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酒(その1)(山崎元 最後に贈る「ウィスキー」ガイド、厚労省の「飲酒ガイドライン」登場 アルコール度数×摂取量で適切に管理を) [生活]

今日は、酒(その1)(山崎元 最後に贈る「ウィスキー」ガイド、厚労省の「飲酒ガイドライン」登場 アルコール度数×摂取量で適切に管理を)を取上げよう。

先ずは、昨年12月20日付けダイヤモンド・オンラインが掲載した経済評論家で「食道癌」で死亡した山崎 元氏による「山崎元、最後に贈る「ウィスキー」ガイド:本稿は、ウィスキーの飲み方、楽しみ方を説明するための、全国の酒友にお送りする、筆者のたぶん最後のウィスキーの飲み方ガイドである」を紹介しよう。。
https://diamond.jp/articles/-/336141
・『ウィスキーを楽しむための5つのポイントを解説  筆者は昨年の8月に食道癌と診断された。基本的には禁酒を言い渡される病気であり、その通りにした。一方、ウィスキーは趣味だといえるレベルにはならなかったが、筆者の長年の友達だった。 今さら自慢しても仕方がないのだが、その診断後に、筆者が、全国の酒友および潜在的な酒友に向かって「お酒を飲むな」「ウィスキーを飲むな」と言ったことは一度もない。これは、声を大にして言っておきたい。 経緯の諸々については、「山崎さんの飲み方では、胃の中では水割りだけど、食道ではストレートですね」という友人の言葉から、事情を察してくれるとありがたい。 以下、ウィスキーについて、(1)正しい飲み方、(2)価格、(3)味の覚え方、(4)ボトラーズ物の味の楽しみ方、(5)ハイボールについて、思うところをお伝えする』、興味深そうだ。
・『(1)正しい飲み方〜オンザロックが密かに軽蔑されるワケ〜  ウィスキーに力を入れたバーでは、店主と客が、オンザロック(氷を入れたグラスに酒を注ぐ飲み方)でウィスキーを飲む客を密かにばかにしている。 ウィスキーは香りを楽しむお酒なのに、温度を下げて香りを殺すからだ。 通常のテイスティングは、香りだけを楽しむ→口中に当たった感じの印象を楽しむ→口の中で味わう→飲み込んだ後の戻り香を楽しむ、と進むが、最後が問題だ。 リスクを取って、それでもストレートにするか、常温の水で1:2、ないし1:3、あるいはそれ以上に割るかどうかは、あなたの問題だ。 一般に欧米の常識では、完成品のお酒を薄めて飲むことは例外的だ。しかし、ウィスキーの場合は度数が高いし、特に日本人は高い度数に強くない。 この状況を前にしたときに「ロックで頼む!」というオーダーは、お酒は濃いし、香りは殺すしで、何もいいことがないのだから、「分かっていないなあ」と思われてしまうのだ。 なお、ウィスキーをソーダ(炭酸水)で割ったハイボールについては、(5)で後述したい』、「「ロックで頼む!」というオーダーは、お酒は濃いし、香りは殺すしで、何もいいことがないのだから、「分かっていないなあ」と思われてしまうのだ」、その通りだ。
・『(2)価格  息子世代に向けたメッセージとして筆者は、「友人たちが飲んでいるものよりも1クラスいいものを飲め」と伝えている。 サントリーのラインナップで伝えるなら、友人たちが「角瓶」を飲んでいるなら、自分一人で飲むときには「白州」や「山崎」のノンエイジ(年数表記なし)を飲むイメージだ。) 筆者個人の感想としては、ハイボールなら、ノンエイジははっきり「白州」の方がおいしいように思う。ただし、12年以上のもので比較すると、「山崎」の方が「白州」よりも明らかに出来が良いように思われる。早く偉くなって確認してみてほしい』、「ハイボールなら、ノンエイジははっきり「白州」の方がおいしいように思う。ただし、12年以上のもので比較すると、「山崎」の方が「白州」よりも明らかに出来が良いように思われる」、なるほど。
・『(3)味の覚え方〜オフィシャルボトルの「縦飲み」から〜  多くの方がご存じのように、ウィスキーは、幾つかの代表的な地域と蒸留所ごとのモルトの銘柄を覚えると、語ることができるようになる。 このモルトを覚える有効で正しい手順として、蒸留所自身が自分でボトリングした「オフィシャルボトル」の熟成年数を上げていく「縦飲み」をお勧めしたい。 蒸留所からボトリング業者が樽(たる)を買い付ける「ボトラーズ物」を飲むよりも圧倒的に数が多くて、品質が蒸留所の認める味にコントロールされていてバラツキが少なく、蒸留所ごとの個性をより正確に把握しやすい。 蒸留所単位で具体的な銘柄を挙げると、「ラフロイグ」「ラガヴーリン」「スプリングバンク」「マッカラン」「グレンファークラス」は有力候補だ。 オフィシャルボトルの縦飲みで蒸留所の個性を知っておくと、その後に銘柄単位の味を語る場合の判断基準や語彙(ごい)に自信が持てるようになる。 この、オフィシャルボトルの縦飲みの方法は、赤坂にあった旧知のバーのバーマンに、「オフィシャルに帰れ!」の言葉と共に教えてもらったノウハウなので、この機会にぜひお伝えしておきたい。 その後に、個性は豊かだが、品質にバラツキがある「ボトラーズ物」を評価し、表現するときに大いに役に立つはずだ』、「縦飲み」は確かにいい方法だ。私もスコットランドのインバネスのホテルに泊まった際に、ベル・ウィスキーの営業の人間から「縦飲み」で指導され、理解が深まった記憶がある。
・『(4)「ボトラーズ物」の味の楽しみ方  ボトラーズ物は、瓶詰め業者が蒸留所から樽を買い付けて、通常は数百本単位でボトリングしたものだ。同様な熟成年数の物は、オフィシャルボトルよりも価格が安い。オフィシャルボトルからの味のずれ方はさまざまのはずだ。 味に関しては、「外れ!」の物もあるし、「当たり!」もあって、バラツキが大きい。もちろん「当たり!」を探すのだが、ウィスキーに重点を置いたバーでは常連たちが「今度の○○(ボトラー)の、△△(モルトの銘柄)、××(熟成年数)物は、出来が良いから早く飲んでおいた方がいいよ…」などと話題になるはずだ。彼らも価格は安い方がいいし、「新しいもの」は話題としてちょうどいいからだ。 「今度のケイデンヘッドで、スプリングバンクの15年物は、年数以上のシェリー樽感があって、なかなかいい感じではないでしょうかね」などと話が進むイメージだ。 ぜひ会話に加わって、いい「お酒友達」を増やしてほしい』、想像するだけで楽しそうだ。 
・『(5)「ハイボール」は「別物」でいいのではないか  さて、ハイボールについて考えてみよう。 ハイボールは、テイスティングに関して一家言あるバーマンや常連客も、テイスティングとは「別枠」の、「カクテル」のような飲み物だと考えてくれていると思っていいのではないだろうか。 常温の水割りとは味がすっかり異なるし、何よりも現実のウィスキーマニアたちが、ハイボールを頻繁に注文しているからだ。) 現実問題として、長い夜の間には彼らも喉が渇く。そして、ビールで口直しをしたい半分弱くらいの人を除くと、ウィスキーの味が好きなので、ハイボールを注文して喉の渇きを癒やす。 ハイボールを注文することに不自然さはないはずだ。 筆者個人の感慨としては、かつて漫画仕立ての拙著『マンガでわかるシンプルで正しいお金の増やし方』(講談社)の結論部分に、キャラクターとしての「ヤマザキ先生」が、「人生は美味いハイボールを飲むためにある」と言っている場面があるので、この部分と何とか(ぎりぎり)矛盾しないウィスキーガイドなったことが幸いだ。 改めて確認するが、読者はお酒を飲んでも飲まなくてもいい。これは、ウィスキーについても同様だ。 ただし、個人的な思いとして筆者は、ウィスキーを楽しんでくれる人が増えることを願っている。 私は、ウィスキーに対して長年の付き合いに大いに感謝している。ウィスキーよありがとう!』、私は昔はウィスキー派だったが、現在はワインや焼酎派だが、気持ちは理解できる。山崎氏のご冥福を祈る。

次に、3月27日付けダイヤモンド・オンラインが掲載した医学ライターの井手ゆきえ氏による「厚労省の「飲酒ガイドライン」登場、アルコール度数×摂取量で適切に管理を」を紹介しよう。
・『2月19日、厚生労働省から国内初の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン(飲酒GL)」が公表された。 20歳以上の健康な成人を対象としたもので、個々の適切な飲酒量と飲酒行動の判断の目安として利用してほしいという。 年齢や性別による飲酒リスクを提示しているのが特徴で、たとえば高齢者は若いときより体内の水分量が減少し、同じ量のアルコールでも酔いやすく、一定量を超えると認知症リスクが上昇する、などと具体的に書かれている。 行動面のリスクでは、過度な摂取で運動機能や集中力の低下が生じ、事故やけが、他者とのトラブル、社用パソコンの紛失、そのほかに飲酒運転や未成年への飲酒強要など、法律違反に当たるケースも記載された。 健康との関連では、日本人のエビデンスに基づいて、性別の飲酒量と疾病リスクが掲載された。 男性では、少量飲酒で高血圧、胃がん、食道がんの発症リスクが上昇。さらに純アルコール量換算で週150グラム以上の飲酒では脳出血、大腸がん、前立腺がんの発症リスクが、週300グラム以上では、脳梗塞などのリスクが上昇するとしている。 女性は男性より体内の水分量が少なく、アルコール分解能が低い。また、女性ホルモンの働きでアルコールの影響を受けやすい。 そのため、少量飲酒で脳出血、高血圧リスクが上昇。週75グラム以上で脳梗塞リスク、100グラム以上で乳がんリスク、150グラム以上で胃がん、大腸がん、肝がんの発症リスクが上昇するという。 純アルコール量の換算方法は、「摂取量(ミリリットル)×アルコール度数(%)×0.8(アルコールの比重)」だ。アルコール度数5%のビール500ミリリットル缶では、「500×0.05×0.8=20グラム」。毎日1本飲み続ければ、すぐに週150グラム近くになる。適度に「休肝日」を設けるべきだろう。 飲酒GLの適切な使い方は、食物のカロリー量のように純アルコール量を飲酒の目安にすることだ。我慢しすぎない程度に調整していこう。ただし休前日の「チート飲み(注)」だけはお勧めしない』、「健康との関連では、日本人のエビデンスに基づいて、性別の飲酒量と疾病リスクが掲載された。 男性では、少量飲酒で高血圧、胃がん、食道がんの発症リスクが上昇。さらに純アルコール量換算で週150グラム以上の飲酒では脳出血、大腸がん、前立腺がんの発症リスクが、週300グラム以上では、脳梗塞などのリスクが上昇するとしている。 女性は男性より体内の水分量が少なく、アルコール分解能が低い。また、女性ホルモンの働きでアルコールの影響を受けやすい。 そのため、少量飲酒で脳出血、高血圧リスクが上昇。週75グラム以上で脳梗塞リスク、100グラム以上で乳がんリスク、150グラム以上で胃がん、大腸がん、肝がんの発症リスクが上昇するという」、ずいぶん重々しく、飲む気が失せるような代物だ。
(注)チート:ゲームなどでのいかさまの意味だが、飲みがつくた適当な訳はなさそうだ。
なお、飲酒ガイドラインは、https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001211974.pdf
タグ: 「「ロックで頼む!」というオーダーは、お酒は濃いし、香りは殺すしで、何もいいことがないのだから、「分かっていないなあ」と思われてしまうのだ」、その通りだ。 興味深そうだ。 山崎 元氏による「山崎元、最後に贈る「ウィスキー」ガイド:本稿は、ウィスキーの飲み方、楽しみ方を説明するための、全国の酒友にお送りする、筆者のたぶん最後のウィスキーの飲み方ガイドである」 ダイヤモンド・オンライン (その1)(山崎元 最後に贈る「ウィスキー」ガイド、厚労省の「飲酒ガイドライン」登場 アルコール度数×摂取量で適切に管理を) 井手ゆきえ氏による「厚労省の「飲酒ガイドライン」登場、アルコール度数×摂取量で適切に管理を」 私は昔はウィスキー派だったが、現在はワインや焼酎派だが、気持ちは理解できる。山崎氏のご冥福を祈る。 想像するだけで楽しそうだ。 「縦飲み」は確かにいい方法だ。私もスコットランドのインバネスのホテルに泊まった際に、ベル・ウィスキーの営業の人間から「縦飲み」で指導され、理解が深まった記憶がある。 「ハイボールなら、ノンエイジははっきり「白州」の方がおいしいように思う。ただし、12年以上のもので比較すると、「山崎」の方が「白州」よりも明らかに出来が良いように思われる」、なるほど。 (注)チート:ゲームなどでのいかさまの意味だが、飲みがつくた適当な訳はなさそうだ。 なお、飲酒ガイドラインは、https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001211974.pdf スク、100グラム以上で乳がんリスク、150グラム以上で胃がん、大腸がん、肝がんの発症リスクが上昇するという」、ずいぶん重々しく、飲む気が失せるような代物だ。 「健康との関連では、日本人のエビデンスに基づいて、性別の飲酒量と疾病リスクが掲載された。 男性では、少量飲酒で高血圧、胃がん、食道がんの発症リスクが上昇。さらに純アルコール量換算で週150グラム以上の飲酒では脳出血、大腸がん、前立腺がんの発症リスクが、週300グラム以上では、脳梗塞などのリスクが上昇するとしている。 女性は男性より体内の水分量が少なく、アルコール分解能が低い。また、女性ホルモンの働きでアルコールの影響を受けやすい。 そのため、少量飲酒で脳出血、高血圧リスクが上昇。週75グラム以上で脳梗塞リ
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