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不登校(その2)(「孫の不登校」に祖父母が取った意外すぎる行動 右往左往する母親を尻目に…、急増する不登校の子どもたち…「学校に行きたくない」に求められる3つの親の対応、有名中高一貫校の不登校生が通う施設の持ち味 元校長らが支援 修学支援センターに集まる志) [社会]

不登校については、2019年12月19日に取上げた。久しぶりの今日は、(その2)(「孫の不登校」に祖父母が取った意外すぎる行動 右往左往する母親を先ずは…、急増する不登校の子どもたち…「学校に行きたくない」に求められる3つの親の対応、有名中高一貫校の不登校生が通う施設の持ち味 元校長らが支援 修学支援センターに集まる志)である。

先ずは、昨年12月16日付け東洋経済オンラインが転載した不登校新聞「「孫の不登校」に祖父母が取った意外すぎる行動 右往左往する母親を尻目に…」を紹介しよう。
https://toyokeizai.net/articles/-/393115
・『息子は覚えているでしょうか。 幼かったころ、誕生日会を開くとお友だちが押し寄せて超満員になるほどでした。 土曜日になれば、必ずと言っていいほどお友だちの家に泊まりたいと言い出し、実際に泊まってきてしまいました。それだけでなく、夏休みになれば、お友だちどうしでのキャンプ、プール、お祭り……。 あるときは、お友だちが自転車のカギをなくしたため、みんなで自転車を担いで帰って来たこともありました。あまりに帰りが遅くなったので、私は叱りながらも「お友だち思いだな」と感じていました。中学に入れば部活動が忙しく、休みもなく朝7時から家を出て行きました』、かつては、ずいぶんいい子だったようだ。
・『笑わなくなった息子  本当によく頑張っていたと思います。なのに急に中学2年生から学校へ行けなくなりました。外へ出られなくなり、お友だちにも会わなくなり、笑わなくもなりました。 原因もわからず慌てた私は、とにかく息子を変えようとがんばりました。だって学校へ行かずゲームばかりなんです。 朝、起きない息子を蹴とばしたり、叩いたり、下心から優しい言葉を使ってみたり。そんなことをしても息子は責められている気持ちになるばかりで意味のないことでした。 息子が頼ったのは、私の両親、息子にとっては祖父母でした。ある日、息子は祖父母に「家を出て暮らすにはどうしたらいいのか」「どれぐらいのお金が必要なのか」と聞いたそうです。 祖父母は息子の要望を聞いて、それに見合った職種を一つひとつ丁寧に説明してくれたそうです。 その後、息子は面接へ行き、働くようになって2年目になりました。祖父母はいつも、息子はとても素直な子で、おかしいのは母親の私だと言います。あんなにも怖くて厳格だった祖父は、優しいおじいちゃんになり、息子については「こんなにかわいくていい子はいない!」と言います。そういう眼で見ていたから、息子も祖父母を頼る気になり、変わるためのアドバイスを受けいれたのだろうと思います。(愛知県・平井雅美)』、「急に中学2年生から学校へ行けなくなりました」、この原因について、学校の担任の先生に尋ねたのだろうか。いきなり「祖父母」が登場してきたのには違和感がある。不登校になった原因が触れられてないので、「祖父母」のアドバイスが適切だったのかも判断し難い。

次に、本年5月5日付け現代ビジネスが掲載した『不登校新聞』編集長の石井 志昂氏による「急増する不登校の子どもたち…「学校に行きたくない」に求められる3つの親の対応」を紹介しよう。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/82714?imp=0
・『「学校に行きたくない」という子どもが増えるというGW明け。とくにコロナ禍の不安定な状況にあって、学校生活だけでなく様々な側面で不安を抱え、精神的なストレスを感じている子どもが増えています。 もし、自分の子どもが「学校に行きたくない」と言ったら…。子どもはどういう気持ちなのか、そして保育者はどう対処すべきなのかーー『不登校新聞』編集長であり、不登校の問題に20年携わっている石井志昂さんに寄稿いただきました』、興味深そうだ。
・『増え続ける不登校の子どもたち  ある日突然、子どもが「学校へ行きたくない」と親に相談することは珍しくないようです。 雑誌『LEE』(集英社)の読者アンケートによれば、「子どもから学校へ行きたくないと言われたり、子どもが学校へ行かなくなったことがある」と答えた親は、回答者全体の55%いました(※『LEE』2019年11月号。2019年8月1日~8月9日にLEEweb会員LEEメンバー452人回答)。およそ半数の親は不登校や行き渋りに悩んだことがあるそうなんです。 国の調査によれば、2019年度、不登校の小中学生は約18万人(※文科省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」)。少子化で子どもの数が減るなか、不登校の子は7年連続で増え続け、2019年度の調査では過去最多を更新しました。 不登校の要因・背景のトップは「いじめを含む人間関係」で約半数を占めています(※文科省「不登校に関する実態調査」)。これに続くのが「勉強がわからない」が1/3、「生活リズムの乱れ」が1/3、「先生との関係」が1/4と続きます。これらの回答は複数回答で原因が重複している場合がほとんどです。 ちなみに「なんとなく」「怠けたいから」などの理由で自分の不登校を説明する人もいますが、よく話を聞けば「先生からのいじめ」や「親の期待」などの理由で不登校をしていました。「怠けたい」「遊びたい」が真の理由で不登校をした人は、私の20年間の不登校取材で一人もいませんででした』、「先生からのいじめ」が要因の1つにあるというのは、ありそうだが、腹立たしい。
・『不登校の子の心理状態と、親ができること  ほとんどの不登校の人は、学校などで深く悩み傷ついたため、学校と距離を取っています。不登校新聞が主催する講演で、この状態を心療内科医・明橋大二先生は「心がオーバーヒートした状態」だと表現しました。車のサーモスタットが発動してモーターのスイッチが切れるように体が動かなくなる、つまり安全装置が発動して急停止した状態だと言うのです。そんな子どもに対して、親や祖父母といった周囲の人は、どんなサポートができるのかを解説します。 多くの人は、不登校になった日からどんどん状態が悪くなり、子どもが社会から切り離されていくようなイメージを持つかもしれません。しかし、本人にとっては心身ともに傷ついた場から離れられたわけです。不登校になった瞬間から心に溜まったダメージの回復が始まります。 カゼと同じような状態を想像をしてほしいと思います。熱が上がって子どもが「苦しい」「学校を休みたい」と訴えた瞬間は悪い状態です。しかし、そこに至った経緯、たとえば裸で寝ころんでいたとか、そういう「カゼになりやすい状態」は回避されました。 さらに言えば、熱が上がっているのは、体がウイルスをやっつけてる証拠。しっかりと体を休めば回復していきます。むしろ無理をして「学校へ行きたい」「勉強しないと遅れる」と思う子に「今は休んで」と諭すほうが重要です。 不登校もまったく同じ構造で捉えられます。不登校になる前が一番きつい状態です。学校で苦しいことがあっても親や先生には言えず、それを溜め込んで、行けなくなりました。多くの親は、この瞬間から学校へ戻すことを考え、登校を促します。極力、休ませない方向で考えがてしまうのですが、それはカゼをひいた子を裸で外へ放り出すようなものです。 いま説明したことの反対の行動が「親ができることのベスト対応」です。休ませないことが子どもを追い詰めるのなら、休ませるのが最善の選択肢です。不登校への「処方箋」はただひとつ、休むことだけ、というのが20年間の取材で得た私の結論です』、一旦、「休ませる」とますます学校に行き難くなるのではと思ってしまうが、「休ませるのが最善の選択肢」とは驚かされた。
・『子どもの心が回復する地図  具体的に子どもがどんな段階をたどって心を回復させていくのかを説明します。以下の段階の途中、途中で学校へ行くこともあれば、再度、不登校になることもあります。どんな状態であれ、以下の段階を経ていけば確実に状況はよくなっていきます。 第一段階は「身体症状」です。頭痛や腹痛、どうしても朝、起きられないなど、心に溜まったストレスが具体的な身体症状として現れます。この際には無理をさせず、学校を休むことによって体の回復期が始まります。不登校になった直後は、極度な緊張から解放されたため、寝てばかりいるかもしれません。 この際は生活リズムを無理に立て直させようとせず、できるだけ、本人のペースを尊重してあげてください。学校の先生や友だちが訪問してくるかもしれませんが、かならず本人の意思を確認してください。「会いたい」と言ったら会わせるし、何も答えなかったらそれは「NO」の意思表示です。 学校の休み始めは、すぐに症状が治まらないかもしれませんが、あせらず休ませてください。症状が治まらないのは、体は休んでいても「心の中では登校している」からです。「学校へ行かなければ」と本人が強く思い込み、一秒でも学校へと念じているため、ストレスを感じて症状が出てしまいます。しかし、苦痛の原因と離れていれば状況はしだいに安定してきます。 第二段階は「感情の噴出」です。体が回復したところで「感情の噴出」という時期に入ります。ものすごく甘える、突如として怒りだす、泣きだすなど感情のコントロールができない状況になります。小学校高学年でも、まるで赤ちゃん返りしたように 甘えたり、フラッシュバックが起きたように泣いたりすることもあります。この時期、保護者はそばにいて、その気持ちに付き合うしかありません。とてもたいへんですが、本人の苦しんでいる気持ちに付き合うことで、子どもには愛情が伝わってしみこんでいき、心の傷が癒されていきます』、「感情の噴出」「段階」を、「保護者はそばにいて、その気持ちに付き合う」には、予め対処方法を理解しておく必要がありそうだ。
・『「回復のプロセス」で親が気をつけるべきこと  第三段階は「言語化」です。学校や自分の身に何が起きたのかを言語化する時期がきます。この際、何度も同じ話をしたり、ネガティブな話もしたりするので、聞いてるほうはまいってしまうかもしれません。しかし、本人はアドバイスがほしくて話しているのではなく、話すことで気持ちの整理をしています。保護者はひたすら話を聞いてあげてください。もっと踏み込んで言うと「聞いているふり」でも構いません。半分ぐらいの対応が「相手の言葉のオウム返し」でも構いません。 たとえば、子どもが「なんであんなことをしてしまっただろう」と言ったら、「なんでだろうね」と聞き返すだけ。「悔しかった」といったら「悔しかったんだよね」と返す。本当は、相手はこういうことを考えているのかなと確認したり、子どもの気持ちを想像するほうがよいです。よいのですが、ずっと傾聴していると疲れてしまうので、親もほどほどでよいのです。 言語化を終えると、ほぼ親の役割は終わります。心が回復されたからです。また「段階」と言ってますが、実際には各段階を行ったり来たりをしながら、しだいに最終段階へと向かっていきます。この「回復のプロセス」のなかで、保護者が気をつけたいことがいくつかあります。大前提として学校へ無理に戻そうとしないこと。焦って子どもを学校へ戻らせても、「不登校の問題」は終わりません。学校へ行くことが不登校のゴールでもありません。 また、大人が心配するのは学習面の遅れかもしれません。とくに受験を控えた場合は焦りがちです。しかし本人に勉強する体力も気力もないときに、何かさせようとしてもどうにもなりません。逆に言えば、本当にやる気が出たときには、学習面はいくらでも追いつくことができる、ということです。本人の意思が一番大事なのです』、「焦って子どもを学校へ戻らせても、「不登校の問題」は終わりません。学校へ行くことが不登校のゴールでもありません」、というのは確かに重要そうだ。
・『子どもは今という本番を生きている  ポーランド医師ヤヌシュ・コルチャックは「子どもには失敗する権利がある」と説いていました。遊びでも、勉強でも、進路でも、子どもはあらゆる局面で自分なりに必死に考えた結論で選択します。しかし、それは間違えることもあります。とくに幼児期は、食べちゃいけないものを食べようとしたり、熱いものを触ろうとしたりします。 親としての正解は、深刻な傷を負わない程度ならば、本人の意思を尊重して失敗も含めて学ぶことだと思います。親が不安だからと言って頭ごなしになんでも子どもの行動を禁止したら、子どもは委縮してしまいます。 不登校も同じではないでしょうか。学校へ行くことが正解であり、その道を選ばせようと親が腐心してしまいがちです。しかし、それは本当に正解でしょうか。また学校へ行かないことが失敗だとしても、親が無下に否定してもいいのでしょうか。子どもは自分で選んだ道ならば、反省してもそれを糧にできます。しかし、誰かが決めた道のりで失敗しても恨みや自己否定感しか培われません。 発達心理学者・浜田寿美男さんは、講演で現在の子育て観を下記のように批判しています。「いまの子育て観、教育観では『子どもは大人になるための準備の時代』であるかのように思われていますが、そもそも人生に準備の時代というものがあるでしょうか。子どもは『子どものいま』という本番を生きています」。 「子どもを大人にする」のが親や教師の目標だと感じている人は多いのではないでしょうか。しかし、浜田さんが指摘するように、子どもは、いまを生きているわけです。大事なのは、子どもがいま、幸せかどうかです。死にたいほど行きたくない学校へ行くことや、まったく手につかない宿題をするのは、あまりに「いま」が犠牲になっています。いまを大切にしてあげる視点が子育てや教育においても大事だと思えてなりません』、「いまを大切にしてあげる視点が子育てや教育においても大事」、というのは確かにその通りだが、「教育」には「いまを」多少我慢してでも、将来に備えるという重要な側面も忘れてはならないことも事実だ。要はアリとキリギリスのバランスの問題なのではなかろうか。

第三に、5月21日付け東洋経済オンラインが掲載した育児・教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏による「有名中高一貫校の不登校生が通う施設の持ち味 元校長らが支援、修学支援センターに集まる志」を紹介しよう。
https://toyokeizai.net/articles/-/427900
・『文部科学省が2019年10月に発した通知「不登校児童生徒への支援の在り方について」によれば、2018年時点での不登校の中学生は全国で約12万人、高校生は約5万3000人。同じく1000人当たりの不登校生徒数は、中学生36.5人、高校生16.3人。その"受け皿"となることが多い通信制高校の在籍者数は、直近2年連続で過去最高を更新している。 中高一貫校の場合でも、中学生のうちはなんとか進級させてもらえるが、高校進学時に他校受験を勧められるケースも多い。高校生になると学校が定める出席日数規定に足りない場合、留年あるいは自主退学を勧告されることになる。特に私立では、「うちは私立です。うちの校風が合わなければよそへお行きください」という理屈がまかり通りやすい。 しかし、「生徒を集めるだけ集めておいて、うまく行かなくなったら『よそへお行きください』では無責任だろう」と、神奈川県の私立中学高等学校協会(以下、協会)が動いた。県下の私立中高で校長や教頭を経験したベテラン教師たちに呼びかけて、2020年6月、「神奈川私学修学支援センター(以下、センター)」を開所したのだ』、「生徒を集めるだけ集めておいて、うまく行かなくなったら『よそへお行きください』では無責任だろう」と「「神奈川私学修学支援センター」を開所した」、いい試みだ。
・『有名私立中高一貫校の生徒たちが集まる  神奈川県私立中学高等学校協会の加盟校に在籍しながら不登校状態になっている生徒が、在籍校の代わりに"通学"し、現場を引退したベテラン教師たちから個別指導を受けられる"教室"が、協会の建物内にできた。学習指導を受けられるだけでなく、ここでの学習が在籍校での出席日数に加算され、在籍校によって単位にも換算されるしくみだ。 センター利用希望者は、学校を通じて利用を申し込む。学校から連絡を受けると、センター長の安宅克己さん自らが学校に出向き、担任や管理職と面談する。センターのしくみを説明し、学校のカリキュラムや使用している教材に至るまで事細かに聞き取りを行い、受け入れの準備をする。 2020年度は20人の中学生がセンターを利用し、3人が在籍校に戻った。4人が外部受験をして中学とは違う高校へ進んだ。13人がセンターへの通所を継続している。2021年4月現在のセンター利用者は、中学生22人、高校生11人。有名私立中高一貫校の生徒が圧倒的に多い。 センター運営費用は協会が負担している。利用者が支払うお金は、映像授業視聴のための年間4000円と、アクティビティを行う場合の実費のみ。 2021年4月某日、センターを訪問した。始業時間の9時30分近くになっても生徒の数はまばらである。「誰が来て誰が来ないかは、毎日わかりません」と言いながら、安宅さんは慣れた様子で生徒たちを待つ。 来られる日、来られる時間に来てくれれば、いつでも歓迎する。朝1時間だけ勉強して帰るという生徒もいれば、お昼過ぎに来る生徒もいる。学校に通う日とセンターに通う日を曜日によって決めている生徒もいる。「学校に合わせるのではなく、子どもに合わせる」が基本スタンス。 一応時間割はある。中学生の履修内容は学校による違いが大きくないので、センターでの中学生の時間割はみな共通にしているが、高校生となると、学校のカリキュラムの差異が大きいので、1人ひとりにカスタマイズされた時間割を用意する。ただし、個別指導が基本なので、臨機応変に対応する』、「利用者が支払うお金は、映像授業視聴のための年間4000円と、アクティビティを行う場合の実費のみ」、というのは「在籍校」に授業料などを払っているので、二重の負担にならないようにするためなのだろう。
・『センターで学べば在籍校で単位認定も  高校生の教室では、ホワイトボードを使って古文の指導が行われていた。古文の歴史的背景も踏まえながら、古文を学ぶ際の要点を体系化して説明してくれる。中学生の教室では、数学の指導が行われていた。例題を解説し、問題を解いてみる。その間ずっと先生が手元を見ていてくれる。 錚々たる経歴をもつベテラン教師たちが、これだけ丁寧に個別指導をしてくれるのなら、わからないわけがない。実際、この日ある中学生が取り組んでいた数学の内容は、学校よりも先に進んでいるという。 センターでの学習状況は毎月1回、在籍校に報告される。その報告をもとに、各学校で評価をつけ、校長の権限で単位認定する。在籍校の定期試験についてもセンターと学校の間で柔軟に対応する。 「その学校に憧れて、大変な中学受験勉強をして入ってきてくれたんだから、何かの巡り合わせで不登校になってしまったとしても、焦らずにここで勉強を進めながら、できることなら在籍校に戻っていってほしい。ここで在籍校の卒業証書を 渡してやったっていいと思う。一度引き受けた生徒は、最後まで面倒を見る。それが神奈川私学だと言えるようにしていきたい」とは某校元校長。 この日、午後からは中学生を対象にした「アクティビティ」の時間があった。新学年が始まったばかりということもあり、親睦を深める意味でのゲーム大会を行った。参加者は3人だったが、そこに先生たちと大学生ボランティアと私が加わった。教員志望だという大学生ボランティアがうまく場を盛り上げる。 隣の教室(会議室)では、高校生たちが事務用のテーブルを卓球台に見立て、スマホをラケットにして、ピンポンに興じていた。中学生のゲーム大会が終わっても、まだピンポンが終わる気配がない。"放課後"のセンターが彼らの居場所になっていた。 大学生ボランティアが言う。「ここに来ている子どもたちは、コミュニケーション能力もあるし、学習意欲も高いし、『君が不登校って、うそでしょ!?』って子がほとんどです」。ある元校長は「ここの子はみんな真面目で意欲的です。逆に雑談がしづらくて困ってます」とおどける。 不登校になった理由はさまざまだ。「起立性調節障害」といって、朝どうしても起きられない生徒もいる。大人数の集団の中に身を置くこと自体に不安を感じる生徒もいる。たまたま担当教師やまわりの友達とそりが合わないというケースもあるが、その場合は、環境が変われば学校に復帰する可能性が高い』、「錚々たる経歴をもつベテラン教師たちが、これだけ丁寧に個別指導をしてくれるのなら、わからないわけがない。実際、この日ある中学生が取り組んでいた数学の内容は、学校よりも先に進んでいるという」、確かに恵まれた環境のようだ。
・『元校長が告白する懺悔の気持ち  また別の元校長は「ここに係わるようになってからというもの、懺悔の日々ですよ」と苦笑いする。管理職として、生徒やそのご家族にとって大変厳しい判断をしたことも一度や二度ではない。しかしここでの子どもたちの様子を見ていると、学校には通えていなくても、学校にいたい、学びたいと思っていることが直にわかる。学校のルールに生徒を合わせることが当たり前だと思っていた若かりし自分を悔いるのだという。 先の大学生ボランティアが付け加える。「私はここでお手伝いを経験することで、不登校に対するイメージが変わりました。たとえば若手教員の研修として、このセンターに数週間勤務してみるのもいいのではないかと思います。そうすれば、学校での生徒たちに対する態度も変わるのではないでしょうか」。 これはすばらしいアイデアだ。しかも、私立中高一貫校にいったん就職するとその学校の文化しか知らないでキャリアを重ねてしまうことがあるが、修学支援センターでは各私学から来たベテラン教師たちの指導を間近に見ることもできる。いろいろな意味で教員としての視野が広がることは間違いない。 センターを丸1日見学して最も印象的だったのは、安宅さんが非常にきめ細かに1人ひとりの生徒の状況を把握し、サポートしていることだ。 一般的な学校では、たとえば担任や教頭にいくら意欲があったとしても、不登校状態にある生徒1人ひとりにこれだけの手間暇をかけてかかわることは現実的に難しい。だからこそ、複数の学校のネットワークとして、セーフティーネットを提供することに大きな意味がある。 似たような取り組みは、福岡県と京都府にもある。福岡県私学協会の「学習支援センター」は高校生が対象で、現在、県内に4カ所もある。京都府私立中学高等学校連合会の「京都府私学修学支援相談センター」は、小学生から高校生までを対象としており、5教科について週1回の学習支援が受けられる。ちなみに、公立の教育支援センターは、全国の約6割の自治体に設置されており、文科省は設置の推進を呼びかけている』、「公立の教育支援センターは、全国の約6割の自治体に設置」、まだまだ少ないようだ。
・『希望者すべてを受け入れられないという課題  安宅さんは「現状のセンターのいちばんの課題は希望者全員を受け入れるキャパがないことです」と指摘する。受け入れられない子どもたちは、空きが出るのを自宅で待つしかない。それが切ない。また、センターが神奈川県東部にあるため、西湘エリア在住の生徒たちには通いづらい。「湘南エリアにもセンターをつくれると良いと思う」と安宅さん。 最後に、大事なポイントを押さえておきたいと思う。義務教育の中学校はもとより、高校であっても進級に必要な出席日数に対する法的な決まりはない。出席日数を根拠にして自主退学を迫られるケースがあるとすれば、その規定は学校が独自に決めたものである。そして、実際には学校に来られていない生徒でも、学校外で適切な学習指導が受けられていると校長が認めれば、学校として単位認定することはできる。 わが子が不登校になるかならないかにかかわらず、考えてみてほしい。「うちは私学ですから、うちの校風に合わないのならよそへお行きください」と言う学校と「いちど引き受けたからにはあらゆる手段を用いて最後まで面倒を見ます」と言う学校のどちらでわが子を育てたいか。そこにその人の教育観があぶり出されるはずだ』、その通りだ。「現状のセンターのいちばんの課題は希望者全員を受け入れるキャパがないことです」、個別指導がネックになっている以上、やむを得ないのかも知れないが、セーフティネットの役割を何とか果たしてもらいたいものだ。
タグ:不登校 東洋経済オンライン 現代ビジネス 不登校新聞 おおたとしまさ (その2)(「孫の不登校」に祖父母が取った意外すぎる行動 右往左往する母親を尻目に…、急増する不登校の子どもたち…「学校に行きたくない」に求められる3つの親の対応、有名中高一貫校の不登校生が通う施設の持ち味 元校長らが支援 修学支援センターに集まる志) 「「孫の不登校」に祖父母が取った意外すぎる行動 右往左往する母親を尻目に…」 かつては、ずいぶんいい子だったようだ。 「急に中学2年生から学校へ行けなくなりました」、この原因について、学校の担任の先生に尋ねたのだろうか。いきなり「祖父母」が登場してきたのには違和感がある。不登校になった原因が触れられてないので、「祖父母」のアドバイスが適切だったのかも判断し難い。 石井 志昂 「急増する不登校の子どもたち…「学校に行きたくない」に求められる3つの親の対応」 不登校の問題に20年携わっている石井志昂さんに寄稿 「先生からのいじめ」が要因の1つにあるというのは、ありそうだが、腹立たしい。 一旦、「休ませる」とますます学校に行き難くなるのではと思ってしまうが、「休ませるのが最善の選択肢」とは驚かされた。 「感情の噴出」「段階」を、「保護者はそばにいて、その気持ちに付き合う」には、予め対処方法を理解しておく必要がありそうだ。 「焦って子どもを学校へ戻らせても、「不登校の問題」は終わりません。学校へ行くことが不登校のゴールでもありません」、というのは確かに重要そうだ。 「いまを大切にしてあげる視点が子育てや教育においても大事」、というのは確かにその通りだが、「教育」には「いまを」多少我慢してでも、将来に備えるという重要な側面も忘れてはならないことも事実だ。要はアリとキリギリスのバランスの問題なのではなかろうか 「有名中高一貫校の不登校生が通う施設の持ち味 元校長らが支援、修学支援センターに集まる志」 「生徒を集めるだけ集めておいて、うまく行かなくなったら『よそへお行きください』では無責任だろう」と「「神奈川私学修学支援センター」を開所した」、いい試みだ 「利用者が支払うお金は、映像授業視聴のための年間4000円と、アクティビティを行う場合の実費のみ」、というのは「在籍校」に授業料などを払っているので、二重の負担にならないようにするためなのだろう。 「錚々たる経歴をもつベテラン教師たちが、これだけ丁寧に個別指導をしてくれるのなら、わからないわけがない。実際、この日ある中学生が取り組んでいた数学の内容は、学校よりも先に進んでいるという」、確かに恵まれた環境のようだ 「公立の教育支援センターは、全国の約6割の自治体に設置」、まだまだ少ないようだ。 「うちは私学ですから、うちの校風に合わないのならよそへお行きください」と言う学校と「いちど引き受けたからにはあらゆる手段を用いて最後まで面倒を見ます」と言う学校のどちらでわが子を育てたいか。そこにその人の教育観があぶり出されるはずだ』、その通りだ 「現状のセンターのいちばんの課題は希望者全員を受け入れるキャパがないことです」、個別指導がネックになっている以上、やむを得ないのかも知れないが、セーフティネットの役割を何とか果たしてもらいたいものだ
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