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日本の政治情勢(その6)(大谷昭宏氏「バカが権力を握っている」と報ずるべきだ、「国家の破綻が近い」福田元首相が安倍政権を痛烈批判、ポスト安倍、「岸破聖太郎」の攻防が始まった 4年後なら小池と小泉が参戦し大乱戦に) [国内政治]

日本の政治情勢については、7月8日に取上げたが、今日は、(その6)(大谷昭宏氏「バカが権力を握っている」と報ずるべきだ、「国家の破綻が近い」福田元首相が安倍政権を痛烈批判、ポスト安倍、「岸破聖太郎」の攻防が始まった 4年後なら小池と小泉が参戦し大乱戦に) である。

先ずは、7月10日付け日刊ゲンダイ「大谷昭宏氏「バカが権力を握っている」と報ずるべきだ」を紹介しよう(▽は小見出し、Qは聞き手の質問、Aは大谷氏の回答、+は回答内の段落)。
▽読売の前川報道は「ワケアリ」が一目瞭然
・「巨大な権力者に批判的な目を向け、説明責任を果たさせる」――。今年1月の任期最後の会見で記者団に向かってこう訴えたのは米国のオバマ前大統領だった。不都合な報道を「フェイク(偽)」と批判するトランプ大統領を意識し、メディアの権力監視の重要性を強調したのだが、この言葉を日本メディアはどう受け止めただろうか。第2次安倍政権発足後、政権に辛口のテレビコメンテーターは次々と姿を消し、大手紙では以前と比べて政権批判の記事が減ったといわれる。最近では、前川喜平前文科次官の出会い系バー通いを報じた読売新聞に対し、「官邸の意向」との批判も出たが、今のメディアの体質を気骨のジャーナリストで元読売新聞記者の大谷昭宏氏はどう見ているのか。
▽政権中枢と会食するならなれ合いになるな
Q:読売新聞の「前川前次官 出会い系バー通い」の記事について「官邸の意向を受けた前川潰し」との批判が出ました。読売OBとして、あの記事をどう見ましたか。
A:すぐに「マル是」(絶対外せない是非モノ)、「ワケアリ」と分かりました。というのも私は仕事の関係で東京と大阪を行ったり来たりしていて、東京では東京本社版、事務所や自宅のある大阪では大阪本社版を読んでいます。東京、大阪の紙面はふつう、ガラリと違います。 例えば、都議選のアンケート結果を大阪版に大きく載せても意味がないし、逆に兵庫知事選のアンケートを東京版に入れても仕方がない。どちらかがベタ扱いなど、記事の大きさ、掲載場所、見出しは全く異なります。ところが、あの記事は東京、大阪、西部本社など、いずれの紙面でも記事の配置、見出し、行数が同じ。こんな偶然はあり得ず、読売関係者が見れば一目で「マル是」「ワケアリ」。おそらくトップの意向だったのでしょう。
Q:「官邸の意向」が働いたと思いますか。
A:前川さんは1月に出会い系バーに通っていることを官邸から注意されていました。それがなぜ、5月の段階で表面化したのか。しかも、あの記事が出て、他紙やテレビは「通っていた歌舞伎町の店はどこだ」となったわけですが、歌舞伎町の出会い系バーなんて数百店舗あるのに、各社そろって同じ店に取材に駆け付けたのです。なぜそんなことができたのかといえば、官邸から伝わったからとしか考えられません。そうでなければ、多くの記者が歌舞伎町の出会い系バーを片っ端から走り回って大変なことになっていたでしょう。官邸筋がスキャンダル記事を書かせることで前川さんの“口封じ”を図った。そう考えるのが自然です。
Q:メディアが権力に迎合して個人攻撃の記事を掲載したとすれば恐ろしい話ですが、メディアの幹部が安倍首相と頻繁に会食していることも背景にあるのでしょうか。
A:お義理で、というのか定期的なのか分かりませんが、私はメディアの幹部が安倍首相と会食しても構わないと思っています。問題は食事をしたからといって、それで筆が折れるようではどうしようもないということです。極端な話、安倍首相と毎晩、食事したっていい。ヘトヘトになるまで付き合って、そこで「あなたの本音はどこにあるのか」と徹底的に聞き出せばいいのです。それが、「今度の憲法記念日にはぜひ、総理のお話を載せたい。国会でその記事を熟読して、と言っていただけると大変ありがたい」――ということが仮にあったとすれば、それは単なるなれ合い。政権もメディアもお互いの距離感が分からなくなっているのだと思います。
▽取材先のためにもダメな部分を指摘する
Q:かつての大阪読売社会部「黒田軍団」でスクープ記事を連発した敏腕記者から見て、今のメディアの記者はどう映っていますか。
A:メディアが斜陽産業と言われて久しいわけですが、それでも例えば、テレビ局は8000~9000人が採用試験に応募し、激烈な試験を越えた局員が入社してきます。ところが、何をしたいのかを聞いても答えが返ってきません。つまり、メディアに就職することがゴールになっている。 我々の世代は、何が何でも新聞記者になって、その次にどんな記者を目指すのか――ばかりを考えていました。就職イコール出発点だったのです。言葉は悪いが、伸びしろのあるバカもたくさんいたわけですが、今はそういう大化けするバカがいなくなりました。ある意味、“完成形”で入社してくるため、社会悪と闘おうという気はないのでしょう。反権力なんて意識はもともと持ち合わせていないのではないかとも思います。
Q:サツ回り(警察担当)から始まり、その後、官公庁を担当する記者の教育システムが権力寄りの記者を生む、との指摘もあります。
A:私は記者生活のほとんどが警察担当でしたが、爪と牙を抜かれて羊のようになったかといえば、そんなことはありません。ある大手紙の記者は「我々は取材先を大事にする。しかし、その取材先が腐っていて、インチキな情報を流したとすれば我々も同じように100%腐ってしまう」と言っていました。コンピューターウイルスの感染と同じようなもので、ダメなことはダメだときちんと指摘する。それが記者と取材先の本来の関係というわけです。取材先が怒るから書かないのではなく、取材先を大事にしているからこそ、書かないといけない。(権力寄りと言われる記者は)それが分かっていない。
Q:官邸の記者クラブでは、東京新聞の女性記者が菅官房長官に繰り返し厳しい質問をしたためにクラブの記者から注意されたとの話もありました。記者クラブについてはどう考えていますか。
A:排他的になっていたり、女性記者の質問を他社が抑えつけたりしていたとすれば、それは記者クラブの問題というよりもクラブ員側の問題だと思います。要するに運用の仕方です。どうも(クラブの置かれた場所の)取材先が便宜を図ってくれているとカン違いしているのではないか。だから(記者発表が予定されている内容を示す)黒板協定を守らなきゃいけないと思っている。しかし、日本新聞協会が認めている唯一の協定は「誘拐報道協定」しかありません。黒板協定なんて守る必要はないのです。
+記者クラブ制度が悪いというより、(取材対象の発言をテキスト文書にまとめる)トリテキが仕事だと思っている記者たちが、今のクラブの在り方で本当にいいのか考えるべきなのです。そして、どんどんオープンにすればいい。フリー記者の厳しい質問で、(今村雅弘復興)大臣のクビが飛んだじゃないですか。トリテキのクラブ員だけの会見だったら、あんなに面白いことは起きませんよ。
Q:特定秘密保護法、安保法、共謀罪……。いずれも安倍政権が世論を無視して強行採決で成立させた法律ですが、大手メディアは一応、反対の姿勢は取るけれども、アリバイ的というのか、どこか腰が引けていますね。
A:今の現有勢力から見れば、法案が委員会審議に付託された段階で通ったも同然です。そういう意味では、抵抗することの意味が記者の間で分からなくなっているのかもしれません。しかし、どうせ通るのだからと考えているのだとしたら、口も目も耳もふさがれたも同然ではないか。
▽安倍首相は戦後最悪の宰相
Q:そこでジャーナリストの鳥越俊太郎氏らと一緒に議員会館や日本記者クラブなどで反対集会を盛んに開いているのですね。
A:「60年安保」や「70年安保」が今も語り継がれているように、世論に訴えることに意味がある。例えば国民の内心にまで踏み込む共謀罪については、「こんな危ないものを通していいのか」「通った時は大変なことになる」と国民に訴えていかなければならない。危ないということをアピールする必要があるのです。
Q:あらためてジャーナリズムとは何だと思いますか。
A:この仕事を約50年やっていますが、ジャーナリズムが何かというのは今でも分かりません。ただ、あまたある仕事の中で、なぜ記者になったのか、何のためにやっているのかを問い続けるしかないと思っています。安倍首相は戦後最悪の宰相であり、メディアがやるべきことは、「バカが権力を握っている」ということを国民に知らせること。どんな理由があっても、決してなびいていてはならないのです。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208916/1

次に、8月3日付け日刊ゲンダイ「「国家の破綻が近い」福田元首相が安倍政権を痛烈批判」を紹介しよう。
・福田康夫元首相が2日、共同通信のインタビューに応え、「国家の破滅が近い」と語り、安倍政権を痛烈に批判した。 加計・森友問題に関連して、福田氏が厳しく指摘したのが、安倍政権が2014年に発足した内閣人事局によって幹部官僚の人事を掌握したことだ。 「各省庁の中堅以上の幹部は皆、官邸(の顔色)を見て仕事をしている。恥ずかしく、国家の破滅に近づいている」「自民党がつぶれる時は、役所も一緒につぶれる。自殺行為だ」との認識を示し、「政治家が(官僚の)人事をやってはいけない。安倍内閣最大の失敗だ」と指摘した。
・また安倍政権の運営が安定していたのは条件に恵まれていただけだと酷評した。「(自民党内に)競争相手がいなかっただけだ。(脅かすような)野党もいないし、非常に恵まれている状況だ」と分析。「そういう時に役人まで動員して、政権維持に当たらせてはいけない」と批判した。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210731

第三に、8月15日付け東洋経済オンライン「ポスト安倍、「岸破聖太郎」の攻防が始まった 4年後なら小池と小泉が参戦し大乱戦になる」を紹介しよう(▽は小見出し)。
・お盆休みに入った永田町で多くの政界関係者が口にするのが「ポスト安倍」絡みの話題だ。夏前までは既定路線化していた安倍晋三首相の自民党総裁3選への"一本道"が一転"迷路"と化し、1強政権の前に"音無し"だった自民党内にも来年9月に向けた「権力闘争」の蠢(うごめ)きが顕在化してきたからだ。
・首相が断行した8月3日の内閣改造・自民党役員人事を境に、いわゆる総理・総裁候補の顔ぶれが多様化し、岸田文雄政調会長、石破茂元地方創生相の"2強"に加え、初の女性首相を目指す野田聖子総務相や「ポスト・ポスト安倍」を視野に入れる河野太郎外相が総裁選出馬への意欲を示した。 今回の安倍人事で一気に「本命」にのし上がったとされる岸田氏は来年9月の総裁選出馬について「1年後のことなど、誰にもわからない」と煙幕を張るが、孤立化がささやかれる石破氏の出馬への決意は固く、野田氏も「必ず出る」と明言しており、安倍政権の"寿命"も絡んでの神経戦が熱を帯びる。
▽「秘蔵っ子」稲田氏脱落、「異端児」河野氏浮上
・1年前の第3次安倍再改造内閣発足後には、石破、岸田、野田3氏に次いで名前が挙がったのは稲田朋美元防衛相だった。首相自らが「将来の有力な女性首相候補」と肩入れする秘蔵っ子だったからだ。しかし、南スーダンPKO部隊の日報隠蔽問題などで「政治家としての資質に疑問符がつく言動」(自民幹部)を繰り返して防衛相辞任に追い込まれた時点で「ポスト安倍番付」から姿を消し、入れ替わるように自民党の異端児と呼ばれる河野氏が浮上した。
・このため、「ポスト安倍」候補の永田町的呼び名は1年前の「石田聖美」から、実現可能性も加味しての「岸破聖太郎」に変わった。いうまでもなく岸田、石破両氏の姓と野田、河野両氏の名を組み合わせたもので、競馬予想になぞらえれば「本命・岸田、対抗・石破、穴・野田、大穴・河野」といった意味合いだ。
・この4氏の自民党総裁選とのかかわりをみると、石破氏は2008年と2012年の2回、総裁選を戦い、河野氏も2009年に出馬している。野田氏も前回2015年総裁選で出馬を目指したが、あと一歩のところで断念を余儀なくされた。ところが岸田氏は名門派閥・宏池会(岸田派)の領袖なのに、同派所属の林芳正文科相の2012年総裁選への出馬を横目に、まだ1回も出馬どころか出馬準備もした形跡がない。
・自民党総裁選史をひもとくと、初出馬で総裁の座を射止める「一発勝負」型と、複数回の挑戦を経て頂点にたどり着く「一歩一歩」型に大別される。最近の総裁では安倍首相や福田康夫元首相は前者で、麻生太郎元首相(現副総理兼財務相)や小泉純一郎元首相は後者だ。したがって、仮に次期総裁選に岸田氏ら4氏が出馬すれば、岸田、野田両氏が「一発」組、石破、河野両氏が「一歩一歩」組として競い合う形となるわけだ。
▽「岸・石対決」は大派閥連携で岸田氏有利?
・もちろん、総裁選出馬には「本人を除く20人の推薦人」という条件に加え、派閥単位の合従連衡なども重要な要素となる。このため、永田町では「ポスト安倍の総裁選は結局、派閥領袖の岸田、石破両氏のマッチレースになる」(自民幹部)との見方が多く、出馬を狙う野田、河野両氏はまず、推薦人確保に苦闘することになりそうだ。
・では、現状での「岸田・石破対決」の形勢をみると、「党内に敵をつくらない"全方位型"の岸田氏が、敵の多い"一匹狼型"の石破氏より有利」(自民幹部)との分析がもっぱらだ。 宏池会のプリンスで「党内ハト派の代表選手」とも位置づけられる岸田氏は、政治路線が重なる額賀派との交流も深め、党内第2派閥の麻生派も宏池会の系譜にあることから「派閥の合従連衡」による総裁選なら優位に立つ可能性は大きい。対する石破氏は、自民離党後は政党を渡り歩き、復党後も所属した額賀派から抜け出し、党内無派閥組を糾合して小派閥の石破派を結成しただけに、大派閥主導の総裁選となれば劣勢なのは否めない。
・今回の人事で首相があえて岸田氏を党3役に起用したのは「個人的にも親しい岸田氏への禅譲路線をちらつかせることでの求心力強化と、安倍批判を繰り返す石破氏を孤立化させる」(自民長老)との思惑があったとみられている。
・仮に、首相が総裁3選を断念して岸田氏への「禅譲」でキングメーカーを狙う場合は、額賀、麻生両派に最大派閥の細田派や幹事長派閥の二階派も加わった「大派閥連携」を画策すると見る向きは少なくない。その場合、石破氏は党内の反安倍勢力を糾合する一方、2012年総裁選で首相を圧倒した地方票での戦いを余儀なくされるが、「数の争いでは極めて劣勢」(自民幹部)となることは避けられない。
・第2次安倍政権発足時に党内ナンバー2の幹事長に就任した石破氏は、その後の地方創生担当相や"浪人時代"も含めて、熱心に地方行脚を続けてきた。このため「地方に行けば石破氏の人気は高く、外相として海外を飛び回っていた岸田氏の知名度不足は否めない」(岸田派幹部)のが現状だ。 しかし、これからは政調会長の職務として各県連や地方ブロックでの会議に出席するため、岸田氏に弱点克服の機会が増大するのは間違いない。
・しかも、永田町での「岸田本命説」の広がりを受けて、テレビの情報番組を含めたメディアへの同氏の露出が激増しており、内閣支持率急落で"反安倍"的コメントを求めるメディアの期待に応えてきた石破氏の出番は減り始めている。  その一方で「女性首相候補ナンバーワン」(自民幹部)に返り咲いた形の野田氏や、「将来のホープ」(政府首脳)の河野氏もメデイアへの露出度は急増している。ただ、いまのところは"サプライズ閣僚"としての出演が多く、「ポスト安倍」を前提とした企画での出番は少ない。
▽「安倍3選」はなお既定路線に
・ただ、こうした「ポスト安倍レース」の構図に決定的な影響を与えるのが次期総裁選での「安倍3選」問題だ。党内を制圧してきた1強体制には陰りがみえるものの、首相自身の続投意欲に変化はみられない。  今回の岸田氏重用人事は「安倍3選と4年後の総裁選での岸田支持のバーター」(細田派幹部)との見方が多く、人事前の安倍・岸田会談では「首相が総裁選に出馬すれば岸田氏は首相支持に回ることで合意した」(首相側近)という"密約説"が永田町に流布されている。この点について岸田氏は「1年後のことなど今から明言できない」とかわし、岸田陣営でも「総裁争いの歴史をみても禅譲説など信ずるほうがおかしい」(側近)との声が少なくない。岸田氏も「総理・総裁は堂々と戦って勝ち取るもの」と周辺に語る。
・そもそも、首相が3選を断念するケースとしては、(1)総裁選前の解散・総選挙で惨敗する、(2)アベノミクスが失敗し、憲法改正も実現困難となって続投の意欲をなくす、などが想定される。したがって、首相がなお改憲実現に執念を燃やし、解散・総選挙は総裁3選後に断行するとの見方が多い現状では、なお「首相続投」が既定路線だ。その一方で「加計・森友疑惑」で首相の関与を示す決定的材料が出た場合や、10年前と同じ体調を崩しての途中退陣となれば、話し合いでの「麻生暫定政権」も浮上する可能性がある。
・このため、来年9月の総裁選が党則どおり実施される場合には「ポスト安倍は安倍」となる可能性はなお大きい。ポスト安倍が4年後の総裁選に持ち越されれば岸田、石破両氏ら4人の有力候補に加えて、国民的人気を誇る小泉進次郎筆頭副幹事長の挑戦や、小池百合子東京都知事が国政復帰しての参戦も想定され、「群雄割拠の大乱戦」にもなりかねない。小泉氏も講演などで「日本は20年の東京五輪後に大きな変革期を迎え、政治も大きく変わるので若い世代の出番となる」と決意を隠さない。
▽ネットでもてはやされる動画 「ABE IS OVER」
・ここにきてネットでもてはやされている動画がある。題名は「ABE IS OVER」。ひと昔前の大ヒット曲「ラブ・イズ・オーバー」の替え歌で、「ABE IS OVER 遅すぎたけど 終わりにしよう 切りがないから……」で始まり、サビの「……誰に代わっても忘れはしない きっと最後のファシストと刻むから」と続く。
・2年前の夏の国会周辺での安保法制反対デモの映像と、首相の苦渋に満ちた表情がかわるがわる背景映像として大写しになる。こうした政治風刺の動画はいくらでもあるが、皮肉たっぷりな歌詞と物悲しいメロデイが視聴者の感性に訴え、クリック数が激増しているという。
・首相は1強が揺らぎ始めた通常国会閉幕後の6月下旬、党役員会で「築城3年落城1日」と自らを戒めた。「出直し人事」で内閣支持率は持ち直したが、不支持理由の「首相が信頼できない」は減らないままだ。 首相はお盆休みの前半には半年ぶりに地元入りし昭恵夫人とともに父・故安倍晋太郎元外相の墓参りや地元支援者との交流に精を出し、亡き父の墓前では「初心に帰り、謙虚に誠実に丁寧に全力を尽くす」と報告した。しかし、お盆前に行われた日報問題に関する衆参両院閉会中審査に首相は出席せず、自民党は疑惑の中心人物の稲田元防衛相の参考人招致にも応じなかった。
・これから1年、永田町の政局談議はポスト安倍が中心となるが、「3選」「禅譲」「派閥の合従連衡」など国民とは無縁の"永田町用語"ばかりが飛び交う状況になれば「解散総選挙も含めて、総裁選どころか、もう一度政権交代の悪夢が現実になる」(自民長老)ことにもなりかねない。
http://toyokeizai.net/articles/-/184436

第一の記事で、大谷氏が 『読売の前川報道は「ワケアリ」が一目瞭然』、 『安倍首相は戦後最悪の宰相であり、メディアがやるべきことは、「バカが権力を握っている」ということを国民に知らせること。どんな理由があっても、決してなびいていてはならないのです』、との指摘はその通りだ。
第二の記事で、 福田元首相が 『安倍政権が2014年に発足した内閣人事局によって幹部官僚の人事を掌握・・・「各省庁の中堅以上の幹部は皆、官邸(の顔色)を見て仕事をしている。恥ずかしく、国家の破滅に近づいている」「自民党がつぶれる時は、役所も一緒につぶれる。自殺行為だ」との認識を示し、「政治家が(官僚の)人事をやってはいけない。安倍内閣最大の失敗だ』、と極めて的確に「手厳しく批判している。しかし、自民党にとっては、元首相といえどももはや「過去の人」で、影響力を持たないとすれば、それは自民党にとっても不幸なことなのではなかろうか。
第三の記事の終わりの部分で、 『ネットでもてはやされる動画 「ABE IS OVER」』、を紹介していたので、観てみたところ、極めて良く出来た傑作であった。言葉で説明するより、時間は4分38秒なので、是非、下記リンクをご一覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=p1HoGVQjhbY
タグ:https://www.youtube.com/watch?v=p1HoGVQjhbY ABE IS OVER ネットでもてはやされる動画 「ABE IS OVER」 安倍3選」はなお既定路線に 石破、河野両氏が「一歩一歩」組 岸田、野田両氏が「一発」組 「岸破聖太郎」に変わった 1年前の「石田聖美」から 秘蔵っ子」稲田氏脱落、「異端児」河野氏浮上 内閣改造・自民党役員人事を境に、いわゆる総理・総裁候補の顔ぶれが多様化 ポスト安倍、「岸破聖太郎」の攻防が始まった 4年後なら小池と小泉が参戦し大乱戦になる 東洋経済オンライン そういう時に役人まで動員して、政権維持に当たらせてはいけない」と批判 安倍政権の運営が安定していたのは条件に恵まれていただけだと酷評 「各省庁の中堅以上の幹部は皆、官邸(の顔色)を見て仕事をしている。恥ずかしく、国家の破滅に近づいている」「自民党がつぶれる時は、役所も一緒につぶれる。自殺行為だ」との認識を示し、「政治家が(官僚の)人事をやってはいけない。安倍内閣最大の失敗だ」と指摘した 福田氏が厳しく指摘したのが、安倍政権が2014年に発足した内閣人事局によって幹部官僚の人事を掌握したことだ 「「国家の破綻が近い」福田元首相が安倍政権を痛烈批判」 安倍首相は戦後最悪の宰相であり、メディアがやるべきことは、「バカが権力を握っている」ということを国民に知らせること。どんな理由があっても、決してなびいていてはならないのです。 60年安保」や「70年安保」が今も語り継がれているように、世論に訴えることに意味がある 記者クラブ制度が悪いというより、(取材対象の発言をテキスト文書にまとめる)トリテキが仕事だと思っている記者たちが、今のクラブの在り方で本当にいいのか考えるべきなのです 記者生活のほとんどが警察担当 取材先のためにもダメな部分を指摘する 官邸筋がスキャンダル記事を書かせることで前川さんの“口封じ”を図った。そう考えるのが自然です おそらくトップの意向 「マル是」(絶対外せない是非モノ)、「ワケアリ」と分かりました 出会い系バー通いを報じた読売新聞 前川喜平前文科次官 第2次安倍政権発足後、政権に辛口のテレビコメンテーターは次々と姿を消し、大手紙では以前と比べて政権批判の記事が減ったといわれる 読売の前川報道は「ワケアリ」が一目瞭然 大谷昭宏氏「バカが権力を握っている」と報ずるべきだ 日刊ゲンダイ (その6)(大谷昭宏氏「バカが権力を握っている」と報ずるべきだ、「国家の破綻が近い」福田元首相が安倍政権を痛烈批判、ポスト安倍、「岸破聖太郎」の攻防が始まった 4年後なら小池と小泉が参戦し大乱戦に) 日本の政治情勢
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