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宗教(その9)(エホバや統一教会2世ら「宗教虐待許さない」「法改正で組織に罰則を」 新たな支援団体設立も、「カルト権力」とは何か…青木理が安倍銃撃「以前」「以後」に書いたこの時評は日本人必読である、「エホバの証人」2世らが答えたアンケートの衝撃的な中身 「下着を脱がされて尻にむち打ち」「泣き叫ぶと回数が増える」、韓国系キリスト教団体が日本のホームレスに現金をばら撒く理由…その恐るべき資金力の秘密) [社会]

宗教については、本年3月5日に取上げた。今日は、(その9)(エホバや統一教会2世ら「宗教虐待許さない」「法改正で組織に罰則を」 新たな支援団体設立も、「カルト権力」とは何か…青木理が安倍銃撃「以前」「以後」に書いたこの時評は日本人必読である、「エホバの証人」2世らが答えたアンケートの衝撃的な中身 「下着を脱がされて尻にむち打ち」「泣き叫ぶと回数が増える」、韓国系キリスト教団体が日本のホームレスに現金をばら撒く理由…その恐るべき資金力の秘密)である。

先ずは、3月18日付け弁護士ドットコムニュース「エホバや統一教会2世ら「宗教虐待許さない」「法改正で組織に罰則を」 新たな支援団体設立も」を紹介しよう。
https://www.bengo4.com/c_18/n_15782/
・『全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)の集会が3月18日、東京都内で開かれた。エホバの証人や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の2世らが体験談を紹介し、宗教虐待は許されないとのメッセージを発信した。 宗教信仰に関する虐待については、2022年末に厚生労働省がQ&Aを全国に通知し、判断基準を示した。 統一教会2世の小川さゆりさん(仮名)は講演で「Q&Aだけでは不十分で、今国会中に児童虐待防止法と児童福祉法の改正をしてほしい」と要請。エホバや旧統一教会に変化の兆しは見えず「罰則がないと組織に対して効果は限定的だ」とした。 一方、エホバ3世の夏野ななさん(仮名)らは自身が代表を務める支援団体として一般社団法人「スノードロップ」を設立する方針と発表した』、「Q&Aだけでは不十分で、今国会中に児童虐待防止法と児童福祉法の改正をしてほしい」と要請。エホバや旧統一教会に変化の兆しは見えず「罰則がないと組織に対して効果は限定的だ」、確かにその通りだ。
・『「あの頃の自分たちに寄り添いたい」  団体メンバーの当事者はエホバ2世の阿部真広さん、統一2世のもるすこちゃんさん。幅広くロビー活動をする「宗教2世ネットワーク」の役割とは違い、宗教虐待に特化した。教育現場や児童相談所とも連携することを想定している。 社会学の猪瀬優理・龍谷大教授も加わり、監事には全国弁連の山口広弁護士、サポートに同・木村壮弁護士が付く。有識者と2世問題を研究するほか、独自に漫画などをつくって、子どもに伝わりやすい形で厚労省のQ&Aを広く周知していくという。 理念は「あの頃の私たちに寄り添いたい」。夏野さんは教団内で性被害を受けた経験があることから「女性視点での支援」も掲げる。団体名は花言葉「希望」「慰め」にちなんだ。 「幼少期には助けを求めるすべがありませんでしたし、この苦しみは長い間捨て置かれてきました。救いの手を差し伸べられる社会に変えていきたいと強く思っております」 自身の子どもの卒園式に行ったばかりだというもるすこちゃんさんは「この子どもたちの中に宗教2世はいると思った。でも見た目では分かりません。宗教による児童虐待から守る仕組みづくりに貢献したい」と決意を語った』、「スノードロップ」は、「宗教虐待に特化した。教育現場や児童相談所とも連携することを想定」、「有識者と2世問題を研究するほか、独自に漫画などをつくって、子どもに伝わりやすい形で厚労省のQ&Aを広く周知していく」、「宗教による児童虐待から守る仕組みづくりに貢献したい」、今後の活動に期待したい。

次に、3月27日付け現代ビジネスが掲載したジャーナリストの青木 理氏による「「カルト権力」とは何か…青木理が安倍銃撃「以前」「以後」に書いたこの時評は日本人必読である」を紹介しよう。
・『「闘うジャーナリスト」青木理氏が注目すべき新著『カルト権力』(河出書房新社)を刊行した。「公安、軍事、宗教侵蝕の果てに」というサブタイトルが付けられたこの一冊、青木氏によれば、《カルト宗教に深々と侵蝕されていた為政者の長期執権下、この国の政治が治安機関や軍事偏重へと異様に傾斜し、それを推し進めた政権自体が一種のカルト臭さえ帯びた危険な復古性、反動性に蝕まれていたことが浮かび上がってくるはずである》。 安倍元首相銃撃事件「以前」と「以後」に書かれた、日付のある論考で構成される本書から、いまの権力のカルト性を読み解くためのキモとなる2篇を特別にお届けする』、「カルト宗教に深々と侵蝕されていた為政者の長期執権下、この国の政治が治安機関や軍事偏重へと異様に傾斜し、それを推し進めた政権自体が一種のカルト臭さえ帯びた危険な復古性、反動性に蝕まれていたことが浮かび上がってくるはずである」、腹立たしいことだ。
・『統一教会「空白の30年」の教訓  空白の30年──そんな言い回しを最近よく聞く。現在は世界平和統一家庭連合と名称を変えた旧統一教会を長年追及してきた前参院議員でジャーナリストの有田芳生氏が発した言葉らしい。教団の反社会性など以前も今もさほど変わらないのに、30年の長きにわたって社会やメディアが関心を失い──もっと正確に言えば、払うべき関心を払わずに被害が継続し、元首相が白昼銃殺される事件まで引き起こされたのではないか、と。 なるほど、事件を機に政治問題化した旧統一教会については、ある世代から上の者なら強烈な警戒心を抱くが、同じメディア界で禄を食む者でも若年層は知識さえほとんど持っていないだろう。80年代に学生生活を送り、90年に通信社の記者としてメディアの仕事に関わりはじめた私は明らかに前者の、しかしその末端の世代に連なる。大学時代には教団の学生組織・原理研が学内で怪しげに活動し、その危険性が各所で警告されていた。霊感商法や合同結婚式といった教団の異様な活動も盛んに報じられていた。 教団との関係で私がいまもピンと反応してしまうのは警察庁指定116号事件、いわゆる赤報隊事件である。1987年に朝日新聞阪神支局で記者2人が殺傷された事件はジャーナリズム界を志す者にとって凄まじい衝撃であり、記者としての初任地が大阪社会部だった私も取材の片隅にほんの少しだけ関わった。 この事件自体、最終的には未解明のまま時効を迎え、軽々に推測を語るべきではないが、しかし当初から教団の影が囁かれていた。霊感商法の糾弾キャンペーンを1986年からいち早く展開したのが『朝日ジャーナル』だったし、同じころ、故・岸信介氏ら自民党右派が展開したスパイ防止法制定運動を背後で支えているのが教団の政治団体・国際勝共連合だと朝日が報じ、教団は朝日本社周辺で激しい街宣活動を繰り広げていた。 このあたりについては、朝日で赤報隊事件の取材に長年携わった樋田毅氏の『記者襲撃 赤報隊事件30年目の真実』(岩波書店)に詳しい。同書は教団を匿名にしているが、教団は内部に「秘密組織」を抱えていたらしく、兵庫県警も「重要な捜査対象」と捉えて詳細な捜査報告書を作成していた。) 私自身は、90年代半ばに公安警察を担当していた際の記憶が忘れられない。警視庁公安部が旧統一教会を組織的に調べ始めた──そんな情報を耳にした私は動向を注視したが、間もなくその動きはピタリと止まった。理由を尋ねると、公安部の幹部はこう漏らした。「政治の意向だ」と。 この件はほかの所でも記したが、有田氏もほぼ同じ時期、同じような情報を耳にしていたという。公安警察が当時、どのような角度で斬り込もうとしたかは判然としないものの、もしあの時に大々的な捜査のメスが入っていれば果たしてどうだったか。 少なくとも悪質な活動に歯止めはかかり、被害の拡大や継続は抑えられた。ならば、教団への恨みを募らせる者は消え、元首相の銃殺事件は起きなかったかもしれない。さらに想像をめぐらせれば、戦後史の闇になった事件の蓋も開けられたのではないか――これは二重、三重の「もし」を積み重ねた妄想に近いものではあるが。 いずれにせよ、以後の30年、私たちはたしかに「空白」の時を過ごしてしまった。ならばせめてこれ以上の被害を生じさせぬよう、政治と教団の怪しい蜜月は断固として断ち切らせねばならない。それが「空白」の教訓であろう。(2022.8)』、「警視庁公安部が旧統一教会を組織的に調べ始めた──そんな情報を耳にした私は動向を注視したが、間もなくその動きはピタリと止まった。理由を尋ねると、公安部の幹部はこう漏らした。「政治の意向だ」と」、「以後の30年、私たちはたしかに「空白」の時を過ごしてしまった。ならばせめてこれ以上の被害を生じさせぬよう、政治と教団の怪しい蜜月は断固として断ち切らせねばならない。それが「空白」の教訓であろう」、その通りだ。
・『自称愛国者の薄っぺらな仮面  私が書けば皮肉に受け取られるかもしれないが、しかし、決して皮肉ではなく、どうにも解せないでいる。いや、解せないというより、物事の本質が見事に露になってしまったと書けば、やはりこれは皮肉と受けとられてしまうだろうか。 憲政史上最長の政権を率いた元首相が白昼銃殺されて間もなく3ヶ月。その政治スタイルや所作振る舞いからアンチが相当数いるのは当然にせよ、彼を熱心に持ちあげていた人びと、熱烈に支持していた人びとは、いったいいま何を考えているのか。なぜ事件の原因を徹底解明しようとせず、解明せよと叫び声を上げることさえせず、嵐が通り過ぎるのを待つかのようにただ首をすくめているのか。 すでに報じられている通り、元首相を銃殺した男は、カルト教団に人生を破壊された遺恨が犯行の動機だと供述し、メディアの関心は政治と教団の関係に集中している。 なるほど、たしかにこの国の戦後政界の一部はそのカルト教団と怪しい蜜月を築き、まるで共依存のような関係を続け、それが教団の活動に一種のお墨つきを与え、近年は元首相がその中心的存在の1人だったのは間違いないらしい。だが、だからといって元首相が銃殺されて構わないはずはない。殺害を容認することなど断じてできはしない。 だから、真摯に考える。元首相はいったいなぜ、殺害されてしまったのかを。この国の憲政史上最長の政権を率いた元首相が白昼銃殺されるという重大事は、いったいなぜ起きてしまったのかを。 もちろん、警察の警備の手抜かりといった直接的な瑕疵も見逃すことはできない。それはそれとして徹底検証が必要な課題であり、すでに警察庁長官らが事実上の引責辞任に追い込まれてもいる。 しかし、根本的な要因にまで眼を凝らせば、元首相を殺そうと思い詰めるまでに1人の男を追い込んだカルト教団の反社会性に行き当たる。しかもカルト教団によって苦悶の底に突き落とされたのは決して彼1人でなく、現実には何百、何千、何万もの被害者が存在することも私たちはあらためて知らされた。さらにいえば、そのカルト教団の実態が極度に反社会的なだけでなく、相当に“反日的”な教義を内部に抱えていたことも──。 ならば、反省すべきは反省し、同時に腹の底から憤らなければならない。野放しにされたカルト教団によって夥しい数の被害者が生み出され続け、ついには元首相が銃殺される重大事件まで引き起こされてしまったことを』、「彼を熱心に持ちあげていた人びと、熱烈に支持していた人びとは、いったいいま何を考えているのか。なぜ事件の原因を徹底解明しようとせず、解明せよと叫び声を上げることさえせず、嵐が通り過ぎるのを待つかのようにただ首をすくめているのか」、「元首相を殺そうと思い詰めるまでに1人の男を追い込んだカルト教団の反社会性に行き当たる。しかもカルト教団によって苦悶の底に突き落とされたのは決して彼1人でなく、現実には何百、何千、何万もの被害者が存在することも私たちはあらためて知らされた。さらにいえば、そのカルト教団の実態が極度に反社会的なだけでなく、相当に“反日的”な教義を内部に抱えていたことも──。 ならば、反省すべきは反省し、同時に腹の底から憤らなければならない。野放しにされたカルト教団によって夥しい数の被害者が生み出され続け、ついには元首相が銃殺される重大事件まで引き起こされてしまったことを」、その通りだ。
・『嵐が過ぎるのを待つ者たちへ  元首相の政治思想や政治姿勢には微塵も賛意を覚えなかった私ですら憤りを抱くのだから、元首相の姿勢や各種政策を高く評価し、再登板すら望んでいた者たちは、その元首相が理不尽に殺されてしまったことを心底嘆き、強く憤り、猛り、その原因となったカルト教団に満身の怒りをぶつけて当然ではないのか。 なのに、現実はどうか。元首相をひたすら称揚して追随していた者たち――特に政界の追随者たちは、教団との関係を追及されて自らに火の粉がかかるのを恐れ、まさに嵐が過ぎ去るのを待つかのように首をすくめているのみ。一部の追従者は教団との関係をメディアに追及され、「知らなかった」「指摘されて初めて知った」などとトボけるだけ。 バカを言ってはいけない。票集めのために動員されたポッと出のタレント議員の類ならともかく、当選回数を積み重ねたベテラン議員があのカルト教団とその本質を知らなかったはずがない。 いや、もし本当に知らなかったというなら、自らの不明を心から恥じ、自らが称揚した元首相の死を嘆き悲しみ、その命を奪う原因となった教団に全力の怒りをぶつけて事態の解明に全霊を傾けるべきではないのか。 だが、自らの過ちも含めてすべてを明らかにし、身を投げ打って教団を追及しようと声を上げる者は1人たりとも出てこない。結局のところ、彼ら彼女らの本性はその程度だということなのだろう。 自らが称揚し続けた政権の主が銃殺されるという決定的重大事を前にしても、悔い改めることもなく、憤りを露にすることもなく、政治生命を賭けて真相の解明と教団の追及に全力を傾けることもなく、カマトトぶって嵐の過ぎ去るのを待つ。国の誇りとか、国を愛せとか、国民の生命を守るのが政治の使命などと常日ごろは勇ましいことを口にしていても、いざとなれば我が身の保身と政治的打算が第一。今回の歴史的重大事件は、そういう自称愛国者たちの薄っぺらな仮面も無惨に引き剥がして見せた。(2022.10)』、「自らが称揚し続けた政権の主が銃殺されるという決定的重大事を前にしても、悔い改めることもなく、憤りを露にすることもなく、政治生命を賭けて真相の解明と教団の追及に全力を傾けることもなく、カマトトぶって嵐の過ぎ去るのを待つ。国の誇りとか、国を愛せとか、国民の生命を守るのが政治の使命などと常日ごろは勇ましいことを口にしていても、いざとなれば我が身の保身と政治的打算が第一。今回の歴史的重大事件は、そういう自称愛国者たちの薄っぺらな仮面も無惨に引き剥がして見せた」、確かにその通りだ。

第三に、4月1日付けAERAdot「「エホバの証人」2世らが答えたアンケートの衝撃的な中身 「下着を脱がされて尻にむち打ち」「泣き叫ぶと回数が増える」」を紹介しよう。
https://dot.asahi.com/dot/2023033100018.html?page=1
・『宗教団体「エホバの証人」の元2世信者らに対するアンケート結果が衝撃を与えている。国会の委員会質問で立憲民主党の山井和則衆院議員が取り上げたそのアンケート結果には、幼少期に人目がある中で下着を脱がされて親にむち打ちをされたことや「周りの人たちに体を押さえつけられた」「泣き叫ぶとむち打ちの回数が増えた」などという、信じがたい行為が記されていた。より痛みが強くなるように加工した道具が使われたり、親同士でどの道具が効果的か情報交換も行われたりしていたという。「私たちが何をされてきて、今どう生きているかを知ってほしい」(元2世信者)。調査から垣間見える虐待の実態と、大人になった当事者たちの心の声とは。 調査を行ったのは「エホバの証人」の元2世信者らでつくるグループ「JW児童虐待被害アーカイブ」。2021年9月に、SNSを通じて実施した。同グループ代表の綿和孝さん(44=仮名)も元2世信者である。 アンケート対象者はエホバの証人の親からむち打ちをされた(または「した」)経験がある、1970~2000年代生まれの元信者205人と、現役信者20人の計225人。うち217人がむち打ちを「された」経験があり、8人が「した」経験があったという。 エホバの証人といえば、かつて裁判にもなった「輸血禁止」が知られているが、その他にも、子どもでは、自由な恋愛や誕生日会、クリスマスパーティーなどのお祝い事は禁止、など独自のルールがある。布教活動に励むため、学校の友人と遊ぶことや部活動を制限されたり、大学進学を諦めさせられたりするケースもあるとされる。 さらに今、「虐待」として問題視されているのが、日常的に子どもをむちで打つという行為。教団のホームページには「懲らしめは愛の表れ」として、「むちを控える人は子供を憎んでいる。子供を愛する人は懲らしめを怠らない」との聖書の言葉が紹介されている。) 綿和さんは実態をこう話す。 「教団は子どもへのむち打ちを推奨していました。『巡回監督』や『長老』という幹部が、集会の場などでむち打ちを勧める発言をしていたんです。私も何度もされましたし、他の子どもたちがされている場面も数えきれないほど見ました。ところが、教団はそうした虐待を認めないばかりか、むち打ちはなかった、などと歴史を消し去ろうとまでしている。私たちが子ども時代に何をされてきたか、事実を知っていただきたいと強く願っています」 実際、綿和さんらが行った調査結果には、驚くべき回答がならぶ。以下、主な質問項目と回答をピックアップしてみる』、「アンケート対象者はエホバの証人の親からむち打ちをされた(または「した」)経験がある、1970~2000年代生まれの元信者205人と、現役信者20人の計225人。うち217人がむち打ちを「された」経験があり、8人が「した」経験があったという」、「教団は子どもへのむち打ちを推奨していました。『巡回監督』や『長老』という幹部が、集会の場などでむち打ちを勧める発言をしていたんです。私も何度もされましたし、他の子どもたちがされている場面も数えきれないほど見ました。ところが、教団はそうした虐待を認めないばかりか、むち打ちはなかった、などと歴史を消し去ろうとまでしている」、今になって否定するとは悪質だ。
・『▼むち打ちが始まった年齢と、終わった年齢  「された」217人のほぼ全員が小学校低学年までに始まったと回答した。そのうち約75%に当たる162人は、就学前からむち打ちを受けていた。 むち打ちがいつまで続いたかについては、「小学校高学年まで」と「中学生まで」との回答がそれぞれ全体の30%を超えた。高校生まで続いた人も14人、高校卒業以降も続いたとの回答が3人いた。 ▼むち打ちをした人  「した」人も含む225人のほぼ全員が「母親」と回答。父親は全体の約24%に当たる54人だった。幹部など、両親や親族以外からむち打ちを受けた人も19人いた(複数回答)。 ▼むち打ちの道具  さまざまな道具を使い分けていたようで、「革ベルト」「ホース」「物差し」との回答がそれぞれ約50%いた(「した」人も含む、以下同)。「電気コード」や「野球バット」という回答もあった(同)。 さらに、たたきやすく、より痛みが強くなるように道具を加工していたケースも多かったようだ。 「束ねた電気コードや折りたたんだ革ベルトをビニールテープで巻いたもの」 「ガスホースに金属製のパイプを入れたもの」 「竹の根をむち用に細くしたもの」 など30もの加工事例があり、集会で「長老」が自作したむちを親たちに配ったり、もうけが目的ではないものの、わざわざ売っていたりしたこともあったという』、「たたきやすく、より痛みが強くなるように道具を加工していたケースも多かったようだ」、「「束ねた電気コードや折りたたんだ革ベルトをビニールテープで巻いたもの」 「ガスホースに金属製のパイプを入れたもの」 「竹の根をむち用に細くしたもの」 など30もの加工事例があり、集会で「長老」が自作したむちを親たちに配ったり、もうけが目的ではないものの、わざわざ売っていたりしたこともあったという」、そこまでするのかと驚かされた。
・『▼一度の平均で何回ぶたれたか。また、一度にぶたれた最大の回数は何回か  一度の平均の中央値は10.4回。ただ、20回以上は36人いて、うち100回も5人いた。 最大で見ると、中央値は27.3回。50回以上が32人いて、うち100回が20人。300回以上も2人いた。 ▼むち打ちに併せて行われたことはあったか  「自分で下着を下ろしてお尻を出す」が約81%の182人。 「泣き叫ぶと回数が増える」が約62%の140人。 「むち打ち前にあいさつを言う」「むち打ち後にお礼を言う」は約28%の約60人。 「終わると抱きしめられる」は約21%の47人いた。(同) ▼むち打ちをされた理由  これについては、宿題を忘れた、ウソをついた、友達のものを盗んだなど、子どもの教育上、叱られること自体は仕方ない理由も目立つ一方で、理不尽な内容もあった。 「幼稚園で誕生日の歌を歌ったのがバレた」 「祭りにこっそり参加したのがバレた」 「世の子(エホバの証人ではない家の子ども)と遊んだ」 「友達からマンガを借りた」 「異性と連絡を取った」 「奉仕中(住居を訪問しての勧誘活動)に(日射病で)歩けなくなって迷惑をかけたから」 一般的に考えて、子どもが学校の友達と遊んだり、友達の誕生日を祝ったりしても親にぶたれることはない。ましてや、加工した“凶器”を使われることはない。 ただ、回答者の多くが幼少期を過ごした時代は、体罰が教育の手段として半ば容認されていた。エホバの証人の信者ではなくとも、親や教師から平手打ちやげんこつをくらった人は多いだろう。マンガやテレビドラマでも体罰のシーンが美談として描かれている作品があった。 そうした時代背景もあってか、2世の子どもが勇気を出して誰かに相談しても「虐待」とは認めてくれなかったという。 元2世信者の手塚麻子さん(41=仮名)も、その一人だ。 小学生のころ、集会で落ち着きがない態度を取るなどの“粗相”をすると、親に下着を脱がされて、革のベルトで尻にむち打ちをされた。 「大人の信者が、時には親しい信者や2世の子どもたちにも手伝わせて粗相した子を押さえつけ、下着を脱がせてたたいていましたし、私もされました」) 痛くて恥ずかしくて、泣き叫びながらたたかれ続け、終わると親が「これは愛なんだ」と抱きしめてくる。そんな日常だった。 高校時代、教師に勇気を出して打ち明けたところ、教師はこう答えた。 「いいご両親じゃないか」 親に対する思春期のよくある悩みとして、片付けられてしまった。手塚さんの孤独感は、より深まったという。 だが、回答からは教育とも愛情とも受け取れない虐待の状況が伝わってくる。 「集会中に子どもたちが次々と引きずってトイレに連れていかれ、泣き叫ぶ声が聞こえてきていた」 「(集会で)子どもがむちを打たれる音と、口を押さえられてくぐもる泣き声うめき声が響き渡っていたが、『親子ともに頑張っている』と称賛されていた」 「王国会館にむち打ち専用の『懲らしめ室』があった」 「親同士でどのむちが一番効き目があるかを相談していた」 個々人の特別なケースでは決してなく、調査には、上記と同じような経験をした回答が多数寄せられている。そして、これらの行為を幹部らが正しい行為だと推奨し、親たちに勧めていたとの回答が目立った。 綿和さんもこう証言する。 「幹部が虐待を推奨するだけではなく、親同士も、より痛みを感じる道具について、あれがいいこれがいいなどと情報を交換していました。なかなか想像できないと思いますが、むち打ちは本当に痛いんですよ。私も片方のお尻がみみず腫れになって痛くて、授業中は体を傾けていすに座っていました」 もっとも問題なのは、幼少期の虐待によって元2世信者らが大人になった今も精神面で深刻な問題を抱えているという現実である。 調査に対し、むち打ちを「された」人の「人格形成にネガティブな影響があった」という回答は約74%。半数以上が「精神的な後遺症がある」と答えている。 その詳細を見ると、 「親が高齢になり助けを求めてきたら復讐(ふくしゅう)したい」「そのうち親を殺してしまいそうだ」という怒りに支配されるケース。 「自分が何者なのかわからない」「愛されているということの意味が理解できない」などの虚無感。 「ふとしたときに死にたくなる」などの自殺願望を抱く人。「うつ病で精神科に通院している」など、うつ症状の回答も約40あった。むち打ちのシーンがフラッシュバックしたり、不眠に苦しんでいたりする人も多かった。) また、子どもに対する暴力を正当な行為だととらえてしまったり、自分の子どもをたたきたい衝動にかられてしまったりする「虐待の連鎖」に苦しんでいるという回答も複数あった。 手塚さんも幼少期を振り返り、思いを話す。 「私の場合は、たたかれ続けているうちに、いつの間にかむちが快楽のようなものに変わっていきました。私は親に愛されているんだ、これが愛なんだ。もっとたたかれたい、もっと愛されたいって。抵抗できない子どもがゆえ、認知が大きくゆがんで育ってしまうんです。さらに、他人や社会と接することもずっと制限されてきましたから、脱会してもどうしていいかがわからず、生きづらさに直面します。私と同じように、元2世信者の多くが苦しんでいます。『昔よくあった体罰を受けた』のではなく、幼少期に大変な思いをして、今も後遺症を抱えながら生きているということを知っていただきたいです」 淡々と話す手塚さんだが、時折うつむき、表情が苦しそうになった。 これらの行為について、教団はどう答えるのか。 AERA dot.がエホバの証人に対して「むち打ちを組織的に奨励してきたのか」「子どもへの輸血を拒否しているのはなぜか」と質問したところ、「具体的な事例が事実認定されているわけではない」として、エホバの証人の考え方を記したという「メディア用ステートメント(声明)」を送ってきた。 その中では、 「エホバの証人は児童虐待を容認していません。エホバの証人の出版物は一貫して、子どもを愛情深く教え導くよう親に勧めてきました。(中略)しつけには、子どもが悪いことをしたときに矯正することも含まれます。とはいえ、しつけは子どもに対する愛に基づいて行われるべきであり、決して虐待したり、冷酷に接したりすべきではありません」 「聖書に出てくる『懲らしめ』という語は、教え諭すことや正すことに関連しており、虐待や残酷さとは全く関係がありません。エホバの証人の出版物は『懲らしめ』を(1)愛情をもって(2)適度に(3)一貫して与えるように勧めています」) また、子どもへの輸血拒否については、 「エホバの証人が輸血を受け入れないのは、医学的な理由ではなく、宗教上の理由です。『血……を避けて』いるようにという聖書の言葉に従いたいと願っているからです」 「エホバの証人は、輸血やその他の治療法を受け入れるかどうかは、各人の個人的な決定であると教えており、強制されたり、圧力を受けたりして決めることではないと考えています。個々のエホバの証人は、聖書の原則に基づいて、どんな治療を選ぶかを個人的に決定します」などと記されていた。 綿和さんは、強く憤る。 「教団は、虐待を認めて謝罪すべきです。間違っていたことを公に認めなければ、これからも子どもたちがたたかれ続ける可能性があります。実際、このアンケート結果を公表してから、今でもまだ信者の家庭内でむち打ちが続いていることや、子どもが教団から離れないようにするためにむち打ちは必要だと話す信者が多くいる、という証言が集まっています。ただ、おそらく教団は(批判の)嵐が過ぎるのを待っているだけで、変わるつもりはないでしょうね」 学校の友達と遊ぶ。マンガを読む。誰かの誕生日を祝う。集会でちょっとはしゃぐ。思春期に自由に異性に興味を持って仲良くなったり、好きになって交際したりする。 話を聞いた2人によると、そんなたわいのない経験すら許されず、人生の楽しみや、夢や希望を持つことができないまま大人になっていくのが2世信者たちの姿だという。 親に頼るしかなく抵抗もできない子どもたちに深い傷を残していることについて、教団は正面から向き合った方がいいのではないか』、「「幹部が虐待を推奨するだけではなく、親同士も、より痛みを感じる道具について、あれがいいこれがいいなどと情報を交換していました」、「むち打ちを「された」人の「人格形成にネガティブな影響があった」という回答は約74%。半数以上が「精神的な後遺症がある」と答えている。 その詳細を見ると、 「親が高齢になり助けを求めてきたら復讐(ふくしゅう)したい」「そのうち親を殺してしまいそうだ」という怒りに支配されるケース。 「自分が何者なのかわからない」「愛されているということの意味が理解できない」などの虚無感。 「ふとしたときに死にたくなる」などの自殺願望を抱く人。「うつ病で精神科に通院している」など、うつ症状の回答も約40あった。むち打ちのシーンがフラッシュバックしたり、不眠に苦しんでいたりする人も多かった」、「半数以上が「精神的な後遺症がある」」とは深刻だ。「「聖書に出てくる『懲らしめ』という語は、教え諭すことや正すことに関連しており、虐待や残酷さとは全く関係がありません。エホバの証人の出版物は『懲らしめ』を(1)愛情をもって(2)適度に(3)一貫して与えるように勧めています」、「虐待や残酷さとは全く関係がありません」は苦しい言い訳だ。

第四に、4月3日付け日本!ニュース「韓国系キリスト教団体が日本のホームレスに現金をばら撒く理由…その恐るべき資金力の秘密」を紹介しよう。
https://incident-wo.com/post-75489/
・『ー前略ー ホームレスの命を支える公園炊き出しの意外な担い手  東京という場所では、ホームレスであっても飢えを感じずに生活ができるくらい連日のように各地で炊き出しが行われている。とくに多くのホームレスがアテにしていたのが、台東区にある上野公園で週に4日行われる炊き出しだった。この炊き出しは4つの韓国系キリスト教団が週に1回ずつ、食料を配給している。 ー中略ー 「上野公園でやっている炊き出しは昔からずっと韓国系キリスト教会がメインなんだよね。新宿でも韓国系キリスト教会が炊き出しをやっている。なぜかというとね、こういう慈善活動を写真や動画に収めて母国で発表すると、国の富裕層から寄付金がものすごい額集まるんだ。それで儲かっちゃうんだから。バブル崩壊時の90年代前半、上野公園には600人を超すホームレスが生活していんだけど、そのとき、ホームレスたちの食事を支えていたのもやっぱり韓国系キリスト教会が中心だったよ」』、「上野公園」や「新宿」「でやっている炊き出しは昔からずっと韓国系キリスト教会がメインなんだよね」初めて知った。
・『炊き出しの現場にベンツで乗り付ける協(注:正しくは「教」)会関係者  この炊き出しを受けるには、まず韓国人の牧師または神父の説教を聞かなければならない。炎天下の中、立ちながら30分もわけのわからない話を聞き続けるのは非常に苦痛だ。代表と思われる韓国人の男が、舞台俳優のような演技で叫ぶ。 「一人一人がこの暑さの中で神様の御言葉を聞こうと来ました。誰一人として熱中症にかかることなく、主がその健康を守ってくださることを切に願います。そして今日、神様の御言葉を聞いて――」 話の途切れ目のたびに「まだ続くのか」と周囲から溜め息が漏れ、「もうわかったから勘弁してくれ」といった雰囲気で「アーメン!」、「ハレルヤ!」という野次が飛び交う。暑さでフラフラになっている老人などお構いなしで演説は永遠と続くのだが、たしかにその様子をスタッフたちはきちんと写真や動画に収めているのだ。 そのスタッフたちはというと、炊き出しの現場にベンツやBMWに乗ってくることもある(前出のホームレス談)。そういった姿を日常的に見ているため、教会に対して感謝というよりもむしろ、「自分たちのおかげで教会は儲かっている」とすら考えているホームレスもいるくらいだ』、「炊き出しを受けるには、まず韓国人の牧師または神父の説教を聞かなければならない」、当然だろう。「韓国」の「教会」は財政的に豊かなようだ。
・『かつてはひとり1万円の無償配布も  新宿区大久保にある韓国系キリスト教会では、週に1回行われる炊き出しのうち、月に1回は参加者全員に現金を配ってくれる。筆者も一度参加したことがあるが、参拝堂に実に300人以上の人たちが集結していた。行列に並び、自分の番が来ると現金が入った封筒と弁当をひとつもらえる。その際は一人3000円の配布だったので、単純計算で90万円の現金をばら撒いていることになる。同じくこの教会に来ていたホームレスの男性に聞くと、過去には一人につき1万円を配っていた時期もあるそうだ。 「今は人が増えすぎて3000円に下がったけど、つい最近まで1万円くれたんだよ。並べるのはひとり1回までって決まっているけど、そんなものは誰も守らない。みんな服を替えたり、帽子をかぶったり、眼鏡をかけたりして変装して、何回も並ぶんだ。俺なんか最高で5万円もらったことがある」 現在は廃止されたというが、この教会では「皆勤賞」制度も導入されていた。月に4回、すべての炊き出しに参加すると皆勤賞として1000円がもらえる。次の月も皆勤賞だと2000円、その次は3000円というようにステップアップしていく。 筆者もホームレス生活中は韓国系キリスト教会の炊き出しに何度もお世話になった。慈善事業であり、生活困窮者を救っていることは事実である。金儲けのためにやっているわけでもないだろう。その活動の資金源についてとやかく言うつもりは一切ないが、2カ月間のホームレス生活は、彼らの資金力を目の当たりにした経験でもあった』、「月に1回は参加者全員に現金を配ってくれる」、「今は人が増えすぎて3000円に下がったけど、つい最近まで1万円くれたんだよ」、「「皆勤賞」制度も導入されていた。月に4回、すべての炊き出しに参加すると皆勤賞として1000円がもらえる。次の月も皆勤賞だと2000円、その次は3000円というようにステップアップしていく」、なかなかいい工夫をしているようだ。統一教会では、日本で集めたカネが韓国に流れたようだが、「炊き出し」では「韓国」から「日本」に流れるようだ。もっとも、金額的には前者の方が圧倒的に大きいようだ。
タグ:宗教 (その9)(エホバや統一教会2世ら「宗教虐待許さない」「法改正で組織に罰則を」 新たな支援団体設立も、「カルト権力」とは何か…青木理が安倍銃撃「以前」「以後」に書いたこの時評は日本人必読である、「エホバの証人」2世らが答えたアンケートの衝撃的な中身 「下着を脱がされて尻にむち打ち」「泣き叫ぶと回数が増える」、韓国系キリスト教団体が日本のホームレスに現金をばら撒く理由…その恐るべき資金力の秘密) 弁護士ドットコムニュース「エホバや統一教会2世ら「宗教虐待許さない」「法改正で組織に罰則を」 新たな支援団体設立も」 「Q&Aだけでは不十分で、今国会中に児童虐待防止法と児童福祉法の改正をしてほしい」と要請。エホバや旧統一教会に変化の兆しは見えず「罰則がないと組織に対して効果は限定的だ」、確かにその通りだ。 「スノードロップ」は、「宗教虐待に特化した。教育現場や児童相談所とも連携することを想定」、「有識者と2世問題を研究するほか、独自に漫画などをつくって、子どもに伝わりやすい形で厚労省のQ&Aを広く周知していく」、「宗教による児童虐待から守る仕組みづくりに貢献したい」、今後の活動に期待したい。 現代ビジネス 青木 理氏による「「カルト権力」とは何か…青木理が安倍銃撃「以前」「以後」に書いたこの時評は日本人必読である」 「カルト宗教に深々と侵蝕されていた為政者の長期執権下、この国の政治が治安機関や軍事偏重へと異様に傾斜し、それを推し進めた政権自体が一種のカルト臭さえ帯びた危険な復古性、反動性に蝕まれていたことが浮かび上がってくるはずである」、腹立たしいことだ。 「警視庁公安部が旧統一教会を組織的に調べ始めた──そんな情報を耳にした私は動向を注視したが、間もなくその動きはピタリと止まった。理由を尋ねると、公安部の幹部はこう漏らした。「政治の意向だ」と」、「以後の30年、私たちはたしかに「空白」の時を過ごしてしまった。ならばせめてこれ以上の被害を生じさせぬよう、政治と教団の怪しい蜜月は断固として断ち切らせねばならない。それが「空白」の教訓であろう」、その通りだ。 「彼を熱心に持ちあげていた人びと、熱烈に支持していた人びとは、いったいいま何を考えているのか。なぜ事件の原因を徹底解明しようとせず、解明せよと叫び声を上げることさえせず、嵐が通り過ぎるのを待つかのようにただ首をすくめているのか」、「元首相を殺そうと思い詰めるまでに1人の男を追い込んだカルト教団の反社会性に行き当たる。しかもカルト教団によって苦悶の底に突き落とされたのは決して彼1人でなく、現実には何百、何千、何万もの被害者が存在することも私たちはあらためて知らされた。 さらにいえば、そのカルト教団の実態が極度に反社会的なだけでなく、相当に“反日的”な教義を内部に抱えていたことも──。 ならば、反省すべきは反省し、同時に腹の底から憤らなければならない。野放しにされたカルト教団によって夥しい数の被害者が生み出され続け、ついには元首相が銃殺される重大事件まで引き起こされてしまったことを」、その通りだ。 「自らが称揚し続けた政権の主が銃殺されるという決定的重大事を前にしても、悔い改めることもなく、憤りを露にすることもなく、政治生命を賭けて真相の解明と教団の追及に全力を傾けることもなく、カマトトぶって嵐の過ぎ去るのを待つ。国の誇りとか、国を愛せとか、国民の生命を守るのが政治の使命などと常日ごろは勇ましいことを口にしていても、いざとなれば我が身の保身と政治的打算が第一。今回の歴史的重大事件は、そういう自称愛国者たちの薄っぺらな仮面も無惨に引き剥がして見せた」、確かにその通りだ。 AERAdot「「エホバの証人」2世らが答えたアンケートの衝撃的な中身 「下着を脱がされて尻にむち打ち」「泣き叫ぶと回数が増える」」 「アンケート対象者はエホバの証人の親からむち打ちをされた(または「した」)経験がある、1970~2000年代生まれの元信者205人と、現役信者20人の計225人。うち217人がむち打ちを「された」経験があり、8人が「した」経験があったという」、「教団は子どもへのむち打ちを推奨していました。『巡回監督』や『長老』という幹部が、集会の場などでむち打ちを勧める発言をしていたんです。私も何度もされましたし、他の子どもたちがされている場面も数えきれないほど見ました。ところが、教団はそうした虐待を認めないばかりか、む ち打ちはなかった、などと歴史を消し去ろうとまでしている」、今になって否定するとは悪質だ。 「たたきやすく、より痛みが強くなるように道具を加工していたケースも多かったようだ」、「「束ねた電気コードや折りたたんだ革ベルトをビニールテープで巻いたもの」 「ガスホースに金属製のパイプを入れたもの」 「竹の根をむち用に細くしたもの」 など30もの加工事例があり、集会で「長老」が自作したむちを親たちに配ったり、もうけが目的ではないものの、わざわざ売っていたりしたこともあったという」、そこまでするのかと驚かされた。 「「幹部が虐待を推奨するだけではなく、親同士も、より痛みを感じる道具について、あれがいいこれがいいなどと情報を交換していました」、「むち打ちを「された」人の「人格形成にネガティブな影響があった」という回答は約74%。半数以上が「精神的な後遺症がある」と答えている。 その詳細を見ると、 「親が高齢になり助けを求めてきたら復讐(ふくしゅう)したい」「そのうち親を殺してしまいそうだ」という怒りに支配されるケース。 「自分が何者なのかわからない」「愛されているということの意味が理解できない」などの虚無感。 「ふとしたときに死にたくなる」などの自殺願望を抱く人。「うつ病で精神科に通院している」など、うつ症状の回答も約40あった。むち打ちのシーンがフラッシュバックしたり、不眠に苦しんでいたりする人も多かった」、「半数以上が「精神的な後遺症がある」」とは深刻だ。「「聖書に出てくる『懲らしめ』という語は、教え諭すことや正すことに関連しており、虐待や残酷さとは全く関係がありません。エホバの証人の出版物は『懲らしめ』を(1)愛情をもって(2)適度に(3)一貫して与えるように勧めています」、「虐待や残酷さとは全く関係があ りません」は苦しい言い訳だ。 日本!ニュース「韓国系キリスト教団体が日本のホームレスに現金をばら撒く理由…その恐るべき資金力の秘密」 「上野公園」や「新宿」「でやっている炊き出しは昔からずっと韓国系キリスト教会がメインなんだよね」初めて知った。 「炊き出しを受けるには、まず韓国人の牧師または神父の説教を聞かなければならない」、当然だろう。「韓国」の「教会」は財政的に豊かなようだ。 「月に1回は参加者全員に現金を配ってくれる」、「今は人が増えすぎて3000円に下がったけど、つい最近まで1万円くれたんだよ」、「「皆勤賞」制度も導入されていた。月に4回、すべての炊き出しに参加すると皆勤賞として1000円がもらえる。次の月も皆勤賞だと2000円、その次は3000円というようにステップアップしていく」、なかなかいい工夫をしているようだ。 統一教会では、日本で集めたカネが韓国に流れたようだが、「炊き出し」では「韓国」から「日本」に流れるようだ。もっとも、金額的には前者の方が圧倒的に大きいようだ。
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