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イーロン・マスク(その1)(イーロン・マスク 炎上連発も“詐欺師扱い”も上等な「鋼のメンタル」の秘密、ツイッター買収は間違いだった…私が「イーロン・マスクはすでに限界に来ている」と見放している理由 テスラをアップル並みに評価するのは間違い) [イノベーション]

今日は、イーロン・マスク(その1)(イーロン・マスク 炎上連発も“詐欺師扱い”も上等な「鋼のメンタル」の秘密、ツイッター買収は間違いだった…私が「イーロン・マスクはすでに限界に来ている」と見放している理由 テスラをアップル並みに評価するのは間違い)を取上げよう。

先ずは、本年2月2日付けダイヤモンド・オンラインが掲載した経済・経営ジャーナリストの桑原晃弥氏による「イーロン・マスク、炎上連発も“詐欺師扱い”も上等な「鋼のメンタル」の秘密」を紹介しよう。
https://diamond.jp/articles/-/316711
・『テスラやスペースXを経営する実業家イーロン・マスクは、2022年版『フォーブス』世界長者番付で、2位に大差をつけて1位に輝いた。今や誰もが知る世界一の実業家で、その言動は常に注目されている。特に日本で話題になったのは、Twitter買収騒動や「日本消滅」というワード。一度やると決めたら必ず成し遂げる行動力や、炎上・誹謗中傷を意に介さない鋼のメンタルから、彼の仕事術が見えてくる。桑原晃弥『イーロン・マスク流 「鋼のメンタル」と「すぐやる力」が身につく仕事術』(プレジデント社)を一部抜粋して解説する』、興味深そうだ。
・『失敗は次に進むためのステップ  「アイデアがあればすぐに実行する」ことの大切さは理解していても、いざ実行となると、なかなか踏み切ることができない理由の一つは「失敗への恐れ」があるからだ。 例えば、上司にアイデアを提案して、「やってみろ」と言われても、「失敗したらどうしよう」「失敗して責任を取らされるのは嫌だ」と思い悩むうちに、時間だけが過ぎていく、ということはよくあることだ。 一方、成功した起業家の多くは「アイデアがあればすぐに実行する」を苦もなくやってのけている。それを可能にしているのが生来の実験好きであり、「実験に失敗はつきものだ」という考え方だ。アマゾンの創業者ジェフ・ベゾスは、こんなことを言っている。 「実験はイノベーションの鍵だ。予想通りの結果が出ることは滅多になく、多くを学べる」 「実験の回数を100回から1000回に増やせば、イノベーションの数も劇的に増える」 イノベーションには「実験」が欠かせない。そして、「実験」には「失敗」がつきものだ。挑戦して失敗すれば、誰だってがっかりするが、彼らはそれさえも次に進むためのステップだと考える。だからこそ前に進むことができるのだ』、「アマゾンの創業者ジェフ・ベゾスは・・・「イノベーションには「実験」が欠かせない。そして、「実験」には「失敗」がつきものだ。挑戦して失敗すれば、誰だってがっかりするが、彼らはそれさえも次に進むためのステップだと考える。だからこそ前に進むことができるのだ」、なるほど。
・『失敗を覚悟の上で挑戦する  べゾスは、アマゾンの創業にあたってこう考えていた。 「失敗を覚悟すると、心は軽くなるのです」 アマゾンの創業にあたり、ベゾスは成功確率を「30%」と考えていた。さらに自分の両親や友人たちに出資を依頼する際には、成功確率を「10%」と伝えていた。なぜなら、失っても生活に困らないお金だけを出資してほしい、と考えていたからだ。 ベゾスは、なぜそんな弱気なことを口にしたのか? 「絶対に成功するはずだ」と思い込むとリスクを軽んじる恐れがあるし、「絶対に失敗できない」となると、成功のために必要なリスク覚悟の挑戦ができなくなるからだ。 いわば、「失敗も覚悟」した上で、リスク承知の挑戦をしたことがアマゾンの成功につながったのだ。) しかし、「成功確率30%」のアマゾンと比べても、マスクが起業したスペースXはさらにリスクの高い事業だった。 実際、マスクの友人たちは、マスクが本気で宇宙ビジネスについて検討をし始めた時、ロケット爆発の映像を集めたビデオを見せて、お金の無駄遣いを阻止しようとしたくらいだ。 「イーロンのやっていることはおかしい。慈善事業だかなんだか知らないけどイカれてるね」 マスク自身も、火星に人類を送り込むプロジェクトは人をわくわくさせるものの、100%の損失を見込むものだと覚悟していた。こう話している。 「始めた当初、こう思っていました。『スペースXは確実に失敗する』」 もしかしたらどこかがスポンサーになってくれるかもしれないものの、短期間で利益が出るはずはないし、会社として大きな損失を被ることになるとも覚悟していた。それでもやらなければならない、というのがマスクの考えだった。 ▽日本でイノベーションが起こりにくい理由(当たり前の話だが、確実に儲かる事業なら誰だって喜んでお金を出すし、参画しようとする。反対に失敗の可能性が滅茶苦茶高い上に、大きな損失も出る事業にあえて参画する企業はほとんどない。 日本でイノベーションが起こりづらい理由の一つとしてしばしば指摘されているのが「無謬性の原則」だ。日本の大企業や官僚機構に見られる現象で、「あるプロジェクト(政策)を成功させる責任を負った組織や当事者は、そのプロジェクト(政策)が失敗した時のことを考えたり議論してはいけない」という大原則だ。これでは「この政策はうまくいかない」とわかったとしても、軌道修正もできなければ、やめることもできなくなってしまう。 こうした大原則が支配している企業や組織で、ジェフ・ベゾスやイーロン・マスクが生まれるはずはない。マスクの強みについて、最初の妻がこんなことを言っている。) 「やると決めたら実行する人で、簡単には諦めない。それがイーロン・マスクの世界であって、その世界に暮らすのが私たちなの」 マスクが掲げるビジョンはあまりに壮大過ぎて理解しづらいところがあるし、はたしてマスクが生きているうちに達成できるかどうか、わからないものもある。にもかかわらず、マスクがそうしたビジョンを堂々と口にして、実現に向けて挑戦し続けることができるのは、「失敗は成功に欠かせないものとして失敗を引き受ける」ことができるから。そして、「失敗から学びながら進み続ける粘り強さ」を持っているからだ』、「マスクが掲げるビジョンはあまりに壮大過ぎて理解しづらいところがあるし、はたしてマスクが生きているうちに達成できるかどうか、わからないものもある。にもかかわらず、マスクがそうしたビジョンを堂々と口にして、実現に向けて挑戦し続けることができるのは、「失敗は成功に欠かせないものとして失敗を引き受ける」ことができるから。そして、「失敗から学びながら進み続ける粘り強さ」を持っているからだ」、なるほど。
・『ツイッターでたびたび炎上  今の時代、「鋼のメンタル」が求められるのは会社の経営だけではない。ごく普通の人でさえ、何かのきっかけで「炎上騒動」に巻き込まれ、「誹謗中傷」にさらされてしまう。 マスクといえば、最近日本でも大きな話題となったが、ツイッター社の買収の件だ。 2022年4月、マスクはツイッター社の買収を提案、一度は合意に達した。しかし同年7月、ツイッター側に「重大な違反」があり「虚偽かつ誤解を招く」発言があったため、買収を断念した(※編集部注 紆余曲折の末、最終的には22年10月に買収した)。 さて、マスクは、ツイッターのヘビーユーザーであり、フォロワー数は約8700万人もいる。これだけ人数がいると、発言一つにも気を遣いそうなものだが、マスクはしばしばツイッターで炎上騒ぎを起こす。それが、テスラの株価にも多大な影響を与えるのだ。炎上騒ぎのほとんどは、テスラやスペースXの広報が正式発表をする前に、マスクがツイッターで発信をして、平気でそれを取り消すといった行動を繰り返していることに端を発している。 そのことが「はたしてマスクにCEOを任せていいものか?」という株主からの懸念につながっている。が、そもそもテスラやスペースXという野心的な企業を経営できる人間がマスク以外にいるのかとなると、やはりいないだろう』、「そもそもテスラやスペースXという野心的な企業を経営できる人間がマスク以外にいるのかとなると、やはりいないだろう」、その通りだ。
・『「どう思われようと、俺の知ったこっちゃない」(それはともかく、マスクは自身の炎上や誹謗中傷に「心が折れる」ことはないのだろうか? Zip2を経営していた頃の話だ。新しいサイトの立ち上げについて、マスクが技術的な変更を社員の1人に指示したところ「それは無理だ」と反論されたことがある。 その時マスクはたったひと言、こう吐き捨てて部屋を出ていってしまった。 「どう思われようと、俺の知ったこっちゃない」 自分の要求に対して「ノー」と言う部下に対して、厳しい言葉を口にするのはスティーブ・ジョブズもジェフ・ベゾスも同じだ。しかしマスクの場合は「ノー」を受け付けないばかりか、部下が自分のことをどう思おうとどうでもいいという態度をはっきりと示すところにすごみがある。 今でこそマスクのことを「ペテン師」と揶揄する人は減ってきたが、2008年頃、スペースXもテスラも行き詰まっていた頃は、こんな言葉でマスクを揶揄する人たちがいた。 「全財産を失い破産寸前のペテン師」 「宇宙産業の大ぼら吹き」 確かに当初の計画に遅れが生じるのがマスクの常だけに、「詐欺師」「ペテン師」よばわりする人がいてもおかしくはない。しかし、こうした声のすべてを、「言ったことは必ず実行する」ことでねじ伏せてきたのもマスクである。 「世界一の投資家」とよばれるウォーレン・バフェットが大切にしているのが「内なる声に従う」だ。たいていの人は、自分では「こうしたい」と考えたとしても、周りの声や世の中の声に押されて、自分の考えを変えてしまう。「外の声」に耳を傾け過ぎ、「内なる声」を軽んじてしまうのだ。 しかしマスクは「どう思われようと、俺の知ったこっちゃない」発言からもわかるように、常に「内なる声」に耳を傾けることで成功を収めてきた。 バフェットを始めとする成功者も、「外の声」に逆らってでも「内なる声」に忠実に前に進むことで成果を手にしている。 アメリカがITバブルに沸いていた頃、IT関連への投資をしないバフェットは、「時代遅れのチンパンジー」と揶揄されたが、その後、バブルがはじけてIT関連の株は大幅に値を下げた。「内なる声」に従ったバフェットが正しかったことが証明されたのだ。) ▽炎上や誹謗中傷を恐れない(バフェットの例が示しているように、「外の声」に惑わされることなく「内なる声」を信じて進むには、誹謗中傷や揶揄する声に耳を貸さず、孤独に耐えながら前に進む勇気が欠かせない。 ただ、マスクが面白いのは「内なる声」を大事にしつつ、「いいところを聞くのは時間のムダで、悪いところを聞く方が役に立つ」と言い切るほど、「悪いところ」を歓迎する姿勢を持っていることである。 結局、心の底からやりたいと情熱を傾けるものがあれば、たとえ絶望や難局に見舞われようとも「ようし、問題さえ解決すれば前に進めるんだ」と進み続けること。 まずは自分が心の底から「やりたい」「やらなければ」と思えるものを見つけること。 これがマスク流「鋼のメンタル」仕事術だ』、「マスクが面白いのは「内なる声」を大事にしつつ、「いいところを聞くのは時間のムダで、悪いところを聞く方が役に立つ」と言い切るほど、「悪いところ」を歓迎する姿勢を持っていることである」、「マスク氏」が「「いいところを聞くのは時間のムダで、悪いところを聞く方が役に立つ」と言い切るほど、「悪いところ」を歓迎する姿勢を持っている」とはさすがだ。

次に、4月24日付けPRESIDENT Onlineが掲載したエコノミストのエミン・ユルマズ氏による「ツイッター買収は間違いだった…私が「イーロン・マスクはすでに限界に来ている」と見放している理由 テスラをアップル並みに評価するのは間違い」を紹介しよう。
https://president.jp/articles/-/68589
・『イーロン・マスクの快進撃は今後も続くのだろうか。エコノミストのエミン・ユルマズさんは「株式市場でテスラはアップル並みに評価されているが、これは過大評価ではないか。イーロン・マスクの政治発言やハチャメチャな行動はビジネスの腰折れを招いている。チャイナリスクにも直面しており、経営者としてすでに限界に来ている」という――。(第2回) ※本稿は、エミン・ユルマズ『大インフレ時代!日本株が強い』(ビジネス社)の一部を再編集したものです』、興味深そうだ。
・『アップルのスマホそのものが優れているわけではない  読者から、あるいは講演会の席で、こんな質問をいただくことがある。 「自分はアップルとテスラに注目しているが、あなたはこの両社をどう捉えているのか。正直な考えを開陳していただきたい」 両社はハードウェアをつくっている。ただアップルに関しては、たしかにハードウェアの部分もあるけれど、アップルの強みはいわゆるiOSだ。 アップルが開発および提供する、iPhone、iPad、Mac向けのオペレーティングシステム(組み込みプラットフォーム)が秀逸なのである。 アップルのプラットフォームであるアップストアは、2021年に17兆円の市場規模に達したアプリ売り上げのうちの6割を獲得している。 またアップルはプラットフォームの提供者としてアプリ売り上げの3割をとっている。 アップルのソフトウェア部門とハードウェア部門を別々に考えた場合、ハードのバリュエーションはかなり低いのだと思う。 iPhoneにしても、アップルのスマホそのものが優れているのではない。 これより優れているアンドロイドスマホは山ほどある。 皮肉な言い方をすると、私はいつもアップルのiOSを、アップルよりもっと機能の高いサムスンなどのスマホで使えたらブラボーではないかなと思っている。 しかし、それはできないし、ポイントはそこではない。 アップルは音楽から動画から仕事アプリまで自社のエコシステムでつくり上げており、セキュリティーもしっかりしている。そこに価値があるわけである。 それが評価されて、高価格でも売れてきた』、「アップルは音楽から動画から仕事アプリまで自社のエコシステムでつくり上げており、セキュリティーもしっかりしている。そこに価値があるわけである。 それが評価されて、高価格でも売れてきた」、なるほど。
・『「テスラは自動車会社ではない」は本当なのか  一方、テスラに関しては、本当に自動車の会社であれば、あのバリュエーションはあり得ないと思う。 テスラの株主は、「この会社は自動車会社ではなくてパソコン会社、IT企業なのだ。だから、あのバリュエーションでも正当化できるのだ」と擁護ようごする。 さらに、「優れた自動運転技術やバッテリー技術を持っている」と主張するのだけれど、実際には疑問点がいくつもある』、「疑問点」とはどんなものなのだろう。
・『CO2の「環境クレジット枠」で利益をあげてきた  たしかにテスラは近年、高利益を出しているけれど、これには大きなからくりが存在する。 EUの自動車メーカーが創設したCO2排出削減に取り組む制度「オープンプール」に乗る形で、EV専業のテスラはCO2排出基準を達成できない自動車メーカーに対し、自社が持つ環境クレジット枠を販売してきた。 この環境クレジットビジネスがテスラに巨大な利益をもたらしてきたのだ。 ここ数年間、環境クレジット売却益は、全期においてテスラの純利益を大幅に上回ってきた。 極論を言うならば、この環境クレジットビジネスがなければ、テスラはいまも“赤字企業”に甘んじていたはずなのだ。 ところが、これまでテスラの環境クレジット枠を購入して忸怩じくじたる思いをしてきた自動車メーカーも、今後は自前EVを次々と出してくる。 だから、テスラの収入源がガタ落ちとなる可能性が出てきたのである』、「環境クレジット売却益は、全期においてテスラの純利益を大幅に上回ってきた。 極論を言うならば、この環境クレジットビジネスがなければ、テスラはいまも“赤字企業”に甘んじていたはずなのだ。 ところが、これまでテスラの環境クレジット枠を購入して忸怩じくじたる思いをしてきた自動車メーカーも、今後は自前EVを次々と出してくる。 だから、テスラの収入源がガタ落ちとなる可能性が出てきた」、「環境クレジット売却益」で利益が押し上げられているというのは、初めて知った。
・『自動車会社としての「格」の低さを悪用している  次なるテスラに対する疑問は、なぜ自動運転車の開発で、テスラは他社に先んじているのかというものだ。 その答えは明確この上ない。テスラはレピュテーション・リスク、つまり企業に関するネガティブな情報が広がり、ブランド価値や信用が低下して被るリスクを恐れていないけれど、他社はそれを考えざるを得ないからだ。 仮に業界大手のベンツやトヨタが自動運転で事故を起こしたら、これまで積み上げてきた信用が致命的に棄損きそんされてしまう。 かたやテスラは新興EVメーカーに過ぎない。事故を起こしても飄々ひょうひょうとしていられる。 要は、自動車会社としての「格」の低さを悪用している』、「テスラは新興EVメーカーに過ぎない。事故を起こしても飄々ひょうひょうとしていられる。 要は、自動車会社としての「格」の低さを悪用している」、確かにその通りだ。
・『性能表示でイカサマのような対応をしてきた  私が悪質だと考えているのは、テスラがバッテリーパワーや走行距離などの性能表示でイカサマのような対応をしてきたところだ。 2023年に入って早々、韓国の公正取引委員会は、テスラが走行可能距離を誇大に広告していたと、課徴金納付を命じた。 EVのモデル3・ロングレンジについて、一度のフル充電で446キロ以上走行可能と謳うたっていたが、実際には冬場の走行距離は221キロと半分以下だった。 以上、テスラをあげつらってきたけれど、より本質的な疑問と弱点は同社経営者のイーロン・マスクに収斂しゅうれんされよう』、米国では「広告表示」には規制はないのだろうか。
・『民主党寄りの人たちはテスラにソッポを向く  2022年11月の米中間選挙におけるイーロン・マスクの共和党寄りの発言を聞いた私は、呆あきれ返った。 そもそもテスラのメインユーザーは、民主党寄りの人たちだ。 今回の選挙でよりクリアになったのは、若い人たちが圧倒的に民主党寄りだということだった。 もう1つ、テスラみたいなEVを買っている人たちは、都市に住む環境意識の高い人たちに他ならない。 翻ひるがえって、イーロン・マスクが秋波しゅうはを送る共和党寄りの人たちは、「地球温暖化は嘘だ」と叫ぶトランプ支持者である。 彼らは絶対にテスラには乗らない。GMやフォードのバカでかいピックアップトラックに好んで乗るような、田舎で暮らす人たちと相場が決まっている。 そこから考えると、今後、別のメーカーから、テスラのオルタナティブとなるEVが登場した際、民主党寄りの人たちはテスラにソッポを向くはずだ』、「テスラのメインユーザーは、民主党寄りの人たちだ」、にも拘らず、「米中間選挙におけるイーロン・マスクの共和党寄りの発言」、信じ難い動きだ。
・『テスラのビジネスに「2つの大きなリスク」  今後のテスラのビジネスには、先の私の考察を含めて、おそらく2つの大きなリスクを内包する。 1つはチャイナリスク。テスラの販売が米国以外では、中国市場にかなり依存していることだ。 もう1つは、経営者リスク。先に論じたとおり、経営者のイーロン・マスクの政治発言やハチャメチャな行動がビジネスの腰折れを招いており、その矛盾が次第に際立ち始めていることだ』、「チャイナリスク」、「経営者リスク」とも予断を許さない。
・『イーロン・マスクはすでに限界に来ている  イーロン・マスクはすでに限界に来ているのではないか。私はそう思う一人である。 ツイッター買収は、ビジネス判断を大きく間違えた。買う気がないのに買うと宣言してしまい、結局裁判沙汰になって、無理矢理、買わされてしまった。 メディアに適当なことを言っていたツケが回ったとしか思えない出来事であった。 同社に対するイーロン・マスクによるあからさまな株価操縦も疑われており、そろそろ経営者としての限界を迎えていると思われる。 もう1つ、米国と中国がこれだけ対立しているなか、イーロン・マスクの中国にべったりの姿勢は、今後かなりの修正を迫られるはずだ。 したがって、テスラという会社はいろいろな意味で、危ういところがあるのではないだろうか』、「イーロン・マスク」を持ち上げる記事が多いんかで、珍しく辛口の記事だ。「イーロン・マスクはすでに限界に来ているのではないか」、確かにそうした面も否定できないようだ。改めて厳しい目で見ていくたい。
タグ:イーロン・マスク (その1)(イーロン・マスク 炎上連発も“詐欺師扱い”も上等な「鋼のメンタル」の秘密、ツイッター買収は間違いだった…私が「イーロン・マスクはすでに限界に来ている」と見放している理由 テスラをアップル並みに評価するのは間違い) ダイヤモンド・オンライン 桑原晃弥氏による「イーロン・マスク、炎上連発も“詐欺師扱い”も上等な「鋼のメンタル」の秘密」 「アマゾンの創業者ジェフ・ベゾスは・・・「イノベーションには「実験」が欠かせない。そして、「実験」には「失敗」がつきものだ。挑戦して失敗すれば、誰だってがっかりするが、彼らはそれさえも次に進むためのステップだと考える。だからこそ前に進むことができるのだ」、なるほど。 「マスクが掲げるビジョンはあまりに壮大過ぎて理解しづらいところがあるし、はたしてマスクが生きているうちに達成できるかどうか、わからないものもある。にもかかわらず、マスクがそうしたビジョンを堂々と口にして、実現に向けて挑戦し続けることができるのは、「失敗は成功に欠かせないものとして失敗を引き受ける」ことができるから。そして、「失敗から学びながら進み続ける粘り強さ」を持っているからだ」、なるほど。 「そもそもテスラやスペースXという野心的な企業を経営できる人間がマスク以外にいるのかとなると、やはりいないだろう」、その通りだ。 「マスクが面白いのは「内なる声」を大事にしつつ、「いいところを聞くのは時間のムダで、悪いところを聞く方が役に立つ」と言い切るほど、「悪いところ」を歓迎する姿勢を持っていることである」、「マスク氏」が「「いいところを聞くのは時間のムダで、悪いところを聞く方が役に立つ」と言い切るほど、「悪いところ」を歓迎する姿勢を持っている」とはさすがだ。 PRESIDENT ONLINE エミン・ユルマズ氏による「ツイッター買収は間違いだった…私が「イーロン・マスクはすでに限界に来ている」と見放している理由 テスラをアップル並みに評価するのは間違い」 エミン・ユルマズ『大インフレ時代!日本株が強い』(ビジネス社) 「アップルは音楽から動画から仕事アプリまで自社のエコシステムでつくり上げており、セキュリティーもしっかりしている。そこに価値があるわけである。 それが評価されて、高価格でも売れてきた」、なるほど。 「疑問点」とはどんなものなのだろう。 「環境クレジット売却益は、全期においてテスラの純利益を大幅に上回ってきた。 極論を言うならば、この環境クレジットビジネスがなければ、テスラはいまも“赤字企業”に甘んじていたはずなのだ。 ところが、これまでテスラの環境クレジット枠を購入して忸怩じくじたる思いをしてきた自動車メーカーも、今後は自前EVを次々と出してくる。 だから、テスラの収入源がガタ落ちとなる可能性が出てきた」、「環境クレジット売却益」で利益が押し上げられているというのは、初めて知った。 「テスラは新興EVメーカーに過ぎない。事故を起こしても飄々ひょうひょうとしていられる。 要は、自動車会社としての「格」の低さを悪用している」、確かにその通りだ。 米国でも「広告表示」には規制がある筈だが・・・。 米国では「広告表示」には規制はないのだろうか。 「テスラのメインユーザーは、民主党寄りの人たちだ」、にも拘らず、「米中間選挙におけるイーロン・マスクの共和党寄りの発言」、信じ難い動きだ。 「チャイナリスク」、「経営者リスク」とも予断を許さない。
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