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2023年の回顧(その1)(政治家だけじゃない「耳を疑った失言集2023」 もはや開き直り…こんな国でいいのか?、「じゃこ天は貧乏くさい」「頭悪いね」…国民の胸に深く刺さった政治家の失言集2023) [経済政治動向]

今日は、2023年の回顧(その1)(政治家だけじゃない「耳を疑った失言集2023」 もはや開き直り…こんな国でいいのか?、「じゃこ天は貧乏くさい」「頭悪いね」…国民の胸に深く刺さった政治家の失言集2023)を紹介しよう。

先ずは、本年12月15日付けダイヤモンド・オンラインが掲載したフリーライターの鎌田和歌氏による「政治家だけじゃない「耳を疑った失言集2023」、もはや開き直り…こんな国でいいのか?」を紹介しよう。
https://diamond.jp/articles/-/335693
・『早いもので2023年ももう師走。今年のニュースを失言とともに振り返りたい。失言といえば政治家に付き物だが、今年は組織や企業、個人からの“失言”も目立った。並べてみると想像以上にヒドイ。その傾向から読み取れる深い教訓とは? 近年では“炎上“する一般人が多い。飲食店で調味料の容器をくわえるような迷惑行為が拡散され、高額な損害賠償を請求されるまでに発展したし、以前からひんしゅくを買っていた迷惑系YouTuberが「私人逮捕」を理由に逮捕された。 失言といえば政治家に付き物だが、今年は政治家以外の人々からの“失言”も目立ったように感じられる。これも、SNSで誰もがスポットライトを浴びる可能性がある時代となったゆえのことなのかもしれない。 また、組織や企業の不祥事が相次ぎ、記者会見や追及の場でのトップによる失言・迷言も生まれた。 年の瀬に、政治家ではない人々の「失言」とともに今年のニュースを振り返ってみたい。なお、2023年の政治家失言まとめは来週に予定している』、興味深そうだ。 
・『【ジャニーズ事務所】 「被害者ではない可能性が高い方々が虚偽の話をされているケース」(エンタメ界において今年最大のニュースとなった、旧ジャニーズ事務所で故・ジャニー喜多川氏の長年にわたる性加害が放置されていた問題。 旧ジャニーズ事務所は第三者的立場の有識者からなる調査とその報告会見、さらに謝罪・説明のための記者会見を開いたが、会見の場で記者の「NGリスト」の存在が明らかになるなど、その対応や会見内容に疑問符がついた。 さらに10月9日に発表された声明「故ジャニー喜多川による性加害に関する一部報道と弊社からのお願いについて」の中には、「被害者でない可能性が高い方々が、本当の被害者の方々の証言を使って虚偽の話をされているケースが複数あるという情報にも接しており、これから被害者救済のために使用しようと考えている資金が、そうでない人たちに渡りかねないと非常に苦慮しております」という一文があった。) 被害を名乗り出た人たちは「金目的」といったネット上での誹謗中傷に苦しんでおり、この後、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」のメンバーだった男性が自死していたことも明らかになった。 この段階でこのような声明を出すことが果たして本当に必要だったのか。「複数あるという情報にも接しており」とあるが、どの程度の確度での情報だったのか明らかにされていないことも問題を感じる点だ』、「旧ジャニーズ事務所は第三者的立場の有識者からなる調査とその報告会見、さらに謝罪・説明のための記者会見を開いたが、会見の場で記者の「NGリスト」の存在が明らかになるなど、その対応や会見内容に疑問符がついた。 さらに10月9日に発表された声明「故ジャニー喜多川による性加害に関する一部報道と弊社からのお願いについて」の中には、「被害者でない可能性が高い方々が、本当の被害者の方々の証言を使って虚偽の話をされているケースが複数あるという情報にも接しており、これから被害者救済のために使用しようと考えている資金が、そうでない人たちに渡りかねないと非常に苦慮しております」という一文があった。 被害を名乗り出た人たちは「金目的」といったネット上での誹謗中傷に苦しんでおり、この後、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」のメンバーだった男性が自死していたことも明らかになった。 この段階でこのような声明を出すことが果たして本当に必要だったのか。「複数あるという情報にも接しており」とあるが、どの程度の確度での情報だったのか明らかにされていないことも問題を感じる点だ」、確かに「旧ジャニーズ事務所」からの情報開示には問題が多かった。
・『【宝塚(阪急電鉄)】「証拠となるものをお見せいただけるよう提案したい」(ジャニーズと同様に、その会見が悪い意味で話題となったのが宝塚歌劇団の記者会見。同劇団では9月末に女優が転落死し、その原因がいじめや嫌がらせ、長時間労働にあったのではないかと報道されていた。 11月に行われた記者会見で、同劇団の次期理事長であり阪急電鉄の取締役でもある村上浩爾氏は再検証を求める遺族に対して「そのように言われているのであれば、証拠となるものをお見せいただけるよう提案したい」と発言。 劇団員の死というあってはならない事態に際してのトップのこの発言は、冷酷を通り越して遺族や世論への好戦的な態度にさえ見えた』、「劇団員の死というあってはならない事態に際してのトップのこの発言は、冷酷を通り越して遺族や世論への好戦的な態度にさえ見えた」、その通りだ。
・『【経団連会長】「何が問題なのか」 12月4日の会見で、自民党への毎年約24億円への政治献金について問われた経団連の十倉雅和会長が放った一言「何が問題なのか」がネットで炎上。 十倉会長はさらに「社会貢献の一つ」「世界各国でも同様のことが行われている」と続けた。 政治献金は利権政治に直結する。さらに利権政治からの脱却を目指すべく導入された政党交付金制度があるにもかかわらず、企業からの献金が今なお廃止されていないことが批判されている。 金持ちのためだけの政治をいつまで続けるのか。開き直りとしか受け取れないこの失言に、庶民の怒りは止まらない』、「十倉会長」も「毎年約24億円への政治献金」の妥当性を説明すべきだ。さらに足元で、安倍派でパーティ券割り当て超過分を無申告で処理していたことが発覚し、国民の怒りは爆発寸前だ。
・『【林真理子・日大理事長】「違法な薬物が見つかったとか、 そういうことは一切ございません」 8月5日に大麻取締法違反で逮捕者が出た日大アメフト部。学生寮へ捜索が入ったのは8月3日だが、その前日の2日、マスコミの囲み取材に答えた林真理子理事長は「違法な薬物が見つかったとか、そういうことは一切ございません」と発言していた。 元を辿れば2018年の「悪質タックル問題」が発端となり、名門とされてきた部の体質が批判された。その記憶が残る中での不祥事だけに、呆れ返る声は大きい。  10月末に日大の対応を検証する第三者委員会は調査報告を発表し、この際の記者会見で、林理事長のコメントについて「失言に近い」と明言している。 また、12月に行われた逮捕された元部員の初公判では、中村敏英監督の「副学長に見つかって良かった」という発言を聞いたこの部員が「もみ消してもらえると思い、安心した」と当時の正直な心境を語ったことも報道された。 巨大組織の不健全な力学は、この際全て明らかになってほしいものだ』、「林真理子理事長」の余りに素人ぽいやり方には、呆れ果てた。
・【ビッグモーター社長】 「ゴルフを愛する人への冒涜」  ちなみに不祥事からの記者会見といえば今年は保険金不正請求が発覚した中古車販売大手のビッグモーター社もかなりインパクトがあった。しかし残念ながら、記憶に残るほどの失言が残っていない。 強いていえば、ゴルフボールを使って車両を損傷させた行為について、兼重宏行社長が「ゴルフを愛する人に対する冒涜だ」と語ったことだろうか。当時の報道でもズレたコメントだと言及されているが、これは失言というより迷言の類かもしれない』、「兼重宏行社長が「ゴルフを愛する人に対する冒涜だ」と語ったこと」は、「失言というより迷言の類かもしれない」、その通りだ。
・【人気ラッパー】「男子生徒はのぞけるならばのぞく」 スマートフォンの普及から増加傾向にあり、今年の刑法改正で「撮影罪」が新設されることになった盗撮問題。教育現場での教師から生徒・児童への盗撮や、生徒同士の盗撮について報道が増える中で、人気ラッパーの投稿が波紋を呼んだ。 発端は、6月下旬に熊本県立高校の修学旅行で複数の男子生徒が女子生徒の入浴を盗撮したり、のぞいていたりしたと報道されたことだった。) このニュースを引用して「のぞこうと思えばのぞけるような露天風呂を選んだ学校が悪い。男子生徒はのぞけるならばのぞく。当たり前だろ。」と投稿したのがラッパーの呂布カルマ。この投稿に共感や理解を示すファンもいた一方で、強い批判も巻き起こった。 これまで未成年同士の性犯罪は「子ども同士のこと」と矮小化される傾向があり、被害者側が泣き寝入りを余儀なくさせられることも珍しくなかった。その背景には「男の子なのだから多少のやんちゃは仕方ない」といった誤った認識と対応があったことは想像に難くない。 呂布が昨年ACジャパンのCM(「寛容ラップ」)に出演して、一般からの知名度・好感度を上げていたことや、10月にはNHKの性教育関連の特番に出演したことも、炎上が長引く理由となった』、私は「「のぞこうと思えばのぞけるような露天風呂を選んだ学校が悪い。男子生徒はのぞけるならばのぞく。当たり前だろ。」と投稿したのがラッパーの呂布カルマ」の意見に賛成だ。
・【アニメーター】「公開型のつつもたせ」 夏に大きく報道されたのが、韓国の人気女性DJが大阪のイベントで観客の男女3人から胸などを触られたと訴えた事件。その後、女性は3人を刑事告発したが、当事者間の和解によって不起訴となったことが報道されている。 この件でネット上では女性の露出度の高い衣装やパフォーマンスを非難する声が多く上がり、日本における性暴力被害者への二次加害として海外でも取り上げられる事態となっていた。 その中で特に話題となったのが、ジブリ作品の監督を務めたこともあるアニメーターの男性が「公開型のつつもたせなのだろう」「音楽フェスの主催者は、彼女の芸に加担しないことだ」などと投稿したこと。 数日後にこの男性は投稿が不適切であったことを認めて謝罪と撤回を行ったが、ネット上ではいまだに女性へ誹謗中傷が多く、日本のネット社会の残念さが浮き彫りになった。 まとめてみると、不祥事を報道された組織の開き直りに近い失言が目立った2023年。あなたの記憶に残る失言はあっただろうか』、「韓国の人気女性DJが大阪のイベントで観客の男女3人から胸などを触られたと訴えた事件」については、私は「女性の露出度の高い衣装やパフォーマンスを非難する声」に同意する。「日本のネット社会の残念さが浮き彫りに」、といわれては面目ないが、本音を隠す必要はないと思う。

次に、12月22日付けダイヤモンド・オンラインが掲載したフリーライターの鎌田和歌氏による「「じゃこ天は貧乏くさい」「頭悪いね」…国民の胸に深く刺さった政治家の失言集2023」を紹介しよう。
https://diamond.jp/articles/-/336371
・『今年もやってきた、1年を振り返る年末。失言がつきものの政治家たちのご発言、2023年はどのようなものがあっただろうか。改めて並べてみると、耳を疑うようなものばかり。あなたの胸に刺さった「失言」はどれだろうか。 1年を振り返る上で欠かせないのが政治家の失言だ。その年がどんな年だったのか改めて考える良いきっかけにもなる。言葉が商売である代議士のセンセイたちは、たびたびメディアの前でホンネを漏らしてしまう。そしてそれが、普段の行い以上に人となりを感じさせるから面白い。早速今年の失言を振り返ってみよう。(※各見出しの肩書は当時のもの)』、「言葉が商売である代議士のセンセイたちは、たびたびメディアの前でホンネを漏らしてしまう」、興味深そうだ。
・『「女性議員は割と発言しない人が多い」桜田義孝・元五輪相(11月1日)  猪口邦子参議院議員の政治資金パーティーで、「猪口議員は男の人より発言が多い」と、持ち上げる意図で述べられた発言。 すぐに思い出すのが、森喜朗氏の「女性がたくさん入っている会議は時間がかかる」(2021年2月)だろう。女性は話が長いのか、それとも発言しないのかどっちなんだいと言いたくなる。すぐに「女性は」とひとくくりにしてしまう森氏や桜田氏にありがちな傾向に問題がある。 女性の発言が少ない(あるいは話が長く感じられて鬱陶しい)のであれば、そのように決めつけられることが女性の発言を少なくさせたり、あるいは過度に説明せざるを得ない状況を招いたりしているとは考えないのだろうか。 桜田氏は昨年7月にも街頭演説で少子化問題や若者世代の未婚化をめぐり「女性はもっと男の人に寛大になっていただけたらありがたい」と述べ、その見識の古臭さを露呈させてしまっている。 また、今回の失言があったパーティーで桜田氏は「失言をしたことはない。本当のことを言うと『失言』と(周囲が)言う」と重ねたと報道されており、これも森喜朗氏の「女の人はよくしゃべると言っただけだ。本当の話をするので叱られる」(2022年6月)と相似している。 彼らの発言力がもう少し弱まれば、高齢男性政治家以外の多様な皆さんがもっと生き生きと発言できるのではないかと思わざるを得ない』、「桜田氏」と「森喜朗氏」の「発言力がもう少し弱まれば、高齢男性政治家以外の多様な皆さんがもっと生き生きと発言できるのではないかと思わざるを得ない」、その通りだ。
・『「差別がなくなっては困る人たちと戦ってきた」  杉田水脈衆院議員(10月27日) 失言する政治家として、ここ数年名前が挙がらないことがない杉田水脈議員。2022年末には総務政務官に就任したことへの批判が止まらず、辞表を提出していた。 その後しばらく名前を聞かなかったものの、今年後半から自身のYouTubeチャンネルで立て続けに4本のショート動画を更新し、その度に問題視する声が上がった。 発端は9月に札幌法務局から、10月には大阪の法務局から人権侵害の認定を受けたことで、杉田氏は動画の中でこれらに反論を行った。 「杉田水脈は差別主義者か」というタイトルの動画では、「私はアイヌや在日の方々に対する差別はあってはならないと思っています。LGBTや女性に対する差別も当然です」とした上で、「しかし、逆差別、エセ、そしてそれに伴う利権。差別を利用して日本を貶める人たちがいます」と続け、「差別がなくなっては困る人たちと戦ってきました」と述べた。 差別を受けてきたマイノリティが「利権」「逆差別」といった言葉を浴びせられ、差別の存在を訴えること自体を困難にされてきた過去から、何も学んでいないような発言だ。 法務局が人権侵害認定したのは、杉田氏が2016年のネット上に書き込んだ「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」といった文章だ。こういった表現が、なぜ「差別がなくなっては困る人たち」との戦いなのか。杉田氏が説明することはあるのだろうか』、「こういった表現が、なぜ「差別がなくなっては困る人たち」との戦いなのか。杉田氏が説明することはあるのだろうか」、「杉田氏が説明する」のはおよそ不可能だろう。
・『「支援者がウィシュマさんに淡い期待抱かせた」  梅村みずほ参議院議員(5月12日) 入管難民法改正案の審議で、日本維新の会の梅村みずほ議員の発言に、議場が一時騒然。報道されると市民からの抗議も殺到した。 2021年に名古屋入管で亡くなったスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん(当時33)について、梅村氏は「資料と映像を総合的に見ると、よかれと思った支援者の一言が、ウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況へつながった恐れも否定できない」と述べた。 「詐病」は入管における問題についてネット上でよく見かける収容者や支援者への非難だが、ウィシュマさんは実際に亡くなっている。医師の「誤診」を、当事者や支援者に向けるのはお門違いが過ぎるだろう。 梅村氏の発言に根拠がなかったことは、この数日後に行われた遺族弁護団の質問で明らかになっている。この発言が想定以上の反発を招いたためなのか、維新の会はこの後梅村議員を6カ月の党員停止処分とした』、「梅村氏は「資料と映像を総合的に見ると、よかれと思った支援者の一言が、ウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況へつながった恐れも否定できない」と述べた」、「維新の会はこの後梅村議員を6カ月の党員停止処分とした」、なるほど。
・『「じゃこ天は貧乏くさい」  佐竹敬久・秋田県知事(10月23日) 今どきYouTuberでもこの手の炎上には気をつけているであろうに、なぜ知事が他県の名産品をディスるのか。秋田市内で行われた講演会で、愛媛県名物のじゃこ天について「メインディッシュがいいステーキだと思って開けたらじゃこ天です。貧乏くさい。四国なんか大変ですよ。酒もうまくない」と発言。 直後に記者から問われ「事実だもの」と述べたとも報道されている。「貧乏くさい」は事実というより主観であるし、事実であれば何を言ってもいいわけではないし、開き直りは二重の失言である。 まずいと思ったのかこの2日後の緊急会見で佐竹知事は謝罪。さらに四国4県の知事に対してお詫びの書簡を送付したという。騒動の余波でじゃこ天の売れ行きが伸び、佐竹知事が「地元の居酒屋では注文していないじゃこ天が出されるようになった」と述べたとも報じられた。 クスッとしてしまう展開もあったものの、これ以前にも「比内地鶏は硬い」(8月26日)と言って謝罪するなど、かねてから失言が多いと地元紙は冷ややかに報道した』、「「メインディッシュがいいステーキだと思って開けたらじゃこ天です。貧乏くさい。四国なんか大変ですよ。酒もうまくない」と発言。 直後に記者から問われ「事実だもの」と述べたとも報道されている。「貧乏くさい」は事実というより主観であるし、事実であれば何を言ってもいいわけではないし、開き直りは二重の失言である・・・これ以前にも「比内地鶏は硬い」(8月26日)と言って謝罪するなど、かねてから失言が多いと地元紙は冷ややかに報道した」、なるほど。
・『「ブタ」「早めに封じておかないとね!」  澤田伸・渋谷区副区長(8月頃) 渋谷区の職員120人が閲覧できる公用チャットシステムで、特定の区議を名指しして「ブタ」「早めに封じておかないとね!」などと書き込んでいたことが発覚したのは澤田伸副区長。 書き込みを読んだ職員が匿名で区議団に情報を提供し、区議団が区に調査を要求したという。問題を感じた職員がいたから良かったものの、もし黙認されていたらと想像すると恐ろしい。 実名を挙げて中傷されたのは桑水流(くわずる)弓紀子議員で、区側に厳しい質問を行なっていたといい、副区長は区の職員も全員と同じ意見だと思い込んでいたのかもしれない。実際にチャットには「相手をするのも大変です」と副区長をたしなめるどころか同調するように見える返信もあったという。 澤田副区長は問題が明らかになった翌日にスピード辞職。同じ博報堂出身の澤田氏を登用した長谷部健区長も陳謝した。 「ブタ」についてはもはや、失言を超えた侮辱的な暴言と言ったほうが正しいかもしれない。いい大人がこんな侮辱を、大勢の人が目にする中で書き込んでいたというのが衝撃だ』、「渋谷区の職員120人が閲覧できる公用チャットシステムで、特定の区議を名指しして「ブタ」「早めに封じておかないとね!」などと書き込んでいたことが発覚したのは澤田伸副区長・・・澤田副区長は問題が明らかになった翌日にスピード辞職。同じ博報堂出身の澤田氏を登用した長谷部健区長も陳謝した。 「ブタ」についてはもはや、失言を超えた侮辱的な暴言と言ったほうが正しいかもしれない。いい大人がこんな侮辱を、大勢の人が目にする中で書き込んでいたというのが衝撃だ」、「博報堂出身」がこんな低次元の争いをしたとは世も末だ。
・『「頭悪いね」  谷川弥一衆議院議員(12月10日) 連日大きく報道されている政治資金パーティーをめぐる裏金問題。検察の手がどこまで及ぶかが注目される中、記者からの追及に逆ギレしたのが文科副大臣の経験もある谷川弥一議員。 谷川氏は4000万円超のキックバックが行われたとされており、発覚している中ではかなり高額にあたる1人。記者の前で「適切に対応してまいりたい」というお決まりの文句を読み上げた後、質問を重ねる記者に対して「今言った通り」「頭悪いねえ?言っているじゃないの。質問しても、これ以上、今日 言いませんと言っているじゃない。わからない?」とカメラの前で逆ギレした。 このような態度が国民の反発を招かないと思っているのであれば、政治家としての資質に大きな疑問符がつくと言わざるを得ない。 後援会への説明も全くないといい、後援会会長が「疑惑が事実かどうか明確になって、市民・後援会のみんなに対して安心させてほしい」とするコメントも報道されている』、「お決まりの文句を読み上げた後、質問を重ねる記者に対して「今言った通り」「頭悪いねえ?言っているじゃないの。質問しても、これ以上、今日 言いませんと言っているじゃない。わからない?」とカメラの前で逆ギレした。 このような態度が国民の反発を招かないと思っているのであれば、政治家としての資質に大きな疑問符がつくと言わざるを得ない。 後援会への説明も全くないといい、後援会会長が「疑惑が事実かどうか明確になって、市民・後援会のみんなに対して安心させてほしい」とするコメントも報道されている、テレビのニュースでも観たが、こんな酷い政治家がいるのかと信じ難い思いがした。
・『「LGBT見るのも嫌だ」  荒井勝喜首相秘書官(2月3日) 政治家の発言ではないものの、政治記者が報じて大きく話題になったのが首相秘書官の失言。 同性婚をめぐる記者団の取材に対して、「心の底では嫌だ」「認めたら国を捨てる人が出てくる」「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」「(他の)秘書官もみんな、反対だ」などと述べたとする。 取材は非公式の場だったが、毎日新聞がこれを速報して他紙が続いた。記者が報じなければ問題化されずにすんでしまったかもしれないが、「オフレコ破り」ではないかという意見も飛び交った。 しかし、政治の中枢にいる人々のこのようなホンネを国民が知ることは必要だ。荒井秘書官はこの後、謝罪して発言を撤回したものの更迭となった』、「政治家の発言ではないものの、政治記者が報じて大きく話題になったのが首相秘書官の失言。 同性婚をめぐる記者団の取材に対して、「心の底では嫌だ」「認めたら国を捨てる人が出てくる」「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」「(他の)秘書官もみんな、反対だ」などと述べたとする・・・取材は非公式の場だったが、毎日新聞がこれを速報して他紙が続いた・・・「オフレコ破り」ではないかという意見も飛び交った」、なるほど。
・『「女性ならではの感性」  岸田文雄首相(9月13日) 内閣改造で過去最多タイとなる女性閣僚5人を登用した岸田首相の一言が批判を招いた。 これについては9月15日の記事「岸田首相『女性ならではの感性』に批判殺到、なぜウンザリ発言を繰り返してしまうのか?」で詳述したので繰り返さないが、(https://diamond.jp/articles/-/329017)「男性ならでは」とは言われずに「女性ならでは」ばかりが繰り返されるのはなぜなのかを、構造的な問題として考えてほしい。これに尽きる。 2023年を代表する政治家たちの失言。これ以外にも、あなたの心に残るものはあっただろうか』、記事のポイントは「「女性ならではの感性」は「女性ならではの、しなやかな感性」などとも言われることがあるが、女性が生まれつき、男性よりも「しなやかな感性」を持っているという科学的根拠はない。もしそう見えるとすれば、男性中心社会が女性に対しては「適応力」や「調整力」、あるいは「職場の潤滑油」といったアシスタント的な役割を期待してきたことと無関係ではないはずだ。 さらに言えば、女性登用の際に「女性ならではの感性」に言及する違和感は、これまでも繰り返し指摘されてきたところだ。繰り返し批判され、うんざりの声が噴出してきた表現を、このタイミングで首相が使うガッカリ感がある」、「繰り返し批判され、うんざりの声が噴出してきた表現を、このタイミングで首相が使うガッカリ感」、とは言い得て妙だ。
タグ:った男性が自死していたことも明らかになった。 この段階でこのような声明を出すことが果たして本当に必要だったのか。「複数あるという情報にも接しており」とあるが、どの程度の確度での情報だったのか明らかにされていないことも問題を感じる点だ」、確かに「旧ジャニーズ事務所」からの情報開示には問題が多かった。 さらに10月9日に発表された声明「故ジャニー喜多川による性加害に関する一部報道と弊社からのお願いについて」の中には、「被害者でない可能性が高い方々が、本当の被害者の方々の証言を使って虚偽の話をされているケースが複数あるという情報にも接しており、これから被害者救済のために使用しようと考えている資金が、そうでない人たちに渡りかねないと非常に苦慮しております」という一文があった。 被害を名乗り出た人たちは「金目的」といったネット上での誹謗中傷に苦しんでおり、この後、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」のメンバーだ 「旧ジャニーズ事務所は第三者的立場の有識者からなる調査とその報告会見、さらに謝罪・説明のための記者会見を開いたが、会見の場で記者の「NGリスト」の存在が明らかになるなど、その対応や会見内容に疑問符がついた。 【ジャニーズ事務所】 「被害者ではない可能性が高い方々が虚偽の話をされているケース」 鎌田和歌氏による「政治家だけじゃない「耳を疑った失言集2023」、もはや開き直り…こんな国でいいのか?」 ダイヤモンド・オンライン (その1)(政治家だけじゃない「耳を疑った失言集2023」 もはや開き直り…こんな国でいいのか?、「じゃこ天は貧乏くさい」「頭悪いね」…国民の胸に深く刺さった政治家の失言集2023) 2023年の回顧 【宝塚(阪急電鉄)】「証拠となるものをお見せいただけるよう提案したい」 「劇団員の死というあってはならない事態に際してのトップのこの発言は、冷酷を通り越して遺族や世論への好戦的な態度にさえ見えた」、その通りだ。 【経団連会長】「何が問題なのか」 「十倉会長」も「毎年約24億円への政治献金」の妥当性を説明すべきだ。さらに足元で、安倍派でパーティ券割り当て超過分を無申告で処理していたことが発覚し、国民の怒りは爆発寸前だ。 【林真理子・日大理事長】「違法な薬物が見つかったとか、 そういうことは一切ございません」 「林真理子理事長」の余りに素人ぽいやり方には、呆れ果てた。 【ビッグモーター社長】 「ゴルフを愛する人への冒涜」 「兼重宏行社長が「ゴルフを愛する人に対する冒涜だ」と語ったこと」は、「失言というより迷言の類かもしれない」、その通りだ。 【人気ラッパー】「男子生徒はのぞけるならばのぞく」 私は「「のぞこうと思えばのぞけるような露天風呂を選んだ学校が悪い。男子生徒はのぞけるならばのぞく。当たり前だろ。」と投稿したのがラッパーの呂布カルマ」の意見に賛成だ。 【アニメーター】「公開型のつつもたせ」 「韓国の人気女性DJが大阪のイベントで観客の男女3人から胸などを触られたと訴えた事件」については、私は「女性の露出度の高い衣装やパフォーマンスを非難する声」に同意する。「日本のネット社会の残念さが浮き彫りに」、といわれては面目ないが、本音を隠す必要はないと思う。 鎌田和歌氏による「「じゃこ天は貧乏くさい」「頭悪いね」…国民の胸に深く刺さった政治家の失言集2023」 「言葉が商売である代議士のセンセイたちは、たびたびメディアの前でホンネを漏らしてしまう」、興味深そうだ。 「桜田氏」と「森喜朗氏」の「発言力がもう少し弱まれば、高齢男性政治家以外の多様な皆さんがもっと生き生きと発言できるのではないかと思わざるを得ない」、その通りだ。 「差別がなくなっては困る人たちと戦ってきた」  杉田水脈衆院議員(10月27日) 「こういった表現が、なぜ「差別がなくなっては困る人たち」との戦いなのか。杉田氏が説明することはあるのだろうか」、「杉田氏が説明する」のはおよそ不可能だろう。 「支援者がウィシュマさんに淡い期待抱かせた」  梅村みずほ参議院議員(5月12日) 「梅村氏は「資料と映像を総合的に見ると、よかれと思った支援者の一言が、ウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況へつながった恐れも否定できない」と述べた」、「維新の会はこの後梅村議員を6カ月の党員停止処分とした」、なるほど。 「じゃこ天は貧乏くさい」  佐竹敬久・秋田県知事(10月23日) 「「メインディッシュがいいステーキだと思って開けたらじゃこ天です。貧乏くさい。四国なんか大変ですよ。酒もうまくない」と発言。 直後に記者から問われ「事実だもの」と述べたとも報道されている。「貧乏くさい」は事実というより主観であるし、事実であれば何を言ってもいいわけではないし、開き直りは二重の失言である・・・これ以前にも「比内地鶏は硬い」(8月26日)と言って謝罪するなど、かねてから失言が多いと地元紙は冷ややかに報道した」、なるほど。 「ブタ」「早めに封じておかないとね!」  澤田伸・渋谷区副区長(8月頃) 「渋谷区の職員120人が閲覧できる公用チャットシステムで、特定の区議を名指しして「ブタ」「早めに封じておかないとね!」などと書き込んでいたことが発覚したのは澤田伸副区長・・・澤田副区長は問題が明らかになった翌日にスピード辞職。同じ博報堂出身の澤田氏を登用した長谷部健区長も陳謝した。 「ブタ」についてはもはや、失言を超えた侮辱的な暴言と言ったほうが正しいかもしれない。いい大人がこんな侮辱を、大勢の人が目にする中で書き込んでいたというのが衝撃だ」、「博報堂出身」がこんな低次元の争いをしたとは世も末だ。 「頭悪いね」  谷川弥一衆議院議員(12月10日) 「お決まりの文句を読み上げた後、質問を重ねる記者に対して「今言った通り」「頭悪いねえ?言っているじゃないの。質問しても、これ以上、今日 言いませんと言っているじゃない。わからない?」とカメラの前で逆ギレした。 このような態度が国民の反発を招かないと思っているのであれば、政治家としての資質に大きな疑問符がつくと言わざるを得ない。 後援会への説明も全くないといい、後援会会長が「疑惑が事実かどうか明確になって、市民・後援会のみんなに対して安心させてほしい」とするコメントも報道されている、テレビのニュースでも観た が、こんな酷い政治家がいるのかと信じ難い思いがした。 「LGBT見るのも嫌だ」  荒井勝喜首相秘書官(2月3日) 「政治家の発言ではないものの、政治記者が報じて大きく話題になったのが首相秘書官の失言。 同性婚をめぐる記者団の取材に対して、「心の底では嫌だ」「認めたら国を捨てる人が出てくる」「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」「(他の)秘書官もみんな、反対だ」などと述べたとする・・・取材は非公式の場だったが、毎日新聞がこれを速報して他紙が続いた・・・「オフレコ破り」ではないかという意見も飛び交った」、なるほど。 「女性ならではの感性」  岸田文雄首相(9月13日) 記事のポイントは「「女性ならではの感性」は「女性ならではの、しなやかな感性」などとも言われることがあるが、女性が生まれつき、男性よりも「しなやかな感性」を持っているという科学的根拠はない。もしそう見えるとすれば、男性中心社会が女性に対しては「適応力」や「調整力」、あるいは「職場の潤滑油」といったアシスタント的な役割を期待してきたことと無関係ではないはずだ。 さらに言えば、女性登用の際に「女性ならではの感性」に言及する違和感は、これまでも繰り返し指摘されてきたところだ。繰り返し批判され、うんざりの声が噴出してきた表現を、このタイミングで首相が使うガッカリ感がある」、「繰り返し批判され、うんざりの声が噴出してきた表現を、このタイミングで首相が使うガッカリ感」、とは言い得て妙だ。
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