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いじめ問題(その14)(「A子さんに頼まれた」“自殺ほのめかしノートに花マル” 奈良女児いじめ・担任教師が明かした「You can do it!」と記したワケ《調査報告書入手》、「やけどさされた」「ちゃいろになってる」転落死したタカラジェンヌの“悲痛LINE”を無視した“宝塚報告書”3つの問題点 現役宙組生は「私の訴えはもみ消された」《劇団がパワハラ認める》、「謝罪があまりに遅すぎた」“タカラジェンヌ飛び降り事件”阪急側がハラスメントを認め謝罪 遺族の最後の訴え“全文公開”「娘に会いたい、生きていてほしか [社会]

いじめ問題については、昨年3月4日に取上げた。今日は、(その14)(「A子さんに頼まれた」“自殺ほのめかしノートに花マル” 奈良女児いじめ・担任教師が明かした「You can do it!」と記したワケ《調査報告書入手》、「やけどさされた」「ちゃいろになってる」転落死したタカラジェンヌの“悲痛LINE”を無視した“宝塚報告書”3つの問題点 現役宙組生は「私の訴えはもみ消された」《劇団がパワハラ認める》、「謝罪があまりに遅すぎた」“タカラジェンヌ飛び降り事件”阪急側がハラスメントを認め謝罪 遺族の最後の訴え“全文公開”「娘に会いたい、生きていてほしかった」)である。

先ずは、昨年12月5日付け文春オンライン「「A子さんに頼まれた」“自殺ほのめかしノートに花マル” 奈良女児いじめ・担任教師が明かした「You can do it!」と記したワケ《調査報告書入手》」を紹介しよう。
https://bunshun.jp/articles/-/67588
・『〈わたしは死ねばいいのに〉 ​〈いっつもつらい、死ねばいいな、自分なんて、いなければよかった〉 奈良市の小学校の女子児童がノートに書いた自殺をほのめかす文章。担任教師はこの文章に花マルをつけ、「You can do it!!(あなたならできる)」と書き込み返却をしていた――。 今月6日、奈良市教育委員会は、市立小学校に通う女子児童が同級生から複数のいじめを受けていたことを公表し、「十分な調査を早期に行うべきだった」と不備を認めた。 小誌は、教育委員会等がまとめた「いじめ重大事態等に関する調査報告書」を独自に入手。そこには、いじめ被害を受けた女子児童が、花マルをつけた担任教師とどのような関係にあり、なぜ関係が悪化していったのか等が詳細に記されていた。 調査報告書は70ページに及び、女子児童が受けた様々ないじめの実態や経緯も明らかにしている。蹴る、足を踏む、ぶつかる、鉛筆で背中を突く、手を捻り突き飛ばす……報告書では計11件のいじめを認知し、その上で〈学校及び教育委員会事務局の対応の不十分さにも原因があった〉ことも指摘している』、「奈良市の小学校の女子児童がノートに書いた自殺をほのめかす文章。担任教師はこの文章に花マルをつけ、「You can do it!!(あなたならできる)」と書き込み返却をしていた――」、信じ難い出来事だが、「調査報告書は70ページに及び、女子児童が受けた様々ないじめの実態や経緯も明らかにしている。蹴る、足を踏む、ぶつかる、鉛筆で背中を突く、手を捻り突き飛ばす……報告書では計11件のいじめを認知し、その上で〈学校及び教育委員会事務局の対応の不十分さにも原因があった〉ことも指摘」、なるほど。
・『他の児童をかばったA子さんを「あんたらには関係ない!」と叱責  もっとも注目すべきは自殺をほのめかす文章に花マルをつけた担任教師(以下、X先生)と、女子児童(以下、A子さん)との間で何があったのかという点だ。以下、報告書に書かれている内容を、文意を損なわない程度に加筆し、紹介していく。 X先生がA子さんの担任となったのは、2022年4月のこと。二人の間に最初に“亀裂”が入ったのは約2カ月後、6月の校外学習での帰りのバスの中での出来事だった。 帰りのバスではおやつを食べてはいけないというルール を事前に伝えていたにも関わらず、ある児童がX先生に繰り返し「おやつ食べていい?」と尋ねたのだ。X先生はこの児童に対し、「あかんに決まってるやろ!」と厳しく叱責。このときA子さんは、叱責された児童をかばう発言した。それを聞いたX先生は、「あんたらには関係ない!」とこれまた厳しく叱りつけた。この一件以降、A子さんはX先生の指導に疑問を抱くようになったという。) 件の“花マル事件”が起きたのは2022年6月29日だ。既に前年からいじめを受けていたA子さんが、ノートに〈わたしは死ねばいいのに〉、〈死ねばいいな、自分なんて〉等と自殺をほのめかすような文章を記載。X先生はこうした記述があったことを管理職や保護者に連絡することなく、花マルをつけ〈You can do it!〉と書き込んだのだ。 X先生は、なぜこうした書き込みをしたのか。聴取ではこう述べている。 「時間をとってA子さんとじっくり話をしようと思いながらノートを返却したが、その後、A子さんに花マルをつけてほしいと頼まれた。花マルをつけにくい内容であることから一度は断ったが、A子さんに頼まれたので、心配していることを伝えて花マルをつけ、励ましの意味を込めて〈You can do it!〉と記載した」 しかし、A子さんは一貫してこのようなやり取りを否定。報告書にも〈児童Aが自ら進んでそのような申出をするとも考え難い〉と記されている。 X先生は聴取に対してこうも述べている。 「A子さんがママに伝えないでなどと言っていた」 だが、報告書ではこれについても〈不自然さが残る〉として、こう記されている。 〈児童Aが母のことを教員に伝えるときは「ママ」ではなく「お母さん」と表現していた』、「A子さんに花マルをつけてほしいと頼まれた。花マルをつけにくい内容であることから一度は断ったが、A子さんに頼まれたので、心配していることを伝えて花マルをつけ、励ましの意味を込めて〈You can do it!〉と記載した」 しかし、A子さんは一貫してこのようなやり取りを否定。報告書にも〈児童Aが自ら進んでそのような申出をするとも考え難い〉と記されている」、「X先生」は嘘をついたりと悪質だ。
・『「A子ちゃんが、『Cがウザいから無視しよう』と言ってきました」  その後も、A子さんとA子さんの両親がX先生に不信感を持つ出来事が頻出していく。 X先生の証言によれば、2022年7月4日、X先生のもとにBさんという児童が相談にやってきたという。 A子ちゃんが、『Cがウザいから(一緒に)無視しよう』と言ってきました」 これを聞いたX先生は、すぐさまA子さんを図書室に呼び出し、こう尋ねた。 「クラスの友達関係のことで、何か思い当たることはない?」) しかし、A子さんには思い当たる節がなかった。なぜならこれも、後のBさんへの聴取によって否定されているからだ。そのため、A子さんは頭を悩ませながらこう答えた。 「Cちゃんにノートを覗き見されて、『見んといてよ』と強く言ってしまったことかな……」 それを聞いたX先生はこう言った。 「そのことと違う。もう一回考えておいで」 X先生は、具体的な児童の名前、行為の日時や態様等を説明することなく抽象的な問いかけを続けた。不安になったA子さんは二日後の7月6日の夜、母親にこう気持ちを吐露している。 「X先生に呼び出されたんだけど、思い当たることがなくて、ずっと考えていて苦しい」』、「X先生は、具体的な児童の名前、行為の日時や態様等を説明することなく抽象的な問いかけを続けた。不安になったA子さんは二日後の7月6日の夜、母親にこう気持ちを吐露している。 「X先生に呼び出されたんだけど、思い当たることがなくて、ずっと考えていて苦しい」、なるほど。
・『実際はBさんのアンケートに、A子さんに関する記載はなかった  翌日の7月7日午前、A子さんの父親がX先生に電話をすると、こんなことを言われた。 「6月28日に実施した『こころといじめのアンケート調査』で、Bが『A子ちゃんからCさんを無視しようと誘われた』と書いているんですよ」 だが、これも後に否定されている。Bさんのアンケートの回答には、A子さんに関する記載がなかったのだ。なお、A子さんの両親は、この日になって初めて我が子がノートに自殺をほのめかすようなことを書いている旨も知らされた。 同日、X先生はA子さん、Bさん、Cさんの三人を集め、その場でA子さんに対して「Bさんに『Cがウザいから無視しよう』と言ったの?」と聞いた。するとBさんの方が「聞き間違いだったかもしれない」と答えたのだ。だが、結局X先生は双方に謝罪を促した。 A子「(無視しようと)言ったならごめん」 B「聞き間違っていたらごめん」 X先生は、Bさんを教室に戻した後、なおもA子さんに対して「どうして『Cさんがウザいから無視しよう』なんて言ったの?」と問いかけ、その場でCさんに対しても謝罪を促した。 その日の夕刻。A子さんの母親が、午前中のX先生と夫の電話のやりとりを受け、学校に連絡を入れた。そのとき、X先生は個人懇談中で電話に対応できなかったのだが、管理職に対し「(A子、B、Cの三人のトラブルについて)A子さんの保護者に連絡する際は、母親ではなく父親に説明する約束をA子さんとしている」と報告した(なお、A子さんはこうした約束についても一貫して否定している)。 学校側は、X先生の報告にもとづき、A子さんの母親に対し電話でそう説明。その後、X先生が家庭訪問する旨を伝えた。 同日、X先生が別の教員を伴いA子さん宅に訪問したが、A子さんは不在。そのため、その場で帰りを待つことになるのだが、A子さんの母親は「なぜ帰りを待たないといけないんですか? 今すぐ話をしてほしい」と求めたという』、「X先生は個人懇談中で電話に対応できなかったのだが、管理職に対し「(A子、B、Cの三人のトラブルについて)A子さんの保護者に連絡する際は、母親ではなく父親に説明する約束をA子さんとしている」と報告した(なお、A子さんはこうした約束についても一貫して否定している」、またしても「X先生」は嘘をついたことになるが、何故なのだろう。
・『「7月6日に初めて言ったので、1日しか悩ませていませんよ」  A子さんの帰宅後、X先生はA子さんの両親に席を外させ、玄関の外で「お父さんに話すと約束していたけど、今からお母さんに話していい?」と聞き、両親にトラブルの内容を報告。その席でX先生は、A子さんがBさんとCさんに対し謝ったことを受け、「A子さんが認めはりました」と発言した。 一方、A子さんの母親は、X先生に「もう一回考えて」と言われたことにより、A子さんが悩み苦しんでいたことを伝えた。だが、X先生はこう反論した。 「Cさんの件は7月6日に初めて言ったので、1日しか悩ませていませんよ」 だが、A子さんがそこで「図書室に呼び出されたのは、7月4日」だということを説明すると、X先生は再び反論。 「図書室に呼び出したのは、死にたいとノートに書いていた件で話を聞くためだった」 こうしたX先生のちぐはぐな説明を聞き、A子さんとA子さんの両親はさらに不信感を募らせていく。2022年7月19日には、クラスで配られた問題集の解答がA子さんの手元に渡っていなかったこと等が判明し、A子さんの母親は不信感をさらに増大させていったのである。 以上が、A子さんと花マルをつけたX先生の間に起きた事案の概要だ。 報告書には〈X教諭が児童Aの保護者に対し、いじめのアンケート調査の回答の記載に関して真実と異なる説明をしたことや、指導を行った日付についての説明内容が変わることが多々あったことについては、児童A及びその保護者から、X教諭だけなく学校に対する不信感を招来させることとなった〉とも記されている。 最後に、A子さんの代理人である三橋和史弁護士が言う。 「被害児童(A子さん)は、適応障害、心的外傷後ストレス障害を順次発症し、現在も学校生活において配慮が必要な状態が続いています」 奈良市は、近く調査結果を公表することにしているという』、「被害児童(A子さん)は、適応障害、心的外傷後ストレス障害を順次発症し、現在も学校生活において配慮が必要な状態が続いています」、どう考えても「X教諭」は正常ではない。「A子」さんの「適応障害、心的外傷後ストレス障害」の原因になっているような気がするのは、私だけだろうか。「教育委員会」ももっとしっかりしてほしいものだ。

次に、2月23日付け文春オンライン「「集団リンチのような目にあっていた」“タカラジェンヌ飛び降り事件”有愛きい(25)が死の2日前に浴びた“上級生からの罵声”「マインドがないのか!」「嘘つき野郎」《劇団がパワハラ認める》」を紹介しよう。これは、いじめとして取り上げるよりも、ハラスメントとして取り上げる方が適切なのかも知れないが、取り敢えず、いじめとして取り上げた。
https://bunshun.jp/articles/-/69188
・『宝塚歌劇団・宙組に所属する劇団員(享年25)が苛烈ないじめやハラスメントの末、自死した事件。2月23日、劇団側がパワハラがあったとする意見書の一部を認め、その見解を遺族に伝えたことが報じられた。一方で意見書には見解が異なる部分もあるとして、今後も遺族との協議を続けていくという。 11月の会見ではパワハラを“全面否定”していた宝塚。一体、何があったのか。「週刊文春」がこれまでに報じてきた記事を再公開する(初出:2023年10月19日号/年齢・肩書きは当時のまま)。 9月30日午前7時ごろ、兵庫県宝塚市のマンションに住む宝塚歌劇団の劇団員・有愛きい(25)が、敷地内で死亡しているのが見つかった事件。 週刊文春は有愛が亡くなる前日の29日、母親に〈精神的に崩壊している……〉といった趣旨のメッセージを送っていたことを報じた(#2)。 さらに28日には、有愛は同じ宙組の上級生から「集団リンチのような目にあっていた」(宙組の生徒)ことが週刊文春の取材で新たにわかった』、「上級生から「集団リンチのような目にあっていた」とは深刻だ。
・『メッセージに記されていた28日に何があったのか  社会部記者が明かす。 「9月30日午前7時過ぎ、マンションの住民が敷地内の駐車場で女性がうつ伏せに倒れているのを発見し、110番通報。女性は花壇の植え込みに倒れていた。駆けつけた捜査員がマンションを調べたところ、通路に彼女の所持品と思われる手提げ鞄を発見し、身元が判明した」 (亡くなった有愛きい(劇団公式HPより)写真を見る はりんく先参照) 有愛が所属する宙組の公演「PAGAD(パガド)」が初日を迎えたのは、死の前日である9月29日。その日、有愛は普段と変わらず舞台に立ち、帰宅したという。だが、前述の通りこの日、有愛は母親あてに〈精神的に崩壊している……〉といった趣旨のメッセージを送っていた。 一体何があったのか。 今回新たにわかったのは9月28日の出来事だ。この日は翌日から開幕する宙組公演「PAGAD」の通し稽古が行われた』、女性ばかりの集団であれば、いじめは陰湿そうだ。
・『「マインドが足りない」「この嘘つきが!」上級生から罵声  「稽古中、有愛さんは4人の上級生から『下級生の不手際は、すべてお前の責任だ』と集団リンチのような目にあっていました。ある上級生から『マインドが足りない。マインドがないのか!』と罵声を浴びせられると、今度は別の上級生から『この嘘つきが!』『嘘つき野郎』と面罵されていました……」(劇団関係者) (最後に出演した舞台のポスター(劇団公式HPより)写真を見る はリンク先参照) 「週刊文春 電子版」では、有愛を知る宙組の生徒たちを含む内部関係者十数人からの告発を基に、事件の真相を徹底取材。有愛を悩ませていた4人の上級生からの度を越した「指導」の実態から、「ヘアアイロン事件」の本当の顛末、そして悲劇を招いた劇団の隠蔽体質について詳報している。 今回の事件について情報を募集しています。文春リークスまで情報をお寄せください。 文春リークス:https://bunshun.jp/list/leaks』、「有愛さんは4人の上級生から『下級生の不手際は、すべてお前の責任だ』と集団リンチのような目にあっていました。ある上級生から『マインドが足りない。マインドがないのか!』と罵声を浴びせられると、今度は別の上級生から『この嘘つきが!』『嘘つき野郎』と面罵されていました……」、誠にひどいいじめだ。

第三に、この続きとして3月28日付け文春オンライン「「謝罪があまりに遅すぎた」“タカラジェンヌ飛び降り事件”阪急側がハラスメントを認め謝罪 遺族の最後の訴え“全文公開”「娘に会いたい、生きていてほしかった」」を紹介しよう。
https://bunshun.jp/articles/-/69917
・『宝塚歌劇団の劇団員の女性(25)が昨年9月に自死した事件。3月28日、劇団と遺族側代理人弁護士がそれぞれ会見を開き、遺族が主張してきた、上級生らによるパワハラ全てを認め、阪急阪神ホールディングスの角和夫会長が遺族に謝罪したことを発表した。 小誌『週刊文春』が昨年2月に報じた所謂「ヘアアイロン事件」をはじめ、上級生による「下級生の失敗は全てあんたのせいや」「マインドが足りない」などの罵倒に象徴される、計15のパワハラ行為があったと、遺族側は主張。劇団と半年に及ぶ協議を続けてきた。 これまで劇団は、ヘアアイロン事件を「事実無根」とし、上級生によるパワハラを否定してきた。 昨年11月の会見では、村上浩爾理事長が「証拠があるなら是非お見せいただきたい」と発言していた』、「昨年11月の会見」では事実確認が不足していたのだろうが、完全否定の姿勢が守りきれなかったのは、お粗末だ。
・『6名の上級生らによる謝罪文を遺族に提出  一転してパワハラを認めた背景は何か。劇団関係者が内情を明かす。「パワハラ主犯格である松風輝組長、トップスターの芹香斗亜が頑なにパワハラを否定してきた。劇団が年度内の解決を目指す中、劇団と2人が何度も話し合いを重ね、2人は3月上旬頃に一転してパワハラを認める意志を固めた。謝罪するのがあまりに遅すぎました」 ((左)宙組組長の松風輝(右)宙組トップスターの芹香斗亜 はリンク先参照) 劇団は、劇団幹部と上級生10名以上のパワハラ行為を認めた。角会長ら劇団側が謝罪した際、6名の上級生らによる謝罪文が遺族に手渡されたという。 さらにヘアアイロン事件の加害者である上級生も近々謝罪文を提出する予定だという』、「パワハラ主犯格である松風輝組長、トップスターの芹香斗亜が頑なにパワハラを否定してきた。劇団が年度内の解決を目指す中、劇団と2人が何度も話し合いを重ね、2人は3月上旬頃に一転してパワハラを認める意志を固めた。謝罪するのがあまりに遅すぎました」、当初2人が「パワハラを否定」したとしても、それを確認するのがマネジメントの役割で、それが十分に機能してなかったようだ。
・『公開された遺族の訴え「『事実無根』と発表したときに抗議すれば良かった」  遺族側代理人の川人弁護士は会見で、「『治外法権』のような劇団内部の実態を改革し、悪しき伝統を見直す第一歩として重要な意義を有する」「パワハラ行為がもたらす結果の重大性を内外に警告する結果となった」などとコメントし、「(阪急阪神)グループが反省し改善すべきことは無数にある」と強調した。 また、この日の会見では遺族の「訴え」も公開された。その全文は下記の通りだ。  2024年3月28日   訴え  遺族(母) あの日から季節は幾度か変わりましたが、私たちの時間は止まったままです。 娘を想わない日はありません。娘に会いたい、抱きしめたい、ここに居てくれたらと一日のうちの瞬間、瞬間に何度も思っています。 そして、助けられなかったことを悔い、娘に謝っています。 娘の夢をみて、目覚めた時の現実の虚しさに打ちのめされる、そんな朝を何度迎えたでしょうか。 パワハラが無かったことを前提に作られた調査報告書は、こともあろうか劇団HPに掲載されました。 過重労働については見解の違いはあったものの、ある程度認める内容でしたが、パワハラについては、全ては娘に非があった、そのための正当な範囲内での指導だった、パワハラは一切無かったという酷い内容でした。 劇団が依頼した弁護士の聞き取りの場で、私たちが提出した娘の悲痛な言葉や証拠、 そしてパワハラを実際に見聞きし、全てを話してくださった劇団員さんの数々の証言も全く反映されておらず、パワハラを行った側を擁護する内容でした。 劇団側にHPでの掲載を止めるように繰り返し求めましたが、1ヶ月以上経ってからようやく抹消されました。 調査報告書の内容を盾に「パワハラはありませんでした」と断言され、「証拠があるならぜひお見せいただきたい」と画面越しに挑んでこられた劇団の記者会見は、今でも鮮明に覚えています。 それに対して、調査報告書の誤りを詳しく指摘し、私たちが入手した証拠や劇団員さんからの証言を、直接提出しましたが、劇団は、第三者委員会を設置することはなく、パワハラを行った人の意見のみを聞き、それを擁護しました。 今更ながら、2年半前にへアアイロンによる火傷があった時に泣き寝入りせず、声を上げれば良かった、昨年2月に劇団がへアアイロンによる火傷の事実を「事実無根」と発表したときに抗議すれば良かったと、後悔してもしきれません。 いずれにしても、事実は隠蔽され、娘の居場所は無くなっていたかもしれません。けれど、声をあげておけば、娘の命は救えていたはずです。 阪急阪神ホールディングス、宝塚歌劇団の幹部の方々に、もしご自分の娘が同じことになったら、どうされたのかと、お尋ねしたいです。 娘は決して弱かったわけでも、我慢が足りなかったわけでもありません。過酷な労働環境と、酷いパワハラの中でも、全力で、笑顔で舞台に立っていました。強く生きていました。 私たちはそんな娘を誇りに思っています。 娘の尊厳を守りたい一心で、今日まできました。 事実を訴え続けた結果、当初は過重労働のみを認め、一切パワハラは無かったと主張された劇団が、多くのパワハラを認め、本日ようやく調印となりました。 言葉では言い表せないたくさんの複雑な想いがあります。 娘に会いたい、生きていてほしかったです。 最後になりましたが、娘にお心を寄せてくださった方々に感謝を申し上げます。 情報を提供する 文藝春秋が提供する有料記事は「Yahoo!ニュース」「週刊文春デジタル」「LINE NEWS」でお読みいただけます。 ※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください』、「事実を訴え続けた結果、当初は過重労働のみを認め、一切パワハラは無かったと主張された劇団が、多くのパワハラを認め、本日ようやく調印となりました」、これまでの遺族の苦しい闘いの上に、ようやく正義の鉄槌が振り下ろされた形だ。

なお、明日は更新を休む予定なので、明後日にご期待を!
タグ:「有愛さんは4人の上級生から『下級生の不手際は、すべてお前の責任だ』と集団リンチのような目にあっていました。ある上級生から『マインドが足りない。マインドがないのか!』と罵声を浴びせられると、今度は別の上級生から『この嘘つきが!』『嘘つき野郎』と面罵されていました……」、誠にひどいいじめだ。 「X先生は個人懇談中で電話に対応できなかったのだが、管理職に対し「(A子、B、Cの三人のトラブルについて)A子さんの保護者に連絡する際は、母親ではなく父親に説明する約束をA子さんとしている」と報告した(なお、A子さんはこうした約束についても一貫して否定している」、またしても「X先生」は嘘をついたことになるが、何故なのだろう。 「X先生は、具体的な児童の名前、行為の日時や態様等を説明することなく抽象的な問いかけを続けた。不安になったA子さんは二日後の7月6日の夜、母親にこう気持ちを吐露している。 「X先生に呼び出されたんだけど、思い当たることがなくて、ずっと考えていて苦しい」、なるほど。 「A子さんに花マルをつけてほしいと頼まれた。花マルをつけにくい内容であることから一度は断ったが、A子さんに頼まれたので、心配していることを伝えて花マルをつけ、励ましの意味を込めて〈You can do it!〉と記載した」 しかし、A子さんは一貫してこのようなやり取りを否定。報告書にも〈児童Aが自ら進んでそのような申出をするとも考え難い〉と記されている」、「X先生」は嘘をついたりと悪質だ。 「奈良市の小学校の女子児童がノートに書いた自殺をほのめかす文章。担任教師はこの文章に花マルをつけ、「You can do it!!(あなたならできる)」と書き込み返却をしていた――」、信じ難い出来事だが、「調査報告書は70ページに及び、女子児童が受けた様々ないじめの実態や経緯も明らかにしている。蹴る、足を踏む、ぶつかる、鉛筆で背中を突く、手を捻り突き飛ばす……報告書では計11件のいじめを認知し、その上で〈学校及び教育委員会事務局の対応の不十分さにも原因があった〉ことも指摘」、なるほど。 文春オンライン「「A子さんに頼まれた」“自殺ほのめかしノートに花マル” 奈良女児いじめ・担任教師が明かした「You can do it!」と記したワケ《調査報告書入手》」 (その14)(「A子さんに頼まれた」“自殺ほのめかしノートに花マル” 奈良女児いじめ・担任教師が明かした「You can do it!」と記したワケ《調査報告書入手》、「やけどさされた」「ちゃいろになってる」転落死したタカラジェンヌの“悲痛LINE”を無視した“宝塚報告書”3つの問題点 現役宙組生は「私の訴えはもみ消された」《劇団がパワハラ認める》、「謝罪があまりに遅すぎた」“タカラジェンヌ飛び降り事件”阪急側がハラスメントを認め謝罪 遺族の最後の訴え“全文公開”「娘に会いたい生きていてほしかっ いじめ問題 「上級生から「集団リンチのような目にあっていた」とは深刻だ。 「被害児童(A子さん)は、適応障害、心的外傷後ストレス障害を順次発症し、現在も学校生活において配慮が必要な状態が続いています」、どう考えても「X教諭」は正常ではない。「A子」さんの「適応障害、心的外傷後ストレス障害」の原因になっているような気がするのは、私だけだろうか。「教育委員会」ももっとしっかりしてほしいものだ。 なお、明日は更新を休む予定なので、明後日にご期待を! 「事実を訴え続けた結果、当初は過重労働のみを認め、一切パワハラは無かったと主張された劇団が、多くのパワハラを認め、本日ようやく調印となりました」、これまでの遺族の苦しい闘いの上に、ようやく正義の鉄槌が振り下ろされた形だ。 「パワハラ主犯格である松風輝組長、トップスターの芹香斗亜が頑なにパワハラを否定してきた。劇団が年度内の解決を目指す中、劇団と2人が何度も話し合いを重ね、2人は3月上旬頃に一転してパワハラを認める意志を固めた。謝罪するのがあまりに遅すぎました」、当初2人が「パワハラを否定」したとしても、それを確認するのがマネジメントの役割で、それが十分に機能してなかったようだ。 「昨年11月の会見」では事実確認が不足していたのだろうが、完全否定の姿勢が守りきれなかったのは、お粗末だ。 文春オンライン「「謝罪があまりに遅すぎた」“タカラジェンヌ飛び降り事件”阪急側がハラスメントを認め謝罪 遺族の最後の訴え“全文公開”「娘に会いたい、生きていてほしかった」」 文春オンライン「「集団リンチのような目にあっていた」“タカラジェンヌ飛び降り事件”有愛きい(25)が死の2日前に浴びた“上級生からの罵声”「マインドがないのか!」「嘘つき野郎」《劇団がパワハラ認める》」
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