 一人ひとりの市民が暮らしやすいまちづくりをしたら、「明石に住みたい」「明石に住み続けたい」と思う人が増えただけのこと。 あたりまえのことなのに、珍しい市長のように言われるなんて、不思議なことだ」、「「困ったとき」は誰にでも、突然訪れる。そのときに必要な支援を届けるのが行政の役割だ。少数の困りごとを切り捨てず、寄り添い解決することが多数の人々のセーフティネットになるという思いで、様々な施策を「条例」にして、残してきた。 「手話言語・障害者コミュニケーション条例」 「障害者配慮条例」 「犯罪被害者支援条例」 「更生支援・再犯防止条例」 「優生保護法被害者支援条例」 「インクルーシブ条例」 「子どもの養育費条例」 それぞれの対象者は多数派ではないが、市民の理解を得て制定してきた」、凄いことだ。 「「優生保護法被害者支援条例」。私が政治家をめざした原点でもある悪法「優生保護法」によって、強制的に不妊手術や人工妊娠中絶を受けさせられた被害者に寄り添い、優生思想を許さないことを誓う条例である。本書でも語るが、この条例制定には、議会多数派の強烈な反対があった。 それに対して、市民からは多くの賛成と応援の意見が届いた。「困ったときはお互いさま」「誰ひとり排除しない」よく使われる言葉だが、明石市民には、この言葉の本当の意味が浸透していると実感し、感慨深かった」、「明石市のまちづくりの根幹である「誰ひとり取り残さないやさしいまちづくり」の理念をカタチにしたのが「インクルーシブ条例」である。条例づくりの過程もインクルーシブを意識して進めた。制定時ほとんど話題にもならず、報道もされなかったが、「すべての人が自分らしく生きられる」ことを目的としたこの条例こそが真骨頂だと思っ ている」、なるほど。 鮫島 浩氏の対談「立憲民主党が野党第一党ではムリ!だとしたら…」明石市で革命を起こした泉房穂がリアルに見つめる「政権交代へのロードマップ」」 「「政権交代を目指すのは次の次」とか言ってる野党第一党の党首なんか担いだって、絶対に勝てません。もともと「やって見せることができない」のが野党の弱みなんだから、自治体の首長経験者を担ぐことは、その弱みをカバーすることにもなる」、その通りだ。 「2009年に誕生した民主党政権の罪が大きい。あの時、みんな民主党に期待しました。革新的なマニフェストもありました。でも、そこになかった消費増税が実施された。あれがもたらした政治不信がいまにつながっているわけですから、公約中心に政治を変えようと言ったところで、国民はもうついてこないでしょう」、「マニュフェスト」のいい加減さの代表例になっているとは、みっともない限りだ。 「「大阪は変わった」という実感を府民や市民が持ったからこそ、維新は10年以上にわたって強い支持を維持しているのだと思います」、私自身は関西のマスコミの抱き込み方が上手かっただけとの考えだ。 「「何言うてるねん! あんたら、私らのこと全然わかってへんな!」 という国民の不満が、マグマのように溜まっているのが、今の状況です。国民の根っこのところにある不満に対して、どこの既成政党も新たな道を示せていない。そこが示せる政党なり政治家が出てくると、状況は一気に変わるでしょう」、 「選挙というものは、やっぱり可能性の宝庫なんです。どんなに期待の持てない状況でも、そこを諦めてはいけません。 そのために、私にできることがある。市長という看板は下ろしますが、政治に携わることはやめません。「冷たい社会を優しくする」闘いは、これからも一生、続きます」、どんな形で「政治に携わる」のだろうか。 日刊ゲンダイ「昭恵夫人に5億円「晋三記念館」計画の仰天…政治資金を使えば国民からの批判は必至」 「「晋和会」には約5200万円、「選挙区支部」には約1億9200万円の残金があった。昭恵さんは、計2億4400万円の政治資金を引き継いでいる。 総務省によると、「政治資金の使途については、原則として特段の制限はない」(政治資金課)という。「晋三記念館」を建設しても、違法ではないということだ。 しかし、「選挙区支部」に残っていた1億9200万円のうち、約2400万円は政党助成金である。税金を使って記念館を建設したら批判が噴出するのではないか」、なるほど。「そもそも、一私人である昭恵夫人が、政党の支部代表を引き継ぐのは、おかしいと思う。政治家を目指さないのなら、昭恵夫人は、引き継いだ政治資金を国庫に返上するか、慈善団体に寄付すべきでしょう」、その通りだ。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。