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日本の政治情勢(その64)(世襲政治家の目に余る無神経ぶりと小手先テク…バラマキと増税で日本経済崩壊へ、旧N党党首・立花孝志氏に対し「被害届」提出 性的暴行の被害者女性が「立花氏に相談したらネットで晒された」、「泣いたり怒ったり…」立花孝志氏が旧NHK党「お家騒動」で〝メンタル崩壊〟を心配する声、7月総選挙後の政界再編を予測 「自民・維新大連立」誕生で馬場伸幸氏が副総理 橋下徹氏が内閣顧問の可能性も) [国内政治]

日本の政治情勢については、本年4月20日に取上げた。今日は、(その64)(世襲政治家の目に余る無神経ぶりと小手先テク…バラマキと増税で日本経済崩壊へ、旧N党党首・立花孝志氏に対し「被害届」提出 性的暴行の被害者女性が「立花氏に相談したらネットで晒された」、「泣いたり怒ったり…」立花孝志氏が旧NHK党「お家騒動」で〝メンタル崩壊〟を心配する声、7月総選挙後の政界再編を予測 「自民・維新大連立」誕生で馬場伸幸氏が副総理 橋下徹氏が内閣顧問の可能性も)である。

先ずは、本年4月4日付けダイヤモンド・オンラインが掲載したイトモス研究所所長の小倉健一氏による「世襲政治家の目に余る無神経ぶりと小手先テク…バラマキと増税で日本経済崩壊へ」を紹介しよう。
https://diamond.jp/articles/-/320527
・『昔から世襲政治家は、批判の的だった。その全てを否定するわけではないが、多くの国民の感覚からずれてしまったり、小手先のテクニックばかりもてあそんで国の発展に寄与できていなかったりする世襲政治家は今も数多い』、興味深そうだ。
・『岸田首相の「お土産外交」は小泉純一郎元首相と雲泥の差  岸田文雄首相がウクライナの首都キーウを訪問した際、ポーランド南東部プシェミシルの駅からキーウ行きの列車に乗り込む首相をとらえたNHKの映像に、日本政府関係者がうまい棒の段ボール箱を一緒に運び込む様子が映っていた。 産経新聞(3月23日)は次のように報じている。 「政府関係者への取材によれば、箱の中身は、首相の地元・広島県の宮島で作られた50センチ大の『しゃもじ』だという。しかも、ゼレンスキー氏宛てに『必勝』の文字と『岸田文雄』の署名入り。しゃもじは『敵を召し(飯)取る』との意味で、験担ぎにも使われている。首相はロシア相手に勝利できるよう、ゼレンスキー氏にエールを送った」 本件で想起されるのが、小泉純一郎首相(当時)が実施したジョージ・W・ブッシュ米大統領(ジュニアの方)へのお土産外交だろう。) 2001年、小泉元首相にとって初期の訪米時に、「武田流の流鏑馬(やぶさめ)奉納で用いる鶴岡八幡宮の『かぶら矢』」を手渡した。これは、ブッシュ元大統領が、かつて知人から贈られた「明治神宮の破魔矢」に毎日勝利を祈願し、下馬評の低かった1994年のテキサス州知事選挙に勝利したという情報を基に実施された。事実、ホワイトハウスの執務室に、その「明治神宮の破魔矢」が飾られていたのだという。 首脳同士の付き合いに限ったことではないが、相手の欲しいものを調べて渡すというのは、当然のことだろう。それが、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領への贈り物は「首相のサイン入り、地元県産の必勝しゃもじ」だという。甲子園のアルプススタンドにでもありそうな「しゃもじ」をプレゼントされることを、ウクライナの大統領は望んでいたのだろうか。 外交の場は、岸田首相の地元アピールの場ではないのだ。G7サミット(主要7カ国首脳会議)の開催地も「核抑止の場」として、広島が選ばれたようだが、選挙対策ではないかという疑念を抱かせたくないなら、もう一つの被爆地「長崎」を選ぶべきではなかったのだろうか』、「相手の欲しいものを調べて渡すというのは、当然のことだろう。それが、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領への贈り物は「首相のサイン入り、地元県産の必勝しゃもじ」だという。甲子園のアルプススタンドにでもありそうな「しゃもじ」をプレゼントされることを、ウクライナの大統領は望んでいたのだろうか」、「外交の場は、岸田首相の地元アピールの場ではないのだ」、「岸田首相」は外交には慣れている筈だが、このセンスの悪さには呆れ果てた。
・『「3世議員」の岸田首相もその息子の政務秘書官も詰めが甘い  その辺り、形式的には過去の事例を踏襲しつつも、根本的なところで詰めが甘い「世襲政治家」のデメリットを感じてしまう。岸田首相は祖父・父も衆議院議員を務めた3世議員だ。 一方、前述のブッシュ元大統領への『かぶら矢』を提案したのは、小泉政権の首相首席秘書官だった飯島勲氏だ。相手の歓心を得るにはどうすればいいかを、たたき上げの秘書官は徹底的に調べ上げたわけだ。 世襲政治家も、何かお土産を持っていくのがしきたりだ、とまでは、思いをはせることができるのだろうが、何を持っていくかは「よきに計らえ」となってしまったのだろう。 岸田首相の長男で、政務秘書官をしている翔太郎氏も詰めが甘い。 日本のエアフォース・ワン(政府専用機)では、海外を訪れたときは買い物をしても免税されない。これはエアフォース・ワンが免税に必要なフライトナンバーがないためだとされている。翔太郎氏は、英ロンドンの高級百貨店でブランド物のネクタイを大量に買って閣僚たちのお土産にしたというが、なぜ免税にもならないネクタイを大量に購入したのだろうか。 外国での国家公務員の買い物は厳しくチェックされているはずで、その辺りの詳細がこれから明らかになることを望みたい。) 翔太郎氏は、免税にもならない高級ネクタイを大量購入したいのであれば、公務を抜け出さず、日本で時間のある時にゆっくりやったらよかった。閣僚以外にお土産を配ったのかどうかは報道で明らかになっていないが、ロンドンで買ってきました!というのが、地元支援者の心に刺さるのだろうか。 もはや、機密費やら、政務秘書官の多額の報酬で金額が気にならなくなっているのかもしれない。とにかく、ゼレンスキー大統領への「必勝しゃもじ」にも似た無神経ぶりと通じるものがある』、「ブッシュ元大統領への『かぶら矢』を提案したのは、小泉政権の首相首席秘書官だった飯島勲氏だ。相手の歓心を得るにはどうすればいいかを、たたき上げの秘書官は徹底的に調べ上げたわけだ」、「岸田首相の長男で、政務秘書官をしている翔太郎氏も詰めが甘い。 日本の・・・(政府専用機)では、海外を訪れたときは買い物をしても免税されない」、「ロンドンで買ってきました!というのが、地元支援者の心に刺さるのだろうか」、「ゼレンスキー大統領への「必勝しゃもじ」にも似た無神経ぶりと通じるものがある」、その通りだ。
・『安倍元首相が伯父、岸前防衛相が父 岸信千世氏の残念な見解  安倍晋三元首相が伯父、岸信夫前防衛相が父であり、その二人の志を引き継ぐとうたう岸信千世氏も、世襲政治家の最たる例だろう。衆院山口2区の補選(4月23日投開票)に出馬を予定する信千世氏は、「すばらしい」「お手本にしたい政治家」を強いて一人挙げろと言われて、麻生太郎自民党副総裁の名を出している。その理由は、こうだという。 「(父・信夫氏と二人で麻生事務所へ信夫氏の政界引退のあいさつへ行ったとき)大変丁寧に接していただき、最後は部屋の外まで出て自ら見送ってくださった。麻生さんの会館の事務所は一番奥まった位置にあるんですが、車椅子に乗った父と私たちがエレベーターホールに向かって歩いているその姿が消えるまで、ずっと私たちの後ろ姿を見送り、最後は深々とお辞儀をしてくださった」(月刊Hanada、23年5月号) 彼は、家族・親族である安倍元首相や岸前防衛相の近くで、何を学んできたのだろうか。 このお手本にしたいという場面は、礼儀作法としては100点かもしれないが、それが、日本をどう導くか、日本経済をどう発展させるかというリーダーシップという観点が一切欠けている。 この麻生氏が見せた丁寧なお見送り(元首相の実弟で元防衛相が、引退するとわざわざあいさつしに来たのだから、それぐらいして当然だと思う)は、地元の有権者や党内の人間関係には有効かもしれない。しかし、これが日本を引っ張っていこうとする人が真っ先に挙げるエピソードなのだろうか』、「このお手本にしたいという場面は、礼儀作法としては100点かもしれないが、それが、日本をどう導くか、日本経済をどう発展させるかというリーダーシップという観点が一切欠けている」、「これが日本を引っ張っていこうとする人が真っ先に挙げるエピソードなのだろうか」、確かにその通りだ。
・『一部の世襲政治家が繰り出す小手先のテクニック  日本の一部世襲政治家による小手先のテクニックというのは、たたき上げの政治家にとっては脅威となっているのではないだろうか。 岸田首相の誕生前夜、目前に迫った衆議院選挙を乗り切るため、自民党では21年9月、当選3回以下の議員90人による「党風一新の会」が結成された。その発足時の世話人代表が福田達夫氏、副代表が武部新氏だった。言うまでもないかもしれないが両人とも、世襲である(福田康夫元首相の子どもと武部勤元自民党幹事長の子ども)。) 武部氏は、この会の結成について「これまでも自民党では金権スキャンダルや政策への不信感などで党の支持が失われていったとき、若手が声をあげてきた歴史があります。遠くさかのぼれば福田赳夫先生が設立した党風刷新連盟もそう」と述べている(文藝春秋、21年11月号)。つまり党風を変えると国民に言い張れば、難を逃れることができると確信していたということだろう。 事実、福田赳夫氏(福田達夫氏の祖父で同じく元首相)の党風刷新連盟も、先だっての「党風一新の会」であっても、発足して自民党の何かが変わったと感じている人など誰もいないだろう。果たして、自民党は選挙に圧勝し、自民党は自民党のままである』、「党風刷新連盟も、先だっての「党風一新の会」であっても、発足して自民党の何かが変わったと感じている人など誰もいないだろう。果たして、自民党は選挙に圧勝し、自民党は自民党のままである」、その通りだ。
・『政治家の世襲にはメリットもあるが「発動条件」がある  世襲に対して、肯定的意見もある。青山学院大学教授の福井義高氏などだ。福井氏は、世襲にはメリットがあるとするが、そのためには以下のような条件が必要だという(産経新聞、23年1月18日より)。 「自分の地盤を豊かにするため、他から収奪する『ねずみ小僧』戦略が不可能な体制でなければならない。そのためには、国家財政による地域間の所得移転は極力抑え、地域ごとの独立採算を前提に、地方分権を進めることが必須である。地域間の政府サービス競争は国家の独占的性格を弱め、その暴力団性を抑える効果がある。他の地域から収奪することができなければ、国全体や自らの地盤の経済活動を盛んにしないと、政治家も分け前にあずかれない」 「世襲議員大いに結構。よそからおカネを奪ってくるのではなく、国や地域の経済的発展に尽くしてください」 実際に、日本の地方で起きていることは世襲政治家による利権の差配でしかない。信千世氏が立候補する山口県には五つも新幹線の駅があるが、地域は何一つ発展していない。東京都に新幹線駅は三つ、神奈川県には二つのみだ。いくら地域に公共事業を(大半は国の金で)誘導しようと、どうにもなっていない。 地域が没落すればするほど、新興企業や若者は出ていくため、浮動票は減り、残った住民は利権の差配を期待しがちになる。世襲政治家にとって選挙で当選しやすい地盤が強化されていくことになる。 「世界の政治家の世襲状況を調べた米国の研究者ダニエル・スミス氏の調査では、国会議員で世襲が多いのは1位がタイ、2位がフィリピン、3位がアイスランド、4位が日本」(朝日新聞、23年3月10日)だという。一切の世襲を否定するつもりはないが、小手先のテクニックをもてあそび、結局のところ国内で利権の奪い合いやバラマキを繰り返し、そのしわ寄せを増税で国民に押し付ける…。そんな何一つ国の経済発展に寄与できない世襲政治家には、即刻退場を願いたい』、「国会議員で世襲が多いのは1位がタイ、2位がフィリピン、3位がアイスランド、4位が日本」、「アイスランド」が3位とは驚かされた。「青山学院大学教授の福井義高氏は、世襲にはメリットがあるとするが、そのためには以下のような条件が必要」、「自分の地盤を豊かにするため、他から収奪する『ねずみ小僧』戦略が不可能な体制でなければならない。そのためには、国家財政による地域間の所得移転は極力抑え、地域ごとの独立採算を前提に、地方分権を進めることが必須である。地域間の政府サービス競争は国家の独占的性格を弱め、その暴力団性を抑える効果がある。他の地域から収奪することができなければ、国全体や自らの地盤の経済活動を盛んにしないと、政治家も分け前にあずかれない」 「世襲議員大いに結構。よそからおカネを奪ってくるのではなく、国や地域の経済的発展に尽くしてください」。しかし、現実には、「信千世氏が立候補する山口県には五つも新幹線の駅があるが、地域は何一つ発展していない。東京都に新幹線駅は三つ、神奈川県には二つのみだ」、「一切の世襲を否定するつもりはないが、小手先のテクニックをもてあそび、結局のところ国内で利権の奪い合いやバラマキを繰り返し、そのしわ寄せを増税で国民に押し付ける…。そんな何一つ国の経済発展に寄与できない世襲政治家には、即刻退場を願いたい」、同感である。

次に、5月9日付けNEWSポストセブン「旧N党党首・立花孝志氏に対し「被害届」提出 性的暴行の被害者女性が「立花氏に相談したらネットで晒された」」を紹介しよう。
https://www.news-postseven.com/archives/20230509_1867449.html?DETAIL&from=imagepage_f-1-10
・『いまや内紛が“御家芸”ともいえる政治家女子48党(旧NHK党)。創設者の立花孝志氏が対立する大津綾香・前党首を解任して党首復帰を決めたかと思うと、それに納得できない大津氏は「代表権の地位確認」を求めて千葉地裁に仮処分を申し立て、さらに立花氏に対して「刑事告訴の手続きを鋭意進めております」とツイートするなど泥沼化している。 その渦中の立花氏に新たなトラブルが発覚した。警察担当記者が語る。 「この4月にある女性が立花氏に名誉を傷つけられたなどとして千葉県警に被害届を出し、受理されたのです。党内のゴタゴタだけでなく、こちらの対応も大変になるのではないか」 何が起きているのか。本誌・週刊ポストは当該女性の関係者から詳しい話を聞くことができた。女性をA子さんとしよう。 「A子さんは3年前に妊娠し、中絶することになったのですが、それがある男性による性的暴行によるものだったそうです。悩んでいるときに立花さんがその男性を批判していることをネットで知って連絡したところ、立花氏から『弁護士を連れてくるから資料を持ってくるように』と言われて、会ったそうです。 ところが、やってきたのは立花さんとスタッフの2人だけ。その場で話をして言われたとおりに詳しい経緯などを記した資料を渡したものの、それきり弁護士を紹介してくれることはなかった」 その後、事態は彼女が全く予期しなかった方向に進んだという。 「立花氏は彼女から得た情報をネットで勝手に流したり、配信されている記者会見の場で彼女の実名まで明かしてしまった。そんなことになるとは思わなかったA子さんが立花氏に資料を返すように求めると、『それはできません』と返してくれなかった。 A子さんは暴行事件で苦しんでいたうえ、信用してプライバシーにかかわることを相談した相手からそんな仕打ちを受けたことですごいショックを受けて、しばらく何も考えられなかったようです。最近、ようやく少し落ち着いて、今回、警察に被害届を出すことにしたそうです」(同前) 本誌が千葉県警本部に事実確認を求めると、「個別の案件にはお答えはしていません。(被害届を)どこの所轄で受理したかもお伝えしていません」(広報県民課)という回答だった。そこでA子さんに取材を申し込むと、「警察に被害届を出して受理されたことは事実です。ただ、申し訳ありませんが、詳細については申し上げられません」と言葉少なに語るのだ』、「「立花氏は彼女から得た情報をネットで勝手に流したり、配信されている記者会見の場で彼女の実名まで明かしてしまった。そんなことになるとは思わなかったA子さんが立花氏に資料を返すように求めると、『それはできません』と返してくれなかった。 A子さんは暴行事件で苦しんでいたうえ、信用してプライバシーにかかわることを相談した相手からそんな仕打ちを受けたことですごいショックを受けて、しばらく何も考えられなかったようです。最近、ようやく少し落ち着いて、今回、警察に被害届を出すことにしたそうです」、酷い話だ。いい加減そうな「立花氏」を信用した「A子さん」にも問題がありそうだ。
・『一方の当事者の立花氏はどう受け止めているのか、話を聞いた。Qは聞き手の質問   Q:千葉県警に立花氏に対する被害届が出されたことを知っていますか。捜査などは受けましたか。 立花氏「全く何もないですよ」 Q:被害届を出したのは、自分が受けた性的暴行について立花さんに相談した女性です。 立花氏「はい、覚えてますよ、それ。何だか変な女性だなというのを」 Q:その女性は、立花氏に「弁護士を紹介する」と言われて資料などを持っていったのに、弁護士を紹介することもなく、立花氏が記者会見の場でその女性の名前を言ったり、ネットで発信されたことを名誉毀損だとして警察に被害届を出したようですが。 立花氏「(会見で)名前を言った?」 Q:心当たりはありますか。 立花氏「自覚なんて、何も。名誉毀損なんて、こっちも言いますよ。全然そういうのがあれば、受けますよと。そういうの(相談)があったのは、覚えてますけれど、だいぶ前の話でしょ。だいぶ前だから、無視しているだけです」 その後、立花氏から本誌記者に改めて被害届の経緯を確認する電話がかかってきた。 立花氏「誰が訴えてるの? その女の子が訴えてるの?」 記者「関係者からはその女性が被害届を出したと聞いている」 立花氏「女性が訴えているんだったら、全く問題ない。虚言癖っていうか、男性に暴行されたと言っている人でしょう。その子が、その子の名誉を毀損したって言っているわけね。はいはい、了解です」 そういうと、電話は切れた。このトラブルの行方は果たして──』、「立花氏」の応対は、誠実さがみじんも感じられない酷いものだ。こんないい加減な人物に投票した選挙民も反省すべきだ。

第三に、5月15日付けFRIDAY「「泣いたり怒ったり…」立花孝志氏が旧NHK党「お家騒動」で〝メンタル崩壊〟を心配する声」を紹介しよう。
https://friday.kodansha.co.jp/article/310901
・『怒って泣いて――。 政治家女子48党(旧NHK党)のお家騒動で、連日ヒートアップしている立花孝志氏のメンタルを心配する声が各方面から上がっている。 ガーシー容疑者の除名処分に端を発した内紛は現在、代表の座をめぐって大津綾香氏と立花孝志氏の間でバチバチの争いが続いている。数にモノ言わす立花氏サイドは5月10日に党総会を強行し、党員による投票の結果、ホリエモン(堀江貴文氏)の秘書を務める齊藤健一郎氏が新たな代表に選ばれた。これが有効かどうかは今後の情勢次第だが、少なくとも多くの党員が〝選んだ〟という既成事実を作る事には成功した』、興味深そうだ。
・『総会で立花氏は同党を作った経緯を振り返り  「立花は去るだとか降りるだとか言うんですけど、立花孝志と一緒に国民から認められる党に…」 と語ると、思わず涙。天井を見上げる場面もあり、リアルタイム視聴者からは 「立花さんが泣いてる!」 の声が飛んだ。現場取材したスポーツ紙政治担当記者の話。 「齊藤氏が『身内で争っている場合なのでしょうか』と訴え、立花氏が涙ながらにうなずいていたシーンが印象的でしたね。もともと1人でNHKに対して戦いを挑んだ人。 そこから仲間ができて今や国政政党になった。そのあたりの苦労を思い出したのかもしれません」 一方でメディアの報道に訴訟をチラつかせて恫喝する〝激情家〟の一面も健在だ。 発端は5月9日配信の『NEWSポストセブン』の記事。同サイトによれば、過去に男性トラブルで立花氏を頼った女性が、その後、同意なしに相談内容をユーチューブなどで〝晒された〟として、立花氏を相手取り、千葉県警に被害届を提出したという。 これに立花氏はすかさずツイッターで 《このデタラメ記事 直ちに裁判所に提訴します!》 と宣言。記事を引用して立花氏をディスった実業家のひろゆき氏に対しても 《こんなデタラメな記事を引用したので、、、週刊誌を提訴するより、拡散力のある、西村ひろゆき氏を提訴する事にしました!》 と宣戦布告した。 立花氏は前出のポストセブンの直撃取材で、告発女性を「何か変な女性」と評し、 「女性が訴えているんだったら、全く問題ない。虚言癖っていうか、男性に暴行されたと言っている人でしょう。その子の名誉を毀損したって言っているわけね。はいはい、了解です」 と答えている。 「 政女党が党総会を開催した同日、大津氏サイドも都内で記者会見を行い、改めて党の不透明なカネの流れを調べ、立花氏を刑事告訴すべく、 「警察とすでに連動している」 と報告した。 「実際に警察が動くかは未知数ですが、立花氏サイドは公にされたくない部分が多々ある可能性はある。政女党No.2の丸山穂高氏がこのほど役職を辞することを表明したが、立花氏の周囲では早めに〝避難〟する者も出てきているようだ」(政界関係者) 立花氏のメンタルがさらに悪化しなければいいが…』、「発端は5月9日配信の『NEWSポストセブン』の記事」、これは前述の第二の記事だ。「「立花は去るだとか降りるだとか言うんですけど、立花孝志と一緒に国民から認められる党に…」 と語ると、思わず涙。天井を見上げる場面もあり、涙もろい性格なのかも知れない、「「まがりなりにも国政政党の元党首だった人の受け答えではないよね。まずは報道に対して説明責任があると思いますよ。にもかかわらず、頭ごなしに訴訟をチラつかせて抑え込みにいくのだから、逆に焦りを感じてしまうね。冷静さを欠いているというか…」(永田町関係者)、この見方は妥当だ。「これに立花氏はすかさずツイッターで 《このデタラメ記事 直ちに裁判所に提訴します!》 と宣言。記事を引用して立花氏をディスった実業家のひろゆき氏に対しても 《こんなデタラメな記事を引用したので、、、週刊誌を提訴するより、拡散力のある、西村ひろゆき氏を提訴する事にしました!》 と宣戦布告した」、「西村ひろゆき氏を提訴」とは三面記事的な面白さがますます出てきた。

第四に、5月11日付けNEWSポストセブン「7月総選挙後の政界再編を予測 「自民・維新大連立」誕生で馬場伸幸氏が副総理、橋下徹氏が内閣顧問の可能性も」を紹介しよう。
・『吹き出した解散風。政治ジャーナリストの野上忠興氏は、通常国会会期末の6月21日解散、大安の7月23日投票が有力と見ている。一方、統一地方選と衆参補選の結果から浮かび上がったのは、日本維新の会の躍進と公明党の集票力大幅低下だ。いざ総選挙となれば、政界勢力図が大きく塗り替えられる可能性が指摘されている。もしも、総選挙で自公が過半数(233議席)を割った場合、自民党では岸田下ろしと「連立組み替え」をめぐる政争が始まる。 過半数までわずかであれば、岸田首相は補完勢力として国民民主党を自公連立に加えることで過半数を確保し、政権延命を図ろうとするはずだ。 すでに布石は打たれている。 国民民主の連立参加構想は昨年末にも報じられた。同党の玉木雄一郎・代表は政権参加に前向きとされ、昨年は予算案に賛成、今国会は予算案反対に回ったものの、岸田首相が打ち出した「子育て支援」について自公は野党である国民民主を加えた3党で異例の実務者協議を続けている。 だが、自民党にはそれを良しとしない勢力がある。 野上氏は「国民民主と組むか、維新と組むか」の激しい路線対立が起きると指摘する。 「自公が過半数割れすれば岸田首相の引責辞任は避けられないでしょうが、首相はやめる前に国民民主との連立に動くでしょう。自公+国民の新たな連立の枠組みさえ残せば岸田派、麻生派、茂木派という現在の主流3派の主導で後継首相を担ぎ、影響力を残すことができるからです。しかし、それに対抗して、安倍派などから“敗戦責任がある岸田主導の亜流政権は認めない”と、維新とのいわば救国大連立を目指す勢力が出てきて激しく争うことになる」 まさに政界大激震だ。そのとき「自民・維新大連立」のキーマンとなるのは菅義偉・元首相だという。岸田首相の政敵で、維新の中枢とも、公明党・創価学会の中枢とも太いパイプを持つことで知られる。 「打倒岸田を鮮明にしている維新は岸田首相とは絶対に組まない。自民党で維新と交渉できるのは菅氏だけです。維新は連立の条件として岸田退陣と、自民党が維新が受け入れられる後継総理を選ぶことを当然要求するでしょう。そうなれば安倍派や菅グループ、二階派などによる主流派の入れ替えという自民党内の政権交代が起きる。 問題は公明党の動向です。自民と維新の大連立となれば、公明党が反発して連立離脱や閣外協力に転じることが予想されるが、公明とパイプのある菅氏であればそれを引き止められる可能性がある」(野上氏) 大連立政権ができたとき、次期首相に「維新が受け入れられる首相」として菅氏が返り咲くか、あるいは前回の自民党総裁選で菅氏が後継者として担いだ河野太郎氏など他の人物が就任するかはまさに「維新次第」ということになる』、「「自公が過半数割れすれば岸田首相の引責辞任は避けられないでしょうが、首相はやめる前に国民民主との連立に動くでしょう。自公+国民の新たな連立の枠組みさえ残せば岸田派、麻生派、茂木派という現在の主流3派の主導で後継首相を担ぎ、影響力を残すことができるからです。しかし、それに対抗して、安倍派などから“敗戦責任がある岸田主導の亜流政権は認めない”と、維新とのいわば救国大連立を目指す勢力が出てきて激しく争うことになる」 まさに政界大激震だ。そのとき「自民・維新大連立」のキーマンとなるのは菅義偉・元首相だという。岸田首相の政敵で、維新の中枢とも、公明党・創価学会の中枢とも太いパイプを持つことで知られる。 「打倒岸田を鮮明にしている維新は岸田首相とは絶対に組まない。自民党で維新と交渉できるのは菅氏だけです。維新は連立の条件として岸田退陣と、自民党が維新が受け入れられる後継総理を選ぶことを当然要求するでしょう。そうなれば安倍派や菅グループ、二階派などによる主流派の入れ替えという自民党内の政権交代が起きる。 問題は公明党の動向です。自民と維新の大連立となれば、公明党が反発して連立離脱や閣外協力に転じることが予想されるが、公明とパイプのある菅氏であればそれを引き止められる可能性がある」(野上氏) 大連立政権ができたとき、次期首相に「維新が受け入れられる首相」として菅氏が返り咲くか、あるいは前回の自民党総裁選で菅氏が後継者として担いだ河野太郎氏など他の人物が就任するかはまさに「維新次第」ということになる」、なるほど。
・事実上の“政権乗っ取り”  維新にとっても、自民党と大連立を組むメリットは小さくない。野上氏が語る。「維新が自民党と大連立を組めば、たとえば馬場伸幸・代表が副総理、藤田文武・幹事長が総務大臣など何人かの閣僚を送り込めるし、創設者の橋下徹氏もすでに引退してはいますが、本人が望めば内閣参与や内閣顧問などに就任して政権に影響力を行使できるでしょう。 しかし、メリットはそれだけではない。維新には政治経験が浅い若い議員が圧倒的に多い。野党経験しかないままでは、3年後や4年後に政権を取ったとしても彼らが大臣や副大臣を務めるのは難しいでしょう。その点、自民党には若手議員に政調の各部会長や省庁の政務官、副大臣などを経験させ、行政経験を積ませる仕組みがある。維新にとって連立参加の最大のメリットは、若手議員を政務官などに就けて政権を動かす経験を積ませることができることです」 もともと維新は3段階の政権戦略を立てていた。前回の総選挙で41議席に伸ばした後、馬場代表(当時は幹事長)がこう語っている。 「今回の衆院選の結果は、三段跳びでいえば、『ホップ』。次の衆院選では100議席獲得を目標に『ステップ』を踏み、最後は『ジャンプ』作戦で政権を狙いたい」 政権は取ることより、維持することが難しい。 それは民主党政権(2009年)が衆参で過半数を占める完全政権交代を成し遂げながら、行政手腕の未熟さと政策の迷走、党内の内紛でたちまち国民の信を失い、わずか3年で崩壊したことが物語っている。政権を担った経験がない政党が、国政を担うのはそれほど難しい。 自民との大連立は維新の議員が「国政」を経験する機会になるのだ。 実は、かつての民主党にもそのチャンスがあった。政権交代2年前の福田内閣時代(2007年)、福田康夫・首相は野党第一党だった民主党の小沢一郎・代表(当時)に党首会談で大連立を持ちかけた。 民主党内の「大連立は自民党を延命させる」という猛反対で実現しなかったが、小沢氏は後に狙いをこう振り返っている。 「与党としての経験を積むというのと同時に、もう一つは、福田さんは、ポストも何でもやると、ほぼ言いなりだったから、それによって権力の半分を握れるわけです。そうすると、選挙にも絶対有利だと。だから、庇を借りて母屋を取ってしまおうと」(本誌2019年5月17・24日号インタビュー) 民主党はチャンスを棒に振ったが、総選挙後に自民党が維新に大連立を持ちかければ、今度は維新が、総理を誰にするか、大臣ポストも思うまま。事実上、維新による“政権乗っ取り”という状況が生まれる可能性さえある』、「福田康夫・首相は野党第一党だった民主党の小沢一郎・代表(当時)に党首会談で大連立を持ちかけた。 民主党内の「大連立は自民党を延命させる」という猛反対で実現しなかった」、「小沢氏は後に狙いをこう振り返っている。「与党としての経験を積むというのと同時に、もう一つは、福田さんは、ポストも何でもやると、ほぼ言いなりだったから、それによって権力の半分を握れるわけです。そうすると、選挙にも絶対有利だと。だから、庇を借りて母屋を取ってしまおうと」。そんなことがあったとは初めて知った。「民主党はチャンスを棒に振ったが、総選挙後に自民党が維新に大連立を持ちかければ、今度は維新が、総理を誰にするか、大臣ポストも思うまま。事実上、維新による“政権乗っ取り”という状況が生まれる可能性さえある」、しかし、自民党も「福田康夫」時代とは違ってもっとしっかりしているので、「維新による“政権乗っ取り”」はそう簡単ではないだろう。
タグ:日本の政治情勢 (その64)(世襲政治家の目に余る無神経ぶりと小手先テク…バラマキと増税で日本経済崩壊へ、旧N党党首・立花孝志氏に対し「被害届」提出 性的暴行の被害者女性が「立花氏に相談したらネットで晒された」、「泣いたり怒ったり…」立花孝志氏が旧NHK党「お家騒動」で〝メンタル崩壊〟を心配する声、7月総選挙後の政界再編を予測 「自民・維新大連立」誕生で馬場伸幸氏が副総理 橋下徹氏が内閣顧問の可能性も) ダイヤモンド・オンライン 小倉健一氏による「世襲政治家の目に余る無神経ぶりと小手先テク…バラマキと増税で日本経済崩壊へ」 「相手の欲しいものを調べて渡すというのは、当然のことだろう。それが、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領への贈り物は「首相のサイン入り、地元県産の必勝しゃもじ」だという。甲子園のアルプススタンドにでもありそうな「しゃもじ」をプレゼントされることを、ウクライナの大統領は望んでいたのだろうか」、 「外交の場は、岸田首相の地元アピールの場ではないのだ」、「岸田首相」は外交には慣れている筈だが、このセンスの悪さには呆れ果てた。 「ブッシュ元大統領への『かぶら矢』を提案したのは、小泉政権の首相首席秘書官だった飯島勲氏だ。相手の歓心を得るにはどうすればいいかを、たたき上げの秘書官は徹底的に調べ上げたわけだ」、「岸田首相の長男で、政務秘書官をしている翔太郎氏も詰めが甘い。 日本の・・・(政府専用機)では、海外を訪れたときは買い物をしても免税されない」、「ロンドンで買ってきました!というのが、地元支援者の心に刺さるのだろうか」、「ゼレンスキー大統領への「必勝しゃもじ」にも似た無神経ぶりと通じるものがある」、その通りだ。 「このお手本にしたいという場面は、礼儀作法としては100点かもしれないが、それが、日本をどう導くか、日本経済をどう発展させるかというリーダーシップという観点が一切欠けている」、「これが日本を引っ張っていこうとする人が真っ先に挙げるエピソードなのだろうか」、確かにその通りだ。 「党風刷新連盟も、先だっての「党風一新の会」であっても、発足して自民党の何かが変わったと感じている人など誰もいないだろう。果たして、自民党は選挙に圧勝し、自民党は自民党のままである」、その通りだ。 「国会議員で世襲が多いのは1位がタイ、2位がフィリピン、3位がアイスランド、4位が日本」、「アイスランド」が3位とは驚かされた。「青山学院大学教授の福井義高氏は、世襲にはメリットがあるとするが、そのためには以下のような条件が必要」、「自分の地盤を豊かにするため、他から収奪する『ねずみ小僧』戦略が不可能な体制でなければならない。 そのためには、国家財政による地域間の所得移転は極力抑え、地域ごとの独立採算を前提に、地方分権を進めることが必須である。地域間の政府サービス競争は国家の独占的性格を弱め、その暴力団性を抑える効果がある。他の地域から収奪することができなければ、国全体や自らの地盤の経済活動を盛んにしないと、政治家も分け前にあずかれない」 「世襲議員大いに結構。よそからおカネを奪ってくるのではなく、国や地域の経済的発展に尽くしてください」。 しかし、現実には、「信千世氏が立候補する山口県には五つも新幹線の駅があるが、地域は何一つ発展していない。東京都に新幹線駅は三つ、神奈川県には二つのみだ」、「一切の世襲を否定するつもりはないが、小手先のテクニックをもてあそび、結局のところ国内で利権の奪い合いやバラマキを繰り返し、そのしわ寄せを増税で国民に押し付ける…。そんな何一つ国の経済発展に寄与できない世襲政治家には、即刻退場を願いたい」、同感である。 NEWSポストセブン「旧N党党首・立花孝志氏に対し「被害届」提出 性的暴行の被害者女性が「立花氏に相談したらネットで晒された」」 「「立花氏は彼女から得た情報をネットで勝手に流したり、配信されている記者会見の場で彼女の実名まで明かしてしまった。そんなことになるとは思わなかったA子さんが立花氏に資料を返すように求めると、『それはできません』と返してくれなかった。 A子さんは暴行事件で苦しんでいたうえ、信用してプライバシーにかかわることを相談した相手からそんな仕打ちを受けたことですごいショックを受けて、しばらく何も考えられなかったようです。 最近、ようやく少し落ち着いて、今回、警察に被害届を出すことにしたそうです」、酷い話だ。いい加減そうな「立花氏」を信用した「A子さん」にも問題がありそうだ。 「立花氏」の応対は、誠実さがみじんも感じられない酷いものだ。こんないい加減な人物に投票した選挙民も反省すべきだ。 FRIDAY「「泣いたり怒ったり…」立花孝志氏が旧NHK党「お家騒動」で〝メンタル崩壊〟を心配する声」 「発端は5月9日配信の『NEWSポストセブン』の記事」、これは前述の第二の記事だ。「「立花は去るだとか降りるだとか言うんですけど、立花孝志と一緒に国民から認められる党に…」 と語ると、思わず涙。天井を見上げる場面もあり、涙もろい性格なのかも知れない、 「「まがりなりにも国政政党の元党首だった人の受け答えではないよね。まずは報道に対して説明責任があると思いますよ。にもかかわらず、頭ごなしに訴訟をチラつかせて抑え込みにいくのだから、逆に焦りを感じてしまうね。冷静さを欠いているというか…」(永田町関係者)、この見方は妥当だ。「これに立花氏はすかさずツイッターで 《このデタラメ記事 直ちに裁判所に提訴します!》 と宣言。記事を引用して立花氏をディスった実業家のひろゆき氏に対しても 《こんなデタラメな記事を引用したので、、、週刊誌を提訴するより、拡散力のある、西 村ひろゆき氏を提訴する事にしました!》 と宣戦布告した」、「西村ひろゆき氏を提訴」とは三面記事的な面白さがますます出てきた。 NEWSポストセブン「7月総選挙後の政界再編を予測 「自民・維新大連立」誕生で馬場伸幸氏が副総理、橋下徹氏が内閣顧問の可能性も」 「「自公が過半数割れすれば岸田首相の引責辞任は避けられないでしょうが、首相はやめる前に国民民主との連立に動くでしょう。自公+国民の新たな連立の枠組みさえ残せば岸田派、麻生派、茂木派という現在の主流3派の主導で後継首相を担ぎ、影響力を残すことができるからです。しかし、それに対抗して、安倍派などから“敗戦責任がある岸田主導の亜流政権は認めない”と、維新とのいわば救国大連立を目指す勢力が出てきて激しく争うことになる」 まさに政界大激震だ。 そのとき「自民・維新大連立」のキーマンとなるのは菅義偉・元首相だという。岸田首相の政敵で、維新の中枢とも、公明党・創価学会の中枢とも太いパイプを持つことで知られる。 「打倒岸田を鮮明にしている維新は岸田首相とは絶対に組まない。自民党で維新と交渉できるのは菅氏だけです。維新は連立の条件として岸田退陣と、自民党が維新が受け入れられる後継総理を選ぶことを当然要求するでしょう。そうなれば安倍派や菅グループ、二階派などによる主流派の入れ替えという自民党内の政権交代が起きる。 問題は公明党の動向です。自民と維新の大連立となれば、公明党が反発して連立離脱や閣外協力に転じることが予想されるが、公明とパイプのある菅氏であればそれを引き止められる可能性がある」(野上氏) 大連立政権ができたとき、次期首相に「維新が受け入れられる首相」として菅氏が返り咲くか、あるいは前回の自民党総裁選で菅氏が後継者として担いだ河野太郎氏など他の人物が就任するかはまさに「維新次第」ということになる」、なるほど。 「福田康夫・首相は野党第一党だった民主党の小沢一郎・代表(当時)に党首会談で大連立を持ちかけた。 民主党内の「大連立は自民党を延命させる」という猛反対で実現しなかった」、「小沢氏は後に狙いをこう振り返っている。「与党としての経験を積むというのと同時に、もう一つは、福田さんは、ポストも何でもやると、ほぼ言いなりだったから、それによって権力の半分を握れるわけです。そうすると、選挙にも絶対有利だと。だから、庇を借りて母屋を取ってしまおうと」。そんなことがあったとは初めて知った。 「民主党はチャンスを棒に振ったが、総選挙後に自民党が維新に大連立を持ちかければ、今度は維新が、総理を誰にするか、大臣ポストも思うまま。事実上、維新による“政権乗っ取り”という状況が生まれる可能性さえある」、しかし、自民党も「福田康夫」時代とは違ってもっとしっかりしているので、「維新による“政権乗っ取り”」はそう簡単ではないだろう。
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