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いじめ問題(その8)(「大津いじめ自殺」が世に問うた 隠蔽する大人たちの「振る舞い」、「教育委員会は、大ウソつき」埼玉県川口市で高1生徒がいじめを苦に自殺 3度の自殺未遂 SOSのメッセージは伝わらなかった、中川翔子「私が母にいじめを言えなかったワケ」 子どもからのSOSを見逃さないでほしい) [社会]

いじめ問題については、昨年12月7日に取上げた。今日は、(その8)(「大津いじめ自殺」が世に問うた 隠蔽する大人たちの「振る舞い」、「教育委員会は、大ウソつき」埼玉県川口市で高1生徒がいじめを苦に自殺 3度の自殺未遂 SOSのメッセージは伝わらなかった、中川翔子「私が母にいじめを言えなかったワケ」 子どもからのSOSを見逃さないでほしい)である。

先ずは、事件ジャーナリストの戸田一法氏が2月22日付けダイヤモンド・オンラインに掲載した「「大津いじめ自殺」が世に問うた、隠蔽する大人たちの「振る舞い」」を紹介しよう。
https://diamond.jp/articles/-/194834
・『2011年10月に大津市の中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺したのはいじめが原因として、遺族が加害者の元同級生3人と保護者に慰謝料など約3850万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大津地裁の西岡繁靖裁判長は19日、「自殺は元同級生2人の暴行や人間関係が原因だった」としていじめと自殺の因果関係を認め、2人にほぼ満額の約3750万円の支払いを命じた。「いじめ防止対策推進法」成立のきっかけとなったこの事件。男子生徒の父親は判決言い渡し後の記者会見で「主張をほぼ認めてもらえた」などと述べ、涙を浮かべた』、有名ないじめ事件だったが、「損害賠償訴訟」で「ほぼ満額・・・の支払いを命じた」、とは当然だろう。
・『卑怯で情けない大人たち  判決は確定していないが、元同級生2人が最高裁まで争ったとしても、金額に多少の変動があってもこの判断は間違いなく覆らないはずだ。そして、成人したばかりの元同級生2人はお互いに責任を押し付け合う醜い争いを繰り返し、自滅していくだろう。 しかし、いくら責任逃れの主張をしようとも、直接手を下してはいないにしろ、自分たちが男子生徒を死に至らしめた事実は明白で、その責任を負うのは当たり前だ。 補足が必要だが、西岡裁判長は、元同級生1人は関与の度合いが低く、保護者についてはいじめを認識しておらず監督義務違反がなかったと結論付け、賠償責任を課さなかった。 ほかの誰が悪いわけでもない。加害者と認定された2人が悪いわけだが、いずれも口頭弁論では一貫して「遊びの延長」などと責任回避の主張を展開していた。 そして、この事件でクローズアップされたのは、地位や権力を持った大人が「隠ぺい」「口封じ」などの保身に走り、卑怯で情けない姿を相次いでさらしてしまった悲しい事実だった。 判決が事実認定した要点は以下の通りだ。 男子生徒は2011年春、中学2年で元同級生2人と同じクラスになり、昼食を一緒に食べたり花火大会に出掛けたりするなど交友を深めた。しかし、2学期には首を絞めたり弁当を隠したりするなどの「いじる」「いじられる」の関係に変わった。 さらに「遊び」の名の下で顔に落書きしたり、殴ったり蹴ったりするなどの暴行が始まり友人関係は崩壊。男子生徒は祖母に自殺したいと吐露することもあった。9月の体育祭では2人は男子生徒にハチの死骸を食べさせようとした。 10月には男子生徒が別の同級生と昼食をとるなど離脱を試みたが、元同級生らはいきなり男子生徒宅を訪れて財布を隠したり時計を盗んだりした。 そして男子生徒は10月11日、自宅マンションから飛び降りて死亡した』、「この事件でクローズアップされたのは、地位や権力を持った大人が「隠ぺい」「口封じ」などの保身に走り、卑怯で情けない姿を相次いでさらしてしまった悲しい事実だった」、多くの「いじめ」事件に共通する現象だ。
・『黙殺されたいじめ  これまで明らかになった事実関係によると、大津市教育委員会は当初、いじめと自殺の因果関係を不明としていたが、実は学校でのアンケートでいじめをうかがわせる回答が多数あった。 アンケートには「トイレで殴られていた」「廊下で腹を蹴られていた」「鉢巻きで首を絞められていた」などの暴行のほか、「お金を要求されていた」「万引きさせられていた」などの恐喝・強要、「おまえの家族全員死ね」などの暴言、ハチの死骸を食べさせられそうになったり顔に落書きされたりするなどの嫌がらせもあったと記載されていた。 それだけではなく、元同級生は「死んだって聞いて笑った」「死んでくれてうれしい」などと回答していた。しかも元同級生は、被害生徒から自殺をほのめかすメールを送られていたにもかかわらず相手にせず、自殺後も被害生徒の顔写真に落書きや、穴をあけるなど信じられない行動をしていたことも後に判明した。 しかし、市教委はアンケートに記載された内容の事実関係が確認できないなどとして公表せず、いじめがあったことは認めながらも自殺との因果関係は不明と結論付けていた。 アンケートの内容は遺族に伝えられたが、なぜか「部外秘」との誓約書にサインさせられるなどと感情を逆なでするような不可解な対応もあった。遺族はもっと詳しく実態を知りたいと要請し、学校側は2回目のアンケートを実施。そこでも「自殺の練習をさせられていた」などの回答があったが、事実関係の調査をせず、結果も公表しなかった。市教委にも「新しい事実は確認できなかった」と報告していた』、「市教委」や「学校側」の隠蔽体質には呆れ果てる。「元同級生は「死んだって聞いて笑った」「死んでくれてうれしい」などと回答」、との元同級生の態度も信じられない。
・『しかし、実際には「男子生徒が先生に泣きながら電話でいじめを訴えたが、対応してくれなかった」「先生もいじめを知っていた」などの記載があった。また、担任教師は自殺後の保護者説明会も欠席し、遺族に謝罪をすることもなかったという。 そして、のちに男子生徒が同級生に「死にたい」と相談していた事実を、学校が自殺直後に把握していたことが判明。校長も職員会議でいじめと自殺に関連がある可能性を示唆していた。 また、市教委が「いじめた側にも人権がある」などの理由で元同級生に聞き取りを実施しなかったことが判明、非難・苦情が殺到した』、こんな酷い対応をした「市教委」のメンバーは、本来、処分することで責任を取らせるべきだ。
・『滋賀県警、根本的な問題  そして、大津署は遺族が3度にわたり暴行容疑などで被害届を提出したにもかかわらず「被害者本人が自殺して存在しない」などとして、いずれも受理しなかった点も暴かれ、滋賀県警も批判を浴びた。 男子生徒の父親は後に、暴行、恐喝、強要、窃盗、脅迫、器物損壊の6つの容疑で「告訴状」を提出し、ようやく受理された。 昨年12月1日にもいじめをテーマした記事(『鹿児島男子高校生「いじめ」自殺、県と県教委で判断が分かれた理由』)を出稿したが、そのくだりを再掲したい。 『殴ったり蹴ったりすれば「暴行罪」、金銭を脅し取れば「恐喝罪」、万引きをさせれば「強要罪」、物を隠したりすれば「窃盗罪」、周囲に仲間外れを強要したり死ねと脅せば「脅迫罪」、物に落書きすれば「器物損壊罪」、父親の告訴内容にはないが、けがをさせれば「傷害罪」が該当する。』 そう、実は「いじめ」は犯罪なのだ。 大津署は世論に押される形で捜査を開始、異例とされる学校と市教委への家宅捜索も実施した。通常、こうした事件は任意で資料提供を受けるのが一般的だが、とにかく「隠ぺい」がキーワードだっただけに、大津署も「任意」というわけにはいかなかったようだ。 結局、大津署は3人のうち2人を書類送検した。1人は刑事罰の対象とならない13歳だったため児童相談所への送致にとどまったが、同じ学年で違う処分だったことには関係者に不満もあったようだ。 刑事処分としては、大津家裁が2人を保護観察処分、1人を不処分とした。刑事処分として「事実認定」があったから、今回の損害賠償請求訴訟でいじめと自殺の因果関係が認められ、賠償命令の判断が下されるのは明らかではあった。 西岡裁判長は、保護者に「監督義務はなかった」として賠償責任を課さなかった。しかし、関係者によると、元同級生2人は20歳を過ぎたが、いずれも弁済能力がない。当然といえば当然だが、成人したばかりの年齢で約3750万円もの大金を支払えるわけがない。 では、自殺した男子生徒の命の対価を誰が支払うのか……。 アンケートには「絶対先生とかも気づいていたと思う」「いじめはなかったと会見開く前に真実を知るべき、知らせるべき」「大人のエゴのせいでみんな傷ついた」「いい加減隠さず話してほしい」などの記述があったとされる。 そろいもそろって、子どもに不信感を抱かせた地位や権力を持った大人たち。 この事件が世に問うたのは、いじめの陰湿さと再発防止策だけではなく、あるべき大人の振る舞いではなかっただろうか』、「大津署は・・・「被害者本人が自殺して存在しない」などとして、いずれも受理しなかった」、というのは酷い話だ。「損害賠償請求訴訟」では、加害者生徒だけでなく、「学校」や「市教委」に対しても請求すべきだった。行政的にも、「校長」や「市教委」のメンバーを処分することで、責任を問うべきだった。「いじめ」をしたり、放置したら重い懲罰を受けることになることが周知できれば、今後の「いじめ」に対する歯止めになるだろう。

次に、9月9日付け文春オンライン「「教育委員会は、大ウソつき」埼玉県川口市で高1生徒がいじめを苦に自殺 3度の自殺未遂。SOSのメッセージは伝わらなかった」を紹介しよう。
https://bunshun.jp/articles/-/13975
・『「教育委員会は、大ウソつき」 埼玉県川口市内に住む高校1年の男子生徒(15)が、いじめと学校対応を苦にしたメモを残し、自殺したことが9月9日、分かった。 生徒は中学時代にいじめにあい、いじめを伝える手紙を何度も書いていたが、中学校側はそれまでSOSと受け止めていなかった。3回目の自殺未遂で後遺症で足に障害が残った。学校や市教委はようやく、いじめの重大事態として、調査委員会を設置した。ただし、生徒側にはそのことを伝えておらず、聞き取りもされていない。生徒や家族はこうした対応に不満を持っていた』、「3度の自殺未遂」とは深刻だった筈だが、「学校や市教委」は生徒が中学校を卒業したので、「厄介払い」できたとでも考えていたのだろうか。
・『「いじめた人を守って嘘ばかりつかせる」  亡くなったのは小松田辰乃輔(こまつだ・しんのすけ)さん。8日未明、川口市内のマンション11階から飛び降りた。「ドン!」という音で気がついた住民が119番通報。市内の医療機関に搬送されたが、亡くなった。 9月6日付けで遺書のようなメモをノートに書いていた。それによると、「教育委員会は、大ウソつき。いじめた人を守って嘘ばかりつかせる。いじめられたぼくがなぜこんなにもくるしまなきゃいけない。ぼくは、なんのためにいきているのか分からなくなった。ぼくをいじめた人は守ってて、いじめられたぼくは、誰にも守ってくれない。くるしい、くるしい、くるしい、つらい、つらい、くるしい、つらい、ぼくの味方は家ぞくだけ」とあり、別のページには、「今度こそさようなら」とも記されていた』、「大ウソつき」と罵倒された「市教委」は何をいていたのだろう。
・『母親は聞き取りもされていない  市教委は、3回目の自殺未遂をした半年後の2017年10月、市長に「いじめの重大事態」と調査委員会設置について説明。同年11月2日、ようやく調査委の第1回会合を開いた。1回目の自殺未遂から数えると1年2ヶ月、3回目の未遂からは7ヶ月も放置していた。 しかし母親は、いじめの重大事態や調査委の設置について説明を受けていない。聞き取りもされておらず、「信用できない」と話していた。遺書にある「大ウソつき」という記述は、こうした市教委の対応に加え、学校側がいじめをなかなか認めず、認めた後でも十分なケアがされず、学習支援もされないまま、中学校を卒業することになった点などを指していると見られる。 進学した高校については、「学校は楽しい」と話していた、という。欠席はない。しかし、9月になり、学校が始まったことや、近くに加害者の家があることなどで、精神的に不安定になっていた』、心理カウンセラーによる「ケア」をきちんとしていれば、自殺は避けられた筈だ。
・『「これ以上、どう頑張ればいいんですか?」  辰乃輔さんは2016年4月、中学校に入学すると同時にサッカー部に入った。初心者だったために、同級生や先輩から「下手くそ!」「ちゃんと取れよ!」と言われたり、いじめのターゲットにされていく。悪口を言われたり、仲間はずれにされ、学校に行き渋るようになる。 母親は顧問の教師に、辰乃輔さんがされているいじめを伝えた。顧問は「知りませんでした、気をつけます。すみません」と答えた。しかし、その後もいじめは続いた。 担任にも相談した。クラスメイトの加害者に対してストレートな物言いで指導をしたが、その後は、担任が見えないところでのいじめが始まった。この点も母親は担任に伝えた。 この頃、自由ノートで担任がやりとりをしていた。いじめのことを知ってか、担任は「がんばれ、がんばれ」と書いていたが、辰乃輔さんは「これ以上、どう頑張ればいいんですか?」と反発していた。 夏休みの宿題としての作文「人権について」にはこう書いている。 〈ぼくは、小5、6、今もいじめられて、かげで悪口やなかまはづれをされています。ぼくの存在って、存在なんてなくなればいいと思います〉(ママ) 〈ぼくはこれからどうしたらいいのか分からない。ぼくは消えたい〉 夏休み明けの9月、何度か担任に手紙を書いた。〈ぼくは、サッカー部の友達からいじめられている。(具体的な名前をあげ)2年の先ぱいたちに仲間はずれにされたり、むしされたり、かげ口を聞こえるようにする。...(中略)...先生に話をするとすぐにあいてに言う。ってまた見えないところでいじめられる。だからJ先生に話したりするのが怖い〉(2016年9月1日) さらに手紙を出し続ける。 〈ぼくはこれからどうしたらいいのか分からない。ぼくは消えたい。ぼくの事を死ねばいいと、消えてほしいと思ってる...(略)...ぼくは消えるから。母さん、じいちゃん、ばあちゃん。こんなぼくでごめん。もうぜったいゆるさない。...〉(2016年9月11日) 1週間後の9月19日、自室で首吊り自殺を試みる。意識不明になっているのを家族が発見する。学校にも連絡した。校長が自宅を訪ねてきた。母親は「SOSに気がつかなかったのですか?」と聞いた。校長は「あれ(手紙)がSOSですか?」と言ったという。散々出していた手紙は、校長には響かなかった。 10月になっても担任には手紙を送った。 〈学校は、いじめがないって言ってるけど、いじめられていたぼくはなんだろう。きょうとう先生からもれんらくない。だれも先生は、こない、ぼくは、学校でじゃまで早くてん校してほしいだと思う〉(10月19日)』、既に自殺未遂した生徒が書いた手紙を、「「あれがSOSですか?」と言った」校長は、明らかに教育者失格だ。教頭や担任も、知らんぷりをした罪は深い。
・『〈学校は、ぼくに消えてほしいと思ってる〉  10月26日の夜、2回目の自殺を試みる。また、自室で首吊りをしようとした。このとき、学校に宛てた手紙にはこう書いていた。 〈ぼくは、学校のじゃまものなんだ。いじめられたぼくがわるい。学校の先生たちはなにもしてくれない。口だけ。電話もない。ずっと、考えたけど、学校は、ぼくに消えてほしいと思ってる。...(略)...紙に書けるなら口で言えると言ったきょうとう先生。うまく口じゃつたえられないから手紙なんです〉(10月26日) 2回目の自殺未遂は警察から市教委に連絡をしている。その後、学校側は11月、ようやく、いじめの有無に関するアンケート調査を始めた。教頭から結果を伝える電話がかかってきて、「いじめはない」と言った。 〈ぼくのいじめは、なかった事になってるんですね。死んでぼくがいじめられた事を分(か)ってもらいます〉(11月25日) 正月明け、一度、学校へ通った。数日後、クラスで絵馬を飾ることになった。「いじめがはやく解決しますように」と願い事を書いた。すると、担任から「それは飾れない」と言われ、飾られなかった。「やっぱり、いじめを解決してくれないんだ」と思い、再び、学校へ行かなくなった』、「2回目の自殺未遂は警察から市教委に連絡・・・学校側は11月、ようやく、いじめの有無に関するアンケート調査を始めた。教頭から結果を伝える電話・・・「いじめはない」」、やむなくアンケート調査をしても、いじめを否定したい学校側がやるのであれば、無意味だ。教育委員会が、第三者に調査させるべきだった。
・『3度目でようやく「いじめがあった」と認める  3回目の自殺未遂は2017年4月10日。自宅近くのマンションから飛び降りた。近所に住む看護師がおり、心肺蘇生をしたことも影響してか、命をとりとめたが、足の骨を折る重傷で入院した。 このとき、辰乃輔さんは「2年生になってもいじめが解決しない」などと書いていた。未遂から5ヶ月後、やっと退院できた。3度目の未遂でようやく、新任の校長は「いじめがあった」と認めたが、いじめの対応については、辰乃輔さん側は、不十分と感じていた。当初は車椅子生活だったが、リハビリによって歩くことができるようになっていた。 いじめ自体が許されないことは言うまでもないが、辰乃輔さんは学校、そして市教委の対応によっていわば二重の被害に苦しんでいた。辰乃輔さんの母親は、関係者を通じてこのようなコメントを発表している。 「いじめた側を守り、被害を受けた息子を苦しめる。これが教育なのでしょうか。教育者として、やるべきことをやったと、胸を張って息子にいえるでしょうか。 息子は、もう二度と、帰ってきません。 学校と教育委員会は、息子の声に耳を傾け、しっかり対応したのか。せめて今からでも、調査をやり直し、徹底的に真相を究明し、再発防止に向けた取り組みを進めてください。息子の最期の願いです。もう一度、息子の声を聞いてあげてください。息子に代わって、心からお願いします」 川口市では2017年5月、女子中学生(享年14歳)が自殺している。この問題で市教委は、報告書を作成。同級生からLINEで「うざい」などと言われたほか、6件でいじめを認定。自殺の「要因の一つ」としていた。遺族は同級生側を相手に提訴している。この件のほか、元男子生徒がいじめによる不登校の対応をめぐって訴訟になっている』、こんなにいじめが頻発しているのであれば、川口市はいまからでも、第三者委員会を設置して、原因究明に当たり、再発防止策をるべきだろう。

第三に、10月9日付け東洋経済オンラインが掲載した中川翔子氏へのインタビュー「中川翔子「私が母にいじめを言えなかったワケ」 子どもからのSOSを見逃さないでほしい」」を紹介しよう。Qは聞き手の質問、Aは中川翔子氏の回答。
https://toyokeizai.net/articles/-/305717
・『『しょこたん』の愛称で親しまれている中川翔子さんは、10代の頃に壮絶ないじめを受けていた。いじめの舞台になったのは、中川さんの母の母校でもある私立女子校だった。母親との関係は良好だったが、いじめられていた事実をなかなか伝えられず、引きこもりがちになったという。 いじめ体験をつづったイラスト付きエッセイ『「死ぬんじゃねーぞ!!」いじめられている君はゼッタイ悪くない』(文藝春秋)が話題を集めている中川さんに、親や周囲の大人が、いじめのSOSを察知するにはどうしたらいいか、自衛の手段はないか聞いた』、興味深そうだ。
・『タイトルに込めた思い  Q:『死ぬんじゃねーぞ!!』というタイトルは、呼びかけとしては強い言葉ですよね。タイトルに込めた思いは。 A:ライブのときに、自然と口から出た言葉なんです。お客さんが笑顔で応援してくれる様子を目にして『いじめは本当につらかったけれど、今まで生き抜いてきて、本当によかったな』と心の底から思って。いじめを苦に、死ななくてよかった。来てくれたお客さんも、全員今まで生きててくれてよかった、という思いがあふれたんです。ライブは、私自身が初めて「生きること」を肯定できた瞬間でした。 Q:中学時代に受けた陰湿ないじめは、ステージ上でも思い出してしまう一生の傷だったのですね。 A:私も、大人になってからもずっと引きずられていましたね。いじめを受けていた頃には、先を考える余裕もなかったんです。大人になってからこんな幸せな未来がくるなんて、まったく想像つかなかったんですよ。 いじめは、解決したら終わりというわけではありません。思春期の子どもの心って、ガラスみたいに透明で、簡単にヒビが入ってしまうんです。いじめられている子は、「いかに今を生き延びるか」を考えています。 「卒業するまでの間だから」とか言われても、明日、明後日と学校に行く毎日が地獄。時間軸も、大人と感覚が違うんですよ。「この5分休み、独りでどう過ごせばいいんだろう」とか、学校にいるわずかな時間がすごく長く感じるんです。すべての大人は、加害者じゃなくて被害者を守ってほしいです』、「中学時代に受けた陰湿ないじめは・・・大人になってからもずっと引きずられていましたね」、そんなに長く引きづるというのは初めて知った。「すべての大人は、加害者じゃなくて被害者を守ってほしいです」との訴えは、前の記事にも共通するものだ。
・『Q:中川さんは、お母様ととても仲がいいですよね。いじめられているとき、お母様へのSOSは出せましたか。 A:「学校に行きたくない」とは言えました。けれど、靴を隠されたり、いじめられていることは伝えられませんでした。すると母は「義務教育なんだから、授業はちゃんと受けなきゃだめ!」と部屋に閉じこもっていた私に馬乗りになって、私のことを引っ張ったんです。 Q:中川さんがいじめを受けた学校は、お母様の母校でもある私立中学でした。「子どもによりよい環境を」と用意した環境ですし、学校に行きたくないと言われて驚いてしまったんでしょうね。 A:母とは何でも話せる関係で、母の中学時代の楽しかった思い出話もずっと聞いていました。だからこそ、言い出せなかった部分はありますね。大人になってからも、いじめの詳細は話していなかったので、今回の本のゲラを見せたらびっくりしていました。 Q:お母様も、最終的には学校に行かない選択を受け入れて、中川さんを休ませたんですよね。 A:そうですね。シングルマザーで、夜も遅くまで働いて疲れていたはずなのに、帰ってからは私と一緒にゲームをしたり、大好きなブルース・リーの話をしたり、ずっと遊んでくれました。私も母と過ごす時間が支えで、仕事から帰ってくるのを寝ないで待っていました。 いじめられている子どもは、学校ではつねに戦っています。気を抜ける場所で、信頼できる相手と一緒に笑い合う時間は本当に大事です。親御さんは、理由は聞かなくてもいいから、まず心を守って肯定してあげてください』、「大人になってからも、(母に)いじめの詳細は話していなかったので、今回の本のゲラを見せたらびっくりしていました」、母には本当のことは言い難いようだ。「親御さんは、理由は聞かなくてもいいから、まず心を守って肯定してあげてください」、というのはその通りなのだろう。
・『一生消えない傷を負うのはいつも被害者だからこそ…  Q:親が、子どものいじめを察知するにはどうしたらいいでしょうか。 A:もちろん、ただ怠けて「学校に行きたくない」と言っているケースはダメです。学校はあくまで、学びに行く場所ですから。でも、精神を追い詰められた子が言う「行きたくない」は、さすがにわかると思います。ちょっと様子がおかしいなと思ったら、まずは子どもに対して「あなたの味方だよ」「大人になってからも楽しいものだよ」ということを、とにかく伝えてほしいです。 Q:いじめかどうかよくわからないが「疑わしい」段階では、どうしたらいいでしょうか。親も、過干渉になりすぎないかと及び腰になってしまうケースもありそうです。 A:いじめの加害者グループって、先生の前ではいい子だったりするんです。だから学校も把握しにくかったり、もみ消してしまったりすることもある。いじめは暴力だけではありませんが、いずれにせよ一生消えない傷を負うのはいつも被害者。完全にいじめられ損なんですよ。だからこそ、大人が全力で、いじめられている子を守る姿勢が必要です。この意識は、親御さんや先生、周囲の大人全員に持っていただきたいですね。 Q:いじめから子どもを自衛する手段は。 A:「いじめとは関係づけられなかった」という曖昧な理由で、いじめの事実を学校側が伏せてしまうケースはたくさんあります。「これをされました」という証拠を残しておくことが大切です。 スマホで会話を録音するのも、アリですよね。いじめって、突き詰めていくと弁護士に相談して有罪になったりすることもあるんです。海外だと、いじめ加害者のほうを転校させる事例も多くあります。いじめ被害者は悪くない。学校側は「加害者の更生のために」と言わないで、退学などの厳しい処分にしてほしいですね』、「いじめの加害者グループって、先生の前ではいい子だったりするんです。だから学校も把握しにくかったり、もみ消してしまったりすることもある」、ありそうな話だ。「一生消えない傷を負うのはいつも被害者」、「いじめ被害者は悪くない。学校側は「加害者の更生のために」と言わないで、退学などの厳しい処分にしてほしいですね」、「退学」はともかく、1か月の登校停止など何らかの処分は必要だろう。いずれにしても、いじめ問題が少しは収束の方向に向かってほしいものだ。
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