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「官製相場」(続報) [経済]

4月15日付けの本欄で「「官製相場」の増殖」を書いたが、今日は日経平均株価が終値で20133.9円と、15年ぶりに終値で2万円の大台を回復したこともあり、その後の「官製相場」報道と、「官製相場」色は認めつつもむりそファンダメンタルズで上がっているとの見方の2つを紹介しよう。
その後の「官製相場」報道としては、昨日のZAKZAKの「【永田町・霞が関インサイド】官製相場報道、安倍首相は“勝てば官軍” 株価2万円台突破と景気回復ムード漂うが…」がある。これは各紙の「官製相場」を紹介した後、ゆうちょ銀行による国内株式の“爆買い”にも触れている。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150421/plt1504211140001-n1.htm
ファンダメンタルズで上がっているとの代表的な見方は、本日付けのダイヤモンド・オンラインにみずほ総研チーフエコノミストの高田創氏による「日本株がバブルではなく まだ回復の途上にある理由」である。ここでは、『環境で重要なのは、日本株だけでなく世界中の株式市場が堅調なこと・・・。日本株は2009年9月の政権交代後の「失われた3年」からの戻りに過ぎない・・・日本のメディアのなかには日本株2万円は「官製相場」で持続性がないとの見方も根強いが、より重要なのは世界の中央銀行の金融緩和による「金利水没」の影響・・・日本株が今回は選ばれる立場になってきた。・・・日本株の株価収益率(PER)は歴史的に見ても、欧米と比べても割安・・・。日本企業がコーポレートガバナンスの重視も含めて、企業行動を変えようとしていることへの評価・・・日本人が意識する以上に、海外投資家は日本の株式市場の見直しに入っているのではないか』、と強気筋の投資家が泣いて喜びそうな見方を披露。
http://diamond.jp/articles/-/70506
理路整然として説得力がある見方ではあるが、ヘッジファンドなど海外投資家の比重が高くなった株式市場では、買い煽った上で、「達成感」が出たら一気に売り崩しに転じるなどの動きもあり得る。「5月暴落説」も根強い。「エコノミスト」は「理路整然と間違う」こともしばしばあることには留意が必要だ。
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コメント 1

佐々木

高田説の通りであればいいけど、そんなに甘くないのが相場の現実。これからも株式市場を取り上げてください。
by 佐々木 (2015-04-24 14:25) 

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