スポーツ界(その36)(高校陸上の星 ドルーリー選手の無断撮影相次ぐ ネットで自宅特定の動きも 弁護士「抑止力がない」、夏の甲子園「丸刈りでない」慶應高校”103年ぶりの快挙”が伝える「大きな変化」 子育てアップデート102 丸刈りと高校球児、慶応高の“美白王子”丸田湊斗選手の活躍で「ニベア」の日焼け止めが話題 担当者は「まさか」と驚き) [社会]
スポーツ界については、本年7月19日に取上げた。今日は、(その36)(高校陸上の星 ドルーリー選手の無断撮影相次ぐ ネットで自宅特定の動きも 弁護士「抑止力がない」、夏の甲子園「丸刈りでない」慶應高校”103年ぶりの快挙”が伝える「大きな変化」 子育てアップデート102 丸刈りと高校球児、慶応高の“美白王子”丸田湊斗選手の活躍で「ニベア」の日焼け止めが話題 担当者は「まさか」と驚き)である。
先ずは、8月20日付け弁護士ドットコム「高校陸上の星、ドルーリー選手の無断撮影相次ぐ ネットで自宅特定の動きも、弁護士「抑止力がない」」を紹介しよう。
https://www.bengo4.com/c_18/n_16403/
・『陸上女子のドルーリー朱瑛里選手(岡山県立津山高1年)に注目が集まっている。今年1月におこなわれた都道府県対抗女子駅伝で17人抜きの走りをみせ、区間新記録を達成。初の全国高校総合体育大会(インターハイ)でも、女子1500メートルで3位に入り、「陸上界の新星」と取り上げられている。 一方で、プライバシーや肖像権に関する問題も起きている。過度な報道や無断撮影に不安を感じるとして、2月にはコメントを発表して大会を休場した。ドルーリー選手の代理人である作花知志弁護士は言う。 「1月の駅伝後に取材が殺到し、自宅付近の練習風景を無断で掲載されたり、友人の家にまで取材がいったりするようになりました。当時は中学生でしたし、怖かっただろうと思います。親権者の依頼を受け、2月の大会を欠場するとともに、プライバシーや肖像権を守ってほしいというコメントを私のほうから発表しました」(作花弁護士) 競技中のドルーリー選手を延々と撮ってネットにアップしている人もいた。また、ネットのまとめサイトや掲示板には、自宅の場所がわかるような情報や写真が掲載されて、作花弁護士が10件近く削除要請をおこなったという』、「ドルーリー選手」は確かにネットで大騒ぎされるに値するかわいさだが、「自宅の場所がわかるような情報や写真が掲載」というのは明らかに行き過ぎだ。
・『スポーツ紙が取材に殺到、オリンピックへの期待も 一体なぜ、ここまで注目が集まったのか。ドルーリーさんを複数回取材したという記者はこう話す。 「ドルーリーさんが17人抜きをした大会の前に、全国高校サッカー選手権で岡山学芸館高が初優勝したり、津山出身のお笑いコンビ『ウエストランド』がM-1グランプリで優勝したりして、『岡山旋風』の流れがありました。それもあって、より話題性が高まったんです。その後、普段なら来ないだろうスポーツ紙が、地元の大会の取材に来るようになりました」(記者) もちろん、実力も折り紙つきだ。今回のインターハイ(全国高校総体)も現場で見ていたという前述の記者はこう話す。 「女子1500メートル決勝は、高校1年生の歴代最高となる記録でしたし、伸び代しかありません。最後のスパートで加速したときには、観客からもどよめきと声援が出ていましたね。未来のオリンピック選手として期待されていますし、今後も大会の結果次第ではフィーバーが続くでしょう」(記者)』、「女子1500メートル決勝は、高校1年生の歴代最高となる記録でしたし、伸び代しかありません。最後のスパートで加速したときには、観客からもどよめきと声援が出ていましたね。未来のオリンピック選手として期待されていますし、今後も大会の結果次第ではフィーバーが続くでしょう」、これでは騒ぐなという方が無理が多い。
・『インターハイでも不審な撮影 一方で、アスリートをめぐっては、競技に取り組む選手たちを性的な意図を持って撮影する「アスリート盗撮」が問題となっている。今回のインターハイでも、警察に引き渡した事例があった。 全国高校総体・札幌市実行委員会の陸上担当によると、保護者でも関係者でもない人が不特定多数の女性選手を撮影していたという。 本部で事情を聞いたところ、他県の大会でも運営から指導を受けていることがわかり、警察に引き渡した。その後、インターハイに来る前にも、近隣のJR駅構内で盗撮をしていたことが警察で発覚したという。 インターハイでは、各審判員や本部役員がスタンドに目を配り、不審者と思われる人物がいれば声かけをしたり、スタンドに通報用本部直通QRコードを貼り、観客にも情報提供を呼びかけたりする対策をとったという。 このようなアスリート盗撮は、着衣の上からの撮影のため、7月に新設された「撮影罪」の対象にはならない。ただ、こうした撮影行為の規制についても検討するよう附帯決議で盛り込まれた。 作花弁護士は「都道府県の迷惑防止条例の適用はあるものの、刑が軽く抑止力にならない。もし今後も立法されない場合には、国会が法律を制定しないその立法不作為が、憲法に違反しているとして、何人かのアスリートが原告になって裁判を起こすことも手だ」と話している』、「アスリート盗撮は、着衣の上からの撮影のため、7月に新設された「撮影罪」の対象にはならない。ただ、こうした撮影行為の規制についても検討するよう附帯決議で盛り込まれた』、「アスリート盗撮」を実効性ある形で規制する法改正が必要なようだ。
次に、8月21日つけFRauが掲載したジャーナリストの島沢 優子氏による「夏の甲子園「丸刈りでない」慶應高校”103年ぶりの快挙”が伝える「大きな変化」 子育てアップデート102 丸刈りと高校球児」を紹介しよう。
https://gendai.media/articles/-/115059?imp=0
・『災害級の猛暑の中で開催された2023年夏の甲子園「全国高等学校野球選手権大会」。 熱中症予防のために5回にクールダウンタイムを設けるなど、新たなルールも組み込まれた。その一方で、甲子園文化がアップデートされつつあるようだ。 スポーツや教育の現場を長く取材してきたジャーナリストの島沢優子さんが伝える。 島沢優子さん連載「子育てアップデート~子どもを伸ばす親の条件」これまでの記事はこちら』、興味深そうだ。
・『「丸刈りでない高校」3校が準々決勝に 夏の甲子園 第105回全国高校野球選手権記念大会)で準々決勝進出を果たした8校のうち3校が「丸刈りでない」ことが話題になった。神奈川県代表の慶應義塾高等学校(慶応)と茨城の土浦日本大学高等学校(土浦日大)、そして大谷翔平を生んだ岩手の花巻学院花巻東高等学校(花巻東)である。調べてみると、昨夏のベスト8校に丸刈りではない学校はゼロ。報じた記事には4千件近いコメントが寄せられたが「丸刈りはやめて自由にすればいい」との意見が多かったと感じる。 テレビでも多くの人が視聴する夏の甲子園。長髪だからダメだなんて思わないのではないだろうか そして慶応は8月19日の沖縄尚学高校戦、6回に打者10人の猛攻で7対2と逆転勝ち。実に103年ぶりの4強を決めた。土浦日大もこれに続いた』、「準々決勝進出を果たした8校のうち3校が「丸刈りでない」、「昨夏」は「ゼロ」からはずいぶん進歩したものだ。
・『「坊主にして出直せ!」 この状況、昨今注目されている「ブラック校則」と類似していないだろうか。下着の色指定や髪の黒染め強要など、今現在の社会通念に照らすと合理性を欠く内容なのに、規律を維持する方法として長年採用されてきた。それが世の中の注目を浴びたことで、昨年度は都立高校が5項目の全廃を決め男子生徒のツーブロックなどはOKになった。 実はこの理不尽な校則に最も多いのが、頭髪に関する規制だ。だからなのか、高校野球でも、これまで当然のように頭髪規制が敷かれ、いたるところに丸刈り信仰が散見できた。強豪校は丸刈り、髪を伸ばしている学校は弱小といった古いイメージが根強いうえ、丸刈りでない学校が負けると甲子園で「坊主にして出直せ!」とヤジが飛ぶという。 さらにいえば、試合に負けたら、罰として五厘にしろと監督から命じられると聞いた学校はひとつや二つではない。生徒たちは「髪を切れば気合が入って次は勝てる」という何の根拠もない理由付けを黙って受け入れていた。 果たして、丸刈りにどのくらい教育的メリットがあるのだろか。 大人たちは「髪型で野球をするわけではない」というけれど、教育的な視点や時代との適合性の面から思考する必要があるのではないか』、「強豪校は丸刈り、髪を伸ばしている学校は弱小といった古いイメージが根強いうえ、丸刈りでない学校が負けると甲子園で「坊主にして出直せ!」とヤジが飛ぶという。 さらにいえば、試合に負けたら、罰として五厘にしろと監督から命じられると聞いた学校はひとつや二つではない。生徒たちは「髪を切れば気合が入って次は勝てる」という何の根拠もない理由付けを黙って受け入れていた。 果たして、丸刈りにどのくらい教育的メリットがあるのだろか。 大人たちは「髪型で野球をするわけではない」というけれど、教育的な視点や時代との適合性の面から思考する必要があるのではないか」、その通りだ。
・『髪型ひとつ決められないのは「主体的学び」か 公益財団法人日本高等学校野球連盟(高野連)は「日本学生野球憲章」で、以下のようにうたっている。 「国民が等しく教育を受ける権利をもつことは憲法が保障するところであり、学生野球は、この権利を実現すべき学校教育の一環として位置づけられる。この意味で、学生野球は経済的な対価を求めず、心と身体を鍛える場である」 野球は学校教育の一環であるとするならば、その内容はその時代を生き抜く子どもに寄り添ったものである必要がある。思考停止を招く要素が少しでもあってはならないだろう。そのあたりをくみ取っているからこそ、文部科学省でも以前から「主体的な学び」を掲げているではないか。個人的には、髪型ひとつ決めさせないで主体的学びとは言えないだろうと思う。 よって球児の丸刈りに、上述した「坊主にして出直せ」「負けたら五厘にしろ」のように、誰かから何かを強制される受け身の文化を感じる。この文化という面で考えると、慶応、土浦日大、花巻東の3校に共通するのは「主体性を重視した指導」だ。自己決定力や自主自律を育てようとしている』、「思考停止を招く要素が少しでもあってはならないだろう。そのあたりをくみ取っているからこそ、文部科学省でも以前から「主体的な学び」を掲げているではないか。個人的には、髪型ひとつ決めさせないで主体的学びとは言えないだろうと思う」、その通りだ。
・『少子化だけで説明できないほどの「野球人口」の減少 少子化だけで説明できないほどの「野球人口」の減少 先ごろプロ野球の若手選手に対し研修を行う機会があったが、周囲の大人たちは彼らの主体性の無さを嘆いていた。もちろん全員ではないが主体性が育まれているかに関して、私から見ても疑問符が付いた。 このことは誰よりも指導者が気づいているようだ。 高野連は今年6月、全国の加盟校硬式野球部を対象に、5年ごとに行う「高校野球実態調査」の結果を発表した(99.2%に相当する3788校が回答)。「頭髪の取り決め」が丸刈りの学校は約26.4%。わずか5年前の約76.8%に比べると大幅に減り、髪型自由の学校が急増している。 背景には、今回ベスト8入りした3校のような「丸刈りにしなくても強い学校」の影響があるに違いない。今夏は宮城県予選で敗れたが、春のセンバツに出場した東北高校なども、昨年就任した佐藤洋監督が「髪型は自由」と生徒に任せている。 もうひとつ、競技人口減少への危機感も手伝って大人たちが部員集めのために「脱・丸刈り」へ舵を切ったとも考えられる。日本高野連によると、全国の高校の硬式野球部員は2022年度で13万1259人。17年度に比べ約3万人減で9年連続減った。少子化による自然現象では説明できないダウンだ』、「頭髪の取り決め」が丸刈りの学校は約26.4%。わずか5年前の約76.8%に比べると大幅に減り、髪型自由の学校が急増している」、なるほど。
・『「少年野球のところから変えたい」 一方で、この日本の野球危機を実感している指導者や、プロ野球の育成関係者やスカウトらはSNSで警鐘を鳴らしたり、不適切指導の改善のためにセミナーを開くなど力を尽くしている。そのひとりが、「一流のスポーツマンのこころ」と銘打つ講義で、一流アスリートになるための心得をのべ6万人超に伝えてきた、スポーツ原論の専門家である高橋正紀・岐阜協立大学経営学部教授(高橋の「高」は本来ははしご高)だ。 同大学でサッカー部総監督と野球部部長を兼任。ゼミの卒業生がコーチを務める少年軟式野球の強豪、北名古屋ドリームスで2016年から定期的にセミナーをしている。指導者に向けても行っている。 「高校球児を育成する少年野球のところから変えたいと思ってやっている。少年のカテゴリーはまだまだ少ないが、高校野球は随分変わってきた印象がある」と話す。日本スポーツマンシップ協会副会長を務める関係で、同協会の研修会で慶応の森林監督とも数年前から面識がある。 「エンジョイベースボールを掲げていたし、学ぼうという姿勢が見えた。今回の甲子園での選手の姿や顔つきを見ていても、腹の底から楽しんでいることがわかる。ピンチになっても目が輝いていて、どうやって跳ね返してやろうか?と考えているように見える。こういうチームがいくつも勝ち進み新しい風を入れてくれるのは、野球界にとって非常にいいことではないか」と話す。 どんなことでも、技術向上のためのトレーニングなど辛いことはある。「スポーツを楽しむ」ために「楽なこと」ばかりであるはずもない。しかし髪の毛は技術向上に影響するのだろうか』、「慶応」は「エンジョイベースボールを掲げていたし、学ぼうという姿勢が見えた。今回の甲子園での選手の姿や顔つきを見ていても、腹の底から楽しんでいることがわかる。ピンチになっても目が輝いていて、どうやって跳ね返してやろうか?と考えているように見える。こういうチームがいくつも勝ち進み新しい風を入れてくれるのは、野球界にとって非常にいいことではないか」、なるほど。
・『何のために野球をやるのか 慶応だけでなく、花巻東、土浦日大の指導スタイルとマネージメントは、時代に沿ったチーム文化の観点からみても「永久持続性のあるチーム作り」だと高橋教授は言う。なぜならば「新しい価値観を持った保護者が子どもを送り込むからです。早かれ遅かれ古いものは新しいものと入れ替えられますから」(高橋教授)。 そのような親に育てられた子どもたちなので、多くが主体性や自己決定力が養われている。チーム文化を醸成しやすいとも言えるだろう。 高校野球はいま、変わりつつある。新たな価値観を注入する人たちには「異業種」監督も目立つ。主軸を占めていた高校教員ではなく、小学校教員の森林監督、東北の佐藤監督は元読売ジャイアンツのプロ選手など、ある種の異星人たちがイノベーションを起こしている。 佐藤監督は「幸せになるために野球をやる」と話していた。「何のために野球をやるか?」と選手にも問うそうだ。そのようなスポーツのとらえ方を考えながら、甲子園を観ている』、「高校野球はいま、変わりつつある。新たな価値観を注入する人たちには「異業種」監督も目立つ。主軸を占めていた高校教員ではなく、小学校教員の森林監督、東北の佐藤監督は元読売ジャイアンツのプロ選手など、ある種の異星人たちがイノベーションを起こしている」、今後の変化が楽しみだ。
第三に、8月23日付けAERAdot「慶応高の“美白王子”丸田湊斗選手の活躍で「ニベア」の日焼け止めが話題 担当者は「まさか」と驚き」を紹介しよう。
https://dot.asahi.com/articles/-/199423?page=1
・『甲子園に“ハンカチ”以来の「王子」が降臨した。慶応義塾高校(神奈川)の丸田湊斗選手が、「美白王子」「慶応のプリンス」と呼ばれ注目を集めている。SNS上では、彼の白い肌やイケメンぶりが絶賛され、「慶応の丸田くん野球やってんのに色白すぎ」「たしかにプリンス感満載。イケメンかつモデル体形」などのコメントが並ぶ。 外見だけでなく、選手としての能力も折り紙付きだ。地方大会から打ちまくり、甲子園でもこれまで4試合に出場し、打率は4割超え。長打力も兼ね備え、3つの盗塁を決めるなど、慶応高を103年ぶりの決勝まで導いた立役者と言っていいだろう。 快挙達成まであと一歩に迫った慶応高だが、丸田選手がインタビューで語った“白さの理由”も話題になっている。 「焼けたら赤くなるだけだし、ヒリヒリして痛くて…。母にもずっと日焼け止めを塗れって言われていた。日焼けはやけどなので、そこに疲労回復が使われるから、日焼け止めはしっかり塗るようにしている」(東スポWEBより) 昔の高校野球のイメージとは正反対の発言に時代の流れを感じるが、このインタビューでは、彼が「ニベア花王」のニベアの日焼け止めを使っていることも明かしており、それも注目を集めている』、「焼けたら赤くなるだけだし、ヒリヒリして痛くて…。母にもずっと日焼け止めを塗れって言われていた。日焼けはやけどなので、そこに疲労回復が使われるから、日焼け止めはしっかり塗るようにしている」、なるほど。
・『「試合を見ていて『お肌がキレイだな』と思っていたら、まさかニベアの日焼け止めを使ってくれていたとは……」 と喜びを語るのは同社ブランドマネージャーの中平美和子さん。 「近年、日焼け止めが若い世代に広まってきているのを実感しています。高校生の息子の周りでも、お母さんに勧められて日焼け止めを使う男の子も増えてきているようです」(中平さん) 同社の調査によると、2022年の男性の日焼け止め使用率は10代~60代で約15%だが、10代は21%と他の年代よりも高いという。10代の19年の使用率は約12%であったため、3年で倍近くに増加している。 また、使用頻度を比べると、2~3日に1回以上使用しているのが10代~60代の男性では平均46%で、20代でも45%なのに対し、10代では72%だったという。 同社研究所グループマネージャーの淵江悟さんは、日焼け止めの効果をこう話す。 「『皮膚は人間の最大の臓器』と言われているように、皮膚が日焼けで炎症を起こすと、炎症性の物質が血管やリンパ管を通して身体中に運ばれ、疲労やダメージが蓄積すると考えられています。そうするとリカバリーに時間とエネルギーが必要になるので、丸田選手が言っていたように、日焼け止めを塗ることはパフォーマンスを維持する上でも効果があると言えます」』、「『皮膚は人間の最大の臓器』と言われているように、皮膚が日焼けで炎症を起こすと、炎症性の物質が血管やリンパ管を通して身体中に運ばれ、疲労やダメージが蓄積すると考えられています。そうするとリカバリーに時間とエネルギーが必要になるので、丸田選手が言っていたように、日焼け止めを塗ることはパフォーマンスを維持する上でも効果があると言えます」、なるほど。
・『効果的な使用法について淵江さんは、「運動をやっている方は、運動前に塗って、こまめに塗り直すのが良いと思います」と言う。 日焼け止めを含む男性化粧品の市場も年々拡大しており、インテージの調査によると、「男性の化粧品購入」の市場規模は、17年~22年の5年間で、408億円から513億円と1.25倍に伸びている。 世代・トレンド評論家の牛窪恵さんは「市場はこの10年、ほぼずっと右肩上がりで伸びています」と話す。 「私が草食系男子の取材をしていた08年頃から、進んだ男子は肌が日に焼けないようにとケアをしていましたが、近年、裾野が広がってきているのを実感します」 男性に日焼け止めが浸透してきた背景として、牛窪さんは「母親の影響がかなり大きい」と話す。確かに丸田選手もインタビューで母親の勧めで日焼け止めを塗るようになったと語っていた。 「いまの母親世代が、韓流ブームやジャニーズなどの影響で、いわゆる『きれいな男子』を日常的に目にしています。ですから、息子にもそうあってほしいと思い、スキンケアを勧めるケースが多いのです」 また、「女子の側の意識の変化も見逃せない」と牛窪さんは話す。) 牛窪さんが草食系男子の取材をしていた08年は、スキンケアなどをする男性に対して、女性はまだ否定的な見方をしていたという。それから10年以上がたった今は、変化が起きている。 「スキンケアに気を配る『きれいな男子』を好意的にとらえる女子が増え、こうした男子は将来設計がきちんとしているとプラスの評価をされるようになりました。『将来のシミやしわを気にして若いうちからケアする男子は、お金の使い方などもしっかりしているだろう』などと話すのです。また、丸田選手は都会的で洗練されたイメージがある『慶応ボーイ』なので、より前向きに評価されたと言えるかもしれません」 牛窪さんは、「これからは球児にも日焼け止めが必須の時代になる」と見る。 「日焼けはアレルギーのほか、皮膚がんのリスク、また体内に熱をこもらせると熱中症につながる可能性も指摘されているので、近い将来、水分補給と同じく、日焼け止めを塗ることも球児のデフォルトになっていくのではないでしょうか」 プレーでも、髪形でも、美肌でも(?)今年の甲子園の話題を牽引する慶応高。はたして、107年ぶりの栄冠に輝くことができるか』、「「スキンケアに気を配る『きれいな男子』を好意的にとらえる女子が増え、こうした男子は将来設計がきちんとしているとプラスの評価をされるようになりました。『将来のシミやしわを気にして若いうちからケアする男子は、お金の使い方などもしっかりしているだろう』などと話すのです」、「日焼けはアレルギーのほか、皮膚がんのリスク、また体内に熱をこもらせると熱中症につながる可能性も指摘されているので、近い将来、水分補給と同じく、日焼け止めを塗ることも球児のデフォルトになっていくのではないでしょうか」、かつては、夏は男は日焼けしたのが恰好いいとされていたのが、日焼けを回避するとは、時代も変わったものだ。
先ずは、8月20日付け弁護士ドットコム「高校陸上の星、ドルーリー選手の無断撮影相次ぐ ネットで自宅特定の動きも、弁護士「抑止力がない」」を紹介しよう。
https://www.bengo4.com/c_18/n_16403/
・『陸上女子のドルーリー朱瑛里選手(岡山県立津山高1年)に注目が集まっている。今年1月におこなわれた都道府県対抗女子駅伝で17人抜きの走りをみせ、区間新記録を達成。初の全国高校総合体育大会(インターハイ)でも、女子1500メートルで3位に入り、「陸上界の新星」と取り上げられている。 一方で、プライバシーや肖像権に関する問題も起きている。過度な報道や無断撮影に不安を感じるとして、2月にはコメントを発表して大会を休場した。ドルーリー選手の代理人である作花知志弁護士は言う。 「1月の駅伝後に取材が殺到し、自宅付近の練習風景を無断で掲載されたり、友人の家にまで取材がいったりするようになりました。当時は中学生でしたし、怖かっただろうと思います。親権者の依頼を受け、2月の大会を欠場するとともに、プライバシーや肖像権を守ってほしいというコメントを私のほうから発表しました」(作花弁護士) 競技中のドルーリー選手を延々と撮ってネットにアップしている人もいた。また、ネットのまとめサイトや掲示板には、自宅の場所がわかるような情報や写真が掲載されて、作花弁護士が10件近く削除要請をおこなったという』、「ドルーリー選手」は確かにネットで大騒ぎされるに値するかわいさだが、「自宅の場所がわかるような情報や写真が掲載」というのは明らかに行き過ぎだ。
・『スポーツ紙が取材に殺到、オリンピックへの期待も 一体なぜ、ここまで注目が集まったのか。ドルーリーさんを複数回取材したという記者はこう話す。 「ドルーリーさんが17人抜きをした大会の前に、全国高校サッカー選手権で岡山学芸館高が初優勝したり、津山出身のお笑いコンビ『ウエストランド』がM-1グランプリで優勝したりして、『岡山旋風』の流れがありました。それもあって、より話題性が高まったんです。その後、普段なら来ないだろうスポーツ紙が、地元の大会の取材に来るようになりました」(記者) もちろん、実力も折り紙つきだ。今回のインターハイ(全国高校総体)も現場で見ていたという前述の記者はこう話す。 「女子1500メートル決勝は、高校1年生の歴代最高となる記録でしたし、伸び代しかありません。最後のスパートで加速したときには、観客からもどよめきと声援が出ていましたね。未来のオリンピック選手として期待されていますし、今後も大会の結果次第ではフィーバーが続くでしょう」(記者)』、「女子1500メートル決勝は、高校1年生の歴代最高となる記録でしたし、伸び代しかありません。最後のスパートで加速したときには、観客からもどよめきと声援が出ていましたね。未来のオリンピック選手として期待されていますし、今後も大会の結果次第ではフィーバーが続くでしょう」、これでは騒ぐなという方が無理が多い。
・『インターハイでも不審な撮影 一方で、アスリートをめぐっては、競技に取り組む選手たちを性的な意図を持って撮影する「アスリート盗撮」が問題となっている。今回のインターハイでも、警察に引き渡した事例があった。 全国高校総体・札幌市実行委員会の陸上担当によると、保護者でも関係者でもない人が不特定多数の女性選手を撮影していたという。 本部で事情を聞いたところ、他県の大会でも運営から指導を受けていることがわかり、警察に引き渡した。その後、インターハイに来る前にも、近隣のJR駅構内で盗撮をしていたことが警察で発覚したという。 インターハイでは、各審判員や本部役員がスタンドに目を配り、不審者と思われる人物がいれば声かけをしたり、スタンドに通報用本部直通QRコードを貼り、観客にも情報提供を呼びかけたりする対策をとったという。 このようなアスリート盗撮は、着衣の上からの撮影のため、7月に新設された「撮影罪」の対象にはならない。ただ、こうした撮影行為の規制についても検討するよう附帯決議で盛り込まれた。 作花弁護士は「都道府県の迷惑防止条例の適用はあるものの、刑が軽く抑止力にならない。もし今後も立法されない場合には、国会が法律を制定しないその立法不作為が、憲法に違反しているとして、何人かのアスリートが原告になって裁判を起こすことも手だ」と話している』、「アスリート盗撮は、着衣の上からの撮影のため、7月に新設された「撮影罪」の対象にはならない。ただ、こうした撮影行為の規制についても検討するよう附帯決議で盛り込まれた』、「アスリート盗撮」を実効性ある形で規制する法改正が必要なようだ。
次に、8月21日つけFRauが掲載したジャーナリストの島沢 優子氏による「夏の甲子園「丸刈りでない」慶應高校”103年ぶりの快挙”が伝える「大きな変化」 子育てアップデート102 丸刈りと高校球児」を紹介しよう。
https://gendai.media/articles/-/115059?imp=0
・『災害級の猛暑の中で開催された2023年夏の甲子園「全国高等学校野球選手権大会」。 熱中症予防のために5回にクールダウンタイムを設けるなど、新たなルールも組み込まれた。その一方で、甲子園文化がアップデートされつつあるようだ。 スポーツや教育の現場を長く取材してきたジャーナリストの島沢優子さんが伝える。 島沢優子さん連載「子育てアップデート~子どもを伸ばす親の条件」これまでの記事はこちら』、興味深そうだ。
・『「丸刈りでない高校」3校が準々決勝に 夏の甲子園 第105回全国高校野球選手権記念大会)で準々決勝進出を果たした8校のうち3校が「丸刈りでない」ことが話題になった。神奈川県代表の慶應義塾高等学校(慶応)と茨城の土浦日本大学高等学校(土浦日大)、そして大谷翔平を生んだ岩手の花巻学院花巻東高等学校(花巻東)である。調べてみると、昨夏のベスト8校に丸刈りではない学校はゼロ。報じた記事には4千件近いコメントが寄せられたが「丸刈りはやめて自由にすればいい」との意見が多かったと感じる。 テレビでも多くの人が視聴する夏の甲子園。長髪だからダメだなんて思わないのではないだろうか そして慶応は8月19日の沖縄尚学高校戦、6回に打者10人の猛攻で7対2と逆転勝ち。実に103年ぶりの4強を決めた。土浦日大もこれに続いた』、「準々決勝進出を果たした8校のうち3校が「丸刈りでない」、「昨夏」は「ゼロ」からはずいぶん進歩したものだ。
・『「坊主にして出直せ!」 この状況、昨今注目されている「ブラック校則」と類似していないだろうか。下着の色指定や髪の黒染め強要など、今現在の社会通念に照らすと合理性を欠く内容なのに、規律を維持する方法として長年採用されてきた。それが世の中の注目を浴びたことで、昨年度は都立高校が5項目の全廃を決め男子生徒のツーブロックなどはOKになった。 実はこの理不尽な校則に最も多いのが、頭髪に関する規制だ。だからなのか、高校野球でも、これまで当然のように頭髪規制が敷かれ、いたるところに丸刈り信仰が散見できた。強豪校は丸刈り、髪を伸ばしている学校は弱小といった古いイメージが根強いうえ、丸刈りでない学校が負けると甲子園で「坊主にして出直せ!」とヤジが飛ぶという。 さらにいえば、試合に負けたら、罰として五厘にしろと監督から命じられると聞いた学校はひとつや二つではない。生徒たちは「髪を切れば気合が入って次は勝てる」という何の根拠もない理由付けを黙って受け入れていた。 果たして、丸刈りにどのくらい教育的メリットがあるのだろか。 大人たちは「髪型で野球をするわけではない」というけれど、教育的な視点や時代との適合性の面から思考する必要があるのではないか』、「強豪校は丸刈り、髪を伸ばしている学校は弱小といった古いイメージが根強いうえ、丸刈りでない学校が負けると甲子園で「坊主にして出直せ!」とヤジが飛ぶという。 さらにいえば、試合に負けたら、罰として五厘にしろと監督から命じられると聞いた学校はひとつや二つではない。生徒たちは「髪を切れば気合が入って次は勝てる」という何の根拠もない理由付けを黙って受け入れていた。 果たして、丸刈りにどのくらい教育的メリットがあるのだろか。 大人たちは「髪型で野球をするわけではない」というけれど、教育的な視点や時代との適合性の面から思考する必要があるのではないか」、その通りだ。
・『髪型ひとつ決められないのは「主体的学び」か 公益財団法人日本高等学校野球連盟(高野連)は「日本学生野球憲章」で、以下のようにうたっている。 「国民が等しく教育を受ける権利をもつことは憲法が保障するところであり、学生野球は、この権利を実現すべき学校教育の一環として位置づけられる。この意味で、学生野球は経済的な対価を求めず、心と身体を鍛える場である」 野球は学校教育の一環であるとするならば、その内容はその時代を生き抜く子どもに寄り添ったものである必要がある。思考停止を招く要素が少しでもあってはならないだろう。そのあたりをくみ取っているからこそ、文部科学省でも以前から「主体的な学び」を掲げているではないか。個人的には、髪型ひとつ決めさせないで主体的学びとは言えないだろうと思う。 よって球児の丸刈りに、上述した「坊主にして出直せ」「負けたら五厘にしろ」のように、誰かから何かを強制される受け身の文化を感じる。この文化という面で考えると、慶応、土浦日大、花巻東の3校に共通するのは「主体性を重視した指導」だ。自己決定力や自主自律を育てようとしている』、「思考停止を招く要素が少しでもあってはならないだろう。そのあたりをくみ取っているからこそ、文部科学省でも以前から「主体的な学び」を掲げているではないか。個人的には、髪型ひとつ決めさせないで主体的学びとは言えないだろうと思う」、その通りだ。
・『少子化だけで説明できないほどの「野球人口」の減少 少子化だけで説明できないほどの「野球人口」の減少 先ごろプロ野球の若手選手に対し研修を行う機会があったが、周囲の大人たちは彼らの主体性の無さを嘆いていた。もちろん全員ではないが主体性が育まれているかに関して、私から見ても疑問符が付いた。 このことは誰よりも指導者が気づいているようだ。 高野連は今年6月、全国の加盟校硬式野球部を対象に、5年ごとに行う「高校野球実態調査」の結果を発表した(99.2%に相当する3788校が回答)。「頭髪の取り決め」が丸刈りの学校は約26.4%。わずか5年前の約76.8%に比べると大幅に減り、髪型自由の学校が急増している。 背景には、今回ベスト8入りした3校のような「丸刈りにしなくても強い学校」の影響があるに違いない。今夏は宮城県予選で敗れたが、春のセンバツに出場した東北高校なども、昨年就任した佐藤洋監督が「髪型は自由」と生徒に任せている。 もうひとつ、競技人口減少への危機感も手伝って大人たちが部員集めのために「脱・丸刈り」へ舵を切ったとも考えられる。日本高野連によると、全国の高校の硬式野球部員は2022年度で13万1259人。17年度に比べ約3万人減で9年連続減った。少子化による自然現象では説明できないダウンだ』、「頭髪の取り決め」が丸刈りの学校は約26.4%。わずか5年前の約76.8%に比べると大幅に減り、髪型自由の学校が急増している」、なるほど。
・『「少年野球のところから変えたい」 一方で、この日本の野球危機を実感している指導者や、プロ野球の育成関係者やスカウトらはSNSで警鐘を鳴らしたり、不適切指導の改善のためにセミナーを開くなど力を尽くしている。そのひとりが、「一流のスポーツマンのこころ」と銘打つ講義で、一流アスリートになるための心得をのべ6万人超に伝えてきた、スポーツ原論の専門家である高橋正紀・岐阜協立大学経営学部教授(高橋の「高」は本来ははしご高)だ。 同大学でサッカー部総監督と野球部部長を兼任。ゼミの卒業生がコーチを務める少年軟式野球の強豪、北名古屋ドリームスで2016年から定期的にセミナーをしている。指導者に向けても行っている。 「高校球児を育成する少年野球のところから変えたいと思ってやっている。少年のカテゴリーはまだまだ少ないが、高校野球は随分変わってきた印象がある」と話す。日本スポーツマンシップ協会副会長を務める関係で、同協会の研修会で慶応の森林監督とも数年前から面識がある。 「エンジョイベースボールを掲げていたし、学ぼうという姿勢が見えた。今回の甲子園での選手の姿や顔つきを見ていても、腹の底から楽しんでいることがわかる。ピンチになっても目が輝いていて、どうやって跳ね返してやろうか?と考えているように見える。こういうチームがいくつも勝ち進み新しい風を入れてくれるのは、野球界にとって非常にいいことではないか」と話す。 どんなことでも、技術向上のためのトレーニングなど辛いことはある。「スポーツを楽しむ」ために「楽なこと」ばかりであるはずもない。しかし髪の毛は技術向上に影響するのだろうか』、「慶応」は「エンジョイベースボールを掲げていたし、学ぼうという姿勢が見えた。今回の甲子園での選手の姿や顔つきを見ていても、腹の底から楽しんでいることがわかる。ピンチになっても目が輝いていて、どうやって跳ね返してやろうか?と考えているように見える。こういうチームがいくつも勝ち進み新しい風を入れてくれるのは、野球界にとって非常にいいことではないか」、なるほど。
・『何のために野球をやるのか 慶応だけでなく、花巻東、土浦日大の指導スタイルとマネージメントは、時代に沿ったチーム文化の観点からみても「永久持続性のあるチーム作り」だと高橋教授は言う。なぜならば「新しい価値観を持った保護者が子どもを送り込むからです。早かれ遅かれ古いものは新しいものと入れ替えられますから」(高橋教授)。 そのような親に育てられた子どもたちなので、多くが主体性や自己決定力が養われている。チーム文化を醸成しやすいとも言えるだろう。 高校野球はいま、変わりつつある。新たな価値観を注入する人たちには「異業種」監督も目立つ。主軸を占めていた高校教員ではなく、小学校教員の森林監督、東北の佐藤監督は元読売ジャイアンツのプロ選手など、ある種の異星人たちがイノベーションを起こしている。 佐藤監督は「幸せになるために野球をやる」と話していた。「何のために野球をやるか?」と選手にも問うそうだ。そのようなスポーツのとらえ方を考えながら、甲子園を観ている』、「高校野球はいま、変わりつつある。新たな価値観を注入する人たちには「異業種」監督も目立つ。主軸を占めていた高校教員ではなく、小学校教員の森林監督、東北の佐藤監督は元読売ジャイアンツのプロ選手など、ある種の異星人たちがイノベーションを起こしている」、今後の変化が楽しみだ。
第三に、8月23日付けAERAdot「慶応高の“美白王子”丸田湊斗選手の活躍で「ニベア」の日焼け止めが話題 担当者は「まさか」と驚き」を紹介しよう。
https://dot.asahi.com/articles/-/199423?page=1
・『甲子園に“ハンカチ”以来の「王子」が降臨した。慶応義塾高校(神奈川)の丸田湊斗選手が、「美白王子」「慶応のプリンス」と呼ばれ注目を集めている。SNS上では、彼の白い肌やイケメンぶりが絶賛され、「慶応の丸田くん野球やってんのに色白すぎ」「たしかにプリンス感満載。イケメンかつモデル体形」などのコメントが並ぶ。 外見だけでなく、選手としての能力も折り紙付きだ。地方大会から打ちまくり、甲子園でもこれまで4試合に出場し、打率は4割超え。長打力も兼ね備え、3つの盗塁を決めるなど、慶応高を103年ぶりの決勝まで導いた立役者と言っていいだろう。 快挙達成まであと一歩に迫った慶応高だが、丸田選手がインタビューで語った“白さの理由”も話題になっている。 「焼けたら赤くなるだけだし、ヒリヒリして痛くて…。母にもずっと日焼け止めを塗れって言われていた。日焼けはやけどなので、そこに疲労回復が使われるから、日焼け止めはしっかり塗るようにしている」(東スポWEBより) 昔の高校野球のイメージとは正反対の発言に時代の流れを感じるが、このインタビューでは、彼が「ニベア花王」のニベアの日焼け止めを使っていることも明かしており、それも注目を集めている』、「焼けたら赤くなるだけだし、ヒリヒリして痛くて…。母にもずっと日焼け止めを塗れって言われていた。日焼けはやけどなので、そこに疲労回復が使われるから、日焼け止めはしっかり塗るようにしている」、なるほど。
・『「試合を見ていて『お肌がキレイだな』と思っていたら、まさかニベアの日焼け止めを使ってくれていたとは……」 と喜びを語るのは同社ブランドマネージャーの中平美和子さん。 「近年、日焼け止めが若い世代に広まってきているのを実感しています。高校生の息子の周りでも、お母さんに勧められて日焼け止めを使う男の子も増えてきているようです」(中平さん) 同社の調査によると、2022年の男性の日焼け止め使用率は10代~60代で約15%だが、10代は21%と他の年代よりも高いという。10代の19年の使用率は約12%であったため、3年で倍近くに増加している。 また、使用頻度を比べると、2~3日に1回以上使用しているのが10代~60代の男性では平均46%で、20代でも45%なのに対し、10代では72%だったという。 同社研究所グループマネージャーの淵江悟さんは、日焼け止めの効果をこう話す。 「『皮膚は人間の最大の臓器』と言われているように、皮膚が日焼けで炎症を起こすと、炎症性の物質が血管やリンパ管を通して身体中に運ばれ、疲労やダメージが蓄積すると考えられています。そうするとリカバリーに時間とエネルギーが必要になるので、丸田選手が言っていたように、日焼け止めを塗ることはパフォーマンスを維持する上でも効果があると言えます」』、「『皮膚は人間の最大の臓器』と言われているように、皮膚が日焼けで炎症を起こすと、炎症性の物質が血管やリンパ管を通して身体中に運ばれ、疲労やダメージが蓄積すると考えられています。そうするとリカバリーに時間とエネルギーが必要になるので、丸田選手が言っていたように、日焼け止めを塗ることはパフォーマンスを維持する上でも効果があると言えます」、なるほど。
・『効果的な使用法について淵江さんは、「運動をやっている方は、運動前に塗って、こまめに塗り直すのが良いと思います」と言う。 日焼け止めを含む男性化粧品の市場も年々拡大しており、インテージの調査によると、「男性の化粧品購入」の市場規模は、17年~22年の5年間で、408億円から513億円と1.25倍に伸びている。 世代・トレンド評論家の牛窪恵さんは「市場はこの10年、ほぼずっと右肩上がりで伸びています」と話す。 「私が草食系男子の取材をしていた08年頃から、進んだ男子は肌が日に焼けないようにとケアをしていましたが、近年、裾野が広がってきているのを実感します」 男性に日焼け止めが浸透してきた背景として、牛窪さんは「母親の影響がかなり大きい」と話す。確かに丸田選手もインタビューで母親の勧めで日焼け止めを塗るようになったと語っていた。 「いまの母親世代が、韓流ブームやジャニーズなどの影響で、いわゆる『きれいな男子』を日常的に目にしています。ですから、息子にもそうあってほしいと思い、スキンケアを勧めるケースが多いのです」 また、「女子の側の意識の変化も見逃せない」と牛窪さんは話す。) 牛窪さんが草食系男子の取材をしていた08年は、スキンケアなどをする男性に対して、女性はまだ否定的な見方をしていたという。それから10年以上がたった今は、変化が起きている。 「スキンケアに気を配る『きれいな男子』を好意的にとらえる女子が増え、こうした男子は将来設計がきちんとしているとプラスの評価をされるようになりました。『将来のシミやしわを気にして若いうちからケアする男子は、お金の使い方などもしっかりしているだろう』などと話すのです。また、丸田選手は都会的で洗練されたイメージがある『慶応ボーイ』なので、より前向きに評価されたと言えるかもしれません」 牛窪さんは、「これからは球児にも日焼け止めが必須の時代になる」と見る。 「日焼けはアレルギーのほか、皮膚がんのリスク、また体内に熱をこもらせると熱中症につながる可能性も指摘されているので、近い将来、水分補給と同じく、日焼け止めを塗ることも球児のデフォルトになっていくのではないでしょうか」 プレーでも、髪形でも、美肌でも(?)今年の甲子園の話題を牽引する慶応高。はたして、107年ぶりの栄冠に輝くことができるか』、「「スキンケアに気を配る『きれいな男子』を好意的にとらえる女子が増え、こうした男子は将来設計がきちんとしているとプラスの評価をされるようになりました。『将来のシミやしわを気にして若いうちからケアする男子は、お金の使い方などもしっかりしているだろう』などと話すのです」、「日焼けはアレルギーのほか、皮膚がんのリスク、また体内に熱をこもらせると熱中症につながる可能性も指摘されているので、近い将来、水分補給と同じく、日焼け止めを塗ることも球児のデフォルトになっていくのではないでしょうか」、かつては、夏は男は日焼けしたのが恰好いいとされていたのが、日焼けを回避するとは、時代も変わったものだ。
タグ:スポーツ界 (その36)(高校陸上の星 ドルーリー選手の無断撮影相次ぐ ネットで自宅特定の動きも 弁護士「抑止力がない」、夏の甲子園「丸刈りでない」慶應高校”103年ぶりの快挙”が伝える「大きな変化」 子育てアップデート102 丸刈りと高校球児、慶応高の“美白王子”丸田湊斗選手の活躍で「ニベア」の日焼け止めが話題 担当者は「まさか」と驚き) 弁護士ドットコム「高校陸上の星、ドルーリー選手の無断撮影相次ぐ ネットで自宅特定の動きも、弁護士「抑止力がない」」 「ドルーリー選手」は確かにネットで大騒ぎされるに値するかわいさだが、「自宅の場所がわかるような情報や写真が掲載」というのは明らかに行き過ぎだ。 「女子1500メートル決勝は、高校1年生の歴代最高となる記録でしたし、伸び代しかありません。最後のスパートで加速したときには、観客からもどよめきと声援が出ていましたね。未来のオリンピック選手として期待されていますし、今後も大会の結果次第ではフィーバーが続くでしょう」、これでは騒ぐなという方が無理が多い。 「アスリート盗撮は、着衣の上からの撮影のため、7月に新設された「撮影罪」の対象にはならない。ただ、こうした撮影行為の規制についても検討するよう附帯決議で盛り込まれた』、「アスリート盗撮」を実効性ある形で規制する法改正が必要なようだ。 FRaU 島沢 優子氏による「夏の甲子園「丸刈りでない」慶應高校”103年ぶりの快挙”が伝える「大きな変化」 子育てアップデート102 丸刈りと高校球児」 島沢優子さん連載「子育てアップデート~子どもを伸ばす親の条件」 「準々決勝進出を果たした8校のうち3校が「丸刈りでない」、「昨夏」は「ゼロ」からはずいぶん進歩したものだ。 「強豪校は丸刈り、髪を伸ばしている学校は弱小といった古いイメージが根強いうえ、丸刈りでない学校が負けると甲子園で「坊主にして出直せ!」とヤジが飛ぶという。 さらにいえば、試合に負けたら、罰として五厘にしろと監督から命じられると聞いた学校はひとつや二つではない。生徒たちは「髪を切れば気合が入って次は勝てる」という何の根拠もない理由付けを黙って受け入れていた。 果たして、丸刈りにどのくらい教育的メリットがあるのだろか。 大人たちは「髪型で野球をするわけではない」というけれど、教育的な視点や時代との適合性の面から思考する必要があるのではないか」、その通りだ。 「思考停止を招く要素が少しでもあってはならないだろう。そのあたりをくみ取っているからこそ、文部科学省でも以前から「主体的な学び」を掲げているではないか。個人的には、髪型ひとつ決めさせないで主体的学びとは言えないだろうと思う」、その通りだ。 「頭髪の取り決め」が丸刈りの学校は約26.4%。わずか5年前の約76.8%に比べると大幅に減り、髪型自由の学校が急増している」、なるほど。 「慶応」は「エンジョイベースボールを掲げていたし、学ぼうという姿勢が見えた。今回の甲子園での選手の姿や顔つきを見ていても、腹の底から楽しんでいることがわかる。ピンチになっても目が輝いていて、どうやって跳ね返してやろうか?と考えているように見える。こういうチームがいくつも勝ち進み新しい風を入れてくれるのは、野球界にとって非常にいいことではないか」、なるほど。 「高校野球はいま、変わりつつある。新たな価値観を注入する人たちには「異業種」監督も目立つ。主軸を占めていた高校教員ではなく、小学校教員の森林監督、東北の佐藤監督は元読売ジャイアンツのプロ選手など、ある種の異星人たちがイノベーションを起こしている」、今後の変化が楽しみだ。 AERAdot「慶応高の“美白王子”丸田湊斗選手の活躍で「ニベア」の日焼け止めが話題 担当者は「まさか」と驚き」 「焼けたら赤くなるだけだし、ヒリヒリして痛くて…。母にもずっと日焼け止めを塗れって言われていた。日焼けはやけどなので、そこに疲労回復が使われるから、日焼け止めはしっかり塗るようにしている」、なるほど。 「『皮膚は人間の最大の臓器』と言われているように、皮膚が日焼けで炎症を起こすと、炎症性の物質が血管やリンパ管を通して身体中に運ばれ、疲労やダメージが蓄積すると考えられています。そうするとリカバリーに時間とエネルギーが必要になるので、丸田選手が言っていたように、日焼け止めを塗ることはパフォーマンスを維持する上でも効果があると言えます」、なるほど。 「「スキンケアに気を配る『きれいな男子』を好意的にとらえる女子が増え、こうした男子は将来設計がきちんとしているとプラスの評価をされるようになりました。『将来のシミやしわを気にして若いうちからケアする男子は、お金の使い方などもしっかりしているだろう』などと話すのです」、 「日焼けはアレルギーのほか、皮膚がんのリスク、また体内に熱をこもらせると熱中症につながる可能性も指摘されているので、近い将来、水分補給と同じく、日焼け止めを塗ることも球児のデフォルトになっていくのではないでしょうか」、かつては、夏は男は日焼けしたのが恰好いいとされていたのが、日焼けを回避するとは、時代も変わったものだ。